JP2002159586A - スプリンクラーヘッド - Google Patents

スプリンクラーヘッド

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JP2002159586A
JP2002159586A JP2000357020A JP2000357020A JP2002159586A JP 2002159586 A JP2002159586 A JP 2002159586A JP 2000357020 A JP2000357020 A JP 2000357020A JP 2000357020 A JP2000357020 A JP 2000357020A JP 2002159586 A JP2002159586 A JP 2002159586A
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JP
Japan
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sprinkler head
cylinder
lever
melting point
transmitting means
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JP2000357020A
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English (en)
Inventor
Fukuji Obara
福二 小原
Yasuaki Koiwa
康明 小岩
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Senju Sprinkler Co Ltd
Original Assignee
Senju Sprinkler Co Ltd
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】耐衝撃性を向上させたスプリンクラーヘッドを
提供する。 【解決手段】感熱分解部は中空円筒形状のシリンダー1
と該シリンダーの内径よりも僅かに小径の外径を有する
円筒形状のピストン3と、該ピストンとシリンダー間に
挿入された低融点合金2と、該シリンダーフランジ部4
2に放射状に複数個設置された棒状形状のてこ材73
と、側面を複数個の溝を有する中空円筒形状の荷重伝達
手段71を含む。てこ材と荷重伝達手段の間にガイド材
72を設置しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消火用のスプリン
クラーヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】消火用のスプリンクラーヘッドは、火災
の熱で感熱分解部に設置された低融点合金が溶融するこ
とにより感熱分解部分のバランスが崩れて感熱分解部が
分解し、該感熱分解部で保持していた弁体をノズルから
外してノズルを開放することにより水を噴出させて消火
を行なうものである。従って、スプリンクラーヘッドで
は感熱分解部分は火災の熱に触れやすいように下方、即
ち火災発生箇所の床面に近い最下端に設置されている。
【0003】消火用スプリンクラーヘッドのうち美観に
優れたものとしてフラッシュ型スプリンクラーヘッド
は、別名埋め込み型スプリンクラーとも称され、スプリ
ンクラーヘッドの殆どの部分を天井内に埋め込んで取り
付けられるものがあり、その他フレームヨークアーム
型、マルチ型などのスプリンクラーヘッドがある。
【0004】低融点合金を用いたスプリンクラーヘッド
の感熱分解部には、弁体とノズルの接触面の止水性を確
実にするために高い組立荷重をかけ、低融点合金にかか
る該組立て荷重をてこの原理を用いて低減させる、所謂
レバーリンク方式と、止水部にOリングなどの高密封性
を持つ弾性シート材を設置し、組立荷重そのものを低減
させることにより、低融点合金にかかる荷重を低減し、
さらに皿バネ、板バネなどの弾性反発体やボールなどの
係止材を用いて組立荷重を高くしても、低融点合金にか
かる荷重を低減できる方式のものが用いられている。
【0005】前者レバーリンク方式のスプリンクラーヘ
ッドは、特公58-36985などで明らかなように有底中空円
筒形状のシリンダーと、シリンダー内径より略小径の外
形を有する円筒形状のピストンとシリンダーの中に挿入
された低融点合金とシリンダー及びピストンを押圧保持
する板状の構成部品によって感熱分解部が構成され、こ
れに組立時の荷重を均等に感熱分解部に伝える荷重伝達
手段と該荷重伝達手段に押圧された弁体と弁体とノズル
の下端部間に設置された薄肉軟金属で形成された薄肉止
水材とでノズルの下端開口部を閉止し、フレーム下端の
内方フランジ部に感熱分解部を係止し、フレーム上部お
よびノズル本体下端内側に螺設されたネジ部でもって、
回動螺合することで感熱分解部で弁体を押圧し止水部に
組立荷重を負荷することで、止水保持するものである。
【0006】また後者は、特開10-71215などで明らかな
ようにやはりシリンダー、ピストン、低融点合金からな
る感熱体と、感熱体を押圧支持するための押え片と板バ
ネからなる感熱分解部とノズルの開口部を閉止する弁体
からなり、ノズル内部に弁体とノズルを止水する目的で
設置された弾性シート材を含んだスプリンクラーヘッド
であり、止水部に弾性シート材を用いることで組立荷重
を低減させたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、高層階で低天井
となった建物では、スプリンクラーヘッドを取り付けた
部屋の中を長いものをもって歩いたり、子供が玩具を投
げて遊んでいたりすると長いものや玩具がスプリンクラ
ーヘッドの感熱分解部分に当たるという外的衝撃に遭遇
して感熱分解部分を破壊させたり変形させたりする問題
がある。感熱分解部分が破壊するとノズルを閉塞してい
る弁体が完全に外れて水を噴射させるという暴発事故に
なるし、また感熱分解部分が破壊しないまでも構成部品
が変形やずれを起こすと弁体の密封度が悪くなって漏水
を起こすようになってしまう。
【0008】しかるに従来のレバーリンク方式では、弁
座が弁体を押圧し、弁体を保持するものが二本のアーム
であるため、日本のアームに均等に力がかかっていない
と、弁座を均一に押圧圧することが出来なくなる。従っ
て、少しでも外的衝撃を受けると一方のアームが変形し
たり、押圧力が均一とならなくなったりして、弁体が弁
座を押圧するバランスが崩れて漏水を起こしてしまう原
因となる。
【0009】また、シート材を用いる場合は腐食雰囲気
にさらされた際に、ゴムシート材がガム状にノズル内部
に固着し、感熱体解部が落下しても、ノズルが閉止され
スプリンクラーヘッドが作動できないといった問題が生
じている。
【0010】ところで、上記の問題では、後者の問題が
深刻であるため、スプリンクラーヘッドとしてはレバー
リンク方式をとるのが望ましい。よって、本発明では耐
衝撃性を向上させたスプリンクラーヘッドを提案するこ
とを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】本発明の発明者は、耐衝撃性を高めるため
に板状のレバーを設置し、放射状に複数個配置して感熱
体を押圧することで本発明を完成させた。
【0012】本発明は平常時、押圧支持されることでノ
ズルを閉塞保持し、低融点で溶融し、分解する感熱分解
部を有するいわゆる圧縮型スプリンクラーヘッドにおい
て、該感熱分解部は中空円筒形状のシリンダーと該シリ
ンダーの内径よりも僅かに小径の外径を有する円筒形状
のピストンと、該ピストンとシリンダー間に挿入された
低融点合金と、該シリンダーフランジ部に放射状に複数
個設置された棒状形状のてこ材と、側面を複数個の溝を
有する中空円筒形状の荷重伝達手段を有することを特徴
としたスプリンクラーヘッドである。
【0013】板状のレバーを複数個放射状に設置するこ
とで、レバーが係合位置からずれることが無く、感熱体
とレバーの間の荷重状態が変わることがなく、耐衝撃性
に優れたスプリンクラーヘッドを提供することが出来
る。
【0014】また、板状のレバーを用いることで、従来
と同様にてこの原理により、感熱体にかかる荷重を低減
することができるので、高い組み立て荷重をかけること
ができる。
【実施の形態】
【0015】以下に本発明の実施の形態について説明し
ていく。本発明のスプリンクラーヘッドにおいては荷重
伝達手段と、てこ材の間にガイド材を設置してもよい。
【0016】ガイド材とは、荷重伝達手段の内径よりも
僅かに小径であり、側面にてこ材を係止するための放射
状の複数の溝を有した円筒形状の部品で、樹脂などの成
形性が容易な材料で形成されている。
【0017】ガイド材を設けることにより、組立作業性
を向上、外力が作用した場合のてこ材の移動を防止する
ことが出来る。従って、必要最小限まで荷重伝達手段の
肉厚を薄くすることができ、荷重伝達手段の加工性が向
上する。
【0018】また、ガイド材を樹脂などで成形すること
で、ガイド機能を有する荷重伝達手段を用いるよりも、
安価に荷重伝達、ガイド機能を得ることが出来る。
【0019】本発明のスプリンクラーヘッドに用いるて
こ材は2個〜8個でよい。てこ材を放射状に複数設置す
ることにより、耐衝撃性が向上する。最小の二個であれ
ば、従来のスプリンクラーヘッドと同じく両端支持とな
る。てこ材は多数設けても良いが、てこ材の数を増やす
ことは部品点数の増加や、感熱分解部がフレームに引っ
かかって作動しない、いわゆるロッジメントの危険性を
生じるので、最大で8個程度とした。
【0020】
【実施例】以下に、図を用いて本発明の実施例を示す。
図1は本発明のスプリンクラーヘッドの平時の正面断面
図、図2は本発明のスプリンクラーヘッドの作動時の正
面断面図、図3は本発明のスプリンクラーヘッドの構成
部品の斜視図を示す。
【0021】図1のスプリンクラーヘッドは、本体2
0、弁体30、フレーム40、デフレクター50と、感
熱部60、押さえ片70からなる感熱分解部80を含ん
で構成されている。
【0022】本体20は、中央にノズル21が穿設され
ており、ノズルの下方は弁座22となっている。また本
体20の外部には図示しない配管に取付けるための牡ネ
ジ23が螺設されており、牡ネジ23の下部にはスプリ
ンクラーヘッドを配管に取付けるときに工具を係合する
ための係合突起24が形成され、さらに該係合突起の下
部にはフレーム40と螺合する牡ネジ25が螺設されて
いる。
【0023】弁体30は、上面が円柱状で、下部がフラ
ンジ31となっており、底面中央には球状突起33が形
成されている。弁体の上部には銅などの薄肉軟金属で形
成された止水材32が設置されている。
【0024】フレーム40は円筒形であり、内側上部に
前述本体の牡ネジ25と螺合する牝ネジ41が螺設さ
れ、又内側下部には内側フランジ42が形成されてい
る。
【0025】デフレクター50は、多数の羽根を有する
円盤状であり、上方に伸びた複数の吊設脚51が設置さ
れている。該吊設脚の上部はワッシャー状のリング52
に固定されており、該リングの上にはつる巻きバネ53
が圧縮した状態で設置されている。リング52はフレー
ム40の内径よりも僅かに小径であり、フレーム40の
内側フランジ42よりも大径となっている。デフレクタ
ー50の中心には孔が穿設され、該孔には前述弁体の球
状突起32が係合されていて、デフレクター50と弁体
30とは一体となっている。
【0026】感熱部60は、シリンダー1、低融点合金
2、ピストンであるプランジャー3から構成されてい
る。シリンダー1は有底筒状であり、この中に低融点合
金2を作動時に必要な量を充填した後、低融点合金と共
にシリンダー1の中央にプランジャー3の軸部11より
僅かに大径の孔を穿設する。プランジャー3はシリンダ
ー1の内径よりも小径の円盤部10と軸部11から成
り、軸部11は円盤部10の中央に穿設され、その先端
に牡ネジ12が螺設されている。プランジャー3の軸部
11を前述シリンダーと低融点合金の孔に挿通させ、牡
ネジ12を後述サドル71の牝ネジ74と螺合する。
【0027】押さえ片70は、荷重伝達手段であるサド
ル71、ガイド材であるサポートリング72、てこ材で
あるレバー73から構成されている。円形のサドル71
はフレーム40の内側フランジ42より内径より僅かに
小径であり、サポートリング72はサドルの内径より僅
かに小径となっている。
【0028】サドル71は有底円筒形状でレバー73を
係止するための溝が側面に設けられており、またプラン
ジャー3の牡ネジ12を螺合するための牝ネジ74が中
央に螺設されており、組み立て荷重を均等にレバーに伝
えるためにステンレス、銅合金などの金属部品で形成さ
れている。
【0029】サポートリング72はサドル71の内径よ
りもすこし小径の円筒形状であり、レバーをガイドする
ための溝が放射状に設けられており、サポートリング7
2の中央にはシリンダーの上部円筒部を容易に挿通する
ことの出来る孔が穿設されている。サポートリングはレ
バーをガイドするものであるので、加工が容易な樹脂な
どで形成されている。
【0030】レバー73は二個以上の複数の板状片、こ
こでは6個の板状片から構成されており、サドル71お
よびフレーム40からの組み立て荷重を受けて、シリン
ダー1のフランジ部1aを下方に押し下げる働きをする
ものである。通常時は、シリンダーのフランジ部1aと
フレームの内側フランジ部42に、サドル71、および
サポートリング72に設置された溝を介して係合されて
いる。
【0031】サドル71の内側にサポートリング72を
挿入し、レバー73をサポートリング72、およびサド
ル71の溝に挿入し、サポートリング72の中央に設け
られた孔にシリンダー1の上部円筒部1bを挿入し、レ
バー73とシリンダーのフランジ1a部が接触する。さ
らにシリンダー1に穿設された孔にプランジャー3を挿
入しプランジャーの牡ネジ12とサドルの牝ネジ74と
螺合することにより、押さえ片70、および感熱部60
よりなる感熱分解部80が構成される。
【0032】レバー73の係合片の先端は図1に示すよ
うにサドル71の周囲から突出した状態となり、この突
出した係合片がスプリンクラーヘッドの係合部であるフ
レーム40の内側フランジ42に係合する。レバー73
がフレームに係合されることにより、弁体30、デフレ
クター50を感熱分解部80により係止し、組み立て荷
重をかけることで、ノズル21を閉塞する。
【0033】レバー73の係止位置はサポートリング7
2の溝により拘束されているため、外部から衝撃が加わ
ったとしても該サポートリング72の溝が変形しない限
りは通常の係止位置からずれることは無い。また、複数
のレバー73により感熱分解部80とフレーム40を係
合しているため、従来のスプリンクラーヘッドに比べ外
的衝撃により感熱部が変形することが少ない。
【0034】続いて本発明のスプリンクラーヘッドの作
動状態を図2を用いて説明する。火災の熱により低融点
合金2が溶融し、プランジャーの円盤部10とシリンダ
ーの内側の隙間から流出する。するとシリンダーの係合
部がレバーにより下方に押し下げられ、シリンダーの係
合部とレバーが分離し、レバーが下方に脱落することで
感熱分解部80の係合が解除され、分解部が下方に落下
する。感熱分解部80の落下と同時にデフレクター及び
デフレクターと一体となった弁体30も落下してきてノ
ズルが開き、図示しない配管より送られてきた消火液が
放出され、デフレクター50に当たって床面に均一に散
布されて消火が行なわれる。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のスプ
リンクラーヘッドは多数の係合片がスプリンクラーヘッ
ドの係合部に係合しているため、外的衝撃に対して優れ
た耐久性を有しており、しかも係合片とフレームの支点
をかえることにより、低融点合金にかかる力を小さくす
ることができるという高信頼性、高耐衝撃性をもつとい
う特徴を持ったスプリンクラーヘッドである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 平時における本発明のスプリンクラーヘッド
の正面断面図
【図2】 作動時における本発明のスプリンクラーヘッ
ドの正面断面図
【図3】 本発明のスプリンクラーヘッドの構成部品の
斜視図
【図4】 本発明のスプリンクラーヘッドにおけるサド
ルおよびサポートリングの下方斜視図
【符号の説明】
1 シリンダー 2 低融点合金 3 プランジャー 20 本体 30 弁体 40 フレーム 50 デフレクター 60 感熱部 70 押さえ片 80 感熱分解部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平常時、押圧支持されることでノズルを閉
    塞保持し、低融点で溶融し、分解する感熱分解部を有す
    るいわゆる圧縮型消火用スプリンクラーヘッドにおい
    て、該感熱分解部は中空円筒形状のシリンダーと該シリ
    ンダーの内径よりも僅かに小径の外径を有する円柱形状
    のピストンと、該ピストンとシリンダー間に挿入された
    低融点合金と、該シリンダー上面に同心円状に複数個設
    置された板状形状のてこ材と、組み立て荷重を均等に伝
    播させるための荷重伝達手段を有することを特徴とした
    スプリンクラーヘッド。
  2. 【請求項2】前記スプリンクラーヘッドにおいて、感熱
    分解部のてこ材と荷重伝達手段の間にガイド材を設置し
    た請求項1記載のスプリンクラーヘッド。
  3. 【請求項3】前記複数個とは2〜8個である請求項1記
    載のスプリンクラーヘッド
JP2000357020A 2000-11-24 2000-11-24 スプリンクラーヘッド Pending JP2002159586A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006181077A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Isuzu:Kk スプリンクラーヘッド
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KR200476337Y1 (ko) 2013-07-19 2015-02-16 천성철 샌드위치판넬 내부 화재진압용 스프링쿨러

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