JP2002163886A - 短絡許容抵抗性交差点アレイ - Google Patents

短絡許容抵抗性交差点アレイ

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JP2002163886A
JP2002163886A JP2001274444A JP2001274444A JP2002163886A JP 2002163886 A JP2002163886 A JP 2002163886A JP 2001274444 A JP2001274444 A JP 2001274444A JP 2001274444 A JP2001274444 A JP 2001274444A JP 2002163886 A JP2002163886 A JP 2002163886A
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resistance
memory cell
resistive
array
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Frederick A Perner
フレデリック・エイ・パーナー
Thomas C Anthony
トーマス・シー・アンソニー
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Hewlett Packard Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】抵抗性セル交差点メモリアレイにおいて短絡したSDT接
合素子に関連した問題を克服すること。 【解決手段】テ゛ータ記憶装置(8)は、メモリセル(12)の抵抗性交
差点アレイ(10)を含む。各メモリセル(12)は、メモリ素子(50)、及
びそのメモリ素子(50)に直列に接続された抵抗素子(56)を
含む。抵抗素子(56)は、読み取り操作中、短絡したメモリ
素子を流れる回り込み電流を実質的に減衰させる。テ゛ータ
記憶装置(8)は、磁気ランタ゛ムアクセスメモリ(「MRAM」)とすること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ記憶装置に
関する。より具体的には、本発明は、抵抗性セル交差点
メモリアレイを含むデータ記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ランダムアクセスメモリ(「MRA
M」)は、データ記憶のために検討されている不揮発性
メモリである。典型的なMRAM装置には、メモリセル
のアレイが含まれる。ワード線が、メモリセルの行に沿
って延び、ビット線が、メモリセルの列に沿って延びて
いる。各メモリセルは、ワード線とビット線の交差点に
配置されている。
【0003】メモリセルには、スピン依存トンネル
(「spin dependent tunneling:SDT」)接合素子を
含むことが可能である。SDT接合素子の磁化は、任意
の時間において2つの安定した配向(orientation)の
一方をとる。これら2つの安定した配向、すなわち、平
行と逆平行は、論理値「0」及び「1」を表している。
磁化の配向は、さらに、SDT接合素子の抵抗に影響を
及ぼす。SDT接合素子の抵抗は、磁化の配向が平行の
場合には、第1の値Rであり、磁化の配向が逆平行の場
合には、第2の値R+△Rである。
【0004】SDT接合素子の磁化の配向、従って、そ
の論理状態は、その抵抗状態を検知することによって読
み取ることが可能である。しかし、アレイ内のメモリセ
ルは、多くの平行経路を介して互いに結合されている。
ある交差点で認められる抵抗は、他の行及び列における
メモリセルの抵抗と並列をなすその交差点のメモリセル
の抵抗に等しい。これに関して、メモリセルのアレイ
は、交差点抵抗回路網として特徴付けられることが可能
である。
【0005】SDT接合素子は、わずかな数の原子の厚
さしかないトンネル障壁を有する。メモリセルアレイ全
体のためにこうした薄い障壁を製作する製造プロセスの
制御は、困難である。障壁の中には、設計されたものよ
りも薄いものがあったり、あるいは構造上の欠陥を含ん
でいるものがあったりする可能性がある。メモリセルの
いくつかが、欠陥のある、または設計されたものより薄
いトンネル障壁を有する場合、それらのメモリセルは、
短絡する可能性がある。
【0006】あるSDT接合素子が短絡すると、その短
絡したSDT接合素子は、使用できなくなる。メモリセ
ルを互いに分離するのに、スイッチまたはダイオードを
使用しないアレイの場合、同じ列内の他のメモリセルも
使用不可能になる。従って、1つの短絡したSDT接合
メモリセルによって、列幅のエラーが生じる可能性があ
る。
【0007】エラーコード訂正を使用して、使用不可能
なメモリセルの完全な1列からデータを回復することが
可能である。しかし、単一列における1000以上のビ
ットを訂正するのは、時間及び計算の両方の観点からコ
ストがかかる。さらに、一般的な記憶装置には、短絡し
たSDT接合素子を有する列が2つ以上含まれる可能性
がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、抵抗性セル交
差点メモリアレイにおいて短絡したSDT接合素子に関
連した問題を克服する必要性が存在する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の態様の1つによ
れば、抵抗性セル交差点メモリアレイのメモリセルに
は、メモリ素子と、そのメモリ素子に直列に接続された
線形抵抗素子が含まれる。メモリ素子が短絡した場合、
短絡したメモリ素子によって、ランダム化ビットエラー
が生じることになる。しかし、短絡したメモリ素子によ
って、列幅エラーが生じることはない。
【0010】本発明の他の態様及び利点については、本
発明の原理を例示した、添付の図面に関連してなされる
下記の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】説明のための図面に示すように、
本発明は、メモリセルの抵抗性交差点アレイと、メモリ
セルの抵抗状態を検知するための回路要素を含むMRA
M装置において具現化される。MRAM装置には、読み
取り操作中にメモリセルを互いに分離するためのスイッ
チまたはダイオードが含まれていない。その代わり、そ
の回路要素は、選択されたワード線及びビット線といく
つかの選択されなかったワード線及びビット線に等電位
を印加することによって、選択されたメモリセルを分離
する。等電位を印加することによって、寄生電流が読み
取り操作を妨げることを防ぐことが可能である。各メモ
リセルには、メモリ素子と直列に接続された線形抵抗素
子が含まれる。メモリ素子が短絡した場合、短絡したメ
モリ素子によって、ランダム化ビットエラーが生じる。
しかし、短絡したメモリ素子によって、列幅のエラーが
生じることはない。ランダム化ビット故障は、列幅故障
よりもはるかに迅速かつ容易にECCによって訂正され
ることが可能である。
【0012】次に図1を参照すると、メモリセル12の
アレイ10を含むMRAM装置8が例示されている。メ
モリセル12は、行と列に配列されており、行はx方向
に沿って延び、列はy方向に沿って延びている。本発明
の説明を単純化するため、比較的少数のメモリセル12
だけしか示されていない。実際には、任意のサイズのア
レイを使用することが可能である。
【0013】ワード線14の働きをするトレースが、メ
モリセルアレイ10の平面の一方の側にx方向に沿って
延びている。ビット線16の働きをするトレースが、メ
モリセルアレイ10の平面のもう一方の側にy方向に沿
って延びている。アレイ10の各行毎に1つのワード線
14と、アレイ10の各列毎に1つのビット線16を設
けることが可能である。各メモリセル12は、対応する
ワード線14とビット線16の交差点に配置される。
【0014】MRAM装置8には、行復号回路18も含
まれる。読み取り操作中、行復号回路18によって、定
供給電圧(Vs)または大地電位をワード線14に印加
することが可能である。定供給電圧(Vs)は、外部回
路によって供給されることが可能である。
【0015】MRAM装置8には、読み取り操作中に選
択されたメモリセル12の抵抗を検知するための読み取
り回路と、書き込み操作中に選択されたメモリセル12
の磁化に配向を施すための書き込み回路がさらに含まれ
る。読み取り回路は、全体として20で表示されてい
る。書き込み回路は、本発明の説明を単純化するため、
示されていない。
【0016】読み取り回路20には、複数のステアリン
グ回路22とセンスアンプ24が含まれる。複数のビッ
ト線16が、各ステアリング回路22に接続される。各
ステアリング回路22には、各ビット線16を動作電位
源またはセンスアンプ24に接続することが可能な1組
のスイッチが含まれる。センスアンプ24の出力は、デ
ータレジスタ30に供給され、さらに、MRAM装置8
のI/Oパッド32に結合される。
【0017】図2aには、アレイ10のある列のいくつ
かのメモリセル12が示されている。各メモリセル12
には、情報のビットを磁化の配向として記憶するMRA
M素子50が含まれる。メモリ素子(MRAM素子)5
0の磁化は、いつでも2つの安定した配向の一方を示す
ことが可能である。これら2つの安定した配向、すなわ
ち、平行及び逆平行は、論理値「0」及び「1」を表し
ている。
【0018】磁化の配向は、抵抗に影響を与える。メモ
リセルの抵抗は、磁化の配向が平行の場合、第1の値
(R)になり、磁化の配向が平行から逆平行に変化する
と、メモリセルの抵抗は、第2の値(R+△R)まで増
大する。
【0019】メモリ素子50は、特定のタイプに制限さ
れない。例えば、メモリ素子50は、SDT接合素子と
することが可能である。
【0020】各メモリセル12には、そのメモリ素子5
0とワード線14との間の第1のオーミックコンタクト
52、及びそのメモリ素子50とビット線16との間の
第2のオーミックコンタクト54が、さらに含まれる。
ワード線14及びビット線16は、一般に、アルミニウ
ムまたは銅のような金属製の抵抗の小さい導体である。
オーミックコンタクト52及び54によって、金属線1
4及び16(ワード線14及びビット線16)とメモリ
素子50の磁気層との界面が提供される。第1と第2の
オーミックコンタクト52及び54は、独立した素子5
2及び54として示されているが、もちろん、これらの
独立した素子52及び54を排除し、金属線14をメモ
リ素子50と直接接触させることも可能である。
【0021】各メモリセル12には、メモリ素子50と
金属線14又は16の一方との間に線形抵抗素子56も
含まれる。図2aには、ワード線14とメモリ素子50
との間に抵抗素子56がたまたま示されている。しか
し、抵抗素子56は、代わりに、ビット線16とメモリ
素子50との間に位置することも可能である。
【0022】抵抗素子56は、特定の種類の材料に制限
されない。抵抗素子56は、半導体材料(例えば、炭
素、シリコン、ゲルマニウム、テルル化インジウム、テ
ルル化アンチモン)、半導体・金属合金(例えば、シリ
コン・タンタル)、誘電体(例えば、酸化アルミニウ
ム、酸化タンタル、酸化マグネシウム、酸化珪素、窒化
珪素、窒化アルミニウム)、誘電体・金属複合物(例え
ば、酸化アルミニウム・金)、または、ポリマから製造
することが可能である。抵抗材料は、製造プロセスに適
合し、抵抗要件を満たすことが望ましい。
【0023】メモリセルの製作に関してサブミクロンの
寸法が予測される場合、直列接続された抵抗素子56の
抵抗率(ρ)は、一般に、0.1〜1,000オーム・
cmの範囲にある。抵抗(R)は、方程式R=(ρt)
/Aにより、抵抗素子56の厚さ(t)と平面面積
(A)によって決まる。この抵抗率の範囲は、金属にお
ける測定値よりも数桁大きいが、半導体、金属と半導体
の合金、及び、誘電体・金属複合系によって提供される
抵抗率の範囲内にある。一例として、厚さt=50nm
で、抵抗率ρ=20オーム・cmの薄膜から形成された
平面面積A=0.1μm2の抵抗素子56は、100キ
ロオームの抵抗を有することになる。
【0024】抵抗素子56が、誘電体(例えば、絶縁)
薄膜である場合、その抵抗は、方程式R=ρtAではな
く、電子トンネル効果によって制御される。誘電体薄膜
の場合、トンネル抵抗は、薄膜の厚さの強い関数であ
る。0.5〜10nmの厚さ範囲内の誘電体薄膜は、抵
抗素子に適用可能である。抵抗素子56として特殊ケー
スの誘電体薄膜は、誘電体薄膜がSDTメモリ素子内に
ある場合である。従って、抵抗素子は、SDTメモリ素
子から形成されることが可能である。
【0025】抵抗素子56は、メモリ素子といくつかの
異なる方法で一体化されることが可能である。第1のア
プローチには、メモリ素子50と同じ平面面積の抵抗素
子56を形成することが必要とされる。このアプローチ
の最も単純な実施例は、メモリ素子50を形成するため
に用いられるのと同じパターン形成手順を使用して、抵
抗素子56の平面面積を画定することであろう。
【0026】こうした抵抗素子56は、メモリ素子50
のサイズによって課せられる所定の幾何学的制約条件を
満たす。とりわけ、抵抗素子56の有効平面面積は、メ
モリ素子50の面積にほぼ等しい。抵抗素子の厚さは、
一般に、高アスペクト比(平面寸法で割った厚さ)の特
徴をパターン形成するための処理能力によって制限され
る。
【0027】さらに図2bを参照すると、抵抗素子56
の抵抗(B)は、メモリ素子50の設計(すなわち、意
図された)公称抵抗(R)の約0.5%〜50%とする
ことが可能である(すなわち、0.005R≦B≦0.
5R)。さらに範囲を狭めると、メモリ素子50の公称
抵抗(R)の約10%〜50%になる(すなわち、0.
1R≦B≦0.5R)。例えば、メモリ素子50は、設
計公称抵抗(R)が100万オームで、デルタ抵抗(△
R)が200,000オームである。狭いほうの範囲を
使用すると、抵抗素子56の抵抗(B)は、100,0
00オーム〜500,000オームである。広いほうの
範囲を使用すると、抵抗素子56の抵抗(B)は、5,
000オーム〜500,000オームである。対照的
に、オーミックコンタクト52及び54は、それぞれ、
約10オームの抵抗(C)を有する。
【0028】メモリ素子50が短絡する場合、メモリセ
ル12の抵抗は、抵抗素子56の抵抗(B)にほぼ等し
くなる。次に、図3a及び図3bに関連して、読み取り
操作中における抵抗素子56の利点について説明する。
【0029】図3aには、読み取り操作中のメモリセル
アレイ10の電気的等価物が示されている。選択された
メモリセルは、第1の抵抗器12aによって表され、選
択されなかったメモリセルは、第2、第3、及び第4の
抵抗器12b、12c、及び12dによって表されてい
る。第2の抵抗器12bは、選択されたビット線に沿っ
た半分選択されたメモリセルを表し、第3の抵抗器12
cは、選択されたワード線に沿った半分選択されたメモ
リセルを表し、第4の抵抗器12dは、残りの選択され
なかったメモリセルを表している。例えば、メモリセル
12の全てが、約R+Bの抵抗を有しており、アレイ1
0が、n行及びm列を備えている場合、第2の抵抗器1
2bの抵抗は約(R+B)/(n−1)になり、第3の
抵抗器12cの抵抗は約(R+B)/(m−1)にな
り、第4の抵抗器12dの抵抗は約(R+B)/[n−
1)(m−1)]になる。
【0030】第1の抵抗器12aは、動作電位(Vs)
を交差するビット線に印加し、大地電位を交差するワー
ド線に印加することによって選択することが可能であ
る。この結果、センス電流(Is)は、第1の抵抗器1
2aを流れる。
【0031】回り込み電流(sneak path current)によ
ってセンス電流(Is)が不明瞭にならないようにする
ため、選択されなかったビット線に等動作電位(Vb=
Vs)が印加される。選択されなかったビット線にこの
等電位(Vb)を印加することにより、回り込み電流が
第2の抵抗器12b及び第4の抵抗器12dを流れるこ
とが阻止され、第3の抵抗器12cを流れる回り込み電
流(S2)が進路変更されてアースに送られる。
【0032】図3bに示すように、選択されなかったビ
ット線ではなく、選択されなかったワード線に同じ動作
電位(Vb=Vs)を印加することが可能である。選択
されなかったワード線にこの等電位(Vb)を印加する
ことによって、回り込み電流が第2の抵抗器12bを流
れることが阻止され、第3の抵抗器12c及び第4の抵
抗器12dを流れる回り込み電流(S2及びS3)が進
路変更されてアースに送られる。
【0033】理想的なセンスアンプ24によって、選択
されたビット線と、選択されなかったワード線及びビッ
ト線のサブセットに等電位が印加される。しかし、この
センスアンプ24が理想的でなければ、電位は全く等し
いというわけにはゆかず、読み取り操作中、回り込み電
流がアレイ10を流れることになる。
【0034】短絡したメモリ素子50を有するメモリセ
ル12と同じ列内に位置する選択されたメモリセル12
に対する読み取り操作について考察する。半分選択され
たメモリセル12は、やはり、その抵抗素子56の抵抗
(B)に少なくとも等しい抵抗を有している。センスア
ンプ24が理想的でなくても、短絡したメモリ素子50
を有する半分選択されたメモリセル12は、短絡したメ
モリ素子50を流れるかなりの量の回り込み電流を分流
させることはないし、読み取り操作中、センス電流にあ
まり影響を及ぼすこともない。結果として、半分選択さ
れたメモリセル12によって、列幅の故障が生じること
はない。単一のランダム化ビットエラーが生じるだけで
ある。単一のランダム化ビットエラーは、エラーコード
訂正によって迅速かつ容易に訂正することが可能であ
る。
【0035】次に、説明したばかりの読み取り操作と、
従来のメモリセル及び非理想的センスアンプを必要とす
る読み取り操作の比較を行う。短絡したメモリ素子を有
する従来の半分選択されたメモリセルは、かなりの回り
込み電流を取り出すことになり、これがセンス電流と組
み合わせられると、センスアンプのカットオフまたは飽
和を生じさせることになる。結果として、選択されたメ
モリセルの読み取り操作中に、ビットエラーが生じるこ
とになる。さらに、従来の半分選択されたメモリセルの
短絡したメモリ素子によって、その列の他の全てのメモ
リセルの読み取り操作中、センス電流の進路が変更され
ることになる。結果として、列幅のエラーが生じること
になる。
【0036】図4、図5、及び図6には、メモリセルア
レイ10に等電位を印加し、選択されたメモリセル12
の抵抗状態を検知する3つの方法が例示されている。こ
れらの方法及び対応するハードウェア実施例が、200
0年3月3日に提出された譲受人の米国特許出願第09
/564308号に開示されている。
【0037】次に、図4を参照すると、電流源、電圧フ
ォロワ、及びコンパレータを使用して、選択されたメモ
リセルの抵抗状態を判定する方法が例示されている。行
復号回路は、選択されたワード線を大地電位に接続する
ことによって、選択されたメモリセルと交差するワード
線を選択する(ブロック102)。電流源が、選択され
たメモリセルと交差するビット線にセンス電流を供給す
る(ブロック104)。電流源と選択されたメモリセル
との間の接合における電位が、電圧フォロワによって検
出され、同じ電位が、電圧フォロワによって、選択され
なかったビット線または選択されなかったワード線のよ
うな選択されなかった線のサブセットに印加される(1
06)。接合における電位は、また、コンパレータによ
って基準電圧と比較される。コンパレータの出力によっ
て、選択されたメモリセルの抵抗状態を示す高または低
の信号が提供される(ブロック108)。
【0038】次に、図5を参照すると、電流センスアン
プ及び電圧源を使用して、選択されたメモリセルの抵抗
状態を検出する方法が例示されている。ワード線が選択
され(ブロック200)、行復号回路によって、センス
電圧Vsが、選択されたワード線に印加され(ブロック
202)、選択されたビット線が、電流センスアンプの
仮想アースに結合される(ブロック204)。センス電
圧Vsは、0.1ボルト〜0.5ボルトのDC電圧とす
ることが可能であり、外部供給源によって供給されるこ
とが可能である。選択されなかった線のサブセット(例
えば、全ての選択されなかったビット線)は、仮想アー
スに等しい電位にも接続される(ブロック206)。等
電位が、選択されたビット線及び選択されなかった線の
サブセットに印加される限りにおいて、仮想アースは、
ゼロ電位または他の任意の電位とすることが可能であ
る。
【0039】センス電流が、電圧源から選択されたメモ
リセルを通り、さらに、電流センスアンプを通って流れ
る。選択されなかった線のサブセットは、仮想アースに
等しい電位にも接続されるので、選択されなかった線を
流れる回り込み電流は、センス電流と比較してわずかで
あり、センス電流の妨げにはならない。
【0040】選択されたビット線を流れるセンス電流を
検知することによって、抵抗状態、従って、選択された
メモリセルの論理値を判定することが可能である(ブロ
ック208)。センス電流は、選択されたメモリセルの
抵抗状態に従って、Vs/RまたはVs/(R+△R)
に等しくなる。
【0041】次に、図6を参照すると、直接注入電荷増
幅器を使用して、選択されたメモリセル12の読み取り
操作中に、アレイ10に等電位を印加する方法が例示さ
れている。読み取り操作の開始時に、ワード線が選択さ
れ(ブロック300)、直接注入電荷増幅器が電圧VDD
まで事前充電され(ブロック302)、選択されたビッ
ト線が、直接注入電荷増幅器に接続され、選択されなか
った線のサブセットが、定供給電圧Vsに接続される
(ブロック304)。この結果、センス電流が、選択さ
れたメモリセルを流れ、コンデンサが充電される。セン
ス電流が定常状態に達すると(ブロック306)、コン
デンサを使用して、センス電流が選択されたビット線に
供給される(ブロック308)。これによって、コンデ
ンサに蓄えられた電荷の減損が生じ、コンデンサ電圧が
減衰する。センス電流が積分されるにつれて、コンデン
サ電圧が低下する。コンデンサ電圧が基準電圧に達する
時間が測定され(ブロック310)、その測定された時
間は、しきい値と比較される(ブロック312)。この
比較によって、抵抗状態、従って、選択されたメモリセ
ルの論理値が示される。
【0042】次に図7を参照すると、MRAM装置8’
に関するメモリ素子50と抵抗素子70を一体化するた
めの第2及び第3の(代替)アプローチが例示されてい
る。複数の抵抗素子をパターン形成する代わりに、第2
のアプローチでは、オーミックコンタクト52及び54
の一方または両方とメモリ素子50との間にブランケッ
ト抵抗器層70を形成することが含まれる。ブランケッ
ト層70は、パターン形成されない、従って、メモリ素
子50を橋絡する。こうした抵抗素子70は、パターン
形成を必要としないので、より製作しやすい。第1と第
2のオーミックコンタクト52及び54は、独立した素
子52及び54として示されているが、もちろん、これ
らの独立した素子52及び54を排除し、金属線14と
メモリ素子50またはブランケット層70を直接接触さ
せることも可能である。
【0043】各メモリセル12に追加される抵抗は、メ
モリ素子50の平面面積と、メモリ素子50を覆うブラ
ンケット層70の厚さによって決まる。ブランケット層
70の面積抵抗は、隣接導体を短絡しないように十分な
大きさであることが望ましい。ブランケット層70の一
例には、極めて薄い(例えば、厚さ10nm未満の)絶
縁薄膜がある。この場合、面内の抵抗は本質的に無限で
あるが、平面に対して垂直な導電率は有限であり、トン
ネル効果によって生じる。
【0044】第3のアプローチでは、2つの平面次元の
一方においてのみ、抵抗素子56を形成し、抵抗素子5
6の平面面積がワード線14またはビット線16と同じ
になるようにすることが含まれる。このアプローチの最
も都合のよい実施例は、ワード線14またはビット線1
6の形成に用いられるのと同じプロセスで抵抗材料をパ
ターン形成することであろう。
【0045】次に、図8を参照すると、MRAM装置8
の代替メモリセル80が例示されている。この代替メモ
リセルは、SDT接合に関連して示されている。こうし
たメモリセル80には、材料の多層の積層構造が含まれ
ている。この積層構造には、第1と第2のシード(see
d)層82及び84が含まれる。第1のシード層82に
よって、第2のシード層84は、(111)結晶構造方
位をなすように成長させることが可能になる。第2のシ
ード層84によって、後続の反強磁性(「AF」)ピニ
ング(pinning)層86に関する(111)結晶構造方
位が確立する。AFピニング層86によって、後続のピ
ニングされた(底部)強磁性(「FM」)層88の磁化
を1つの方向に保持する大きな交換磁界が提供される。
ピニングされたFM層88の上には、絶縁トンネル障壁
90が存在する。オプションの界面層92及び94によ
って、絶縁トンネル障壁90をサンドイッチ状に挟むこ
とが可能である。絶縁トンネル障壁90の上には、印加
される磁界が存在する場合に、磁化が自由に回転するセ
ンス(上部)FM層96が存在する。センスFM層96
の上には、オーミックコンタクト98が存在し、ワード
線14が、オーミックコンタクト98と電気的に接触す
る。保護誘電体(図示せず)によって、積層構造が覆わ
れる。
【0046】ピニングされた層88は、磁化が平面内に
おいて配向されているが、関心のある範囲内において印
加される磁界が存在する場合に、回転しないように固定
されている。センス層96は、磁化配向がピニングされ
ていない。それどころか、磁化は、平面内にある軸
(「容易」軸)に沿った2つの方向のいずれかに配向さ
れることが可能である。ピニングされた層88とセンス
層96の磁化が同じ方向である場合、その配向は平行で
ある。ピニングされた層88とセンス層96の磁化が逆
の方向である場合、その配向は逆平行である。
【0047】絶縁トンネル障壁90によって、ピニング
された層88とセンス層96との間に、量子力学的トン
ネル効果を生じさせることが可能である。このトンネル
現象は、電子スピンに依存しており、SDT接合の抵抗
が自由層とピニングされた層の相対的磁化配向の関数に
なる。絶縁トンネル障壁90は、厚さが約15オングス
トロームの酸化アルミニウム(Al23)の層とするこ
とが可能である。
【0048】この代替メモリセル80には、抵抗材料の
独立層から成る抵抗素子は含まれていない。代わりに、
高抵抗率材料からオーミックコンタクト98を形成する
ことによって、抵抗素子及びオーミックコンタクト98
が一体化され、単一の構造をなしている。従って、オー
ミックコンタクト98の抵抗(B)は、SDT接合の設
計公称抵抗の0.5%〜50%になる。
【0049】代わりに、高抵抗率材料から第1のシード
層82または第2のシード層84を形成することによっ
て、抵抗素子と第1のシード層82または第2のシード
層84を一体化することも可能である。
【0050】このように、読み取り操作中にメモリセル
を互いに分離するためのスイッチ及びダイオードを含ん
でいない、MRAM装置が開示された。代わりに、MR
AM装置は、選択されたワード線及びビット線と、いく
つかの選択されなかったワード線及びビット線に等電位
を印加することによって、選択されたメモリセルを分離
する。等電位の印加によって、寄生電流が読み取り操作
の妨げになるのを防ぐことが可能になる。さらに、メモ
リセルと直列に接続された抵抗素子が、メモリセルの短
絡によって生じる問題を回避する。メモリセルが短絡し
た場合、短絡したメモリセルによって、ランダム化ビッ
トエラーが生じる。しかし、短絡したメモリセルによっ
て、列幅の故障が生じることはない。ランダム化ビット
故障は、ECCによって、列幅故障よりもはるかに迅速
かつ容易に訂正することが可能である。
【0051】抵抗素子は、列幅故障の原因を分離するの
にも役立つ。列幅故障が生じる場合、それは、短絡した
メモリセル以外の何かに起因するものと考えられる。
【0052】抵抗素子は、さらに、選択されたメモリセ
ルに対する書き込み操作の信頼性を高める。抵抗素子が
なければ、大きな書き込み電流が、短絡したメモリ素子
に流れることになる。さらに、書き込み電流は、選択さ
れたメモリセルから短絡したメモリ素子に進路変更さ
れ、その結果、書き込み電流が減少し、同じ行または列
において選択されたメモリセルへ間違ったデータが書き
込まれることになる。しかし、その短絡したメモリ素子
と直列に接続された抵抗素子は、十分に大きい抵抗を有
しているので、短絡したメモリ素子に大きな書き込み電
流が流れるのを防ぎ、選択されたメモリセルに十分な書
き込み電流を流すことが可能になる。
【0053】MRAM装置8は、単一レベルのメモリセ
ルに制限されない。次に、図9を参照すると、マルチレ
ベルのMRAMチップ400が例示されている。MRA
Mチップ400には、基板404上のz方向に積み重ね
られた、数Zのメモリセルのレベルまたは平面402が
含まれる。数Zは、正の整数であり、ここでは、Z
である。メモリセルレベル402は、二酸化珪素のよう
な絶縁材料(図示せず)によって隔てられることが可能
である。読み取り及び書き込み回路は、基板404上に
製作されることが可能である。読み取り回路及び書き込
み回路には、読み取り及び書き込みを行うレベルを選択
するための追加のマルチプレクサを含むことが可能であ
る。
【0054】本発明によるMRAM装置は、さまざまな
用途において使用可能である。図10には、1つ以上の
MRAMチップ400の例証となる一般的な応用例が示
されている。この一般的な応用例は、MRAM記憶モジ
ュール452、インターフェースモジュール454、及
びプロセッサ456を含むマシン450によって具現化
される。MRAM記憶モジュール452には、長期記憶
のための1つ以上のMRAMチップ400が含まれる。
インターフェースモジュール454によって、プロセッ
サ456とMRAM記憶モジュール452との間のイン
ターフェースが提供される。マシン450には、短期記
憶のための高速揮発性メモリ(例えば、SRAM)を含
むことも可能である。
【0055】ノートブックコンピュータまたはパーソナ
ルコンピュータのようなマシン450の場合、MRAM
記憶モジュール452は、多数のMRAMチップ400
を含むことが可能であり、インターフェースモジュール
454は、EIDEまたはSCSIインターフェースを
含むことが可能である。サーバのようなマシン450の
場合、MRAM記憶モジュール452は、より多数のM
RAMチップ400を含むことが可能であり、インター
フェースモジュール454は、ファイバチャネルまたは
SCSIインターフェースを含むことが可能である。こ
うしたMRAM記憶モジュール452は、ハードドライ
ブのような従来の長期記憶装置に取って代わるか、また
はそれを補足することが可能である。
【0056】デジタルカメラのようなマシン450の場
合、MRAM記憶モジュール452は、より少ない数の
MRAMチップ400を含むことが可能であり、インタ
ーフェースモジュール454は、カメラインターフェー
スを含むことが可能である。こうしたMRAM記憶モジ
ュール452によって、デジタルカメラの基板上にデジ
タルイメージを長期記憶することが可能になる。
【0057】本発明によるMRAM装置によれば、ハー
ドドライブ及び他の従来の長期データ記憶装置に比べて
多くの利点が提供される。MRAM装置からデータへの
アクセスは、ハードドライブのような従来の長期記憶装
置からデータへのアクセスに比べて数桁速くなる。さら
に、MRAM装置は、ハードドライブよりもコンパクト
である。
【0058】このMRAM装置は、上記で説明し、例示
した特定の実施形態に制限されない。例えば、MRAM
装置は、容易軸に沿って配向される行に関連して説明さ
れた。しかし、行及び列は、置き換えることが可能であ
る。
【0059】抵抗性交差点アレイは、MRAMセルのア
レイに制限されない。メモリセルのメモリ素子は、相転
移材料からなることが可能である。こうしたメモリ素子
の抵抗は、相転移材料の相変化によって、ある状態から
別の状態に(例えば、結晶状態からアモルファス状態
に)変化させることが可能である。
【0060】代わりに、メモリセルは、ポリマメモリ素
子を含むことも可能である。ポリマメモリ素子は、有極
導電性ポリマ分子から造られる。ポリマメモリ素子の場
合、データは、「永久分極」としてポリマ分子に記憶さ
れる(データが「永久磁気モーメント」として記憶され
るMRAMメモリセルとは対照的に)。ポリマメモリ素
子の抵抗(RまたはR+△R)は、ポリマ分子の分極の
配向によって決まる。ポリマメモリセルの素子は、それ
らの抵抗を検知することによって、読み取ることが可能
である。ポリマメモリセルは、選択されたワード線及び
ビット線に印加された電圧によって発生する電界を印加
することによって書き込まれることが可能になる。ポリ
マメモリ素子が短絡した場合、直列接続された抵抗素子
によって、短絡した素子が分離されることになる。
【0061】アレイは、メモリセルに制限されない。例
えば、装置は、応力トランスデューサのような素子のア
レイを含むことが可能である。検出素子は、応力依存抵
抗を示す広範囲の様々な材料から形成されることが可能
である。センサ素子に加えられる力またはエネルギによ
って、素子を介した導通に変化が生じる。検出素子が短
絡した場合、直列に接続された抵抗素子によって、短絡
した検出素子が分離される。交差点アレイをなす応力ト
ランスデューサに等電位検知法を適用する利点は、集積
密度(integration density)が極めて高いことであ
る。
【0062】一般に、直列に接続された抵抗素子の抵抗
は、読み取り操作に最小限の影響を及ぼすのに十分なほ
ど小さく、書き込み操作に最小限の影響を及ぼすのに十
分なほど大きいことが望ましい。従って、実際の抵抗
は、選択されたメモリセルのセンシングを劣化させるこ
となく、読み取り操作中におけるセンス信号を劣化させ
ることなく、さらに抵抗性交差点アレイにおけるメモリ
セルに対する書き込み特性を劣化させることなく、短絡
したメモリセルを分離することが望ましい。設計公称値
の10%〜50%の抵抗範囲が理想であると思われる。
【0063】抵抗素子の最大の厚さは、選択されたメモ
リセルに結合する誘導電界及び誘導磁界、及び隣接する
メモリセルへのクロストークに対する影響によって設定
される。抵抗性交差点メモリの応用例の場合、直列に接
続された抵抗素子の厚さに制限を加えて、ワード線また
はビット線にかかる電圧またはそれらを流れる電流によ
って生じる書き込み電磁界の低減を回避することが可能
である。直列に接続された抵抗素子によって、メモリ素
子は、線の表面から抵抗素子の厚さに等しい距離(d)
だけ離れる。電流モードの抵抗性交差点メモリ素子の場
合、磁界が、例えば、1/dに弱まる。この電流モード
のメモリ素子の場合、直列に接続された抵抗素子の厚さ
は、導体の厚さの約半分未満であることが望ましい。
【0064】本発明は、上記に説明し、例示した特定の
実施形態に制限されない。その代わり、本発明は特許請
求の範囲に従って解釈される。
【0065】以下においては、本発明の種々の構成要件
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。 1.データ記憶装置(8)であって、それぞれ、メモリ
素子(50)を含むメモリセル(12)からなる抵抗性交差
点アレイ(10)と、前記メモリ素子(50)と直列に接続
された線形抵抗素子(56)とを含む、データ記憶装置。 2.前記抵抗素子(56)が前記メモリ素子上の抵抗薄膜
(56、70)である、上記1に記載のデータ記憶装置。 3.前記抵抗素子(56)が、もう1つのメモリ素子を含
む、上記1に記載のデータ記憶装置。 4.前記抵抗素子(56)が、半導体材料から造られてい
る、上記1に記載のデータ記憶装置。 5.前記抵抗素子(56)が、酸化物と窒化物の少なくと
も一方から造られている、上記1に記載のデータ記憶装
置。 6.前記抵抗素子(56)が、金属と半導体の少なくとも
一方の合金から造られている、上記1に記載のデータ記
憶装置。 7.前記抵抗素子(56)が、導電性ポリマから造られて
いる、上記1に記載のデータ記憶装置。 8.前記抵抗素子(56)が、前記メモリ素子にオーミッ
クコンタクト(98)をさらに提供する、上記1に記載の
データ記憶装置。 9.各メモリ素子(50)が、スピン依存トンネル接合素
子(84〜96)を含む、上記1に記載の記憶装置。 10.前記抵抗素子(56)の抵抗が、前記メモリ素子
(50)の設計抵抗の約10〜50%である、上記1に記
載の記憶装置。
【0066】
【発明の効果】本発明により、抵抗性セル交差点メモリ
アレイにおいて短絡したSDT接合素子に関連した問題
が克服される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメモリセルアレイを含むMRAM
装置の説明図である。
【図2a】MRAM装置に関するメモリセルの説明図で
ある。
【図2b】図2aに示すメモリセルの電気的等価物の図
である。
【図3a】選択されたメモリセルに対する読み取り操作
中に、メモリセルアレイの電気的等価物を流れる電流の
説明図である。
【図3b】選択されたメモリセルに対する読み取り操作
中に、メモリセルアレイの電気的等価物を流れる電流の
説明図である。
【図4】メモリセルアレイ内のメモリセルの第1の読み
取り方法の説明図である。
【図5】メモリセルアレイ内のメモリセルの第2の読み
取り方法の説明図である。
【図6】メモリセルアレイ内のメモリセルの第3の読み
取り方法の説明図である。
【図7】図1の装置に関する代替のメモリセルの説明図
である。
【図8】図1の装置に関する代替のメモリセルの説明図
である。
【図9】複数のレベルを含むMRAMチップの説明図で
ある。
【図10】1つ以上のMRAMチップを含むマシンの説
明図である。
【符号の説明】
8、8’ MRAM装置 10 メモリセルアレイ 12 メモリセル 50 メモリ素子 52、54、98 オーミックコンタクト 56 線形抵抗素子 70 ブランケット抵抗器層 82、84 シード層 86 反強磁性ピニング層 88 強磁性(FM)層 90 絶縁トンネル障壁 92、94 界面層 96 センスFM層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・シー・アンソニー アメリカ合衆国カリフォルニア州94087, サニーベイル,ピメント・アベニュー・ 1161 Fターム(参考) 5F083 FZ07 FZ10 LA12 LA16

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ記憶装置(8)であって、それぞ
    れ、メモリ素子(50)を含むメモリセル(12)からなる
    抵抗性交差点アレイ(10)と、前記メモリ素子(50)と
    直列に接続された線形抵抗素子(56)とを含む、データ
    記憶装置。
JP2001274444A 2000-09-15 2001-09-11 短絡許容抵抗性交差点アレイ Pending JP2002163886A (ja)

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