JP2002162663A - レンズのあおり装置 - Google Patents

レンズのあおり装置

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JP2002162663A JP2000356639A JP2000356639A JP2002162663A JP 2002162663 A JP2002162663 A JP 2002162663A JP 2000356639 A JP2000356639 A JP 2000356639A JP 2000356639 A JP2000356639 A JP 2000356639A JP 2002162663 A JP2002162663 A JP 2002162663A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮上型光ヘッドに適した、軽量でかつ簡単な
構造のアクチュエータを用いたレンズのあおり装置を提
供すること。 【解決手段】 第1の基板100には、レンズ101
と、レンズ101を支持する複数の梁102a〜102
dと、複数の梁102a〜102dに設けられた第1の
電極とが形成されており、第2の基板200には、複数
の梁102a〜102dに空隙204を介して各々対向
する位置に第2の電極203a〜203dが形成されて
おり、電圧制御回路250は、複数の梁102a〜10
2dに形成された第1の電極と第2の電極203a〜2
03dとの間に電圧を印加して、複数の梁102a〜1
02dに静電力を作用させて撓みを発生させ、レンズ1
01のあおり方向を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,レンズのあおり装
置に関し、詳細には、浮上型光ヘッド等に適したアクチ
ュエータを用いたレンズのあおり装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクドライブのピックアップ部分
のトラッキング調整用のあおり機構のアクチュエータと
しては、ムービング・コイル、永久磁石および磁性体を
用いたムービング・コイル型モータが主として使われて
いる(ラジオ技術社刊「光ディスク技術」124頁)。
【0003】例えば、特許第2719974号では、磁
気駆動装置を用いた光ピックアップが開示されている。
同公報に示す光ピックアップの磁気駆動装置では、ばね
によって変位自在に支持されているレンズホルダにマグ
ネットが装備され、かつ、固定側には前記マグネットに
対向する磁性体ヨークならびに駆動コイルが設けられて
いる磁気駆動装置において、レンズホルダが変位する方
向の幅寸法をa、ヨークの縦寸法をb、マグネットとヨ
ークのギャップ寸法をgとし、レンズホルダがその可動
必要範囲において変位したとき、レンズホルダに作用す
る磁気的な力が前記変位距離にほぼ比例するように、x
=g/(b−a)の値が設定されているものである。
【0004】また、特許第2757539号では、浮上
型光ヘッドのトラッキング調整方法としてリレーレンズ
を用いた方法が開示されている。同公報の浮遊型光ヘッ
ドは、レーザービームを光ディスクに収束させるための
対物レンズと、この対物レンズを動圧空気軸受効果によ
り光ディスクの表面から浮上させて、対物レンズと光デ
ィスクとの距離をほぼ一定に保持するためのスライダー
とを有し、駆動手段によって光ディスクの半径方向に沿
って駆動される可動部と、上記レーザービームの光源
と、フォーカシングおよびトラッキングのずれ量を検出
する検出手段と、この検出手段からの検出信号に基づい
てフォーカシング制御を行うフォーカシング制御手段と
を有する固定部とからなる浮上型光ヘッドにおいて、上
記固定部に、レーザービームの微細なトラッキング制御
を光学的に行う複数枚のレンズを組み合わせたレンズか
らなるトラッキング制御手段と、前記検出手段から出力
されるトラッキングのずれ量に対応した信号を、高周波
側の信号と低周波側の信号に分離する信号分離回路と、
この信号分離回路によって分離された低周波側の信号に
基づいて、前記駆動手段の駆動を制御する第1の駆動制
御回路と、上記信号分離回路によって分離された高周波
側の信号に基づいて、前記トラッキング制御手段におけ
るリレーレンズの一方を光軸と直交する方向へ移動させ
る駆動を制御する第2の駆動制御回路とを備えている。
【0005】また、特開平5−94628号公報では、
浮上型光ヘッドのトラッキング調整用アクチュエータと
してリニアモータを用いる方法が開示されている。同公
報の光学的記録再生装置では、レーザービームを光ディ
スクに収束させるための対物レンズと、この対物レンズ
を動圧空気軸受効果により光ディスクの表面から浮上さ
せて、対物レンズと光ディスクとの距離をほぼ一定に保
持するためのスライダーとを有し、駆動手段によって光
ディスクの半径方向に沿って駆動される可動部と、上記
レーザービームの光源と、フォーカシングおよびトラッ
キングのずれ量を検出する検出手段と、この検出手段か
らの検出信号に基づいてフォーカシング制御を行うフォ
ーカシング制御手段と、上記検出手段からの検出信号に
基づいてトラッキング制御を行うトラッキング制御手段
とを有する固定部とからなる浮上型光ヘッドにおいて、
上記固定部に設けられたトラッキング制御手段が、レン
ズを光軸方向と直交する方向に移動することによってト
ラッキングの制御を行うレンズを備え、このトラッキン
グ制御用のレンズを、高剛性の弾性支持部材によって支
持して光軸方向と直交する方向に移動可能としたもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ムービングコイル型アクチュエータ方式、リレーレンズ
方式、およびリニアモータ方式では、いずれも重量が重
く、浮上型光ヘッドには不向きである。また、かかる方
式では、重量が重いために、慣性が大きく高速のトラッ
キング補正を行うためのレンズのあおり調整が高速で行
えないという問題がある。さらに、かかる方式は、アク
チュエータ自体も構造が複雑なため、ヘッドの実装組立
が複雑になるという問題がある。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
り、浮上型光ヘッドに適した、軽量でかつ簡単な構造の
アクチュエータを用いたレンズのあおり装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【解決を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1にかかる発明は、光学材料により形成され
たレンズをあおるレンズのあおり装置において、前記レ
ンズを支持する複数の梁と、前記複数の梁に静電力を作
用させる静電力印加手段と、を備え、前記複数の梁に静
電力を作用させて撓みを発生させ、前記レンズをあおる
ものである。上記発明によれば、複数の梁はレンズを支
持し、静電力印加手段は複数の梁に静電力を作用させ、
複数の梁に作用する静電力によりレンズをあおり、レン
ズの角度を変更する。
【0009】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
にかかる発明において、前記複数の梁は、3つ以上であ
ることとした。上記発明によれば、3つ以上の梁を形成
する。
【0010】また、請求項3にかかる発明によれば、請
求項1または請求項2にかかる発明において、前記複数
の梁は、螺旋状に形成されていることとした。上記発明
によれば、複数の梁を螺旋状に形成する。
【0011】また、請求項4にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項3のいずれか1つにかかる発明におい
て、前記複数の梁の幅は、前記レンズを支持する側が狭
く形成されているものである。上記発明によれば、複数
の梁の幅をレンズを支持する側を狭く形成する。
【0012】また、請求項5にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項4のいずれか1つにかかる発明におい
て、前記複数の梁の厚さはレンズを支持する側が薄く形
成されているものである。上記発明によれば、複数の梁
の厚さをレンズを支持する側を薄く形成する。
【0013】また、請求項6にかかる発明は、請求項1
〜請求項5のいずれか1つにかかる発明において、前記
静電力印加手段は、前記複数の梁に形成された第1の電
極と、前記複数の梁に空隙を介して各々対向するように
形成された第2の電極と、前記複数の梁に形成された第
1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印加して、前
記複数の梁に静電力を作用させる電圧印加手段と、を含
むものである。上記発明によれば、静電力印加手段で
は、電圧印加手段は、複数の梁に形成された第1の電極
と、前記複数の梁に空隙を介して各々対向するように形
成された第2の電極間に電圧を印加して、複数の梁に静
電力を作用させる。
【0014】また、請求項7にかかる発明は、請求項6
にかかる発明において、前記空隙は、非平行な空隙であ
ることとした。上記発明によれば、空隙を非平行に形成
する。
【0015】また、請求項8にかかる発明は、請求項1
〜請求項7のいずれか1つにかかる発明において、前記
レンズと前記複数の梁は、同一の材料で形成されている
こととした。上記発明によれば、レンズと複数の梁を同
一の材料で形成する。
【0016】また、請求項9にかかる発明は、請求項6
〜請求項8のいずれか1つにかかる発明において、前記
レンズ、前記複数の梁、および前記第1の電極が形成さ
れた第1の基板と、前記第2の電極が形成された第2の
基板とが接合されて形成されることとした。上記発明に
よれば、レンズ、複数の梁、および第1の電極が形成さ
れた第1の基板と、第2の電極が形成された第2の基板
とを接合してレンズのあおり装置を形成する。
【0017】また、請求項10にかかる発明は、請求項
9にかかる発明において、前記第2の基板は半導体材料
であることとした。上記発明によれば、第2の基板を半
導体材料で形成する。
【0018】また、請求項11にかかる発明は、請求項
9または請求項10にかかる発明において、前記第2の
基板には、前記電圧印加手段が設けられていることとし
た。上記発明によれば、電圧印加手段を第2の基板に形
成する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
かかるレンズのあおり装置の好適な実施の形態を、(実
施の形態1)、(実施の形態2)の順に詳細に説明す
る。
【0020】(実施の形態1)図1は実施の形態1にか
かるレンズのあおり装置の概略構成を示しており、
(a)はレンズのあおり装置の平面図、(b)は、
(a)のA−A断面図を示している。
【0021】図1において、100はレンズ101や4
つの梁102a〜102dが形成された第1の基板を示
している。101は第1の基板の略中央部に形成された
レンズを示している。102a〜102dは、レンズ1
01を第1の基板100の所定円Cに沿って4方向から
支持する4つの梁を示している。また、4つの梁102
a〜102dには、各々不図示の電極(第1の電極)が
形成されている。
【0022】200は電極等が形成された第2の基板を
示している。第1の基板100の下面と第2の基板20
0の上面は接合されている。この第2の基板200に
は、レンズ101の円周と略同じ大きさの円形の開口部
201が形成されている。この開口部201を介してレ
ンズ101に光が入射する。また、第2の基板200に
は、開口部201に沿ってリング状の凹部202が形成
されている。このリング状の凹部202の外周の大きさ
は所定円Cと略同じ大きさとなっている。第1の基板1
00の4つの梁102a〜102dと第2の基板200
のリング状の凹部202間にはそれぞれ空隙204が形
成されている。
【0023】そして、リング状の凹部202には、第1
の基板100の4つの梁102a〜102dに空隙20
4を介して各々対向する位置に、4つの電極(第2の電
極)203a〜203d(203a、203cは図6参
照)が形成されている。250は、4つの梁102a〜
102dに形成された電極と、第2の基板200の4つ
の電極203a〜203d間に電圧を印加して、4つの
梁102a〜102dに静電力を作用させる電圧制御回
路を示している。電圧制御回路250により、梁102
a〜102dに形成された電極と電極203a〜203
d間に電圧が印加されると、梁102a〜102dには
静電力により撓みが発生する。梁102a〜102dを
独立に撓ませれば、力学的な関係からレンズ101のあ
おり方向を任意に制御できることになる。電圧制御回路
250は、梁102a〜102dを独立に撓ませて、レ
ンズ101のあおり方向を任意の方向に制御する。な
お、電圧制御回路250は第2の基板200に設けるこ
とにしても良い。
【0024】つぎに、図1および図2を参照して梁を撓
ませてレンズ101のあおり方向を変更する場合を説明
する。図2は、梁を撓ませてレンズ101のあおり方向
を変更する場合を説明するための説明図である。
【0025】図1は、梁102a〜102dのいずれに
も静電力が作用していない場合を示しており、レンズ1
01の光軸は第1の基板100に対して垂直となってい
る。ここで、電圧制御回路250は、例えば、梁102
dの電極と、梁102dに対して空隙204を介して対
向する位置に配された電極203d間に電圧を印加する
と、梁(電極を含む)102dと電極203d間に静電
力が作用し、図2に示す如く、梁102dは電極203
dに引きつけられるように撓むことになる。これによ
り、レンズ101のあおり方向が同図に示す如くとな
り、レンズ101の光軸も変更されることになる。すな
わち、レンズ101を固定している4つの梁102a〜
102dのうち1つの梁が撓むことにより、レンズ10
1の光軸が撓んだ梁102dの方向にあおられる。この
ように、レンズ101を固定している梁102a〜10
2dに静電力を作用させることにより、レンズの光軸を
任意の方向にあおることが可能となる。
【0026】つぎに、図1のレンズのあおり装置の各部
の材料および形成方法等について説明する。レンズ10
1としては、凸レンズ、凹レンズ、および非球面レンズ
等の種々のレンズを使用することができる。また、レン
ズ101、梁102a〜102d、および第1の基板1
00は、図1に示したように、同じ材料で一体的に形成
することにしても良いし、レンズ101、梁102a〜
102d、および第1の基板100を別々に形成した後
に組み立てて一体構造とすることにしても良い。特に、
レンズの径が小さい微小レンズ(マイクロレンズ)の場
合には、マイクロマシニングの手法を用い、前者の如く
一体的に形成するほうが望ましい。
【0027】梁102a〜102dの材料および寸法
は、梁で固定するレンズの寸法、重量、およびあおりの
範囲、ならびに静電力を発生させるために印加する電圧
の大きさ等の要素から決定される。梁の数は、あおりの
範囲により決めることができるが、少なくとも3本以上
必要である。梁に形成する電極は、梁毎に個別に形成し
ても良いが、梁側の電極をグランドとして使用する場合
には、各々の梁に共通の電極を形成することにしても良
い。
【0028】梁102a〜102dに形成される電極と
しては、広く金属材料を用いることができる。また、梁
102a〜102dを半導体材料で形成する場合には、
不純物を注入/拡散して低抵抗化し、梁自体を電極とす
ることにしても良い。
【0029】また、電極203a〜203dの材料とし
ては、ガラス、金属、半導体など種々の材料を用いるこ
とができる。電極の材料としては梁に形成する場合と同
様に金属材料を広く使用することができるが、第2の基
板200にシリコンなどの半導体材料を用いる場合には
伝導型の異なる不純物を拡散し、pn接合による電極を
形成することにしても良い。
【0030】つぎに、図1のレンズのあおり装置の製造
方法を図3〜図8を参照して説明する。図3(a)はレ
ンズ101および梁102a〜102dを形成する第1
の基板100の平面図、図3(b)は図3(a)のA−
A断面図を示している。図4(a)はレンズ101およ
び梁102a〜102dが形成された第1の基板100
の平面図、図4(b)は図4(a)のA−A断面図を示
している。
【0031】図3において、100は、レンズ101お
よび梁102a〜102dを一体的に形成するための第
1の基板を示している。第1の基板100の材料として
は、紫外〜可視領域のレンズ101を使用する場合に
は、光学ガラスや石英ガラス等を使用し、赤外領域のレ
ンズ101を使用する場合には、半導体材料を使用す
る。
【0032】図3の第1の基板100に、フォトリソグ
ラフィーおよびドライエッチングの手法を使用して加工
を行い、図4に示すように、レンズ101と梁102a
〜102dを形成する。ここで、面積階調のパターンを
形成したフォトマスクまたはレジスト材料の熱変形手法
などを使用すると、レンズ形状、貫通した梁形状や厚さ
の変化した梁(図9参照)を形成することができる。ま
た、梁102a〜102dには、電圧を印加できるよう
に不図示の電極を形成する。梁102a〜102dを導
電性材料または半導体材料で形成して、梁自体を電極と
して用いることも可能である。
【0033】図5(a)は、開口部201や電極203
a〜203d等が形成される第2の基板200の平面
図、図5(b)は、図5(a)のA−A断面図を示して
いる。図6(a)は、開口部201や電極203a〜2
03d等が形成された第2の基板200の平面図、図6
(b)は、図6(a)のA−A断面図を示している。
【0034】図5において、200は、開口部201や
電極203a〜203d等を形成するための第2の基板
を示している。第2の基板200の材料としては、透光
性のガラス、シリコンなどの半導体材料や、セラミック
材料等を使用することができる。
【0035】図5の第2の基板200に対して、図6に
示すような、レンズ101への光路となる円形状の開口
部201を形成する。開口部201は、ドライエッチン
グの手法で形成でき、基板がシリコンの場合には水酸化
カリウム溶液などによる異方性エッチングの手法を用い
ることもできる。そして、フォトリソグラフィーおよび
ドライエッチングの手法を用いて、開口部201の周囲
にリング状の凹部202を形成する。このリング状の凹
部202は、梁102a〜102dとの間に空隙204
を形成するためのものである。なお、面積階調のパター
ンを形成したフォトマスクあるいはレジスト材料の熱変
形手法などを使用すると、基板に形成された梁に対して
非平行な凹部(図9参照)を形成することができる。
【0036】そして、第2の基板200のリング状の凹
部202に、第1の基板100の4つの梁102a〜1
02dに夫々対向する位置に、図6に示すような、電極
203a〜203dを形成する。電極203a〜203
dの材料としては、金属を広く使用できるが、第2の基
板200がシリコンなどの半導体材料の場合には伝導型
の異なる不純物を注入/拡散しpn接合を形成し電極領
域を形成することにしても良い。
【0037】最後に、図7に示すように、図4に示すレ
ンズ101および梁102a〜102dを形成した第1
の基板100の下面と図6に示す開口部201や電極2
03a〜203d等が形成される第2の基板200の上
面とを接着剤等を用いて接合する。なお、接着層の介在
しない直接接合や陽極接合法等を使用することにしても
良い。図8は、完成したレンズあおり装置を示してい
る。
【0038】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、静電力により撓む梁102a〜102dによりレン
ズ101の光軸を移動させることとしたので、少ない部
品で軽量のレンズのあおり装置を提供することが可能と
なる。
【0039】また、実施の形態1では、静電力により撓
む梁を少なくとも3以上有しているので、精度の高いレ
ンズのあおり装置を提供することが可能となる。
【0040】また、実施の形態1では、梁に作用する静
電力は、電極と空隙により形成されるので、部品の少な
いあおり装置とすることができる。
【0041】また、実施の形態1では、レンズ、梁を同
一の材料で形成することとしたので、製造工程を短くす
ることが可能となる。
【0042】また、実施の形態1では、レンズ、梁、第
1の電極が形成された第1の基板と第2の電極が形成さ
れた第2の基板とを接着/接合して形成することとした
ので、製造工程を短くすることが可能となる。
【0043】また、実施の形態1では、第2の基板を半
導体材料としたので、異方性エッチング工法を用いるこ
とができ、製造コストを低くすることが可能となる。
【0044】(実施の形態2)図9は実施の形態2にか
かるレンズのあおり装置の概略構成を示しており、同図
(a)は、実施の形態2にかかるレンズのあおり装置の
平面図、同図(b)は、実施の形態2にかかるレンズの
あおり装置の断面図を示している。実施の形態2にかか
るレンズのあおり装置は、梁を3つとして、その形状を
螺旋形としたものである。
【0045】図9において、300はレンズ301や梁
302a〜302cが形成された第1の基板を示してい
る。301は第1の基板300の略中央部に形成された
レンズを示している。302a〜302cは、レンズ3
01を第1の基板300の所定円に沿って、3方向から
支持する3つの梁を示している。この3つの梁302a
〜302cはレンズ301に沿って螺旋状に形成されて
いる。3つの梁302a〜302cの厚さは、第1の基
板300側(外側)では厚く、レンズ301側に近づく
に従って厚さが薄く形成されている。また、3つの梁3
02a〜302cの幅は、第1の基板300側(外側)
では大きく、レンズ301側に近づくに従って小さく形
成されている。この3つの梁302a〜302cには、
各々不図示の電極(第1の電極)が形成されている。
【0046】400は電極412a〜412c等が形成
される第2の基板を示している。この第2の基板400
には、半円錐状の開口部401が形成されている。41
0は、第2の基板400上に形成された熱酸化膜を示し
ている。熱酸化膜410は、円形の開口部を有してお
り、この開口部の円周に沿って、上方に傾斜部411が
形成されている。そして、第1の基板300の下面と熱
酸化膜410の上面は接着剤等で接合されている。第1
の基板300の梁302a〜302cと熱酸化膜410
の傾斜部411の間には、非平行の空隙402が形成さ
れている。
【0047】第1の基板400の傾斜部411には、第
1の基板300の3つの梁302a〜302cに各々空
隙402を介して対向する位置に電極(第2の電極)4
12a〜412cが形成されている。不図示の電源制御
回路は、第1の基板300の3つの梁302a〜302
cに形成された電極(302bは不図示)と、第2の基
板400の3つの電極412a〜412c間に電圧を印
加して、3つの梁302a〜302cに静電力を作用さ
せる。電圧制御回路により、梁302a〜302cに形
成された電極と電極412a〜412c間に電圧が印加
されると、梁302a〜302cは静電力により撓みが
発生する。梁302a〜302cを独立に撓ませれば、
力学的な関係からレンズ301のあおり方向を任意に制
御できることになる。不図示の電圧制御回路は、梁30
2a〜302cを独立に撓ませて、レンズ301のあお
り方向を任意の方向に制御する。なお、電圧制御回路は
第2の基板400に設けることにしても良い。
【0048】上記構造のレンズのあおり装置では、梁3
02a〜302cと電極412a〜412cとの間の空
隙402を非平行になるように形成したので、電極41
2a〜412cと梁302a〜302c(電極を含む)
の間に電圧を印加すると、梁は空隙の狭い部分から撓み
を開始するため、より低い電圧で梁302a〜302c
の撓みを得ることができる。
【0049】また、梁302a〜302cをレンズ30
1に沿って螺旋状に形成したので、直線上に形成した場
合に比して、梁の長さを長くできて梁の可動範囲を広く
することができ、レンズ301のあおり範囲を広くする
ことが可能となる。また、梁412a〜412cの厚さ
を、第1の基板300側(外側)では厚くし、レンズ3
01側に近づくに従って薄く形成したので、梁の厚さが
薄い所では静電力の作用による撓み量を大きくすること
ができ、レンズのあおり範囲を広くすることが可能とな
る。さらに、梁302a〜302cの幅をレンズ301
側で狭く、第1の基板300側(外側)で広く形成した
ので、低電圧でレンズ301をあおることが可能とな
る。
【0050】なお、本発明は、上記した実施の形態に限
定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で
適宜変形可能である。例えば、上述の実施の形態1およ
び実施の形態2のあおり装置およびその製造方法は光学
部分がレンズの場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、ミラー、プリズム等のあおり装置が
必要な種々の光学部品に適用可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
発明によれば、レンズを支持する複数の梁と、複数の梁
に静電力を作用させる静電力印加手段とを備え、複数の
梁に作用する静電力によりレンズをあおることとしたの
で、簡単な構造でかつ軽量のレンズのあおり装置を提供
することが可能となる。
【0052】また、請求項2にかかる発明によれば、請
求項1にかかる発明において、3つ以上の梁を形成する
こととしたので、請求項1にかかる発明の効果に加え
て、精度の高いあおり装置を提供することが可能とな
る。
【0053】また、請求項3にかかる発明によれば、請
求項1または請求項2にかかる発明において、複数の梁
を螺旋状に形成したので、請求項1または請求項2にか
かる発明の効果に加えて、梁の長さを長くでき、あおり
範囲を広くすることが可能となる。
【0054】また、請求項4にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項3のいずれか1つにかかる発明におい
て、複数の梁の幅をレンズを支持する側を狭く形成する
こととしたので、請求項1〜請求項3のいずれか1つに
かかる発明の効果に加えて、低電圧でレンズをあおるこ
とが可能となる。
【0055】また、請求項5にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項4のいずれか1つにかかる発明におい
て、複数の梁の厚さをレンズを支持する側を薄く形成す
ることとしたので、請求項1〜請求項4のいずれか1つ
にかかる発明の効果に加えて、より低電圧でレンズをあ
おることが可能となる。
【0056】また、請求項6にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項5のいずれか1つにかかる発明におい
て、静電力印加手段では、電圧印加手段は、複数の梁に
形成された第1の電極と、複数の梁に空隙を介して各々
対向するように形成された第2の電極間に電圧を印加し
て、複数の梁に静電力を作用させることとしたので、請
求項1〜請求項5のいずれか1つにかかる発明の効果に
加えて、梁に作用する静電力を電極と空隙により形成で
き、少ない部品でレンズのあおり装置を実現することが
可能となる。
【0057】また、請求項7にかかる発明によれば、請
求項6にかかる発明において、空隙を非平行に形成する
こととしたので、請求項6にかかる発明の効果に加え
て、低電圧で梁を撓ませることが可能となる。
【0058】また、請求項8にかかる発明によれば、請
求項1〜請求項7のいずれか1つにかかる発明におい
て、レンズと複数の梁を同一の材料で形成することとし
たので、請求項1〜請求項7のいずれか1つにかかる発
明の効果に加えて、製造工程を簡略化でき製造工程を短
くすることが可能となる。
【0059】また、請求項9にかかる発明によれば、請
求項6〜請求項8のいずれか1つにかかる発明におい
て、レンズ、複数の梁、および第1の電極が形成された
第1の基板と、第2の電極が形成された第2の基板とを
接合してレンズのあおり装置を形成することとしたの
で、請求項6〜請求項8のいずれか1つにかかる発明の
効果に加えて、より製造工程を短くすることが可能とな
る。
【0060】また、請求項10にかかる発明によれば、
請求項9にかかる発明において、第2の基板を半導体材
料で形成することとしたので、請求項9にかかる発明の
効果に加えて、第2の基板を異方性エッチング工法を用
いて加工することができ、製造コストを低減することが
可能となる。
【0061】また、請求項11にかかる発明によれば、
請求項9または請求項10にかかる発明において、電圧
印加手段を第2の基板に形成することとしたので、請求
項9または請求項10にかかる発明の効果に加えて、レ
ンズのあおり装置をよりコンパクトにできるとともに、
電圧印加手段から電極に印加される電圧の信号遅延を低
減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかるレンズのあおり装置の概
略構成を示す図である。
【図2】梁を撓ませてレンズのあおり方向を変更する場
合を説明するための説明図である。
【図3】レンズおよび梁を形成する第1の基板を示す図
である。
【図4】レンズおよび梁が形成された第1の基板を示す
図である。
【図5】開口部や電極等が形成する第2の基板を示す図
である。
【図6】開口部や電極等が形成された第2の基板を示す
図である。
【図7】第1の基板と第2の基板を接合する場合を説明
するための図である。
【図8】完成したレンズのあおり装置を示す図である。
【図9】実施の形態2にかかるレンズのあおり装置の概
略構成を示す図である。
【符号の説明】
100 第1の基板 101 レンズ 102a〜102d 梁 200 第2の基板 201 開口部 202 凹部 203a〜203d 電極 204 空隙 250 電圧制御回路 300 第1の基板 301 レンズ 302a〜302c 梁 400 第2の基板 401 開口部 402 空隙 410 熱酸化膜 411 傾斜部 412a〜412c 電極

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学材料により形成されたレンズをあお
    るレンズのあおり装置において、 前記レンズを支持する複数の梁と、 前記複数の梁に静電力を作用させる静電力印加手段と、
    を備え、 前記複数の梁に静電力を作用させて撓みを発生させ、前
    記レンズをあおることを特徴とするレンズのあおり装
    置。
  2. 【請求項2】 前記複数の梁は、3つ以上であることを
    特徴とする請求項1に記載のレンズのあおり装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の梁は、螺旋状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレ
    ンズのあおり装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の梁の幅は、前記レンズを支持
    する側が狭く形成されていることを特徴とする請求項1
    〜請求項3のいずれか1つに記載のレンズのあおり装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数の梁の厚さは、前記レンズを支
    持する側が薄く形成されていることを特徴とする請求項
    1〜請求項4のいずれか1つに記載のレンズのあおり装
    置。
  6. 【請求項6】 前記静電力印加手段は、 前記複数の梁に形成された第1の電極と、 前記複数の梁に空隙を介して各々対向する位置に形成さ
    れた第2の電極と、 前記複数の梁に形成された第1の電極と前記第2の電極
    との間に電圧を印加して、前記複数の梁に静電力を作用
    させる電圧印加手段と、 を含むことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか
    1つに記載のレンズのあおり装置。
  7. 【請求項7】 前記空隙は、非平行な空隙であることを
    特徴とする請求項6に記載のレンズのあおり装置。
  8. 【請求項8】 前記レンズと前記複数の梁は、同一の材
    料で形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項
    7のいずれか1つに記載のレンズのあおり装置。
  9. 【請求項9】 前記レンズ、前記複数の梁、および前記
    第1の電極が形成された第1の基板と、前記第2の電極
    が形成された第2の基板とが接合されて形成されること
    を特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか1つに記載
    のレンズのあおり装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の基板は半導体材料であるこ
    とを特徴とする請求項9に記載のレンズあおり装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の基板には、前記電圧印加手
    段が設けられていることを特徴とする請求項9または請
    求項10のいずれか1つに記載のレンズのあおり装置。
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