JP2012114592A - データ処理装置およびデータ処理システムとデータ処理プログラムならびにアクセス制限方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユーザーが選択した領域のデータをユーザのアクセスレベルに応じた回数で暗号化および復号化することにより、部分領域毎のアクセスレベルの管理を簡素化し、データ処理装置およびデータ処理システムの操作を容易化する。
【選択図】図1
Description
しかし、全文の暗号化では、当該文書を全文に亘って復号化しなければ文書を読むべき権限を有する受信者にも権限を有しない受信者(第三者)にも当該文書を読むべきかどうかの判断ができない。
すなわち、文書を読む権限を有していない受信者からみると、自分が当該文書を読む権限を有するか否かを判断するために、権限を越えた復号処理を行わなければならないといった矛盾が生じる。
特許文献1では、データの複数のセグメントまたはページが同じ鍵で暗号化された場合には暗号をクラックすることが容易であると記述されているが(第4頁27行ないし29行)、適切な強度をもつ暗号(例えばAES暗号など)を使えばクラック(暗号の解読と同意)することは容易でないので、この記載は2010年現在では必ずしも適切でない。
また、特許文献1では、暗号化されたセグメントに対してアクセスレベルの異なる複数のユーザがアクセスすることを想定した記述はなく、同一の文書の部分領域を3種類以上のアクセスレベルでアクセス制御するといった技術思想は認められない。
つまり、特許文献2では、ユーザー毎にスロットを作成するといった複雑な処理によって各ユーザーがアクセスできるセクションを指定することを可能にしている。
また、特許文献2では、スロット毎に公開鍵方式で暗号化することで、スロット内の文書鍵のアクセス制限を行い、各ユーザーがアクセスできるセクションを制限することを可能にしている。
また、特許文献4にあっては、暗号化レベルに応じて秘密鍵を生成する点や暗号化レベルに応じて復号化を行なう点に関して開示しているが、暗号化レベルは1文書毎に決められるに過ぎず、同一文書内で暗号化レベルを異ならせるといった技術思想は全くなく、そもそも、特許文献4でいう暗号化レベルは“コピーの許容回数”に相当するものであって、文書内容の機密レベルとは関連がない。特許文献4は、専ら、公開鍵暗号化方式を利用した発明である。
前記暗号化手段は、ユーザーのアクセスレベルに対応した回数の暗号化処理を行うことで、ユーザーが選択した領域のデータをユーザーのアクセスレベルに対応させて暗号化する機能を備え、
前記復号化手段は、ユーザーのアクセスレベルに対応した回数の復号化処理を行うことで、ユーザーが選択した領域のデータをユーザーのアクセスレベルに対応させて復号化する機能を備えたことを特徴とする構成を有する。
相互に接続された各データ処理装置間で、ユーザーのアクセスレベルに対応した回数の暗号化処理および復号化処理の実行に際して用いられる唯一のまたは複数の鍵が、交換もしくは共有あるいは転送可能とされていることを特徴とした構成を有する。
データの全体領域または部分領域もしくは複数の部分領域をユーザが選択し、
選択した領域のデータをユーザーのアクセスレベルに対応した回数で暗号化処理して他のアクセスレベルのユーザーからのアクセスを制限する一方、
領域を選択したユーザと同じアクセスレベルのユーザに対しては、当該ユーザーのアクセスレベルに対応した回数の復号化処理を前記暗号化された領域に施すことで、前記暗号化された領域のデータの参照を許容するようにしたことを特徴とする構成を有する。
演算処理用のマイクロプロセッサ、マイクロプロセッサの駆動制御に必要とされる基本的な制御プログラムを格納したROM、各種のパラメータ等を記憶するための不揮発性メモリ、演算データの一時記憶等に利用されるRAM、オペレーションシステムや各種のアプリケーションプログラムおよび各種の文書データ等を記憶するためのハードディスクドライブ、マン・マシン・インターフェイスとして機能するキーボードおよびマウス、マシン・マン・インターフェイスとして機能するモニタ、データ伝達可能な経路つまりネットワーク等に接続するための入出力インターフェイス等を備えたコンピュータの構成自体に関しては既に公知であるので、ここでは特に説明しない。
無論、データ生成手段として機能するマイクロプロセッサが実行するアプリケーションプログラムは、データベースソフトや映像編集ソフト、更には、デジタルデータの編集加工ソフト等であっても構わない。つまり、ここでいう文書データの意味合いはテキストに限るものではなくファイル一般である。
作成中の文書データやハードディスクドライブもしくは外部からRAM上に読み込んだ文書データをモニタに表示し、シフトキーや矢印キーを利用してモニタ上で領域選択操作を行う技術、マウスのダブルクリックやトリプルクリックを利用してモニタ上で領域選択操作を行う技術、更には、マウスによるラバーバンド操作を利用してモニタ上で領域選択操作を行う技術等が公知であり、領域選択手段は、これらの技術によって、文書データの全体領域または部分領域もしくは複数の部分領域を選択する。また、一部のアプリケーションプログラムでは、複数の部分領域をキー操作やマウス操作等で不連続的に選択するものも知られている。
SPN構造のブロック暗号を利用したAES暗号等の暗号化・復号化プログラム等が既に公知である。
つまり、ユーザーが選択した領域の文書データをユーザーのアクセスレベルに対応させてアクセス許可またはアクセス不許可とする機能を実現するために、暗号化や復号化の技術を利用したものであり、暗号化の回数と復号化の回数が一致した場合、つまり、暗号化の処理を行なったユーザのアクセスレベルと此れを参照しようとするユーザのアクセスレベルが一致した場合にのみ暗号化前の平文の文書データを再現して文書データの暗号化部分の参照を許容し、暗号化の回数と復号化の回数が一致しない場合、つまり、暗号化の処理を行なったユーザのアクセスレベルと此れを参照しようとするユーザのアクセスレベルが異なる場合に、文書データにおける暗号化部分の適切な再生を制限して文書データの参照を規制しようとするものである。
但し、暗号化回数と復号化回数は等しい回数(ユーザのアクセスレベルに対応した回数)であるから、暗号化回数と復号化回数を独立的に記憶することは、必ずしも必要ではない。
また、暗号化回数(復号化回数)は暗号化した部分領域と対応させる必要があるため、暗号化した文書データに暗号化回数の情報を付加する等の対応付けが必要である。
文書データ101のうち、符号102はレベル2の暗号化を行うために領域選択手段で選択された部分領域であり、符号103はレベル1の暗号化を行うために領域選択手段で選択された部分領域である。また、符号104はレベル2の暗号化を行うために領域選択手段で選択された部分領域であり、符号105がレベル3の暗号化を行うために領域選択手段で選択された部分領域である。そして、符号106は領域選択手段によって選択されなかった領域つまり暗号化を行わない部分領域を表している。
また、暗号化手段111のうち、符号112は部分領域を2回暗号化する機能について示しており、符号113は部分領域を1回暗号化する機能について示している。また、符号114は部分領域を3回暗号化する機能を表している。
文書データ201のうち、符号202はレベル2の復号化を行うために選択された部分領域であり、符号203はレベル1の復号化を行うために選択された部分領域である。また、符号204はレベル2の復号化を行うために選択された部分領域であり、符号205がレベル3の復号化を行うために選択された部分領域である。そして、符号206は復号化を行わない部分領域つまり選択する必要のない部分領域を表している。
また、復号化手段211のうち、符号212は選択された部分領域を2回復号化する機能について示しており、符号213は選択された部分領域を1回復号化する機能について示している。また、符号214は選択された部分領域を3回復号化する機能を表している。
即ち、復号化においては復号化回数が不足または超える場合には、適切な平文に復号されないので読めないことになり、この誤って復号されたデータを書き戻すと正当なデータが失われるので、適切な処理、例えば、廃棄して元のデータを維持するなどの処理にすべきである。
これは、例えば、上位者が後から下位者の指定した領域のアクセス権を上位者のみのアクセス権に変更する場合などに使う手段となる。
そして、既存の文書データが存在するならば、データ読み込み手段として機能するデータ処理装置1のマイクロプロセッサが、その文書データが存在する補助記憶装置から文書データをRAMに読み込む操作を実行する(ステップ603)。
また、新たに文書データを生成する場合には、データ生成手段として機能するデータ処理装置1のマイクロプロセッサは、ユーザによるキーボード入力操作や他の入力装置からの入力操作によって新たにRAM上に文書データが生成されるまで待機し、文書データの生成が終ったことが確認されると(ステップ604)、この文書データを編集する処理が必要か否かを判断し(ステップ605)、編集処理が必要ならば後述の図7で示す編集処理を実行した後で(ステップ606)、更なる編集処理が必要か否かの判断処理を繰り返し実行し(ステップ605)、編集処理が不要と判断されれば、後述の図8で示す出力・保存処理を実行する(ステップ607)。
次に、暗号化や復号化のために必要な全体または部分領域の選択が領域選択手段によって行われたか否かが判断され(ステップ703)、選択がされていない場合には通常の編集処理が実行される(ステップ708)。
また、部分領域の選択がなされた場合には、更に、暗号化処理要求があるか否かを判断し(ステップ704)、暗号化処理要求がある場合には後述の図9で示す暗号化手段の処理を実行する(ステップ706)。
また、暗号化処理要求がないと判断された場合には、更に、復号化処理要求があるか否かを判断し(ステップ705)、復号化処理要求がある場合には後述の図10で示す復号化手段の処理を実行し(ステップ707)、復号化処理要求がないと判断された場合には、通常の編集処理が実行される(ステップ708)。
そして、実行対象とされた処理、つまり、通常の編集処理あるいは暗号化に関連する処理もしくは復号化に関連する処理が終了すると、編集処理の動作を終了する(ステップ709)。
また、外部出力やデータ保存の処理が必要でなければデータ処理装置1内でのデータ保存が必要か否かが判断され(ステップ804)、必要であればハードディスク等の保存装置等にRAM上のデータの保存を行った後に(ステップ805)、RAM上の一時記憶等のデータを廃棄する処理を行う(ステップ806)。
また、データ処理装置1内でのデータ保存も必要でなければ、これまでに処理を行ったRAM上のデータを含めたデータの廃棄処理を行って(ステップ807)、出力・保存処理を終了する。
但し、暗号化回数を取得する方法の例としては、キーボードからの入力であったり、予め指定された領域に格納されたデータの読み込みであったり、ファイル等に格納されたデータの読み込みであったり、ネットワークを介した指示データであったり、更には、予め指定された安全性レベルを維持するためにシステムが自動生成することなども考えられ、暗号化手段111によって認識され得る方法であれば方法を問わない。
但し、暗号化領域の鍵を取得する方法の例としては、キーボードからの入力であったり、予め指定された領域に格納されたデータの読み込みであったり、ファイル等に格納されたデータの読み込みであったり、ネットワークを介した指示データであったり、更には、予め指定された安全性レベルを維持するためにシステムが自動生成することなども考えられ、暗号化手段111によって認識され得る方法であれば方法を問わない。
但し、暗号化領域のデータを必要回数暗号化する方法の例として、キーボードからの入力であったり、予め指定された領域に格納されたデータの読み込みであったり、ファイル等に格納されたデータの読み込みであったり、ネットワークを介した指示データであったり、更には、予め指定された安全性レベルを維持するためにシステムが自動生成することなども考えられ、暗号化手段111によって認識され得る方法であれば方法を問わない。
また、例えば、平文の文書データがモニタに表示可能な文字コードであったとしても、暗号化したデータが表示可能な文字コードに変換されるとは限らないこと等から、表示のためには文字の置き換えや表示を止める等の変更が必要になる場合が存在し、表示形式を変更するためにはフォーマットを司る制御文字の変更等が必要となる場合が存在する。更には、それら変更前後のデータの全部または一部をファイルに保存する方法やデータ形式の変更などが必要になる場合が存在することも有りうるので、適切な処理を行う必要がある。
視認性を向上させる必要がなくデータ量の増加を少なくしたい場合としては、例えば、文書データを通信路で送る場合や記憶装置に保存する場合等が存在する。
但し、復号化回数を取得する方法の例としては、キーボードからの入力であったり、予め指定された領域に格納されたデータの読み込みであったり、ファイル等に格納されたデータの読み込みであったり、ネットワークを介した指示データであったり、更には、予め指定された安全性レベルを維持するためにシステムが自動生成することなども考えられ、復号化手段211によって認識され得る方法であれば方法を問わない。
但し、復号化領域の鍵を取得する方法の例としては、キーボードからの入力であったり、予め指定された領域に格納されたデータの読み込みであったり、ファイル等に格納されたデータの読み込みであったり、ネットワークを介した指示データであったり、更には、予め指定された安全性レベルを維持するためにシステムが自動生成することなども考えられ、復号化手段211によって認識され得る方法であれば方法を問わない。
但し、復号化領域のデータを必要回数復号化する方法の例として、キーボードからの入力であったり、あらかじめ指定された領域に格納されたデータの読み込みであったり、ファイル等に格納されたデータの読み込みであったり、ネットワークを介した指示データであったり、さらにはあらかじめ指定された安全性レベルを維持するためにシステムが自動生成することなども考えられ、復号化手段211が認識できる方法であれば方法を問わない。
また、例えば、平文の文書データがモニタに表示可能な文字コードであったとしても、復号化したデータが表示可能な文字コードに変換されるとは限らないこと等から、表示のためには文字の置き換えや表示を止める等の変更が必要になる場合が存在し、表示形式を変更するためにはフォーマットを司る制御文字の変更等が必要となる場合が存在する。更には、それら変更前後のデータの全部または一部をファイルに保存する方法やデータ形式の変更などが必要になる場合が存在することもあり得るので、適切な処理を行う必要がある。
視認性を向上させる必要がなくデータ量の増加を少なくしたい場合としては、例えば、文書データを通信路で送る場合や記憶装置に保存する場合等が存在する。
そして、データの絶対量の軽減の結果として、更に、動作速度の速いデータ処理装置やデータ処理システムを提供することができ、システムとしての制御の容易化も可能となる。
データ生成手段およびデータ読み込み手段と、前記データ生成手段で生成されたデータや前記データ読み込み手段で読み込まれたデータの全体領域または部分領域もしくは複数の部分領域をユーザーの指示に従って選択する領域選択手段と、前記領域選択手段によって選択された領域のデータを暗号化する暗号化手段と、前記暗号化手段で暗号化されたデータを復号化する復号化手段を有するデータ処理装置であって、
前記暗号化手段は、ユーザーのアクセスレベルに対応した回数の暗号化処理を行うことで、ユーザーが選択した領域のデータをユーザーのアクセスレベルに対応させて暗号化する機能を備え、
前記復号化手段は、ユーザーのアクセスレベルに対応した回数の復号化処理を行うことで、ユーザーが選択した領域のデータをユーザーのアクセスレベルに対応させて復号化する機能を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
前記データが、視認用の表示データと前記表示データの表示態様を規定する制御データとによって構成され、
前記暗号化手段は、前記領域選択手段によって選択された領域のデータのうち表示データに対してのみユーザーのアクセスレベルに対応した回数の復号化処理を実行するように構成されていることを特徴とした付記1記載のデータ処理装置。
前記データが、視認用の表示データと前記表示データの表示態様を規定する制御データとによって構成され、
前記暗号化手段は、前記領域選択手段によって選択された領域のデータのうち表示データに対してのみ暗号化を実行するように構成され、かつ、
前記暗号化手段および復号化手段は、更に、ユーザーの用途の必要性に応じて前記制御データを調整する機能を有することを特徴とした付記1記載のデータ処理装置。
前記復号化手段および復号化手段は、ユーザーのアクセスレベルに対応した回数の暗号化処理および復号化処理の実行に際し、唯一のまたは複数の鍵と唯一のまたは複数の共通鍵暗号アルゴリズムを用いることを特徴とした付記1,付記2または付記3記載のデータ処理装置。
前記唯一のまたは複数の鍵が唯一のまたは複数の鍵ペアで置き換えられ、前記唯一のまたは複数の共通鍵暗号アルゴリズムが唯一のまたは複数の公開鍵暗号アルゴリズムで置き換えられていることを特徴とした付記4記載のデータ処理装置。
付記4記載のデータ処理装置を複数有し、各データ処理装置の各々がデータ伝達可能な経路を介して相互に接続されると共に、
相互に接続された各データ処理装置間で、前記唯一のまたは複数の鍵が、交換もしくは共有あるいは転送可能とされていることを特徴としたデータ処理システム。
付記5記載のデータ処理装置を複数有し、各データ処理装置の各々がデータ伝達可能な経路を介して相互に接続されると共に、
相互に接続された各データ処理装置間で、前記唯一のまたは複数の鍵ペアが、交換もしくは共有あるいは転送可能とされていることを特徴としたデータ処理システム。
データ処理装置のマイクロプロセッサを、データ生成手段、データ読み込み手段、前記データ生成手段で生成されたデータや前記データ読み込み手段で読み込まれたデータの全体領域または部分領域もしくは複数の部分領域をユーザーの指示に従って選択する領域選択手段、前記領域選択手段によって選択された領域のデータに対しユーザーのアクセスレベルに対応した回数の暗号化処理を行いユーザーのアクセスレベルに対応させて暗号化する暗号化手段、および、前記暗号化手段で暗号化されたデータに対しユーザーのアクセスレベルに対応した回数の復号化処理を行いユーザーのアクセスレベルに対応させて復号化する復号化手段として機能させることを特徴としたデータ処理プログラム。
データ処理装置のマイクロプロセッサを、更に、データ伝達可能な経路を介して相互に接続された他のデータ処理装置との間で、前記暗号化手段および前記暗号化手段が使用する唯一のまたは複数の鍵を交換もしくは共有あるいは転送する鍵共有手段として機能させることを特徴とした付記8記載のデータ処理プログラム。
データ処理装置のマイクロプロセッサを、更に、データ伝達可能な経路を介して相互に接続された他のデータ処理装置との間で、前記暗号化手段および前記暗号化手段が使用する唯一のまたは複数の鍵ペアを交換もしくは共有あるいは転送する鍵ペア共有手段として機能させることを特徴とした付記8記載のデータ処理プログラム。
ユーザーのアクセスレベルに応じてデータの参照を許容するようにしたアクセス制限方法であって、
データの全体領域または部分領域もしくは複数の部分領域をユーザが選択し、
選択した領域のデータをユーザーのアクセスレベルに対応した回数で暗号化して他のアクセスレベルのユーザーからのアクセスを制限する一方、
領域を選択したユーザと同じアクセスレベルのユーザに対しては、当該ユーザーのアクセスレベルに対応した回数の復号化処理を前記暗号化された領域に施すことで、前記暗号化された領域のデータの参照を許容するようにしたことを特徴とするアクセス制限方法。
前記データが、視認用の表示データと前記表示データの表示態様を規定する制御データとによって構成され、
前記暗号化処理は、前記選択された領域のデータのうち表示データに対してのみ実行されるように構成されていることを特徴とした付記11記載のアクセス制限方法。
101 文書データ
102 領域選択手段で選択されたレベル2の部分領域
103 領域選択手段で選択されたレベル1の部分領域
104 領域選択手段で選択されたレベル2の部分領域
105 領域選択手段で選択されたレベル3の部分領域
106 領域選択手段で選択されなかった部分領域
111 暗号化手段
201 文書データ
211 復号化手段
C1,C2,C3 暗号文データ
D 復号化関数(暗号アルゴリズムの逆関数)
E 暗号アルゴリズム
K1,K2,K3 鍵
P1 平文の文書データ
Claims (9)
- データ生成手段およびデータ読み込み手段と、前記データ生成手段で生成されたデータや前記データ読み込み手段で読み込まれたデータの全体領域または部分領域もしくは複数の部分領域をユーザーの指示に従って選択する領域選択手段と、前記領域選択手段によって選択された領域のデータを暗号化する暗号化手段と、前記暗号化手段で暗号化されたデータを復号化する復号化手段を有するデータ処理装置であって、
前記暗号化手段は、ユーザーのアクセスレベルに対応した回数の暗号化処理を行うことで、ユーザーが選択した領域のデータをユーザーのアクセスレベルに対応させて暗号化する機能を備え、
前記復号化手段は、ユーザーのアクセスレベルに対応した回数の復号化処理を行うことで、ユーザーが選択した領域のデータをユーザーのアクセスレベルに対応させて復号化する機能を備えたことを特徴とするデータ処理装置。 - 前記データが、視認用の表示データと前記表示データの表示態様を規定する制御データとによって構成され、
前記暗号化手段は、前記領域選択手段によって選択された領域のデータのうち表示データに対してのみユーザーのアクセスレベルに対応した回数の復号化処理を実行するように構成されていることを特徴とした請求項1記載のデータ処理装置。 - 前記データが、視認用の表示データと前記表示データの表示態様を規定する制御データとによって構成され、
前記暗号化手段は、前記領域選択手段によって選択された領域のデータのうち表示データに対してのみ暗号化を実行するように構成され、かつ、
前記暗号化手段および復号化手段は、更に、ユーザーの用途の必要性に応じて前記制御データを調整する機能を有することを特徴とした請求項1記載のデータ処理装置。 - 前記復号化手段および復号化手段は、ユーザーのアクセスレベルに対応した回数の暗号化処理および復号化処理の実行に際し、唯一のまたは複数の鍵と唯一のまたは複数の共通鍵暗号アルゴリズムを用いることを特徴とした請求項1,請求項2または請求項3記載のデータ処理装置。
- 請求項4記載のデータ処理装置を複数有し、各データ処理装置の各々がデータ伝達可能な経路を介して相互に接続されると共に、
相互に接続された各データ処理装置間で、前記唯一のまたは複数の鍵が、交換もしくは共有あるいは転送可能とされていることを特徴としたデータ処理システム。 - データ処理装置のマイクロプロセッサを、データ生成手段、データ読み込み手段、前記データ生成手段で生成されたデータや前記データ読み込み手段で読み込まれたデータの全体領域または部分領域もしくは複数の部分領域をユーザーの指示に従って選択する領域選択手段、前記領域選択手段によって選択された領域のデータに対しユーザーのアクセスレベルに対応した回数の暗号化処理を行いユーザーのアクセスレベルに対応させて暗号化する暗号化手段、および、前記暗号化手段で暗号化されたデータに対しユーザーのアクセスレベルに対応した回数の復号化処理を行いユーザーのアクセスレベルに対応させて復号化する復号化手段として機能させることを特徴としたデータ処理プログラム。
- データ処理装置のマイクロプロセッサを、更に、データ伝達可能な経路を介して相互に接続された他のデータ処理装置との間で、前記暗号化手段および前記暗号化手段が使用する唯一のまたは複数の鍵を交換もしくは共有あるいは転送する鍵共有手段として機能させることを特徴とした請求項6記載のデータ処理プログラム。
- ユーザーのアクセスレベルに応じてデータの参照を許容するようにしたアクセス制限方法であって、
データの全体領域または部分領域もしくは複数の部分領域をユーザが選択し、
選択した領域のデータをユーザーのアクセスレベルに対応した回数で暗号化処理して他のアクセスレベルのユーザーからのアクセスを制限する一方、
領域を選択したユーザと同じアクセスレベルのユーザに対しては、当該ユーザーのアクセスレベルに対応した回数の復号化処理を前記暗号化された領域に施すことで、前記暗号化された領域のデータの参照を許容するようにしたことを特徴とするアクセス制限方法。 - 前記データが、視認用の表示データと前記表示データの表示態様を規定する制御データとによって構成され、
前記暗号化処理は、前記選択された領域のデータのうち表示データに対してのみ実行されるように構成されていることを特徴とした請求項8記載のアクセス制限方法。
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