JP2002161363A - スパッタ装置 - Google Patents

スパッタ装置

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JP2002161363A
JP2002161363A JP2000355998A JP2000355998A JP2002161363A JP 2002161363 A JP2002161363 A JP 2002161363A JP 2000355998 A JP2000355998 A JP 2000355998A JP 2000355998 A JP2000355998 A JP 2000355998A JP 2002161363 A JP2002161363 A JP 2002161363A
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inert gas
film
sputtering apparatus
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JP2000355998A
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English (en)
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Tomoyuki Kiyono
知之 清野
Norifumi Yanagida
憲史 柳田
Mitsuhiro Kamei
光浩 亀井
Satoshi Umehara
諭 梅原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成膜対象中の不活性ガス濃度を低減するこ
と。 【解決手段】 真空容器10内にアルゴンガスを満たし
てその圧力を0.25Paとし、ターゲット14と基板
12との距離をアルゴンガスの平均自由行程27mmの
2倍以内の距離50mmとし、直流電源38からターゲ
ット14と真空容器10との間に直流電圧を印加すると
ともにマグネット42、44によりターゲット14の周
囲に磁界を形成し、ターゲット14と基板12との間に
高密度プラズマ領域を形成し、アルゴンガスをターゲッ
ト14に衝突させるスパッタリングを行うとともに、タ
ーゲット14の成膜時の温度を、ターゲット14内のア
ルゴンガスが熱エネルギーによってターゲット14から
離脱する温度、200℃以上に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパッタ装置に係
り、特に、真空容器内にてスパッタリング現象を利用し
て成膜対象に薄膜を形成するに好適なスパッタ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子や液晶表示素子、ハードディ
スクドライブなどの電子デバイスの製造分野において、
薄膜形成装置としてスパッタ装置が広く用いられてい
る。スパッタ装置は、スパッタリング現象を利用した成
膜装置であり、その動作原理は、例えば、金原著、「ス
パッタリング現象」(東京大学出版会)に記載されてい
るように、真空容器内に不活性ガスを導入して雰囲気ガ
スとし、雰囲気ガス中で放電を発生させて、この雰囲気
ガスをイオン化し、イオン化された雰囲気ガスを、ター
ゲットと呼ばれる薄膜にすべき母材に衝突させることに
より、ターゲットを原子レベルで飛び散らし、ターゲッ
トから放出されたスパッタ粒子を真空容器内の基板上に
薄膜として堆積させるものである。この種のスパッタ装
置には、ターゲットに衝突させるためのイオンを発生さ
せる形式により、様々なものがある。例えば、ターゲッ
ト表面にトンネル状の磁場を形成して電子の滞在時間を
伸ばし、高密度プラズマを得るマグネトロンスパッタ装
置や、高周波電圧をターゲットに印加するRFスパッタ
装置、イオン源から引出したイオンをターゲットに衝突
させるイオンビームスパッタ装置などがある。各スパッ
タ装置を用いて基板上に薄膜を形成した場合、ターゲッ
トとほぼ同一の組成の薄膜が容易に得られるため、ター
ゲット材質として、金属、合金、酸化物などを用いるこ
とができる。すなわち、ターゲット材質として幅が広
く、材料に制限が少ないという特長がある。
【0003】しかし、スパッタ装置で作成された薄膜の
品質に関しては、他の装置と比べて結晶性や純度の点で
は必ずしも優れているとは言えない。例えば、結晶性が
優れていない点に関しては、薄膜とすべき原子がターゲ
ットから放出され、基板に堆積する際の位置が、基板上
の膜表面でランダムであることに起因している。すなわ
ち、ターゲットから飛来したスパッタ粒子は、それ以前
に堆積したスパッタ粒子による膜が形成したポテンシャ
ル場の安定位置に収まれば、結晶性は向上する。
【0004】しかし、スパッタ粒子はランダムに飛来す
るため、ポテンシャル場の安定位置に納まるとは限らな
い。結晶性を向上させるには、一旦、膜表面に吸着した
スパッタ粒子が膜上で動き、安定位置に移動する必要が
ある。そのためには、スパッタ粒子にある程度エネルギ
ーを持たせておくか、基板を加熱し、吸着したスパッタ
粒子にエネルギーを与えるなどの工夫が必要である。
【0005】ところで、液晶表示素子を製造するに際し
て、近年、低温ポリシリコン薄膜トランジスタ作成技術
が注目されている。これは水素により未結合手を終端す
るアモルファスシリコン膜よりも高い移動度を持つポリ
シリコン膜を、安価な基板の耐熱温度以下で形成する技
術である。このポリシリコン膜を作成するに際しては、
まず、アモルファスシリコン膜を形成した後、レーザ照
射によりアモルファスシリコン膜を結晶化するレーザア
ニール法が用いられている。アモルファスシリコン膜を
形成する場合、従来、化学気相成長法(CVD法)によ
り成膜されていたが、成膜のためのガスとしてシランガ
ス(SiH4)を用いているので、水素が膜中に多く残
留する。このため、アモルファスシリコン膜にレーザを
照射して結晶化するときに水素が激しく放出されるの
で、シリコン膜の結晶性が乱れたり膜が剥離したりする
ことがある。そのため、アモルファスシリコン膜にレー
ザを照射する前に、アモルファスシリコン膜から水素を
脱離するための処理として、アモルファスシリコン膜
(基板)を400℃以上に加熱するとともにこの状態を
長時間保持する脱水素プロセスが必要であった。このよ
うなプロセスは、基板に対する処理時間の長期化をもた
らすため、生産性低下の原因となっていた。しかも、水
素は、シリコンを結晶化した後に、再度欠陥低減のため
に(結晶化されたシリコンに水素を入れて安定化するた
めに)導入する必要があり、わざわざ結晶化プロセスの
ためにのみ水素の脱離プロセスが必要になっていた。
【0006】上記のような化学気相成長法による問題点
を考慮し、スパッタ装置によるシリコン膜形成が検討さ
れている。すなわち、スパッタ装置を用いれば水素を含
むガスは不要であり、膜中の水素の量を十分に減らすこ
とができる。しかし、スパッタ装置で形成したシリコン
膜はCVD装置で形成したシリコン膜よりも特性および
安定性が劣っており、これまで実用化されていなかっ
た。その理由を以下に述べる。
【0007】スパッタ装置を用いた場合、ターゲットか
ら放出されるスパッタ粒子は、ターゲットから放出され
た直後は1〜20eV程度のエネルギーを持っており、
このまま基板に到達すれば基板上である程度移動するこ
とができ、結晶性が高まる程度のエネルギーを十分に持
っていることになる。しかし、実際にはターゲットから
基板へ移行する際に、スパッタ粒子は雰囲気ガスに衝突
してエネルギーを失うため、基板到達時のエネルギーは
それほど大きくない。このため、スパッタ粒子が雰囲気
ガスと衝突するのを減らしてエネルギーを維持させるに
は、成膜時のガス圧を小さくすればよい。例えば、0.
4Paの圧力で成膜する場合、スパッタ粒子が雰囲気ガ
スと衝突するまでの平均自由工程は約17mmであり、
ターゲットと基板との距離をその2倍以内の34mm以
内程度とすることで、ガス原子(雰囲気ガス)との衝突
によるスパッタ粒子のエネルギーロスを少なくすること
ができる。ところが、ガス圧を0.4Pa程度に小さく
した場合、以下に述べるように、別の問題が生じる。
【0008】すなわち、スパッタリングでは、多くの場
合、不活性ガスをイオン化してターゲットに衝突させる
ようにしており、このときイオン化された不活性ガスは
ターゲット中に浸入し、ターゲット中の電子と結合し
て、電気的に中和するとともに、ターゲット原子と何度
か衝突する。ターゲットに突入して中和された不活性ガ
スはターゲット原子との衝突を繰り返すことでエネルギ
ーを失い、ターゲット中に残留する。さらにこの残留ガ
ス原子(不活性ガス)は、後続のイオン化された不活性
ガスがターゲットに衝突したときに運動エネルギーを得
て、ターゲットから放出される。すなわち、ターゲット
に残留したガス原子はターゲット材料との結合エネルギ
ーが極めて小さいため、ターゲットから放出される際の
ポテンシャルのロスが小さく、その結果、高い運動エネ
ルギーを持って放出される。この大きなエネルギーを持
ったガス原子は、膜に勢いよく突入するため、その衝撃
で膜の結晶構造を乱したり、膜に残留して不純物となっ
たりする。
【0009】このように、ガス圧が小さい場合、膜中に
雰囲気ガスが多く残留する現象は、例えば、小林春洋
著、「スパッタ薄膜」第69頁(日刊工業新聞社)に記
載されているように、すでに知られている現象である。
膜中にガス原子が残留すると、このガス原子は薄膜の主
成分となる原子とは種類が異なる原子であるため、薄膜
原子の規則性を乱す原因となり、結果として、膜の結晶
性を悪化させることになる。
【0010】このようなガス原子の膜への飛来を防ぐに
は、成膜時のガス圧を大きくして、ガス原子が基板
(膜)に到達する前に何度が雰囲気ガスと衝突させてエ
ネルギーを失わせれば防ぐことができる。
【0011】しかし、ガス圧を大きくすると、雰囲気ガ
スが膜と衝突する確率が増大するとともにターゲット粒
子が雰囲気ガスと衝突する確率が増大し、膜の結晶性が
悪くなる。さらに、雰囲気ガスである不活性ガスは、膜
との物理吸着エネルギーは極めて小さく、すぐに膜から
脱離するのに対して、真空排気された後も真空容器中に
残留する酸素や窒素といった反応性ガスは、吸着エネル
ギーが大きいため、膜に一旦吸着すると膜から脱離しに
くくなる。このため、反応性ガスを脱離させるには、数
eV程度のエネルギーを持った粒子の衝突が必要であ
り、そのためには、成膜時のガス圧を小さくする方が好
ましい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述したようにスパッ
タ装置で結晶性の良い薄膜を得るためには、膜に堆積す
るスパッタ粒子がエネルギーを十分持っていればよく、
そのためには、ターゲットと基板との距離を短くすると
ともに、成膜時のガス圧を小さくしてスパッタ粒子が雰
囲気ガスと衝突する回数を減らせばよいことになる。し
かし、このような構成を単に採用しても、ターゲットに
残留したガス原子も大きいエネルギーを持って膜に打ち
込まれることになり、衝突による衝撃および膜中のガス
原子の濃度が高まることで、膜の結晶性を向上させるに
は限界があった。特に、シリコン膜を形成する場合、結
晶化前の薄膜の状態は極めて重要であり、酸素や窒素な
どの濃度が小さいだけでなく、不活性ガスの濃度が十分
に小さくなければ、レーザ照射による結晶化後の膜質は
決して良くはならない。特に、成膜時のガス圧を小さく
することに伴って不活性ガスが膜に混入することは、ス
パッタリングにおいて原理的に生じる問題であり、その
低減が望まれていた。
【0013】本発明の課題は、成膜対象中の不活性ガス
濃度を低減することができるスパッタ装置を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、不活性ガスを収容する真空容器と、成膜
用元素を含む材料で構成されて前記真空容器内に配置さ
れたターゲットと、前記ターゲット周囲の不活性ガスを
イオン化して前記ターゲットに衝突させる不活性ガスイ
オン化手段とを備え、前記真空容器内に配置される成膜
対象と前記ターゲットとの距離は、前記不活性ガスの圧
力から決定される平均自由行程の2倍以内に設定され、
前記ターゲットの成膜時の温度は、前記ターゲット内の
不活性ガスが熱エネルギーによって前記ターゲットから
離脱する温度に設定されてなるスパッタ装置を構成した
ものである。
【0015】前記スパッタ装置を構成するに際しては、
以下の要素を付加することができる。
【0016】(1)前記ターゲットは、気体を熱交換媒
体する温度調整機構に支持され、前記ターゲットの成膜
時の温度は、前記熱交換媒体との熱交換によって設定温
度に維持されてなる。
【0017】(2)前記ターゲットの成膜時の温度は、
200℃以上に設定されてなる。
【0018】(3)前記不活性ガスイオン化手段は、前
記ターゲットの一部の領域に不活性ガスのイオン化領域
を形成するとともに、前記不活性ガスのイオン化領域を
順次前記ターゲットの全域に亘って形成してなる。
【0019】(4)前記不活性ガスイオン化手段は、前
記ターゲットの周囲に磁場を形成する磁場形成手段と、
前記ターゲットと前記真空容器との間に電圧を印加する
電圧印加手段とを備えて構成されてなる。
【0020】(5)前記磁場形成手段は、前記ターゲッ
トの一部の領域に磁場を形成する大きさに構成されてい
るとともに、前記磁場形成手段を前記ターゲットに沿っ
て移動させる駆動機構に連結されており、前記磁場形成
手段は、前記駆動機構の駆動に伴って前記ターゲットの
全域に亘って順次磁場を形成してなる。
【0021】(6)前記電圧印加手段は、直流電圧を発
生する直流電源、高周波電圧を発生する高周波電源、パ
ルス電圧を発生するパルス電源のうちいずれか1つの電
源で構成されてなる。
【0022】前記した手段によれば、イオン化された不
活性ガスがターゲットに衝突し、ターゲットからスパッ
タ粒子が放出される過程でイオン化された不活性ガスが
ターゲット内に突入して中和された状態で残留しても、
ターゲット内の不活性ガスは熱エネルギーによってター
ゲットから離脱し、しかもこのときの運動エネルギーは
衝突に伴って得られる運動エネルギーよりも小さく、成
膜対象とターゲットの距離は不活性ガスのガス圧力から
決定される平均自由行程の2倍以内に設定されているの
で、スパッタ粒子が効率良く成膜対象に膜として堆積
し、不活性ガスが膜に混入するのを抑制することがで
き、成膜対象中の不活性ガス濃度を低減することが可能
になる。またターゲットの成膜時の設定温度としては2
00℃以上が好ましく、ターゲットを設定温度に維持す
るに際しては、冷却媒体として水を用いると急激な膨張
を招いて危険なことがあるのに対して、気体を熱交換媒
体として用いることで、安全にターゲットの温度を設定
温度に維持することができる。またターゲットの成膜時
の温度を設定温度まで高めるに際しては、成膜対象とし
てダミー基板を用い、このダミー基板にスパッタリング
処理を施すことでターゲットの温度を200℃以上に加
熱することができる。なお、ターゲットを直接加熱する
ためのヒータを用いると構造が複雑となり、また故障し
たときにはターゲットを取り外す必要があるなど手間を
要するため好ましくない。
【0023】またターゲットの周囲に不活性ガスのイオ
ン化領域を形成するに際しては、ターゲットの一部の領
域に不活性ガスのイオン化領域(高密度プラズマ領域)
を形成し、この不活性ガスのイオン化領域を順次ターゲ
ットの全域に渡って形成しながら成膜対象にスパッタリ
ング処理を行うことで、ターゲットに対してスパッタリ
ングためのイオン注入と不活性ガスの離脱とを交互に行
うことができ、効率良く成膜処理を行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
スパッタ装置の要部断面構成図である。図1において、
スパッタ装置は真空容器10を備えている。この真空容
器10内は、真空排気装置(図示省略)によって真空排
気されており、この真空容器10内には、プロセスガス
としての不活性ガス、例えば、アルゴンガスが導入され
て収容されている。さらに真空容器10内のほぼ中央部
には成膜対象として、直径100mmの円盤状の基板1
2が配置されており、この基板12は基板支持台(図示
省略)によって支持されている。この基板12と相対向
して、基板12の上方には、シリコンで構成され、直径
150mmの円盤状のターゲット14が配置されてい
る。基板12とターゲット14との距離は、アルゴンガ
スの圧力から決定される、アルゴンガスの平均自由行程
の2倍以内の値、例えば50mmに設定されている。タ
ーゲット14の上面側は円盤状のカーボンシート16を
介して円盤状の温度調整プレート18に装着されてお
り、ターゲット14はその外周側がクランプ20を介し
て温度調整プレート18に支持されている。またクラン
プ20下方には真空容器10の壁面に固定されたアース
シールド22が配置されている。
【0025】温度調整プレート18内には円環状の空気
通路24が形成されており、空気通路24にはパイプ2
6、28の端部が連結されている。パイプ26、28は
それぞれ真空容器10の隔壁内を挿通して真空容器10
内に配管されており、パイプ26、28の管路途中はそ
れぞれ接続フランジ30、32によって真空容器10の
壁面に固定されている。またパイプ26の管路途中には
コンプレッサ34、流量調節器36が挿入されており、
流量調節器36は温度コントローラ38を介して熱電対
40に接続されている。熱電対40は温度調整プレート
18の温度を検出し、検出温度を示す信号を温度コント
ローラ38に出力するようになっている。温度コントロ
ーラ38は熱電対40の検出による温度と設定温度とを
比較し、この比較結果にしたがって流量調節器36を制
御するようになっている。この流量調節器36には、コ
ンプレッサ34から、大気を圧縮した圧縮空気が導入さ
れるようになっており、流量調節器36は、圧縮された
空気の流量を温度コントローラ38からの指令にしたが
って調節するように構成されている。そして流量調節器
36によって流量の調整された空気はパイプ26、空気
通路24、パイプ28を介して排出されるようになって
おり、この過程で、圧縮された空気である気体を熱交換
媒体として、カーボンシート16を介してターゲット1
4と熱交換するようになっている。すなわち、温度調整
プレート18、パイプ26、28、コンプレッサ34、
流量調節器36、温度コントローラ38、熱電対40は
温度調整機構として構成されている。
【0026】また、温度調整プレート18と真空容器1
0には、放電用の直流電源38が接続されている。この
直流電源38は、温度調整プレート18をマイナスと
し、真空容器10をプラスとして、300V〜500V
の直流電圧を温度調整プレート18と真空容器10との
間に印加するようになっている。この直流電圧は温度調
整プレート18からカーボンシート16を介してターゲ
ット14に印加されるため、直流電源38はターゲット
14と真空容器10との間に直流電圧を印加する電圧印
加手段を構成することになる。
【0027】また温度調整プレート18の上方には、タ
ーゲット14の周囲に磁場を形成する磁場形成手段とし
てのマグネット42、44が配置されている。マグネッ
ト42は軸状に構成され、マグネット44は円環状に形
成されており、各マグネット42、44の端部は支持台
46に固定されている。各マグネット42、44の磁束
密度は、ターゲット14の表面側の全ての領域に渡って
高密度プラズマ領域を形成し得るように設定されてお
り、高密度プラズマ領域が形成されたときに直流電源3
8から電圧が印加されると放電が発生し、アルゴンガス
がイオン化し、イオン化されたアルゴンガスやターゲッ
ト14に衝突し、ターゲット14からシリコン原子によ
るスパッタ粒子が基板12側に飛び散って基板12上に
シリコンの薄膜が堆積するようになっている。
【0028】上記構成によるスパッタ装置を用いて基板
12に成膜を行うに際して、ターゲット14をスパッタ
リングするためのスパッタガスをアルゴンガスとし、真
空容器10内にアルゴンガスを満たしてその圧力を0.
25Paとした。この場合、平均自由行程は27mm
で、ターゲット14と基板12との距離50mmの半分
以上である。
【0029】この状態で、まず、基板12の位置にダミ
ー基板をおいて、スパッタパワー500Wで直流放電を
10分間実施したところ、ターゲット14の温度は25
0℃まで上昇した。ここで放電を停止して、ダミー基板
を成膜用の基板12に入替え、基板12に対する成膜を
行ったところ、基板12に堆積したシリコン膜中のアル
ゴンの濃度は成膜時の温度によって変化する結果が得ら
れた。この場合、成膜した膜の評価は、二次イオン質量
分析法(SIMS)により膜中のアルゴン量を測定する
ことで実施した。
【0030】まず、ターゲット温度が250℃のときの
アルゴンの含有率は0.1%であるのに対して、ターゲ
ット温度を下げて200℃にすると、アルゴン含有率は
0.2%に変化した。一方、ターゲット温度を300℃
まで高めると、アルゴン含有率は0.08%となり、温
度上昇によるアルゴン含有率はそれ程変化しなかった。
【0031】このように、ターゲット14の温度を、タ
ーゲット14内のアルゴンガスが熱エネルギーによって
ターゲット14から離脱する温度である200℃以上に
することで、スパッタガスであるアルゴンの膜中濃度が
著しく低下することが分かる。
【0032】一方、従来のように、冷却水によりターゲ
ット14を単に冷却した場合、アルゴン含有率は0.5
%で、ターゲット14の温度を180℃としたときには
アルゴン含有率は0.4%であり、ターゲット14の温
度を200℃以下としたときにはターゲット温度180
℃のときとアルゴン含有率はほとんど変化しないことが
分かった。
【0033】また冷却水を用いてターゲット14を冷却
するとともにスパッタガスの圧力を1Paまで高めて成
膜したところ、アルゴン含有率は0.2%に低下した。
しかし、膜の結晶性をX線解析法にて評価したところ、
結晶化ピークがまったく検出できず結晶性は良くなかっ
た。さらにスパッタガス圧を下げていき0.3Pa以下
では結晶化ピークが現われてきた。
【0034】これに対して、本実施形態のように、ター
ゲット14を250℃に加熱した場合は、X線解析法に
よる結晶化ピークはやはり成膜時の圧力が0.3Pa以
下では現われてきた。この圧力は、ターゲット14と基
板12との距離がスパッタガスであるアルゴンの自由平
均行程の2倍以内となる値であり、膜が結晶化するため
に必要な条件である。したがって、本発明は、この膜が
結晶化する条件の下で実施しなければ、その有効性が発
揮されないことになる。
【0035】次に、本発明の第2実施形態を図2にした
がって説明する。
【0036】本実施形態におけるスパッタ装置は、大型
基板に対応するために、図1に示す真空容器10より大
型の真空容器50を備えており、真空容器50はほぼ直
方体形状に形成され、一端側が閉塞され、他端側が開口
されている。真空容器50の底部側には主排気弁52を
介してターボ分子ポンプ54が接続されており、真空容
器50内はターボ分子ポンプ54の作動によって真空排
気されている。さらに真空容器50の底部側にはパイプ
56が接続されており、このパイプ56の管路途中には
バスフロコントローラ58が挿入され、管路端にはアル
ゴンガスボンベ60が接続されている。そして真空容器
50内には、アルゴンガスボンベ60から不活性ガスと
してのアルゴンガスが導入されて収容されている。さら
に真空容器10の底部側のほぼ中央部には基板台62が
固定されており、基板台62上には成膜対象として、3
70mm×470mmの基板62が配置されている。基
板64の側面側上方には防着板66が配置されており、
この防着板66の端部は真空容器50の壁面に固定され
ている。さらに基板64に相対向して、基板64の上方
には、シリコンで構成されて、寸法が540mm×72
0mmのターゲット68が配置されている。基板64と
ターゲット68との距離は、アルゴンガスの圧力から決
定される平均自由行程の2倍以内の距離、例えば70m
mに設定されている。ターゲット68は温度プレート7
0の下面側に装着されており、ターゲット68の外周側
はクランプ72を介して温度調整プレート70に支持さ
れている。
【0037】温度調整プレート70は真空容器50の開
口側を閉塞する大きさに形成されており、この温度調整
プレート70の外周側はポリイミド製の絶縁シール74
を介してフランジ76に固定されている。また温度調整
プレート70内には空気通路78がほぼ全域に渡って形
成されており、この空気通路78にはパイプ80、82
の端部が連結されている。パイプ80の管路途中には大
気を取り入れて圧縮するコンプレッサ84が挿入されて
いるとともに圧縮された空気の流量を調整する流量調節
器86が挿入されている。流量調節器86は温度コント
ローラ88を介して熱電対90に接続されている。熱電
対90は温度調整プレート70の温度を検出し、検出し
た温度に関する信号を温度コントローラ88に出力する
ようになっている。温度コントローラ88は、熱電対9
0の検出温度と設定温度とを比較し、検出温度が設定温
度になるための指令を流量調整器86に出力するように
なっている。流量調整器86が温度コントローラ86か
らの指令にしたがって流量を制御すると、流量の制御さ
れた空気が空気通路78を循環しながらパイプ82を介
して排出され、この過程で、圧縮された空気である気体
を熱交換媒体として温度プレート70と熱交換が行わ
れ、温度調整プレート70の温度が設定温度に維持され
るようになっている。すなわち、温度調整プレート7
0、パイプ80、82、コンプレッサ84、流量調整器
86、温度コントローラ88、熱電対90は温度調整機
構として構成されている。また温度調整プレート70の
ほぼ中央部にはパイプ92が挿入されている。このパイ
プ90の管路途中にはマスフローコントローラ94が挿
入されており、パイプ92の端部はアルゴンガスボンベ
60に接続されている。そして、温度調整プレート70
とターゲット68との間隙にパイプ92を介してアルゴ
ンガスが導入され、温度調整プレート70とターゲット
68とをアルゴンガスを介して熱的に結合し、熱伝導を
良くするようになっている。マスフローコントローラ9
4からターゲット68と温度調整プレート70との間隙
に供給されるアルゴンガスの流量とマスフローコントロ
ーラ58から真空容器50内に供給されるアルゴンガス
の流量は、成膜時には両者の流量の和が常に一定になる
ように調整されている。
【0038】また温度調整プレート70と真空容器50
には、直流電源96が接続されており、この直流電源9
6は、真空容器50をプラス側とし、温度調整プレート
70をマイナス側として、温度調整プレート70と真空
容器との間に300〜500Vの直流電圧を印加する電
圧印加手段として構成されている。この場合、温度調整
プレート70とターゲット68とはアルゴンガスを介し
て接続されているため、直流電圧はターゲット68と真
空容器50との間に印加されることになる。
【0039】一方、真空容器50の開口部側端部には駆
動装置98が設けられており、この駆動装置98には、
真空容器50の開口部側端部の一端と他端を結ぶ駆動シ
ャフト100が連結されている。駆動シャフト100の
両端は回転自在に支持されており、駆動シャフト100
には駆動用の歯が形成されている。この駆動シャフト1
00には、駆動シャフトの歯に噛み合う歯を有する支持
具102が装着されており、この支持具102には軸状
のマグネット104とほぼ長方形形状のマグネット10
6が固定されている。マグネット104、106は、タ
ーゲット68の一部の領域に不活性ガスのイオン化領域
(高密度プラズマ領域)を形成するための磁場形成手段
として構成されている。そして駆動装置98の駆動によ
って駆動シャフト100が回転するにしたがって、駆動
シャフト100の歯と支持具102の歯とが噛み合うこ
とで支持具102がターゲット68の全域に渡って移動
するようになっている。このため、直流電源96によっ
てターゲット68と真空容器50との間に直流電圧が印
加されているときに、マグネット104、106が支持
具102とともにターゲット68に沿って移動すること
で、ターゲット68の一部の領域に形成された高密度プ
ラズマ領域108が順次ターゲット68の全域に渡って
形成されることになる。
【0040】これは、基板64が大面積であっても均一
な成膜ができるだけでなく、ターゲット68においてス
パッタリングが生じる高密度プラズマ領域108が時間
とともに移動するため、スパッタリングされない部分に
はターゲット68の内部に侵入した不活性ガスを熱エネ
ルギーでターゲット68から離脱(熱脱離)するための
時間を十分に与えることができる。このため、ターゲッ
ト68に打ち込まれる不活性ガスイオンの面密度も、マ
グネットが固定されているスパッタ装置と比較すると、
格段に低いので、不活性ガスの熱脱離に要する時間を短
縮することができる。
【0041】上記構成によるスパッタ装置を用いて基板
64に成膜を施すに際して、ターゲット68をスパッタ
リングするためのスパッタガスをアルゴンガスとし、真
空容器50内にアルゴンガスを満たしてその圧力を0.
15Paとした。この場合、アルゴンガスの平均自由行
程は44mmで、ターゲット68と基板64との距離7
0mmの半分以上である。
【0042】まず、基板64に成膜を施すに先立って、
基板64の代わりに基板台62上にダミー基板をおい
て、スパッタパワー3kWで直流放電を15分間実施し
たところ、ターゲット68の温度は250℃まで上昇し
た。ここで放電を停止し、ダミー基板の代わりに成膜用
の基板64を基板台62上に配置し、基板64に対する
成膜を行った。基板64に成膜された膜を前記実施形態
と同様にSIMSにて分析したところ、アルゴンガスの
含有率は0.05%と極めて低かった。
【0043】次に、直流電源96の代わりに、高周波電
源とパルス電源を用いて成膜を行ったところ、高周波電
源を用いた場合、周波数13.56MHzのものを使用
し、直流電源と同じパワーを投入したにも関わらず、成
膜速度は約半分に減少した。また膜を分析したところア
ルゴン含有率は0.0%と低かった。ただし酸素は多く
検出され、膜質としては必ずしも優れているとは言えな
い。これは、高周波電源を使用した場合、直流電源のと
きよりも発光が強く、プラズマ密度が明らかに高くなっ
ており、酸素も活性化され膜と反応しやすくなるためで
ある。
【0044】また50kHzのパルス電源を用いた場
合、成膜速度は直流電源の場合と変化はなく、膜中のア
ルゴン含有率(濃度)は0.03%であった。この場
合、プラズマの発光に関しては直流電源よりもわずかに
明るい程度であり、膜中の酸素濃度も十分に低かった。
またパルス電源使用時は放電電圧が低下していたことか
ら、イオンがターゲット68に衝突する際のエネルギー
が低下し、アルゴンのターゲット68中への注入深さが
浅くなり、結果として、アルゴンガスのターゲット68
からの熱脱離が容易になるという効果が得られた。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イオン化された不活性ガスがターゲットに衝突し、ター
ゲットからスパッタ粒子が放出される過程でイオン化さ
れた不活性ガスがターゲット内に突入して中和された状
態で残留しても、ターゲット内の不活性ガスは熱エネル
ギーによってターゲットから離脱し、しかもこのときの
運動エネルギーは衝突に伴って得られる運動エネルギー
よりも小さく、成膜対象とターゲットの距離は不活性ガ
スのガス圧力から決定される平均自由行程の2倍以内に
設定されているので、スパッタ粒子が効率良く成膜対象
に膜として堆積し、不活性ガスが膜に混入するのを抑制
することができ、成膜対象中の不活性ガス濃度を低減す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すスパッタ装置の要部
断面構成図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示すスパッタ装置の要
部断面構成図である。
【符号の説明】
10 真空容器 12 基板 14 ターゲット 18 温度調整プレート 38 直流電源 42、44 マグネット 50 真空容器 62 基板台 64 基板 68 ターゲット 70 温度調整プレート 98 直流電源 98 駆動装置 100 駆動シャフト 104、106 マグネット 108 高密度プラズマ領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀井 光浩 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所半導体製造装置推進本部内 (72)発明者 梅原 諭 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所半導体製造装置推進本部内 Fターム(参考) 4K029 BA35 CA05 DC01 DC05 DC25 DC33 DC34 DC35 DC39 5F103 AA08 BB14 DD16 NN01 NN04 NN06 5F110 GG13 GG43

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不活性ガスを収容する真空容器と、成膜
    用元素を含む材料で構成されて前記真空容器内に配置さ
    れたターゲットと、前記ターゲット周囲の不活性ガスを
    イオン化して前記ターゲットに衝突させる不活性ガスイ
    オン化手段とを備え、前記真空容器内に配置される成膜
    対象と前記ターゲットとの距離は、前記不活性ガスの圧
    力から決定される平均自由行程の2倍以内に設定され、
    前記ターゲットの成膜時の温度は、前記ターゲット内の
    不活性ガスが熱エネルギーによって前記ターゲットから
    離脱する温度に設定されてなるスパッタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスパッタ装置におい
    て、前記ターゲットは、気体を熱交換媒体する温度調整
    機構に支持され、前記ターゲットの成膜時の温度は、前
    記熱交換媒体との熱交換によって設定温度に維持されて
    なることを特徴とするスパッタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の成膜装置にお
    いて、前記ターゲットの成膜時の温度は、200℃以上
    に設定されてなることを特徴とするスパッタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3のうちいずれか1
    項に記載のスパッタ装置において、前記不活性ガスイオ
    ン化手段は、前記ターゲットの一部の領域に不活性ガス
    のイオン化領域を形成するとともに、前記不活性ガスの
    イオン化領域を順次前記ターゲットの全域に亘って形成
    してなることを特徴とするスパッタ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または3のうちいずれか1
    項に記載のスパッタ装置において、前記不活性ガスイオ
    ン化手段は、前記ターゲットの周囲に磁場を形成する磁
    場形成手段と、前記ターゲットと前記真空容器との間に
    電圧を印加する電圧印加手段とを備えて構成されてなる
    ことを特徴とするスパッタ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のスパッタ装置におい
    て、前記磁場形成手段は、前記ターゲットの一部の領域
    に磁場を形成する大きさに構成されているとともに、前
    記磁場形成手段を前記ターゲットに沿って移動させる駆
    動機構に連結されており、前記磁場形成手段は、前記駆
    動機構の駆動に伴って前記ターゲットの全域に亘って順
    次磁場を形成してなることを特徴とするスパッタ装置。
  7. 【請求項7】 請求項5項に記載のスパッタ装置におい
    て、前記電圧印加手段は、直流電圧を発生する直流電
    源、高周波電圧を発生する高周波電源、パルス電圧を発
    生するパルス電源のうちいずれか1つの電源で構成され
    てなることを特徴とするスパッタ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120043198A1 (en) * 2010-08-18 2012-02-23 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Film formation apparatus and film formation method

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US20120043198A1 (en) * 2010-08-18 2012-02-23 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Film formation apparatus and film formation method

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