JP2002163404A

JP2002163404A - ネット案内所システム

Info

Publication number: JP2002163404A
Application number: JP2000363908A
Authority: JP
Inventors: Koichi Hosono; 浩一細野
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 2000-11-29
Filing date: 2000-11-29
Publication date: 2002-06-07
Anticipated expiration: 2020-11-29
Also published as: JP4353629B2

Abstract

(57)【要約】【構成】サーバ１４と顧客端末１６および店舗端末
２０とによってインターネット１２上にネット案内所を
形成する。顧客が顧客端末１６によってネット案内所に
アクセスすると、サーバ１４が指定可能店舗候補毎の待
ち人数・時間を顧客端末１６に知らせ、顧客はその候補
の１つをクリックして、店舗を指定する。サーバ１４
は、その後申し込み画面を顧客端末１６に提示し、そこ
に必要情報を記入させる。そして、申し込みが完了する
と、サーバ１４は、顧客情報を店舗端末２０に伝えると
ともに、当該店舗端末からの待ち情報に従って、待ち人
数・時間を、顧客端末１６に伝える。【効果】顧客は適当な時間まで、店舗以外の場所で待
機することができ、店舗内での長い待ち時間の苦痛から
開放される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明はネット案内所システム
に関し、特にたとえばインターネットを利用し、顧客に
予約に適当な店舗（カラオケ店，飲食店、映画館、ボー
リング場、マッサージ（あんまや整体師施設を含む），
弁護士や司法書士あるいは税理士等の事務所等。以下、
まとめて「店舗」または「施設」と呼ぶことがある。）
の候補を提示し、顧客が当日の混雑状況（待ち時間等）
を確認できかつ予約もできる、新規なネット案内所に関
する。

【０００２】

【従来の技術】カラオケを歌いたくなったとき、お腹が
減った時、映画を見たくなったとき、ボーリングをした
くなったときなど、顧客は、一般に、適当な店舗を自分
で探してその店舗に行くが、店舗を探すためにはかなり
の情報を予め取得しておく必要があり、しかも仮に店舗
を探せても、その店舗に着いて初めて待ち時間を知るの
で、特に、混雑しているときなどは、楽しみが半減した
り、諦めて帰らなければならない場合もあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】特定の店舗の情報は、
たとえばインターネットで検索することによって或る程
度入手できるが、長い待ち時間を解消するためには、そ
の店舗に直接電話して、混み具合等必要な情報を入手す
るしか方法はない。しかも、この方法によっても、電話
を受けた部署や人によって、必ずしも正確な待ち時間を
教えてもらえる訳ではなく、結局、長い待ち時間に苦し
むことになる場合がある。

【０００４】それゆえに、この発明の主たる目的は、新
規な、ネット案内所システムを提供することである。

【０００５】この発明の他の目的は、顧客が自分や相手
やグループ等の都合や好みに適した店舗を簡単に選択で
きる、ネット案内所システムを提供することである。

【０００６】この発明の他の目的は、店舗内での顧客の
待ち時間を可及的短縮できる、ネット案内所システムを
提供することである。

【０００７】この発明の他の目的は、自分や相手やグル
ープの好みや都合に適した店舗の所在地を簡単に知るこ
とができる、ネット案内所システムを提供することであ
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明に従ったネット
案内所システムは、サーバと顧客端末および店舗端末と
によってインターネット上にネット案内所を形成するネ
ット案内所システムであって、顧客が顧客端末によって
ネット案内所にアクセスすると、サーバが顧客端末に指
定可能店舗における混雑状況を知らせ、顧客が顧客端末
によって順番待ちまたは予約申し込みをしたとき、サー
バまたは店舗端末に顧客情報を登録する、ネットワーク
案内所システムである。

【０００９】顧客が予約希望店舗を指定できるようにす
るために、サーバが、顧客端末に指定可能店舗候補を提
示するようにしてもよい。また、サーバは、顧客端末に
指定可能店舗候補の地図を併せて提示することも可能で
ある。

【００１０】顧客が予約を希望する店舗のカテゴリ／ジ
ャンルや人数や所在地など等の検索情報を入力した場
合、サーバは、その検索情報に従って指定可能店舗候補
を提示するようにすればよい。

【００１１】混雑状況として、指定可能店舗候補毎の待
ち人数／順番および待ち時間の少なくとも一方をサーバ
が顧客端末に提示する。

【００１２】この発明の実施例では、ネット案内所シス
テムで順番待ちまたは予約の申し込みをすることができ
るように、サーバは、顧客端末に、顧客ＩＤなどの顧客
情報を入力するための枠を形成した申し込み画面を提示
し、顧客は、その申し込み画面で顧客ＩＤなどの顧客情
報を入力することによって、順番待ちまたは予約を申し
込む。

【００１３】なお、待ち人数／順番・時間の更新は、店
舗端末からのデータないし情報に従ってなされる。具体
的には、店舗端末は予約後または予約後の会計処理の終
了毎に待ち人数を更新する情報を、サーバに伝える。

【００１４】このとき、店舗端末は当該店舗のＰＯＳ端
末からの会計処理情報を受け、自動的に待ち人数を更新
するデータをサーバに送信するようにすればよい。

【００１５】そして、待ち人数が更新された場合、サー
バは待ち人数／順番の更新毎にプッシュの技術を使用し
て顧客端末に、更新した待ち人数／順番および待ち時間
の少なくとも一方を提示する構成とすることが可能であ
る。

【００１６】なお、料金徴収方法としては、サーバが、
ネット案内所を経由して予約した顧客数に応じて店舗に
店舗利用料として課金する方法がある。このとき、サー
バは、ネット案内所を経由して予約しかつアンケートに
未回答の顧客数に応じた金額を店舗利用料に加えて課金
するようにしてもよい。

【００１７】この発明に従った、サーバは、顧客端末お
よび店舗端末とともにインターネット上にネット案内所
を形成するネット案内所システムのためのサーバであっ
て、顧客端末がネット案内所にアクセスしたとき、顧客
端末に指定可能店舗における混雑状況を知らせ、顧客が
顧客端末によって順番待ちまたは予約申し込みをしたと
き、サーバまたは店舗端末に顧客情報を登録するように
している。

【００１８】この発明に従った顧客端末は、サーバおよ
び店舗端末とともにインターネット上にネット案内所を
形成するネット案内所システムのための顧客端末であっ
て、サーバによって提示された案内所画面を表示し、顧
客がその案内所画面に入力した情報をサーバに伝え、サ
ーバによって提示された指定可能店舗候補毎の混雑状況
を含む店舗選択画面を表示し、顧客が指定可能店舗候補
の１つをクリックしたときその情報をサーバに伝える、
顧客端末である。

【００１９】この発明に従った店舗端末は、サーバおよ
び顧客端末とともにインターネット上にネット案内所を
形成するネット案内所システムのための店舗端末であっ
て、待ち人数を更新するデータサーバに伝えるようにし
た、店舗端末である。

【００２０】この店舗端末は、ＰＯＳ端末と連動し、Ｐ
ＯＳ端末から会計処理済み情報が入力される都度、待ち
人数／順番を更新するデータをサーバに伝える。

【００２１】この発明は、店舗のネット案内所としてで
はなく、他の施設のための案内所としても機能すること
ができる。その場合、この発明のネット案内所は、サー
バとユーザコンピュータおよび施設コンピュータとによ
ってインターネット上にネット案内所を形成するネット
案内所システムであって、ユーザコンピュータによって
ネット案内所にアクセスしたとき、サーバがユーザコン
ピュータに指定可能施設における混雑状況を知らせ、ユ
ーザコンピュータによって順番待ちまたは予約申し込み
をしたとき、サーバまたは施設コンピュータにユーザ情
報を登録する。

【００２２】この発明に従ったネット案内所システム
は、サーバとユーザコンピュータおよび施設コンピュー
タとによってインターネット上にネット案内所を形成す
るネット案内所システムであって、前記ユーザコンピュ
ータによって前記ネット案内所にアクセスしたとき、前
記サーバが前記ユーザコンピュータに指定可能施設にお
ける混雑状況を知らせ、前記ユーザコンピュータによっ
て順番待ちまたは予約申し込みをしたとき、前記サーバ
または前記施設コンピュータにユーザ情報を登録する。

【００２３】

【作用】この発明に従ったネット案内所システムでは、
顧客が顧客端末によってネット案内所にアクセスする
と、サーバが案内所画面を顧客端末に提示し、顧客はそ
の案内所画面上で、自己の希望する店舗のカテゴリ／ジ
ャンルや人数や地域情報等を含む検索情報を入力する。

【００２４】サーバは、その検索情報に基づいて、顧客
が指定または選択可能な店舗候補を顧客端末に提示す
る。つまり、店舗のカテゴリ／ジャンルや人数や地域情
報等に適合した複数の店舗（カラオケ店，飲食店、映画
館、ボーリング場、マッサージ（あんまや整体師施設を
含む），弁護士や司法書士あるいは税理士等の事務所
等）を、それぞれにおける待ち人数・時間の情報ととも
に顧客端末に表示する。

【００２５】顧客は、その指定可能店舗候補の１つをク
リックすることによって、その店舗における順番待ち
（または予約）に参加する旨の意思表示をする。

【００２６】そうすると、サーバは、申し込み画面を顧
客端末に提示し、そこに必要情報、たとえば顧客ＩＤや
クレジット番号などの顧客の信用情報を記入させる。そ
のため、いたずら目的あるいは冷やかしのネット案内所
へのアクセスあるいはその利用を排除できる。

【００２７】顧客が顧客端末によってネット案内所経由
で順番待ちまたは予約を申し込むと、サーバは、その顧
客情報をサーバに登録し、または店舗端末に伝える。サ
ーバは、店舗端末から待ち人数の更新のための情報また
はデータを受ける。したがって、サーバは、顧客端末
に、変化する待ち人数を伝えることができ、顧客は適当
な時間がくるまで、自宅や会社など店舗外で待機するこ
とができ、店舗内での長い待ち時間の苦痛から開放され
る。

【００２８】なお、待ち人数が一定以下になったら顧客
の携帯電話へ自動的にコールし、待ち人数が一定数にな
ったことを伝える携帯電話サービスを利用可能とするこ
とができる。

【００２９】また、課金は、店舗に対して一元的に行
う。具体的には、サーバが、ネット案内所を経由して予
約した顧客数に応じて店舗に店舗利用料として課金し、
さらには、ネット案内所を経由して予約したがアンケー
トに回答していない顧客数に応じた金額を店舗利用料に
加えて課金するようにしてもよい。

【００３０】

【発明の効果】この発明によれば、顧客を含むユーザに
対しては、長い待ち時間から開放されるとともに、もし
顧客またはユーザの希望に応じて指定可能店舗（施設）
候補を提示するようにすれば、ユーザが顧客であれば予
約すべき店舗名が判らなくても、顧客は適正なサービス
を受けられるし、他の施設を利用する場合でも、ユーザ
は自分の希望に最もマッチする施設を選択することがで
きる。

【００３１】また、店舗等の施設に対しては、ネット案
内所を経由して新規顧客（ユーザ）を確保できるばかり
でなく、予約等の受け付け業務を効率化できるととも
に、店内の混雑緩和も期待できる。

【００３２】さらに、サーバによってこのネット案内所
を提供するサービス提供者に対しては、サービス利用に
よって店舗（施設）から徴収する料金が収入となる。

【００３３】この発明の上述の目的，その他の目的，特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。

【００３４】

【実施例】図１に示すこの発明のネット案内所システム
１００は、具体的には、インターネット１２を利用して
実現される。すなわち、サーバ１４がネットワーク１２
に接続され、顧客端末１６および店舗（カラオケ店，飲
食店、映画館、ボーリング場、マッサージ（あんまや整
体師施設を含む），弁護士や司法書士あるいは税理士等
の事務所等）端末１８がそのネットワーク１２を通し
て、サーバ１４にアクセスできる。顧客端末１６は、顧
客の携帯電話や携帯情報端末または自宅や勤務先に設け
られたＰＣ(Personal Computer)である。店舗１８に
は、店舗端末２０およびＰＯＳ端末２２が設けられる。
ＰＯＳ（point of sales）端末２２とは、店舗の会計伝
票を処理するコンピュータを意味する。そして、ＰＯＳ
端末２２が会計処理の終了または顧客の治療の終了を店
舗端末２０に教えることによって、店舗端末２０は、待
ち人数の正確な把握が可能となり、サーバ１４に正確な
待ち人数データを送信することができる。６は移動体通
信網、７は通信事業者の設備、８はインターネットプロ
バイダの設備、１０はモデム、１１はＬＡＮ専用線など
の専用通信回線網を示している。

【００３５】顧客も店舗もともに、このネット案内所１
０を利用する場合には、事前登録が必要である。そし
て、その事前登録をした顧客や店舗は誰でも、ネット案
内所１０を利用できる。ただし、店舗の登録に関して
は、必要な情報をリアルタイムで提供するという条件下
でのみ、任意の店舗が加入できる。

【００３６】顧客は、自分の信用情報（クレジット番
号、保険証番号など）やその顧客のＩＤ（識別番号）等
の必要な情報を、自己の顧客端末１６およびネットワー
ク１２を通して、サーバ１４に登録する。

【００３７】店舗１８は、店舗名，店舗のカテゴリ／ジ
ャンル／サービス（カラオケ,ボーリング,スケート,ビ
リヤード,ゲーム,映画,ゴルフ,テニス,イタリア料理,韓
国料理,焼肉,ホテル,マッサージ,司法相談等）,場所,Ｔ
ＰＯやグループの人数制限などの、顧客が店舗を選択す
るに足る必要な情報を、自己の店舗端末２０またはＰＯ
Ｓ端末２２ならびにネットワーク１２を介して、サーバ
１４に登録する。

【００３８】このような事前登録を前提に以下、この実
施例のネット案内所１０を利用する方法および手順につ
いて、図２および図３を参照して、説明する。

【００３９】まず、図２のステップＳ１１で、顧客は、
顧客端末１６（図１）を起動して、サーバ１４に接続
し、ネット案内所のｗｅｂサイト（ホームページ）をア
クセスする。このアクセスは、制限を加えずに誰でもが
自由にアクセスできるようにするが、予めユーザ登録し
た顧客のみにアクセスを許容する構成とすることもでき
る。この場合は、顧客は、顧客ＩＤを入力する。したが
って、サーバ１４は、顧客ＩＤが事前に登録した顧客Ｉ
Ｄのどれかと一致するかどうかで、アクセスを許否す
る。

【００４０】ネット案内所に適正なアクセスがあったと
き、サーバ１４は、顧客端末１６に対して、図４に示す
案内所画面を提示する。この案内所画面には、顧客の情
報（顧客ＩＤなど）を入力するための入力枠が形成され
るとともに、予約しようとする日付や、サーバ１４が予
約する店舗を候補として判断するために必要な検索情
報、たとえば希望する店舗の場所（住所・地名入力また
は顧客の現在位置(最寄の店舗を希望する場合)）,希望
する店舗情報（ジャンル／カテゴリ／サービスなど）,
人数などを入力するための欄が形成されている。したが
って、顧客は、ステップＳ１２において、その案内所画
面上の記入枠に順次情報を入力する。ただし、自分のお
目当ての店舗が予め決まっている場合には、希望店舗名
（たとえば、店舗名または電話番号,住所などの店舗を
特定できる情報）を直接入力することもできる。なお、
この案内所画面における「その他の情報」の欄には、顧
客が利用する形態（忘年会,歓送迎会,誕生日会,デート
など）や希望するお店の雰囲気や付帯サービスなど等の
店舗選択に役立つ情報を入力することができる。また、
図において、「選択入力」とあるのは、選択候補をサー
バ１４が提供していて、顧客は、たとえばその枠に形成
された下向き矢印「▼」からその選択候補を開いて選択
することによって、必要な情報を入力ないし設定するこ
とを意味する。

【００４１】ステップＳ１１〜Ｓ１２で顧客の情報が入
力されると、次のステップＳ２２で、サーバ１４は、図
５に示すような店舗選択画面を顧客端末１６に提供す
る。その前提として、顧客が店舗を一つに特定する情報
を入力しておらず、カテゴリなどの検索条件だけを入力
している場合には、サーバ１４は、それらの情報に基づ
いて、予約店舗を特定する。

【００４２】図５の店舗選択画面では、当日営業中であ
るか、またはその時刻以降に営業予定がある店舗を掲示
するとともに、現在の混雑状況として待ち人数・時間を
表示する。さらに、必要に応じて、営業時間，予約希望
時間における混雑状況（待ち人数・時間）を表示する。
なお、待ち人数／順番・時間の表示例としては、待ち人
数／順番だけ、あるいは待ち時間だけでもよいが、両方
を提示するのが望ましい。そして、店舗選択画面には、
図５の右端に示すような、該当の各店舗の詳細情報を蓄
積したデータベースを開くことができる枠も併置する。
そして、顧客は、希望する店舗の枠をクリックすると、
その店舗の詳細情報を取得できる。

【００４３】なお、このステップＳ２２においては、図
６に示す各店舗の所在地を表わす地図を提示するように
してもよい。ただし、この地図表示は、顧客が最終的に
予約希望店舗（施設）を決定したときに表示するように
してもよい。

【００４４】次に、顧客は、サーバ１４によって提示さ
れた店舗候補から１つの店舗をステップＳ１３で決定す
る。具体的には、図５の店舗選択画面において、店舗
（施設）名の枠をクリックすることによって、顧客の店
舗決定がなされる。

【００４５】ステップＳ１３で店舗決定操作が行われる
と、その情報がサーバ１４に伝えられ。サーバ１４は、
ステップＳ２３で、図７に示す順番待ち画面を顧客端末
１６に提示する。この順番待ち画面には、顧客が希望し
た店舗名（この例では、「Ｃカラオケ店」）が表示され
るとともに、現在営業中の時間帯において順番待ちをす
るのか、次の営業時間帯（図５）において予約するのか
を区別して入力するために、２つの入力枠が形成され
る。ただし、図７では図示していないが、順番待ちも予
約もしない意思表示のための別の枠を形成するようにし
てもよい。

【００４６】ステップＳ１４で顧客は順番待ちまたは予
約をするかどうか決定し、順番待ちまたは予約をする場
合には、ステップＳ１５で、顧客は、図７の順番待ち画
面において、該当の枠内に、“ＹＥＳ”または“ＮＯ”
をクリックなどで入力する。

【００４７】そうすると、その入力、“ＹＥＳ”または
“ＮＯ”に応答して、サーバ１４は、次のステップＳ２
４において、図８に示す申し込み画面を顧客端末１６に
提示する。

【００４８】したがって、顧客は、ステップＳ１５にお
いて、図８の申し込み画面に形成されている顧客ＩＤ入
力枠および信用情報番号入力枠に、ＩＤ番号およびクレ
ジット番号を入力することによって、順番待ちまたは予
約（図２では両者を「順番待ち」として表現してい
る。）の申し込み手続を実行する。

【００４９】顧客ＩＤやクレジット番号を顧客が入力す
ると、サーバ１４は、続いて、図９に示す別画面を顧客
端末１６に表示し、そのときの待ち人数や待ち時間を顧
客に知らせるとともに、携帯電話を利用した呼び出しサ
ービスを受けるかどうか、顧客に確認する。形態呼び出
しサービスとは、待ち人数が一定数（たとえば２人）以
下になったとき、予め登録している携帯電話番号に自動
的に発呼して、待ち人数が２人になった旨を知らせるサ
ービスである。顧客がその携帯呼び出しサービスを利用
する場合には、顧客は、図９の画面で、携帯呼び出しサ
ービスの枠に「する」を登録すればよい。同様に、図９
の順番待ち登録枠に「する」と入力する。なお、図９の
申し込み日時を入力するための枠の年月日および時刻
は、サーバ１４が設定するようにし、「する」と顧客が
入力した時点が登録日時になる。

【００５０】その後、サーバ１４は、ステップＳ２５
で、図１０に示す申し込み完了画面を顧客端末１６に表
示する。顧客は、この申し込み完了画面を見て、待ち人
数／順番・時間を確認できるとともに、自分が携帯呼び
出しサービスを申し込んだかどうかも併せて確認でき
る。

【００５１】サーバ１４は、店舗端末がネット案内所に
アクセスしたとき、または顧客の申し込み完了に連動し
て店舗端末２０（図１）と接続し（ステップＳ２６）、
次のステップＳ２７で、店舗端末２０に、このネット案
内所を利用して順番待ちまたは予約した顧客の情報を送
信する。応じて、店舗端末２０は、ステップS４１で、
その順番待ちまたは予約情報を登録する。

【００５２】図１１にサーバ１４および店舗端末２０の
顧客登録画面が例示されていて、この画面での「順番待
ち入力時間」としては、先に顧客がステップＳ１５で申
し込み入力をした時間が表示される。そして、顧客ＩＤ
およびクレジット番号は顧客自身が入力したものであ
り、「入店区分」の欄には、会計済か、来店中か、入室
中か、あるいは順番待ちか等が表示され、「アンケート
回答」の欄は、後述のアンケートに顧客が答えたかどう
かを表示する欄である。また、「順番待ち区分」の欄に
は、その順番待ち登録がインターネットで、すなわちネ
ット案内所経由で行われたか、直接来店したか、の区別
が表示される。

【００５３】顧客登録情報を更新する場合には、店舗端
末２０に表示された図１１の顧客登録情報画面を、その
まま、あるいは適宜省略して、サーバ１４に更新情報を
送信することで、サーバ１４の顧客情報が更新される。
したがって、サーバ１４も店舗端末２０と同様に、図１
１のような順番待ちまたは予約テーブルを持っている。

【００５４】店舗端末２０は、たとえばＰＯＳ端末２２
（図１）から会計済み報告があったり、予約終了の報告
があったり、来店顧客の登録をした場合などのように、
待ち顧客数が変化したとき、または、所定の時間が経過
したとき、または、待ち情報の更新処理が指示されたと
き、ステップS４２で、その更新情報をサーバ１４に送
信する。それとともに、店舗端末２０は、たとえば図１
２に示す顧客情報送信用画面を店舗端末２０に形成し
て、直接来店して予約した顧客のデータやいずれかの方
法で予約していたが来店しなかった顧客のデータを店舗
端末２０からサーバ１４に送信する。したがって、サー
バ１４では、ステップS４２で送信されてくる更新情報
および図１２の画面で送られてくる顧客データを取り込
んで、そのサーバ１４を経由して予約した顧客情報と一
緒に、先の図１１に示す待ち情報をリアルタイムに作成
する。

【００５５】つまり、サーバ１４は、店舗端末２０から
送信される顧客データや更新情報に基づいて、待ち顧客
数が変化したかどうかをステップS２８で検出し、変化
を生じていれば、ステップS２９で、待ち情報を更新す
る。したがって、サーバ１４の待ち情報が刻々更新さ
れ、サーバ１４は、図１３に示す待ち情報画面を顧客端
末１６に提示する。

【００５６】そして、サーバ１４は、待ち人数が携帯呼
び出しサービスを適用する人数（実施例では、２人）に
なったかどうか、ステップＳ３０で判断し、もしそうな
ら、次のステップＳ３１で顧客の携帯電話に自動的にコ
ールし、ステップＳ３２で店舗端末２０との接続を解除
する。

【００５７】なお、顧客は、ステップＳ１４で順番待ち
も予約もしないと決定したとき、あるいは図１２のよう
な順番待ち画面の表示が不要になったとき、ステップＳ
１６でサーバとの接続を解除することを判断し、ステッ
プＳ１７でサーバ１４との接続を解除する。

【００５８】その後、顧客が先に説明した「ネット案内
所」を利用して順番待ちまたは予約して、実際に予約し
てみた結果に基づいて、アンケートに回答しようとする
場合、顧客は、図３のステップＳ１１１で顧客端末１６
をサーバ１４に接続する。応じてサーバ１４は、ステッ
プＳ１２で、アンケート画面を顧客端末１６または店舗
の案内所や入り口付近や客室などの店内に設置されたア
ンケート回答用端末（図示せず）に提示する。したがっ
て、顧客は、ステップＳ１１２でアンケートに回答した
後、ステップＳ１１３でサーバ接続を解除する。他方、
サーバ１４は、ステップＳ１２２でそのアンケートを蓄
積するとともに、ステップＳ１２３で、アンケートを分
析し、店舗との契約にしたがって、その分析結果を店舗
端末２０に伝える。

【００５９】このようなネット案内所における課金の仕
組みとしては、一例として、次のような方法が考えられ
る。課金の対象は、店舗のみとし、ネット案内所を利用
して予約した顧客数に応じて、たとえば月末に、たとえ
ば「店舗利用料×利用顧客数＋アンケート未回答顧客利
用料×未開等顧客数」で一括して店舗に請求する。店舗
利用料とは、店舗が支払うべき正確の料金で、顧客がネ
ット案内所を経由して順番待ち案内所予約して当該店舗
で予約した場合の顧客１人当りの料金である。ただし、
このとき、順番待ち案内所予約したが実際には顧客が予
約しなかった場合には、課金しない。また、アンケート
未回答顧客利用料とは、店舗の実際の案内所等に設置し
ているアンケートを利用して、または図３のようにして
アンケートに回答した場合顧客利用料は、無料である。
ところが、いずれの方法でもアンケートに顧客が回答し
なかった場合、その未回答顧客にはネット案内所の利用
料が発生する。その場合、店舗がその顧客利用料を請求
代金に上乗せして徴収する。つまり、店舗は、アンケー
ト未回答顧客のネット案内所利用料をサーバ運営者に代
わって、代行徴収する。そのため、上記した式での料金
請求となるのである。ただし、顧客が後日アンケートに
対して回答した場合には、代行徴収された利用料は次回
来店時に精算される。

【００６０】なお、図３のステップＳ１２３で分析した
アンケートについては、店舗の料金支払いとともに店舗
端末２０にダウンロードするようにしてもよい。

【００６１】そして、このようなアンケートの回収の利
便のために、たとえば店舗の実際の案内所や入り口付近
や客室などの店内に、アンケート回答用の端末を設置す
ることも考えられる。つまり、この実施例では、上述の
ように、アンケートに対して未回答の顧客に対しては、
店舗の受付でこのネット案内所の利用料を徴収するよう
にしているため、そのようなアンケート回答用端末を店
舗の案内所や入り口付近や客室などの店内に設置してお
けば、後日自宅の顧客端末からアンケートを回答する煩
わしさが解消できる。

【００６２】案内所が店舗内の店舗端末２０やＰＯＳ端
末２２（図１）の近傍にある場合には、アンケート回答
用端末を案内所に設ければよいが、そうでない場合に
は、離れた案内所に設けるよりも、店舗端末やＰＯＳ端
末の近傍にアンケート回答用端末を設けた方がよいかも
しれない。

【００６３】さらに、上述の実施例では、図１１のよう
な各店舗毎の待ち情報をサーバ１４で一元的に管理する
ようにした。したがって、店舗は、店舗端末２０から、
適時、サーバ１４のネット案内所のホームページにアク
セスして店舗の待ち情報（混雑状況）をサーバ１４に登
録し、顧客は、顧客端末１６を使ってサー１４のネット
案内所のホームページにアクセスして、店舗の混雑状況
を入手する構成とすれば、このネット案内所のサービス
を受けようとする店舗および顧客は、店舗端末２０およ
び顧客端末１６に、たとえばInternet Explorer（商品
名）などのインターネット閲覧ソフトを用意するだけ
で、その他の特別なソフトを容易する必要がないので、
サービスの提供を極めて容易に行うことができるシステ
ムとすることができる。

【００６４】ただし、上述の実施例では、サーバ１４が
図１１の待ちテーブルを一元管理するものとして説明し
た。しかしながら、店舗端末２０だけが図１１のような
待ちテーブルを持ち、店舗端末２０がその待ちテーブル
を管理するようにしてもよい。

【００６５】なお、店舗に直接来店して予約する場合に
は、顧客ＩＤがなくても予約を受け付けることは勿論で
ある。顧客ＩＤをすべての場合に要求するようにした場
合、この実施例のようなネット案内所の会員にならなけ
ればその店舗が利用できないなどの不都合が生じるから
である。

【００６６】また、サーバ１４が待ち情報を一元管理す
る実施例では、店舗１８（図１）のＰＯＳ端末２２が会
計処理を終了した時点でたとえば「Ｅｎｔｅｒ」キーを
押下すれば、ＰＯＳ端末２２から店舗端末２０にその情
報が伝えられ。店舗端末２０は、前述のタイミングで、
またはサーバ１４へのアクセス時に、店舗端末２０から
サーバ１４に待ち人数の減少を送信する。ただし、店舗
端末２０の機能をＰＯＳ端末２２で兼用している場合に
は、店舗端末を経由せず、すべての情報がＰＯＳ端末２
２からサーバ１４に伝達されることになる。

【００６７】さらに、この発明は、さらに、病院，医
院，診療所，介護機関，老人保険施設等を対象としたネ
ット案内所システムとしても利用可能である。この場
合、顧客端末１６に相当するものは患者端末と呼び、店
舗端末２０に相当するものは病院端末と呼ぶことができ
る。この場合にも、基本的には、図２に示すと同様の動
作で、病院の選択または指定あるいは予約や料金徴収を
行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明のネット案内所のシステムを示す図解
図である。

【図２】図１システムの動作を示すフロー図である。

【図３】図１システムにおけるアンケート回答とその関
連動作を示すフロー図である。

【図４】案内所画面の一例を示す図解図である。

【図５】店舗選択画面の一例を示す図解図である。

【図６】店舗地図の一例を示す図解図である。

【図７】順番待ち画面の一例を示す図解図である。

【図８】申し込み画面の一例を示す図解図である。

【図９】申し込み画面の別の画面の一例を示す図解図で
ある。

【図１０】申し込み完了画面の一例を示す図解図であ
る。

【図１１】店舗およびサーバ登録情報の一例を示す図解
図である。

【図１２】サーバが待ち情報を一元管理する実施例にお
いて店舗端末からサーバに顧客テデータを送信するため
の画面の一例を示す図解図である。

【図１３】顧客端末に表示される順番待ち画面の一例を
示す図解図である。

【符号の説明】

１２ …ネットワーク１４ …サーバ１６ …顧客端末２０ …店舗端末１００ …ネット案内所システム

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】サーバと顧客端末および店舗端末とによっ
てインターネット上にネット案内所を形成するネット案
内所システムであって、顧客が前記顧客端末によって前記ネット案内所にアクセ
スすると、前記サーバが前記顧客端末に前記指定可能店
舗における混雑状況を知らせ、顧客が前記顧客端末によって順番待ちまたは予約申し込
みをしたとき、前記サーバまたは前記店舗コンピュータ
に顧客情報を登録する、ネット案内所システム。
【請求項２】サーバと顧客端末および店舗端末とによっ
てインターネット上にネット案内所を形成するネット案
内所システムであって、顧客が前記顧客端末によって前記ネット案内所にアクセ
スすると、前記サーバが前記顧客端末に前記指定可能店
舗における混雑状況を知らせる、ネット案内所システ
ム。
【請求項３】顧客端末および店舗端末とともにインター
ネット上にネット案内所を形成するネット案内所システ
ムのためのサーバであって、前記ネット案内所にアクセスした前記顧客端末に指定可
能店舗における混雑状況を知らせ、前記顧客端末によって順番待ちまたは予約申し込みをし
たとき、前記サーバまたは前記店舗端末に顧客情報を登
録する、サーバ。
【請求項４】顧客による予約希望店舗の指定のために前
記顧客端末に指定可能店舗候補を提示する、請求項３記
載のサーバ。
【請求項５】前記顧客端末に前記指定可能店舗候補の地
図を併せて提示する、請求項４記載のサーバ。
【請求項６】ジャンルや人数や所在地などの検索情報を
入力するための枠を有する案内所画面を前記顧客端末に
提示し、入力された検索情報に従った前記指定可能店舗
候補を提示する、請求項４または５記載のサーバ。
【請求項７】前記混雑状況として、前記指定可能店舗候
補毎の待ち人数および待ち時間の少なくとも一方を前記
顧客端末に提示する、請求項４記載のサーバ。
【請求項８】前記顧客端末に、顧客ＩＤやクレジット番
号などの顧客情報を入力するための枠を形成した申し込
み画面を提示する、請求項３ないし７のいずれかに記載
のサーバ。
【請求項９】前記ネット案内所を経由して予約した顧客
数に応じて店舗に店舗利用料として課金する、請求項３
ないし８のいずれかに記載のサーバ。
【請求項１０】前記ネット案内所を経由して予約したが
アンケートに回答していない顧客数に応じた金額を前記
店舗利用料に加えて課金する、請求項９記載のサーバ。
【請求項１１】サーバおよび店舗端末とともにインター
ネット上にネット案内所を形成するネット案内所システ
ムのための顧客端末であって、前記サーバによって提示された案内所画面を表示し、顧
客がその案内所画面に入力した情報を前記サーバに伝
え、前記サーバによって提示された前記指定可能店舗候補毎
の混雑状況を含む店舗選択画面を表示し、顧客が前記指定可能店舗候補の１つをクリックしたとき
その情報を前記サーバに伝える、顧客端末。
【請求項１２】サーバおよび顧客端末とともにインター
ネット上にネット案内所を形成するネット案内所システ
ムのための店舗端末であって、待ち人数を更新するデータを前記サーバに伝えるように
した、店舗端末。
【請求項１３】ＰＯＳ端末と連動し、前記ＰＯＳ端末か
ら会計処理済み情報が入力される都度、前記待ち人数を
更新するデータを前記サーバに伝えるようにした、請求
項１１記載の店舗端末。