JP2002161672A - 可動閉鎖部材及びこれを備えた窓構造 - Google Patents

可動閉鎖部材及びこれを備えた窓構造

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JP2002161672A JP2000359987A JP2000359987A JP2002161672A JP 2002161672 A JP2002161672 A JP 2002161672A JP 2000359987 A JP2000359987 A JP 2000359987A JP 2000359987 A JP2000359987 A JP 2000359987A JP 2002161672 A JP2002161672 A JP 2002161672A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全で防犯性に優れ、換気と視認機能を備え
た窓体や扉等の可動閉鎖部材及びこれを備えた引き違い
窓の提供。 【解決手段】 窓又は扉等を形成するウイング枠の一部
の区画に格子部を形成し、この格子部を遮蔽可能な補助
ウイングを前記ウイング枠の内面に沿ってスライド可能
に設けた可動閉鎖部材。前記可動閉鎖部材を引き違い窓
の内側の窓体とし、外側の窓体に通常の窓体を配置した
窓構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓や扉などのウイ
ング枠を具備する可動閉鎖部材及びこれを備えた窓構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般の木造家屋はもとより各種の
ビルディングにおいても窓や扉は多数配置されている。
これらの窓や扉はその目的からして全面にガラスが嵌め
られていたり、不透明な板材により形成されていて、通
常機密性を保つように作られているため、室内の空気を
換気したい場合には窓や扉を開放しなければならず、ま
た、室内から外を覗きたい場合でも、不透明なガラスを
嵌め込まれた窓や扉の場合には、これらの窓や扉を開放
しなければならなかった。
【0003】しかし、特に夏季においては、窓や扉を開
放すると屋外の害虫などが屋内に入り込むことが多く、
この害虫対策として従来は多くの場合、窓や扉の外側に
網戸を配置して害虫が入るのを防いでいたが、一般に網
戸には本格的な錠前を取り付けることは不可能で不用心
であり、防犯上大きな問題があった。これを解決するも
のとして、実開平3−24050号公報に、格子を備え
た窓構造が開示されている。この窓構造は、アルミサッ
シによる引き違い窓の外側全面に格子を嵌め殺し状態に
て固定したもので、防犯上は優れているが、人が出入り
することは不可能なもので、窓の部分全面に格子が配置
されているため室内が暗くなるという問題がある。
【0004】また、実開平3−128187号公報に、
格子を有する内障子を備えた窓構造が開示されている。
この窓構造では、この内障子の格子は一つの独立した形
態のもので、この格子自体を直接的に遮蔽する部材は備
えておらず、また、構造的に複雑で使い勝手もあまりよ
くないものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の課題
を解決することを目的とするもので、安全で防犯的に優
れ、取り扱いも容易で、適宜な換気と視認機能を備えた
窓や扉等のウイングである可動閉鎖部材を提供するもの
である。また、本発明は、安全で防犯的に優れ、窓体を
容易に開閉操作することができる窓構造を提供するもの
である。なお、この明細書で「ウイング」とは、扉や窓の
ような開口を閉じるための揺動又は滑動する可動部材を
意味する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、窓又は扉等を
形成するウイング枠の一部の区画に格子部を形成し、こ
の格子部を遮蔽可能な補助ウイングを前記ウイング枠の
内面に沿ってスライド可能に設けたことを特徴とする可
動閉鎖部材である。この発明に従えば、ウイング枠の一
部の区画に格子部が形成されているので、この格子部を
通して外気の導入が行われ、室内の換気を行うことがで
きる。また、格子部であるので、十分な強度を有し、外
部からの人の進入を防止することができ、安全で防犯的
に優れている。更に、補助ウイングでもって格子部を遮
蔽することができるので、外気の導入を望まないときに
は、その導入を遮断することができる。
【0007】また、本発明では、前記ウイング枠の内面
側に外周縁に沿って囲うように方形状の張り出し枠を設
け、この張り出し枠内に前記格子部を遮蔽可能な補助ウ
イングをスライド可能に設けたことを特徴とする。この
発明に従えば、補助ウイングが、ウイング枠に設けられ
た張り出し枠に格子部を遮蔽可能に設けられているの
で、この張り出し枠内に補助ウイングをスライドさせる
ことによって格子部を開閉することができ、上述したと
同様の作用効果が得られる。加えて、ウイング枠が張り
出し枠を備える構成であるので、既設の窓枠に取り付け
られた通常の窓体に代えて用いることができ、汎用性に
優れたものとして提供することができる。
【0008】また、本発明は、前記の可動閉鎖部材を引
き違い窓における内側の窓体とし、引き違い窓における
外側の窓体に通常の窓体を配置し、前記内側の窓体と外
側の窓体とを相互にスライド可能に組み合わせたことを
特徴とする窓構造である。この発明に従えば、可動閉鎖
部材を引き違い窓における内側の窓体としているので、
内側の窓体と外側の窓体(通常の窓体)を相互に錠止し
たままでも、可動閉鎖部材の補助ウイングをスライドさ
せることにより格子部を開閉することができ、この格子
部を通して外気を導入して換気を行うことができる。ま
た、内側の窓体である可動閉鎖部材及び外側の窓体であ
る通常の窓体についてもそれぞれ独自にスライドさせて
開閉することができるため、通常の引き違い窓としての
機能も損なわれることはない。
【0009】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕以下、図に基づ
き、本発明の一実施形態について説明する。図1、図2
及び図3は、本発明に係る可動閉鎖部材を利用した引き
違い窓の一例を示すもので、図1は、可動閉鎖部材にお
ける格子部を遮蔽した状態の正面図、図2は、錠の部分
を省略した図1におけるA−A断面図、図3は、錠の部
分を省略した図1におけるB−B断面図を示す。図中2
は、木製又はアルミサッシにより形成された二つのウイ
ング枠による窓体を示し、図示例の場合、本発明に係る
可動閉鎖部材である内側の窓体4と、同じ大きさの通常
形態による外側の窓体40との組み合わせにより引き違
い窓を構成している。
【0010】前記内側の窓体4は、上框6、下框8、戸
当たり框10及び召し合わせ框12を方形状に組み合わ
せた横長状で、左右方向中央に縦桟14を有しており、
左方の区画にはガラス16が嵌め込まれ、右方の区画に
は縦長状の格子部20が設けられている。なお、この明
細書において格子部20とは、図示のような縦長状の格
子に限定されるものではなく、菱形状や碁盤目状の他、
人の出入りが不可能な各種の比較的小さな丸枠や任意の
枠形状を多数組み合わせて連結した状態のものを含むも
のとする。また、前記外側の窓体40も内側の窓体4と
同じく、上框42、下框46、戸当たり框48及び召し
合わせ框50を方形状に組み合わせた横長状で、この外
側の窓体40には全面にガラス52が嵌め込まれている
通常の形態のものである。
【0011】前記内側の窓体4においては、戸当たり框
10の外端部内側(室内側)に張り出し框22が設けら
れ、召し合わせ框12の外端部内側(室内側)にも張り
出し框24が設けられている。この両張り出し框22、
24の張り出し量は後記する補助ウイング26の厚さと
同じである。一方、補助ウイング26は、前記内側の窓
体4における幅方向の半分の大きさで縦長状の方形枠2
8の内部にガラス30を嵌めこんだもので、厚さは、前
記両張り出し框22及び24の張り出し量と同じであ
り、前記の格子部20を形成する区画全面を遮蔽し得る
ように、内側の窓体4の内面(室内側の面)に全幅にわ
たってスライド可能に設けられている。従って、前記補
助ウイング26は側面から見た場合、図2に示すよう
に、前記両張り出し框22及び24によって隠れた状態
となる。なお、図示の状態では、格子部20は補助ウイ
ング26により全面が遮蔽された状態である。また、前
記補助ウイング26の形態は、図示のように方形枠28
の内部にガラス30をはめ込んだ形態に限定されるもの
ではなく、補助ウイング26としてガラスや板材を単体
で使用することもできるが、ウイング枠2が窓枠の場合
には、光を完全に遮るものは好ましくない。
【0012】図中32は、前記内側の窓体4の召し合わ
せ框12に設けられたクレセント錠で、前記外側の窓体
40の召し合わせ框50との間において錠止されるもの
であり、また、34は、前記補助ウイング26の左方の
縦枠に設けられた都錠(棒材差込式の錠)で、前記内側
の窓体中央の縦桟14との間において錠止されるもので
あり、また、36は、前記補助ウイング26の左方の縦
枠下端部に設けられた丸落とし錠で、図4に示すよう
に、内側の窓体4が滑動する敷居38に設けられた落と
し孔60に丸棒を落とし込むことによって補助ウイング
26の左右動を規制するものである。なお、前記補助ウ
イング26における開放位置でのロック手段としては、
丸落とし錠36に限定されるものではなく、内側の窓体
4の任意な部位に適宜な手段にて固定するようにしても
よい。また、図中62は、前記内側の窓体4の戸当たり
框10に設けられた引き手、64は、前記外側の窓体4
0の戸当たり框48に設けられた引き手、66は、前記
補助ウイング26の右方の縦枠に設けられた引き手であ
る。なお、39は、窓枠の上部に設けられた鴨居であ
る。
【0013】前記した図示の実施形態においては、格子
部20の大きさ(幅)を、内側の窓体4の半分の大きさ
としているが、この格子部20の大きさは内側の窓体4
の半分以下でもよく、その大きさは任意のものとするこ
とができる。従って、格子部20の大きさを小さくした
場合には、補助ウイング26の大きさについても格子部
20の大きさに応じたものとなる。なお、格子部20の
大きさを内側の窓体4の半分以上とすることは、補助ウ
イング26による格子部20の遮蔽が完全にできず気密
上問題があるため不適切である。なお、図中68は、前
記外側の窓体40の外側に設けられた網戸で、この網戸
は通常、引き違い窓と図のようにセットとして配置され
るが、必ずしも必要とするものではない。また、図中7
0、72、74及び76は、それぞれ前記内側の窓体
4、外側の窓体40、補助ウイング26及び網戸68用
の敷居レールである。
【0014】次に、前記引き違い窓における窓体の動き
について説明する。本発明に係る前記内側の窓体4、外
側の窓体40及び補助ウイング26は、それぞれ窓枠の
下部に設けられた敷居38の各敷居レール70、72及
び74に滑動可能に装着される。図1乃至図3に示す全
閉状態から換気又は少し通気したい場合、補助ウイング
26の都錠34を解錠し、引き手66を左方に引くこと
により内側の窓体4における格子部20の部分が解放さ
れ、室内外の空気の流通が可能になる。この格子部20
の開放度合いは補助ウイング26の開放度合いに比例
し、図4、図5に示すように、補助ウイング26を最左
端の張り出し框24に当接するまで移動させた場合に最
高となり、中間の適宜な位置に移動させることによりそ
の開放量に応じた通気状態となる。この補助ウイング2
6の移動位置は自由に選ぶことができるが、所定の開放
位置でロックしておきたい場合には、敷居38側に丸落
とし錠36の丸棒が嵌る落とし孔60が必要になるの
で、開放度合いの多い所定の位置に予め適宜数の落とし
孔60を設けておく必要がある。前記の格子部20を遮
蔽している補助ウイング26の開閉は、内側の窓枠4と
外側の窓枠40をクレセント錠32にてロックしたまま
の状態で可能であり、防犯上安全である。
【0015】次に、内側の窓体4自体を開閉したい場
合、クレセント錠32を解錠することにより、従来の窓
体と同様に内側の窓体4と外側の窓体40をそれぞれ独
自に開閉することができる。この際、内側の窓体4にお
ける左右の両張り出し框22、24間に配置されている
補助ウイング26が丸落とし錠36によりいずれかの開
放位置にてロックされている場合には、この丸落とし錠
36を解錠した後に内側の窓体4を移動させる必要があ
るが、内側の窓体4がロックされていない場合には、そ
のままの状態にて内側の窓体4を開閉することができ
る。また、内側の窓体4を移動させる際、その初期にお
いて補助ウイング26が内側の窓体4と同時に追従しな
いことがあっても、最終的には内側の窓体4における戸
当たり框10の外端部内側の張り出し框22又は召し合
わせ框12の外端部内側の張り出し框24により進行方
向に押されて、補助ウイング26は内側の窓体4と共に
移動する。なお、外側の窓枠40の外側に配置されてい
る網戸68は、従来と同様に、窓を開放した際、外部か
ら害虫が入ってくる恐れのある場合に、内側の窓体外方
に位置させることにより室内への害虫の侵入を防ぐもの
であるが、この網戸68は必ず必要とするものではな
い。
【0016】〔実施の形態2〕図6、図7は、他の実施
の形態を示すもので、図6は、可動閉鎖部材における格
子部を遮蔽した状態の正面図、図7は、錠の部分を省略
した図6のD−D断面図を示す。この実施の形態2は、
前記実施の形態1における内側の窓体4、外側の窓体4
0、補助ウイング26及び網戸68を、それぞれ現在一
般に広く利用されているアルミサッシとし、内側の窓体
4、外側の窓体40及び網戸68の下部にそれぞれ滑車
78を設け、この滑車78をそれぞれサッシレール8
0、82及び86上に乗せて転がすことにより、スムー
ズな移動を可能にしたものである。なお、図6におい
て、図1乃至図3の実施の形態1と実質上同一部材には
同一の符号を付し、その説明を省略する。図6、図7に
示す実施形態の場合、内側の窓体4は、上框6、下框
8、戸当たり框10及び召し合わせ框12を方形状に組
み合わせた横長状で、左右方向中央に縦桟14を有する
と共に、前記上框6の上端部内側(室内側)に張り出し
框7が、下框8の下端部(室内側)に張り出し框9が、
戸当たり框10の外端部内側(室内側)に張り出し框2
2が、そして召し合わせ框12の外端部内側(室内側)
に張り出し框24がそれぞれ設けられ、これら四つの張
り出し框7、9、22及び24により内側の窓体4の外
周縁を囲うように方形状の張り出し枠25が形成されて
いる。この張り出し枠25の張り出し量は前記補助ウイ
ング26の厚さと同じである。
【0017】また、前記内側の窓体4における下框8下
端部の張り出し框9の上面には、補助ウイング26用の
サッシレール84が形成されており、このサッシレール
84の上を補助ウイング26が滑動するように配置され
ている。従って、補助ウイング26の下部には図示の場
合、サッシレール84に対応する凹状溝27が形成され
ているが、この凹状溝27に代えてサッシレール84の
上に乗って滑動する滑車(図示せず)を補助ウイング2
6の下部に設けてもよい。一方、前記内側の窓体4にお
ける上框6上端部の張り出し框7の下面には、補助ウイ
ング26用の直線状のサッシガイド94が形成されてお
り、このサッシガイド94に摺動可能に嵌るガイド溝2
9が補助ウイング26の上部に設けられている。従っ
て、補助ウイング26は、内側の窓体4の外周縁に形成
された方形状の張り出し枠25内においてサッシレール
84の上を左右に外れることなく移動させることができ
る。
【0018】なお、前記内側の窓体4、外側の窓体40
及び網戸68の上部には、それぞれ従来のサッシと同様
にガイド溝88が設けられ、これらの各ガイド溝88が
摺動可能に嵌る直線状のサッシガイド90、92、及び
96が、窓枠の上部に設けられている。従って、前記の
補助ウイング26を方形状の張り出し枠25内に備えた
内側の窓体4、外側の窓体40及び網戸68は、それぞ
れ、サッシレール80、82及び86上を左右に外れる
ことなくスムーズに移動させることができる。
【0019】実施の形態2における前記内側の窓体4、
補助ウイング26、外側の窓体40、及び網戸68はも
とより、滑車78やガイド溝88についても従来周知の
アルミサッシ製造技術により形成すればよく、また、窓
枠の下部に設置する複数のサッシレール80、82及び
86や、同じく窓枠の上部に設置する複数のサッシガイ
ド90、92及び96についても、従来周知のアルミの
押し出し成型により容易に製作することができる。
【0020】前記の両実施の形態は、横長状の窓体につ
いて説明したが、本発明は、窓体に限定されるものでは
なく、例えば、図8に示すような蝶番100にて片側の
上下を回転可能に支持され、シリンダー錠を内蔵したノ
ブ102を有する開き扉104にも適用することができ
る。この図示例の場合、格子部20として菱形格子が開
き扉104の右半部に形成されており、格子部20を遮
蔽する補助ウイング26aは、前記実施の形態2に示し
た構造と同様の手段により菱形格子の内面に沿って左右
にスライドするように設けられている。
【0021】また、図9に示す形態は、前記と同様の開
き扉106の上半部に格子部20として碁盤目状の斜め
格子が形成されており、格子部20を遮蔽する補助ウイ
ング26bは、碁盤目状の斜め格子の内面に沿って上下
にスライドするように設けられている。この図9におけ
る補助ウイング26bのスライド形態は図示していない
が、鉄道車両等の窓に広く採用されている、周知の上下
摺動可能で適宜な位置にてロック可能なブラインド枠
(遮光板)と同様の手段を利用することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の可動閉鎖部材
においては、前記したように、窓体や扉等を形成するウ
イング枠の一部の区画に格子部を形成すると共に、この
格子部を遮蔽可能な補助ウイングを前記格子部の内面に
沿ってスライド可能に設けたため、窓体や扉をロックし
たままの状態にて補助ウイングを移動させて格子部を開
閉することができ、格子部の遮蔽はもとより適宜な換気
や外気の導入を容易に行うことができる。また、格子部
は十分な強度を備えているため外部からの人の侵入を防
止することができるため安全で防犯的にも優れている。
【0023】また、本発明の請求項2に記載の可動閉鎖
部材においては、窓体や扉等を形成する前記ウイング枠
の内面側にこのウイング枠の外周縁に沿って囲うように
形成された方形状の張り出し枠を設け、この張り出し枠
内に前記格子部を遮蔽可能な補助ウイングをスライド可
能に設けたため、前記請求項1に記載の可動閉鎖部材に
おける効果に加えて取り扱いや据付が容易であり、既設
の内側の窓体に代えて使用することもできるので汎用性
に優れている。
【0024】また、本発明の請求項3に記載の窓構造に
おいては、前記の可動閉鎖部材を引き違い窓における内
側の窓体とし、引き違い窓における外側の窓体に通常の
窓体を配置して前記内側の窓体と外側の窓体とを相互に
スライド可能に組み合わせた形態のものであるため、内
側の窓体である可動閉鎖部材と外側の窓体である通常の
窓体の両者を錠止したままでも、可動閉鎖部材に備えら
れている補助ウイングをスライドさせることにより格子
部を開閉することができるので、安全で防犯的にも優
れ、換気はもとより積極的な外気の導入をも容易に図る
ことができる。また、内外の両窓体についてもそれぞれ
独自にスライドさせて開閉することができるため、通常
の引き違い窓としての機能も損なわれることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可動閉鎖部材を利用した引き違い
窓の一例を示すもので、格子部を遮蔽した状態の正面
図。
【図2】錠の部分を省略した図1におけるA−A断面
図。
【図3】錠の部分を省略した図1におけるB−B断面
図。
【図4】可動閉鎖部材における格子部を開放した状態の
正面図。
【図5】錠の部分を省略した図4におけるC−C断面
図。
【図6】本発明に係る可動閉鎖部材を利用した引き違い
窓の他の一例を示すもので、格子部を遮蔽した状態の正
面図。
【図7】錠の部分を省略した図6におけるD−D断面
図。
【図8】本発明に係る可動閉鎖部材を利用した開き扉の
一例を示すもので、格子部を遮蔽した状態の正面図。
【図9】本発明に係る可動閉鎖部材を利用した開き扉の
他の一例を示すもので、格子部を遮蔽した状態の正面
図。
【符号の説明】
2 ウイング枠 4 内側の窓体 6 上框 8 下框 10 戸当たり框 12 召し合わせ框 14 縦桟 20 格子部 7、9、22、24 張り出し框 25 方形状の張り出し枠 26 補助ウイング 27 補助ウイングの凹状溝 29 補助ウイングのガイド溝 28 補助ウイングの方形枠 40 外側の窓体 68 網戸 78 滑車 80、82、86 サッシレール 84 補助ウイング用のサッシレール 90、92、96 サッシガイド 94 補助ウイング用のサッシガイド 104、106 開き扉

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓又は扉等を形成するウイング枠の一部
    の区画に格子部を形成し、この格子部を遮蔽可能な補助
    ウイングを前記ウイング枠の内面に沿ってスライド可能
    に設けたことを特徴とする可動閉鎖部材。
  2. 【請求項2】 前記ウイング枠の内面側に外周縁に沿っ
    て囲うように方形状の張り出し枠を設け、この張り出し
    枠内に前記格子部を遮蔽可能な補助ウイングをスライド
    可能に設けた請求項1記載の可動閉鎖部材。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の可動閉鎖部材を引き違い
    窓における内側の窓体とし、引き違い窓における外側の
    窓体に通常の窓体を配置し、前記内側の窓体と外側の窓
    体とを相互にスライド可能に組み合わせたことを特徴と
    する窓構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012017647A (ja) * 2010-06-08 2012-01-26 Higashi Nihon House Co Ltd 面格子壁構造および木造建築物
CN112593818A (zh) * 2020-12-15 2021-04-02 海南林雅居门窗制造有限公司 一种具有防蚊虫功能的新型门窗

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