JP2002164023A - 角形電池 - Google Patents
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Abstract
招かない形状としながらも、電池内圧の上昇時における
電池ケースの変形を確実に防止できる高い耐圧性を有す
る角形電池を提供する。 【解決手段】電池ケース1は、横断面形状が略矩形状と
なった4つの各側板部5がそれぞれ所定の曲率半径R1
で外方に膨れ出る緩やかな円弧形になっているととも
に、各側板部5の中点C2と電池ケース1の横断面の中
心点C1または中央点C3との距離rと、曲率半径R1
との関係が、R1/r=4〜20の式を満足する横断面形
状を有している。これに加えて、電池ケース8の各角部
は、所定の曲率半径R2を有するアール形状に形成され
ているとともに、各側板部6の中点C2と電池ケース8
の横断面の中心点C1または中央点C3との距離rと、
曲率半径R2との関係が、R2/r=0.3 〜0.8 の式を
満足する横断面形状を有していることが好ましい。
Description
形状となった電池ケース内に発電要素を封入してなる密
閉型の角形電池に関するものである。
の発達に伴い、その駆動電源となる電池が重要なキーデ
バイスの一つとして開発が重要視されている。その電池
のうちでも充電可能なニッケル水素電池やリチウム二次
電池といった小型二次電池は、携帯電話機やノートパソ
コンあるいはビデオカメラなどを始めとして、近年では
ハイブリッド電気自動車の駆動電源などとしての用途に
も開発が進み、益々その需要を拡げつつある。
は、小型化および薄型化の要望が大きく、それらの駆動
電源である電池に対しても小型化および薄型化の要望が
高まりつつある。現在の電池の形状は、円筒型と角形と
大別されるが、円筒型電池は、これら複数本をパックケ
ースに収容して電池パックを構成する場合あるいは複数
本を電気機器の電池収納部内に収容する場合の何れにお
いても、無駄な残空間つまりデッドスペースが多くなっ
てスペース効率が悪い上に、収納空間内での安定性も悪
いので、上述した電気機器の小型化および薄型化に対し
不向きである。これに対し、角形電池は、スペース効率
が高い上に、収納空間内に安定した状態で収容できるの
で、電気機器の小型化および薄型化に適している。
放電時に発生するガスや内部に収納されている発電要素
の膨潤などに起因して電池内圧が上昇したときに、より
安定な形状である円形状になろうとする変形が生じ、電
池ケースにおける特に長側板部が外方に比較的大きく膨
れ出る状態に変形し易い。このような電池ケースの変形
は種々の弊害をもたらす。例えば、渦巻状の電極群のう
ちの最外周の電極板を電池ケースの内周面に電気的接続
状態に接触させている密閉型電池では、最外周の電極板
と電池ケースとの接触抵抗が大きくなって電池の内部抵
抗が増加するなどの不具合が生じる。
上昇に対して電池ケースの変形を防止する手段として、
電池ケースの一部に肉厚部を設けて電池ケースを補強す
る方法(特開昭62-93854号公報参照)や、横断面形状の
外形が矩形状となった電池ケースの各角部の内面をそれ
ぞれ緩やかな円弧状として、長側板部および短側板部の
肉厚に対しこれらの接続部分である角部の肉厚を大きく
する方法(特開平7-326331号公報参照)などが提案され
ている。
ースの一部に肉厚部を設ける手段では、電池内圧の上昇
に対して電池ケースの変形を防止することはできるが、
電池ケースの外形が大きくなって、小型化を図ることが
できない欠点がある。一方、矩形状の電池ケースの角部
の肉厚を大きくする手段では、電池ケースの外形が大き
くなるのを防止しながらも電池内圧の上昇に対し電池ケ
ースの変形を防止できるが、電池ケースの容積が低下し
てしまい、電極群における正極および負極の各々の活物
質の充填量が少なくなって単位体積当たりのエネルギ密
度が低くなる欠点がある。
てなされたもので、電池ケースを、外形の増大や内部容
積の減少を招かない形状としながらも、電池内圧の上昇
時における電池ケースの変形を確実に防止できる高い耐
圧性を有する角形電池を提供することを目的とするもの
である。
に、本発明は、角筒状の電池ケース内に電極群および電
解液が収容され、前記電池ケースの開口部が封口体で密
閉されてなる角形電池において、前記電池ケースは、横
断面形状が略矩形状となった4つの各側板部がそれぞれ
所定の曲率半径R1で外方に膨れ出る緩やかな円弧形に
なっているとともに、前記各側板部の中点と前記電池ケ
ースの横断面の中心点または中央点との距離rと、前記
曲率半径R1との関係が、R1/r=4〜20の式を満足
する横断面形状を有していることを特徴としている。
板部がR1/r>4の条件を満足して僅かに外方に膨れ
出ているだけであって、略矩形の断面形状を有している
ので、既存の角形電池と略同等の高いスペース効率を有
している。しかも、この角形電池では、電池ケースの側
板部が、R1/r<20の条件を満足して外方に向け予め
膨れ出た緩やかな円弧状になっているので、充放電時に
発生するガスや電極群の膨潤に起因して電池内圧が上昇
した場合に、各側板部が外方に向けさらに膨れ出る状態
に変形しようとするのが確実に抑制される。したがっ
て、この角形電池では、側板部が僅かに外方に膨れ出て
いる分だけ内容積が増大するので、その増大した空間に
電解液などの発電要素を収容して、エネルギ密度の向上
を図ることができるとともに、電池ケースをその全体に
わたり一定の肉厚に形成しながらも側板部の膨れを防止
できるので、既存の角形電池と略同一の外形とした場合
にも内容積が低減することがないため、充放電時に大き
な電流を流すことができ、電池特性としての大容量、且
つ高エネルギ密度を得ることができる。
は、所定の曲率半径R2を有するアール形状に形成され
ているとともに、各側板部の中点と前記電池ケースの横
断面の中心点または中央点との距離rと、前記曲率半径
R2との関係が、R2/r=0.3 〜0.8 の式を満足する
横断面形状を有していることが好ましい。
とによる損傷や打痕の発生を防止し、側板部の電池内圧
の上昇による膨れを抑制する効果を得ることができると
ともに、スペース効率が低下することがない。
ースの横断面形状に対応した横断面形状を有しているこ
とが好ましい。これにより、電池ケース内に空間が少な
くなって、単位体積当たりのエネルギ密度の向上を図る
ことができる。このような電極群の形状は以下のように
して得ることができる。例えば、重ね合わせた正極板、
負極板およびセパレータを渦巻き状に巻回して円柱状と
したのちに、これに金型による圧縮成形を施すことによ
り、電池ケースの断面形状に対応する断面略矩形状とし
て、電池ケース内に圧入状態で挿入すれば、電極群が電
池ケース内に挿入されたときに、緊迫度が僅かに緩んで
元の円形状への復元力で膨れ出る状態に僅かに変形し
て、各側板部の内面に対しそれぞれ密接して、電極群が
電池ケースの断面形状に対応する断面形状となる。
態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明
の第1の実施の形態に係る角形電池を示す斜視図、図2
は図1のA−A線断面図である。この角形電池は、略正
方形の横断面形状を有する有底角筒状の電池ケース1の
内部に、周知の帯状の正極板と負極板とをこれらの間に
セパレータを介在して渦巻き状に巻回してなる電極群2
が収納され、且つ電解液(図示せず)が注入され、電池
ケース1の円筒状となった開口頭部3に封口体4が嵌め
込まれたのち、開口頭部3の開口周縁部が内方にかしめ
加工されることにより、開口頭部3が封口体4によって
密閉された構造になっている。
形状が略正方形の4つの辺を構成する各側板部5がそれ
ぞれ所定の曲率半径R1で外方に膨れ出る緩やかな円弧
状になっているとともに、上記曲率半径R1と、各側板
部5の内面における中点C2と電池ケース1の断面の中
心点C1との距離rとが、R1/r=4〜20の式を満
足する断面形状になっている。
極板およびセパレータを渦巻き状に巻回して円柱状とし
たのちに、これに金型による圧縮成形を施すことによ
り、電池ケース1の断面形状に対応する断面略矩形状と
して、電池ケース1内に圧入状態で挿入するのが好まし
い。これにより、電極群2は、電池ケース1内に挿入さ
れたときに、緊迫度が僅かに緩んで元の円形状への復元
力で膨れ出る状態に僅かに変形して、各側板部5の内面
に対しそれぞれ密接する。
板部5が僅かに外方に膨れ出ているだけであって、略正
方形の断面形状を有しているので、既存の角形電池と略
同等の高いスペース効率を有している。ここで、R1/
r<4に設定すると、既存の円筒型電池と同程度にまで
空間効率が低下してしまう。
における4つの側板部5がそれぞれ外方に向け予め膨れ
出た緩やかな円弧状になっているので、充放電時に発生
するガスや電極群2の膨潤に起因して電池内圧が上昇し
た場合に、直線状の平坦面となった4つの側板部を有す
る既存の角形電池とは異なり、電池ケース1の各側板部
5が外方に向けさらに膨れ出る状態に変形しようとする
のが確実に抑制される。ここで、R1/r>20に設定す
ると、上述の側板部5が外方に膨れ出るのを抑制する効
果を十分に得ることができない。
ス1の電池内圧による変形が極めて小さく抑制されるこ
とから、電極群2における最外周の電極板と電池ケース
1の内周面との接触抵抗が所定値に維持されるので、電
池としての内部抵抗が増大するといった弊害が生じるこ
とがない。さらに、この角形電池は、横断面形状が矩形
となった既存の角形電池と比較して、4つの側板部5が
僅かに外方に膨れ出ている分だけ容積が増大するので、
その増大した空間に電解液などの発電要素を収容して、
エネルギ密度の向上を図ることができる。また、電池ケ
ース1は、上述した従来の角形電池のように肉厚部を設
けることなく、全体にわたり一定の肉厚に形成しながら
も側板部5の膨れを防止できるので、内容積が低減する
ことがない。これにより、この角形電池は、充放電時に
大きな電流を流すことができ、電池特性としての大容
量、且つ高エネルギ密度を得ることができる。
角形電池を示す横断面図であり、同図において、図2と
同一若しくは同等のものには同一の符号を付してある。
この角形電池の電池ケース7は、相対向する一対の長側
板部7aと相対向する一対の短側板部7bとを有する横
断面形状が略長方形になっている。
がそれぞれ所定の曲率半径R11で外方に膨れ出る緩や
かな円弧状であって、長側板部7aの内面における中点
C21と電池ケース7の断面の中央点C3との距離r1
とがR11/r1=4〜20の関係を満足するよう設定
されているとともに、短側板部7bがそれぞれ所定の曲
率半径R12で外方に膨れ出る緩やかな円弧状であっ
て、短側板部7bの内面における中点C22と電池ケー
ス7の断面の中央点C3との距離r2とがR12/r2
=4〜20の関係を満足するよう設定された断面形状を
有している。
7を断面長方形状としながらも、第1の実施の形態の角
形電池と同様に、充放電時に発生するガスや電極群2の
膨潤に起因して電池内圧が上昇したときに、電池ケース
1が外方に向けさらに膨れ出る状態に変形しようとする
のが確実に抑制されるとともに、電解液などの発電要素
を既存の角形電池よりも多い目に収容できるから、充放
電時に大きな電流を流すことができ、電池特性としての
大容量、且つ高エネルギ密度を得ることができる。
形電池を示す斜視図、図5は図4のB−B線断面図であ
り、これらの図において、図1および図2と同一若しく
は同等のものには同一の符号を付してある。この角形電
池は、電池ケース8が第1の実施の形態と同様に略正方
形の横断面形状を有しており、この電池ケース8の内部
に、周知の帯状の正極板と負極板とをこれらの間にセパ
レータを介在して渦巻き状に巻回してなる電極群2が収
納され、且つ電解液が注入され、電池ケース8の円筒状
となった開口頭部9に封口体4が嵌め込まれたのち、開
口頭部9の開口周縁部が内方にかしめ加工されることに
より、開口頭部9が封口体4によって密閉された構造に
なっている。
形状が略正方形の4つの辺を構成する各側板部5がそれ
ぞれ所定の曲率半径R1で外方に膨れ出る緩やかな円弧
状になっているとともに、各側板部5の内面における中
点C2と電池ケース1の断面の中心点C1との距離rと
が、R1/r=4〜20の関係を満足する断面形状にな
っている。この形状自体は第1の実施の形態の電池ケー
ス1と同様であるが、この形状に加えてさらに、隣接す
る二つの各側板部5の境界部である4つの四つの角部
は、所定の曲率半径R2の円弧形状にそれぞれ形成され
ている。その円弧形状は、R2/r=0.3 〜0.8 の式を
満足する横断面形状に形成されている。
施の形態と同じ効果を得られるのに加えて、R2/r<
0.3 に設定しているので、複数個を並置状態でパックケ
ースに収納して電池パックを構成する場合または電気機
器の電池収納部に収納する場合に、電池同士が互いに接
触した際に損傷や打痕が発生するといった不具合を未然
に防止できるとともに、側板部5の電池内圧の上昇によ
る膨れを抑制する効果を低下させることがない。また、
R2/r<0.8 に設定しているので、スペース効率が低
下することがない。
程順に示した斜視図であり、同図には第3の実施の形態
の角形電池の製造工程を例示しているが、第1および第
2の各実施の形態の角形電池も同様の工程を経て製造で
きる。先ず、(a)に示すように、電池ケース8は、図
5に示したと同様の略正方形の断面形状を有する有底角
筒状の形状に形成される。電極群2は、何れも帯状の正
極板と負極板とをこれらの間にセパレータを介在して重
ね合わせた状態で渦巻き状に巻回したのちに、電池ケー
ス8の断面形状に対応する断面略正方形状に圧縮成形さ
れる。この電極群2には、正極リード片11が上方に突
出され、且つ負極リード片(図示せず)が下方に突出さ
れている。このようにした電極群2は電池ケース8内に
挿入される。
に、電極群2の中央の孔から溶接用電極棒を挿入して、
負極リード片が電池ケース8の底面に抵抗溶接される。
つぎに、電池ケース8内の電極群2の上端面には絶縁板
10が被せられる。なお、図6では、図示便宜上、電池
ケース8の挿入前に電極群2の上端面に絶縁板10を被
せた状態を示してある。
近傍箇所に対して金型による圧縮成形が行われて、
(b)に示すように、円筒状の開口頭部9が形成され
る。さらに、電池ケース8を回転させながら、その電池
ケース8の回転方向と逆方向に回転するロール型(図示
せず)を開口頭部9の側面に押し付けることにより、図
4に示した環状溝12が形成され、電極群2が電池ケー
ス8内に固定される。
中央の孔から所定量の電解液が注入される。さらに、
(c)に示す封口体4には、これのフイルタ(図示せ
ず)に正極リード片11が抵抗溶接によって接続され、
開口頭部9内に絶縁リング(図示せず)が挿入されたの
ち、封口体4が開口頭部9内に挿入されて環状溝12に
よって電池ケース8の内方に膨出した環状の支持部上に
載置され、この状態で開口頭部9が内方にかしめ加工さ
れることにより、開口頭部9が封口体4によって密閉化
され、図4に示す角形電池が構成される。
ついて説明する。先ず、第1の実施の形態の角形電池を
以下のようにして製作した。すなわち、水酸化ニッケル
を主体とする帯状の正極体と水素吸蔵合金を主体とする
帯状の負極との間にセパレータを介在させて互いに重ね
合わせるとともに、正極板の先端から正極リード片11
を一方向に突出させ、且つ負極板の先端部から負極リー
ド片を他方向に突出させた状態で正極板、負極板および
セパレータを渦巻き状に巻回して電極群2を構成した。
一方、電池ケース1は、曲率半径R1を50mm、距離r
を11mmにそれぞれ設定して、R1/r=4.5 となる断
面形状に形成した。この電極群2と電池ケース1とを用
いて、図6で説明したと同様の工程を経て、第1の角形
電池を製作した。
のようにして製作した。すなわち、水酸化ニッケルを主
体とする帯状の正極体と水素吸蔵合金を主体とする帯状
の負極との間にセパレータを介在させて互いに重ね合わ
せるとともに、正極板の先端から正極リード片11を一
方向に突出させ、且つ負極板の先端部から負極リード片
を他方向に突出させた状態で正極板、負極板およびセパ
レータを渦巻き状に巻回して電極群2を構成した。一
方、電池ケース8は、曲率半径R1を100 mm、距離r
を11mm、角部の曲率半径R2を4mmにそれぞれ設定
して、R1/r=9.1 およびR2/r=0.36となる断面
形状に形成した。この電極群2と電池ケース8とを用い
て、図6で説明したと同様の工程を経て、第2の角形電
池を製作した。
し第5の角形電池を製作した。これらの比較例の角形電
池は、下記の表1に示すように、本発明におけるR1/
r=4〜20およびR2/r=0.3 〜0.8 の各条件を満
足しない各電池ケースを用いて製作した。上記5種類の
各電池ケースは、側板部および角部を含む全てにおいて
肉厚が0.26mmに均一になっている。なお、上記各電池
は何れもニッケル水素電池である。
時間放置したのちに、初充放電(充電は0.1 Cの電流値
で15時間、放電は0.2 Cの電流値で4時間)を行い、電
池ケースの膨れ度合いを調べた。この膨れ度合いは、電
池ケースの長手方向の中央部外面における対向する側板
部の中央点間の距離を充電前に測定し、つぎに、電池内
圧が封口体4内の安全弁が作動し始める15kgf/cm
2 に達する時点まで充電を行ったのちに上記と同一箇所
の距離を測定して、充電後の距離から充電前の距離を減
算した値から求めた。その試験結果を表1に示すが、表
1には、上述した第1ないし第5の電池をB1〜B5、
側板部の曲率半径を上記したR1、角部の曲率半径を上
記したR2でそれぞれ略して記載してあり、数値の単位
は、R1/rおよびR2/rを除きすべてmmである。
態に係る第1および第2の角形電池B1,B2は、膨れ
度合いがそれぞれ0.95mmおよび0.73mmであって、比
較例の第3ないし第5の角形電池に比較して格段に小さ
い。これは、側板部を、R1/r=4〜20の範囲内の適
度な円弧状に外方に向け膨出させたことによって膨れが
抑制されたためである。
にアールを設けているが、側板部がフラットであるため
に膨れ度合いが1.63mmと大きくなっている。また、第
4の角形電池B4は、側板部が250 mmの大きな曲率半
径によってR1/r>20の条件で膨れ出ていることか
ら、膨れの抑制効果が十分に得られず、膨れ度合いが1.
60mmとやはり大きくなっている。さらに、第5の角形
電池B5は、側板部が、4<R1/r<20の好適な範
囲内で外方に向け緩やかな円弧状に膨出されているが、
角部がR2/r<0.3 以下のアールに形成されているた
めに、膨れの抑制効果が半減して、膨れ度合いが第1お
よび第2の角形電池B1,B2よりも大きい1.55mmに
なっている。これにより、側板部はR1/r=4〜20の
範囲内で外方に膨出させ、且つ角部はR2/r=0.3 〜
0.8 の範囲内のアール形状にすれば、電池内圧の上昇時
の膨れを効果的に抑制できることが判明した。
ば、電池ケースの各々の側板部が、R1/r=4〜20
(R1は側板部の曲率半径、rは側板部の中点と電池ケ
ースの横断面の中心点または中央点との距離)の式を満
足して緩やかな円弧状に外方に膨れ出ているだけであっ
て、略矩形の断面形状を有しているので、既存の角形電
池と略同等の高いスペース効率を有しているとともに、
充放電時に発生するガスや電極群の膨潤に起因して電池
内圧が上昇した場合に、各側板部が外方に向けさらに膨
れ出る状態に変形しようとするのが確実に抑制される。
したがって、この角形電池では、側板部が僅かに外方に
膨れ出ている分だけ内容積が増大するので、その増大し
た空間に電解液などの発電要素を収容して、エネルギ密
度の向上を図ることができるとともに、電池ケースをそ
の全体にわたり一定の肉厚に形成しながらも側板部の膨
れを防止できるので、既存の角形電池と略同一の外形と
した場合にも内容積が低減することがないため、充放電
時に大きな電流を流すことができ、電池特性としての大
容量、且つ高エネルギ密度を得ることができる。
す斜視図。
す横断面図。
す斜視図。
順に示した斜視図。
たは中央点との距離 C1 電池ケースの中心点 C2,C21,C22 側板部の中点 C3 電池ケースの中央点
Claims (3)
- 【請求項1】 角筒状の電池ケース内に電極群および電
解液が収容され、前記電池ケースの開口部が封口体で密
閉されてなる角形電池において、 前記電池ケースは、横断面形状が略矩形状となった4つ
の各側板部がそれぞれ所定の曲率半径R1で外方に膨れ
出る緩やかな円弧形になっているとともに、前記各側板
部の中点と前記電池ケースの横断面の中心点または中央
点との距離rと、前記曲率半径R1との関係が、R1/
r=4〜20の式を満足する横断面形状を有していること
を特徴とする角形電池。 - 【請求項2】 電池ケースの各角部は、所定の曲率半径
R2を有するアール形状に形成されているとともに、各
側板部の中点と前記電池ケースの横断面の中心点または
中央点との距離rと、前記曲率半径R2との関係が、R
2/r=0.3〜0.8 の式を満足する横断面形状を有して
いる請求項1に記載の角形電池。 - 【請求項3】 電極群が電池ケースの横断面形状に対応
した横断面形状に形成されている請求項1または2に記
載の角形電池。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000356169A JP3709134B2 (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | 角形電池 |
| EP01982854A EP1341243B1 (en) | 2000-11-22 | 2001-11-19 | Prismatic battery |
| PCT/JP2001/010105 WO2002043166A1 (en) | 2000-11-22 | 2001-11-19 | Square battery |
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