JP2002165431A - 振動発生器 - Google Patents

振動発生器

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JP2002165431A
JP2002165431A JP2000353532A JP2000353532A JP2002165431A JP 2002165431 A JP2002165431 A JP 2002165431A JP 2000353532 A JP2000353532 A JP 2000353532A JP 2000353532 A JP2000353532 A JP 2000353532A JP 2002165431 A JP2002165431 A JP 2002165431A
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stator
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mover
magnetic
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JP2000353532A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Wakiwaka
弘之 脇若
Hisayuki Kato
久幸 加藤
Wataru Yoshimura
渉 吉村
Naoki Fukuda
直紀 福田
Katsuhito Matsuhiro
勝仁 松廣
Haruo Ito
治雄 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化・薄型化が図れるとともに強い推力が
得られる振動発生器を提供する。 【解決手段】 永久磁石70を取り付けた可動子50
と、可動子50の端面53,53に対して隙間28,2
8を介して対向する端面37,37を有しコイル33に
電流を流して励磁することで可動子50との間に磁路を
形成する固定子10と、一端を可動子50側に他端を固
定子10側に取り付けることで可動子50を振動可能に
支持する弾性支持部材80,80とを具備する。永久磁
石70のN磁極面を固定子10側に対向させ、永久磁石
70のN磁極面に磁束を集める高透磁率部材75を取り
付ける。高透磁率部材75の面をコイル33の外周側面
に対向するように設置することで、永久磁石70のN磁
極面からでる磁束がコイル33の外周側面を通してコイ
ル33内に入射した後にコイル33による固定子10の
磁化方向を向くように導かれる磁路を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動発生器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば移動体通信機器の端末であ
る携帯電話機などの携帯機器には、着信を呼出音で知ら
せる代りに、携帯機器そのもの又は携帯機器の附属品内
に振動発生器を収納しておき、この振動発生器を振動さ
せることで人体に着信を感知させるものがある。
【0003】そしてこの種の従来の振動発生器として
は、モータの回転軸に回転体を取り付け、その際回転体
の重心を回転軸とは異なる位置となるようにし、回転体
を回転することで振動を発生させる構造のものがあっ
た。
【0004】しかしながらこのような構造の振動発生器
は、回転体を回転する際の回転軸のブレを振動として利
用する方法なので、モータの回転軸の軸受部分が過酷な
力を受け、その耐久性や信頼性を阻害するという問題な
どがあった。
【0005】そこで本願出願人は、先の出願(特開20
00−156964)において、図17に示すように、
振動発生器100を、永久磁石136の両端面に可動子
ヨーク134,135を取り付けると共にその上部に錘
138を取り付けてなる可動子130と、固定子ヨーク
113に設けた中央ヨーク115にコイル140を巻き
付けてなる固定子110と、固定子110に対して可動
子130を揺動自在に軸支してなるコイルバネ150,
150とを具備し、固定子ヨーク113をコイル140
で励磁することで可動子130を所定の振動数で振動す
るように構成した。
【0006】しかしながら上記構造の振動発生器100
においては、振動発生器100の高さ寸法が小さく出来
ず、その小型化が図れないという問題点があった。また
永久磁石136の大きさが制限されているため、強い推
力を持つ振動が得られなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、小型化・薄型化が
図れるとともに、たとえ小型化・薄型化しても強い推力
が得られる振動発生器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明にかかる振動発生器は、永久磁石を取り付けて
なる可動子と、可動子の端面に対して所定の隙間を介し
て対向する端面を有し、取り付けたコイルに電流を流し
て励磁することで前記可動子との間に磁路を形成する固
定子と、一端を可動子側に他端を固定子側に取り付ける
ことで可動子をコイルによる固定子の磁化方向に向けて
振動可能に支持する弾性支持部材とを具備し、前記永久
磁石の一方の磁極面を固定子側に対向させ、さらに前記
永久磁石の固定子側に対向する磁極面に、この磁極面に
磁束を集める高透磁率部材を取り付けたことを特徴とす
る。
【0009】また本発明は、前記高透磁率部材の面を、
固定子に取り付けた前記コイルの外周側面に対向するよ
うに設置することで、永久磁石の磁極面からでる磁束が
コイルの外周側面を通してコイル内に入射した後にコイ
ルによる固定子の磁化方向を向くように導かれる磁路を
形成したことを特徴とする。
【0010】また本発明は、前記高透磁率部材の面の可
動子の振動方向に直角な方向の幅を、前記永久磁石の同
じ方向の幅よりも大きくしたことを特徴とする。
【0011】また本発明は、前記高透磁率部材の可動子
の振動方向と平行な方向を向く外周辺を固定子側に折り
曲げることで、固定子に入射する磁束を増加せしめるこ
とを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態
にかかる振動発生器1の斜視図、図2(a)は正面図、
図2(b)は側面図、図3は分解斜視図である。これら
の図に示すように振動発生器1は、固定子10の上部に
可動子50を2つの弾性支持部材80,80によって支
持して構成されている。以下各構成部品について説明す
る。
【0013】図3に示すように固定子10は、端子付き
基台部20上にコア付きコイル30と2枚の弾性体4
0,40とを取り付けて構成されている。端子付き基台
部20は図4に示す2枚の金属製の端子板23,23の
周囲に図3に示すように板状の合成樹脂材からなる基台
本体21をモールドして構成されており、両端子板2
3,23の中央に設けた接続部231,231を基台本
体21の上面左右中央に露出させ、一方図5に示すよう
に両端子23,23の端子部233,233の面を基台
本体21の下面に露出させている。基台本体21の上面
には、その左右両側に弾性体載置部211,211が設
けられ、また両者の間には前記コア付きコイル30を収
納する凹状の収納部213が設けられ、また基台本体2
1の両側辺215,215近傍のそれぞれ上面中央には
小穴からなるバネ端固定部217,217が2つずつ設
けられ、また両側辺215,215近傍のバネ端固定部
217,217を設けた部分の両側にはそれぞれバネ係
止部219,219が設けられている。
【0014】コア付きコイル30は略棒状のコイルコア
31の周囲にコイル33を巻き回すとともに、コイルコ
ア31の両端からそれぞれコイル端部35,35を引き
出して構成されている。ここでコイルコア31は鉄の焼
結体を略四角柱状に形成するとともに、図9に示すよう
にその両端の端面37,37を下記する可動子ヨーク5
1の端面53,53の傾斜角度と略同一の傾斜角度とな
るようなテーパ面としてこの端面53,53と平行にな
るようにしている。
【0015】弾性体40は薄いゴム板製であり、前記端
子付き基台部20の弾性体載置部211,211上にそ
れぞれ載置できる形状に形成されており、その上面の両
側部近傍をコイル載置部401,401としている。
【0016】そして固定子10の組立は、端子付き基台
部20の収納部213内にコア付きコイル30を収納し
て接着材などにより固定し、両端のコイル端部35,3
5を端子付き基台部20の上面に露出する接続部23
1,231にそれぞれ低融点金属や導電性接着材や溶接
等の各種固定手段によって接続・固定し、一方端子付き
基台部20の弾性体載置部211,211にそれぞれ弾
性体40,40を載置することによって行なう。この固
定子10は、両端子23,23の端子部233,233
の面を基台本体21の下面に露出することで、この振動
発生器1を取り付けようとする基板上の回路パターンに
直接低融点金属をリフロー等によって取り付けることが
できる面実装タイプに構成されている。
【0017】次に図1乃至図3に示すように弾性支持部
材80,80は、何れも一本の線材を折り曲げることに
よって構成されたいわゆるダブルトーション型のコイル
バネであり、略一回転半ほど巻き回した2つのコイル部
81,81のそれぞれ両側から2本ずつのほぼ平行なア
ーム部83,83とアーム部85,85とを突出し、一
方の方向に延ばしたアーム部83,83間は連結部82
によって連結し、他方のアーム部85,85は先端を下
方向に折り曲げて係止端部87,87として構成してい
る。
【0018】図6は可動子50の分解斜視図である。同
図に示すように可動子50は、前記コイルコア31と同
等の材質からなる可動子ヨーク51に、錘60と永久磁
石70と高透磁率部材(以下「センターヨーク」と呼
ぶ)75とを取り付けて構成されている。
【0019】可動子ヨーク51は略四角柱状(棒状)で
あってその両端に固定子10側に向かって延びる腕部5
2,52を設け、全体として略「コ」字状に形成され、
腕部52,52の内側面を前記コイルコア31の端面3
7,37と所定の隙間を介して対向するテーパ面状の端
面53,53とし、また腕52,52の両外側側面に前
記弾性支持部材80,80の連結部82,82を係止す
るL字状に折れ曲がる切り欠きからなる係止部55,5
5を設けて構成されている。
【0020】錘60はこの錘60部分に磁路を形成しな
いようにするため非磁性体材料(例えばナイロン等の成
形樹脂中にタングステン等の非磁性重金属の粉末を含有
してなる成形型物)によって構成されている。ここで図
7は図6に示す錘60のA−A断面図である。図6,図
7に示すように、錘60の中央には永久磁石70を嵌合
する収納部61が設けられ、収納部61の上部には凹状
に凹んで前記可動子ヨーク51の下面と側面に嵌合する
寸法形状の嵌合部63が設けられている。即ち嵌合部6
3はその幅が可動子ヨーク51の幅とほぼ同一で、また
錘60の振動方向の長さは可動子ヨーク51の両腕5
2,52の根元部分a,a間の幅寸法とほぼ同一に形成
されており、この錘60の嵌合部63の部分を可動子ヨ
ーク51の両腕52,52の間の部分に取り付けた際、
錘60が可動子ヨーク51に正しく位置決めされるよう
に構成されている。また錘60の下面4隅には切り欠き
65が設けられている。切り欠き65は可動子50が振
動した際に前記弾性支持部材80,80のコイル部81
がこの錘60に衝突しないようにするためのものであ
る。また図7に示すように収納部61の幅(可動子50
の振動方向に直角な方向の幅k)を、嵌合部63の幅よ
りも少し大きく形成して段部68,68を設けることに
より、永久磁石70と略同一寸法の幅となっている。ま
た収納部61の高さ寸法は永久磁石70の厚み寸法とほ
ぼ同一に形成されている。
【0021】次に図6に示す永久磁石70は四角形状の
板部材であり、その上下面をSN磁極として構成してい
る。なお永久磁石70の面の縦横方向の寸法は、コイル
33上面の縦横方向の寸法とほぼ同一寸法に形成され、
コイル33の上面をちょうど覆う寸法形状に形成されて
いる。
【0022】次に図6に示すセンターヨーク75は薄い
四角形状の板部材であって可動子50の振動方向の長さ
寸法L1を永久磁石70の同方向の長さ寸法と同一と
し、可動子50の振動方向に直角な方向の長さ寸法L2
を錘60の同方向の長さ寸法と同一に形成している。こ
のセンターヨーク75の材質はこれに磁束を集めるた
め、例えば純鉄やパーマロイ等の高透磁率で飽和磁束密
度の大きい材料が使用される。
【0023】そして可動子50の組立は、可動子ヨーク
51の下面中央に、錘60の嵌合部63を嵌合した状態
で、永久磁石70を錘60の収納部61に挿入し、その
下にセンターヨーク75を取り付けることで行なわれ
る。図8は組み立てたときの前記図7と同一部分の断面
図である。永久磁石70はその強力な磁力によって可動
子ヨーク51に吸着し、永久磁石70が錘60の段部6
8に係合することで錘60も可動子ヨーク51に固定さ
れる。またセンターヨーク75も強力な磁力によって永
久磁石70に吸着・固定される。従ってこれら各部材を
別途接着材などによって固定する必要はなく、単に組み
合わせるだけでその製造ができる。また錘60はその嵌
合部63によって可動子ヨーク51に対して位置決めが
行なわれ、永久磁石70は収納部61によって位置決め
され、さらにセンターヨーク75はその面の中央が永久
磁石70の面の中央に一致するように吸着するので、そ
の位置決めが図れ、従って各部材は特別に位置決めの注
意をしなくても、組み合わせるだけで自動的に各部材間
の位置決めができる。
【0024】次に振動発生器1を組み立てるには図3に
おいて、コア付きコイル30と弾性体40,40を取り
付けた固定子10のバネ端固定部217,217に、弾
性支持部材80,80の係止端部87,87を挿入し、
同時に弾性支持部材80,80の各アーム部85を固定
子10のバネ係止部219に係止する。このように弾性
支持部材80,80の係止端部87,87とアーム部8
5を固定することで、コイル部81,81は弾性体40
のコイル載置部401,401上に少し弾圧された状態
で当接し、これによって弾性支持部材80,80は3点
で確実に支持される。そして弾性支持部材80,80の
連結部82,82を可動子50の係止部55,55に挿
入・係止することで、図1,図2に示す振動発生器1が
完成する。
【0025】図9は振動発生器1の固定子10と可動子
50の位置関係を示す図である。同図に示すように固定
子10の両端面37,37は可動子50の両端面53,
53に対して所定の隙間28,28(左右両方の隙間寸
法は同一)を介してそれぞれ対向面が平行となるように
構成されている。可動子50は弾性支持部材80,80
によってコイル33による固定子10の磁化方向(即ち
図9の左右方向)に向けて振動自在に支持されている。
このときセンターヨーク75の面は、コイル33の外周
側面に平行な状態で対向するように隙間27を介して設
置される。
【0026】以上のように構成された振動発生器1の磁
路は、永久磁石70のセンターヨーク75を取り付けた
側の磁極面からコイル33の外周側面を通してコイルコ
ア31内に入り、コイルコア31内においてコイル33
による固定子10の磁化方向(NS磁極方向、即ち両端
面37,37方向)を向くように導かれ、さらにコイル
コア31の両端面37,37から隙間28,28を通っ
て可動子50の両端面53,53に入り可動子ヨーク5
1の中央から永久磁石70の他方の磁極面に再び戻るよ
うに形成される。
【0027】そしてこの振動発生器1は図示しない回路
基板上に載置され、回路基板上に設けた回路パターン
(端子パターン)に、前記端子付き基台部20の端子部
233を当接して低融点金属等で電気的・機械的に接続
固定する。そして図示しない回路基板側からコイル33
に所定の電流を流すと、可動子50が左右に単振動を開
始する。以下その動作原理を説明する。
【0028】ここでまず図12は可動子50の左右への
変位x(mm)と、可動子50に働く左右方向への推力
F(N)との関係を示す図である。なおこの推力Fはプ
ラスは図9の右方向への力、マイナスは左方向への力を
示している。また変位xはプラスは図9の右方向の変
位、マイナスは図9の左方向への変位を示している。な
おこの実施形態では隙間28,28の寸法(水平方向)
はそれぞれ1.5mmである。
【0029】そして円形の点はコイル33に電流を流さ
ない永久磁石70の磁力と弾性支持部材80,80によ
る弾発力との合力の状態を示し、三角の点はコイル33
にNI=+100(AT)の電流を流した場合の電磁力
に前記永久磁石70の磁力と弾性支持部材80,80に
よる弾発力とを合計した合力の状態を示し、四角の点は
コイル33にNI=−100(AT)の電流を流した場
合の電磁力に前記永久磁石70の磁力と弾性支持部材8
0,80による弾発力とを合計した合力の状態を示して
いる。
【0030】同図に示すように、何れの状態において
も、可動子50に印加される推力は略直線状であり、こ
れは可動子50を単振動させるのに好適な状態であるこ
とを示している。このような推力となるのは以下の理由
による。
【0031】即ち図13の線aに示すように、弾性支持
部材80,80のみによる推力は、変位量が増せば増す
ほど直線的に可動子50を中立位置に戻そうとする力と
なる。一方図13の線bに示すように、永久磁石70の
みによる推力は弾性支持部材80,80の推力と反対方
向の推力であるが、変位量が小さい場合はほとんど働か
ず、変位量が増えて左右何れかの隙間28,28が小さ
くなると小さくなった方に向けて急激に増加する。従っ
て両者の推力を合わせれば、図12の円形の点に示すよ
うな略直線状の推力になるのである。なお永久磁石70
のみによる推力が図13の線bに示すようになるのは、
可動子50の両端面53,53は何れもS極となってい
るので可動子50が中立位置にある場合は左右何れにも
吸引されないからである。但し何れかの端面53,53
が固定子10の何れかの端面37,37に接近した場合
は、その端面に吸着しようとする推力が指数関数的に増
加していく。このように永久磁石70のみによる推力は
中立点近傍では小さいので、弾性支持部材80,80の
弾発力をそれほど大きくしなくても、コイル33に電流
を流さないときに可動子50を中立位置に保持したまま
の状態にしておくことが容易に行える。
【0032】そしてコイル33にNI=+100(A
T)の電流を流して固定子10の左右の端面37,37
にNS磁極を励磁した場合は、図12に示すように永久
磁石70と弾性支持部材80,80による推力をそのま
ま所定の幅で上方向にほぼ平行移動した状態の推力にな
る。即ち何れの変位位置においても前記永久磁石70と
弾性支持部材80,80による推力よりもほぼ一定の変
位量だけ大きい推力となる。NI=−100ATの電流
を流した場合はこれとは逆に下方向に略平行移動する。
【0033】これは以下の理由による。即ちコイル33
に電流を流すことで図14に示すように固定子10の両
端面37,37にNS磁極が発生すると、左側の端面3
7,53間には斥力、右側の端面37,53間には吸引
力が働き、従って可動子50には左方向に向かう推力が
働く。一方可動子50が左方向に移動していくと、右側
の端面37,53間に働く吸引力は増加するが、左側の
端面37,53間に働く斥力は減少する。従って全体と
して可動子50を左方向に移動しようとする推力は何れ
の位置においてもほぼ一定となる。
【0034】また本発明においては、さらに別の推力が
働いている。即ち図14に示すように永久磁石70のセ
ンターヨーク75を取り付けた側の磁極面からの磁束G
はコイル33の外周側面を通してコイル33内に入って
コイルコア31においてコイル33のNS磁極方向に向
くように導かれる。従ってコイル33に電流が流れる
と、図15(図15はコイル33を図14に示す右側か
ら見た状態を示している。なお図14に示すようにコイ
ル33によってNS磁極が形成されるときは図15に示
す方向に電流が流れる。)に示すようにフレミングの法
則によって、コイル33の上辺331には紙面手前側
(即ち図14では右方向)の推力が働き、コイル33の
左右両辺333,335には推力が働かず、下辺337
には紙面奥側(即ち図14では左方向)の推力が働く
が、コイル33上辺331を通る磁束に比べてコイル3
3下辺337を通る磁束の方が非常に少ないので、結局
このコイル33には図14の右方向へ向かう推力が働
く。固定子10は固定されているので、反作用によって
可動子50に左方向へ向かう推力が働く。従って前記コ
イル33の電磁力による推力の他にこのフレミングの法
則による推力が同じ方向に加わるので、可動子50を駆
動しようとする全体の推力が増大するのである。コイル
33に逆方向の電流が流れた場合は、フレミングの法則
による推力も逆方向となる。なおこの実施形態の場合、
永久磁石70のコイル33の外周側面に対向する側の磁
極面に高透磁率材料からなるセンターヨーク75を取り
つけたので、該磁極面に集中して磁束を集めることがで
き、これをコイル33の外周側面を通してその内部に効
果的に導くことができる。従って前記フレミングの法則
による推力が増大する。
【0035】次にこの振動発生器1の駆動方法を説明す
る。図9に示すようにコイル33に電流を流していない
ときは、弾性支持部材80,80が可動子50を中立位
置に維持する。次にコイル33に電流(NI=−100
AT)を供給するとコイルコア31の両端面37,37
に図14に示すようにNS磁極が励磁され、可動子50
の右側端面53が対向する端面37方向(左方向)に向
けて引き付けられていく。これは図12において四角の
点が変位x=0mmにおいてマイナスの推力になってい
るからである。そして可動子50の右側端面53が対向
する端面37に接近したときに、コイル33に供給する
電流の方向を反転(NI=+100AT)すると、図1
2において三角の点の推力になり、これは可動子50を
逆方向(右方向)に引っ張る推力なので、可動子50は
逆方向に移動を始める。
【0036】そして前記電流の反転を可動子50の振動
周波数に合わせて繰り返し行うことで、可動子30の両
端面53,53が固定子10の端面37,37に当接す
る寸前で可動子50を反転移動させ(つまり端面37,
37と端面53,53とは常に当接しない)、可動子5
0の振動を繰り返すことができる。
【0037】この実施形態においては、可動子50を左
右一対の弾性支持部材80,80で支持しているので、
可動子50の動きを左右方向へのほぼ平行移動にするこ
とができ、固定子10の端面37,37に対する可動子
50の端面53,53の動きをほぼ平行移動にすること
ができ、またセンターヨーク75と固定子10との隙間
27もほぼ一定のままとなり、従って磁気回路を乱さな
い構造で、安定した振動が確保できる。
【0038】なおコイル33に電流を流して一度可動子
50を何れかの端面37,37に引き寄せておき、その
後電流の供給を停止したままとすることで可動子50を
所定の共振周波数で振動させ、この振動が減衰してきた
らまたコイル30に電流を流して可動子50の振幅を大
きくした後に再び電流を停止するという操作を繰り返す
ようにしても良い。またそれ以外のタイミングでパルス
状に電流を供給しても良い。このように構成すれば省電
力化が図れる。
【0039】ところで本発明においては永久磁石70の
下面にセンターヨーク75を取り付け、しかも図8に示
すように永久磁石70の幅よりもセンターヨーク75の
幅を大きくしているが、これは以下の理由による。即ち
この実施形態のように振動発生器1の厚みを薄くするた
めに永久磁石70の厚みを薄くすると、図11(a)に
示すように磁束G1,G2が遠くまで届かず、その外周
を最短距離で回るものが多くなり固定子10のコイルコ
ア31に入射せず、無駄になるものが増えてしまう。一
方永久磁石70の各辺70a〜70dの内、対向する辺
70a,70cの部分を越えて通過する磁束G2はコイ
ルコア31に入射するものは少なく、可動子50への振
動の寄与は少ない。これは磁束の量は辺の長さに比例す
るので、長い辺70b,70dの部分の磁束G1の方が
短い辺70a,70cの部分の磁束G2より多いことに
よる。そこで図11(b)に示すようにセンターヨーク
75を取り付けることでN磁極から出る磁束をセンター
ヨーク75に集めた上でその下面から出すようにしてN
S磁極間の最短距離を長くし、これによってコイルコア
31に入射する磁束の数を増し、また永久磁石70の幅
よりもセンターヨーク75の幅を大きくして辺70b,
70dの部分を越えて通過しようとする磁束G1の数を
減らしてその分辺70a,70cの部分を越えて通過し
ようとする磁束G2の数を増やすことでコイルコア31
に入射する磁束の数を増し、これらによって更に効果的
に永久磁石70の磁束を可動子50の振動に利用できる
ようにしたのである。なお単に永久磁石70の厚みを厚
くするだけでは、N磁極の面に効果的に磁束を多く集め
ることはできない。
【0040】一方本実施形態では可動子50の両側に固
定子側に向かって延びる腕部52,52を設け、腕部5
2,52の内側面を固定子10の両端面37,37とそ
れぞれ所定の隙間を介して対向する端面53,53とし
たので、その形状から可動子50の重心を低く安定した
左右対称の形状にでき、振動が安定する。
【0041】ここで図10は弾性支持部材80の端子付
き基台部20への固定構造を示す図である。同図に示す
ように弾性支持部材80は、係止端部87の部分とアー
ム部85のバネ係止部219によって係止されている部
分とコイル部81が弾性体40に弾接している部分の3
点で支持されているので、その固定は確実である。また
弾性支持部材80のアーム部83側端部は、図10に示
す矢印B方向に揺動して点線aの位置まで揺動するが、
本実施形態においてはコイル部81を弾性体40によっ
て支持しているので、コイル部81が弾性体40を押し
て少し矢印C方向に押し下げられ、これによってアーム
部83側端部はさらに揺動量を増し、点線bの位置まで
移動可能になり、これによって可動子50の揺動ストロ
ークが増大してさらに効果的な振動が行なえる。
【0042】また上記実施形態において図9に示すよう
に固定子10の両端面37,37と可動子50の両端面
53,53を、両者の面が平行であって且つ固定子10
側に向かって広がるような傾斜のテーパ面にしたのは以
下の理由による。即ち磁束は隙間28,28の最短距離
部分を流れる性質がある。同時に磁気飽和を避けるため
に磁束密度は小さくする必要がある。そこで対向する両
端面を平行にすることで隙間28内を均一に磁束が通る
ようにし、同時に傾斜面にすることで面の大面積化を図
り、これらによって磁気飽和を避けて良好な振動が担保
できるようにしたのである。また固定子10側に向かっ
て広がるような傾斜のテーパ面にしたのは、このように
構成することで可動子50には図9に示す矢印E方向、
即ち可動子50を振動させる方向の力の他に、矢印F方
向、即ち可動子50を固定子10側に引き寄せる力が働
くことになる。この振動発生器1はこれを取り付けた機
器を落とすなどによって強い衝撃が加わった場合、重い
可動子50が弾性支持部材80,80から外れてしまう
恐れがあるが、上述のように可動子50に常に固定子1
0側に引っ張る磁力を作用させておくと、例え強い衝撃
が印加されても可動子50が弾性支持部材80,80か
ら外れる恐れはなくなる。このため前述のようにテーパ
面を設けたのである。
【0043】図16は本発明の他の実施形態にかかるセ
ンターヨーク75−2を示す図であり、同図(a)はセ
ンターヨーク75−2に永久磁石70を取り付けた状態
を示す斜視図、同図(b)はセンターヨーク75−2を
取り付けた可動子50とコア付きコイル30の関係を示
す断面図である。同図(a),(b)に示すようにセン
ターヨーク75−2の両外周辺(可動子50の振動方向
と平行な方向を向く外周両側辺)77,77は固定子1
0側に折り曲げられている。折り曲げた外周辺77,7
7の先端は、コア付きコイル30の両側面を覆う位置ま
で延びている。これによって、より多くの磁束がコア付
きコイル30(即ち固定子10)内に入射できコイル3
3への鎖交磁束を増やすことができ、可動子50の振動
方向の推力を増大することができる。
【0044】以上本発明の実施形態を説明したが、本発
明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範
囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書
及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であって
も、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技
術的思想の範囲内である。
【0045】即ち固定子10や可動子50やセンターヨ
ーク75や弾性支持部材80等の各部材を構成する部品
の形状・構造・材質は種々の変形が可能である。例えば
錘60と永久磁石70の形状は、永久磁石70を錘60
の収納部61に収納して可動子ヨーク51の下面に吸着
した際に永久磁石70の可動子ヨーク51に対する取付
位置が錘60によって位置決めされるような関係となる
形状であれば、どのような形状構造であっても良い。さ
らに錘60に設ける嵌合部63の形状構造も可動子ヨー
ク51に位置決めされるものであれば可動子ヨーク51
の形状・構造に合わせてどのような形状・構造であって
も良い。また本発明にかかる振動発生器は、携帯機器に
用いることに限定されるものではなく、振動を発生させ
たいものであればどのようなものにでも適用できること
は言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 永久磁石の一方の磁極面を固定子側に対向させるよう
に構成したので、可動子を1個の永久磁石でバランス良
く構成でき、また永久磁石の厚みを薄くすることで振動
発生器の薄型化が図れる。
【0047】永久磁石の固定子側に対向する磁極面に
この磁極面に磁束を集める高透磁率部材を取り付けたの
で、永久磁石の厚みをたとえ振動発生器の薄型化を図る
等のために薄くしても、充分な磁束を固定子側に供給で
き、可動子の強い推力を得ることができる。
【0048】高透磁率部材の面をコイルの外周側面に
対向するように設置することで、永久磁石の磁極面から
でる磁束がコイルの外周側面を通してコイル内に入射し
た後にコイルによる固定子の磁化方向を向くように導か
れる磁路を形成したので、コイルに電流を流したときに
コイルの電磁力による推力の他にフレミングの法則によ
る推力が加わり、可動子を駆動する全体の推力が増大す
る。
【0049】高透磁率部材の面の可動子の振動方向に
直角な方向の幅を、永久磁石の同じ方向の幅よりも大き
くしたので、永久磁石の高透磁率部材がはみ出る側の辺
を越えて通過しようとする磁束の量を減らし、これによ
って固定子に入射し易い側の辺を越えて通過しようとす
る磁束の量を増やすことができ、さらに効果的に永久磁
石の磁束を可動子の振動に利用することができる。
【0050】高透磁率部材の可動子の振動方向と平行
な方向を向く外周辺を固定子側に折り曲げるように構成
すれば、さらに固定子側に磁束を集めることができ、さ
らに効果的に永久磁石の磁束を可動子の振動に利用する
ことができる。その際折り曲げた外周辺の先端は固定子
の側面を覆う位置まで延びていることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる振動発生器1の斜
視図である。
【図2】図2(a)は本発明の一実施形態にかかる振動
発生器1の正面図、図2(b)は側面図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる振動発生器1の分
解斜視図である。
【図4】端子板23,23の斜視図である。
【図5】端子付き基台部20を裏面側から見た斜視図で
ある。
【図6】可動子50の分解斜視図である。
【図7】図6に示す錘60のA−A断面図である。
【図8】可動子50の断面図である。
【図9】固定子10と可動子50の位置関係を示す図で
ある。
【図10】弾性支持部材80の端子付き基台部20への
固定構造を示す図である。
【図11】永久磁石70へのセンターヨーク75の取付
理由説明図である。
【図12】可動子50の変位と可動子50に働く推力と
の関係を示す図である。
【図13】永久磁石70による推力と弾性支持部材8
0,80による推力と変位との関係を示す図である。
【図14】可動子50に働く力の関係を示す図である。
【図15】フレミングの法則によってコイル33に働く
力の関係を示す図である。
【図16】他の実施形態にかかるセンターヨーク75−
2を示す図であり、同図(a)はセンターヨーク75−
2に永久磁石70を取り付けた状態を示す斜視図、同図
(b)はセンターヨーク75−2を取り付けた可動子5
0とコア付きコイル30の関係を示す断面図である。
【図17】従来の振動発生器100を示す図である。
【符号の説明】
1 振動発生器 10 固定子 20 端子付き基台部 21 基台本体 23 端子板 30 コア付きコイル 31 コイルコア 33 コイル 37 端面 40 弾性体 50 可動子 51 可動子ヨーク 52 腕部 53 端面 60 錘 70 永久磁石 75 高透磁率部材(センターヨーク) 80 弾性支持部材 75−2 センターヨーク 77 外周辺
フロントページの続き (72)発明者 福田 直紀 神奈川県川崎市中原区苅宿335番地 帝国 通信工業株式会社内 (72)発明者 松廣 勝仁 神奈川県川崎市中原区苅宿335番地 帝国 通信工業株式会社内 (72)発明者 伊藤 治雄 神奈川県川崎市中原区苅宿335番地 帝国 通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5E048 AA08 AB10 AC06 AD07 5H633 BB08 GG02 GG04 GG05 GG17 HH03 HH05 HH06 HH09 HH10 HH14 JA02 JA03 JA05 JB09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石を取り付けてなる可動子と、 可動子の端面に対して所定の隙間を介して対向する端面
    を有し、取り付けたコイルに電流を流して励磁すること
    で前記可動子との間に磁路を形成する固定子と、一端を
    可動子側に他端を固定子側に取り付けることで可動子を
    コイルによる固定子の磁化方向に向けて振動可能に支持
    する弾性支持部材とを具備し、前記永久磁石の一方の磁
    極面を固定子側に対向させ、 さらに前記永久磁石の固定子側に対向する磁極面に、こ
    の磁極面に磁束を集める高透磁率部材を取り付けたこと
    を特徴とする振動発生器。
  2. 【請求項2】 前記高透磁率部材の面を、固定子に取り
    付けた前記コイルの外周側面に対向するように設置する
    ことで、永久磁石の磁極面からでる磁束がコイルの外周
    側面を通してコイル内に入射した後にコイルによる固定
    子の磁化方向を向くように導かれる磁路を形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の振動発生器。
  3. 【請求項3】 前記高透磁率部材の面の可動子の振動方
    向に直角な方向の幅を、前記永久磁石の同じ方向の幅よ
    りも大きくしたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    振動発生器。
  4. 【請求項4】 前記高透磁率部材の可動子の振動方向と
    平行な方向を向く外周辺を固定子側に折り曲げること
    で、固定子に入射する磁束を増加せしめることを特徴と
    する請求項1又は2又は3記載の振動発生器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012114309A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Shindengen Mechatronics Co Ltd ソレノイド

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