JP2002163920A - 光源装置 - Google Patents
光源装置Info
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Abstract
クターベースの接続が可能であり、部品点数が少なくて
放電ランプの冷却も十分に行うことができる光源装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 内部に一対の電極14、15が対向配置
された石英ガラス製の発光管11の両端に封止管部12
が連設されたショートアーク型放電ランプと、この放電
ランプを取り囲む凹面反射鏡20とが、リフレクターベ
ース30を介して接続された光源装置において、リフレ
クターベースをガラスで構成し、このリフレクターベー
スを放電ランプの一方の封止管部に溶着し、リフレクタ
ーベースの開口縁を凹面反射鏡の背面に固定する。
Description
ェクタなどの映像照射装置に使用される光源装置に関す
るものである。
て、ショートアーク型放電ランプと凹面反射鏡を組み合
わせたものが使用されるが、液晶プロジェクタは演色性
のよい光源が要求されるので、ショートアーク型放電ラ
ンプとしては、一対の電極が対向配置された石英ガラス
からなる発光管内に、水銀、希ガス、金属のハロゲン化
物を封入したメタルハライドランプが使用されていた。
しかし最近では、メタルハライドランプに代って、極め
て高い水銀蒸気圧を持った超高圧放電ランプが使用され
ることが多い。これは水銀蒸気圧をより高くすること
で、アークの広がりを抑えるとともに、より一層の演色
性および光出力の向上を図ったものである。
成形されるのが一般的であるが、より高い耐熱性が要求
される場合は結晶化ガラスで成形されることがある。こ
の凹面反射鏡の背面の頂部には、放電ランプを保持する
ための支持筒部が形成されている。一方、放電ランプの
発光管の両端には封止管部が一体に連設されており、こ
の封止管部に口金が取り付けられる。そして、放電ラン
プの封止管部を凹面反射鏡の支持筒部内に挿入し、支持
筒部の内周面と口金の間に接着剤を充填して接着してい
る。
・高出力化の要請のために、凹面反射鏡が小型化し、か
つ放電ランプは出力の大きなものが使用される。従っ
て、放電ランプが極めて高温になり、凹面反射鏡内に冷
却風を導いて放電ランプを冷却する必要が生じる。こと
に、発光管に連設された封止管部内にはモリブデン箔が
埋設されているが、封止管部の温度が高いとモリブデン
箔が高温酸化し、電気的接続の不良が発生し、ランプ寿
命が著しく短くなる。しかし、前述のように、凹面反射
鏡の支持筒部内には、放電ランプの封止管部が挿入され
て接着剤で接着されているので、支持筒部は閉塞された
状態になり、凹面反射鏡の開口部側から送風されたラン
プ冷却風はこの支持筒部内を通って凹面反射鏡の背面方
向に流れ出ることができず、従って、ランプ冷却が不充
分となり、ことに、支持筒部に挿入された封止管部の冷
却が不充分となり、ランプ寿命の低下を引き起こす。ま
た、凹面反射鏡に冷却風の通気孔を直接設けると、凹面
反射鏡の反射面にヒケが生じて反射特性が狂ってしま
う。
着剤で直接接続すると、ランプ冷却風を凹面反射鏡の支
持筒部から流出させることができないので、図5に示す
ように、放電ランプ10と凹面反射鏡20を、通気孔3
2が設けられたリフレクターベース30を介して接続
し、凹面反射鏡20の開口部23方向から流入したラン
プ冷却風が通気孔32を通って凹面反射鏡20の背面方
向に流れ出るようにすることがある。
クターベース30はセラミックスで略有底筒状に成形さ
れており、その背面33に通気孔32が設けられ、かつ
背面33から小径部31が突出している。そして、リフ
レクターベース30の開口縁30aが接着剤Pにより凹
面反射鏡の背面に接着されている。一方、放電ランプ1
0の一方の封止管部12には金属製の口金13が取り付
けられており、この部分がリフレクターベース30の小
径部31に挿入され、接着剤Pで接着されている。
ラミックス製であるので、放電ランプ10の一方の封止
管部12に金属製の口金13を取り付けてからリフレク
ターベース30と放電ランプ10を接着剤Pで接着する
必要がある。つまり、口金13が必要になって部品点数
が増加するとともに、口金13の取り付けのために多く
の工数が必要になる。
接着剤Pに含まれる不純物が蒸発して凹面反射鏡20の
反射面22に付着するため、反射効率が低下して照度不
足になる不具合がある。更には、接着剤P自身がランプ
の点滅に伴って膨張収縮を繰り返し、その結果、接着面
に隙間ができて接着強度の劣化を来たす。このため、振
動や衝撃が加わると放電ランプ10が所定位置からずれ
て極端な照度劣化を招き、極端な場合には放電ランプ1
0が脱落することもある。
放電ランプとリフレクターベースの接続が可能であり、
部品点数が少なくて放電ランプの冷却も十分に行うこと
ができる光源装置を提供することを目的とする。
めに、請求項1の発明は、 内部に一対の電極が対向配
置された石英ガラス製の発光管の両端に封止管部が連設
されたショートアーク型放電ランプと、この放電ランプ
を取り囲む凹面反射鏡とが、リフレクターベースを介し
て接続された光源装置において、リフレクターベースを
ガラスで構成し、このリフレクターベースを放電ランプ
の一方の封止管部に溶着し、リフレクターベースの開口
縁を凹面反射鏡の背面に固定する。
ースの開口縁を凹面反射鏡の背面に溶着又は接着により
固定する。そして、請求項3の発明のように、リフレク
ターベースに通気孔を形成すると、ランプ冷却風を凹面
反射鏡の背面方向に流出させることができ、放電ランプ
を効率的に冷却することができる。また、請求項4の発
明のように、リフレクターベースを燒結石英ガラスで成
形すると、簡単に成形できるとともに、熱膨張係数が放
電ランプの封止管部と同じであるので直接溶着すること
ができる。
実施の形態を具体的に説明する。図1(A)はリフレク
ターベース30の一部断面図を示し、(B)は背面図を
示すが、リフレクターベース30は、ガラス、例えば燒
結石英ガラスで略有底筒状に成形されている。リフレク
ターベース30の背面33には複数個の通気孔32が同
一円上に設けられ、かつ背面33から小径部31が突出
している。そして、図2に示すように、このリフレクタ
ーベース30の小径部31が放電ランプ10の一方の封
止管部12に溶着される。
格電力が150Wのショートアーク型水銀ランプである
が、石英ガラス製の発光管11の両端には封止管部12
が一体に連設されている。発光管11内には、封止管部
12でそれぞれ保持された陰極14および陽極15が所
定の間隔で対向配置されおり、また、発光管11内に
は、所定量の水銀、および希ガスが封入されている。封
止管部12にはモリブデン箔(図示せず)が埋設されて
おり、陰極14および陽極15の端部がそれぞれモリブ
デン箔に溶接されるとともに、封止管部12、12から
外部に伸び出す外部リード棒16、16の端部もモリブ
デン箔に溶接されている。そして、外部リード棒16、
16間に通電すると陰極14と陽極15の間でアーク放
電し、発光する。なお、封止管部12には口金は取り付
けられておらず、部品点数が少なくなっている。また、
放電ランプ10はショートアーク型の超高圧希ガスラン
プやメタルハライドランプなどであってもよい。
電ランプ10の一方の封止管部12に溶着するに際し、
まず、一方の封止管部12を小径部31内に両者の軸線
が一致した状態で挿入する。そして、リフレクターベー
ス30が燒結石英ガラスで成形されている場合は、熱膨
張係数が石英ガラスからなる封止管部12の熱膨張係数
と等しいので、酸素・水素バーナーで1600℃以上に
加熱して溶融すると、溶融部Mtにおいてリフレクター
ベース30の小径部31と放電ランプ10の一方の封止
管部12とを直接溶融することができる。
以外のガラス、例えば硬質ガラスで成形すると、素材費
が安価であるので低コストのリフレクターベース30と
することができるが、熱膨張係数が石英ガラスからなる
封止管部12の熱膨張係数と異なるので直接溶着するこ
とはできず、熱膨張率が順次異なる中間体を介在させて
溶着する必要がある。
られた放電ランプを、図3(A)又は図3(B)に示す
ように、凹面反射鏡20の背部の頂部に形成された支持
筒部21から挿入し、リフレクターベース30の開口縁
30aを凹面反射鏡20の背面に当接させ仮固定し、実
際に放電ランプ10を点灯して集光率が最大になる位置
を求める。そして、この位置でリフレクターベース30
の開口縁30aをバーナーで加熱し、溶融部Mtにおい
てリフレクターベース30の開口縁30aを凹面反射鏡
20の背面に溶着する。
大になる位置において接着剤Pでリフレクターベース3
0の開口縁30aを凹面反射鏡20の背面に接着しても
よい。この接着部分は、ランプ点灯時においてあまり高
温にならないので、接着剤Pの不純物が蒸発物が凹面反
射鏡20の反射面22に付着することがなく、また、熱
膨張・収縮の繰り返しにより剥離することはない。
間に通電すると陰極14および陽極15間でアーク放電
し、放射された光は反射面22で反射して効率良く集光
される。そして、凹面反射鏡20の開口部23方面から
送風された冷却風は、高温になった発光管11および封
止管部12に沿って流れ、リフレクターベース30の通
気孔32を通って外部に放出される。従って、放電ラン
プ10は効率良く冷却されるが、ことに支持筒部21に
挿入された封止管部12が効率良く冷却される。このた
め、封止管部12に埋設されたモリブデン箔の高温酸化
が抑制され、ランプ寿命を長くすることができ、更なる
小型化を可能とすることができる。
は、ショートアーク型放電ランプと、この放電ランプを
取り囲む凹面反射鏡とが、リフレクターベースを介して
接続された光源装置において、リフレクターベースをガ
ラスで構成し、このリフレクターベースを放電ランプの
一方の封止管部に溶着し、リフレクターベースの開口縁
を凹面反射鏡の背面に固定するので、リフレクターベー
スに通気孔を設けると効率良く冷却することができる
が、封止管部に装着する口金が不要になり、部品点数が
少なく、取付工数も不要になる。そして、放電ランプと
リフレクターベースとの接続に接着剤を使用しないの
で、接着剤に含まれる不純物が蒸発して凹面反射鏡の反
射面に付着することがなく、反射効率が低下して照度不
足になることがない。更には、接着剤自身がランプの点
滅に伴って膨張収縮を繰り返す問題もなく、放電ランプ
とリフレクターベースを強固に接続することができる。
また、接着剤の硬化待ちの時間が不要であり、効率良く
製造することができる。
る。
説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 内部に一対の電極が対向配置された石英
ガラス製の発光管の両端に封止管部が連設されたショー
トアーク型放電ランプと、該放電ランプを取り囲む凹面
反射鏡とが、リフレクターベースを介して接続された光
源装置において、 前記リフレクターベースはガラスで構成され、該リフレ
クターベースが該放電ランプの一方の封止管部に溶着さ
れ、該リフレクターベースの開口縁が該凹面反射鏡の背
面に固定されたことを特徴とする光源装置。 - 【請求項2】 前記リフレクターベースの開口縁が該凹
面反射鏡の背面に溶着又は接着により固定されたことを
特徴とする請求項1記載の光源装置。 - 【請求項3】 前記リフレクターベースに通気孔が形成
されたことを特徴とする請求項1又は2記載の光源装
置。 - 【請求項4】 前記リフレクターベースを構成するガラ
スが燒結石英ガラスであることを特徴とする請求項1、
2又は3記載の光源装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000355108A JP4058899B2 (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | 光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000355108A JP4058899B2 (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | 光源装置 |
Publications (2)
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JP2002163920A true JP2002163920A (ja) | 2002-06-07 |
JP4058899B2 JP4058899B2 (ja) | 2008-03-12 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP4058899B2 (ja) |
-
2000
- 2000-11-22 JP JP2000355108A patent/JP4058899B2/ja not_active Expired - Fee Related
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