JP2597576B2 - 角形密閉電池の製造方法 - Google Patents
角形密閉電池の製造方法Info
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/10—Primary casings; Jackets or wrappings
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- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、金属ケースの構造を改良した角形密閉電
池の製造方法に関するものである。
池の製造方法に関するものである。
角形密閉電池、特に小型携帯用の角形密閉電池は、従
来有底金属ケース胴部の横断面形状を矩形とし、このケ
ースの開口部より、正負両極板をセパレータを介して重
ね合せてなる極板群を挿入した後、前記開口部を蓋板で
閉塞して角形密閉電池を形成していた。
来有底金属ケース胴部の横断面形状を矩形とし、このケ
ースの開口部より、正負両極板をセパレータを介して重
ね合せてなる極板群を挿入した後、前記開口部を蓋板で
閉塞して角形密閉電池を形成していた。
ところが、このような製造方法の場合、通常金属ケー
スは一方の極の端子を兼ねており、所定極性の極板をケ
ース胴部に圧接させて集電させているので、正負両極板
を重ね合せて構成した極板群をケース内に圧入する必要
があった。この圧入の際、ケース胴部内面と接する極板
の活物質が脱落し、容量が低下したり、脱落した活物質
により内部短絡を起こす危険性があった。
スは一方の極の端子を兼ねており、所定極性の極板をケ
ース胴部に圧接させて集電させているので、正負両極板
を重ね合せて構成した極板群をケース内に圧入する必要
があった。この圧入の際、ケース胴部内面と接する極板
の活物質が脱落し、容量が低下したり、脱落した活物質
により内部短絡を起こす危険性があった。
この発明は、このような問題点を解決するためになさ
れたもので、極板群の挿入が容易で容量の低下や内部短
絡の危険のない角形密閉電池の製造方法を提供しようと
するものである。
れたもので、極板群の挿入が容易で容量の低下や内部短
絡の危険のない角形密閉電池の製造方法を提供しようと
するものである。
本発明は、胴部の互いに対向する二つの面を外方湾曲
面とした有底角筒状金属ケース内に、正極板及び負極板
をセパレータを介して順次重ね合わせてなる極板群をそ
の外側に位置する極板が前記外方湾曲面と対向するよう
に収納する工程と、前記外方湾曲面を内方に絞って前記
金属ケースの胴部の横断面形状を矩形する工程と、前記
金属ケースの開口端を内方に折り曲げ、前記金属ケース
内に配置された封口部材を前記金属ケースに固定する工
程とを具備する角形密閉電池の製造方法である。
面とした有底角筒状金属ケース内に、正極板及び負極板
をセパレータを介して順次重ね合わせてなる極板群をそ
の外側に位置する極板が前記外方湾曲面と対向するよう
に収納する工程と、前記外方湾曲面を内方に絞って前記
金属ケースの胴部の横断面形状を矩形する工程と、前記
金属ケースの開口端を内方に折り曲げ、前記金属ケース
内に配置された封口部材を前記金属ケースに固定する工
程とを具備する角形密閉電池の製造方法である。
このような構成をとると、極板群を金属ケースの開口
部から挿入する際、ケースの胴部内面と極板の活性物質
面との間に十分なクリアランスが得られるため活物質の
脱落を生じることがなく、容量の低下を防ぐことがで
き、また脱落した物質による内部短絡の危険性もない。
部から挿入する際、ケースの胴部内面と極板の活性物質
面との間に十分なクリアランスが得られるため活物質の
脱落を生じることがなく、容量の低下を防ぐことがで
き、また脱落した物質による内部短絡の危険性もない。
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明す
る。
る。
まず、第１図（ａ）（ｂ）に示すようにニッケルメッ
キを施した鉄板またはステンレス等の金属製平板を絞り
加工または溶接法によって胴部の横断面形状が凸レンズ
状の有底筒状の金属ケース１を形成する。第１図におい
て、２は１対の外方湾曲面を示している。
キを施した鉄板またはステンレス等の金属製平板を絞り
加工または溶接法によって胴部の横断面形状が凸レンズ
状の有底筒状の金属ケース１を形成する。第１図におい
て、２は１対の外方湾曲面を示している。
次に、ニッケルなどよりなる正極板３と、カドミウム
などよりなる負極板４をセパレータ５を介して、上端面
には正極板４の端縁が、下端面には負極板４の端縁がそ
れぞれ突出するように交互に重ね極板群６を形成し、こ
の際極板群６の両側には、負極板４が露出するようにす
る。
などよりなる負極板４をセパレータ５を介して、上端面
には正極板４の端縁が、下端面には負極板４の端縁がそ
れぞれ突出するように交互に重ね極板群６を形成し、こ
の際極板群６の両側には、負極板４が露出するようにす
る。
この極板群６を各部材の重ね合せ方向が、外方湾曲面
２に対応するように開口部から金属ケース１内に収容
し、次いでガスケット７内に金属製蓋板８を納めた封口
部材をケース１の開口部に挿入し、極板群６の上に載置
する。第２図はこの状態を示している。
２に対応するように開口部から金属ケース１内に収容
し、次いでガスケット７内に金属製蓋板８を納めた封口
部材をケース１の開口部に挿入し、極板群６の上に載置
する。第２図はこの状態を示している。
次に、第３図に示すように、呼び込みテーパＤ′のつ
いた絞りダイＤ内にこの電池を下方から押し上げて金属
ケース１の外方湾曲面２を内方に絞って横断面形状が矩
形となるように変形させる。さらに、金属ケース１の開
口端をクランプ型により内方に折り曲げてガスケット７
を介して金属製蓋板８を固定し、第４図に示すような角
形密閉電池を完成させる。
いた絞りダイＤ内にこの電池を下方から押し上げて金属
ケース１の外方湾曲面２を内方に絞って横断面形状が矩
形となるように変形させる。さらに、金属ケース１の開
口端をクランプ型により内方に折り曲げてガスケット７
を介して金属製蓋板８を固定し、第４図に示すような角
形密閉電池を完成させる。
このように金属ケース１の胴部を予め横断面凸レンズ
状に形成し、１対の外方湾曲面２を形成しておくこと
で、極板表面の活物質の脱落による容量の低下や内部短
絡の危険性のない電池が得られる。
状に形成し、１対の外方湾曲面２を形成しておくこと
で、極板表面の活物質の脱落による容量の低下や内部短
絡の危険性のない電池が得られる。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、要旨を変更しない範囲において異なる構成をとるこ
とができる。
く、要旨を変更しない範囲において異なる構成をとるこ
とができる。
この発明によれば、極板群の挿入が容易で容量の低下
や内部短絡の危険のない角形密閉電池の製造方法を提供
することができる。
や内部短絡の危険のない角形密閉電池の製造方法を提供
することができる。
第１図（ａ）（ｂ）はこの発明の一実施例において用い
る金属ケースを示すもので（ａ）は平面図、（ｂ）は縦
断面図、第２図は電極群を金属ケース内に収容し、封口
部材を開口部に収めた状態を示す縦断面図、第３図は同
実施例において絞りダイスにより金属ケースの外方湾曲
面を内方に絞る工程の説明図、第４図はこの実施例の電
池の完成した状態を示す縦断面図である。 １……金属ケース、２……外方湾曲面 ３……正極板、４……負極板 ５……セパレータ、６……極板群 ７……ガスケット、８……金属製蓋板
る金属ケースを示すもので（ａ）は平面図、（ｂ）は縦
断面図、第２図は電極群を金属ケース内に収容し、封口
部材を開口部に収めた状態を示す縦断面図、第３図は同
実施例において絞りダイスにより金属ケースの外方湾曲
面を内方に絞る工程の説明図、第４図はこの実施例の電
池の完成した状態を示す縦断面図である。 １……金属ケース、２……外方湾曲面 ３……正極板、４……負極板 ５……セパレータ、６……極板群 ７……ガスケット、８……金属製蓋板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−17983（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−221551（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−221552（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−221553（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−221554（ＪＰ，Ａ) 実開 昭58−169659（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】胴部の互いに対向する二つの面を外方湾曲
面とした有底角筒状金属ケース内に、正極板及び負極板
をセパレータを介して順次重ね合わせてなる極板群をそ
の外側に位置する極板が前記外方湾曲面と対向するよう
に収納する工程と、 前記外方湾曲面を内方に絞って前記金属ケースの胴部の
横断面形状を矩形にする工程と、 前記金属ケースの開口端を内方に折り曲げ、前記金属ケ
ース内に配置された封口部材を前記金属ケースに固定す
る工程と を具備する角形密閉電池の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62101264A JP2597576B2 (ja) | 1987-04-24 | 1987-04-24 | 角形密閉電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62101264A JP2597576B2 (ja) | 1987-04-24 | 1987-04-24 | 角形密閉電池の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6471056A JPS6471056A (en) | 1989-03-16 |
| JP2597576B2 true JP2597576B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=14296043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62101264A Expired - Fee Related JP2597576B2 (ja) | 1987-04-24 | 1987-04-24 | 角形密閉電池の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2597576B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3923259B2 (ja) | 2000-08-22 | 2007-05-30 | 松下電器産業株式会社 | 電池の製造方法 |
| JP3709134B2 (ja) | 2000-11-22 | 2005-10-19 | 松下電器産業株式会社 | 角形電池 |
| JP4784730B2 (ja) * | 2005-07-21 | 2011-10-05 | ソニー株式会社 | 電池 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5845784B2 (ja) * | 1978-07-26 | 1983-10-12 | 松下電器産業株式会社 | 積層乾電池の製造法 |
| JPS58169659U (ja) * | 1982-05-10 | 1983-11-12 | 富士電気化学株式会社 | 角柱形アルカリ電池 |
-
1987
- 1987-04-24 JP JP62101264A patent/JP2597576B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6471056A (en) | 1989-03-16 |
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Legal Events
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