JPH06169540A - 電動圧縮機 - Google Patents
電動圧縮機Info
- Publication number
- JPH06169540A JPH06169540A JP32183992A JP32183992A JPH06169540A JP H06169540 A JPH06169540 A JP H06169540A JP 32183992 A JP32183992 A JP 32183992A JP 32183992 A JP32183992 A JP 32183992A JP H06169540 A JPH06169540 A JP H06169540A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil ends
- stator winding
- insulating member
- motor
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compressor (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】固定子巻線と引出線との接続部にかかるストレ
スで固定子巻線に絶縁不良が生じるのを防止する。 【構成】固定子巻線２０と引出線２１との接続部４１〜
４３の尖った形状を取り除いた後、この接続部４１〜４
３を絶縁部材３６の収納部に収納し、固定子巻線のコイ
ルエンド間に挟持する。
スで固定子巻線に絶縁不良が生じるのを防止する。 【構成】固定子巻線２０と引出線２１との接続部４１〜
４３の尖った形状を取り除いた後、この接続部４１〜４
３を絶縁部材３６の収納部に収納し、固定子巻線のコイ
ルエンド間に挟持する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は密閉型電動圧縮機用電動
機の固定子巻線と引出線との接続に関するものである。
機の固定子巻線と引出線との接続に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の固定子巻線と引出線との接続には
半田接続、溶接などが用いられていた。この接続部は絶
縁部材に収納された後電動機のコイルエンド間に挟持さ
れ、この後コイルエンドを一定の寸法内に収めるためコ
イルエンドを加圧し整形するものであった。
半田接続、溶接などが用いられていた。この接続部は絶
縁部材に収納された後電動機のコイルエンド間に挟持さ
れ、この後コイルエンドを一定の寸法内に収めるためコ
イルエンドを加圧し整形するものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の接続
では、半田付け、溶接の際に鋭利な突起や、溶接玉など
があると、コイルエンドを加圧して整形する際にこれら
の突起や溶接玉が絶縁部材を破り、絶縁不良を起こす問
題点があった。
では、半田付け、溶接の際に鋭利な突起や、溶接玉など
があると、コイルエンドを加圧して整形する際にこれら
の突起や溶接玉が絶縁部材を破り、絶縁不良を起こす問
題点があった。
【０００４】本発明はこのような問題を解消できる電動
圧縮機を提供するものである。
圧縮機を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮要素とこ
の圧縮要素を回転駆動する電動機部とを単一の密閉容器
内に収納する圧縮機において、電動機部の固定子巻線と
電気的に接続される引出線の前記固定子巻線との接続部
に鋭端部のない形状を備えると共に、この接続部を収納
し前記固定子巻線のコイルエンド間に挟持される絶縁部
材を備えたものである。
の圧縮要素を回転駆動する電動機部とを単一の密閉容器
内に収納する圧縮機において、電動機部の固定子巻線と
電気的に接続される引出線の前記固定子巻線との接続部
に鋭端部のない形状を備えると共に、この接続部を収納
し前記固定子巻線のコイルエンド間に挟持される絶縁部
材を備えたものである。
【０００６】
【作用】このように構成された圧縮機は固定子巻線と引
出線との接続部に絶縁部材を破るような鋭端部がないの
で、電動機部のコイルエンドを加圧整形する際に絶縁部
材が破れて絶縁不良を起こすことがなくなる。
出線との接続部に絶縁部材を破るような鋭端部がないの
で、電動機部のコイルエンドを加圧整形する際に絶縁部
材が破れて絶縁不良を起こすことがなくなる。
【０００７】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図１は電動圧縮機の断面図である。この図におい
て、１は密閉型電動圧縮機であり、密閉容器２の上部に
モータ３を下部に圧縮要素４を収容している。５は回転
軸であり、モータ３と圧縮要素４とを連結すると共に、
この回転軸には軸線方向に貫通孔５ａが開けられてい
る。モータ３は密閉容器２に圧入された固定子鉄心６
と、内周溝７ａを有する回転子７と、この回転子７の上
部に設けられるエンドリング８及びバランスウエイト１
０、下部に設けられるエンドリング９及びバランスウエ
イト１１などから構成されている。圧縮要素は容器２内
に圧入されたシリンダ１２と、このシリンダ１２の開口
を塞ぐ上部枠体１５、及び下部枠体１６と、この枠体１
５，１６に設けられた軸受部１３，１４と、回転軸５の
偏心部５ｂに外嵌されシリンダ１２内を偏心回転するロ
ーラ１７と、このローラに常時その先端が圧接されシリ
ンダ内を高圧側と低圧側とに分けるベーン１８とから構
成されている。
る。図１は電動圧縮機の断面図である。この図におい
て、１は密閉型電動圧縮機であり、密閉容器２の上部に
モータ３を下部に圧縮要素４を収容している。５は回転
軸であり、モータ３と圧縮要素４とを連結すると共に、
この回転軸には軸線方向に貫通孔５ａが開けられてい
る。モータ３は密閉容器２に圧入された固定子鉄心６
と、内周溝７ａを有する回転子７と、この回転子７の上
部に設けられるエンドリング８及びバランスウエイト１
０、下部に設けられるエンドリング９及びバランスウエ
イト１１などから構成されている。圧縮要素は容器２内
に圧入されたシリンダ１２と、このシリンダ１２の開口
を塞ぐ上部枠体１５、及び下部枠体１６と、この枠体１
５，１６に設けられた軸受部１３，１４と、回転軸５の
偏心部５ｂに外嵌されシリンダ１２内を偏心回転するロ
ーラ１７と、このローラに常時その先端が圧接されシリ
ンダ内を高圧側と低圧側とに分けるベーン１８とから構
成されている。
【０００８】１９は密封ターミナルであり、密閉容器２
に内部の密閉性を保ちながら取り付けられている。２０
は固定子鉄心６に挿入された固定子巻線であり、引出線
２１を介して密封ターミナル１９に接続されている。こ
の固定子巻線２０には密封ターミナル１９、引出線２１
を介して容器２の外部から電力が供給されるものであ
る。
に内部の密閉性を保ちながら取り付けられている。２０
は固定子鉄心６に挿入された固定子巻線であり、引出線
２１を介して密封ターミナル１９に接続されている。こ
の固定子巻線２０には密封ターミナル１９、引出線２１
を介して容器２の外部から電力が供給されるものであ
る。
【０００９】図２は図１に示したモータ３の上面図であ
る。この図において２２〜２４は固定子巻線２０の夫々
のコイルのコイルエンドである。２５〜３５はコイルエ
ンドの結束糸であり、コイルエンドの整形、引出線２１
の固定を行っている。
る。この図において２２〜２４は固定子巻線２０の夫々
のコイルのコイルエンドである。２５〜３５はコイルエ
ンドの結束糸であり、コイルエンドの整形、引出線２１
の固定を行っている。
【００１０】３６は絶縁部材であり、コイルエンド２２
とコイルエンド２３との間に挟持された後、コイルエン
ドの加圧整形、及び結束糸によるレーシングで固定され
る。
とコイルエンド２３との間に挟持された後、コイルエン
ドの加圧整形、及び結束糸によるレーシングで固定され
る。
【００１１】図３は絶縁部材３６の正面図である。この
絶縁部材３６は一枚の絶縁紙をまず２つ折りにした後、
熱溶着部３７〜４０で３つの収納部に分割したものであ
る。この夫々の収納部には引出線２１ａ〜２１ｃ（引出
線２１の夫々）と固定子巻線２０のコイルエンド２２〜
２４の端との接続部４１〜４３が収納されている。
絶縁部材３６は一枚の絶縁紙をまず２つ折りにした後、
熱溶着部３７〜４０で３つの収納部に分割したものであ
る。この夫々の収納部には引出線２１ａ〜２１ｃ（引出
線２１の夫々）と固定子巻線２０のコイルエンド２２〜
２４の端との接続部４１〜４３が収納されている。
【００１２】図４は接続部４１〜４３の形成を示す説明
図である。引出線２１ａとコイルエンド２３とを接続す
る場合は（他の引出線も同様）まず（ａ）で引出線２１
ａに先端にコイルエンド２３を巻き付ける。（ｂ）次に
この先端を半田４４で半田付けする。（ｃ）次にこの半
田４４を型４５、４６を用いて押し潰し半田４４の鋭端
部（尖っている部分すなわち、丸みをおびていない部
分）をなくする。（ｄ）は接続部４１が形成された状態
である。
図である。引出線２１ａとコイルエンド２３とを接続す
る場合は（他の引出線も同様）まず（ａ）で引出線２１
ａに先端にコイルエンド２３を巻き付ける。（ｂ）次に
この先端を半田４４で半田付けする。（ｃ）次にこの半
田４４を型４５、４６を用いて押し潰し半田４４の鋭端
部（尖っている部分すなわち、丸みをおびていない部
分）をなくする。（ｄ）は接続部４１が形成された状態
である。
【００１３】尚、この接続部の形成は、鋭端部をやすり
やグラインダ−で削り落とすようにしてもよい。
やグラインダ−で削り落とすようにしてもよい。
【００１４】
【発明の効果】このように構成された電動圧縮機では、
固定子巻線と引出線との接続部に尖った部分がなくなる
ので、この接続部を絶縁部材に収納し固定子巻線のコイ
ルエンド間で強く挟持しても接続部が絶縁部材を破りコ
イルエンドを傷つけ固定子巻線に絶縁不良が生じるのを
防止することができる。
固定子巻線と引出線との接続部に尖った部分がなくなる
ので、この接続部を絶縁部材に収納し固定子巻線のコイ
ルエンド間で強く挟持しても接続部が絶縁部材を破りコ
イルエンドを傷つけ固定子巻線に絶縁不良が生じるのを
防止することができる。
【図１】本発明の実施例を示す電動圧縮機の要部断面図
である。
である。
【図２】図１に示したモータ（電動機）の上面図であ
る。
る。
【図３】絶縁部材の拡大正面図である。
【図４】接続部を形成する際の説明図である。
１ 圧縮機 ３ モータ ２０ 固定子巻線 ２３〜２４ コイルエンド ２５〜３５ 結束糸 ３６ 絶縁部材 ４１〜４３ 接続部
Claims (1)
- 【請求項１】圧縮要素とこの圧縮要素を回転駆動する電
動機部とを単一の密閉容器内に収納する圧縮機におい
て、電動機部の固定子巻線と電気的に接続される引出線
の前記固定子巻線との接続部に鋭端部のない形状を備え
ると共に、この接続部を収納し前記固定子巻線のコイル
エンド間に挟持される絶縁部材を備えたことを特徴とす
る電動圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32183992A JPH06169540A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32183992A JPH06169540A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 電動圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06169540A true JPH06169540A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18137009
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32183992A Pending JPH06169540A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 電動圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06169540A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20050090715A (ko) * | 2004-03-09 | 2005-09-14 | 엘지전자 주식회사 | 밀폐형 압축기의 과부하 방지장치 결선구조 |
| WO2008032942A1 (en) * | 2006-09-11 | 2008-03-20 | Samsung Gwangju Electronics Co., Ltd. | Hermetic compressor |
| JP2009303286A (ja) * | 2008-06-10 | 2009-12-24 | Aichi Elec Co | 電動機 |
| JP2010246208A (ja) * | 2009-04-02 | 2010-10-28 | Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp | 回転電機の固定子及び回転電機 |
| KR101235192B1 (ko) * | 2006-09-11 | 2013-02-20 | 삼성전자주식회사 | 밀폐형 압축기 |
| JP2013255356A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機の固定子およびその製造方法 |
| JPWO2015151202A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2017-04-13 | 三菱電機株式会社 | 電動機、送風機及び圧縮機 |
-
1992
- 1992-12-01 JP JP32183992A patent/JPH06169540A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20050090715A (ko) * | 2004-03-09 | 2005-09-14 | 엘지전자 주식회사 | 밀폐형 압축기의 과부하 방지장치 결선구조 |
| WO2008032942A1 (en) * | 2006-09-11 | 2008-03-20 | Samsung Gwangju Electronics Co., Ltd. | Hermetic compressor |
| KR101235192B1 (ko) * | 2006-09-11 | 2013-02-20 | 삼성전자주식회사 | 밀폐형 압축기 |
| JP2009303286A (ja) * | 2008-06-10 | 2009-12-24 | Aichi Elec Co | 電動機 |
| JP2010246208A (ja) * | 2009-04-02 | 2010-10-28 | Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp | 回転電機の固定子及び回転電機 |
| JP2013255356A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機の固定子およびその製造方法 |
| JPWO2015151202A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2017-04-13 | 三菱電機株式会社 | 電動機、送風機及び圧縮機 |
| US10389215B2 (en) | 2014-03-31 | 2019-08-20 | Mitsubishi Electric Corporation | Motor, blower, and compressor |
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