JP2002159213A - 脱穀装置 - Google Patents
脱穀装置Info
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- JP2002159213A JP2002159213A JP2001313990A JP2001313990A JP2002159213A JP 2002159213 A JP2002159213 A JP 2002159213A JP 2001313990 A JP2001313990 A JP 2001313990A JP 2001313990 A JP2001313990 A JP 2001313990A JP 2002159213 A JP2002159213 A JP 2002159213A
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- Japan
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- threshing
- side plate
- straw
- lock
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Abstract
(57)【要約】
【課題】扱胴5と排藁搬送装置62とを非作業位置に移
動させて脱穀装置1のメンテナンスを容易に行うことが
できるものとし、しかも、脱穀作業時においては、扱胴
5と排藁搬送装置62とを適正な作業位置に保持して脱
穀作業を円滑に行うことができるものとする。 【解決手段】移動側板26に軸支された扱胴5と脱穀済
みの排藁を搬送する排藁搬送装置62とを非作業位置へ
移動できるように構成する。そして、移動側板26を脱
穀装置1本体側の固定側板29に一体的に連結するロッ
ク装置32を移動側板26と固定側板29との分割面付
近に配置する。しかして、ロック装置32を介して扱胴
5と排藁搬送装置62とが作業位置に保持されるように
構成する。
動させて脱穀装置1のメンテナンスを容易に行うことが
できるものとし、しかも、脱穀作業時においては、扱胴
5と排藁搬送装置62とを適正な作業位置に保持して脱
穀作業を円滑に行うことができるものとする。 【解決手段】移動側板26に軸支された扱胴5と脱穀済
みの排藁を搬送する排藁搬送装置62とを非作業位置へ
移動できるように構成する。そして、移動側板26を脱
穀装置1本体側の固定側板29に一体的に連結するロッ
ク装置32を移動側板26と固定側板29との分割面付
近に配置する。しかして、ロック装置32を介して扱胴
5と排藁搬送装置62とが作業位置に保持されるように
構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン等の脱
穀装置に関するものである。
穀装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、実開平3−56331号のマイ
クロフィルムには、移動側板に軸支された扱胴と脱穀済
みの排藁を搬送する排藁搬送装置とを非作業位置へ移動
できるように構成し、前記排藁搬送装置を支持する脱穀
室の上部カバ−を脱穀装置本体側に設けた係合部材に一
体的に連結するロック装置を搬送穀稈の株元部の通過を
妨げないように脱穀室後方に離間させてフィ−ドチェン
側に配置し、該ロック装置を介して前記扱胴と排藁搬送
装置とが作業位置に保持されるように構成した脱穀装置
が記載されている。
クロフィルムには、移動側板に軸支された扱胴と脱穀済
みの排藁を搬送する排藁搬送装置とを非作業位置へ移動
できるように構成し、前記排藁搬送装置を支持する脱穀
室の上部カバ−を脱穀装置本体側に設けた係合部材に一
体的に連結するロック装置を搬送穀稈の株元部の通過を
妨げないように脱穀室後方に離間させてフィ−ドチェン
側に配置し、該ロック装置を介して前記扱胴と排藁搬送
装置とが作業位置に保持されるように構成した脱穀装置
が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の実開平3−56
331号のマイクロフィルムに記載された脱穀装置にお
いては、扱胴と排藁搬送装置とを作業位置に保持するロ
ック装置がフィ−ドチェン側に設けられるため、このフ
ィ−ドチェン及びこれに続く排藁搬送装置によって搬送
される穀稈の株元部がこのロック装置に干渉しないよう
に、このロック装置を脱穀室後方に大きく離れた位置
(斜設された排藁搬送装置によって排藁株元部が脱穀装
置内部に引き込まれてしまう位置よりも更に後方の位
置)に配置せざるをえない。このようにロック装置が扱
胴から離れた位置に配置されると、該扱胴を適正な作業
位置に保持する上で強度的に不利であり、例えば脱穀負
荷によって扱胴が上動し、該扱胴と受網との間隔が広が
って穀稈に適正な脱穀作用を与えられなくなり、脱穀作
業を円滑に行うことができなくなる問題がある。
331号のマイクロフィルムに記載された脱穀装置にお
いては、扱胴と排藁搬送装置とを作業位置に保持するロ
ック装置がフィ−ドチェン側に設けられるため、このフ
ィ−ドチェン及びこれに続く排藁搬送装置によって搬送
される穀稈の株元部がこのロック装置に干渉しないよう
に、このロック装置を脱穀室後方に大きく離れた位置
(斜設された排藁搬送装置によって排藁株元部が脱穀装
置内部に引き込まれてしまう位置よりも更に後方の位
置)に配置せざるをえない。このようにロック装置が扱
胴から離れた位置に配置されると、該扱胴を適正な作業
位置に保持する上で強度的に不利であり、例えば脱穀負
荷によって扱胴が上動し、該扱胴と受網との間隔が広が
って穀稈に適正な脱穀作用を与えられなくなり、脱穀作
業を円滑に行うことができなくなる問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、つぎの技術的手段を講じた。すなわち、
移動側板26に軸支された扱胴5と脱穀済みの排藁を搬
送する排藁搬送装置62とを非作業位置へ移動できるよ
うに構成し、前記移動側板26を脱穀装置1本体側の固
定側板29に一体的に連結するロック装置32を前記移
動側板26と固定側板29との分割面付近に配置し、該
ロック装置32を介して前記扱胴5と排藁搬送装置62
とが作業位置に保持されるように構成したことを特徴と
する脱穀装置としたものである。
決するために、つぎの技術的手段を講じた。すなわち、
移動側板26に軸支された扱胴5と脱穀済みの排藁を搬
送する排藁搬送装置62とを非作業位置へ移動できるよ
うに構成し、前記移動側板26を脱穀装置1本体側の固
定側板29に一体的に連結するロック装置32を前記移
動側板26と固定側板29との分割面付近に配置し、該
ロック装置32を介して前記扱胴5と排藁搬送装置62
とが作業位置に保持されるように構成したことを特徴と
する脱穀装置としたものである。
【0005】しかして、ロック装置32をロック解除す
ると、移動側板26が脱穀装置1本体側の固定側板29
に対して移動可能な状態となり、該移動側板26に軸支
された扱胴5も非作業位置へ移動できるようになる。一
方、前記ロック装置32をロック状態とすると、移動側
板26が脱穀装置1本体側の固定側板29に一体的に連
結されて扱胴5と排藁搬送装置62とが作業位置に保持
される。この際、ロック装置32が前記移動側板26と
固定側板29との分割面付近に配置されるため、該ロッ
ク装置32は、搬送穀稈に干渉しにくい位置でありなが
ら、より扱胴5に近い位置において該扱胴5を作業位置
に保持することとなる。
ると、移動側板26が脱穀装置1本体側の固定側板29
に対して移動可能な状態となり、該移動側板26に軸支
された扱胴5も非作業位置へ移動できるようになる。一
方、前記ロック装置32をロック状態とすると、移動側
板26が脱穀装置1本体側の固定側板29に一体的に連
結されて扱胴5と排藁搬送装置62とが作業位置に保持
される。この際、ロック装置32が前記移動側板26と
固定側板29との分割面付近に配置されるため、該ロッ
ク装置32は、搬送穀稈に干渉しにくい位置でありなが
ら、より扱胴5に近い位置において該扱胴5を作業位置
に保持することとなる。
【0006】
【発明の効果】本発明によると、扱胴5と排藁搬送装置
62とを非作業位置に移動させて脱穀装置1のメンテナ
ンスを容易に行うことができると共に、脱穀作業時にお
いては、扱胴5と排藁搬送装置62とを作業位置に保持
するロック装置32が、搬送穀稈に干渉しにくい位置で
ありながら、より扱胴5に近い位置において該扱胴5を
作業位置に保持することとなるため、該扱胴5を適正な
作業位置に保持する上で強度的に有利となり、このロッ
ク装置32の合理的な配置によって扱胴5と排藁搬送装
置62とを適正な作業位置に保持して脱穀作業を円滑に
行うことができる。
62とを非作業位置に移動させて脱穀装置1のメンテナ
ンスを容易に行うことができると共に、脱穀作業時にお
いては、扱胴5と排藁搬送装置62とを作業位置に保持
するロック装置32が、搬送穀稈に干渉しにくい位置で
ありながら、より扱胴5に近い位置において該扱胴5を
作業位置に保持することとなるため、該扱胴5を適正な
作業位置に保持する上で強度的に有利となり、このロッ
ク装置32の合理的な配置によって扱胴5と排藁搬送装
置62とを適正な作業位置に保持して脱穀作業を円滑に
行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図により説
明すると、1は、設置型またはコンバインあるいはハー
ベスター等に設けられる自走型の脱穀装置であり、一側
を供給側2に他側を排出側3に形成し、前記供給側2の
上方位置には脱穀室4を形成する。5は前記脱穀室4内
に軸装した扱胴、6は該扱胴5の主として下方側に設け
た扱網、7は前記脱穀室4の穀稈供給口、8は前記脱穀
室4の穀稈排出口、9は前記扱網6の下方に設けた移送
装置、11は前記移送装置9の外周面に移送螺旋10を
有する移送ロール、12は該移送ロール11の下方に設
けた底板、13は前記脱穀室4の排塵口、14は前記排
塵口13の下方から排出側3側に形成した風選室、15
は該風選室14内に設けた揺動選別枠体、16は一番コ
ンベア、17は二番コンベア、18は前記二番コンベア
17の終端部に基部を接続した二番物戻し装置、19は
送風唐箕20を軸装した送風室、21は前記移送装置9
の底板12の下面と前記送風室19の上面との間に形成
した補助送風路であり、前記送風室19の非作用域に送
風して扱網6より落下する脱穀物を拡散させる。22は
補助送風唐箕である。
明すると、1は、設置型またはコンバインあるいはハー
ベスター等に設けられる自走型の脱穀装置であり、一側
を供給側2に他側を排出側3に形成し、前記供給側2の
上方位置には脱穀室4を形成する。5は前記脱穀室4内
に軸装した扱胴、6は該扱胴5の主として下方側に設け
た扱網、7は前記脱穀室4の穀稈供給口、8は前記脱穀
室4の穀稈排出口、9は前記扱網6の下方に設けた移送
装置、11は前記移送装置9の外周面に移送螺旋10を
有する移送ロール、12は該移送ロール11の下方に設
けた底板、13は前記脱穀室4の排塵口、14は前記排
塵口13の下方から排出側3側に形成した風選室、15
は該風選室14内に設けた揺動選別枠体、16は一番コ
ンベア、17は二番コンベア、18は前記二番コンベア
17の終端部に基部を接続した二番物戻し装置、19は
送風唐箕20を軸装した送風室、21は前記移送装置9
の底板12の下面と前記送風室19の上面との間に形成
した補助送風路であり、前記送風室19の非作用域に送
風して扱網6より落下する脱穀物を拡散させる。22は
補助送風唐箕である。
【0008】前記扱胴5は、扱胴軸24により前記脱穀
室4の供給側移動側板25と排出側移動側板(移動側
板)26の間に軸装し、供給側2を中心に外開き回動自
在に構成する。即ち、前記供給側移動側板25は、その
後側端縁を供給側固定側板27に軸着金具28により回
動自在に取付け、前記排出側移動側板26は脱穀装置1
の排出側固定側板(固定側板)29に対して着脱自在に
構成し、供給側移動側板25と排出側移動側板26に支
持された扱胴5は外開き回動する。
室4の供給側移動側板25と排出側移動側板(移動側
板)26の間に軸装し、供給側2を中心に外開き回動自
在に構成する。即ち、前記供給側移動側板25は、その
後側端縁を供給側固定側板27に軸着金具28により回
動自在に取付け、前記排出側移動側板26は脱穀装置1
の排出側固定側板(固定側板)29に対して着脱自在に
構成し、供給側移動側板25と排出側移動側板26に支
持された扱胴5は外開き回動する。
【0009】軸着金具28の軸心方向は、前側を低く、
後側に至るに従い高くなるように傾斜させ、前記扱胴5
を回動させると、扱胴5の回動端は外側に回動させるほ
ど高くなるように構成している。30は前記供給側移動
側板25と前記排出側移動側板26との間には複数設け
た補強横杆であり、補強横杆30のうち下方に位置する
補強横杆30は前記扱網6を上方から押える位置に配設
して扱胴5を格納したとき、扱網6を上方から押さえて
扱胴5の回転と共回りするのを防止し、補強横杆30の
うち前記扱胴5の回転上昇側にある補強横杆30には切
歯31を設ける。切歯31は扱胴5に巻き付いた藁屑等
を切断し、前記排塵口13より落下する落下物が細かく
なるようにしている。
後側に至るに従い高くなるように傾斜させ、前記扱胴5
を回動させると、扱胴5の回動端は外側に回動させるほ
ど高くなるように構成している。30は前記供給側移動
側板25と前記排出側移動側板26との間には複数設け
た補強横杆であり、補強横杆30のうち下方に位置する
補強横杆30は前記扱網6を上方から押える位置に配設
して扱胴5を格納したとき、扱網6を上方から押さえて
扱胴5の回転と共回りするのを防止し、補強横杆30の
うち前記扱胴5の回転上昇側にある補強横杆30には切
歯31を設ける。切歯31は扱胴5に巻き付いた藁屑等
を切断し、前記排塵口13より落下する落下物が細かく
なるようにしている。
【0010】前記排出側移動側板26と排出側固定側板
29との間にロック装置32を設ける。ロック装置32
は、排出側移動側板26の後側端縁の上部と下部にフッ
ク33、33の中間部を軸着し、フック33とフック3
3の上下中間位置に出入自在の係合ピン34を設け、前
記排出側移動側板26には操作レバー35の基部を軸筒
36に固定し、軸筒36は前記排出側移動側板26に固
定の軸37に嵌合させ、前記軸筒36にはアーム38の
基部を固定し、アーム38の中間部と前記フック33と
をロッド39により連結し、ロッド39の先端に前記係
合ピン34の前端部を軸着し、前記操作レバー35の基
部側と前記フック33とをロッド40により連結する。
他方、前記排出側固定側板29には前記フック33、3
3が係合する係合突起41、41を設け、係合突起41
と係合突起41の間には前記係合ピン34の先端が嵌合
する係合筒42を固定する。
29との間にロック装置32を設ける。ロック装置32
は、排出側移動側板26の後側端縁の上部と下部にフッ
ク33、33の中間部を軸着し、フック33とフック3
3の上下中間位置に出入自在の係合ピン34を設け、前
記排出側移動側板26には操作レバー35の基部を軸筒
36に固定し、軸筒36は前記排出側移動側板26に固
定の軸37に嵌合させ、前記軸筒36にはアーム38の
基部を固定し、アーム38の中間部と前記フック33と
をロッド39により連結し、ロッド39の先端に前記係
合ピン34の前端部を軸着し、前記操作レバー35の基
部側と前記フック33とをロッド40により連結する。
他方、前記排出側固定側板29には前記フック33、3
3が係合する係合突起41、41を設け、係合突起41
と係合突起41の間には前記係合ピン34の先端が嵌合
する係合筒42を固定する。
【0011】しかして、前記脱穀室4の前側には、前記
穀稈供給口7から前記穀稈排出口8に至る穀稈供給搬送
通路43を形成する。該穀稈供給搬送通路43は、前記
脱穀装置1の前板44の上縁と、前記脱穀室4の上方を
覆う上部カバー45との間に形成され、該穀稈供給搬送
通路43の前側には脱穀室4に穀稈を供給する穀稈供給
装置46を設ける。該穀稈供給装置46は、供給搬送チ
エン47と該供給搬送チエン47に弾力的に当接する挾
扼杆48とにより構成され、前記挾扼杆48は前記上部
カバー45の前側内面に取付けられ、上部カバー45の
前側を上動させると、一体的に上動するように構成して
いる。49は前記供給搬送チエン47のチエン案内レー
ルであり、枠体50に取付けられる。枠体50は、その
供給側2の縦杆をステー51の先端縁に固定し、ステー
51の基部側を軸筒52に固定し、該軸筒52を機体側
に支持されている縦軸53に軸着し、チエン案内レール
49は縦軸53を中心に外開き回動自在に構成してい
る。54は前記穀稈供給装置46の駆動歯車であり、チ
エン案内レール49とともに回動可能に伝動軸55側に
接続する。56は前記チエン案内レール49の終端部に
設けた受動歯車であり、受動歯車56には伝動軸57の
一端を着脱自在に取付け、伝動軸57の他端にはプーリ
58を固定する。前記伝動軸57の近傍には該伝動軸5
7と平行な伝動軸59を設け、該伝動軸59の一端にプ
ーリ60を固定し、プーリ60と前記プーリ58との間
にベルト61を掛け回す。前記伝動軸59の他端は前記
穀稈供給装置46の終端部に始端部を臨ませた排藁搬送
装置62の搬送チエン63の駆動歯車64を設けたギヤ
ボックス65に接続する。したがって、前記穀稈供給装
置46と排藁搬送装置62との一方または両方が穀稈が
詰まって停止しても、ベルト61が空回りして各部の損
傷を防止している。
穀稈供給口7から前記穀稈排出口8に至る穀稈供給搬送
通路43を形成する。該穀稈供給搬送通路43は、前記
脱穀装置1の前板44の上縁と、前記脱穀室4の上方を
覆う上部カバー45との間に形成され、該穀稈供給搬送
通路43の前側には脱穀室4に穀稈を供給する穀稈供給
装置46を設ける。該穀稈供給装置46は、供給搬送チ
エン47と該供給搬送チエン47に弾力的に当接する挾
扼杆48とにより構成され、前記挾扼杆48は前記上部
カバー45の前側内面に取付けられ、上部カバー45の
前側を上動させると、一体的に上動するように構成して
いる。49は前記供給搬送チエン47のチエン案内レー
ルであり、枠体50に取付けられる。枠体50は、その
供給側2の縦杆をステー51の先端縁に固定し、ステー
51の基部側を軸筒52に固定し、該軸筒52を機体側
に支持されている縦軸53に軸着し、チエン案内レール
49は縦軸53を中心に外開き回動自在に構成してい
る。54は前記穀稈供給装置46の駆動歯車であり、チ
エン案内レール49とともに回動可能に伝動軸55側に
接続する。56は前記チエン案内レール49の終端部に
設けた受動歯車であり、受動歯車56には伝動軸57の
一端を着脱自在に取付け、伝動軸57の他端にはプーリ
58を固定する。前記伝動軸57の近傍には該伝動軸5
7と平行な伝動軸59を設け、該伝動軸59の一端にプ
ーリ60を固定し、プーリ60と前記プーリ58との間
にベルト61を掛け回す。前記伝動軸59の他端は前記
穀稈供給装置46の終端部に始端部を臨ませた排藁搬送
装置62の搬送チエン63の駆動歯車64を設けたギヤ
ボックス65に接続する。したがって、前記穀稈供給装
置46と排藁搬送装置62との一方または両方が穀稈が
詰まって停止しても、ベルト61が空回りして各部の損
傷を防止している。
【0012】しかして、前記排藁搬送装置62は、前記
脱穀室4の排出側3に設けた排藁搬送室96内に設けら
れ、前記搬送チエン63と該搬送チエン63に対応する
挾扼杆66とにより構成される。前記挾扼杆66は前記
排藁搬送室96内の機体側に取付けるが、搬送チエン6
3は前記上部カバー45と一体的に上下動する。前記上
部カバー45の中間板67には、搬送チエン63を取付
けるコ型形状の取付フレーム68の前後杆69、70の
供給側2端部を固定する。取付フレーム68は、前後杆
69、70の排出側3を連結杆71により連結し、前記
取付フレーム68の排出側3側を機体側に支持させる。
前記排藁搬送チエン63は前記ギヤボックス65および
搬送チエン63の受動歯車72を前記取付フレーム68
に取付け、上部カバー45と一体的に上下させる。
脱穀室4の排出側3に設けた排藁搬送室96内に設けら
れ、前記搬送チエン63と該搬送チエン63に対応する
挾扼杆66とにより構成される。前記挾扼杆66は前記
排藁搬送室96内の機体側に取付けるが、搬送チエン6
3は前記上部カバー45と一体的に上下動する。前記上
部カバー45の中間板67には、搬送チエン63を取付
けるコ型形状の取付フレーム68の前後杆69、70の
供給側2端部を固定する。取付フレーム68は、前後杆
69、70の排出側3を連結杆71により連結し、前記
取付フレーム68の排出側3側を機体側に支持させる。
前記排藁搬送チエン63は前記ギヤボックス65および
搬送チエン63の受動歯車72を前記取付フレーム68
に取付け、上部カバー45と一体的に上下させる。
【0013】しかして、前記上部カバー45は、前記搬
送チエン63とともに上下するが、上部カバー45と機
体側との間には複数のロック部73、74、75を有す
るロック装置76を設け、該ロック装置76は操作レバ
ー77により一度にロック解除しうるように構成する。
前記供給側ロック部73は供給側2に設けられ、前記脱
穀装置1の供給側移動側板25の前側部分に係合軸78
を設け、該係合軸78に係合する係合フック79の中間
部を前記上部カバー45に軸着して構成する。係合フッ
ク79の前端には操作レバー77の供給側2端部を固定
し、操作レバー77は前記脱穀室4の前板44と平行に
位置させ、操作レバー77の排出側3は前記中間板67
の位置にて後側に屈曲させ、その端部には係合フック8
0の前端部を固定する。係合フック80は前記中間板6
7に軸着し、前記排出側移動側板26には係合フック8
0が係合する係合軸81を設け、前記係合フック80お
よび係合軸81により前記中間ロック部74を構成す
る。
送チエン63とともに上下するが、上部カバー45と機
体側との間には複数のロック部73、74、75を有す
るロック装置76を設け、該ロック装置76は操作レバ
ー77により一度にロック解除しうるように構成する。
前記供給側ロック部73は供給側2に設けられ、前記脱
穀装置1の供給側移動側板25の前側部分に係合軸78
を設け、該係合軸78に係合する係合フック79の中間
部を前記上部カバー45に軸着して構成する。係合フッ
ク79の前端には操作レバー77の供給側2端部を固定
し、操作レバー77は前記脱穀室4の前板44と平行に
位置させ、操作レバー77の排出側3は前記中間板67
の位置にて後側に屈曲させ、その端部には係合フック8
0の前端部を固定する。係合フック80は前記中間板6
7に軸着し、前記排出側移動側板26には係合フック8
0が係合する係合軸81を設け、前記係合フック80お
よび係合軸81により前記中間ロック部74を構成す
る。
【0014】前記取付フレーム68の前杆69には、支
持板82を複数設け、該支持板82には前杆69と平行
の回転軸83を軸着し、回転軸83の排出側3側に係合
フック84の基部を固定し、係合フック84は、排藁処
理部85のフレーム86に設けた係合軸87に係合さ
せ、前記係合フック84と係合軸87により排出側ロッ
ク部75を構成する。前記回転軸83の供給側2にはア
ーム88の基部を固定し、アーム88の先端と前記係合
フック80に設けたアーム89の先端との間をロッド9
0により連結する。
持板82を複数設け、該支持板82には前杆69と平行
の回転軸83を軸着し、回転軸83の排出側3側に係合
フック84の基部を固定し、係合フック84は、排藁処
理部85のフレーム86に設けた係合軸87に係合さ
せ、前記係合フック84と係合軸87により排出側ロッ
ク部75を構成する。前記回転軸83の供給側2にはア
ーム88の基部を固定し、アーム88の先端と前記係合
フック80に設けたアーム89の先端との間をロッド9
0により連結する。
【0015】図中、91は処理胴、92は排塵胴、93
は横断流吸引ファン、94はカッタ、95は拡散装置で
ある。上記の構成であるから、穀稈は穀稈供給装置46
により穀稈供給口7より脱穀室4内に供給され、穀稈排
出口8より排出されるまでの間に回転する扱胴5により
脱穀され、脱穀物は扱網6より漏れ移送装置9上に落下
し、移送装置9により排出側3に向けて移送されて風選
室14内に入り、また、脱穀室4内の脱穀物は排塵口1
3より風選室14内に入り、送風室19の送風唐箕20
により送風される選別風および揺動選別枠体15の揺動
により選別され、一番物は一番コンベア16に入って機
外に取出され、二番物は二番コンベア17に入る。二番
コンベア17に入った二番物は二番物戻し装置18によ
り移送装置9の始端部側に戻され、回転する移送装置9
の移送ロール11の移送螺旋10により移送される間に
処理されて、風選室14に戻され風選される。
は横断流吸引ファン、94はカッタ、95は拡散装置で
ある。上記の構成であるから、穀稈は穀稈供給装置46
により穀稈供給口7より脱穀室4内に供給され、穀稈排
出口8より排出されるまでの間に回転する扱胴5により
脱穀され、脱穀物は扱網6より漏れ移送装置9上に落下
し、移送装置9により排出側3に向けて移送されて風選
室14内に入り、また、脱穀室4内の脱穀物は排塵口1
3より風選室14内に入り、送風室19の送風唐箕20
により送風される選別風および揺動選別枠体15の揺動
により選別され、一番物は一番コンベア16に入って機
外に取出され、二番物は二番コンベア17に入る。二番
コンベア17に入った二番物は二番物戻し装置18によ
り移送装置9の始端部側に戻され、回転する移送装置9
の移送ロール11の移送螺旋10により移送される間に
処理されて、風選室14に戻され風選される。
【0016】しかして、穀稈供給装置46により搬送さ
れた穀稈は、排藁搬送装置62に引継がれ、脱穀室4の
排出側3に設けた排藁搬送室96内を搬送されて排藁処
理部85に至り、カッタ94で切断される(結束装置に
より結束することもある)。しかして、前記上部カバー
45は、その後側を脱穀室4の後板側に軸着し、その前
側が上下するように構成されており、前記穀稈供給装置
46の挾扼杆48および前記排藁搬送装置62の搬送チ
エン63を取付けた取付フレーム68は前記上部カバー
45に取付けられているから、上部カバー45を上動さ
せると、穀稈供給装置46の挾扼杆48および排藁搬送
装置62の搬送チエン63が上動し、搬送チエン47と
挾扼杆48との間および搬送チエン63と挾扼杆66と
の間に空間が形成されるので、藁詰まりの除去等のメン
テナンスが行なえる。また、上部カバー45を上動させ
ると、脱穀室4の上方が開放されるので、脱穀室4内の
メンテナンスを行なえる。
れた穀稈は、排藁搬送装置62に引継がれ、脱穀室4の
排出側3に設けた排藁搬送室96内を搬送されて排藁処
理部85に至り、カッタ94で切断される(結束装置に
より結束することもある)。しかして、前記上部カバー
45は、その後側を脱穀室4の後板側に軸着し、その前
側が上下するように構成されており、前記穀稈供給装置
46の挾扼杆48および前記排藁搬送装置62の搬送チ
エン63を取付けた取付フレーム68は前記上部カバー
45に取付けられているから、上部カバー45を上動さ
せると、穀稈供給装置46の挾扼杆48および排藁搬送
装置62の搬送チエン63が上動し、搬送チエン47と
挾扼杆48との間および搬送チエン63と挾扼杆66と
の間に空間が形成されるので、藁詰まりの除去等のメン
テナンスが行なえる。また、上部カバー45を上動させ
ると、脱穀室4の上方が開放されるので、脱穀室4内の
メンテナンスを行なえる。
【0017】この場合、上部カバー45の供給側2に供
給側ロック部73の係合フック79を軸着し、供給側2
と排出側3との中間位置に中間ロック部74の係合フッ
ク80を設け、係合フック79と係合フック80とは操
作レバー77により連結しているので、操作レバー77
を上方に持ち上げると、係合フック79および係合フッ
ク80は回動して係合軸78および係合軸81から離脱
する。そして、前記係合フック80が回動すると、係合
フック80と一体的にアーム89が回動し、アーム89
はロッド90を牽引し、ロッド90はアーム89を回動
させて回転軸83を回転させ、回転軸83は排出側ロッ
ク部75の係合フック84を係合軸87により離脱させ
る。したがって、ロック装置76の供給側ロック部73
と中間ロック部74と排出側ロック部75の各フックを
前記操作レバー77の一操作により回動させてロックを
解除するので、上部カバー45を簡単に上動させてメン
テナンスができる。
給側ロック部73の係合フック79を軸着し、供給側2
と排出側3との中間位置に中間ロック部74の係合フッ
ク80を設け、係合フック79と係合フック80とは操
作レバー77により連結しているので、操作レバー77
を上方に持ち上げると、係合フック79および係合フッ
ク80は回動して係合軸78および係合軸81から離脱
する。そして、前記係合フック80が回動すると、係合
フック80と一体的にアーム89が回動し、アーム89
はロッド90を牽引し、ロッド90はアーム89を回動
させて回転軸83を回転させ、回転軸83は排出側ロッ
ク部75の係合フック84を係合軸87により離脱させ
る。したがって、ロック装置76の供給側ロック部73
と中間ロック部74と排出側ロック部75の各フックを
前記操作レバー77の一操作により回動させてロックを
解除するので、上部カバー45を簡単に上動させてメン
テナンスができる。
【0018】しかして、扱胴5の上方を覆う上部カバー
45を上動させ、穀稈供給装置46のチエン案内レール
49の終端部を外側回動させ、次に、操作レバー35を
上方回動させてロッド40によりフック33の基部を牽
引し、アーム38により係合ピン34を前側に移動さ
せ、また、アーム38の回動によりロッド39を牽引し
てフック33の基部を牽引すると、フック33、33は
同時に係合突起41、41に対して外開き回動して外
れ、係合ピン34は係合筒42から抜け、排出側移動側
板26と排出側固定側板29との間のロック装置32の
ロックが外れるので、この状態で、排出側移動側板26
側を外側回動させると、扱胴5は外開き回動し、前記メ
ンテナンスが行なえる。
45を上動させ、穀稈供給装置46のチエン案内レール
49の終端部を外側回動させ、次に、操作レバー35を
上方回動させてロッド40によりフック33の基部を牽
引し、アーム38により係合ピン34を前側に移動さ
せ、また、アーム38の回動によりロッド39を牽引し
てフック33の基部を牽引すると、フック33、33は
同時に係合突起41、41に対して外開き回動して外
れ、係合ピン34は係合筒42から抜け、排出側移動側
板26と排出側固定側板29との間のロック装置32の
ロックが外れるので、この状態で、排出側移動側板26
側を外側回動させると、扱胴5は外開き回動し、前記メ
ンテナンスが行なえる。
【0019】また、上部カバー45は、供給側ロック部
73と、中間ロック部74と、排出側ロック部75の3
箇所で固定されるので、穀稈供給装置46の終端部と排
藁搬送装置62の始端部との上下間隔が一定となり、藁
詰まりを防止する。また、排藁搬送装置62を取付けた
取付フレーム68は、図示は省略するが、取付フレーム
68の前杆69と連結杆71とを搬送チエン63の案内
レールで連結されているから、脱穀室4および上部カバ
ー45の強度を確保する。
73と、中間ロック部74と、排出側ロック部75の3
箇所で固定されるので、穀稈供給装置46の終端部と排
藁搬送装置62の始端部との上下間隔が一定となり、藁
詰まりを防止する。また、排藁搬送装置62を取付けた
取付フレーム68は、図示は省略するが、取付フレーム
68の前杆69と連結杆71とを搬送チエン63の案内
レールで連結されているから、脱穀室4および上部カバ
ー45の強度を確保する。
【0020】また、前記排藁搬送装置62の挾扼杆66
の終端部は、前記上部カバー45の回動中心より前側に
位置させているから、挾扼杆66と搬送チエン63との
間の間隔を広く開けることができ、詰まり藁の除去を容
易にする。以上のように、上部カバー45を複数箇所で
閉鎖位置に固定するロック手段76を手動解除手段77
の一操作で解除するので、上部カバー45の開閉を容易
にし、メンテナンスを容易にできる。
の終端部は、前記上部カバー45の回動中心より前側に
位置させているから、挾扼杆66と搬送チエン63との
間の間隔を広く開けることができ、詰まり藁の除去を容
易にする。以上のように、上部カバー45を複数箇所で
閉鎖位置に固定するロック手段76を手動解除手段77
の一操作で解除するので、上部カバー45の開閉を容易
にし、メンテナンスを容易にできる。
【図1】装置全体の縦断正面図。
【図2】同供給側側面図。
【図3】同排出側側面図。
【図4】要部正面図。
【図5】同平面図。
【図6】概略斜視図。
【図7】側面図。
【図8】斜視図。
【図9】斜視図。
1 脱穀装置 5 扱胴 26 排出側移動側板(移動側板) 29 排出側固定側板(固定側板) 32 ロック装置 62 排藁搬送装置
Claims (1)
- 【請求項1】 移動側板26に軸支された扱胴5と脱穀
済みの排藁を搬送する排藁搬送装置62とを非作業位置
へ移動できるように構成し、前記移動側板26を脱穀装
置1本体側の固定側板29に一体的に連結するロック装
置32を前記移動側板26と固定側板29との分割面付
近に配置し、該ロック装置32を介して前記扱胴5と排
藁搬送装置62とが作業位置に保持されるように構成し
たことを特徴とする脱穀装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001313990A JP2002159213A (ja) | 2001-10-11 | 2001-10-11 | 脱穀装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001313990A JP2002159213A (ja) | 2001-10-11 | 2001-10-11 | 脱穀装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000017105A Division JP3327282B2 (ja) | 1991-09-27 | 2000-01-26 | 脱穀装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002159213A true JP2002159213A (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=19132373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001313990A Pending JP2002159213A (ja) | 2001-10-11 | 2001-10-11 | 脱穀装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002159213A (ja) |
-
2001
- 2001-10-11 JP JP2001313990A patent/JP2002159213A/ja active Pending
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