JP2002161278A - 炭化物の製造方法 - Google Patents

炭化物の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイオマス系材料を用いてBET法による比
表面積値の高い炭化物を迅速かつ効率よく生成させる方
法を提供する。 【解決手段】 バイオマス系材料から中品位炭化物を製
造する方法であって、(i)該材料にマイクロ波を照射
して内部が炭化し、表面部に未炭化部分が残っている不
完全炭化物を生成させる不完全炭化物生成工程、(ii)
該不完全炭化物を酸化性ガスと接触させて該未炭化部分
を燃焼させることにより完全炭化物を生成させる完全炭
化物生成工程、(iii)該完全炭化物生成工程で得られる
高温の完全炭化物を非酸化条件下で冷却する冷却工程、
からなることを特徴とする中品位炭化物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイオマス系材料
から中品位及び高品位の炭化物を迅速かつ効率的に製造
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、活性炭を製造する方法としては、
木材チップや木材の鋸屑等の小寸法の木質材料を原料と
し、これを炭化し、ガス賦活化処理する方法が一般的で
ある。この方法は、原料を少なくとも250℃以上の高
温雰囲気中で加熱し、炭化する方法であるため、その原
料の炭化は表面部から内部へ進行する。従って、この方
法により、木質ブロックや大寸法の木材片をその中心部
まで炭化しようとすると長時間を要する上、熱分解で発
生する揮発分、特に重質なタール分が炭化物の細孔内に
付着して堆積した状態の炭化物になる等の問題を生じ
る。特公平6−72003号公報には、セルロース系材
料をマイクロ波の照射による炭化物の製造方法が記載さ
れている。この方法で得られる炭化物は未炭化表層部分
を含む不完全炭化物であるため、その比表面積は、その
中心部で600〜660m2/gであり、その未炭化表
層部分では6〜10m2/gとと非常に低いものであ
る。また、その中心部と表層部との間の中間部分では、
約250m2/gである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、バイオマス
系材料を用いてBET法による比表面積値の高い炭化物
を迅速かつ効率よく生成させる方法を提供することをそ
の課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、バイオマス系材料か
ら中品位炭化物を製造する方法であって、(i)該材料
にマイクロ波を照射して内部が炭化し、表面部に未炭化
部分が残っている不完全炭化物を生成させる不完全炭化
物生成工程、(ii)該不完全炭化物を酸化性ガスと接触
させて該未炭化部分を燃焼させることにより完全炭化物
を生成させる完全炭化物生成工程、(iii)該完全炭化物
生成工程で得られる高温の完全炭化物を非酸化条件下で
冷却する冷却工程、からなることを特徴とする中品位炭
化物の製造方法が提供される。また、本発明によれば、
前記の方法で得られた完全炭化物又はその粗砕化物をガ
ス賦活化処理することを特徴とする高品位炭化物の製造
方法が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明においては、炭化原料とし
ては、バイオマス系材料(以下、単に材料とも言う)が
用いられる。このバイオマス系材料は、加熱により炭化
することの可能な植物質成分、例えば、セルロース、ヘ
ミセルロース、リグニン等を主成分とする材料であれば
よく、このような材料には、木質系材料、植物系繊維材
料の他、トウモロコシの芯、果実殻(ヤシ殻、クルミ
殻、アイボリーナッツ殻等)、果実種子(桃の種等)、
殻類(栗殻、そば殻、もみ殻等)、バガス、綿、木綿繊
維、紙、パルプ等が包含される。また、木質系材料に
は、原木、木質ブロック、木材片等の粗大寸法の材料の
他、おがくず、木材チップ等の微細木質材料及びその成
形物等が包含される。材料の寸法は特に制約されず、小
粒子から粗大寸法の材料が包含される。その1個の体積
は、少なくとも0.05cm3であり、好ましくは70
cm3以上である。その上限値は、特に制約されない
が、通常、50,000cm3程度である。本発明で
は、粗大寸法の木質材料の使用が好ましいが、このよう
な材料には、原木、木質ブロック、木材片の他、おがく
ず、チップなどの微細木質材料の成形物等が包含され
る。木質ブロックには、原木の表皮を切削除去して形成
したブロック体や、原木を切断して形成したブロック
体、パルプ繊維を圧縮成形し、乾燥して形成したブロッ
ク体等が包含される。この木質ブロックにおいて、その
木口断面積は1.5〜2000cm2、好ましくは80
〜800cm2であり、その長さは1〜700cm、好
ましくは2〜40cmである。木材片には、木材を粗大
チップ状に切断したものや、木材を一定の大きさに切断
したもの等が包含される。これらの木質材料において、
その長軸の長さは1〜200cm、好ましくは10〜4
0cmであり、その形状は特に制約されないが、円柱
体、球体、直方体等が好ましい。
【0006】本発明により中品位の炭化物を製造するに
は、前記材料をマイクロ波照射室に入れ、マイクロ波を
照射する。この場合、マイクロ波としては、その周波数
が1000〜6000MHzのものが適用可能である
が、電波法、浸透深度、加熱速度を考慮すると、245
0MHzの周波数を有するマイクロ波が有利に使用され
る。材料にマイクロ波を照射する場合、そのマイクロ波
照射室内を不活性ガス雰囲気や低酸素濃度雰囲気に保持
するかあるいはそのマイクロ波照射室には、窒素や炭酸
ガス、水蒸気等の非酸化性ガスを流通させる。これによ
り、材料を危険性なく、簡単に炭化することができる。
マイクロ波照射室を減圧下に保持するとともに低酸素雰
囲気に保持することにより、材料から発生する熱分解ガ
スの抜出しが容易となり、炭化物に対するタール付着を
防止することができる。本発明によるマイクロ波照射に
よる材料の炭化においては、材料は、その内部から急速
に炭化される。そのマイクロ波照射時間は、通常、マイ
クロ波の出力、負荷によって当然異なるが、含水分10
%、直径6cmの正円柱木質材では0.5〜3kWの出
力で4〜15分、直径30cmの正円柱体では30分〜
120分である。3kWの出力で直径30cmの正円柱
体では30〜100分である。
【0007】前記マイクロ波の照射による材料の炭化
は、その材料が完全炭化される以前にそのマイクロ波照
射を停止する。マイクロ波照射により材料を炭化する場
合、その炭化は材料の内部から起り、その内部は効率よ
く炭化されるものの、表層部分は炭化されにくく、表層
部分まで完全炭化するには長時間のマイクロ波の照射が
必要となり、電力コストが非常に高くなる。そのため、
本発明では、内部が炭化され、表層部に未炭化部分が残
った状態(不完全炭化状態)でマイクロ波の照射を停止
する。内部が炭化されたことは、表層部に変化が認めら
れなくても、白煙や黄褐色の熱分解ガスの発生によって
確認される。マイクロ波の照射の停止は、前記熱分解ガ
スの発生以降で、表層部が完全炭化されず、表層部に未
炭化部分が残っている間の任意の時間に行う。表面層で
判別すると、炭化された部分は、その表面の色は黒色で
あるが、未炭化部分は、その表面の色は非黒色、通常、
茶褐色である。本発明の場合、全重量に対するその未炭
化部分の重量割合は、5〜70%、好ましくは10〜3
0%の割合にするのがよい。
【0008】次に、前記炭化工程で得られた不完全炭化
物を酸化性ガスと接触させる。前記マイクロ波加熱によ
り得られる不完全炭化物は、その内部が300〜100
0℃の高温状態にあり、芯部に近いほど温度が高い。こ
のようにしてマイクロ波照射でできた熱核がある不完全
炭化物に酸化性ガスを接触させた場合、導管や細かな亀
裂から内部に浸透する酸化性ガスで酸化反応が進み容易
に全体が高温となる。220℃以上の高温部分ではヘミ
セルロースの発熱反応が起こり、さらに高温となった部
分ではセルロース、リグニンの発熱反応が生じ高温化が
促進され、内部より順次、表層付近まで酸化反応が進み
高温となる。急速な高温化により亀裂が生じることも多
い。その亀裂した部分や酸化性ガスと接した表層部が着
火温度以上に達している場合、不完全炭化物から発生し
ている揮発性の可燃ガスに容易に着火し火炎を生じて燃
焼する。発生する揮発分量が少なくなると、火炎が小さ
くなり赤熱した炭化物となる。また、未炭化割合が50
%以上のマイクロ波炭化物の場合、酸化性ガスの浸透性
が良くないことから、それに亀裂を入れるなどして酸化
性ガスと高温となった内部を積極的に接触させることに
よって、酸化反応の促進が図られ、火炎を伴う燃焼熱に
て速やかに完全炭化することができる。しかし、未炭化
部分が50%以上の炭化物の場合には火炎量が多くな
り、火炎にて炭化される割合が多くなることから、炭化
物の品位低下は免れない。このようにして、マイクロ波
不完全炭化物から新たな熱エネルギーを供給することな
く完全炭化物が得られる。前記酸化性ガスとしては、空
気等の酸素含有ガスの他、酸素自体を用いることができ
る。
【0009】前記完全炭化工程において、その火炎が生
じなくなった時点において、その酸性ガスの供給を停止
し、非酸化条件下で冷却する。この場合の冷却は、放冷
でもよいし、冷却ガス等の冷却媒体を用いる強制冷却で
あってもよい。非酸化条件は、酸化性ガスの供給停止に
よって形成し得る他、非酸化性ガス、例えば窒素ガス、
水蒸気、炭酸ガス等を流通させることによって形成する
ことができる。
【0010】前記のようにして得られる中品位の完全炭
化物は、その細孔内へのタール残渣の付着が少なく、そ
の細孔はクリーンな状態にあるため、高い吸着能を有
し、吸着剤として好適のものである。
【0011】本発明においては、バイオマス系材料とし
ては、その木口断面積が1.5〜2000cm2程度の
木質ブロックや木質片を用いることが好ましい。この完
全炭化物は、必要に応じ、これを粗砕することにより、
所望寸法の粗砕化物とすることができる。本発明におい
ては、その粗砕化物の体積は、5000cm3以下、好
ましくは3cm3以下である。その体積の下限値は、微
粉末迄の範囲であり特に制約されないが、通常、0.0
5cm3程度である。完全炭化物は、一般的には、その
長軸長さが1〜400mm、好ましくは2〜30mmと
するのが好ましい。このような完全炭化物は、そのまま
中品位の炭化物として使用することができる。また、こ
の中品位炭化物は、その製造コストが安価であるという
利点を有する。
【0012】本発明によれば、前記のようにして得られ
る完全炭化物又はその粗砕化物は、これをガス賦活化処
理することにより、高品位の炭化物(活性炭)とするこ
とができる。完全炭化物をガス賦活化するための方法と
しては、従来公知の方法を用いることができる。このよ
うなガス賦活化法には、炭化物に対して、高温におい
て、水蒸気、炭酸ガス(燃焼ガス)、酸素(空気)、そ
の他の酸化性ガスを反応させる方法が包含される。賦活
温度は、750〜1300℃であるが、好ましくは84
0℃以上、より好ましくは850℃以上である。
【0013】本発明においては、その材料として粗大寸
法のものを用いて得られる粗大寸法の完全炭化物をその
まま中品位炭化物として用いることができる。また、こ
の完全炭化物を必要に応じて粗砕し、分級処理すること
により、所望寸法又は所望粒径の中品位炭化物を得るこ
とができる。また、本発明によれば、完全炭化物を粗砕
し、必要に応じて分級処理して得られる所望寸法又は所
望粒径の炭化物を、ガス賦活化処理することにより、所
望寸法又は所望粒径の高品位炭化物(活性炭)を得るこ
とができる。さらに、本発明によれば、完全炭化物を粉
砕し、必要に応じて分級処理することにより、所望微粒
子状の中品位炭化物を得ることができる。さらにまた、
本発明によれば、完全炭化物を粉砕し、必要に応じて分
級処理して得られる微粒子状の炭化物をガス賦活化処理
することにより、所望微粒子状の高品位炭化物を得るこ
とができる。
【0014】本発明によれば、長軸長さが0.05mm
〜2m、好ましくは0.2〜300mmの中品位及び高
品位炭化物が提供される。
【0015】本発明による中品位炭化物の比表面積は、
後記する比表面積測定法により測定した値で、400m
2/g以上、好ましくは500m2/g以上であり、カラ
マツの場合、その上限値は、通常、660m2/g程度
である。本発明による高品位炭化物の比表面積は、後記
する比表面積測定法により測定した値で、800m2
g以上、好ましくは1200m2/g以上であり、その
上限値は、通常、3000m2/g程度である。
【0016】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。
【0017】実施例1 カラマツの木材ブロック(直径340mm、高さ300
mm、約13kg)をマイクロ波にて熱分解して炭化し
た。マイクロ波発振管は、発振周波数2450MHz、
最大出力3kWで約80分間マイクロ波を照射した。マ
イクロ波処理室には窒素ガスを少量流通させ、一方では
ポンプで著干負圧になるようガスを吸引しながらマイク
ロ波を照射した。その結果、木材ブロックは表層面の極
一部を除きほぼ完全に炭化されていた。その炭化物の収
率は35%であった。この炭化物を冷やすことなくステ
ンレス製100リットル容器に入れ、空気を吹き付ける
と容易に高温となり、表層の未炭化部分が火炎を出して
燃焼し、約3分間その燃焼が継続した後、その炎が消失
し、赤熱の炭化物が得られた時点で容器に蓋をすること
よって空気を遮断し、放冷するすることにより完全炭化
物が極めて短い時間(約90分)で得られた。マイクロ
波照射してこの様にして得た不完全炭化物の比表面積は
580〜630m2/gであり、炭窯で生産されたカラ
マツ木炭(下川町産)の比表面積140〜220m2
gと較べるとその数倍の値であった。また木炭の比表面
積を記述した文献による最大値の多くは、300〜40
0m2/gであり、マイクロ波照射して短時間に炭化し
た不完全炭化物は明らかに比表面積が大きく、市販品の
活性炭に近い値を示すものであった。また、走査電子顕
微鏡による観察結果では、炭窯で生産したカラマツ木炭
の細孔内は細孔壁が一部崩れ、その細孔内には多くのカ
ーボン片と思われる夾雑物の存在が確認されたがマイク
ロ波による炭化物は細孔壁が整然としており、細孔内の
夾雑物は殆ど認められないきれいな状態であった。
【0018】実施例2 実施例1の完全炭化物を粗砕してフルイ目が20〜70
mmサイズのもの約110gを毎分4℃で昇温し、88
0℃で2時間炭酸ガス(3リットル/min)を流通さ
せながら、直径約10cm、長さ100cmのロータリ
ーキルンで賦活処理した。その後、放冷して取り出した
炭化物の収量は約40グラムであり、活性炭化物の収率
をしては極めて高いものであった。賦活処理によって重
量は減少し、その形状は若干収縮が認められるもののほ
ぼ元の形状が維持された状態で炭化物が得られた。その
賦活処理した炭化物の比表面積値を測定した。この炭化
物の比表面積をBET法による比表面積測定装置を用い
て測定した。その結果、その炭化物の比表面積は830
〜900m2/gであり、市販製品の粉末活性炭と同等
以上の比表面積値を有することが明らかとなった。な
お、マイクロ波照射した表層部分の未炭化部分を含む不
完全炭化物の場合は、同様の賦活処理した製品で、その
比表面積は720m2/g程度であり、完全炭化したも
のと比べ、100m2/g以上低い値を示した。また、
当然のことながら、炭化物の賦活時間を長くすることに
より、収率は低下するが活性炭化物の性能はさらに向上
する。茶褐色を呈した広葉樹の木酢液に賦活処理した炭
化物を添加すると、約2%の添加量で木酢液が無色透明
となるなどその脱色性もすぐれていた。以上のように、
本発明により、良質でしかも粘結剤や造粒材を添加する
ことなく大粒径の破砕状活性炭化物を容易に製造するこ
とができた。
【0019】
【発明の効果】(1)炭化物の製造工程において、粗大
寸法のセルロース系材料を用いることにより、粗大寸法
の炭化物を得ることができる。従って、微粉炭を扱う従
来法とは異なり、職場環境の大幅改善を得ることができ
る。 (2)原木の大鋸屑化やチップ化に伴う粉砕コストが不
要となり、大幅なコストの低減化が可能となる。また、
大形状のブロック炭化物は脆くなっていることから、そ
の破砕は極めて容易である。従って、その粉砕機には強
度ある高価な設備は不要となる。大きさにかかわらずど
の様な形状の材料にも適用できる。 (3)炭化物を粗砕したものから、任意のサイズのもの
をフルイ分けすることによってサイズの異なった大粒径
の炭化物を容易に調製することができる。造粒操作が不
要となり、さらには造粒用粘結剤の使用による活性の低
下も無くなる。市販されている微粉活性炭と同等品以上
の高品位炭化物を得ることができる。微紛状のものが必
要な場合、大粒径のものを粉砕するだけで簡単に得るこ
とができる。 (4)破砕大粒径炭化物の使用による充填層の圧力損失
の低減化、また充填塔などにおける粒子飛散防止の効果
大である。 (5)高品位の炭化物を短時間で生産することができ、
その工程も前述した如く造粒や粘結剤を使う工程が必要
とされない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石崎 紘三 北海道札幌市豊平区月寒東2条17丁目2番 1号 工業技術院北海道工業技術研究所内 Fターム(参考) 4G046 CA00 CC01 CC09 HA01 HB02 HC08 HC10 HC16 HC18 HC23 4H012 JA00 JA01 JA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイオマス系材料から中品位炭化物を製
    造する方法であって、(i)該材料にマイクロ波を照射
    して内部が炭化し、表面部に未炭化部分が残っている不
    完全炭化物を生成させる不完全炭化物生成工程、(ii)
    該不完全炭化物を酸化性ガスと接触させて該未炭化部分
    を燃焼させることにより完全炭化物を生成させる完全炭
    化物生成工程、(iii)該完全炭化物生成工程で得られる
    高温の完全炭化物を非酸化条件下で冷却する冷却工程、
    からなることを特徴とする中品位炭化物の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法で得られた完全炭化物又
    はその粗砕化物をガス賦活化処理することを特徴とする
    高品位炭化物の製造方法。
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