JP3610289B2 - スパッタ装置及びスパッタ方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体デバイスなどの製造において使用する成膜装置および成膜方法に関するものであり、特に、スパッタ粒子をイオン化して基板表面に堆積膜を形成するスパッタ装置及びスパッタ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種半導体デバイスでは、配線の形成や層間絶縁膜、および光磁気ディスクの磁性層等を形成する際に成膜プロセスが用いられている。その際に使用される成膜装置には種々の性能が求められるが、最近、基板に形成されたホールの内面、特にボトム部分のカバレージ性の改善が求められている。
【0003】
具体的に磁壁移動型の光磁気ディスクの例をとり説明する。従来の光磁気ディスクやコンパクトディスクでは、ディスク上に溝(グルーブ)が同心円状に形成されており、その溝の部分は情報を記録するために使用されていなかった。しかしながら、磁壁移動型の光ディスクでは溝の底のボトム部分(グルーブ)も記録する部分とするために、溝以外の平坦部分(ランド)と同様機能膜を形成する必要がある。しかも、グルーブとランドの間で干渉しないように境界面である溝側面では光磁気信号がでないようにしなければならず、溝側壁面への着膜量を可能な限り少なくしなければならない。
【0004】
すなわち、磁壁移動型の光磁気ディスクではボトムカバレッジ率(溝の周囲の面への成膜速度に対する溝底面への成膜速度の比)の高い膜形成が必要とされている。
【0005】
ボトムカバレッジ率の高い成膜の手法として、低圧遠隔スパッタやコリメートスパッタ、および特開平10−259480号公報で提案されている高周波プラズマアシストイオン化スパッタ(略称)等の手法が開発されてきた。
【0006】
低圧遠隔スパッタ法は、通常のスパッタ法の圧力よりも低くして平均自由行程を長くしスパッタ粒子が散乱せずまっすぐに飛行するようにするとともに、ターゲットと基板との距離を長くして基板に垂直に飛行しているスパッタ粒子を基板に堆積させる手法である。
【0007】
コリメートスパッタ法は、ターゲットと基板との間に基板に垂直の方向に多数の穴が空いた円筒状の筒(コリメーター)を設置し、基板に垂直に飛行するスパッタ粒子のみを基板に到達、堆積させる手法である。
【0008】
また、高周波プラズマアシストイオン化スパッタ法は、基板に高周波電圧を印加し基板近傍でプラズマを形成し飛行してくるスパッタ粒子をプラズマ空間内でイオン化して、プラズマにより基板表面に発生するマイナス電圧(セルフバイアス)でイオン化したスパッタ粒子を基板に対して垂直の方向に引き込み、堆積させる手法である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、低圧遠隔スパッタ法は基板との距離を長くするため成膜速度が低下し、原材料(ターゲット)の利用効率が低いという問題があり、量産ではアスペクト比で4程度までのデバイスが限界であるといわれている。
【0010】
また、コリメートスパッタ法はコリメーターの部分にスパッタ粒子が堆積して損失になるため成膜速度が低下し、原材料の利用効率が低いという問題があり、アスペクト比3程度までのデバイスが限界である。
【0011】
高周波プラスマアシストイオン化スパッタ法は、基板に高周波電圧を印加しプラズマを発生させるため、プラズマ中の荷電粒子が基板に飛び込み基板を加熱してしまうことから、コンパクトディスクや光磁気ディスク等で基板材料として用いられている樹脂等の低融点材料に成膜することができないという問題がある。
【0012】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、熱陰極イオン化機構を用いたイオン化スパッタ方法において、基板への堆積膜を形成する速度を向上すること、および成腹中の基板の昇温を防止することにより基板材質を問わずに成膜を可能とするイオン化スパッタ装置及びイオン化スパッタ方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のスパッタ装置は、排気系を備えたスパッタチャンバーと、前記スパッタチャンバー内にプロセスガスを導入するためのガス導入手段と、前記スパッタチャンバー内に配置されたターゲットとを備え、前記ターゲットから蒸発させたスパッタ粒子を基板表面に堆積させるスパッタ装置であって、前記ターゲットと前記基板との間に配置され、前記スパッタ粒子をイオン化させる熱陰極方式のイオン化手段と、イオン化した前記スパッタ粒子が前記基板に入射されるよう、前記基板近傍に電界を形成するための電界発生手段とを備え、前記イオン化手段近傍に磁場発生手段を配置して、前記磁場発生手段により発生させた磁場により、前記イオン化手段から発生させた熱電子を前記ターゲット側へ導くようにしている。
【0014】
本発明のスパッタ装置の一態様例において、前記磁場発生手段は、前記ターゲットと前記基板を結ぶ方向に磁力線を形成する機能を有する。
【0015】
本発明のスパッタ装置の一態様例において、前記磁場発生手段は、前記ターゲットと前記イオン化手段との間に設けられた第1の磁石と、前記ターゲットに対して前記基板と反対側の位置に設けられた第2の磁石とから構成されている。
【0016】
本発明のスパッタ装置の一態様例において、前記ターゲットは前記基板に対向して配置され、前記イオン化手段、前記第1の磁石及び前記ガス導入手段を前記基板と前記ターゲットとの間に配置し、前記ターゲット側へ導いた電子により前記ガス導入手段から導入される前記プロセスガスを励起するようにしている。
【0017】
本発明のスパッタ装置の一態様例においては、前記ガス導入手段が前記ターゲットと前記磁場印加手段との間、あるいは当該磁場印加手段と前記イオン化機構の間に設けられている。
【0018】
本発明のスパッタ装置の一態様例においては、前記ガス導入手段が円管状のパイプの中心側面にガス吹き出し穴が多数形成された構造で、前記イオン化空間の中心部を取り囲むように配置されている。
【0019】
本発明のスパッタ装置の一態様例においては、前記第1の磁石と前記ターゲットの間であって前記ターゲットの中心から30mmの位置における前記磁場の磁束密度を、150ガウス以上300ガウス以下としている。
【0020】
本発明のスパッタ装置の一態様例において、前記電界発生手段は、接地電位に対して0又は負極性の周期的に変動する電圧を与えられて前記電界を形成する。
【0021】
本発明のスパッタ方法は、ターゲットから蒸発させたスパッタ粒子をイオン化し、基板表面に形成された電界に沿って前記スパッタ粒子を基板に入射させて前記基板表面に堆積膜を形成させるスパッタ方法であって、前記イオン化を行うイオン化空間の近傍に磁場を形成し、前記イオン化空間の近傍に形成した磁場により、前記イオン化空間にて生成された熱電子を前記ターゲットの方向に導き、前記イオン化空間に形成されるプラズマが前記基板方向に拡散することを防止しながら前記堆積膜を形成するようにしている。
【0023】
本発明のスパッタ方法の一態様例においては、前記磁場を、前記ターゲットと前記基板を結ぶ方向の磁力線によって構成している。
【0024】
本発明のスパッタ方法の一態様例においては、ガス導入手段が前記ターゲットと前記磁場印加手段との間、あるいは当該磁場印加手段と前記イオン化機構の間に設けられ、前記ガス導入手段から導入されるプロセスガスを励起させ、前記堆積膜を形成する。
【0025】
本発明のスパッタ方法の一態様例においては、前記ガス導入手段が円管状のパイプの中心側面にガス吹き出し穴が多数形成された構造で、前記イオン化空間の中心部を取り囲むように配置され、前記ガス導入手段から導入されるプロセスガスを励起させ、前記堆積膜を形成する。
【0028】
【作用】
本発明は上記技術手段より成るので、イオン化手段から発生させた熱電子が磁場発生手段によってターゲットの方向に導かれることとなり、主としてターゲット側でプロセスガスの励起が行われるため、基板側へのプラズマの拡散が抑止されることとなる。従って、ターゲット近傍におけるスパッタ粒子が増加して、スパッタの効率を向上するため基板表面における成膜速度を高めることができ、且つ、基板近傍へのプラズマの拡散を抑止することにより、基板温度の上昇を最小限に抑えることが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明を適用した具体的な実施の形態について説明する。図1は、本実施形態に係るイオン化スパッタ装置を説明する模式図である。
【0030】
イオン化スパッタのメカニズムは、ターゲット2から放出されるスパッタ粒子をイオン化機構6でイオン化し、基板9表面のマイナス電界11によりイオン化されたスパッタ粒子を基板面に垂直に入射させ、基板の温度を上昇させることなくボトムカバレッジ良く成膜する手法である。
【0031】
以下、図面を参照しながら、本実施形態に係るイオン化スパッタ装置の構成について説明する。スパッタチャンバー1はステンレス又はアルミ等の金属製容器であり、電気的に接地されており、不図示のゲートバルブにより気密が保てるようになっている。
【0032】
排気系16は、大気圧から少なくとも1.33×10−5Pa程度まで排気可能な複合排気システムであり、不図示のオリフィスまたはコンダクタンスバルブ等の排気速度調整器により排気速度の調整が可能となっている。
【0033】
ターゲット2は、例えば厚さ3mm、直径3インチ(76.2mm)程度の円盤形状とされ、バッキングプレートおよび絶縁物を介してスパッタチャンバー1内に設置されている。バッキングプレートは水冷により冷却されている。ターゲット2の背後には磁石機構3が設置されており、マグネトロンスパッタを行なえるようになっている。
【0034】
スパッタ電源4は所定の電力をターゲット2に印加するものであり、電圧は200〜600(V)のマイナスの直流電圧が印加されるようになっている。
【0035】
ガス導入手段5は、アルゴン(Ar)等のスパッタ放電用のガス(プロセスガス)を導入するもので、円環状のパイプの中心側面にガス吹き出し穴を形成した構造となっており、ターゲット2直上に均一にガスが供給されるように配置されている。
【0036】
イオン化機構6はペニング電離を利用したものであり、ターゲット2から基体9へのスパッタ粒子の飛行経路に設定されたイオン化空間60fにおいて、熱陰極から放出された熱電子をスパッタ粒子及びスパッタ放電用のガスの粒子に衝突させてスパッタ粒子をイオン化するものである。詳しくは、スパッタ粒子のイオン化は、熱陰極より放出された熱電子がスパッタ粒子に衝突してイオン化される。また、別のスパッタ粒子は、熱電子がスパッタ放電用のガス粒子に衝突し、生成されたスパッタ放電用のガスの励起種またはイオンがスパッタ粒子に衝突することによりイオン化されるものである。
【0037】
図2は、イオン化スパッタ装置の別の例を示す模式図である。図2の例では、イオン化機構6と磁石機構7の間にガス導入手段5を配置している。イオン化機構6、磁石機構7及びガス導入手段5の各機能は図1のイオン化スパッタ装置と同様である。
【0038】
図3はイオン化機構6の構造を示す平面図である。具体的には、イオン化機構6は、直列につながれたフィラメント60aに直流電源60dより電流を流し加熱して熱電子を放出させる。グリッド60bは網目構造であり、直流電源60eによりプラスの電圧が印加されることにより、フィラメント60aから放出された熱電子がグリッド60bに向かって加速される。
【0039】
加速された熱電子は、グリッド60bを通り抜けスパッタ粒子の軌道であるイオン化空間60fに至り、ターゲット2方向に導かれながらスパッタ粒子及びアルゴン粒子と衝突し、スパッタ粒子及びアルゴン粒子をイオン化又は励起した後に最終的にターゲット2直上のシース部およびグリッド60bに捕捉される。
【0040】
熱電子の衝突により活性化されたアルゴン粒子がターゲット2から放出されたスパッタ粒子に衝突し、スパッタ粒子をイオン化する。
【0041】
なお、フィラメント60aの材質はReW,W、等の熱電子放出係数の大きなものが採用され、グリッド60bは巾1mm、ピッチ3mm程度の網目構造のものが採用されている。
【0042】
また、フィラメント60a、およびグリッド60bの片側、磁石機構7はケーシング60cと同電位であり、ケーシング60cは直流電源60gにより任意の直流電圧を印加することが可能な構成となっており、本実施形態ではマイナスの直流電圧を印加している。
【0043】
次に、本実施形態の大きな特徴点である磁石機構7の機能について詳細に説明する。本実施形態の磁石機構7は中心部分が空洞のドーナツ型の電磁石であり、ターゲット2とイオン化機構6の間に配置されており、イオン化機構6に固定されている。
【0044】
ターゲット2から放出されたスパッタ粒子は、磁石機構7の中心の空洞部を通り、イオン化空間に至りイオン化され基板9に堆積する。磁石機構7により形成される磁場は、本実施形態においてはターゲット2側がN極、イオン化機構6側がS極となっている。
【0045】
磁石機構7の近傍に強磁性体および他の磁石が存在しない場合に磁石機構7により形成される磁場は図4に示すようになり、同心円状の磁力線38が形成されるが、本実施形態においてはマグネトロンスパッタ用の磁石機構3が近傍に存在するため、図5に示すような磁力線48が形成される。
【0046】
なお、本実施形態においては磁石機構7に電磁石を用いているが、同様の磁場を形成できる永久磁石を用いることも可能である。
【0047】
フィラメント60aより放出された熱電子はグリッド60bに向かって加速され高エネルギーの電子となり、磁力線48に沿って螺旋運動をしながらターゲット2の方向に導かれアルゴン粒子と衝突しアルゴンイオンおよびアルゴン励起種を生成する。
【0048】
生成されたアルゴンイオンは全てがスパッタ粒子のイオン化に使われるのではなく、一部はアルゴンイオンのまま電子の動きに追従し、ターゲット2の方向に導かれる。従って、ターゲット2近傍のアルゴンイオンの密度が増しターゲットに入射するアルゴンイオンの数が増加することから、スパッタされるスパッタ粒子の量が増加し、結果として基板9の成膜速度を大きくする効果が得られる。
【0049】
また、磁力線48により熱電子およびアルゴンイオンがターゲット2方向に導かれることから、基板9方向へのプラズマの拡散が防止され、イオン化空間60fにおいて高密度プラズマが維持されている。
【0050】
同様に、基板9方向へのプラズマの拡散が防止されていることから、基板9への電子の入射が防止され基板9の昇温が抑制される効果がある。
【0051】
なお、磁石機構7の配置位置は図1に示したとおりイオン化機構6の下部に接するかたちか、あるいはイオン化機構6の外周に接する状態で配置することが望ましく、ターゲット2表面より20mm〜80mm程度の距離を隔てて配置することが望ましい。また、磁場強度については、ターゲット2の中心より30mm程イオン化機構6側の位置において、150ガウス〜300ガウス程度の磁束密度の磁場を設定することが望ましい。
【0052】
基板ホルダー10は、絶縁体を介してスパッタチャンバー1に気密に設置されており、ターゲット2に対して平行に基板9を保持できるようになっている。基板ホルダー10と基板9との間には絶縁物を介して、好ましくは基板9に対して平行に引込電極12が取付けられている。
【0053】
引込電極12は信号発生器(ファンクションシンセサイザー)13と電力増幅器14により構成された電圧印加手段が接続されている。この電圧印加手段により基準電位である接地電位に対して負極性の周期的に変動する矩形波の電圧が引込電極12に印加される。図6は、引込電極12に印加されるバイアス電圧の一例を示している。バイアス電圧は、所定の周期で、0又は負極性の最小電圧(基準電位に対して振幅が最小になる電圧)V1と、負極性の最大電圧(基準電圧に対して振幅が最大になる電圧)V2とに変化する電圧である。このバイアス電圧により、基体表面に基板9に垂直な方向に電界11が形成され、イオン化したスパッタ粒子が電界11に沿って(基体7に対して垂直に)加速され基板9に到達するようになっている。
【0054】
なお、電界11は負極性の周期的に変動する電圧により形成されていることから、基板9として誘電体基板を用いてもチャージアップ現象が発生せず電界11が形成され、イオン化したスパッタ粒子を基板9に対して垂直に引き込むことが可能となっている。
【0055】
次に、図1を参照しながら、本発明のイオン化成膜方法の動作について説明する。基板ホルダー10に基板9をセットし複合排気系16によりスパッタチャンバー内を少なくとも5.0×10−5Pa程度まで排気する。次に磁石機構7を動作させ磁力線8を形成するとともにイオン化機構6を動作させる。
【0056】
すなわち、電磁石用電源701を動作しターゲット2とイオン化機構6の間のA点において150ガウス〜300ガウス程度の磁束密度が得られるように設定するとともに、フローティング用直流電源60gを動作し任意の値に設定し、フィラメント用直流電源60dを動作しフィラメント60aを加熱し、グリッド用直流電源60eによりグリッド60bに10V〜200V程度のプラスの直流電圧を印加し、イオン化空間60fに熱電子を放出させる。
【0057】
なお、スパッタの速度により条件は変わるが、スパッタ粒子が十分にイオン化されるようにグリッド60bに流れ込む電流(エミッション)の値は成膜中において5A以上に設定することが望ましい。
【0058】
次に、ガス導入手段5によりアルゴンガス等のプロセスガスを導入し、複合排気系16の排気速度調整器を制御してスパッタチャンバー1内を0.2Pa〜10Pa程度に維持し、スパッタ電源4を動作しスパッタリング放電を生じさせ、スパッタを開始する、同時に、信号発生器13と電力増幅器14を動作し引込電極12に高周波電圧を印加し、基板表面で基板9に垂直な方向に引込み用電界11を形成する。
【0059】
この時、引込電極12に印加する電圧は、例えば前述したように図6に示すような矩形波を用い、矩形波の基準電圧0Vに近い負の最小電圧V1では電子が入射可能となるように浮遊電位(電気的に絶縁された基体がプラズマ中に置かれた場合にプラズマにより発生する基体の電位である。本実施形態では引込電極12に電圧を印加しない場合に基体7に発生する電位)よりも若干正になるようにする。具体的には負の最小電圧V1の値を0Vから−10Vの範囲から選択するとよい。矩形波の負の最大電圧V2は逆スパッタの効果が発生し成膜速度が著しく減少しないようにするため−20Vから−100Vの範囲から選択される値に設定することが望ましい。また、基体のチャージアップを防止しながらイオンを効率良く入射させるために、周波数は100KHz以上とし、更には波形のデューティーは1対50以上、即ち、V2に印加している時間に対するV1を印加している時間の比が50分の1以下となるように設定することが望ましい。
【0060】
次に、数分間そのままの状態でプレスパッタを行なった後に、基板シャッター15を開け成膜を開始する。スパッタ放電によりスパッタされた粒子は、イオン化空間60fでイオン化されて基板9に向かって飛行し、基板表面の引込電界11により加速され基板9に対して垂直に引き込まれ、基板9に形成されている溝の底面に効率よく堆積する。
【0061】
堆積した薄膜が所定の厚さまで成膜された後、シャッター15を閉じ、信号発生器13、電力増幅器14、スパッタ用電源4、およびガス導入手段5を停止させ、次に、イオン化機構6のフィラメント電源604、グリッド電源605、フローティング電源607、電磁石用電源701を停止させる。最後に不図示のゲートバルブを閉じスパッタチャンバー1をリークさせ、基板9を基板ホルダー10より取り外す。
【0062】
【実施例】
(実施例1)
実施例1では、上述した実施形態において以下のような条件でスパッタを行った。
・ターゲット2の材質:アルミニウム
・ターゲット寸法:φ76.2*t3mm
・ターゲット2への投入電力:300W
・ターゲット⇔基板間距離:155mm
・基板:Siウエハ
・基板寸法:φ76.2mm
・膜厚:2000Å
・スパッタチャンバー内圧力:1.0Pa
・プロセスガス種:アルゴン
・プロセスガス流量:143sccm
・イオン化機構グリッド電圧:50V
・イオン化機構グリッド電流:15A
・イオン化機構フローティング電源電圧:−40V
・引込電極交流電圧:最小値0V、最大値−30V
・引込電極交流電圧周波数:500kHz
・引込電極交流電圧デューティー:1対100
【0063】
図7は、実施例1の条件において電磁石用電源70aを可変し、イオン化機構6の近傍に形成される磁場を変えて成膜を行ない、基板温度を測定した値を示した図である。図中の横軸は、ターゲット2とイオン化機構6の間のA点における磁束密度の値である。図7に示すとおり、本発明の実施形態のイオン化スパッタ方法およびイオン化スパッタ装置によると、成腹中の基板温度の上昇が大幅に軽減されている。例えば、A点における磁束密度を150G以上とした場合では基板温度を50℃以下で成膜することが可能である。この結果は、低融点材料の基板への成膜が可能であることを意味しており、低融点材料の基板磁壁移動型光磁気ディスク等の製作において極めて有効であることを示している。
【0064】
(実施例2)
実施例2では、実施例1の条件において、同様に電磁石用電源70aを可変しイオン化機構6の近傍に形成される磁場を変えて成膜を行ない、基板9に堆積する膜の形成速度を測定した。
【0065】
この結果を図8に示す。図8において、横軸はターゲット2とイオン化機構6の間のA点における磁束密度の値を示しており、縦軸は堆積膜の形成速度を示している。図8に示すとおり、本発明の実施形態のイオン化スパッタ方法およびイオン化スパッタ装置によれば、A点における磁束密度を所定の値に設定することにより、堆積膜の形成速度を向上させることができる。例えば、A点における磁束密度を150G以上とした場合では、磁場を形成しない場合と比較して50%以上堆積膜の形成速度が増加している。
【0066】
(実施例3)
実施例3では、実施例1の条件において、基板のボトムカバレッジ率を測定した。具体的には、イオン化機構6の近傍に形成される磁場をターゲット2とイオン化機構6の間のA点において200Gとし、ボトム幅0.25μm、アスペクト比4のサンプル基板に成膜を行ない、基板のボトムカバレッジ率を測定したところ、40%と良好なボトムカバレッジ率が得られた。
【0067】
図9は、ボトムカバレッジ率が向上した状態を示す概略断面図である。図9に示すように、溝104が高アスペクト比で形成された基板9に成膜した場合であっても、本実施形態によるイオン化スパッタ装置によれば、凸部103上にスパッタ膜100を形成するとともに、溝104の底面及び側面101にもスパッタ膜102を確実に形成することができ、良好なボトムカバレッジ率を得ることができた。
【0068】
(実施例4)
実施例3の条件においてターゲット2としてSiO、Alを用い、リアクティブイオンエッチングにより形成されたボトム巾0.25μmでアスペクト比4の溝が形成されているAl基板のサンプルに、SiO:1000Å、Al:2000Åの順番でイオン化スパッタを行い、Al基板と上層のAl膜との間の絶縁耐圧を測定したところ、50Vと良好な絶縁耐圧が得られた。
【0069】
(実施例5)
以下のような条件でFe膜を作製した。
・ターゲット2の材質:Fe
・ターゲット寸法:φ76.2×t3 mm
・ターゲット2への投入電力:400W
・ターゲット⇔基体間距離:155mm
・基体寸法:φ2” (50.8mm)
・膜厚:2000Å
・スパッタチャンバー内圧力:1Pa
・スパッタ放電用ガス種:アルゴン
・A点における磁束密度:200G
・イオン化機構グリッド電圧:50V
・イオン化機構グリッド電流:20A
・イオン化機構フローティング電源電圧:−40V
・引込電極電圧:最小値0V、最大値−60V
・引込電極電圧周波数:500kHz
・引込電極電圧デューティー:1対100
・A点における磁場強度:150G
【0070】
上述の条件において、アルゴンガスの導入量及び複合排気系16のコンダクタンスバルブを固定することによりスパッタチャンバー1内の圧力Pを2Pa、アルゴンガスのスパッタチャンバー1内の滞留時間τを0.3secとして、ボトム巾0.25μm、アスペクト比4のサンプル基体に試料を作成した。
【0071】
また、ガス導入手段5の位置をターゲット2と磁場発生手段7間のターゲット2の直上に移動したことを除いて、上記の実施例5と同じ条件にてボトム巾0.25μm、アスペクト比4のサンプル基板に試料を作成した。
【0072】
(実施例5−1)
ガス導入手段5の位置をイオン化機構6と基体ホルダー10の間に移動したことを除いて、上記の実施例5と同じ条件にてボトム巾0.25μm、アスペクト比4のサンプル基板に試料を作成した。
【0073】
(実施例5−2)
ガス導入手段5を円環状の構造とせず、一つの穴から噴出す構造としたこと除いて、上記の実施例5と同じ条件にてボトム巾0.25μm、アスペクト比4のサンプル基板に試料を作成した。
【0074】
(実施例5−3)
ガス導入手段5の位置を磁場発生手段7の外周より10cm離れたところに移動したことを除いて、上記の実施例5-2と同じ条件にてボトム巾0.25μm、アスペクト比4のサンプル基板に試料を作成した。
【0075】
各試料についてサンプル基体の中心部においてボトムカバレッジ率を測定した。
【0076】
表1は結果を示しており、ガス導入手段の位置を本実施例の位置に設置すること、また円環状の複数穴の開いた構造にすることによって、比較例よりもボトムカバレッジ率が向上している。また従来例の低圧遠隔スパッタでボトム巾0.25μm、アスペクト比4の基板に成膜した場合には、ボトムカバレッジ率は16%程度となり、低圧遠隔スパッタと比較しても高ボトムカバレッジ率の膜が得られていることがわかる。
【0077】
【表1】
Figure 0003610289
【0078】
(実施例6)
実施例5の条件において、ターゲットにCu(銅)を用い、同様に成膜を行った。
【0079】
(実施例6−1)
実施例5の実施例5-1,5-2、及び5-3の条件において、ターゲットにCu(銅)を用い、同様に成膜を行った。
【0080】
各試料についてサンプル基体の中心部においてボトムカバレッジ率を測定した。
【0081】
表2に結果を示しており、ガス導入手段の位置を本実施例の位置に設置すること、また円環状の複数穴の開いた構造にすることによって、ボトムカバレッジ率が向上している。
【0082】
【表2】
Figure 0003610289
【0083】
(実施例7)
実施例5の条件において、ターゲットにTbFeCoの3元合金のターゲットを用いて同様に成膜を行った。
【0084】
(実施例7−1)
実施例5の実施例5-1,5-2、及び5-3の条件において、ターゲットにTbFeCoの3元合金を用い、同様に成膜を行った。
【0085】
各試料についてサンプル基体の中心部においてボトムカバレッジ率を測定した。
【0086】
表3に結果を示しており、ガス導入手段の位置を本実施例の位置に設置すること、また円環状の複数穴の開いた構造にすることによって、ボトムカバレッジ率が向上している。
【0087】
【表3】
Figure 0003610289
【0088】
(実施例8)
実施例5の条件において、スパッタ用電源4にRF電源、ターゲットにSiOを用いて同様に成膜を行なった。
【0089】
(実施例8−1)
実施例5の実施例5-1,5-2、及び5-3の条件において、スパッタ用電源4にRF電源、ターゲットにSiO2を用い、同様に成膜を行った。
【0090】
各試料についてサンプル基体の中心部においてボトムカバレッジ率を測定した。
【0091】
表4に結果を示しており、ガス導入手段の位置を本実施例の位置に設置すること、また円環状の複数穴の開いた構造にすることによって、ボトムカバレッジ率が向上している。
【0092】
【表4】
Figure 0003610289
【0093】
以上説明したように、本実施形態によれば、イオン化機構6から発生させた熱電子を磁石機構3,7によって形成した磁場(磁力線48)によって、ターゲット2の方向に導くため、ターゲット2の近傍におけるプロセスガスの励起を促進してターゲット2の近傍にてプラズマを集中的に生成することができる。これにより、基板9の近傍にプラズマが拡散することを抑止することができ、基板9の温度の上昇を低減することができ、また、ターゲット2近傍におけるプラズマの生成を促進することによりスパッタの効率を向上させることが可能となる。
【0094】
【発明の効果】
本発明によれば、熱陰極イオン化機構を用いたイオン化スパッタにおいて、基板への堆積膜を形成する速度が向上し、成腹中の基板の昇温を防止することにより基板材質を問わずに成膜が可能となる。これにより、高アスペクト比の溝又はホールを形成することができ、良好なボトムカバレッジ率が求められるデバイスヘの堆積膜の形成を効率良く行なうことができる。従って、特に次世代DRAM等のデバイス、及び磁壁移動型の光磁気ディスク等の製作に適用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るイオン化スパッタ装置の構成を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るイオン化スパッタ装置の別の構成例を示す模式図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るイオン化スパッタ装置におけるイオン化機構の構成を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るイオン化スパッタ装置において、ターゲットとイオン化機構との間に配置された磁石機構が単体で形成する磁力線を示す模式図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るイオン化スパッタ装置において、ターゲットとイオン化機構との間に配置された磁石機構と、ターゲットの下部に配置された磁石機構により形成される磁力線を示す模式図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るイオン化スパッタ装置において、引込電極に印加する交流電圧の波形を示す特性図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るイオン化スパッタ装置において、具体的な実験例の評価結果を示す特性図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るイオン化スパッタ装置において、具体的な実験例の評価結果を示す特性図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るイオン化スパッタ装置による成膜により、ボトムカバレッジ率が向上した状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 スパッタチャンバー
2 ターゲット
3 磁石機構
4 スパッタリング電源
5 ガス導入手段
6 イオン化機構
7 磁石機構
8 磁力線
9 基板
10 基板ホルダー
11 引込電界
12 引込電極
13 信号発生器
14 電力増幅器
15 基板シャッター
16 複合排気系
38,48 磁力線
60a フィラメント
60b グリッド
60c ケース
60d フィラメント用直流電源
60e グリッド用直流電源
60f イオン化空間
60g フローティング用直流電源
70a 電磁石用電源
100,102 スパッタ膜
101 (溝の)側面
103 凸部
104 溝

Claims (12)

  1. 排気系を備えたスパッタチャンバーと、
    前記スパッタチャンバー内にプロセスガスを導入するためのガス導入手段と、
    前記スパッタチャンバー内に配置されたターゲットとを備え、
    前記ターゲットから蒸発させたスパッタ粒子を基板表面に堆積させるスパッタ装置であって、
    前記ターゲットと前記基板との間に配置され、前記スパッタ粒子をイオン化させる熱陰極方式のイオン化手段と、
    イオン化した前記スパッタ粒子が前記基板に入射されるよう、前記基板近傍に電界を形成するための電界発生手段とを備え、
    前記イオン化手段近傍に磁場発生手段を配置して、前記磁場発生手段により発生させた磁場により、前記イオン化手段から発生させた熱電子を前記ターゲット側へ導くようにしたことを特徴とするスパッタ装置。
  2. 前記磁場発生手段は、前記ターゲットと前記基板を結ぶ方向に磁力線を形成する機能を有することを特徴とする請求項1に記載のスパッタ装置。
  3. 前記磁場発生手段は、前記ターゲットと前記イオン化手段との間に設けられた第1の磁石と、前記ターゲットに対して前記基板と反対側の位置に設けられた第2の磁石とから構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスパッタ装置。
  4. 前記ターゲットは前記基板に対向して配置され、
    前記イオン化手段、前記第1の磁石及び前記ガス導入手段を前記基板と前記ターゲットとの間に配置し、
    前記ターゲット側へ導いた電子により前記ガス導入手段から導入される前記プロセスガスを励起するようにしたことを特徴とする請求項3に記載のスパッタ装置。
  5. 前記ガス導入手段が前記ターゲットと前記磁場印加手段との間、あるいは当該磁場印加手段と前記イオン化機構の間に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のスパッタ装置。
  6. 前記ガス導入手段が円管状のパイプの中心側面にガス吹き出し穴が多数形成された構造で、前記イオン化空間の中心部を取り囲むように配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスパッタ装置。
  7. 前記第1の磁石と前記ターゲットの間であって前記ターゲットの中心から30mmの位置における前記磁場の磁束密度を、150ガウス以上300ガウス以下としたことを特徴とする請求項3又は4に記載のスパッタ装置。
  8. 前記電界発生手段は、接地電位に対して0又は負極性の周期的に変動する電圧を与えられて前記電界を形成することを特徴とする請求項3又は4に記載のスパッタ装置。
  9. ターゲットから蒸発させたスパッタ粒子をイオン化し、基板表面に形成された電界に沿って前記スパッタ粒子を基板に入射させて前記基板表面に堆積膜を形成させるスパッタ方法であって、
    前記イオン化を行うイオン化空間の近傍に磁場を形成し、前記イオン化空間の近傍に形成した磁場により、前記イオン化空間にて生成された熱電子を前記ターゲットの方向に導き、前記イオン化空間に形成されるプラズマが前記基板方向に拡散することを防止しながら前記堆積膜を形成するようにしたことを特徴とするスパッタ方法。
  10. 前記磁場を、前記ターゲットと前記基板を結ぶ方向の磁力線によって構成したことを特徴とする請求項9に記載のスパッタ方法。
  11. ガス導入手段が前記ターゲットと前記磁場印加手段との間、あるいは当該磁場印加手段と前記イオン化機構の間に設けられ、前記ガス導入手段から導入されるプロセスガスを励起させ、前記堆積膜を形成することを特徴とする請求項9に記載のスパッタ方法。
  12. 前記ガス導入手段が円管状のパイプの中心側面にガス吹き出し穴が多数形成された構造で、前記イオン化空間の中心部を取り囲むように配置され、前記ガス導入手段から導入されるプロセスガスを励起させ、前記堆積膜を形成することを特徴とする請求項11に記載のスパッタ方法。
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