JP2002161021A - ムース - Google Patents

ムース

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JP2002161021A
JP2002161021A JP2000399339A JP2000399339A JP2002161021A JP 2002161021 A JP2002161021 A JP 2002161021A JP 2000399339 A JP2000399339 A JP 2000399339A JP 2000399339 A JP2000399339 A JP 2000399339A JP 2002161021 A JP2002161021 A JP 2002161021A
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JP
Japan
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cholesterol
cholestanol
phytosterol
lauroyl
liquid crystal
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Application number
JP2000399339A
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English (en)
Inventor
Seishi Matsubara
征志 松原
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TOSHIN KAGAKU KK
Original Assignee
TOSHIN KAGAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明者らはコレステリック液晶を衣服などに
付着せず、必要な部位に必要な量を塗布でき、さらに白
色の泡状より、塗布することによって発色し、外観的美
観をも備えた製剤で界面活性剤を使用しないで製剤化で
きる製剤を得、さらに皮膚にとって有用な製剤を得るこ
と。 【解決手段】コレステリック液晶とN−ラウロイル−L
−グルタミン酸ジエステルを配合したムースは上記の課
題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外観上優れており、
また、皮膚にとっても非常に有効な効果を示し、安全性
の高いコレステリック液晶とN−ラウロイル−L−グル
タミン酸ジエステルをムースに応用した化粧品に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】コレステリック液晶は皮膚への有効性の
みならず、外観的美観も備えていることから、広く化粧
品への応用されており、さらには、エアゾールにも応用
されている。(特開平2−138386号公報)しか
し、エアゾールでは液晶が所望する皮膚上の部位のみな
らず、他の皮膚の部位や衣服に付着する場合がある。液
晶は皮膚への有効性も強く安全性も高いが、衣服等に付
着すると、水などで簡単に落とせないため、利用に制限
があった。しかし、ムースにすることによって解決され
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らはコレステ
リック液晶を衣服などに付着せず、必要な部位に必要な
量を塗布でき、さらに白色の泡状より、塗布することに
よって発色し、外観的美観をも備えた製剤で界面活性剤
を使用しないで製剤化できるムースについて検討した。
これは良好な結果を得たがさらに皮膚に有効な製剤を得
るために鋭意検討した。
【0004】
【発明が解決するための手段】本発明者は鋭意検討して
結果、ムースにコレステリック液晶に加えて、N−ラウ
ロイル−L−グルタミン酸ジエステルを配合することに
よってさらに保湿性が高まりムースとしての有効性を増
すことを見出した。これはコレステリック液晶を含むム
ースの利用の拡大になる。
【0005】コレステリック液晶を構成する成分に特に
限定なく、コレステロール、コレスタノール、フィトス
テロール等の脂肪酸エステルを利用できる。例示すれ
ば、コレステロール酢酸エステル、コレステロールプロ
ピオン酸エステル、コレステロール酪酸エステル、コレ
ステロールヘキサン酸エステル、コレステロールオクタ
ン酸エステル、コレステロールノナン酸エステル、コレ
ステロールラウリル酸エステル、コレステロールデカン
酸エステル、コレステロールミリスチン酸エステル、コ
レステロールパルミチン酸エステル、コレステロールス
テアリン酸エステル、コレステロールイソステアリン酸
エステル、コレステロールオレイン酸エステル、コレス
タノール酢酸エステル、コレスタノールプロピオン酸エ
ステル、コレスタノール酪酸エステル、コレスタノール
ヘキサン酸エステル、コレスタノールオクタン酸エステ
ル、コレスタノールノナン酸エステル、コレスタノール
ラウリル酸エステル、コレスタノールデカン酸エステ
ル、コレスタノールミリスチン酸エステル、コレスタノ
ールパルミチン酸エステル、コレスタノールステアリン
酸エステル、コレスタノールイソステアリン酸エステ
ル、コレスタノールオレイン酸エステル、フィトステロ
ール酢酸エステル、フィトステロールプロピオン酸エス
テル、フィトステロール酪酸エステル、フィトステロー
ルヘキサン酸エステル、フィトステロールオクタン酸エ
ステル、フィトステロールノナン酸エステル、フィトス
テロールラウリル酸エステル、フィトステロールデカン
酸エステル、フィトステロールミリスチン酸エステル、
フィトステロールパルミチン酸エステル、フィトステロ
ールステアリン酸エステル、フィトステロールイソステ
アリン酸エステル、フィトステロールオレイン酸エステ
ル等が利用できる。また、コレステロールクロライド、
コレステロールブロマイド等のコレステロールハロゲン
化物、コレスタノールクロライド、コレスタノールブロ
マイド等のコレスタノールハロゲン化物、ばシトステロ
ールクロライド、シトステロールブロマイド、カンペス
テロールクロライド、カンペステロールブロマイド等の
植物ステロールハロゲン化物なども利用することができ
る。
【0006】以上より希望する発色や粘度を考慮して原
料の種類と量を選択する。これにN−ラウロイル−L−
グルタミン酸ジエステルを配合する。結合させるアルコ
ールは炭素数が少ないと皮膚トラブルの発生が考えられ
るので、炭素数16以上が好ましい。例示すれば、セチ
ルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリル
アルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、オクチルドデカノール、イソステアリルアルコー
ル、ホホバアルコール、デシルテトラデカノール等の高
級アルコール、コレステロール、ジヒドロコレステロー
ル、フィトステロール等のステロール類を単独或いは混
合して用いる。実際に多くのN−ラウロイル−L−グル
タミン酸ジエステルが市販されているのでこれを用いれ
ばよい。例示すれば、味の素のエルデュウCL−20
2、CL−301、PS−203等がある。これらを利
用すればよい。
【0007】また、これ以外にビタミンEやビタミン
A、油溶性ビタミンC誘導体などの有効成分やスクワレ
ン、ホホバ油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、
オリーブ油、ナタネ油、月見草油、ヒマシ油、ヒマワリ
油、カカオ脂、ヤシ油、スクワラン、牛脂、モクロウ、
ミツロウ、キャンデリラロウ、鯨ロウ、シリコン油、流
動パラフィン、セレシン、ワセリン等の油分、ステアリ
ルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコー
ル等の高級アルコール、ステアリン酸、ベヘニール酸、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、リノール
酸、リノレン酸等の高級脂肪酸等を官能調整などの目的
で配合することができる。しかし、塗布したときに液晶
構造を保つ程度に配合量を制限した方がこの製剤の利点
は多くなることは当然である。泡の質を変化させるため
に界面活性剤を用いることも可能である。しかし、本発
明の主旨から考えると、配合量を多くすることは疑問で
ある。
【0008】これをノズルがついた密閉できる容器に入
れ、ガスを充填する。ガスは、LPGやDMEガス、ブ
タン、プロパン、イソブタン、ジメチルエーテル、炭酸
ガス、窒素ガスなどが単独或いは2種以上の混合して利
用できるが本発明者らが実験したところ、LPGガスが
もっとも本発明に適しており、LPGガス単独か、LP
Gガスを主に用いるとよいことが判った。また、LPG
ガス等はコレステリック液晶を溶解するので、相溶性の
ガスを用いると、使用時に振って混合する必要がなくな
りこれもまた、本発明の利点の1つとなる。これを全体
の配合量の5〜25%(重量%)、好ましくは7〜20
%配合する。製品圧力は3kg/cm以下が好まし
い。ガスの圧や量は高いと霧状に噴霧され、本発明の主
旨より逸脱するので、配合した成分なども勘案し調整す
る必要がある。
【0009】以下に実施例を記載するが当然これに限定
されるものではない。
【0010】実施例1 コレスタノールオレイン酸エステルを50g、コレステ
ロールノナン酸エステルを50g、フィトステロール酪
酸エステルを30g、コレステロール酪酸エステルを3
0g、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステ
リル・ベヘニル・オクチルドデシル)(味の素社製エル
デュウCL−301)を1.0gをスプレー付容器に入
れ、LPGガスを3kg/cmまで充填後密封した。
【0011】実施例2 コレステロールプロピオン酸エステルを50g、コレス
テロールノナン酸エステルを50g、コレスタノールデ
カン酸エステルを30g、コレステロール酪酸エステル
を30g、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレ
ステリル・オクチルドデシル)(味の素社製エルデュウ
CL−202)を2.0g、ビタミンEを0.5gをス
プレー付容器に入れ、LPGガスを3kg/cmまで
充填後密封した。
【0012】実施例3 コレステロールプロピオン酸エステルを50g、フィト
ステロールオクタン酸エステルを50g、コレスタノー
ルパルミチン酸エステルを30g、ステロール酢酸エス
テルを10g、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ
(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)(味の
素社製エルデュウCL−301)を1.0g、N−ラウ
ロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチル
ドデシル)(味の素社製エルデュウCL−202)を
1.0g、ビタミンEを0.5gをスプレー付容器に入
れ、LPGガスを3kg/cmまで充填後密封した。
【0013】自覚的評価 以下の基準で、しっとり感、肌のはりについて聞き取り
した。方法は女性10名に対して実施し、ランダムに左
右の顔面を実施例、比較例を使用してもらい(実施例1
と比較例1、実施例2と比較例2、実施例3と比較例3
と3回、間を空けて実施した)以下の基準で評価したも
のを平均したものを表1に示す。比較例は各々の実施例
よりN−ラウロイル−L−グルタミン酸ジエステルを除
いて作成したものである。(なお、試験期間中に皮膚の
異常を訴えた人はいなかった) 比較例に比較して非常によい 3 比較例に比較してによい 2 比較例に比較してややよい 1 比較例と変化なし 0 比較例に比較して悪い −1 比較例に比較してに悪い −2 比較例に比較して非常に悪い −3
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】実施例を使用すると、衣服などに付着せ
ず、必要な部位に必要な量を塗布でき、さらに白色の泡
状より、塗布することによって発色し、外観的美観をも
備えた製剤であることが明白である。さらにN−ラウロ
イル−L−グルタミン酸ジエステルを配合したムース使
用するとしっとり感や肌のはりが改善した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コレステリック液晶とN−ラウロイル−
    L−グルタミン酸ジエステルを配合したムース
JP2000399339A 2000-11-24 2000-11-24 ムース Pending JP2002161021A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008174634A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Chisso Corp コレステリック液晶組成物
FR3094213A1 (fr) * 2019-03-29 2020-10-02 Ajinomoto Co., Inc. Composition huileuse et cosmétique la contenant

Cited By (3)

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