JP3368419B2 - 振動発生器 - Google Patents

振動発生器

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JP3368419B2 JP12710398A JP12710398A JP3368419B2 JP 3368419 B2 JP3368419 B2 JP 3368419B2 JP 12710398 A JP12710398 A JP 12710398A JP 12710398 A JP12710398 A JP 12710398A JP 3368419 B2 JP3368419 B2 JP 3368419B2
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弘之 脇若
久志 矢島
直紀 福田
勝彦 春山
治雄 伊藤
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帝国通信工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動発生器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば移動体通信機器の端末であ
る携帯電話機などの携帯機器には、着信を呼出音で知ら
せる代わりに、携帯機器そのもの又は該携帯機器の付属
品内に振動発生器を収納しておいて、該振動発生器を振
動させることで人体に着信を感知させるものがある。
【0003】そしてこの種の従来の振動発生器として
は、図10に示すように、小型のペンシル型モータ80
の回転軸81に偏芯させた錘83を取り付け、この錘8
3を回転させることによって振動を発生させる構造のも
のがある。
【0004】また上記振動発生器よりも実装密度を向上
させた振動発生器として、図11に示すように、リング
状に配設した永久磁石91の上に、3つのコイル97を
軸93に回転自在に取り付け、且つ該コイル97上に偏
芯させた錘98を取り付けて、前記コイル97を回転す
ることで振動を発生させる構造のものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記何れの振
動発生器もその振動発生方法は、モータの偏心回転によ
る回転軸のブレをケースに伝えて該ケースの共振動現象
を利用する方法なので、モータの回転軸の軸受部分が最
も過酷な力を受けてしまい、該振動発生器の耐久性及び
信頼性に大きな課題があった。
【0006】また振動を発生させている間はたえずモー
タを回転していなければならず、従ってたえず電流を流
し続けていなければならず、このため携帯機器の電源で
ある電池の消費量が大きくなってしまうという問題もあ
った。
【0007】またモータを小型化すればするほど振動エ
ネルギーが小さくなるので流す電流を大きくしなければ
ならなくなり、発熱の問題も発生している。
【0008】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、小型・薄型化が図れ、耐久性及び信頼
性が向上し、また低消費電力で機能させることができる
振動発生器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明にかかる振動発生器は、バネの自由端(可動
端)に固定される可動子の単振動現象に着目し、以下の
ように構成した。即ち、永久磁石のN極及びS極となる
両端面に可動子ヨークを取り付けてなる可動子と、略E
字状に構成されることでその両端部分を前記可動子ヨー
クの両端面にそれぞれ所定の隙間を介して対向する端面
にすると同時に、その中央に突出する中央ヨーク部分を
可動子の永久磁石の側面に所定の隙間を介して対向する
端面とし、巻き付けたコイルに電流を流すことで前記可
動子の永久磁石の側面と可動子の可動子ヨークの端面と
の間に磁路を形成する電磁石のヨークと、前記可動子を
そのN,S極方向に向けて振動可能に支持する弾発部材
とを具備し、前記弾発部材による可動子の変位に対する
推力と、前記永久磁石による可動子の変位に対する推力
の合力が、可動子の変位に対して略直線状に変化するよ
うに、中央ヨークの端面の可動子の振動方向の長さを可
動子の永久磁石の磁極間長さにほぼ等しくし、前記ヨー
クを励磁することで該ヨークの各端面を所望の磁極にし
て前記可動子を所定の振動数で振動させるように構成し
た。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第一実施形態
にかかる振動発生器1を示す斜視図である。同図に示す
ようにこの振動発生器1は略E字型に構成されたヨーク
10と、ヨーク10のほぼ中央にその下端を固定してな
る一対の板状バネ20−1,20−2と、該両板状バネ
20−1,20−2の上端の可動端に固定される可動子
30とを具備して構成されている。
【0011】ここでヨーク10は純鉄等の軟磁性体から
なり、ヨーク10の中央に突出する中央ヨーク15にコ
イル40を巻き付けることで電磁石を構成している。コ
イル40の両端は電流供給手段50に接続されている。
【0012】可動子30は1つの永久磁石36のN極及
びS極となる両端面に、それぞれ前記ヨーク10と同等
の材質からなる可動子ヨーク34,35を取り付け、こ
れによって可動子ヨーク34,35の両端面31,33
をそれぞれN,S磁極にして構成されている。
【0013】一対の板状バネ20−1,20−2は、例
えばベリリウム銅によって形成されており、中央ヨーク
15部分を挟んでその両側の部分に該中央ヨーク15部
分と平行になるようにその下端が図示しないかしめなど
の手段によって固定され、またその上端はそれぞれ可動
子30を構成する可動子ヨーク34,35の下面に図示
しないかしめなどの手段によって固定されている。その
ときヨーク10の両端面11,13と可動子30の両端
面31,33の間にはそれぞれ対向面が平行となる同一
間隙の隙間12,12が形成される。同時に可動子30
を構成する永久磁石36の下側の側面と中央ヨーク15
部分の端面との間にも対向面が平行となる隙間17が形
成される。
【0014】なお前記板状バネ20−1,20−2の弾
発復元力は、コイル40に電流を流さないときに、可動
子30の端面31,33の何れかが対向するヨーク10
の端面11,13に吸着しない程度の弾発復帰力に設定
されている。
【0015】そして前記電流供給手段50によってコイ
ル40に所定の電流を流すと、可動子30が左右に単振
動を開始する。以下その動作原理について説明する。
【0016】ここで図2は板状バネ20−1,20−2
の弾発復帰力と永久磁石36の吸着力とコイル40の起
磁力との関係を示す図であり、可動子30の左右への変
位(mm)と、可動子30に働く左右方向への推力F
(N)との関係を示している。なお可動子30の両端面
31,33とヨーク10の両端面11,13との隙間1
2,12はそれぞれ1mmである。
【0017】同図において黒四角の点は板状バネ20−
1,20−2の弾発復帰力(フックの法則)を示し、白
丸の点は可動子30の永久磁石36の磁力による力を示
し、白三角の点は両者の合力を示している。
【0018】同図に示すように板状バネ20−1,20
−2は、変位量が増えれば増えるほど直線的に弾発復帰
力が増す。
【0019】一方永久磁石36による力の方も、この実
施形態では変位量が増えれば増えるほどほぼ直線的に吸
着力が増す。これは以下の作用による。即ちもし中央ヨ
ーク15部分がないとしたならば、直線的にはならず、
変位量が少ないうちは吸着力は小さく徐々に増加して行
き、変位量が増えて一方の端面11,31(又は端面1
3,33)同士が接近して来ると急速にその吸着力が増
加するようになる。つまり略指数関数的な曲線となる。
【0020】しかしながら本実施形態の場合は、中央ヨ
ーク15部分があるので、図3に示すように中央ヨーク
15と可動子30の永久磁石36との間に磁路のループ
が形成され、このループが最小磁気抵抗となるように安
定しようとする力、即ち可動子30を中央位置に維持さ
せようとする力が働く。この力は前記端面11,31
(又は端面13,33)同士が接近して急速に強くなる
その吸着力を打ち消す方向の力として働き、この結果、
前記図2に示すように、可動子30に働く左右方向への
力は変位量に対してそれほど急激には上昇しなくなる。
【0021】そして板状バネ20−1,20−2と永久
磁石36による力の合力は常に板状バネ20−1,20
−2の方が強くなるように設定されているので、可動子
30は中立位置を維持する。
【0022】言い替えればこの実施形態のように中央ヨ
ーク15を可動子30の永久磁石36の側面に設置すれ
ば、板状バネ20−1,20−2の弾発力をそれほど大
きくしなくても、コイル40に電流を流さないときに可
動子30を中立位置に保持したままの状態に維持してお
くことが可能になる。
【0023】次に図2に示す黒丸の点はコイル40に所
定の電流(±100A)を流したときの可動子30に働
く左右方向への推力の関係を示している。
【0024】コイル40による可動子30の推力は以下
のようになる。即ち例えば電流供給手段50からコイル
40に電流を供給して中央ヨーク15の端面にS磁極
を、ヨーク10の両端面11,13にN磁極を励磁する
と、図4(a)に示すように中立位置の可動子30に
は、そのN磁極と中央ヨーク15のS磁極とが引き付け
合い、同時にそのS磁極と中央ヨーク15のS磁極とが
反発し、また同時に、端面11のN磁極と永久磁石36
端面のN磁極が反発し、且つ端面13のN磁極と永久磁
石36のS磁極が吸引し、全て可動子30を端面13方
向に向けて引き付ける方向の力となる。
【0025】一方図4(b)に示すように可動子30が
端面13方向に移動すると、中央ヨーク15のS磁極の
ほぼ真上に永久磁石36のN磁極が位置してそれ以上可
動子30を右方向に移動する力は働かなくなり、同時に
中央ヨーク15のS磁極と永久磁石36のS磁極は離れ
るので可動子30を右方向へ反発する力も弱くなり、さ
らに端面11のN磁極と永久磁石36のN磁極の距離も
離れるのでこの反発力も弱くなる。一方端面13と永久
磁石36のS磁極の距離は接近するのでこの吸引力は強
くなり、これらの力のバランスによって可動子30に働
く推力は変位する各位置において図2に示すようにほぼ
フラットな推力にすることができる。
【0026】次にこの振動発生器1の動作を説明する。
即ちコイル40に電流を供給していないときは前述のよ
うに可動子30は中立位置に静止している。次に電流供
給手段50からコイル40に電流(+100A)を供給
して中央ヨーク15の端面にS磁極を、ヨーク10の両
端面11,13にN磁極を励磁すると、可動子30は端
面13方向に向けて引き付けられていく。これは図2に
おいて上側の黒丸の点からなるコイル40による力の方
が、白三角の点からなる板状バネ20−1,20−2と
永久磁石36の合力よりも強いことによる。
【0027】そして可動子30の端面33が端面13に
接近したときに、コイル40に供給する電流の方向を反
転(−100A)させると、端面11,13がS磁極に
なり、中央ヨーク15の端面がN磁極になるので、図2
において下側の黒丸の点と白三角の点の合力となって今
度は可動子30は端面13に強く反発されて逆方向に移
動させられる。
【0028】なお白三角の点で示す板状バネ20−1,
20−2と永久磁石36の合力は、可動子30の端面3
3が端面13に接近した状態でも可動子30が端面13
から引き離される方向の力となっているので、コイル4
0に供給する電流を反転するだけで極めて容易に可動子
30を反転させることができる。
【0029】そして前記電流の反転を可動子30の振動
周波数に合わせて繰り返して行なうことで、可動子30
の両端面31,33がヨーク10の両端面11,13に
当接する寸前で可動子30を反転移動させ(つまり端面
11,13と端面31,33とは常に当接しない)、可
動子30の振動を継続的に繰り返すことができる。
【0030】なお本実施形態のように中央ヨーク15の
端面の可動子30の振動方向の長さを、永久磁石36の
N,S磁極間の長さとほぼ等しく構成した場合は、前記
図2に示すように板状バネ20−1,20−2と永久磁
石36の合力である白三角の点からなる線は略直線状に
なり、これはフックの法則に従うバネの弾発力と同様の
特性であり、従って可動子30はバネによる単振動とほ
ぼ同様に所定の共振周波数で振動を行なう。
【0031】なおコイル40に電流を流して一度可動子
30を何れかのヨーク10の端面11,13に引き寄せ
ておき、その後該電流の供給を停止したままとすること
で可動子30を所定の共振周波数で振動させ、該振動が
減衰してきたらまたコイル40に電流を流して可動子3
0の振幅を大きくした後に再び電流を停止するという操
作を繰り返すようにしても良い。またそれ以外のタイミ
ングでパルス状に電流を供給しても良い。
【0032】以上のように構成すれば、電流は常に流し
ておく必要はなく、パルス状に供給するだけですむ。
【0033】なおこの実施形態にかかる可動子30は、
一対の平行な板状バネ20−1,20−2に固定されて
いるので、略平行な振動を確保でき、これによって中央
ヨーク15と可動子30側面間の隙間を一定に保持でき
るので、磁気回路を乱さない構造で、安定した振動が確
保できる。
【0034】図5は本発明の第二実施形態にかかる振動
発生器1−2を示す斜視図である。同図において前記第
一実施形態と同一部分には同一符号を付してその詳細な
説明は省略する。同図に示す振動発生器1−2において
前記図1に示す振動発生器1と相違する点は、ヨーク1
0の両端面11,13が可動子30の端面31,33に
対向する部分から離れていく部分に、可動子30の端面
31,33側に接近するような形状のテーパ面37,3
9を設けた点のみである。
【0035】図6は可動子30の端面33とテーパ面3
9との位置関係を示す要部拡大図である。
【0036】同図に示すようにテーパ面39はその傾斜
角度θが約45°であり、これによってヨーク10の端
面13と端面33との間の離間距離をd2とし、端面3
3とヨーク10のテーパ面39の下側の面との離間距離
をd1としている。
【0037】なおθとd1とd2とは、15°≦θ≦6
0°、1.2d1≦d2≦1.5d1の範囲とすること
が好ましい。
【0038】このようにテーパ面37,39を設けたの
は以下の理由による。 振動発生器1−2の機械的強度を維持しながら、小型
化を図るためである。即ち、可動子30の振幅を所定の
幅で行なうためには、隙間12,12をある程度の寸法
取らなければならない。そして該隙間12,12を所定
寸法としたまま振動発生器1−2の小型化を図ろうとす
ると、ヨーク10の両端面11,13を設けた部分の厚
みを薄くすることとなる。しかしながらヨーク10の厚
みを薄くするとその強度が弱くなる。そこで端面31,
33と対向しているヨーク10の端面11,13の部分
のみを薄くし、その下側の部分はテーパ面37,39を
介して厚くすることで、ヨーク10の強度を強くしてい
るのである。
【0039】磁力線が可動子30の端面31,33の
下端角部に集中しないようにするためである。即ち図7
(a)に示すようにヨーク10の端面13が全て平面で
あるとすると、磁力線は可動子30の端面33の下端角
部に対向するヨーク10部分に集中する。そこで該集中
する部分をテーパ面39とすれば、図7(b)に示すよ
うに集中しなくなる。これによって端面13全体にほぼ
平均して磁力線が入力し、バランスの良い力が働くよう
になるのである。
【0040】図8は本発明の第三実施形態にかかる振動
発生器1−3を示す斜視図である。同図において前記第
一実施形態と同一部分には同一符号を付してその詳細な
説明は省略する。同図に示す振動発生器1−3において
前記図1に示す振動発生器1と相違する点は、可動子3
0の上下両側面に、可動子ヨーク34,35と同じ材料
からなる4枚の平板状の可動子側面ヨーク41を、両可
動子ヨーク34,35間を接続するように取り付けた点
のみである。
【0041】このように構成すれば、可動子30自身の
中に閉磁路が形成されるため、可動子30全体としての
外部に対する磁力が低下する。言い替えれば可動子側面
ヨーク41を取り付けることで可動子30の磁力を容易
に調整できる。
【0042】磁力の調整は可動子側面ヨーク41の厚み
や形状や枚数や取り付け場所に応じて容易に行なえる。
【0043】図9は本発明の第四実施形態にかかる振動
発生器1−4を示す斜視図である。同図において前記第
一実施形態と同一部分には同一符号を付してその詳細な
説明は省略する。同図に示す振動発生器1−4において
前記図1に示す振動発生器1と相違する点は、ヨーク1
0を略F字形状に構成することで一方の端面11を省略
した点のみである。
【0044】このように構成すれば、振動発生器1−4
の小型化が図れる。またこの振動発生器1−4の場合
は、ヨーク10と可動子30の一方の端面13,33同
士の吸着・反発力によってその振動が行なわれる。
【0045】なおヨークの形状や可動子の形状は種々の
変形が可能である。要は巻き付けたコイルに電流を流す
ことで可動子の永久磁石の側面と可動子の可動子ヨーク
の端面との間に磁路を形成するような構造のヨーク及び
可動子であればどのような構造であっても良い。
【0046】また上記実施形態ではバネとして板状バネ
を用いたが、棒状バネを用いても良い。
【0047】また本発明にかかる振動発生器は、携帯機
器に用いることに限定されるものではなく、振動を発生
させたいものであればどのようなものにでも適用できる
ことは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 構造が簡単で小型化・薄型化が図れる。
【0049】バネの振動を継続させるだけなので、モ
ータの偏心回転のように無理な力は加わらず、耐久性と
信頼性が向上する。
【0050】基本的な振動エネルギーはバネへの初期
の変位から生じる振動であり、供給する電流は該振動を
継続させる補助的なものなので、その消費電力を極めて
小さくできる。電流供給を断続させればなおさらであ
る。
【0051】可動子の永久磁石の側面に所定の隙間を
介して中央ヨークの端面を対向させたので、中央ヨーク
の端面と可動子の永久磁石との間に磁路のループが形成
されて可動子はその中立位置で安定し、このため可動子
のヨークの両端面方向への推力は変位量が増えても急激
には上昇せず、なだらかに上昇させることができ、これ
によってバネの弾発力をそれほど大きくしなくても、コ
イルに電流を流さないときに可動子を中立位置に保持し
たままの状態にしておくことが容易に行なえる。
【0052】ヨークの端面が可動子ヨークの端面に対
向する部分から離れていく部分に可動子ヨークの端面側
に接近するような形状のテーパ面を設けた場合は、可動
子からの磁力線がヨークの端面全体にほぼ平均して入力
し、バランスの良い力が働くと同時に、振動発生器の小
型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態にかかる振動発生器1を
示す斜視図である。
【図2】可動子30の変位と各種推力との関係を示す図
である。
【図3】中央ヨーク15の作用説明図である。
【図4】図4(a),(b)は可動子30に働く力の関
係を示す図である。
【図5】本発明の第二実施形態にかかる振動発生器1−
2を示す斜視図である。
【図6】可動子30の端面33とテーパ面39との位置
関係を示す要部拡大図である。
【図7】図7(a),(b)はテーパ面39の作用説明
図である。
【図8】本発明の第三実施形態にかかる振動発生器1−
3を示す斜視図である。
【図9】本発明の第四実施形態にかかる振動発生器1−
4を示す斜視図である。
【図10】従来例を示す図である。
【図11】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 振動発生器 10 ヨーク 11,13 端面 12,12 隙間 15 中央ヨーク 17 隙間 20−1,20−2 板状バネ(弾発部材) 30 可動子 31,33 端面 34,35 可動子ヨーク 36 永久磁石 40 コイル 50 電流供給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 治雄 神奈川県川崎市中原区苅宿335番地 帝 国通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−24787(JP,A) 特開 平8−98493(JP,A) 特開 平8−62530(JP,A) 特開 平11−226500(JP,A) 実開 平5−2773(JP,U) 特許3165856(JP,B2) 特公 昭49−10203(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B06B 1/00 - 1/20 H02K 33/00 - 33/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石のN極及びS極となる両端面に
    可動子ヨークを取り付けてなる可動子と、略E字状に構成されることでその両端部分を前記可動子
    ヨークの両端面にそれぞれ所定の隙間を介して対向する
    端面にすると同時に、その中央に突出する中央ヨーク部
    分を可動子の永久磁石の側面に所定の隙間を介して対向
    する端面とし、 巻き付けたコイルに電流を流すことで前
    記可動子の永久磁石の側面と可動子の可動子ヨークの端
    面との間に磁路を形成する電磁石のヨークと、 前記可動子をそのN,S極方向に向けて振動可能に支持
    する弾発部材とを具備し、前記弾発部材による可動子の変位に対する推力と、前記
    永久磁石による可動子の変位に対する推力の合力が、可
    動子の変位に対して略直線状に変化するように、中央ヨ
    ークの端面の可動子の振動方向の長さを可動子の永久磁
    石の磁極間長さにほぼ等しくし、 前記ヨークを励磁することで該ヨークの各端面を所望の
    磁極にして前記可動子を所定の振動数で振動させること
    を特徴とする振動発生器。
  2. 【請求項2】 前記ヨークの中央ヨークの両側の部分に
    該中央ヨークと平行になるように一対の板状又は棒状の
    バネのそれぞれの一端を固定すると共に、該一対のバネ
    の他方の可動端に前記可動子を固定したことを特徴とす
    る請求項1記載の振動発生器。
  3. 【請求項3】 前記可動子の可動子ヨークの端面と該可
    動子ヨークの端面に対向するヨークの端面とは平行な平
    面に形成され、且つ該ヨークの端面が可動子ヨークの端
    面に対向する部分から離れていく部分には可動子ヨーク
    の端面側に接近するような形状のテーパ面が設けられて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の振動発生
    器。
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