JP2002161858A - 冷媒圧縮機 - Google Patents

冷媒圧縮機

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JP2002161858A
JP2002161858A JP2000361420A JP2000361420A JP2002161858A JP 2002161858 A JP2002161858 A JP 2002161858A JP 2000361420 A JP2000361420 A JP 2000361420A JP 2000361420 A JP2000361420 A JP 2000361420A JP 2002161858 A JP2002161858 A JP 2002161858A
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JP
Japan
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lead wire
coil end
stator
lead wires
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000361420A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobunori Kosone
伸憲 小曽根
Takashi Ishigaki
隆士 石垣
Hirosuke Shimazu
裕輔 島津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Compressor (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バランサーとリード線が接触すること無く信
頼性が高く、しかも構成部品数が少ない冷媒圧縮機を得
ること。 【解決手段】 圧縮機構部と、電動機構部と、主軸と、
バランサーと、電源端子と、n本のリード線とを備え、
接続部を出たn本のリード線は所定長さの区間、重なる
ことなくn本ともコイルエンドの上端面に密着した状態
で縛り紐により固着支持され、次の所定長さの区間では
外側のリード線以外の(n−1)本のリード線が重なり
合うことなくコイルエンドの上端面に密着した状態で縛
り紐により固着支持されると共に、外側のリード線がコ
イルエンド外側に取り出され、順次これを繰り返して、
最後に内側の1本のリード線のみが縛り紐によりコイル
エンドの上端面に固着支持された点よりコイルエンド外
側に取り出されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スクロール圧縮
機、スクロールポンプなどの冷媒圧縮機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図3は、例えば特開平10−33928
3号公報に記載された従来のスクロール圧縮機を示す断
面図である。図において、1は固定スクロール、1aは
固定スクロール1の台板、1bは固定スクロール台板1
aの片側に形成された板状渦巻歯である。
【0003】2は揺動スクロール、2aは揺動スクロー
ル2の台板、2bは揺動スクロール台板2aの片側に形
成された板状渦巻歯であり、固定スクロール1の板状渦
巻歯1bと組み合わされ圧縮室6を形成する。また、2
cは揺動スクロール台板2aの板状渦巻歯2bが形成さ
れた反対側に凸設してなる軸受けを有するボス部であ
る。
【0004】3はフレームで、揺動スクロール2のスラ
スト力を摺動自在に支持する。7は主軸で、7aは主軸
7の一端に配置され、主軸7の軸心に対して偏心して成
り、揺動スクロール2の軸受けボス部2cと回転自在に
係合されている偏心部である。30はバランサーであ
り、主軸7に焼嵌または圧入等により固着されている。
【0005】31は主軸7の揺動スクロール2の軸受け
ボス部2bと係合されている偏心部7aに対してバラン
サー30を挟んで反対側に焼嵌により固着されたロータ
ーである。32はローター31を囲うように配置された
ステータであり、32aはステータ32のコイルエンド
である。9は圧縮機要素を収納する密閉容器であり、3
3は密閉容器9に設置され、電源電力を密閉容器9内に
導入する電源端子である。
【0006】34は電源の各相ごとに対応するリード線
であり、中心の導体は細い銅線を撚って構成され、外部
が絶縁材で被覆されており、一端がステータ32のバラ
ンサー30側のコイルエンド32aにおいてステータ3
2のコイルに各相ごとに接続され、他端が電源端子33
に接続されている。
【0007】図4はリード線34がステータ32のコイ
ルエンド32aに固定された状態をバランサー30側よ
り示した図である。図において、35は絶縁材で成形さ
れたリード線スリーブで、リード線34を内部に通しリ
ード線34をまとめてリード線取り出し方向(コイルエ
ンド32a外側)に導くために設けられている。36は
縛り紐で、コイルエンド32aを整形・固着すると共に
リード線34を通したリード線スリーブ35をコイルエ
ンド32aに固着支持している。37はステータ32の
コイルとリード線34の接続部である。
【0008】上記のように構成されたスクロール圧縮機
において、密閉容器9外部より電源端子33に電力が供
給されると、リード線34にステータ32に電力が供給
され、ステータ32とローター30によりトルクが発生
して、主軸7により揺動スクロール2を駆動し、揺動ス
クロール2と固定スクロール1により流体ガスの圧縮が
行われる。
【0009】また、図5は従来のスクロール圧縮機にお
けるリード線34のコイルエンド32aへの固着支持の
状態を示す断面図である。図に示すように、リード線ス
リーブ35内でリード線34が重なり合った状態で縛り
紐36によりコイルエンド32aに固着支持されるとリ
ード線スリーブ35またはリード線34とバランサー3
0間のクリアランスが無い状態となる。この状態でステ
ータ32に電力が供給され、主軸7と共にバランサー3
0が回転し始めるとバランサー30とリード線スリーブ
35が接触し、更にバランサー30とリード線34が接
触し始めると、リード線34の銅線がバランサー30と
接触し、電源地絡を生じさせる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール圧縮
機は以上のように構成されているので、リード線スリー
ブ35内でリード線34が重なり合った状態で縛り紐3
6によりコイルエンド32aに固着支持されると、リー
ド線34の銅線がバランサー30と接触し、電源地絡を
生じさせる恐れがあるという問題点があった。
【0011】また、上記問題を防ぐためにステータ32
の製造時に、リード線34をリード線スリーブ35に通
す工程が増えるなどの問題点があった。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、バランサーとリード線が接触
すること無く信頼性が高く、しかも構成部品数が少ない
冷媒圧縮機を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る冷媒圧縮
機は、ケーシングあるいはシェル内に設けられた圧縮機
構部と、ステータとローターとを有する電動機構部と、
電動機部で発生したトルクを前記圧縮機構部に伝達する
主軸と、主軸に固定されると共に、ステータの圧縮機構
部側の近傍に設けられ、主軸系の遠心力によるアンバラ
ンスをキャンセルするためのバランサーと、電力をケー
シングあるいはシェル内に導入する電源端子と、ステー
タの圧縮機構部側のコイルエンドに固定され、一端をス
テータのコイルと接続部において接続し、他端を電源端
子に接続させ、駆動力を発生させるための電力を電源端
子からステータのコイルに導くn本のリード線と、を備
え、接続部を出たn本のリード線は所定長さの区間、重
なることなくn本ともコイルエンドの上端面に密着した
状態で縛り紐により固着支持され、次の所定長さの区間
では外側のリード線以外の(n−1)本のリード線が重
なり合うことなくコイルエンドの上端面に密着した状態
で縛り紐により固着支持されると共に、外側のリード線
がコイルエンド外側に取り出され、順次これを繰り返し
て、最後に内側の1本のリード線のみが縛り紐によりコ
イルエンドの上端面に固着支持された点よりコイルエン
ド外側に取り出されるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図面に基づいて説明する。スクロール圧
縮機のステータ以外の部分については、従来の技術で説
明したものと同様であるので説明は省略する。図1,2
は実施の形態1を示す図で、図1はリード線固着支持部
を示すステータの平面図、図2はリード線固着部の部分
断面図である。図1において、リード線34はリード線
34a,34b,34cの3線で構成され、37はステ
ータ32のコイルとリード線34の接続部であり、絶縁
材により絶縁されている。
【0015】接続部37を出たリード線34は従来の技
術で示したリード線スリーブ35には通さないで、先ず
接続部37を出たリード線34は所定長さの区間、重な
ることなく3線ともコイルエンド32aの上端面に密着
した状態で縛り紐36によりコイルエンド32aに固着
支持される。
【0016】また、次の所定長さの区間ではリード線3
4はコイルエンド32aに対し外側のリード線34a以
外のリード線34b、34cが重なり合うことなくコイ
ルエンド32aの上端面に密着した状態で縛り紐36に
より固着支持され、リード線34aがコイルエンド32
a外側に取り出される。
【0017】さらに、次の所定長さの区間において、コ
イルエンド32aに対し内側のリード線34cのみが縛
り紐36によりコイルエンド32aの上端面に固着支持
され、リード線34bがコイルエンド32a外側に取り
出される。
【0018】そしてリード線34cは最後に縛り紐36
によりコイルエンド32aに固着支持された点よりコイ
ルエンド32a外側に取り出される。
【0019】図2はリード線34のコイルエンド32a
への固着支持部の断面図であるが、リード線34は取出
しの支点が一本一本変わるため、重なり合うことなく、
コイルエンド32aに密着し、しかもコイルエンド32
aの外側のリード線は容易にコイルエンド32aの外側
に向けることができる。
【0020】上述の実施の形態によれば、リード線34
をコイルエンド32aに密着させることでリード線34
とバランサー30の間のクリアランスが保たれ、バラン
サー30とリード線34の接触による電源地絡が防止で
き、加えて、リード線スリーブを廃止することにより、
部品点数を減少させることができる。
【0021】また、リード線34が重なり合うことなく
コイルエンド32aの上端面に密着した状態で縛り紐3
6により固着支持されると共に、外側のリード線34が
コイルエンド32a外側に取り出されるので、コイルエ
ンド32aに対して外側の縛り紐36により固着支持さ
れなかったリード線34がコイルエンド32aに対して
外側に向きやすくなり、リード線34の取りまわしが容
易になる効果が得られる。
【0022】上述の実施の形態では、リード線34が3
本のものを示したが、これに限定されるものではなく何
本でもよい。
【0023】また、冷媒圧縮機としてスクロール圧縮機
を例に説明したが、他の形式の圧縮機でもよいことは言
うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上のよに、この発明によればリード線
をコイルエンドに密着させることでリード線とバランサ
ーの間のクリアランスが保たれ、バランサーとリード線
の接触による電源地絡が防止でき、加えて、リード線ス
リーブを廃止することにより、部品点数を減少させるこ
とができる。
【0025】また、リード線が重なり合うことなくコイ
ルエンドの上端面に密着した状態で縛り紐により固着支
持されると共に、外側のリード線がコイルエンド外側に
取り出されるので、コイルエンドに対して外側の縛り紐
により固着支持されなかったリード線がコイルエンドに
対して外側に向きやすくなり、リード線の取りまわしが
容易になる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す図で、リード線固着支持
部を示すステータの平面図である。
【図2】 実施の形態1を示す図で、リード線固着部の
部分断面図である。
【図3】 従来のスクロール圧縮機を示す断面図であ
る。
【図4】 従来のスクロール圧縮機でのリード線固着支
持部を示す図である。
【図5】 従来のスクロール圧縮機でのリード線固着支
持部の断面図である。
【符号の説明】
1 固定スクロール、2 揺動スクロール、3 フレー
ム、7 主軸、30バランサー、31 ローター、32
ステータ、32a コイルエンド、33電源端子、3
4 リード線、35 リード線スリーブ、36 縛り
紐、37 接続部。
フロントページの続き (72)発明者 島津 裕輔 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AA05 AB03 AC03 BB08 CA01 CD01 CE03 CF03 3H029 AA02 AA14 AB03 BB24 BB32 CC07 CC08 CC27 5H604 AA05 AA08 BB14 CC01 CC05 PC03 QB15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングあるいはシェル内に設けられ
    た圧縮機構部と、ステータとローターとを有する電動機
    構部と、 前記電動機部で発生したトルクを前記圧縮機構部に伝達
    する主軸と、 前記主軸に固定されると共に、前記ステータの前記圧縮
    機構部側の近傍に設けられ、前記主軸系の遠心力による
    アンバランスをキャンセルするためのバランサーと、 電力を前記ケーシングあるいはシェル内に導入する電源
    端子と、 前記ステータの前記圧縮機構部側のコイルエンドに固定
    され、一端を前記ステータのコイルと接続部において接
    続し、他端を前記電源端子に接続させ、駆動力を発生さ
    せるための電力を前記電源端子から前記ステータのコイ
    ルに導くn本のリード線と、を備え、前記接続部を出た
    n本のリード線は所定長さの区間、重なることなくn本
    とも前記コイルエンドの上端面に密着した状態で縛り紐
    により固着支持され、次の所定長さの区間では外側のリ
    ード線以外の(n−1)本のリード線が重なり合うこと
    なく前記コイルエンドの上端面に密着した状態で縛り紐
    により固着支持されると共に、前記外側のリード線が前
    記コイルエンド外側に取り出され、順次これを繰り返し
    て、最後に内側の1本のリード線のみが縛り紐によりコ
    イルエンドの上端面に固着支持された点より前記コイル
    エンド外側に取り出されることを特徴とする冷媒圧縮
    機。
JP2000361420A 2000-11-28 2000-11-28 冷媒圧縮機 Pending JP2002161858A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100694993B1 (ko) 2004-12-21 2007-03-14 엘지전자 주식회사 리드와이어의 찍힘 방지를 위한 압축기 릴레이커버
US20210260677A1 (en) * 2018-09-19 2021-08-26 Ki Chul Seong Waste wire recovery apparatus

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040517

RD04 Notification of resignation of power of attorney

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Effective date: 20041018