JP2002159210A - 乗用型茶葉摘採機 - Google Patents

乗用型茶葉摘採機

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JP2002159210A
JP2002159210A JP2000359033A JP2000359033A JP2002159210A JP 2002159210 A JP2002159210 A JP 2002159210A JP 2000359033 A JP2000359033 A JP 2000359033A JP 2000359033 A JP2000359033 A JP 2000359033A JP 2002159210 A JP2002159210 A JP 2002159210A
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JP
Japan
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tea
wheels
ridge
frame
picking machine
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Application number
JP2000359033A
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English (en)
Inventor
Junichi Terada
順一 寺田
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Terada Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Terada Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右に荷台を突き出さずに、摘採した茶葉を
多量に積むことができて、1.0ton以下のトラック
に機体を積むことが可能な乗用型茶葉摘採機を提供する
こと。 【解決手段】 機体の後方に、茶葉を積むための荷台を
設け、荷台を自在車輪の付いた補助車輪で支え、機体と
回動自在に連結すること、機体の後方に自在車輪の付い
た荷台車を連結すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、作業者が摘採機に乗
って茶畝に沿って機体を走行させながら、自動的に茶葉
を摘採する乗用型の茶葉摘採機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】作業者が機体を操縦しながら茶葉を摘採
する乗用型摘採機としては、特開平10−262436
に示すものが一般的に使用されている。これは、茶畝を
またいだ2ヶの無限軌道式の走行装置を門型枠でつな
ぎ、門型枠の上方に作業者が乗って操縦し、門型枠の下
方に摘採装置を設け、摘採装置の後方に茶袋を取り付け
て、茶葉を摘採するものである。茶袋に収容した茶葉は
機体の左右に設けた荷台に、袋ごと搭載される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の乗用型摘採機
は、摘採した茶葉を摘むために、門型枠の左右に機体か
ら張り出した荷台を設けている。これは、門型枠の上に
運転席と各種動力装置が設けてあって、門型枠上には荷
台を設けることが出来ない為である。又、機体の重心が
高く、前後に転倒しやすいため、後方にも張り出すこと
ができず、比較的安定度の高い左右方向に荷台を張り出
させているのである。この為、茶畝の端の枕地で方向転
換するとき、左右に張り出した荷台が邪魔になってしま
う。又、茶畝に沿って立てられている電柱や、防霜ファ
ンの柱などにも当ってしまうことになる。従って、比較
的小さな荷台しか設けることが出来ないので、長い茶畝
では1本の茶畝から摘採される収量の全部を載せること
が出来ない。この為、枕地まで摘採した茶葉を持ち出す
ことが出来ず、途中で茶袋を降ろすか、茶袋を運び出す
ために、摘採を中断して、枕地まで機体を移動させねば
ならない。また、左右に設けた荷台に茶袋を載せるため
に、一度摘採を中断し、門型枠の上の運転席から後方の
茶袋保持板の上へ降りて、茶袋を左右の荷台へ載せる作
業をしなければならないため、非常に厄介である。この
発明は、機体の安定を損なわず、多量の茶袋を搭載する
ことが可能で、機体から左右に張り出すことがなく、摘
採した茶葉が満杯になった茶袋を載せることが容易な荷
台を持った乗用型茶葉摘採機を提供することを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明では、茶畝を挟んだ2本の無限
軌道式の走行装置を門型枠でつなぎ、門型枠の下方に摘
採装置を設け、摘採装置枠に茶袋を接続して茶畝に沿っ
て走行しながら茶葉を摘採する乗用型茶葉摘採機におい
て、機体の後方に荷台を張り出し、機体と荷台は回動自
在に接続すると共に、荷台枠は茶袋保持板によって保持
された摘採中の茶袋より高い位置に設置し、機体後方に
張り出した自在車輪で荷台を支えることを特徴としてい
る。機体の後方に荷台を設けることによって、荷台が左
右に張り出すことがなくなる。又、左右に荷台がないの
で、運転席と動力装置を機体を構成する門型枠の左右に
設けることが出来る。この為、重心が低くなり、機体が
安定すると共に、茶袋保持板上の茶袋を荷台に載せる作
業が容易となる。又、荷台と機体とは回動自在に接続
し、自在車輪による補助車輪で荷台の荷重を受けるよう
にしたので、多量の茶袋を積んでも機体の安定を損なう
ことがない。更に、補助車輪を機体に固定してしまう
と、凹地で補助車輪で機体が浮いてしまい、走行不能と
なる場合が生じることを防ぐことができる。
【0005】摘採を終えた茶畝から隣の茶畝に移るため
に、枕地で方向転換をする際、出来るだけ小廻りが可能
とする必要がある。この為、荷台と補助車輪はあまり後
方まで張り出すことは出来ない。摘採中の茶袋を支える
茶袋保持板は後方へ長く張り出している。従って、荷台
の高さを茶袋保持板より高い位置にすることによって、
茶袋保持板の上に荷台を設けることができ、前後方向の
寸法を短くすることが出来る。補助車輪は機体の旋回時
に進行方向とは直角な方向にひねられることになる。補
助車輪を自在車輪にしておくことにより、自然に車輪の
向きが変わり、スムーズに機体を回転させることが出来
る。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
乗用型茶葉摘採機において、上下方向に回動自在の接続
部によって機体後方の下部より張り出した補助アームの
先端に自在車輪を設置し、荷台枠と前記補助アームを補
助リンクでつないだことを特徴としている。荷台は機体
後部のかなり上方に設け、荷台を支える補助車輪は荷台
の下部に茶畝を挟んで左右に設けることになる。機体後
部の下から補助アームをのばし、これで補助車輪を支
え、安定させることが出来る。又、この補助アームは機
体と回動自在に接続させて、機体とは独立させ、補助リ
ンクで荷台と結ぶことにより、荷台の荷重だけを受ける
ことができる。また、枕地等で旋回時には、上方へ持ち
上げることも可能となる。
【0007】請求項3記載の発明では、茶畝を挟んだ2
本の無限軌道式の走行装置を門型枠でつなぎ、門型枠の
下方に摘採装置を設け、摘採装置枠に茶袋を接続して茶
畝に沿って走行しながら茶葉を摘採する乗用型茶葉摘採
機において、機体後方に茶畝をまたいだ門型の荷台を設
け、荷台下部に4ヶの車輪を設けて荷台車とし、機体中
央部と荷台車の中央部を一本の連結子でつなぎ、牽引す
ることを特徴としている。長大な茶畝では、機体から張
り出した荷台では載せきれない程の量の茶葉を摘採す
る。このような場合、機体とは独立して4ヶの車輪を持
った高床式の荷台車を茶畝を跨いで設置すれば、多量の
茶袋を搭載することが可能となる。この荷台車と機体を
脱着自在な1本の連結子で結んで牽引する。連結子はロ
ープのようなものでも、棒状のものでもよい。この場
合、荷台車の荷台の高さは茶樹より少し高くしておく。
【0008】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
乗用型茶葉摘採機において、荷台の高さを上下調節可能
としたことを特徴としている。茶樹の高さは茶畝によっ
てそれぞれ異なっている。摘採中の茶袋を受ける茶袋保
持板は茶樹の高さに合わせて上下できるようになってい
る。荷台車の荷台の高さも上下調節可能として茶袋保持
板の高さに合わせておけば、茶葉が満杯となった茶袋を
容易に荷台へ移すことが出来る。
【0009】請求項5記載の発明では、請求項3記載の
乗用型茶葉摘採機において、荷台下部の4ヶの車輪を自
在車輪としたことを特徴としている。荷台車を牽引した
まま、枕地で機体を方向転換するには、非常に広い枕地
を必要とする。従って、茶畝の端まで来たら、荷台車と
の連結子を外し、機体だけ方向転換し、隣りの茶畝に機
体を進める。残った荷台車から茶袋を降ろし、空の荷台
車を押して、隣りの茶畝へ移動させるのであるが、4ヶ
の車輪を自在車輪にしておくことにより、容易に移動さ
せることが出来る。この自在車輪は、必要に応じて首振
り機能を固定すれば、機体を牽引するときに安定させる
ことが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1、2記載の実施例を図
1、2、3、4により説明する。1、2は無限軌道式の
走行装置であり、茶畝3を挟んでその両側を走行する。
左右の走行装置は門型枠4によりつながっている。門型
枠4の下には、刈刃11が摘採装置枠12に取り付けら
れて、設置されている。門型枠4の上には、送風ファン
9が設けてあり、刈刃11の前方に設けた送風管10と
フレキシブルダクト13でつながれている。送風ファン
9の風は送風管10に付いている多数の枝管から刈刃1
1の上へ吹きつけられる。摘採装置枠12の後には、茶
袋15を取り付けて摘採する。茶袋15は茶袋保持板1
4で保持する。機体後方の上部には、荷台枠18をピン
24により回動自在に取り付ける。荷台枠18の底は、
ネット23を張る。左右には、ネットを張った左囲い2
1、右囲い22、後には後囲い20を設けて、茶葉の入
った茶袋を収容する。囲い20、21、22は開閉出来
るようにする。機体の後部下方には、ピン25を介し
て、自在車輪16を付けた補助アーム17を取り付け
る。補助アーム17と荷台枠18はピン26、27を介
して補助リンク19によってつなげてある。
【0011】次に、作業手順について説明する。まず、
運転者7はハンドル8を操作して、摘採しようとする茶
畝に機体を進める。ついで、空の茶袋15を摘採装置枠
12にセットする。次に刈刃11を茶畝3の高さに調節
する。そして、バリカン型の刈刃11を動かし、送風フ
ァン9を回転させ、機体をゆっくりと茶畝3に沿って前
進させる。摘採された茶葉は送風管10から吹出す風に
吹き飛ばされて、茶袋15の中に収容される。茶袋15
が満杯になると、機体を停止させ、茶袋15を摘採装置
枠12から外し、後方の荷台枠18の上に載せ、新しい
茶袋を摘採装置枠12にセットし、再び摘採作業を開始
する。茶畝の端の枕地まで来ると、荷台の周りの囲いを
開いて、茶袋をおろし、次の茶畝へと機体を進め、同様
の作業を繰り返す。
【0012】請求項3、4、5の実施例を図5、6、7
により説明する。運転者7が乗る機体部分は図1、2、
3で説明したものと同じである。機体の後方に、茶畝3
を挟んで4ヶの自在車輪28、38で支えられた荷台2
9を連結する。荷台29はパンダグラフ式の支持棒3
0、31で支えられ、高さの調節が可能としてある。荷
台29の左、右と後はネットを張った囲い32、33、
34で囲って、荷物が落ちないようにする。機体の後方
の茶袋保持板14の桁材35の中央部と荷台29の前部
の中央部を連結子36で脱着自在に連結し、機体で荷台
車を牽引する。連結子36は、棒材でも、ロープ状のも
のでもよい。荷台29には前後にピン37が設けてあ
り、どちらにでも連結子36をつなぐことが出来る。
【0013】作業手順は、前記と同様にして、運転者7
は機体を茶畝に入れる。ついで、荷台29を茶畝より少
し上の高さになるように調節する。茶袋保持板19と荷
台29の高さが揃っている方が、茶袋15を外して荷台
29へ載せ替える作業が楽である。荷台を牽引すると
き、後方の自在車輪38の方向を固定すると、荷台の進
行方向が安定する。前記と同様に、摘採作業を進め、茶
袋15が満杯になると、後方の荷台29へ載せ替える。
茶畝の端の枕地まで来ると、連結子36を外し、機体を
隣りの茶畝へ入れる。ついで、荷台29の囲い32、3
3、34を開いて茶袋をおろし、荷台車を移動させ、再
び機体と連結子36でつなぎ、次の作業へ入る。枕地が
十分広くしてあれば、連結子36をつないだままで茶袋
の積み下ろし作業が出来る。また、茶袋運搬トラックが
遠くにあるときは、荷台29を牽引したまま、枕地を走
行し、トラックのそばまで茶袋を運搬出来る。
【0014】
【発明の効果】茶葉の摘採作業で困難なのは、摘採した
多量の茶葉を茶園から運び出す作業である。多量の茶葉
を積むためには、摘採機を大型にしなければならない。
大型にすると、この大型摘採機を茶園まで運ぶために、
特別のトラックを必要とする。一般の農家が所有してい
るトラックは約1.0ton以下のものである。1.0
tonトラックの荷台の巾は、1.6Mである。茶畝の
巾は通常1.8Mであり、これに合わせるため、乗用型
摘採機の横巾は約2.0Mを必要としている。従って、
1.0tonトラックに載せるためには、前後の寸法つ
まり、走行装置のクローラの長さを1.6M以下にしな
ければならない。前後の寸法を短くすると、機体の安定
が非常に悪くなり、多量の茶葉を積むことができない。
この発明のように機体とは独立して設けた荷台を補助車
輪で支えれば、多量の茶葉を積んでも機体の安定を損な
うことはない。この発明によれば、走行装置の長さを
1.6M以下にすることが可能となり、一般農家が所有
する1.0ton以下のトラックで機体を運ぶことがで
きる。また、走行装置の長さを短くすることにより、ク
ローラが外れにくくなり、回転半径を小さくすることが
でき、茶園での機械の操作が非常にやりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2の実施例を示す側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1、図5を前から見た正面図。
【図4】図1を後から見た立面図。
【図5】請求項3、4、5の実施例を示す側面図。
【図6】図5の平面図。
【図7】図5を後から見た立面図。
【符号の説明】
1 走行装置 2 走行装置 3 茶畝 4 門型枠 5 エンジン 6 座席 7 運転者 8 ハンドル 9 送風ファン 10 送風管 11 刈刃 12 摘採装置枠 13 フレキシブルダクト 14 茶袋保持板 15 茶袋 16 自在車輪 17 補助アーム 18 荷台枠 19 補助リンク 20 後囲い 21 左囲い 22 右囲い 23 ネット 24 ピン 25 ピン 26 ピン 27 ピン 28 自在車輪 29 荷台 30 支持棒 31 支持棒 32 囲い 33 囲い 34 囲い 35 桁材 36 連結子 37 ピン 38 自在車輪

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶畝を挟んだ2本の無限軌道式の走行装
    置を門型枠でつなぎ、門型枠の下方に摘採装置を設け、
    摘採装置枠に茶袋を接続して茶畝に沿って走行しながら
    茶葉を摘採する乗用型茶葉摘採機において、機体の後方
    に荷台を張り出し、機体と荷台は回動自在に接続すると
    共に、荷台枠は茶袋保持板によって保持された摘採中の
    茶袋より高い位置に設置し、機体後方に張り出した自在
    車輪で荷台を支えることを特徴とした乗用型茶葉摘採
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の乗用型茶葉摘採機におい
    て、上下方向に回動自在の接続部によって機体後方の下
    部より張り出した補助アームの先端に自在車輪を設置
    し、荷台枠と前記補助アームを補助リンクでつないだこ
    とを特徴とした乗用型茶葉摘採機。
  3. 【請求項3】 茶畝を挟んだ2本の無限軌道式の走行装
    置を門型枠でつなぎ、門型枠の下方に摘採装置を設け、
    摘採装置枠に茶袋を接続して茶畝に沿って走行しながら
    茶葉を摘採する乗用型茶葉摘採機において、機体後方に
    茶畝をまたいだ門型の荷台を設け、荷台下部に4ヶの車
    輪を設けて荷台車とし、機体中央部と荷台車の中央部を
    一本の連結子でつなぎ、牽引することを特徴とした乗用
    型茶葉摘採機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の乗用型茶葉摘採機におい
    て、荷台の高さを上下調節可能としたことを特徴とした
    乗用型茶葉摘採機。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の乗用型茶葉摘採機におい
    て、荷台下部の4ヶの車輪を自在車輪としたことを特徴
    とした乗用型茶葉摘採機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011083199A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 National Agriculture & Food Research Organization 切り花収穫機及び切り花収穫方法

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