JP2002164513A - 半導体不揮発性メモリ装置及びその書込み方法 - Google Patents

半導体不揮発性メモリ装置及びその書込み方法

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JP2002164513A
JP2002164513A JP2000361255A JP2000361255A JP2002164513A JP 2002164513 A JP2002164513 A JP 2002164513A JP 2000361255 A JP2000361255 A JP 2000361255A JP 2000361255 A JP2000361255 A JP 2000361255A JP 2002164513 A JP2002164513 A JP 2002164513A
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Japan
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memory cell
mos transistor
drain
voltage
signal line
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JP2000361255A
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English (en)
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Toshiaki Matsubara
俊明 松原
Katsuya Ochiai
克也 落合
Atsutoshi Sato
篤利 佐藤
Yoshiaki Muroga
芳明 室賀
Shuji Sakamoto
修司 坂本
Koji Matai
浩司 又井
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Nippon Precision Circuits Inc
Original Assignee
Nippon Precision Circuits Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不揮発性メモリ装置において、低エネルギ書
込み及び読出しを可能とすることにより、従来では大電
流書込みによる不要な破壊や、微小な読出し電流による
読出し誤りの危険性の高かった微細なメモリセルにも対
応させてメモリセルの微細化を可能とする。 【解決手段】 メモリセルを構成するMOSトランジス
タM22のドレインに第1の電圧(13V)を特定期間to
印加した後、MOSトランジスタM22のゲートに第2の
電圧(0V)を印加することにり、ホットキャリアによ
るリーク電流に加えてバンド間トンネル電流によっても
MOSトランジスタM22に寄生するバイポーラトランジ
スタを動作させるため、従来にくらべて低電圧、低電流
にてドレイン側のp−n接合破壊による書込みが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不揮発性メモリ装置
及びその書込み方法に関するものであり、特にMOSト
ランジスタをメモリセルとして用いる不揮発性メモリ装
置及びその書込み方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、半導体不揮発性メモリ装置、いわ
ゆるプログラマブルメモリのメモリセルとしては、フュ
ーズタイプ、バイポーラトランジスタタイプ、E2PR
OMタイプ、フラッシュメモリタイプと様々なものがあ
るが、いずれも一長一短がある。フューズタイプではフ
ューズ材料にニクロムやチタン・タングステンなど異種
材料が必要となり、バイポーラタイプは構成が複雑で集
積度を上げ難く、E2PROMタイプも同様に集積度の
点で難がある。フラッシュメモリタイプでは集積度は上
がるが、素子プロセスが複雑となる。
【0003】また、フューズタイプ、バイポーラタイプ
では溶断あるいは接合破壊に大電流を要する。このた
め、他の部分まで不要に破壊が及ぶ恐れがある。
【0004】この他のメモリセルの構成として例えば、
特開昭63-279496号公報に開示されるようにMOSトラ
ンジスタのソースまたはドレインのp−n接合による寄
生ダイオードを用いるものがある。図12に示すように
MOSトランジスタ231、232のドレインをドレイ
ライン201に接続し、これらのソースをそれぞれソー
スライン211、212に接続し、これらのゲートをそ
れぞれゲートライン222、221に接続し、MOSト
ランジスタ233、234のドレインをドレインライン
202に接続し、これらのソースをそれぞれソースライ
ン211、212に接続し、これらのゲートをそれぞれ
ゲートライン223、201に接続してメモリアレイを
構成し、各MOSトランジスタ231〜234によりメ
モリセルを構成したものである。各メモリセルへの書込
みは、ゲート電界の存在のもとで各MOSトランジスタ
をバイポーラ動作させてソースまたはドレインのp−n
接合を破壊することにより行われる。これを読み取る際
には、例えば、ドレイン側のp−n接合を破壊したもの
では、ゲートラインを0Vとし、ソースラインに対して
ドレインラインに正電圧を印加することにより、ドレイ
ンライン、ソースライン間の導通状態を読み取ることに
よりなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、MOS
トランジスタタイプの書込みはゲート電界の存在のもと
で各MOSトランジスタをバイポーラ動作させて行われ
るものであるが、例えばNチャネル型MOSトランジス
タでは、図13に示すようにゲートG0に電圧を加えた
状態では、ソースS0、ドレインD0間には反転層I0
生じており、ソースS0、ドレインD0間にはこれを介し
て電流が流れる。寄生バイポーラトランジスタを動作さ
せるのには、ゲート電圧により反転層I0からpウェル
0にホットキャリアによる電流を流し、ゲート電圧を
高めてホットキャリアによる電流をバイポーラを動作さ
せるのに十分な値にする必要がある。このため、相対的
にドレイン電圧を高くする必要があり、上述のバイポー
ラトランジスタタイプと同様に不要に大電流が流れる。
このため、集積度が上がるにつれて破壊すべきp−n接
合より他の部分にまで破壊が及ぶ危険性があった。例え
ば、ドレイン電圧が高くなるにつれて同じドレインライ
ンに接続された書込みの必要のない他のMOSトランジ
スタにおいて接合破壊の危険性が高まる。このような問
題点から、MOSトランジスタタイプは広く普及するに
は至っていない。
【0006】また、メモリセルの微細化が進むにつれ、
読出される電流値も小さくなるため、正しくデータを読
み取るにはこれを増幅する構成が必要となって回路構成
を複雑化させてしまうが、この点もメモリセルの微細化
の妨げとなっていた。
【0007】そこで本発明の目的は、不揮発性メモリ装
置において、低エネルギ書込み及び読出しを可能とする
ことにより、メモリセルの微細化を進めることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体不揮発性
メモリ装置では、MOSトランジスタからなるメモリセ
ルと、上記MOSトランジスタのドレイン側のp−n接
合に逆方向の第1の電圧を特定期間印加した後、上記M
OSトランジスタのゲートに上記第1の電圧より低い第
2の電圧をかけることによって上記p−n接合を破壊し
て上記メモリセルへのデータ書込みをする書込手段とを
設けた。
【0009】上記メモリセルの複数個をマトリックス状
に配列し、行毎の各メモリセルを成す各MOSトランジ
スタの各ドレインを行毎の各第1の信号ラインに接続
し、列毎の各メモリセルを成す各MOSトランジスタの
各ソースを列毎の各第2の信号ラインに接続し、列毎の
各メモリセルを成す各MOSトランジスタの各ゲートを
列毎の各第3の信号ラインに接続し、上記書込手段は上
記各第1、第2及び第3の信号ラインを特定の電位と
し、所望のメモリセルが接続された上記第1の信号ライ
ンに上記第1の電圧を上記特定期間印加し、この後上記
所望のメモリセルが接続された上記第3の信号ラインに
上記第2の電圧を印加して上記所望のメモリセルにデー
タを書き込むことが好ましい。
【0010】上記MOSトランジスタは、第1導電型の
基板に設けられた第2導電型のウェルと、当該ウェルに
設けられた上記第1導電型のソース及びドレインを備え
てあり、上記基板を所定の電位に接続してあり、上記ド
レインにアドレス電流を供給する電流供給手段を備え、
上記電流供給手段によりアドレス電流が供給された際に
上記ソースに流れる電流の値に応じて上記データの読み
取りをすることが好ましい。
【0011】また、本発明の半導体不揮発性メモリ装置
の書込方法では、MOSトランジスタからなるメモリセ
ルを備えた半導体不揮発性メモリ装置の書込方法であっ
て、上記MOSトランジスタのドレイン側のp−n接合
に逆方向の第1の電圧を特定期間印加した後、上記MO
Sトランジスタのゲートに上記第1の電圧より低い値の
第2の電圧をかけることによって上記p−n接合を破壊
して上記メモリセルへのデータ書込みをする。
【0012】このような半導体不揮発性メモリ装置の書
込方法では、上記メモリセルの複数個をマトリックス状
に配列し、行毎の各メモリセルを成す各MOSトランジ
スタの各ドレインを行毎の各第1の信号ラインに接続
し、列毎の各メモリセルを成す各MOSトランジスタの
各ソースを列毎の各第2の信号ラインに接続し、列毎の
各メモリセルを成す各MOSトランジスタの各ゲートを
列毎の各第3の信号ラインに接続し、上記各第1、第2
及び第3の信号ラインを特定の電位とし、所望のメモリ
セルが接続された上記第1の信号ラインに上記第1の電
圧を上記特定期間印加し、この後上記所望のメモリセル
が接続された上記第3の信号ラインに上記第2の電圧を
印加して上記所望のメモリセルにデータを書き込むこと
が好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づき詳細に説明する。図1は本発明の実施例の半
導体不揮発性メモリ装置の構成を示す回路図である。3
行、3列のマトリックス状に配列されたNチャネル型の
MOSトランジスタM11〜M33は個々に1つのメモリセ
ルを構成する。MOSトランジスタM11〜M13のドレイ
ンはドレインラインD1に接続され、MOSトランジス
タM21〜M23のドレインはドレインラインD2に接続さ
れ、MOSトランジスタM31〜M33のドレインはドレイ
ンラインD3に接続される。MOSトランジスタM11
31のソースはソースラインS1に接続され、それらの
ゲートはゲートラインG1に接続され、MOSトランジス
タM12〜M32のソースはソースラインS2に接続され、
それらのゲートはゲートラインG2に接続され、MOS
トランジスタM13〜M33のソースはソースラインS3
接続され、それらのゲートはゲートラインG3に接続さ
れる。第1の制御回路1は、書込み動作時にドレインラ
インD1〜D3に0V、13V(後述の電圧VD)を選択
的に印加する。第1の制御回路1は、読出し動作時に
は、ドレインラインD1〜D3にアドレス電流Ibを選択
的に供給する。
【0014】第2の制御回路2は、書込み動作時にソー
スラインS1〜S3を接地端子GND(0V)に接続し、
ゲートラインG1〜G3に0V、2V(後述の電圧VG
を選択的に印加する。第2の制御回路2は、読出し動作
時には、ソースラインS1〜S3を図示しないデータバス
に接続し、ゲートラインG1〜G3を0Vとする。これ
ら、第1、第2の制御回路1、2によって書込手段は構
成され、後述するように各MOSトランジスタM11〜M
33のソース、ドレインとpウェルの成すp−n接合によ
る寄生ダイオードds、ddの内、所望のMOSトラン
ジスタのドレイン側のダイオードddを接合破壊するこ
とによってデータ書込を行う。書込み前の各MOSトラ
ンジスタM11〜M33のダイオードds、ddとドレイン
ラインD1〜D2と、ソースラインS1〜S3との成す接続
状態を等価回路で示すと図2の(a)のようになり、各
ドレインラインD1〜D2と、各ソースラインS1〜S3
は非導通状態である。例えば、MOSトランジスタM22
に書込が行われると、MOSトランジスタM22のダイオ
ードddが破壊されて図2の(b)に示すようにドレイ
ンラインD2からソースラインS2への経路で導通する。
【0015】次に図3、4を参照しながら各MOSトラ
ンジスタM11〜M33の構成について説明する。図3は各
MOSトランジスタM11〜M33の内のいずれか1つの平
面図であり、図4は図3に示すA−A線での断面を示し
てある。N型の基板41にはpウェル42が設けられ、
その周囲をLOCOS(Local Oxidation of Silicon)
43、43が囲む。pウェル42にはソース44、ドレ
イン45が設けられる。これらソース44、ドレイン4
5の間のチャネル上にはゲート酸化膜46を介してゲー
ト47が設けられている。ゲート47はポリシリコンか
らなり、ゲートライン(ゲートラインG1〜G3のいず
れか)を兼ねる。ソース44にはコンタクトホール48
を介してポリシリコンからなるソースライン49(ソー
スラインS1〜S3のいずれか)が接続されている。ド
レイン45にはコンタクトホール50を介してドレイン
ライン51(ドレインラインD1〜D3のいずれか)が
接続される。ゲートライン47、ソースライン49、ゲ
ートライン51は層間絶縁膜52により互いに層厚方向
に分離される。
【0016】以上のように形成される各MOSトランジ
スタM11〜M33は、図5に示すようにマトリックス状に
配列され、ポリシリコンからなるソースラインS1
3、ゲートラインG1〜G3及び金属材料からなるドレ
インラインD1〜D3によって上述の通り接続される。
【0017】次に本例の書込み動作について図6のタイ
ミングチャートを参照しながら説明する。MOSトラン
ジスタM22に書込みを行うこととして述べる。まず、第
1、第2の制御回路1、2により、ソースラインS1
3、ゲートラインG1〜G3及びドレインラインD1〜D
3を0Vとする。次にドレインラインD2を13Vとす
る。ドレインラインD2を13Vとしたタイミングより
特定期間toの後にゲートラインG2を2Vとする。こ
れにより、ドレイン45とpウェル42とのp−n接合
が破壊される。この後、ゲートラインG2、ドレインラ
インD2を順次0Vとして書込み動作を終了する。
【0018】なお、同じドレインラインD2に接続され
たMOSトランジスタM21、M23にも電圧VDが印加さ
れるが、ゲートラインG1、G2が0Vとされているた
め、接合破壊は起こらない。
【0019】本例の接合破壊の原理は次のとおりであ
る。先ずドレイン45、ソース44間に電圧VD(13
V)をかけると図7の(a)に示すようにドレイン45
側の空乏層53が広がり、それに相対してゲート酸化膜
46付近での空乏層53が狭まり、くびれた状態とな
る。このくびれ部分での電界強度が増加するような状態
となる。次にゲート47に電圧VG(2V)をかける
と、図7の(b)に示すようにゲート47の下のpウェ
ル42の表面が反転して反転層54となり、ドレイン4
5、ソース44間に電流が流れるが、未だドレイン45
側では、空乏層53のくびれた状態となっている。この
ような状況では、図7の(c)に示すように反転層から
のホットキャリアによるpウェル42側へのリーク電流
に加えて、空乏層53のくびれ部分55でのバンド間ト
ンネル電流がリーク電流として流れる。図8に示すよう
に、これらリーク電流により、寄生Lateral-npnバイポ
ーラトランジスタ56が動作し、ドレイン45、pウェ
ル42間に大電流が流れ、p−n接合が破壊される。
【0020】以上のように本例では、空乏層のくびれ部
分55に流れるリーク電流により、寄生Lateral-npnバ
イポーラトランジスタ56の動作が促進されるため、従
来に比べて低いゲート電圧でバイポーラ動作をさせるこ
とができ、相対的にドレイン電圧を下げることができ
る。このようなドレイン電圧の低電圧化により、接合破
壊に要される電流値を極力抑えることができ、低電圧、
低電流での書込みが可能となる。このような低エネルギ
の書込みが可能であるので、書込みの際の大電流によっ
て破壊すべきp−n接合より他の部分(例えば、書込み
のされるMOSトランジスタと同じゲートラインに接続
された書込み不要な他のMOSトランジスタ)が破壊さ
れる恐れがなく、メモリセルの微細化が可能となる。
【0021】次に本例の読出し動作について、MOSト
ランジスタM22を読み出すこととして説明する。上述し
たように書き込みされたMOSトランジスタM22は、図
2の(b)に示すようにドレインラインD2からソース
ラインS2への経路で導通する。この導通を単純にみる
こともできるが、本例では次のように読み出す。
【0022】図9(a)に示すように基板41を接地端
子GND(0V)に接続し、第1の制御回路ドレインラ
インD2にアドレス電流Ibを与える。ドレイン側の接
合破壊部から、pウェル42に電流Ibが流れることに
より、チャネル44、pウェル42、基板41のなすn
pn型バイポーラトランジスタ57のコレクタ電流Ic
がソースラインS2に流れる。コレクタ電流Icはアド
レス電流Ibに対して、Ic=hFE・Ib(コレクタ
電流IcをIcとし、アドレス電流Ib、すなわち、ベ
ース電流をIbとし、バイポーラトランジスタの増幅率
をhFEとする。)と増幅されるので、小さなアドレス
電流Ibでも導通状態を検出することができる。言い換
えれば、微細化されたメモリセルから高精度読出しが可
能であり、メモリの微細化が可能となる。
【0023】また、基板41を接地端子GND(0V)
に接続する他、正電圧の端子VDD(例えば、2V)に
接続しても良い。この場合は、図9の(b)に示すよう
にエミッタ電流IeがソースラインS2に流れる。エミ
ッタ電流Ieも、アドレス電流Ibに対して、Ic=h
FE・Ib+Ib=(hFE+1)・Ib(エミッタ電
流IeをIeとする。)と増幅される。図9(a)に示
した場合と同様の効果を奏する。
【0024】図9の(a)、(b)に示した読出し動作
の際の各メモリセルの接続状態を等価回路で示すとそれ
ぞれ図10の(a)、(b)のようになる。これらには
便宜上2行、2列部分だけを示してある。
【0025】以上のように本例の半導体不揮発性メモリ
装置では、低エネルギの書込み及び読出しが可能とな
る。これにより、メモリセルの微細化及び記憶容量の増
大または省電力化が可能となる。
【0026】また、上記実施例の半導体不揮発性メモリ
装置では、3行、3列のマトリックス状に各メモリセル
を配列するものとしたが、これに限るものではなく、よ
り多くのメモリセルを用いたものにも応用可能である。
【0027】また、上記実施例の半導体不揮発性メモリ
装置ではソースラインS1〜S3をポリシリコンにて形成
したが、金属材料によって構成しても良い。この場合、
図11に示すようにドレインラインD1〜D3と各ドレイ
ンとのコンタクト50をオフセット部58を介して接続
し、各ソースと各ソースラインS1〜S3とのコンタクト
48の部分とドレインラインD1〜D3との重なりを避
け、これら金属層の重なりの面積を可能な限り小さくし
てクロストークを抑えてある。
【0028】また、上記実施例では、メモリセルをNチ
ャネル型MOSトランジスタで構成したが本発明はこれ
に限るものではなく、メモリセルをPチャネル型MOS
トランジスタで構成しても良い。この場合、ゲート電
圧、ドレイン電圧等の極性が上記実施例のものに対して
反転する他は、上記実施例のものと同様の作用、効果を
奏する。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、メモリセルを構成する
MOSトランジスタのドレインに第1の電圧を特定期間
印加した後、上記MOSトランジスタのゲートに第2の
電圧を印加することにより、ホットキャリアによるリー
ク電流に加えてバンド間トンネル電流によっても上記M
OSトランジスタに寄生するバイポーラトランジスタを
動作させるため、従来に比べて低電圧、低電流にてドレ
イン側のp−n接合破壊による書込みが可能となる。破
壊すべきp−n接合以外の部分が破壊される恐れがなく
なる。従来では大電流書込みによる不要な破壊の危険性
の高かった微細なメモリセルにも対応することができ、
ひいてはメモリセルの微細化が可能となる。
【0030】また、上記MOSトランジスタを、第1導
電型の基板に設けられた第2導電型のウェルと、当該ウ
ェルに設けられた上記第1導電型のソース及びドレイン
から構成し、読出しの際には上記基板を所定電位に接続
し、上記ドレインに電流を供給することにより、データ
書込みされた上記MOSトランジスタの上記基板、上記
ウェル及び上記ソースからなるバイポーラトランジスタ
を動作させ、上記ドレイン電流を増幅したソース電流を
読み出す。これにより、ドレインに供給する電流を低電
流化しても高精度の読出しが可能となり、メモリ微細化
が可能となり、メモリセルの微細化に伴なって、記憶容
量の増大が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の半導体不揮発性メモリ装置の
構成を示す回路図。
【図2】図1のメモリセルの接続状態を示す等価回路
図。
【図3】図1のメモリセルを構成するMOSトランジス
タの構成を示す平面図。
【図4】図3のA−A線断面を示す断面図。
【図5】図3のMOSトランジスタの複数個をマトリッ
クス状に配列した状態を示す平面図。
【図6】本発明の実施例の半導体不揮発性メモリ装置の
書込み動作を説明するタイミングチャート。
【図7】本発明の実施例の半導体不揮発性メモリ装置の
書込み動作を説明する説明図。
【図8】本発明の実施例の半導体不揮発性メモリ装置の
書込み動作を説明する説明図。
【図9】本発明の実施例の半導体不揮発性メモリ装置の
読出し動作を説明する説明図。
【図10】本発明の実施例の半導体不揮発性メモリ装置
の読出し動作時のメモリセルの等価回路を示す等価回路
図。
【図11】ソースライン、ドレインラインを共に金属材
料にて形成し、MOSトランジスタをマトリックス状に
配列した状態を示す平面図。
【図12】従来の半導体不揮発性メモリ装置の構成を示
す回路図。
【図13】従来の半導体不揮発性メモリ装置の書込み動
作を説明するための説明図。
【符号の説明】
1 書込み手段及び電流供給手段(第1の制御回路) 2 書込み手段(第2の制御回路) M11〜M33 メモリセル(MOSトランジスタ) D1〜D3 第1の信号ライン(ドレインライン) S1〜S3 第2の信号ライン(ソースライン) G1〜G3 第3の信号ライン(ゲートライン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 篤利 栃木県那須郡塩原町大字下田野531−1 日本プレシジョン・サーキッツ株式会社内 (72)発明者 室賀 芳明 栃木県那須郡塩原町大字下田野531−1 日本プレシジョン・サーキッツ株式会社内 (72)発明者 坂本 修司 栃木県那須郡塩原町大字下田野531−1 日本プレシジョン・サーキッツ株式会社内 (72)発明者 又井 浩司 栃木県那須郡塩原町大字下田野531−1 日本プレシジョン・サーキッツ株式会社内 Fターム(参考) 5B003 AA01 AA05 AB05 AC02 AC06 AC08 AD01 AD03 AD04 5F083 CR13 GA05 GA09 LA12 LA16 LA20 NA02 NA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOSトランジスタからなるメモリセル
    と、 上記MOSトランジスタのドレイン側のp−n接合に逆
    方向の第1の電圧を特定期間印加した後、上記MOSト
    ランジスタのゲートに上記第1の電圧より低い第2の電
    圧をかけることによって上記p−n接合を破壊して上記
    メモリセルへのデータ書込みをする書込手段とを具備す
    ることを特徴とする半導体不揮発性メモリ装置。
  2. 【請求項2】 上記メモリセルの複数個をマトリックス
    状に配列し、行毎の各メモリセルを成す各MOSトラン
    ジスタの各ドレインを行毎の各第1の信号ラインに接続
    し、列毎の各メモリセルを成す各MOSトランジスタの
    各ソースを列毎の各第2の信号ラインに接続し、列毎の
    各メモリセルを成す各MOSトランジスタの各ゲートを
    列毎の各第3の信号ラインに接続してあり、 上記書込手段は上記各第1、第2及び第3の信号ライン
    を特定電位とし、所望のメモリセルが接続された上記第
    1の信号ラインに上記第1の電圧を上記特定期間印加
    し、この後上記所望のメモリセルが接続された上記第3
    の信号ラインに上記第2の電圧を印加して上記所望のメ
    モリセルにデータを書き込むことを特徴とする請求項1
    に記載の半導体不揮発性メモリ装置。
  3. 【請求項3】 上記MOSトランジスタは、第1導電型
    の基板に設けられた第2導電型のウェルと、当該ウェル
    に設けられた上記第1導電型のソース及びドレインを備
    えており、 上記基板を所定の電位に接続してあり、 上記ドレインにアドレス電流を供給する電流供給手段を
    備え、 上記電流供給手段によりアドレス電流が供給された際に
    上記ソースに流れる電流の値に応じて上記データの読み
    取りをすることを特徴とする請求項1または2に記載の
    半導体不揮発性メモリ装置。
  4. 【請求項4】 MOSトランジスタからなるメモリセル
    を備えた半導体不揮発性メモリ装置の書込方法であっ
    て、 上記MOSトランジスタのドレイン側のp−n接合に逆
    方向の第1の電圧を特定期間印加した後、上記MOSト
    ランジスタのゲートに上記第1の電圧より低い第2の電
    圧をかけることによって上記p−n接合を破壊して上記
    メモリセルへのデータ書込みをすることを特徴とする半
    導体不揮発性メモリ装置の書込み方法。
  5. 【請求項5】 上記半導体不揮発性メモリ装置は、上記
    メモリセルの複数個をマトリックス状に配列し、行毎の
    各メモリセルを成す各MOSトランジスタの各ドレイン
    を行毎の各第1の信号ラインに接続し、列毎の各メモリ
    セルを成す各MOSトランジスタの各ソースを列毎の各
    第2の信号ラインに接続し、列毎の各メモリセルを成す
    各MOSトランジスタの各ゲートを列毎の各第3の信号
    ラインに接続してあり、 上記各第1、第2及び第3の信号ラインを特定の電位と
    し、所望のメモリセルが接続された上記第1の信号ライ
    ンに上記第1の電圧を上記特定期間印加し、この後上記
    所望のメモリセルが接続された上記第3の信号ラインに
    上記第2の電圧を印加して上記所望のメモリセルにデー
    タを書き込むことを特徴とする請求項4に記載の半導体
    不揮発性メモリ装置の書込み方法。
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