JP2002159237A - 折畳式ペットキャリーボックス - Google Patents

折畳式ペットキャリーボックス

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JP2002159237A
JP2002159237A JP2000360376A JP2000360376A JP2002159237A JP 2002159237 A JP2002159237 A JP 2002159237A JP 2000360376 A JP2000360376 A JP 2000360376A JP 2000360376 A JP2000360376 A JP 2000360376A JP 2002159237 A JP2002159237 A JP 2002159237A
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JP
Japan
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ceiling
door
floor
opening
foldable pet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000360376A
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English (en)
Inventor
Kohei Sato
耕平 佐藤
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Iris Ohyama Inc
Original Assignee
Iris Ohyama Inc
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Publication date
Application filed by Iris Ohyama Inc filed Critical Iris Ohyama Inc
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、誰もが簡単に組み立てたり折り畳
むことができ、しかも、組立時の堅牢性を充分に備える
一方、折り畳んだ際には全体が非常にコンパクトにな
り、収納し易く、持ち運びも容易な折畳式ペットキャリ
ーボックスを提供する。 【解決手段】 天井部2と床部3とを、折曲部4Cを介
して内向きに折り畳み可能な一対の側壁部4により連結
した折畳式ペットキャリーボックス1であって、天井部
2は、一方の開口部を閉止する扉5を備え、床部3は、
他方の開口部を閉止する扉6を備え、夫々の開口部と扉
5,6を係着固定する係合手段Rを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ポメラニ
アン・コーギー・ビーグル・柴犬・シェルティ等の小型
・中型のペット犬、また、猫・ハムスター・ウサギ等の
小動物を入れて運搬するための折畳式ペットキャリーボ
ックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、犬・猫等の動物を入れて運搬
するペットキャリーボックスとして、種々のものが提案
されている。このペットキャリーボックスには、全体を
構成する部材毎に折り畳みできるものと、折り畳みでき
ないものとがある。
【0003】折り畳みできないタイプとしては、例え
ば、金属線材を格子状に組んだ部材によりボックスの天
井と周壁を構成し、これを所定の床部に連結固定したも
の等がある。
【0004】一方、折り畳みできるタイプとしては、例
えば、金属線材を格子状に組んだ部材を5枚(天井1枚
・周壁4枚)用意し、この部材を連結してボックスの天
井と周壁を構成し、これを所定の床部に設置するもの等
がある。また、周壁を構成する4枚の部材が床部に連結
されており、ボックスを使用しないときは、夫々の部材
を床部上に傾倒できるもの等もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
折り畳みできないタイプのペットキャリーボックスは、
使用していないときも完成したままの幅・高さを有する
立体形状が保持されるため、嵩張ってしまい、広い設置
スペース・収納スペースが必要であった。また、全体が
嵩張るため、使用していないときの持ち運びも非常に不
便であった。
【0006】一方、折り畳みできるタイプのペットキャ
リーボックスは、使用する際に各部材を工具等を用いて
連結しなければならないため、その組み立て作業が非常
に面倒であった。また、組み立ての際に、周壁を構成す
る部材が不用意に床部側に傾倒したり、天井部が落下し
てしまう虞れがあった。
【0007】さらに、ボックス内に動物を入れて使用し
ている最中に、ボックスに衝撃が加えられたり、動物が
暴れたりすると、連結している各部材が外れてしまい、
動物が逃げ出してしまう虞れがあった。
【0008】そこで本発明は、叙上のような従来存した
問題点に鑑み創案されたもので、誰もが簡単に組み立て
たり折り畳むことができ、しかも、組立時の堅牢性を充
分に備える一方、折り畳んだ際には全体が非常にコンパ
クトになり、収納し易く、持ち運びも容易な折畳式ペッ
トキャリーボックスを提供することを目的としたもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にあっ
ては、天井部と床部とを、折曲部を介して内向きに折り
畳み可能な一対の側壁部により連結した折畳式ペットキ
ャリーボックスであって、天井部は、開口部を閉止する
少なくとも1枚の扉を備え、開口部と扉を係着固定する
係合手段を設けたことで、上述した課題を解決した。
【0010】また、天井部と床部とを、折曲部を介して
内向きに折り畳み可能な一対の側壁部により連結した折
畳式ペットキャリーボックスであって、天井部は、一方
の開口部を閉止する扉を備え、床部は、他方の開口部を
閉止する扉を備え、夫々の開口部と扉を係着固定する係
合手段を設けたことで、同じく上述した課題を解決し
た。
【0011】さらに、天井部と床部とを、折曲部を介し
て内向きに折り畳み可能な一対の側壁部により連結した
折畳式ペットキャリーボックスであって、天井部は、両
開口部を閉止する2枚の扉を備え、夫々の開口部と扉を
係着固定する係合手段を設けたことで、同じく上述した
課題を解決した。
【0012】また、天井部と床部とを、折曲部を介して
内向きに折り畳み可能な一対の側壁部により連結した折
畳式ペットキャリーボックスであって、床部は、両開口
部を閉止する2枚の扉を備え、夫々の開口部と扉を係着
固定する係合手段を設けたことで、同じく上述した課題
を解決した。
【0013】加えて、天井部と床部とを、折曲部を介し
て内向きに折り畳み可能な一対の側壁部により連結した
折畳式ペットキャリーボックスであって、天井部は、天
井部の下面側から鉛直下向きに揺動して開口部を閉止す
る少なくとも1枚の扉を備え、開口部と扉を係着固定す
る係合手段を設けたことで、同じく上述した課題を解決
した。
【0014】また、天井部と床部とを、折曲部を介して
内向きに折り畳み可能な一対の側壁部により連結した折
畳式ペットキャリーボックスであって、天井部は、天井
部の下面側から鉛直下向きに揺動して一方の開口部を閉
止する扉を備え、床部は、床部の上面側から鉛直上向き
に揺動して他方の開口部を閉止する扉を備え、夫々の開
口部と扉を係着固定する係合手段を設けたことで、同じ
く上述した課題を解決した。
【0015】この他、天井部と床部とを、折曲部を介し
て内向きに折り畳み可能な一対の側壁部により連結した
折畳式ペットキャリーボックスであって、天井部は、天
井部の下面側から鉛直下向きに揺動して両開口部を閉止
する2枚の扉を備え、夫々の開口部と扉を係着固定する
係合手段を設けたことで、同じく上述した課題を解決し
た。
【0016】また、天井部と床部とを、折曲部を介して
内向きに折り畳み可能な一対の側壁部により連結した折
畳式ペットキャリーボックスであって、床部は、床部の
上面側から鉛直上向きに揺動して両開口部を閉止する2
枚の扉を備え、夫々の開口部と扉を係着固定する係合手
段を設けたことで、同じく上述した課題を解決した。
【0017】さらに、係合手段は、扉の縁部に設けた係
止片部と、開口部に設けた被係止片部とから成ること
で、同じく上述した課題を解決した。
【0018】また、係合手段を複数設けたことで、同じ
く上述した課題を解決した。
【0019】本発明に係る折畳式ペットキャリーボック
スにおいては、天井部を持ち上げて床部と天井部を離す
ことにより、内向きに折り畳まれている側壁部が、自然
に直線状に立ち上がる。
【0020】そして、ボックスの前後に位置する夫々の
開口部は、天井部または床部に取り付けた扉により閉塞
する。この扉が天井部に取り付けられているときは、天
井部を持ち上げた状態で、天井部の下面側から鉛直下向
きに扉を揺動させ、開口部を閉塞する。また、扉が床部
に取り付けられているときは、天井部を持ち上げた状態
で、床部の上面側から鉛直上向きに扉を揺動させ、開口
部を閉塞する。
【0021】さらに、扉の端部に設けた係止片部と、開
口部に設けた被係止片部とから成る係合手段により、扉
と開口部が確実に係着固定されるため、開口部から扉が
外れるような事態を回避して、ボックスを組み上げた際
の堅牢性を充分に確保している。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。本発明に係る折畳式ペットキャ
リーボックス1は、図1乃至図3に示すように、吊り下
げ用のハンドルGを備えた略矩形皿状の天井部2と、天
井部2と同様の略矩形皿状の床部3と、天井部2と床部
3とを連結する一対の側壁部4とから構成されている。
そして、天井部2と床部3と側壁部4とで、全体が所定
の筒状に形成され、その前後に位置する開口部を、2枚
の扉5,6により閉塞するものである。また、天井部2
と床部3は、互いにその開口部が向き合うように配置さ
れている。
【0023】天井部2と床部3を連結する側壁部4は、
図2,図4に示すように、折曲部4Cを介して内向きに
折り畳まれる上方の側壁板4Aと下方の側壁板とから成
る。そして、図6,図7に示すように、左右に対向する
ように配置した上方の側壁板4A夫々の上端部を、天井
部2の左右縁部の下面に、例えば筒孔部に連結棒材を挿
入したヒンジ構造の折曲部8を介して連結している。そ
のため、上方の側壁板4Aは、図8に示す鉛直下向きか
ら、図6に示す天井部2の下面に重なり合う範囲内にお
いて自在に揺動する。
【0024】同様に、図6,図7に示すように、左右に
対向するように配置した下方の側壁板4B夫々の下端部
を、床部3の左右縁部の上面に、例えば筒孔部に連結棒
材を挿入したヒンジ構造の折曲部8を介して連結してい
る。そのため、下側の側壁板4Bは、図8に示す鉛直上
向きから、図6に示す床部3の上面に重なり合う範囲内
において自在に揺動する。
【0025】この様にして、天井部2,床部3に取り付
けられた上方の側壁板4Aと下方の側壁板4Bを、図7
に示すように、例えば筒孔部に連結棒材を挿入したヒン
ジ構造の折曲部4Cを介して連結している。そのため、
上方の側壁板4Aと下方の側壁板4Bは、直線状に立ち
上がった状態(図8参照)からボックスの内側へ折り畳
まれて(図7参照)、両側壁板4A,4Bが重なる(図
6参照)範囲内において自在に揺動するものである。
【0026】また、図7,8図に示すように、側壁部4
は、折曲部4Cを介して上方に位置する側壁板4Aと下
方に位置する側壁板4Bとから成り、外向きの折曲を阻
止するため、上下両側壁板4A,4Bが当接する部分に
おいて、その両側に内向きの当接片31を設け、上下両
側壁板4A,4Bを、内向きの略コ字形に形成してい
る。そして、コ字形角部近傍に折曲部4Cを配してい
る。すなわち、ボックスの折り畳みの際、あるいはペッ
トを収容して運搬使用の際に、折曲部4Cを介して上下
の側壁板4A,4Bが外向きに折曲される事態を防止す
るため、上下両側壁板4A,4Bが当接する部分におい
て、その両側に内向きの当接片31を設けたのである。
そして、当接片31を折曲延設した角部近傍に折曲部4
Cを配し、折曲部4Cよりも内側の位置で互いの当接片
31が当接する状態としている。
【0027】尚、図7に示すように、一方(左方)の側
壁部4では折曲部4Cの下方で当接片31が互いに当接
し、他方(右方)の側壁部4では折曲部4Cの上方で当
接片31が互いに当接するようにし、折り畳み時の干渉
防止と全体のバランスを保持している。また、当接片3
1を2個設けて上下両側壁板4A,4Bが当接する部分
を内向きの略コ字形にする他、当接片31を1個設け
て、上下両側壁板4A,4Bが当接する部分を略L字形
に折曲延設してもよい。
【0028】天井部2と床部3と側壁部4とで構成され
る折畳式ペットキャリーボックス1の開口部は、図3,
図4に示すように、扉5,6により夫々閉塞される。一
方の扉5は、図7,図12に示すように、天井部2の開
口縁部に、ヒンジ部7を介してケージ状の扉5の上端が
連結されている。そのため、扉5は、図3に示すよう
に、天井部2の下面側の退避収納位置から鉛直下向きに
揺動し、一方の開口部を閉塞するのである。そして、開
口部を閉塞した状態において、扉5の下端を床部3に固
定するため、扉5の下端側に、圧縮解放式ロック機構L
を設けている。この圧縮解放式ロック機構Lは、扉5の
横方向へ伸縮可能なシャフト11を備え、このシャフト
11の両端を、床部3の上面側における左右両端に対向
するように形成したリブ部分に係架保持させて、扉5を
固定するものである。
【0029】他方の扉6は、図3,図9に示すように、
床部3の開口縁部に、ヒンジ部7を介してケージ状の扉
6の下端が連結されている。そのため、扉6は、図2,
図3に示すように、床部3の上面側の退避収納位置から
鉛直上向きに揺動し、その開口部を閉塞するのである。
そして、開口部を閉塞した状態において、扉6の上端を
天井部2に固定するため、図4,図10に示すように、
扉6の上端側に、圧縮解放式ロック機構Lを設けてい
る。この圧縮解放式ロック機構Lも、図9,図10に示
すように、扉6の横方向へ伸縮可能なシャフト11を備
え、このシャフト11の両端を、天井部2の下面側にお
ける左右両端に対向するように形成したリブ部分に係架
保持させて、扉6を固定するものである。
【0030】また、扉6は、開口部を閉塞した状態にお
いて、ペットの出入りを可能にするために、図10に示
すように、開閉自在な内扉13を備えている。この内扉
13は、その一側部が扉6に回動可能に取り付けられて
おり、内扉13の縦方向へ伸縮可能なシャフトを備えた
圧縮解放式ロック機構Lを設けている。
【0031】尚、図に示す折畳式ペットキャリーボック
ス1は、天井部2に鉛直下向きに揺動する扉5を取り付
け、床部3に鉛直上向きに揺動する扉6を取り付けてい
るが、これに限定されることはない。例えば、開口部を
閉塞する2枚の扉5,6を、いずれも天井部2に取り付
けてもよい。また、2枚の扉5,6を、いずれも床部3
に取り付けてもよい。
【0032】この他、本発明に係る折畳式ペットキャリ
ーボックスは、側壁板4A,4Bの内向きの折り畳みに
よって重なり合った天井部2と床部3の縁部同士を連結
するため、図1,図5に示すように、バックル構造の連
結手段21を備えている。この連結手段21は、天井部
2の両長手方向中央部に形成した引き上げ、押し下げ可
能なバックル22と、このバックル22を係合させるよ
う、床部3の両長手方向中央部に設けた係架部23とに
より構成されている。
【0033】また、図9に示すように、上下両側壁板4
A,4Bを直線状態となるように組み上げた際に、バッ
クル22を押し倒して係架状に収納するために、上方に
位置する側壁板4Aの上端部に、フック構造の収納凹部
41を備えている。さらに、天井部2を持ち上げて内向
きに折り畳まれた一対の側壁板4A,4Bを直線状態に
した際、バックル22のがたつきを防止する止め片を設
けておくと好ましいものとなる。
【0034】加えて、図12に示すように、床部3下面
の四隅に嵌込孔を設け、この嵌込孔にディスク状のゴム
脚部51を取り付けている。また、このゴム脚部51の
代わりに、図10に示すように、キャスター52を取り
付けてもよい。
【0035】折畳式ペットキャリーボックス1を構成す
る部材の具体的な材質は、例えば、PP,ABS等の軽
量且つ頑丈な合成樹脂製材を用いる。線材は、主として
鉄製のものを使用する。ボックス全体の耐荷重として
は、例えば、コーギー・ビーグル・柴犬・シェルティ等
の20kg未満の中型犬までを対応可能なものとしてい
る。また、ボックスの具体的なサイズとしては、例え
ば、組立時の外寸が幅40.3×奥行68.6×高さ4
7.8cmであり、組立時の内寸が幅38.0×奥行6
3.0×高さ44.0cmとなる。この場合、折畳時が
幅40.3×奥行67.0×高さ14.5cmとコンパ
クトなサイズになる。
【0036】そして、図12に示すように、天井部2
は、側壁板4A,4Bが内向きに折り畳まれた際、扉5
と、折曲部4Cより上方の側壁板4Aを受け入れるよ
う、天井部2の下面側には収納スペースP1を備えてい
る。同様に、床部3は、扉6と、折曲部4Cより下方の
側壁板4Bを受け入れるよう、床部3の上面側に収納ス
ペースP2を備えている。この収納スペースP1,P2
は、重なり合った天井部2と床部3相互の厚み相当分の
範囲内において形成されており、しかも重なり合った天
井部2と床部3の内側に、扉5,6と側壁板4A,4B
が隠蔽配置されるように形成されている。
【0037】さらに、本発明に係る折畳式ペットキャリ
ーボックス1は、図11に示すように、上下の側壁板4
A,4Bを折曲部4Cを介して直線状態となるように組
み上げた際に、天井部2の下面側に揺動可能に取り付け
た扉5が不用意に揺動落下する事態を防止するための係
止手段Qを備えている。この係止手段Qは、扉5に取り
付けた、横方向に伸縮可能なシャフト11を備えた圧縮
解放式ロック機構Lと、天井部2の下面側における左右
両端に対向するように形成した、例えば筒孔状の係架用
リブ12により構成される。この係架用リブ12は、圧
縮解放式ロック機構Lの伸びた状態におけるシャフト1
1の先端を係架保持させるものである。
【0038】また、本発明に係る折畳式ペットキャリー
ボックス1は、その開口部を扉5,6により閉塞する
が、開口部に扉5,6を確実に係着固定するために、係
合手段Rを設けている。
【0039】この係合手段Rは、例えば、図13,図1
4に示すように、扉5,6の縁部に設けた係止片部61
と、開口部に設けた被係止片部62とから構成されてい
る。この係止片部61は、鉤形状(例えば、略L字形)
に形成され、扉の係止片部61が当接する開口部の適箇
所に、同じく鉤形状(例えば、略L字形)に形成された
被係止片部62を互いに向い合うように設置するもので
ある。
【0040】尚、係止片部61と被係止片部62は、鉤
形状に限定されるものではない。例えば、係止片部61
を略L字形の鉤形状に形成し、被係止片部62を、係止
片部61のL字形先端部を嵌め入れる凹部を備えた箱形
状に形成してもよい。
【0041】また、係止片部61として逆L字状となる
ような切欠部を扉5,6の縁部に設け、被係止片部62
として、切欠部に当接する突部を開口部に設けてもよ
い。さらに、係合手段Rは、1つに限定されず、複数設
けても差し支えない。加えて、扉5,6の縁部全体を鉤
形状とし、開口部全体も鉤形状として、両者が係着する
ものであってもよい。
【0042】次に、本発明に係る折畳式ペットキャリー
ボックス1の使用の一例を説明する。まず、図1に示す
ように、側壁板4A,4Bが内向きに折り畳まれて天井
部2と床部3が重なり合った状態において、バックル2
2を上方に引き上げる。そして、図2,図8に示すよう
に、天井部2のハンドルGを手で持って吊り上げること
により、上方・下方の側壁板4A,4Bが折曲部4Cを
介して直線状態となるように側壁部4を組み上げる。
【0043】このとき、上下両側壁板4A,4Bが当接
する部分を内向きの略コ字形または略L字形に形成し、
コ字形角部近傍・L字形角部近傍に折曲部4Cを配して
いるため、直線状に立ち上がった上下両側壁板4A,4
Bが、外向きに折り畳まれる事態を確実に防止してい
る。
【0044】次に、扉6の上部に設けた圧縮解放式ロッ
ク機構Lのロック部分を、シャフト11が収縮される方
向に押圧しながら扉6自体を鉛直上向きに引き起こす。
そして、開口縁部に設けたリブ部分にシャフト11を嵌
め入れてからロック部分を解放することで、開口部が扉
6によって閉塞固定される。
【0045】一方、扉5は、天井部2の下面側に固定さ
れているため、扉5の下部に設けた圧縮解放式ロック機
構Lのロック部分を、シャフト11が収縮される方向に
押圧しながら鉛直下向きに引き下げる。そして、開口縁
部に設けたリブ部分にシャフト11を嵌め入れてからロ
ック部分を解放することで、開口部が扉5によって閉塞
固定される。
【0046】最後に、図4に示すように、バックル22
を下側に押し倒して収納凹部41内に入れる。そして、
ペットを出入りさせるときは、扉6に取り付けた内扉1
3を開閉させる。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る折畳式ペットキャリーボッ
クス1は、天井部2と床部3とを、折曲部4Cを介して
内向きに折り畳み可能な一対の側壁部4により連結して
いるため、天井部2を持ち上げて床部3と天井部2を離
すという簡単な動作により、側壁部4を直線状に立ち上
げ、ペットを収容できるボックスを立体的に組み上げる
ことができる。この際、天井部2は、開口部を閉止する
少なくとも1枚の扉5を備えているため、ボックスの開
口部を扉5により閉塞できる。
【0048】また、天井部2は、一方の開口部を閉止す
る扉5を備え、床部3は、他方の開口部を閉止する扉6
を備えているため、ボックスの開口部を扉5,6により
確実に閉塞できる。
【0049】そして、夫々の開口部と扉5,6を係着固
定する係合手段Rを設けているため、開口部から扉5,
6が外れてしまうような事態を回避して、ボックスを組
み上げた際の堅牢性を確保している。
【0050】具体的には、この係合手段Rにより、開口
部から扉5,6がボックスの外側に傾倒してしまうこと
が防止される。そのため、ボックスの組み上げ時に側壁
部4が扉5,6に必ず当接する状態となり、使用時にお
ける側壁部4の内向きの折り畳みを確実に阻止してい
る。
【0051】また、係合手段Rにより開口部と扉5,6
が係着固定されているため、ボックス内の動物が暴れて
も、決して扉5,6が外れたりすることがなく、さら
に、側壁部4が外向きに折曲したり、側壁部4と扉5,
6の間に隙間が生じることもない。加えて、この係合手
段Rにより、扉5,6と、天井部2や床部3との間に隙
間が生じることも確実に阻止して、ボックスの堅牢性を
維持しているのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】天井部と床部を重ね合せた折畳状態を示す斜視
図である。
【図2】天井部と床部を離し、内向きに折り畳まれた側
壁部を立ち上げる過程を示す斜視図である。
【図3】一方の扉を天井部側から鉛直下向きに揺動さ
せ、他方の扉を床部から鉛直上向きに揺動させる状態を
示す斜視図である。
【図4】ボックスを組み上げた使用状態を示す斜視図で
ある。
【図5】天井部と床部を重ね合せてバックルにより連結
する状態を示す断面図である。
【図6】天井部と床部を重ね合せた状態を示す断面図で
ある。
【図7】天井部と床部を離し、内向きに折り畳まれた側
壁部を立ち上げる過程を示す断面図である。
【図8】天井部と床部を離し、内向きに折り畳まれた側
壁部を直線状に立ち上げた状態を示す断面図である。
【図9】ボックスの内側から、立ち上げた扉(6)側を
覗いた状態を示す断面図である。
【図10】ボックスの床部にキャスターを取り付けた状
態を示す正面図である。
【図11】天井部の裏面に扉(5)を固定した状態を示
す平面図である。
【図12】天井部と床部を重ね合せた状態を示す断面図
である。
【図13】ボックスの内側から、立ち上げた扉(6)側
を覗いた状態を示す断面図である。
【図14】扉(5)と側壁部の係合状態を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
P1,P2…収納スペース G…ハンドル L…圧縮解放式ロック機構 Q…係止手段 R…係合手段 1…折畳式ペットキャリーボックス 2…天井部 3…床部 4…側壁部 4A…側壁板 4B…側壁板 4C…折曲部 5…扉 6…扉 7…ヒンジ部 8…折曲部 11…シャフト 12…係架用リ
ブ 13…内扉 21…連結手段 22…バックル 23…係架部 31…当接片 41…収納凹部 51…ゴム脚部 52…キャスタ
ー 61…係止片部 62…被係止片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 6/18 B65D 6/18 D

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井部と床部とを、折曲部を介して内向
    きに折り畳み可能な一対の側壁部により連結した折畳式
    ペットキャリーボックスであって、天井部は、開口部を
    閉止する少なくとも1枚の扉を備え、開口部と扉を係着
    固定する係合手段を設けたことを特徴とする折畳式ペッ
    トキャリーボックス。
  2. 【請求項2】 天井部と床部とを、折曲部を介して内向
    きに折り畳み可能な一対の側壁部により連結した折畳式
    ペットキャリーボックスであって、天井部は、一方の開
    口部を閉止する扉を備え、床部は、他方の開口部を閉止
    する扉を備え、夫々の開口部と扉を係着固定する係合手
    段を設けたことを特徴とする折畳式ペットキャリーボッ
    クス。
  3. 【請求項3】 天井部と床部とを、折曲部を介して内向
    きに折り畳み可能な一対の側壁部により連結した折畳式
    ペットキャリーボックスであって、天井部は、両開口部
    を閉止する2枚の扉を備え、夫々の開口部と扉を係着固
    定する係合手段を設けたことを特徴とする折畳式ペット
    キャリーボックス。
  4. 【請求項4】 天井部と床部とを、折曲部を介して内向
    きに折り畳み可能な一対の側壁部により連結した折畳式
    ペットキャリーボックスであって、床部は、両開口部を
    閉止する2枚の扉を備え、夫々の開口部と扉を係着固定
    する係合手段を設けたことを特徴とする折畳式ペットキ
    ャリーボックス。
  5. 【請求項5】 天井部と床部とを、折曲部を介して内向
    きに折り畳み可能な一対の側壁部により連結した折畳式
    ペットキャリーボックスであって、天井部は、天井部の
    下面側から鉛直下向きに揺動して開口部を閉止する少な
    くとも1枚の扉を備え、開口部と扉を係着固定する係合
    手段を設けたことを特徴とする折畳式ペットキャリーボ
    ックス。
  6. 【請求項6】 天井部と床部とを、折曲部を介して内向
    きに折り畳み可能な一対の側壁部により連結した折畳式
    ペットキャリーボックスであって、天井部は、天井部の
    下面側から鉛直下向きに揺動して一方の開口部を閉止す
    る扉を備え、床部は、床部の上面側から鉛直上向きに揺
    動して他方の開口部を閉止する扉を備え、夫々の開口部
    と扉を係着固定する係合手段を設けたことを特徴とする
    折畳式ペットキャリーボックス。
  7. 【請求項7】 天井部と床部とを、折曲部を介して内向
    きに折り畳み可能な一対の側壁部により連結した折畳式
    ペットキャリーボックスであって、天井部は、天井部の
    下面側から鉛直下向きに揺動して両開口部を閉止する2
    枚の扉を備え、夫々の開口部と扉を係着固定する係合手
    段を設けたことを特徴とする折畳式ペットキャリーボッ
    クス。
  8. 【請求項8】 天井部と床部とを、折曲部を介して内向
    きに折り畳み可能な一対の側壁部により連結した折畳式
    ペットキャリーボックスであって、床部は、床部の上面
    側から鉛直上向きに揺動して両開口部を閉止する2枚の
    扉を備え、夫々の開口部と扉を係着固定する係合手段を
    設けたことを特徴とする折畳式ペットキャリーボック
    ス。
  9. 【請求項9】 係合手段は、扉の縁部に設けた係止片部
    と、開口部に設けた被係止片部とから成る請求項1乃至
    8のいずれか記載の折畳式ペットキャリーボックス。
  10. 【請求項10】 係合手段を複数設けた請求項1乃至9
    のいずれか記載の折畳式ペットキャリーボックス。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1035554C2 (nl) * 2008-06-09 2008-12-30 Hendrik Jan Blink Een uit geanodiseerd aluminium en kunststof gefabriceerde kooi voor honden en/of andere dieren - al dan niet voorzien van een deurtje - welke door middel van kunststof scharnieren eenvoudig en snel in- en uitgeklapt kan worden en derhalve maximaal transportabel is.
JP2015000738A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 株式会社リッチェル ペットキャリーボックス
WO2023165758A1 (fr) * 2022-03-04 2023-09-07 Pita Cage de transport d'animaux pliable

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