JP2002158985A - デジタルコンテンツ配布システム、デジタルコンテンツ配布方法、デジタルコンテンツ配布装置、情報処理装置、および、デジタルコンテンツ記録媒体 - Google Patents

デジタルコンテンツ配布システム、デジタルコンテンツ配布方法、デジタルコンテンツ配布装置、情報処理装置、および、デジタルコンテンツ記録媒体

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JP2002158985A
JP2002158985A JP2000351511A JP2000351511A JP2002158985A JP 2002158985 A JP2002158985 A JP 2002158985A JP 2000351511 A JP2000351511 A JP 2000351511A JP 2000351511 A JP2000351511 A JP 2000351511A JP 2002158985 A JP2002158985 A JP 2002158985A
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徹 大和田
Jun Kitahara
潤 北原
Takeshi Asahi
猛 朝日
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デジタルコンテンツの権利を保護しつつ、ユー
ザの視聴覚欲求を刺激する形でのデジタルコンテンツ配
布を可能とする。 【解決手段】デジタルコンテンツ配布装置100が、情
報処理装置本体102と共有する暗号鍵情報104を用
いて一部分が暗号化されたデジタルコンテンツを、情報
処理装置本体102に配布し、情報処理装置本体102
が、デジタルコンテンツ配布装置100から配布される
デジタルコンテンツ中の暗号化部分に対して、暗号鍵情
報104を用いて復号処理を施すようにしている。ここ
で、デジタルコンテンツ配布装置100から配布される
デジタルコンテンツは、平文時のデジタルコンテンツの
フォーマッティング単位を1単位とし、これらの単位中
の一部の単位が暗号化対象となるようにして暗号化され
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、著作権保護が必要
なデジタルコンテンツを扱う技術に関し、特に、複製に
よる不正使用を防ぎ、かつ、正当な使用権利を持たない
ユーザの視聴覚欲求を刺激する形での利用を可能としな
がら、デジタルコンテンツを配布し、配布先の情報処理
装置で出力する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像や音声などの高付加価値な情
報をデジタル形式で配布する要求が高まっており、デジ
タルコンテンツの著作権保護を図るために、不正コピー
の防止が重要視されてきている。すなわち、デジタルコ
ンテンツは、容易にコピーできる上、コピーしても品質
が劣化しないので、既に不正コピーによる著作権の侵害
等の弊害が生じてきている。
【0003】コピー防止手段の1つとしては、一般に、
デジタルコンテンツの暗号化が用いられており、正当な
暗号鍵情報を入手したユーザのみが、暗号化されたデジ
タルコンテンツを復号し、その中身を確かめることがで
きるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ルコンテンツを単純に暗号化した場合、暗号化されたデ
ジタルコンテンツは、正当な暗号鍵情報がないと全く視
聴することができなくなってしまう。
【0005】これは、デジタルコンテンツが何らかのフ
ォーマットに従ってフォーマッティングされているにも
関わらず、フォーマットを無視した単純な暗号化が行わ
れることにより、デジタルコンテンツのデータ構造が破
壊されてしまい、デジタルコンテンツを再生するソフト
ウェアやハードウェアがデータ構造を全く解釈できなく
なるからである。
【0006】そこで、ユーザは、デジタルコンテンツを
購入するなどして、正当な暗号鍵情報を入手しない限
り、その中身を確かめることができず、ユーザにとって
はデジタルコンテンツ購入の敷居が高くなってしまう。
【0007】本発明の目的は、デジタルコンテンツの権
利を保護すると共に、ユーザの視聴覚欲求を刺激するこ
とにより、デジタルコンテンツの配布または販売を促進
するデジタルコンテンツ配布システム等を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、デジタルコンテンツを配布するデジタル
コンテンツ配布装置と、デジタルコンテンツ配布装置か
ら配布されるデジタルコンテンツを出力する情報処理装
置とを備えたデジタルコンテンツ配布システムにおい
て、上記デジタルコンテンツ配布装置が、上記情報処理
装置と共有する暗号鍵情報を用いて一部分が暗号化され
たデジタルコンテンツを、上記情報処理装置に配布し、
上記情報処理装置が、上記デジタルコンテンツ配布装置
から配布されるデジタルコンテンツ中の暗号化部分に対
して、上記暗号鍵情報を用いて復号処理を施すようにし
ている。
【0009】そして、特に、本発明では、上記デジタル
コンテンツ配布装置から配布されるデジタルコンテンツ
が、平文時のデジタルコンテンツのフォーマッティング
単位を1単位とし、これらの単位中の一部の単位が暗号
化対象となるようにして暗号化されたものであるように
している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0011】図1は、本実施形態に係るデジタルコンテ
ンツ配布システムの概略構成図である。
【0012】図中、100はデジタルコンテンツ配布装
置、101は情報処理装置、102は情報処理装置本
体、103は表示装置である。
【0013】本実施形態に係るデジタルコンテンツ配布
システムは、デジタルコンテンツ配布装置100によっ
てデジタルデータとして配布される高付加価値コンテン
ツの権利保護を大前提としている。すなわち、本実施形
態に係るデジタルコンテンツ配布システムは、デジタル
コンテンツ配布装置100と情報処理装置本体102と
の間を転送されるデジタルコンテンツ(配布データ)、
および、情報処理装置本体102と表示装置103との
間を転送されるデジタルコンテンツ(表示データ)が、
各々、デジタルデータであるようなものを対象にしてお
り、これらを暗号化することで保護を図っている。
【0014】そして、本実施形態に係るデジタルコンテ
ンツ配布システムは、ユーザの視聴覚欲求を刺激する形
でデジタルコンテンツを配布可能とすることを目的とし
ている。すなわち、本実施形態に係るデジタルコンテン
ツ配布システムは、暗号化されたデジタルコンテンツ
で、ユーザの視聴覚要求を刺激することを可能とするも
のである。
【0015】具体的には、デジタルコンテンツ配布装置
100と情報処理装置本体102との間を転送されるデ
ジタルコンテンツは、例えば、JPEG(Joint Photog
raphic Experts Group)やMPEG(Moving Picture E
xperts Group)などの、予め決められた圧縮方式でフォ
ーマッティングされたデジタルデータが、例えば、DE
S(Data Encryption Standard)などの、予め決められ
た暗号方式で暗号化された暗号化データである。
【0016】ここで、デジタルコンテンツ配布装置10
0は、ネットワークを経由してデジタルコンテンツを配
布するネットワーク装置であっても、例えば、光ディス
ク媒体や磁気ディスク媒体などの、デジタルコンテンツ
が記録された記録媒体であってもよい。
【0017】すなわち、デジタルコンテンツ配布装置1
00によって配布されるデジタルコンテンツは、デジタ
ルコンテンツ配布装置100から配布される時点で暗号
化されていればよく、暗号処理を施すのがデジタルコン
テンツ配布装置100でなくてもよい。
【0018】さて、図1に示すように、本実施形態に係
るデジタルコンテンツ配布システムにおいては、デジタ
ルコンテンツ配布装置100および情報処理装置本体1
02は、何らかの方法によって、デジタルコンテンツ
(配布データ)を暗号化/復号化するための暗号鍵情報
104を共有する機能を有している。
【0019】暗号鍵情報104を共有する方法について
は、様々な方法が公知技術となっており、どのような方
法を採用してもよい。
【0020】例えば、デジタルコンテンツの暗号化に用
いられた暗号鍵情報104を管理しているネットワーク
装置から、情報処理装置本体102が暗号鍵情報104
を入手するという方法が挙げられる。このとき、ネット
ワーク装置が、情報処理装置本体102の公開鍵情報を
用いて暗号鍵情報104を暗号化し、情報処理装置本体
102が、自身の秘密鍵情報で復号するようにする。
【0021】また、例えば、磁気ディスク媒体に記録さ
れているデジタルコンテンツ(暗号化済み)の暗号化に
用いられた暗号鍵情報104を、情報処理装置本体10
2の製造時に、情報処理装置本体102の内部の不揮発
性記憶装置に記録しておくという方法が挙げられる。
【0022】同様に、図1に示すように、本実施形態に
係るデジタルコンテンツ配布システムにおいては、情報
処理装置本体102および表示装置103は、何らかの
方法によって、デジタルコンテンツ(表示データ)を暗
号化/復号化するための暗号鍵情報105を共有する機
能を有している。
【0023】暗号鍵情報105を共有する方法について
も、暗号鍵情報104を共有する方法と同様に、様々な
方法が公知技術となっており、どのような方法を採用し
てもよい。
【0024】例えば、情報処理装置本体102がデジタ
ルコンテンツの暗号化に用いた暗号鍵情報105を、表
示装置103が情報処理装置本体102から入手すると
いう方法が挙げられる。このとき、情報処理装置本体1
02が、表示装置103の公開鍵情報を用いて暗号鍵情
報105を暗号化し、表示装置103が、自身の秘密鍵
情報で復号するようにする。
【0025】また、例えば、暗号鍵情報105を、情報
処理装置本体102および表示装置103の製造時に、
各々の内部の不揮発性記憶装置に記録しておくという方
法が挙げられる。
【0026】また、図1に示すように、本実施形態に係
るデジタルコンテンツ配布システムにおいては、情報処
理装置本体102は、(1)デジタルコンテンツ配布装
置100から配布されるデジタルコンテンツ中の暗号化
部分に対して、暗号鍵情報104を用いて復号処理10
6を施す復号機能、(2)暗号化部分を復号後のデジタ
ルコンテンツの展開処理107を行う展開機能、(3)
展開したデジタルコンテンツを、表示装置103が要求
するビットレートで出力するための表示データに変換す
る表示制御処理108を行う表示制御機能、(4)表示
データの一部分に対して、暗号鍵情報105を用いて暗
号処理109を施す暗号機能、を有している。
【0027】また、図1に示すように、本実施形態に係
るデジタルコンテンツ配布システムにおいては、表示装
置103は、(1)情報処理装置本体102の暗号機能
によって暗号化された表示データ中の暗号化部分に対し
て、暗号鍵情報105を用いて復号処理110を施す復
号機能、(2)暗号化部分を復号後の表示データの表示
処理111を行う表示機能、を有している。
【0028】次に、本実施形態に係るデジタルコンテン
ツ配布システムの概略動作について、図2を用いて説明
する。
【0029】図2は、本実施形態に係るデジタルコンテ
ンツ配布システムの概略動作フローチャートである。
【0030】図2において、まず、デジタルコンテンツ
配布装置100および情報処理装置本体102は、何ら
かの方法によって、デジタルコンテンツ(配布データ)
を暗号化/復号化するための暗号鍵情報104を共有す
る(ステップ201)。上述したように、暗号鍵情報1
04を共有する方法については、様々な方法が公知技術
となっており、どのような方法を採用してもよいので、
ここでは規定しない。
【0031】続いて、デジタルコンテンツ配布装置10
0は、情報処理装置本体102へ、暗号鍵情報104を
用いて一部分が暗号化されたデジタルコンテンツを配布
する(ステップ202)。上述したように、デジタルコ
ンテンツ配布装置100によって配布されるデジタルコ
ンテンツは、デジタルコンテンツ配布装置100から配
布される時点で暗号化されていればよく、暗号処理を施
すのがデジタルコンテンツ配布装置100でなくてもよ
い。
【0032】続いて、情報処理装置本体102は、デジ
タルコンテンツ配布装置100から配布されたデジタル
コンテンツ中の暗号化部分に対して、暗号鍵情報104
を用いて復号処理106を施す(ステップ203)。ス
テップ203の処理によって、情報処理装置本体102
は、その内部に、平文のデジタルコンテンツを得ること
となる。
【0033】続いて、情報処理装置本体102は、ステ
ップ203の処理で得られたデジタルコンテンツの展開
処理107を行う(ステップ204)。例えば、ステッ
プ203の処理で得られたデジタルコンテンツがMPE
G方式でフォーマッティングされているMPEGデータ
である場合には、ステップ204の処理によって、情報
処理装置本体102は、その内部に、毎秒30フレーム
からなる動画像データを得ることとなる。
【0034】続いて、ステップ204の処理で得られた
動画像データを含む表示データに対して、表示装置10
3が要求するビットレートで出力するための表示制御処
理108を行う(ステップ205)。例えば、表示装置
103がTFT(Thin FilmTransistor)液晶表示装置
の場合は、ステップ205の処理では、情報処理装置本
体102は、毎秒60〜70フレーム程度のシーケンシ
ャルな表示データを生成する。
【0035】続いて、情報処理装置本体102および表
示装置103は、何らかの方法によって、デジタルコン
テンツ(表示データ)を暗号化/復号化するための暗号
鍵情報105を共有する(ステップ206)。上述した
ように、暗号鍵情報105を共有する方法については、
様々な方法が公知技術となっており、どのような方法を
採用してもよいので、ここでは規定しない。
【0036】続いて、情報処理装置本体102は、ステ
ップ205の処理で生成した表示データ中の一部分に対
して、暗号鍵情報105を用いて暗号処理109を施す
(ステップ207)。ステップ207の処理によって、
情報処理装置本体102は、その内部に、一部分が暗号
化された表示データを得ることとなる。
【0037】続いて、情報処理装置本体102は、表示
装置103へ、一部分が暗号化された表示データを出力
する(ステップ208)。
【0038】続いて、表示装置103は、情報処理装置
本体102から出力された表示データ中の暗号化部分に
対して、暗号鍵情報105を用いて復号処理110を施
す(ステップ209)。ステップ209の処理によっ
て、表示装置103は、その内部に、平文の表示データ
を得ることとなる。
【0039】続いて、表示装置103は、ステップ20
9の処理によって得られた表示データの表示処理111
を行う(ステップ210)。ステップ210の処理によ
って、ステップ204の処理によって得られた動画像デ
ータを含む表示データが表示されることとなる。
【0040】以上、ステップ201〜ステップ210の
処理によって、デジタルコンテンツ配布装置100から
配布されるデジタルコンテンツが、表示装置103で表
示されることとなる。
【0041】なお、以下では、本実施形態に係るデジタ
ルコンテンツ配布システムの動作のうち、ステップ20
1〜ステップ204の処理によって実現される動作を、
「配布経路暗号化」動作と称し、ステップ205〜ステ
ップ210の処理によって実現される動作を、「出力経
路暗号化」動作と称する。
【0042】また、ステップ206の処理は、配布経路
暗号化動作に先立って行われても、並行して行われても
よい。また、ステップ205,ステップ206,ステッ
プ207の処理は、情報処理装置101の構成によって
は順番が逆転してもよい。
【0043】次に、配布経路暗号化動作の詳細について
説明する。
【0044】まず、本実施形態に係る情報処理装置10
1の概略動作について、図3を用いて説明する。
【0045】図3は、本実施形態に係る情報処理装置1
01の概略構成図である。
【0046】図3では、パーソナルコンピュータ(P
C)などの情報処理装置101のうち、表示に関する部
分であって、かつ、配布経路暗号化動作に関する部分の
みを示している。
【0047】図中、102は情報処理装置本体、103
は表示装置、104は暗号鍵情報、301は中央演算装
置(CPU:Central Processing Unit)、302はシ
ステムメモリ、303は表示制御装置、304は表示メ
モリ、305は入力制御装置、306は通信制御装置、
307はバス、308は復号処理部、309はコンテン
ツ展開処理部である。
【0048】図3において、デジタルコンテンツ配布装
置100がネットワーク装置である場合には、通信制御
装置306が、CPU301の指示に従って、デジタル
コンテンツを入力する。また、デジタルコンテンツ配布
装置100が記録媒体である場合には、入力制御装置3
05が、CPU301の指示に従って、デジタルコンテ
ンツを入力する。通信制御装置306または入力制御装
置305が入力したデジタルコンテンツは、CPU30
1の指示に従って、バス307を介して表示制御装置3
03に入力される。
【0049】表示制御装置303においては、復号処理
部308が、入力したデジタルコンテンツ中の暗号化部
分に対して、表示制御装置303の内部に保持されてい
る暗号鍵情報104を用いて復号処理106を施し、表
示制御装置303の内部に、平文のデジタルコンテンツ
を得る。続いて、コンテンツ展開処理部309が、復号
処理部308が復号したデジタルコンテンツの展開処理
107を行い、表示制御装置303の内部に、展開され
たデジタルコンテンツを得る。
【0050】ここまでの動作が配布経路暗号化動作に相
当している。その後の出力経路暗号化動作の詳細につい
ては後述する。
【0051】なお、復号処理部308およびコンテンツ
展開処理部309は、表示制御装置303内にハードウ
ェアとして実装されるようにしてもよいし、また、表示
制御装置303内に独自のCPUおよびメモリを設け、
ソフトウェアとして実装されるようにしてもよい。
【0052】次に、配布経路暗号化動作で、デジタルコ
ンテンツ配布装置100から配布されるデジタルコンテ
ンツの暗号化方法の一例について、図5および図6を用
いて説明する。
【0053】図5は、デジタルコンテンツ配布装置10
0から配布されるデジタルコンテンツの暗号化方法の一
例を示す説明図であり、図6は、図5に示す暗号化方法
で暗号化されたデジタルコンテンツを表示装置103で
表示した場合の表示イメージを示す説明図である。
【0054】図5および図6では、デジタルコンテンツ
がMPEGデータである場合を例にしている。
【0055】MPEG方式による圧縮では、例えば、1
フレームm×n画素,毎秒kフレームから構成される動
画像データは、Iピクチャ形式,Pピクチャ形式,Bピ
クチャ形式の3つの形式に分類される。
【0056】(1)Iピクチャ形式 Iピクチャ形式では、1フレームm×n画素の画像デー
タは、8×8画素の複数のブロックに分割され、各ブロ
ックごとに直交変換処理が施されて周波数領域データに
変換された後、量子化されてデータ圧縮が行われる。I
ピクチャデータでは、元フレーム内のデータのみを対象
にした符号化がなされており、Iピクチャデータから
は、展開処理によって1枚のフレームデータが得られ
る。
【0057】(2)Pピクチャ形式 Pピクチャ形式では、順方向のフレーム間予測を行った
データ圧縮が行われる。Pピクチャデータでは、Iピク
チャとの差分情報を用いた符号化がなされており、元フ
レームの復元には、Pピクチャデータ,元画となるIピ
クチャデータが必要となる。すなわち、Pピクチャデー
タのみでは画像データは得られない。
【0058】(3)Bピクチャ形式 Bピクチャ形式では、双方向のフレーム間予測を行った
データ圧縮が行われる。Bピクチャデータでは、Iピク
チャとPピクチャとの間の差分情報を用いた符号化がな
されており、元フレームの復元には、Pピクチャデー
タ、元画となるIピクチャデータ,Bピクチャデータが
必要となる。すなわち、Bピクチャデータのみでは画像
データは得られない。
【0059】また、1ピクチャデータの符号割り当て量
は、図5に示すように、Iピクチャ,Pピクチャ,Bピ
クチャの順に小さくなる。動画像データは、フレームご
とに、例えば、IBB,PBB,PBB,IBB,PB
B,PBBなどの順番に符号化される。
【0060】このような性質を持ったMPEGデータの
暗号化方法としては、以下の3つの方法が考えられる。
【0061】(1)第1の暗号化方法 第1の暗号化方法としては、Iピクチャデータのみを暗
号化するという方法がある。第1の暗号化方法は、さら
に、圧縮単位となるブロックごとに暗号化を施す/施さ
ないという方法、および、圧縮単位となるブロック内の
周波数成分に着目し、高周波領域データ/低周波領域デ
ータごとに暗号化を施す/施さないという方法に分けら
れる。
【0062】まず、前者の方法(圧縮単位となるブロッ
クごとに暗号化を施す/施さないという方法)について
説明すると、例えば、図6(a)に示す元画像に対し
て、本方法による暗号化を行う際には、ブロックを暗号
処理の処理対象とし、あるブロックには暗号処理を施
し、あるブロックには暗号処理を施さないようにする。
【0063】本方法により暗号化されたMPEGデータ
は、暗号鍵情報104を用いた復号処理を施さなけれ
ば、表示装置103に表示される際のイメージは、図6
(b)に示すようになる。本方法では、暗号化を施すブ
ロック数を増減させることで、元画像の汚損度合を制御
可能であり、どの程度の開示を行うかを自由に変更する
ことができる。
【0064】次に、後者の方法(高周波領域データ/低
周波領域データごとに暗号化を施す/施さないという方
法)について説明すると、例えば、図6(a)に示す元
画像に対して、本方法による暗号化を行う際には、ブロ
ック内の低周波領域データを暗号処理の処理対象とし、
各ブロック中の低周波領域データには暗号処理を施し、
高周波領域データには暗号処理を施さないようにする。
本方法により暗号化されたMPEGデータは、暗号鍵情
報104を用いた復号処理を施さなければ、表示装置1
03に表示される際のイメージは、図6(c)に示すよ
うになる。
【0065】低周波数領域データを暗号化すると、図6
(c)に示すように、元画像は大きく汚染され、元画像
を観測するのは困難となるが、高周波数領域データを暗
号化すると、図示していないが、元画像にノイズが重畳
されたイメージとなる。
【0066】本方法では、暗号化を施す周波数領域を選
択することで、元画像の汚損度合を制御可能であり、ど
の程度の開示を行うかを自由に変更することができる。
また、全てのブロックを暗号処理の処理対象としなくて
も、一部のブロックを暗号処理の処理対象としてもよ
い。
【0067】第1の暗号化方法によってIピクチャデー
タのみを暗号化した場合、暗号鍵情報104がないとI
ピクチャデータを復元することができず、従って、図5
に示すように、Iピクチャデータの差分情報であるPピ
クチャデータおよびBピクチャデータも、暗号化されて
はいないが、これらを展開することも不可能となる。例
えば、IBB,PBB,PBB,IBB,PBB,PB
Bの順番に符号化された動画像データは、暗号鍵情報1
04がない場合には、×××,×××,×××,××
×,×××,×××(×は正常な復号・展開の失敗を意
味する。)となって、全てのフレーム共に正常な元画像
が得られない。
【0068】(2)第2の暗号化方法 第2の暗号化方法としては、Pピクチャデータのみを暗
号化するという方法がある。第2の暗号化方法も、第1
の暗号化方法と同様に、さらに、圧縮単位となるブロッ
クごとに暗号化を施す/施さないという方法、および、
圧縮単位となるブロック内の周波数成分に着目し、高周
波領域データ/低周波領域データごとに暗号化を施す/
施さないという方法に分けられる。
【0069】第2の暗号化方法によってPピクチャデー
タのみを暗号化した場合、暗号鍵情報104がないとP
ピクチャデータを復元することができず、従って、図5
に示すように、Iピクチャデータ,Pピクチャデータの
差分情報であるBピクチャデータも、暗号化されてはい
ないが、これを展開することも不可能となる。例えば、
IBB,PBB,PBB,IBB,PBB,PBBの順
番に符号化された動画像データは、暗号鍵情報104が
ない場合には、I××,×××,×××,I××,××
×,×××(×は正常な復号・展開の失敗を意味す
る。)となって、得られる正常な画像フレームはIピク
チャデータのみとなる。
【0070】(3)第3の暗号化方法 第3の暗号化方法としては、Bピクチャデータのみを暗
号化するという方法がある。第3の暗号化方法も、第1
の暗号化方法と同様に、さらに、圧縮単位となるブロッ
クごとに暗号化を施す/施さないという方法、および、
圧縮単位となるブロック内の周波数成分に着目し、高周
波領域データ/低周波領域データごとに暗号化を施す/
施さないという方法に分けられる。
【0071】第3の暗号化方法によってBピクチャデー
タのみを暗号化した場合、図5に示すように、暗号鍵情
報104がないとBピクチャデータを復元することがで
きない。例えば、IBB,PBB,PBB,IBB,P
BB,PBBの順番に符号化された動画像データは、暗
号鍵情報104がない場合には、I××,P××,P×
×,I××,P××,P××(Xは正常な復号・展開の
失敗を意味する。)となって、得られる正常な画像フレ
ームはIピクチャデータおよびPピクチャのみとなる。
【0072】以上、MPEGデータの暗号化方法として
3つの方法を説明したが、これらの方法を任意に組み合
わせるようにしてもよい。
【0073】本実施形態に係るデジタルコンテンツ配布
システムによれば、配布経路暗号化動作において、デジ
タルコンテンツを単純に暗号化するのではなく、暗号処
理の処理対象とするデータを選択し、一部分のみを暗号
化するようにしているので、正当な暗号鍵情報104を
有していない場合には、元画像の一部分が汚損した状態
となる。一部分が汚損されたデジタルコンテンツは、そ
の価値が損なわれるので、デジタルコンテンツの不正コ
ピーを防止することが可能となり、また、デジタルコン
テンツの一部分が開示されるので、ユーザの視聴要求を
刺激し、デジタルコンテンツの完全な視聴を促すことが
可能となる。
【0074】特に、本実施形態に係るデジタルコンテン
ツ配布システムにおいては、暗号処理の処理対象とする
データを選択する際に、そのフォーマットに着目するよ
うにしている。すなわち、デジタルコンテンツを単なる
ビット列として暗号処理の処理対象とした場合、ヘッ
ダ,ペイロード,フッタと言ったデータ構造が全て失わ
れてしまい、デジタルコンテンツとして利用することが
まったく不可能となってしまうが、本実施形態に係るデ
ジタルコンテンツ配布システムにおいては、デジタルコ
ンテンツを単なるビット列として扱うのではなく、暗号
処理の処理対象とするデータを、フォーマットの有意味
部分に合わせて選択するようにしているので、データ全
体ではなく、一部分だけの汚損が可能となっている。
【0075】また、本実施形態に係るデジタルコンテン
ツ配布システムによれば、配布経路暗号化動作におい
て、データ汚損に、暗号鍵情報104を用いた暗号処理
を利用していることから、ユーザの視聴欲求を刺激する
ために、完全なデジタルコンテンツとは別に汚損デジタ
ルコンテンツを用意する必要がなく、デジタルコンテン
ツの配布・蓄積に掛かるコストを低減することが可能と
なる。
【0076】さらに、本実施形態に係るデジタルコンテ
ンツ配布システムによれば、配布経路暗号化動作におい
て、デジタルコンテンツの一部分だけを暗号処理の処理
対象とし、デジタルコンテンツ全体に対する暗号処理を
避けることによって、暗号処理/復号処理の処理量の軽
減も可能となっている。なお、汚損度と処理量とはトレ
ードオフの関係にあり、要求に応じて優先度の変更が容
易に可能である。
【0077】以上説明したように、本実施形態に係るデ
ジタルコンテンツ配布システムによれば、配布経路暗号
化動作によって、デジタルコンテンツの配布経路上で著
作権を保護しつつ、ユーザの視聴欲求を刺激することが
可能となる。
【0078】なお、本実施形態に係る情報処理装置10
1は、図3に示す構成ではなく、図7に示す構成にし、
図3に示した復号処理部308およびコンテンツ展開処
理部309を、ソフトウェアで実現するようにしてもよ
い。
【0079】図7は、本実施形態に係る情報処理装置1
01の他の概略構成図である。
【0080】図7でも、図3と同様に、PCなどの情報
処理装置101のうち、表示に関する部分であって、か
つ、配布経路暗号化動作に関する部分のみを示してい
る。
【0081】図中、図3と同じ構成要素には同じ符号を
付与してある。701は不揮発性記憶装置である。
【0082】図7に示す構成の情報処理装置101にお
いては、図3に示した復号処理部308およびコンテン
ツ展開処理部309の動作を、CPU301がシステム
メモリ302上にプログラムをロードして実行すること
で実現するものである。
【0083】図7において、デジタルコンテンツ配布装
置100がネットワーク装置である場合には、通信制御
装置306が、CPU301の指示に従って、デジタル
コンテンツを入力する。また、デジタルコンテンツ配布
装置100が記録媒体である場合には、入力制御装置3
05が、CPU301の指示に従って、デジタルコンテ
ンツを入力する。通信制御装置306または入力制御装
置305が入力したデジタルコンテンツは、CPU30
1の指示に従って、バス307を介してシステムメモリ
302に入力される。
【0084】CPU301は、入力したデジタルコンテ
ンツ中の暗号化部分に対して、暗号鍵情報104を用い
て復号処理106を施し、システムメモリ302上に、
平文のデジタルコンテンツを得る。続いて、CPU30
1は、復号したデジタルコンテンツの展開処理107を
行い、展開されたデジタルコンテンツを得る。得られた
デジタルコンテンツは表示制御装置303に入力され
る。
【0085】ここで、暗号鍵情報104は、図3を用い
た説明では、表示制御装置303の内部に保持されてい
るものとしたが、図7に示す構成の情報処理装置101
においては、暗号鍵情報104は、不揮発性記憶装置7
01に保持されているものとする。
【0086】また、本実施形態に係る情報処理装置10
1は、図3および図7のいずれにおいても、情報処理装
置102本体と表示装置103とを備えた構成としてい
るが、情報処理装置本体102と表示装置103が一体
化した構成であってもよい。すなわち、本実施形態に係
る情報処理装置101を、いわゆるPDA(PersonalDi
gital Assistant)などと呼ばれる携帯情報端末として
もよい。
【0087】一般に、携帯情報端末は、比較的性能の低
いCPUや小容量のメモリなどを用いて構成されること
が多いので、比較的重い処理である暗号処理は携帯情報
端末にとって大きな負担になるという問題がある。
【0088】そこで、このような問題がある携帯情報端
末を、本実施形態に係るデジタルコンテンツ配布システ
ムで用いるようにすれば、全体ではなく一部分が暗号化
されたデジタルコンテンツを扱うことにより、本発明が
目的とする、著作権保護とユーザの視聴覚欲求刺激の両
立を実現することができる上、暗号処理量の低減による
負荷低下効果を得ることができる。特に、携帯情報端末
が暗号処理をソフトウェアで実現する場合には、暗号処
理用に高性能なCPUや大容量メモリを搭載する必要が
なくなり、低コスト化,低消費電力化といった効果が得
られる。また、携帯情報端末が暗号処理専用のハードウ
ェアを備えるようにする場合には、暗号処理専用のハー
ドウェアに必要な処理速度が低下することから、低動作
速度による低消費電力化,ハードウェア論理の小規模化
による低コスト化といった効果が得られる。
【0089】ところで、上述の説明では、MPEGデー
タ(動画像データ)を例にしたが、必ずしも動画像デー
タのみを対象としている訳ではない。
【0090】例えば、デジタルコンテンツがJPEGデ
ータ(静止画像データ)である場合には、上述したIピ
クチャデータの暗号化方法と同様の暗号化方法を用いる
ことが可能である。
【0091】また、例えば、デジタルコンテンツがMP
EGデータ(音声データ)である場合には、音声情報に
対して帯域分割を施し、分割された周波数成分ごとに独
立した符号化を行っていることから、低周波成分のみに
対する暗号化/高周波成分のみに対する暗号化を行うよ
うにしたり、数サンプルおきに暗号化を行うようしたり
すればよい。このようにしてデータ汚損度を制御すれ
ば、適度に耳障りな再生音を生成することが可能とな
る。
【0092】さて、次に、出力経路暗号化動作の詳細に
ついて説明する。
【0093】まず、本実施形態に係る情報処理装置10
1の概略動作について、図4を用いて説明する。
【0094】図4は、本実施形態に係る情報処理装置1
01の概略構成図である。
【0095】図4では、PCなどの情報処理装置101
のうち、表示に関する部分であって、かつ、出力経路暗
号化動作に関する部分のみを示している。
【0096】図中、図3と同じ構成要素には同じ符号を
付与してある。401は暗号処理部、402は復号処理
部、403はデータドライバである。
【0097】ここでは、表示装置103は、例えば、液
晶表示(LCD:Liquid Crystal Display)装置や、デ
ジタル/アナログ変換機能を具備したCRT(Cathode-
RayTube)装置のような、デジタル入力の表示装置とす
る。
【0098】図4において、上述した配布経路暗号化動
作によって表示制御装置303の内部に展開されたデジ
タルコンテンツを含む表示データ(平文表示データ)
は、CPU301の指示に従って、表示メモリ304に
蓄積される。
【0099】表示制御装置303においては、暗号処理
部401が、表示メモリ304に蓄積された平文表示デ
ータを入力し、入力した平文表示データの一部分に対し
て、表示制御装置303の内部に保持されている暗号鍵
情報105を用いて暗号処理109を施し、表示制御装
置303の内部に、暗号化された表示データを得る。得
られた暗号化表示データは、表示制御装置303から表
示装置103へ入力される。
【0100】続いて、表示装置103においては、復号
処理部402が、入力した暗号化表示データ中の暗号化
部分に対して、表示装置103の内部に保持されている
暗号鍵情報105を用いて復号処理110を施し、表示
装置103の内部に、平文表示データを得る。続いて、
データドライバ403が、復号処理部402が復号した
平文表示データを、表示画面上の各々の表示画素に供給
することで、平文表示データの表示処理111を行う。
【0101】以上の動作が出力経路暗号化動作に相当し
ている。
【0102】なお、暗号処理部402は、表示制御装置
303内にハードウェアとして実装されるようにしても
よいし、また、表示制御装置303内に独自のCPUお
よびメモリを設け、ソフトウェアとして実装されるよう
にしてもよい。
【0103】次に、本実施形態に係る表示制御装置30
3の概略動作について、図8を用いて説明する。
【0104】図8は、本実施形態に係る表示制御装置3
03の概略構成図である。
【0105】図8では、表示制御装置303のうち、出
力経路暗号化動作に関する部分のみを示している。
【0106】図中、801はメモリ制御部、802はタ
イミング生成部、803はタイミング信号、804はメ
モリ制御信号、805はメモリアドレス信号、304は
表示メモリ、806はLCD制御部、807はLCD制
御信号、808は平文表示データ、809はタイミング
制御部、810はLCD表示データ、811はシリアル
/パラレル変換回路(S/P回路)、812はS/P済
LCD表示データ、813は暗号化S/P済LCD表示
データ、814はパラレル/シリアル変換回路(P/S
回路)、815は暗号化LCD表示データ、816は遅
延回路、817は遅延済LCD制御信号である。
【0107】図8において、メモリ制御部801は、タ
イミング生成部802から送られてくるタイミング信号
803を用いて、メモリ制御信号804およびメモリア
ドレス信号805を生成し、表示メモリ304から平文
表示データ808を順次読み出す。
【0108】一方、LCD制御部806は、タイミング
生成部802から送られてくるタイミング信号803を
用いて、LCDの表示タイミングを制御するLCD制御
信号807を生成する。
【0109】タイミング制御部810は、表示メモリ3
04から読み出された平文表示データ808を、LCD
制御信号806による表示タイミングに合わせて、LC
D表示データ810として送り出す。
【0110】すなわち、表示メモリ304から読み出さ
れた平文表示データ808は、タイミング制御部809
によって、LCD制御信号807に同期したLCD表示
データ811となる。
【0111】例えば、LCD制御信号807が、1デー
タ転送クロック同期で1画素分の表示データを転送し、
かつ、1画素が16ビットのデータから構成されている
とすると、LCD表示データ810は、16ビットデー
タバスとなる。ここで、暗号処理に、例えば、DESの
ようなブロック暗号を用いた場合、暗号処理部401
は、暗号鍵情報105を用いて、64ビット単位のブロ
ック暗号処理を施すこととなる。
【0112】両者の処理単位の違いを吸収するために、
本実施形態に係る表示制御装置303においては、S/
P回路811およびP/S回路815を用いている。S
/P回路811は、LCD表示データ810のデータ幅
(ここでは、16ビット単位)を、暗号処理単位(ここ
では、64ビット単位)幅に変換し、S/P済LCD表
示データ812として暗号処理部401に供給するもの
であり、また、P/S回路815は、暗号処理部401
によって暗号処理が施された後の暗号化S/P済LCD
表示データ813のデータ幅を、LCD表示データ81
0のデータ幅に変換し、暗号化LCD表示データ815
としてデータドライバ403に供給するものである。
【0113】LCD表示データ810のデータ幅と暗号
処理部401の暗号処理単位幅とに応じて、S/P回路
811およびP/S回路814の構成は異なる。
【0114】図8に示すように、本実施形態に係る表示
制御装置303においては、S/P回路811,暗号処
理部401,P/S回路814による処理が設けられて
いるので、これらの処理による遅延と同等の遅延を、遅
延回路816によって、LCD制御部806が生成した
LCD制御信号807に加え、遅延済LCD制御信号8
17として出力するようにすることで、P/S回路81
4から出力される暗号化LCD表示データ815が、遅
延済LCD制御信号817に同期してデータドライバ4
03に供給されるようにしている。
【0115】これにより、表示制御装置303による表
示タイミング制御の処理途上で、表示データの一部分に
対して暗号処理を施すこと、すなわち、LCD表示デー
タ810のリアルタイム暗号処理による暗号化LCD表
示データ815の作成が可能となる。
【0116】次に、本実施形態に係る表示装置103の
概略動作について、図9を用いて説明する。
【0117】図9は、本実施形態に係る表示装置103
の概略構成図である。
【0118】図9では、表示装置103が液晶表示装置
である場合を例にしており、表示装置103のうち、出
力経路暗号化動作に関する部分(すなわち、データドラ
イバ403に相当する液晶駆動ドレイン側ドライバ)の
みを示している。
【0119】図中、901は暗号化表示データの取り込
み信号(CL2信号)、902は暗号化表示データ、9
03はLCD駆動電圧を出力するタイミング信号(CL
1信号)、904はLCD駆動用電源、905は液晶駆
動出力信号、906はラッチアドレスセレクタ、907
はラッチ回路−1、908はラッチ回路−2、909は
回路駆動電圧から液晶駆動電圧へ昇圧するレベルシフ
タ、910は液晶駆動用の電圧レベルを発生する液晶駆
動回路、911はラッチ回路−3、912は平文表示デ
ータである。
【0120】図9において、ラッチアドレスセレクタ9
06は、暗号化表示データ902の入力と同期して表示
制御装置303から入力したCL2信号901(図8に
示した遅延済LCD制御信号817に相当している。)
の立下りをカウントすることで、ラッチ回路−1(90
7)に対するラッチ信号を生成する。
【0121】表示制御装置303から入力した暗号化表
示データ902は、ラッチアドレスセレクタ906が生
成するラッチ信号によって、ラッチ回路−1(907)
上に入力順に保持されていく。
【0122】CL1信号903は、表示1ラインごとに
入力する水平同期信号であり、CL1信号903の入力
によって、ラッチ回路−1(907)上にラッチされた
1表示ライン分の暗号化表示データ902は、1ライン
表示期間ごとに、1ライン分ずつ、ラッチ回路−2(9
08)上にラッチされる。
【0123】ラッチ回路−2(908)上にラッチされ
た1ライン分の暗号化表示データ902は、復号処理部
402によって、暗号鍵情報105を用いた復号処理1
00が施されて平文表示データ912となり、CL1信
号903によって、1ライン表示期間ごとに、1ライン
分ずつ、ラッチ回路−3(911)上にラッチされる。
【0124】ラッチ回路−3(911)上にラッチされ
た1ライン分の平文表示データ912は、レベルシフタ
909および液晶駆動回路910を介して液晶駆動電圧
に変換され、1ライン表示期間、液晶に印加される。
【0125】以上の処理により、1ラインごとに液晶へ
の表示動作が実行される。
【0126】ここで、復号処理に、例えば、DESのよ
うなブロック暗号を用いた場合、復号処理部402は、
ラッチ回路−2(908)から出力されるビット数を、
同時に並列処理可能な分だけ、ブロック単位に並列させ
る。例えば、液晶駆動ドレイン側ドライバが、1ライン
当たり1024画素構成で1画素当たり18ビット出力
であるとすると、1ライン当たり18432ビットとな
るので、64ビット単位(DESによる処理単位)のブ
ロックを288個並列させる。そして、復号処理部40
2は、暗号鍵情報105を用いて、64ビット単位のブ
ロック復号処理を施すこととなる。
【0127】これにより、表示装置103の液晶駆動ド
レイン側ドライバによる表示制御の処理途上で、表示デ
ータの一部分に対して復号処理を施すこと、すなわち、
暗号化表示データ912のリアルタイム復号処理による
平文表示データ912の作成・表示が可能となる。
【0128】なお、本実施形態に係る表示装置103
は、図9に示す構成ではなく、図10に示す構成にして
もよい。
【0129】図10は、本実施形態に係る表示装置10
3の他の概略構成図である。
【0130】図10でも、図9と同様に、表示装置10
3が液晶表示装置である場合を例にしており、表示装置
103のうち、出力経路暗号化動作に関する部分(すな
わち、データドライバ403に相当する液晶駆動ドレイ
ン側ドライバ)のみを示している。
【0131】図中、図9と同じ構成要素には同じ符号を
付与してある。1001はS/P回路、1002はP/
S回路、1003はS/P済表示データ、1004は平
文表示データである。
【0132】図10に示す表示装置103は、暗号化表
示データ902のデータ幅が、1画素当たりのデータビ
ット数とデータ転送クロック(CL2信号901)とに
依存し、復号処理部402の復号処理単位のデータ幅と
異なっている場合に、S/P回路1001によって、暗
号化表示データ902のデータ幅を適切な復号処理単位
のデータ幅に変換し、S/P済表示データ1003とし
てから、復号処理部402によって、暗号鍵情報105
を用いて復号処理を行い、復号処理によって得られた平
文表示データ1004を、P/S回路1002によっ
て、平文表示データ912のデータ幅に変換するように
したものである。
【0133】復号処理部402は、最低1ブロックを処
理できればよく、1画素当たりの暗号化表示データ90
2のビット数とCL2信号901とに応じて、処理ブロ
ックを並列させるようにしてもよい。
【0134】以上、表示装置103が液晶表示装置であ
る場合を例にとって、出力経路暗号化動作について説明
したが、表示装置103が、例えば、デジタル入力でデ
ジタル/アナログ変換部を具備するCRT装置である場
合でも、デジタル処理を行う途上で、同様の復号処理を
行うようにすれば、平文表示データの作成・表示が可能
となる。
【0135】次に、出力経路暗号化動作で、表示制御装
置303から出力される表示データの暗号化方法の一例
について、図11および図12を用いて説明する。
【0136】図11は、表示制御装置303から出力さ
れる表示データの暗号化方法の一例を示す説明図であ
り、暗号化された表示データを表示装置103で表示し
た場合の表示イメージを示す説明図である。
【0137】図11では、元画像(本来の平文表示デー
タ)の暗号化方法として、ライン方向に暗号処理を施す
暗号化方法と、カラム方向に暗号処理を施す暗号化方法
とを示している。
【0138】(1)ライン方向に暗号処理を施す暗号化
方法 例えば、図11(a)に示す元画像(本来の平文表示デ
ータ)に対して、本方法による暗号化を行う際には、ラ
イン方向に、複数ライン分(例えば、数ライン程度)の
表示データを1単位とし、これらの単位の一部の単位を
暗号処理の処理対象として、暗号処理を施すようにす
る。具体的には、数ライン分の表示データごとに、交互
に、暗号処理を施す場合と暗号処理を施さない場合とを
繰り返すようにする。
【0139】本方法により暗号化された表示データは、
暗号鍵情報105を用いた復号処理を施せば、表示装置
103に表示される際のイメージは、図11(a)に示
す元画像と同じイメージになるが、暗号鍵情報105を
用いた復号処理を施さなければ、表示装置103に表示
される際のイメージは、図11(b)に示すように、数
ラインおきに数ライン分が汚損された表示データとな
る。
【0140】本方法では、1単位とするライン数を予め
決定しておき、決定したライン数ごとに、表示制御装置
303の暗号処理部401が選択的に暗号化すると共
に、表示装置103の復号処理部402が選択的に復号
するようにする。これにより、表示データの一部に対す
る汚損が可能となり、また、表示制御装置303の暗号
処理部401および表示装置103の復号処理部402
における暗号/復号処理量の削減が可能となる。
【0141】また、1単位とするライン数を増減させる
ことで、表示データの汚損度合を制御可能であり、どの
程度の開示を行うかを自由に変更することができる。
【0142】(2)カラム方向に暗号処理を施す暗号化
方法 例えば、図11(a)に示す元画像(本来の平文表示デ
ータ)に対して、本方法による暗号化を行う際には、カ
ラム方向に、複数カラム分(例えば、数カラム程度)の
表示データを1単位とし、これらの単位の一部の単位を
暗号処理の処理対象として、暗号処理を施すようにす
る。具体的には、数カラム分の表示データごとに、交互
に、暗号処理を施す場合と暗号処理を施さない場合とを
繰り返すようにする。
【0143】本方法により暗号化された表示データは、
暗号鍵情報105を用いた復号処理を施せば、表示装置
103に表示される際のイメージは、図11(a)に示
す元画像と同じイメージになるが、暗号鍵情報105を
用いた復号処理を施さなければ、表示装置103に表示
される際のイメージは、図11(c)に示すように、数
カラムおきに数カラム分が汚損された表示データとな
る。
【0144】本方法では、1単位とするカラム数を予め
決定しておき、決定したカラム数ごとに、表示制御装置
303の暗号処理部401が選択的に暗号化すると共
に、表示装置103の復号処理部402が選択的に復号
するようにする。これにより、表示データの一部に対す
る汚損が可能となり、また、表示制御装置303の暗号
処理部401および表示装置103の復号処理部402
における暗号/復号処理量の削減が可能となる。
【0145】また、1単位とするカラム数を増減させる
ことで、表示データの汚損度合を制御可能であり、どの
程度の開示を行うかを自由に変更することができる。
【0146】図12は、表示制御装置303から出力さ
れる表示データの暗号化方法の一例を示す説明図であ
り、図12では、元画像(本来の平文表示データ)中の
1画素分の表示データについて、その一部分に対して暗
号処理を施す暗号化方法を示している。
【0147】本方法では、1画素内の表示データ中の上
位ビットのみに暗号処理を施すようにするか、または、
1画素内の表示データ中の下位ビットのみに暗号処理を
施すようにする。
【0148】上位ビットのみを暗号化し、下位ビットは
平文のままとした場合は、表示データの変化量が大きく
なる。そこで、暗号化表示データを復号せずに表示装置
103上で表示すると、データの汚損度が大きく、表示
データの観察は困難となる。
【0149】また、下位ビットのみを暗号化し、上位ビ
ットは平文のままとした場合は、表示データの変化量は
少ない。そこで、暗号化表示データを復号せずに表示装
置103上で表示すると、データの汚損度が小さく、画
面上のちらつきとして観察されるが、表示データのおお
まかな観察は可能である。
【0150】図12では、1画素分の表示データが8ビ
ットで構成され、ある平文表示データが「55h」であ
るとしたときに、上位ビットのみを暗号化して「55
h」が「e5h」になり、下位ビットのみを暗号化して
「55h」が「52h」になった例を示した。このよう
に、上位ビットのみを暗号化する方が、平文表示データ
からの変化量が大きくなるので、より異なった表示内容
として観測されることとなる。
【0151】本方法では、上位ビットのみを暗号化する
か、または、下位ビットのみを暗号化するかを選択する
ことで、表示データの汚損度合を選択することが可能で
あり、また、表示制御装置303の暗号処理部401お
よび表示装置103の復号処理部402における暗号/
復号処理量の削減が可能となる。
【0152】以上、ライン方向/カラム方向に暗号処理
を施す暗号化方法、および、1画素内の表示データ中の
上位ビット/下位ビットのみに暗号処理を施す暗号化方
法について説明したが、これらの方法を任意に組み合わ
せるようにしてもよい。
【0153】本実施形態に係るデジタルコンテンツ配布
システムによれば、出力経路暗号化動作によって、従来
は行われていなかった、最終出力装置である表示装置1
03への出力経路でのデジタルコンテンツの著作権保護
が可能となる。
【0154】そして、本実施形態に係るデジタルコンテ
ンツ配布システムによれば、出力経路暗号化動作におい
て、デジタルコンテンツ(表示データ)を単純に暗号化
するのではなく、暗号処理の処理対象とするデータを選
択し、一部分のみを暗号化するようにしているので、正
当な暗号鍵情報105を有していない場合には、元画像
の一部分が汚損した状態となる。一部分が汚損されたデ
ジタルコンテンツは、その価値が損なわれるので、デジ
タルコンテンツの不正コピーを防止することが可能とな
り、また、デジタルコンテンツの一部分が開示されるの
で、ユーザの視聴要求を刺激し、デジタルコンテンツの
完全な視聴を促すことが可能となる。
【0155】さらに、本実施形態に係るデジタルコンテ
ンツ配布システムによれば、出力経路暗号化動作におい
て、デジタルコンテンツの一部分だけを暗号処理の処理
対象とし、デジタルコンテンツ全体に対する暗号処理を
避けることによって、暗号処理/復号処理の処理量の軽
減も可能となっている。なお、汚損度と処理量とはトレ
ードオフの関係にあり、要求に応じて優先度の変更が容
易に可能である。
【0156】以上説明したように、本実施形態に係るデ
ジタルコンテンツ配布システムによれば、出力経路暗号
化動作によって、デジタルコンテンツの出力経路上で著
作権を保護しつつ、ユーザの視聴欲求を刺激することが
可能となる。
【0157】なお、本実施形態に係る情報処理装置10
1は、図4に示す構成ではなく、図13に示す構成に
し、図4に示した暗号処理部401を、ソフトウェアで
実現するようにしてもよい。
【0158】図13は、本実施形態に係る情報処理装置
101の他の概略構成図である。
【0159】図13でも、図4と同様に、PCなどの情
報処理装置101のうち、表示に関する部分であって、
かつ、出力経路暗号化動作に関する部分のみを示してい
る。
【0160】図中、図4と同じ構成要素には同じ符号を
付与してある。701は不揮発性記憶装置である。
【0161】図13に示す構成の情報処理装置101に
おいては、図4に示した暗号処理部401の動作を、C
PU301がシステムメモリ302上にプログラムをロ
ードして実行することで実現するものである。すなわ
ち、図13に示す構成の情報処理装置101は、表示制
御装置303ではなく、CPU301が表示データを暗
号化するようにしている。
【0162】図14は、図13に示す構成の情報処理装
置101の概略動作を示す説明図である。
【0163】図14に示すように、表示メモリ304に
蓄積された平文表示データ808は、CPU301の指
示に従って、表示制御装置303およびバス307を介
してシステムメモリ302に入力される。
【0164】CPU301は、入力した平文表示データ
808に対して、暗号鍵情報105を用いて暗号処理1
09を施す。CPU301によって暗号化された暗号化
表示データ902は、バス307および表示制御装置3
03を介して表示メモリ304にに入力される。表示メ
モリ304に蓄積された暗号化表示データ902は、表
示制御装置303によって読み出され、表示装置103
に出力される。
【0165】すなわち、図13に示す構成の情報処理装
置101においては、CPU301が、表示メモリ30
4上に平文表示データ808を生成し、さらに、平文表
示データ808から表示メモリ304上に暗号化表示デ
ータ902を生成する。表示制御装置303は、暗号化
表示データ902の読み出し動作を行い、表示動作を行
う。
【0166】ここで、暗号鍵情報105は、図4を用い
た説明では、表示制御装置303の内部に保持されてい
るものとしたが、図13に示す構成の情報処理装置10
1においては、暗号鍵情報105は、不揮発性記憶装置
701に保持されているものとする。
【0167】また、本実施形態に係る情報処理装置10
1は、図4および図13のいずれにおいても、情報処理
装置102本体と表示装置103とを備えた構成として
いるが、配布経路暗号化動作で説明したのと同様に、情
報処理装置本体102と表示装置103が一体化した構
成であってもよい。すなわち、本実施形態に係る情報処
理装置101を、いわゆるPDAなどと呼ばれる携帯情
報端末としてもよい。
【0168】上述したように、一般に、携帯情報端末
は、比較的性能の低いCPUや小容量のメモリなどを用
いて構成されることが多いので、比較的重い処理である
暗号処理は携帯情報端末にとって大きな負担になるとい
う問題がある。
【0169】そこで、このような問題がある携帯情報端
末を、本実施形態に係るデジタルコンテンツ配布システ
ムで用いるようにすれば、全体ではなく一部分が暗号化
されたデジタルコンテンツを扱うことにより、本発明が
目的とする、著作権保護とユーザの視聴覚欲求刺激の両
立を実現することができる上、暗号処理量の低減による
負荷低下効果を得ることができる。特に、携帯情報端末
が暗号処理をソフトウェアで実現する場合には、暗号処
理用に高性能なCPUや大容量メモリを搭載する必要が
なくなり、低コスト化,低消費電力化といった効果が得
られる。また、携帯情報端末が暗号処理専用のハードウ
ェアを備えるようにする場合には、暗号処理専用のハー
ドウェアに必要な処理速度が低下することから、低動作
速度による低消費電力化,ハードウェア論理の小規模化
による低コスト化といった効果が得られる。
【0170】ところで、上述の説明では、デジタル表示
装置への出力を例にしたが、必ずしも表示のみを対象と
している訳ではない。
【0171】例えば、デジタル入力を持った音声出力装
置においても、PCM(Pulse CodeModulation)符号化
された音声データに対して、同様に、数サンプルおきに
暗号化を施すことで、出力装置経路暗号化動作を実現す
ることが可能である。
【0172】以上説明したように、本実施形態に係るデ
ジタルコンテンツ配布システムは、デジタルコンテンツ
のフォーマットに依存する形で、デジタルコンテンツの
一部分に対して暗号処理を施すようにすることで、正当
な暗号鍵情報を有さない場合に、一部が汚損されたデジ
タルコンテンツとなるようにしている。そこで、デジタ
ルコンテンツの著作権を保護しつつ、ユーザの視聴覚欲
求を刺激することが可能となる。
【0173】従って、本実施形態に係るデジタルコンテ
ンツ配布システムによれば、付加価値の高いデジタルコ
ンテンツを、安全に半導体記憶媒体やデジタルネットワ
ーク上で流通させることが可能となり、デジタルコンテ
ンツ配布サービスなどへの応用が可能となる。
【0174】なお、デジタルコンテンツの保護において
は、配布経路暗号化動作および出力経路暗号化動作のう
ちのいずれか一方を用いたシステムとしてもよいし、ま
た、両者を組み合わせ、2つの独立した暗号方式によっ
て、デジタルコンテンツの保護を行うシステムとしても
よい。
【0175】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
デジタルコンテンツの著作権を保護しつつ、ユーザの視
聴覚欲求を刺激することの可能な、デジタルコンテンツ
の配布が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るデジタルコンテンツ配布シス
テムの概略構成図。
【図2】本実施形態に係るデジタルコンテンツ配布シス
テムの概略動作フローチャート。
【図3】本実施形態に係る情報処理装置の概略構成図。
【図4】本実施形態に係る情報処理装置の概略構成図。
【図5】デジタルコンテンツ配布装置から配布されるデ
ジタルコンテンツの暗号化方法の一例を示す説明図。
【図6】図5に示す暗号化方法で暗号化されたデジタル
コンテンツを表示装置で表示した場合の表示イメージを
示す説明図。
【図7】本実施形態に係る情報処理装置の概略構成図。
【図8】本実施形態に係る表示制御装置の概略構成図。
【図9】本実施形態に係る表示装置の概略構成図。
【図10】本実施形態に係る表示装置の概略構成図。
【図11】表示制御装置から出力される表示データの暗
号化方法の一例を示す説明図。
【図12】表示制御装置から出力される表示データの暗
号化方法の一例を示す説明図。
【図13】本実施形態に係る情報処理装置の概略構成
図。
【図14】図13に示した情報処理装置の概略動作を示
す説明図。
【符号の説明】
100:デジタルコンテンツ配布装置 101:情報処理装置 102:情報処理装置本体 103:表示装置 104:暗号鍵情報 105:暗号鍵情報 106:復号処理 107:コンテンツ展開処理 108:表示制御処理 109:暗号処理 110:復号処理 111:表示処理 301:中央演算装置(CPU:Central Processing U
nit) 302:システムメモリ 303:表示制御装置 304:表示メモリ 305:入力制御装置 306:通信制御装置 307:バス 308:復号処理部 309:コンテンツ展開処理部 401:暗号処理部 402:復号処理部 403:データドライバ 701:不揮発性記憶装置 801:メモリ制御部 802:タイミング生成部 803:タイミング信号 804:メモリ制御信号 805:メモリアドレス信号 806:LCD(Liquid Crystal Display)制御部 807:LCD制御信号 808:平文表示データ 809:タイミング制御部 810:LCD表示データ 811:シリアル/パラレル変換回路(S/P回路) 812:S/P済LCD表示データ 813:暗号化S/P済LCD表示データ 814:パラレル/シリアル変換回路(P/S回路) 815:暗号化LCD表示データ 816:遅延回路 817:遅延済LCD制御信号 901:CL2信号 902:暗号化表示データ 903:CL1信号 904:LCD駆動用電源 905:液晶駆動出力信号 906:ラッチアドレスセレクタ 907:ラッチ回路−1 908:ラッチ回路−2 909:レベルシフタ 910:液晶駆動回路 911:ラッチ回路−3 912:平文表示データ 1001:S/P回路 1002:P/S回路 1003:S/P済表示データ 1004:平文表示データ
フロントページの続き (72)発明者 朝日 猛 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5C053 FA13 FA24 GB06 GB08 GB11 GB22 GB30 GB32 GB36 GB37 JA30 KA24 LA06 LA11 5C059 KK43 LA01 MA00 MA04 MA05 MC32 MC34 PP05 PP06 PP07 RB09 RC32 RC35 SS06 SS30 UA02 UA05 UA24 UA32 5C064 CA18 CC04 5J104 AA01 AA33 AA37 AA39 CA04 DA02 JA03 NA02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタルコンテンツを配布するデジタルコ
    ンテンツ配布装置と、デジタルコンテンツ配布装置から
    配布されるデジタルコンテンツを出力する情報処理装置
    とを備えたデジタルコンテンツ配布システムにおいて、 上記デジタルコンテンツ配布装置は、 デジタルコンテンツを蓄積している蓄積手段と、 デジタルコンテンツの一部分に対して、上記情報処理装
    置と共有する暗号鍵情報を用いて暗号処理を施す暗号処
    理手段と、 一部分が暗号化されたデジタルコンテンツを上記情報処
    理装置に配布する配布手段とを備え、 上記情報処理装置は、 上記デジタルコンテンツ配布装置から配布されるデジタ
    ルコンテンツを入力する入力手段と、 入力したデジタルコンテンツ中の暗号化部分に対して、
    上記デジタルコンテンツ配布装置と共有する暗号鍵情報
    を用いて復号処理を施す復号処理手段と、 暗号化部分を復号後のデジタルコンテンツを出力する出
    力手段とを備え、 上記デジタルコンテンツ配布装置の暗号処理手段は、 平文時のデジタルコンテンツのフォーマッティング単位
    を1単位とし、これらの単位の一部の単位を暗号処理の
    処理対象として、暗号処理を施すことを特徴とするデジ
    タルコンテンツ配布システム。
  2. 【請求項2】デジタルコンテンツを配布するデジタルコ
    ンテンツ配布装置と、デジタルコンテンツ配布装置から
    配布されるデジタルコンテンツを出力する情報処理装置
    とを備えたデジタルコンテンツ配布システムにおいて、 上記デジタルコンテンツ配布装置は、 上記情報処理装置と共有する暗号鍵情報を用いて一部分
    が暗号化されたデジタルコンテンツを蓄積している蓄積
    手段と、 蓄積しているデジタルコンテンツを上記情報処理装置に
    配布する配布手段とを備え、 上記情報処理装置は、 上記デジタルコンテンツ配布装置から配布されるデジタ
    ルコンテンツを入力する入力手段と、 入力したデジタルコンテンツ中の暗号化部分に対して、
    上記デジタルコンテンツ配布装置と共有する暗号鍵情報
    を用いて復号処理を施す復号処理手段と、 暗号化部分を復号後のデジタルコンテンツを出力する出
    力手段とを備え、 上記デジタルコンテンツ配布装置の蓄積手段が蓄積して
    いるデジタルコンテンツは、 平文時のデジタルコンテンツのフォーマッティング単位
    を1単位とし、これらの単位の一部の単位が暗号化対象
    となるようにして暗号化されていることを特徴とするデ
    ジタルコンテンツ配布システム。
  3. 【請求項3】デジタルコンテンツを配布するデジタルコ
    ンテンツ配布装置と、デジタルコンテンツ配布装置から
    配布されるデジタルコンテンツを出力する情報処理装置
    とを備えたデジタルコンテンツ配布システムにおいて、
    上記デジタルコンテンツ配布装置から上記情報処理装置
    へデジタルコンテンツを配布する方法であって、 上記デジタルコンテンツ配布装置が、上記情報処理装置
    と共有する暗号鍵情報を用いて一部分が暗号化されたデ
    ジタルコンテンツを、上記情報処理装置に配布し、 上記情報処理装置が、上記デジタルコンテンツ配布装置
    から配布されるデジタルコンテンツ中の暗号化部分に対
    して、上記暗号鍵情報を用いて復号処理を施し、 上記デジタルコンテンツ配布装置が配布するデジタルコ
    ンテンツは、 平文時のデジタルコンテンツのフォーマッティング単位
    を1単位とし、これらの単位の一部の単位が暗号化対象
    となるようにして暗号化されていることを特徴とするデ
    ジタルコンテンツ配布方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載のデジタルコンテンツ配布方
    法であって、 平文時のデジタルコンテンツが、JPEG(Joint Phot
    ographic Experts Group)方式でフォーマッティングさ
    れているJPEGデータである場合に、 上記JPEGデータが暗号化される際には、 8画素×8画素からなる圧縮単位ブロックを1単位と
    し、一部のブロックが暗号化されることを特徴とするデ
    ジタルコンテンツ配布方法。
  5. 【請求項5】請求項3記載のデジタルコンテンツ配布方
    法であって、 平文時のデジタルコンテンツが、JPEG(Joint Phot
    ographic Experts Group)方式でフォーマッティングさ
    れているJPEGデータである場合に、 上記JPEGデータが暗号化される際には、 8画素×8画素からなる圧縮単位ブロックを1単位と
    し、一部または全部のブロックについて、各々、該ブロ
    ック内の高周波領域部分または低周波領域部分が暗号化
    されることを特徴とするデジタルコンテンツ配布方法。
  6. 【請求項6】請求項3記載のデジタルコンテンツ配布方
    法であって、 平文時のデジタルコンテンツが、MPEG(Moving Pic
    ture Experts Group)方式でフォーマッティングされて
    いるMPEGデータである場合には、 上記MPEGデータが暗号化される際には、 1フレームを1単位とし、フレーム間の相関性を使わず
    に圧縮されたフレーム、および、フレーム間の相関性を
    使って圧縮されたフレームのうちの、いずれか一方につ
    いて、その全部または一部が暗号化されることを特徴と
    するデジタルコンテンツ配布方法。
  7. 【請求項7】請求項3記載のデジタルコンテンツ配布方
    法であって、 平文時のデジタルコンテンツが、周波数成分ごとにサン
    プリングして個別に符号化された音声データである場合
    には、 上記音声データが暗号化される際には、 符号化単位サンプルを1単位とし、高周波成分のサンプ
    ルまたは低周波成分のサンプルが暗号化されることを特
    徴とするデジタルコンテンツ配布方法。
  8. 【請求項8】デジタルコンテンツを蓄積している蓄積手
    段と、 デジタルコンテンツの一部分に対して、該デジタルコン
    テンツの配布先の情報処理装置と共有する暗号鍵情報を
    用いて暗号処理を施す暗号処理手段と、 一部分が暗号化されたデジタルコンテンツを上記情報処
    理装置に配布する配布手段とを備え、 上記暗号処理手段は、 平文時のデジタルコンテンツのフォーマッティング単位
    を1単位とし、これらの単位中の一部の単位を暗号処理
    の処理対象として、暗号処理を施すことを特徴とするデ
    ジタルコンテンツ配布装置。
  9. 【請求項9】配布先の情報処理装置と共有する暗号鍵情
    報を用いて一部分が暗号化されたデジタルコンテンツを
    蓄積している蓄積手段と、 蓄積しているデジタルコンテンツを上記情報処理装置に
    配布する配布手段とを備え、 上記蓄積手段が蓄積しているデジタルコンテンツは、 平文時のデジタルコンテンツのフォーマッティング単位
    を1単位とし、これらの単位の一部の単位が暗号化対象
    となるようにして暗号化されていることを特徴とするデ
    ジタルコンテンツ配布装置。
  10. 【請求項10】請求項8または8記載のデジタルコンテ
    ンツ配布装置であって、 平文時のデジタルコンテンツが、JPEG(Joint Phot
    ographic Experts Group)方式でフォーマッティングさ
    れているJPEGデータである場合に、 上記JPEGデータが暗号化される際には、 8画素×8画素からなる圧縮単位ブロックを1単位と
    し、一部のブロックが暗号化されることを特徴とするデ
    ジタルコンテンツ配布装置。
  11. 【請求項11】請求項8または9記載のデジタルコンテ
    ンツ配布装置であって、 平文時のデジタルコンテンツが、JPEG(Joint Phot
    ographic Experts Group)方式でフォーマッティングさ
    れているJPEGデータである場合に、 上記JPEGデータが暗号化される際には、 8画素×8画素からなる圧縮単位ブロックを1単位と
    し、一部または全部のブロックについて、各々、該ブロ
    ック内の高周波領域部分または低周波領域部分が暗号化
    されることを特徴とするデジタルコンテンツ配布装置。
  12. 【請求項12】請求項8または9記載のデジタルコンテ
    ンツ配布装置であって、 平文時のデジタルコンテンツが、MPEG(Moving Pic
    ture Experts Group)方式でフォーマッティングされて
    いるMPEGデータである場合に、 上記MPEGデータが暗号化される際には、 1フレームを1単位とし、フレーム間の相関性を使わず
    に圧縮されたフレーム、および、フレーム間の相関性を
    使って圧縮されたフレームのうちの、いずれか一方につ
    いて、その全部または一部が暗号化されることを特徴と
    するデジタルコンテンツ配布装置。
  13. 【請求項13】請求項8,9,10,11または12記
    載のデジタルコンテンツ配布装置から配布されるデジタ
    ルコンテンツを出力する情報処理装置であって、 上記デジタルコンテンツ配布装置から配布されるデジタ
    ルコンテンツを入力する入力手段と、 入力したデジタルコンテンツ中の暗号化部分に対して、
    上記デジタルコンテンツ配布装置と共有する暗号鍵情報
    を用いて復号処理を施す復号処理手段と、 暗号化部分を復号後のデジタルコンテンツを出力する出
    力手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  14. 【請求項14】平文時のデジタルコンテンツのフォーマ
    ッティング単位を1単位とし、これらの単位中の一部の
    単位が暗号化対象となるようにして暗号化されたデジタ
    ルコンテンツが記録されていることを特徴とするデジタ
    ルコンテンツ記録媒体。
  15. 【請求項15】請求項14記載のデジタルコンテンツ記
    録媒体であって、 平文時のデジタルコンテンツが、JPEG(Joint Phot
    ographic Experts Group)方式でフォーマッティングさ
    れているJPEGデータである場合に、 上記JPEGデータが暗号化される際には、 8画素×8画素からなる圧縮単位ブロックを1単位と
    し、一部のブロックが暗号化されることを特徴とするデ
    ジタルコンテンツ記録媒体。
  16. 【請求項16】請求項14記載のデジタルコンテンツ記
    録媒体であって、 平文時のデジタルコンテンツが、JPEG(Joint Phot
    ographic Experts Group)方式でフォーマッティングさ
    れているJPEGデータである場合に、 上記JPEGデータが暗号化される際には、 8画素×8画素からなる圧縮単位ブロックを1単位と
    し、一部または全部のブロックについて、各々、該ブロ
    ック内の高周波領域部分または低周波領域部分が暗号化
    されることを特徴とするデジタルコンテンツ記録媒体。
  17. 【請求項17】請求項14記載のデジタルコンテンツ記
    録媒体であって、 平文時のデジタルコンテンツが、MPEG(Moving Pic
    ture Experts Group)方式でフォーマッティングされて
    いるMPEGデータである場合に、 上記MPEGデータが暗号化される際には、 1フレームを1単位とし、フレーム間の相関性を使わず
    に圧縮されたフレーム、および、フレーム間の相関性を
    使って圧縮されたフレームのうちの、いずれか一方につ
    いて、その全部または一部が暗号化されることを特徴と
    するデジタルコンテンツ記録媒体。
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