JP2002158722A - 多値ディジタル変調信号の復調における自動等化方法および同方法を用いた自動等化回路並びに受信回路 - Google Patents

多値ディジタル変調信号の復調における自動等化方法および同方法を用いた自動等化回路並びに受信回路

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JP2002158722A
JP2002158722A JP2001266256A JP2001266256A JP2002158722A JP 2002158722 A JP2002158722 A JP 2002158722A JP 2001266256 A JP2001266256 A JP 2001266256A JP 2001266256 A JP2001266256 A JP 2001266256A JP 2002158722 A JP2002158722 A JP 2002158722A
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Yoshiaki Kokuryo
賀朗 国領
Nobuo Tsukamoto
信夫 塚本
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】送信側から送信されてきた所定パターンのトレ
ーニング信号を含む受信信号の復調に必要な等化特性を
自動的に更新する自動等化方法および自動等化回路並び
に受信回路を提供することにある。 【解決手段】まず、受信したトレーニング信号に基づき
データ再生用自動等化器のタップ係数を初期設定し、初
期設定以降は、受信信号を用いて該受信信号のNシンボ
ル毎(Nは1以上の整数)に1回前記タップ係数を更新し
て、更新されたタップ係数に基づきデータ再生用自動等
化器で受信信号を等化し、等化された受信信号を復調す
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多値ディジタル変
調信号の受信回路(復調回路)における等化回路に係
り、特に、トレーニング信号およびデータ信号により伝
送路の等化特性を自動的に設定する自動等化方法および
自動等化回路並びに該自動等化回路を用いた受信回路
(復調回路)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データ信号と自動等化器用のトレーニン
グ信号を交互に受信し、受信されたトレーニング信号に
基づいてデータ信号の復調に必要な等化特性を自動的に
更新設定する方法の自動等化回路を実現する従来技術と
して、特願2000−094670で記述されている。
【0003】この従来技術では、データ再生用の自動等
化器と等化トレーニング用の自動等化器とを設け、トレ
ーニング信号が受信された時、それを逐次一旦メモリに
格納した上で所定のタイミングで逐次読出して、受信側
で発生される基準トレーニング信号とにより、等化トレ
ーニング用の自動等化器を用いて伝送路の等化特性を設
定するタップ係数の更新処理を行い、このタップ係数の
更新結果をデータ再生用の自動等化器に逐次設定するこ
とにより、データ信号の再生に必要な伝送路の等化特性
を設定するタップ係数を更新して行くようにしたもので
ある。
【0004】この従来技術の動作について、図5のタイ
ミング図により説明する。図5においては、同図の
(a)に示してある受信データのトレーニング信号DT
とデータ信号DAに番号0、1、2、……、が付してあ
り、これに対応して同図の(f)のトレーニング信号D
Tとデータ信号DAにも番号0、1、2、……、が付し
てあり、同図の(a)と(f)で、同じ番号の信号が対
応していることを表している。
【0005】図5(a)は、送信側から時間長ttの期
間Xでトレーニング信号DT1とこれに続いて時間長t
dの期間Yでデータ信号DA1とから成るフレームが連
続して送信されて、受信側で受信されていることを示し
ている。
【0006】図5(a)のフレームが受信側で受信され
ると、図5(b)に示すように、復調された、時刻t0
から時刻t1までの期間Xのトレーニング信号DT1に
対する同相成分(I成分)と直交成分(Q成分)である
信号Ir、Qrは、図5の(b)に示すように逐次一旦
メモリに格納される。また同時に、信号Ir、Qrは、
1フレーム分の遅延が施され、図5(f)に示す信号I
rD、QrDとして、データ再生用の自動等化器へ供給
される。
【0007】次に、図5(b1)に示すように、メモリ
に格納されたトレーニング信号DT1の信号Ir’、Q
r’は所定のタイミングで読み出される。この信号I
r’、Qr’は、等化トレーニング用の自動等化器で等
化処理される信号となる。この等化信号とタップ係数更
新処理の参照信号となる受信側で発生される基準トレー
ニング信号との間の差をとって得られる等化誤差信号に
より、伝送路の等化特性のタップ係数更新処理が施され
る。同図の(c)に示すように、このタップ係数更新処
理は、シンボル数MT(MTは2以上の整数)のトレー
ニング信号DTに対して期間tsで行われ、更新された
タップ係数Ct1が得られる。その後の時刻t2から時
刻t3の期間Xでは、受信されるトレーニング信号DT
2の信号Ir、Qrがメモリに格納され、次のデータ信
号DA2を等化するためのタップ係数の更新処理に備え
る。
【0008】タップ係数更新処理で更新されたタップ係
数Ct1は、時刻t3の直前にデータ再生用の自動等化
器に設定される。このタップ係数Ct1に基づきデータ
再生用の自動等化器により、図5(f)で示されている
データ信号DA1の信号IrD、QrDは等化された後
に識別され、送信側から送信されたデータ信号DA1と
して再生される。
【0009】以下同様に、周期的に挿入されたトレーニ
ング信号DT2、DT3、…、とタップ係数更新処理の
参照信号である受信側で発生される基準トレーニング信
号とを元に、トレーニング信号用の自動等化器によりタ
ップ係数更新処理で得られたタップ係数がデータ再生用
の自動等化器に所定のタイミングで設定されて、データ
信号DA2、DA3、…、が等化されてデータが再生さ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
受信データ中に周期的に挿入されているトレーニング信
号DTとタップ係数更新処理の参照信号である受信側で
発生されるトレーニング信号とを元に等化トレーニング
用の自動等化器でタップ係数の更新が行われ、データ信
号DAは該タップ係数によりデータ再生用の自動等化器
で等化処理が施されて、送信側からのデータとして再生
さていた。この等化処理では、トレーニング信号とデー
タ信号の伝送期間中の伝送路特性は同一であるという仮
定の下で、トレーニング信号でタップ係数が更新されて
設定され、該トレーニング信号に続くデータ信号を該タ
ップ係数により等化していた。
【0011】このような仮定が成立する伝送路の条件
は、伝送路特性の劣化を引き起こすフェージング現象な
どがトレーニング信号DTの間で緩やかに変動してその
間はほぼ同一の変動と見なせる(同一の伝送路特性であ
る)場合で、その変動よりデータ伝送速度が速い場合で
ある。このような条件下においては、従来の技術でも充
分に伝送路特性を等化させて信頼あるデータ再生が可能
である。
【0012】しかし、データ伝送中の信号が速いフェー
ジング現象で影響を受けると(1フレーム時間よりフェ
ージング現象の変動が速い)、トレーニング信号DTと
データ信号DAの伝送期間中の伝送路特性がそれぞれに
変動するようになって、両期間中の伝送特性が同一とみ
なせなくなる。このような場合には、トレーニング信号
DTの周期でしかもトレーニング信号DTの伝送期間中
の伝送路特性に対応して更新されたタップ係数によりデ
ータ信号DAは等化処理が施されてしまい、データ信号
DAの伝送期間中の伝送路特性の変動に対応して更新さ
れたタップ係数ではデータ信号DAは等化処理は施され
ていないことになる。
【0013】したがって、伝送路特性の変動に追従した
タップ係数更新処理がされず、等化が不十分となり、受
信信号を正しく復号できずに、再生データの誤り発生の
確率が高くなっていた。
【0014】本発明の目的は、伝送路特性の変動に追従
した自動等化器のタップ係数を更新することで、データ
の誤りの改善が図れるようにした多値ディジタル信号復
調に係わる自動等化方法および同方法を用いた自動等化
回路並びに受信回路(復調回路)を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、前述の従来技術として挙げた特願20
00−094670の等化トレーニング用の自動等化器
で、トレーニング信号とデータ信号とを含む多値ディジ
タル変調方式により変調された受信信号を信号処理によ
り復調した受信データ(受信信号)中のトレーニング信
号からタップ係数更新処理により求めたタップ係数で伝
送路特性への等化を施した後は、受信データ(受信信
号)を用いてこの受信データのNシンボル毎(Nは1以
上の整数)に1回のタップ係数更新処理を行い、その結
果で伝送路特性への等化を施す処理を継続して行うよう
にしたものである。
【0016】上記の具体的内容は、従来技術の特願20
00−094670において、次のような改良を加えた
ものである。
【0017】(1)等化トレーニング用の自動等化器で
等化された等化信号を識別して識別信号を発生し、
(2)送信側から送られるトレーニング信号に対応する
基準トレーニングパターン信号を発生し、(3)前記
(1)の識別信号または前記(2)の基準トレーニング
パターン信号を信号マッピングして同相成分と直交成分
の信号をタップ係数更新処理の参照信号として生成し、
(4)前記(1)の識別信号または前記(2)の基準ト
レーニングパターン信号の間で選択的に切り換えて、前
記(3)の参照信号となるようにし、(5)受信データ
(受信信号)のトレーニング信号と前記(2)の基準ト
レーニングパターン信号とによるタップ係数更新処理を
実行する期間は前記(3)の参照信号として受信データ
(受信信号)のトレーニング信号を、それ以降の期間で
は前記(3)の参照信号として前記(1)の識別信号
を、選択させるようにしたものである。
【0018】さらに、次のような改良を加えたものであ
る。(6)受信データ(受信信号)のトレーニング信号
と、タップ係数更新処理の参照信号となる受信側で発生
される前記(2)の基準トレーニングパターン信号に基
づき、等化トレーニング用の自動等化器でタップ係数を
求め、該タップ係数がデータ再生用の自動等化器に設定
されるまでの動作は同じではあるが、それ以降は以下の
動作をさせるようにしたものである。
【0019】すなわち、受信データ(受信信号)のデー
タ信号を等化トレーニング用の自動等化器で等化して得
た等化信号を識別回路で識別し、その結果得られた識別
信号をタップ係数更新処理の参照信号として、トレーニ
ング信号により上記(6)で求められたタップ係数を基
に等化トレーニング用の自動等化器のタップ係数の更新
処理をNシンボル毎に1回行う。そして、更新されたタ
ップ係数は、データ再生用の自動等化器のタップ係数と
して設定される。このような一連のタップ係数の更新処
理が、受信データ(受信信号)のデータ信号の識別信号
をタップ係数更新処理の参照信号として継続されるよう
にしたものである。
【0020】ただし、伝送シンボルレートが高速になる
と、タップ係数更新処理や等化処理を実現するハードウ
ェアの動作速度が無視できなくなる。ハードウェアの動
作速度が十分に速くなれば、1シンボル毎に識別した識
別信号を用いたタップ係数更新が可能とはなるが、ハー
ドウェアの動作速度が遅い場合には、Nシンボル(Nは
2以上の整数)に1回のタップ係数更新で続行するよう
にする。
【0021】例えば、変調速度が13.5Mbaud
で、トレーニング信号がMT=256シンボルで、デー
タ信号がMA=18944シンボルから構成されるフレ
ーム(19200シンボル=MT+MA=256+18
944)で、256シンボルのトレーニング信号による
タップ係数更新処理と等化処理に、従来技術(特願20
00−094670)ではほぼ1フレームの時間がかか
っていた。これと同じ動作速度のハードウェアを使用し
た場合、受信データ(受信信号)のデータ信号を等化ト
レーニング用の自動等化器で等化し識別した識別信号を
タップ係数更新処理の参照信号として用いると、75シ
ンボル(=19200シンボル÷256シンボル)毎に
1回のタップ係数更新が可能となる。
【0022】従来技術では1フレーム毎にタップ係数更
新処理を行っていたのに対して、本発明ではトレーニン
グ信号で等化トレーニング用の自動等化器でタップ係数
が一度設定されると、それ以降はNシンボル毎(前述の
例ではN=75シンボル)に1回のタップ係数更新処理
をするので、伝送路特性の変動に対するタップ係数の追
従性は、非常に良くなる。
【0023】さらに、ハードウェアの動作速度が将来、
十分に高速になった場合には、N=1シンボル毎にタッ
プ更新が可能となり、送路の特性の変動に対するタップ
係数の追従性は極めて向上する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例による多値
ディジタル変調方式の自動等化回路を含む受信回路(復
調回路)について、図示により詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の第一の実施例を示してい
る。図1において、アナログBPF1(帯域ろ波器)から
遅延回路27A、27B、データ再生用の自動等化器
9、P/S変換器(並列/直列変換器)11までの構成
は、前述した従来技術(特願2000−094670)
の自動等化回路と同じである。その動作は、次のようで
ある。
【0026】まず、受信された搬送波周波数fの変調波
信号は、アナログBPF1に入力され、ここで帯域制限
された上でAGC(自動利得制御部)2により、受信され
たときのレベルにかかわらず、一定のレベルにされてか
らA/Dコンバータ(アナログ−ディジタル変換器)3に
入力され、ディジタル化されて受信電力計算器4と乗算
器5A、5Bに供給される。
【0027】そして、受信電力計算器4では、A/Dコ
ンバータ3から出力されるディジタル信号に基づいて、
受信された信号のレベルが計算されて、それがAGC2
の制御入力にフィードバックされる。この結果、A/D
コンバータ3には、結果的に一定レベルにされたアナロ
グ信号が入力されるようになる。
【0028】乗算器5A、5Bに入力されたディジタル
信号は、ここで正弦波発生器7から供給されている周波
数fの搬送波信号とそれぞれに乗算され、同相成分(I
成分)と直交成分(Q成分)の信号が取り出される。
【0029】このとき、乗算器5Aには正弦波発生器7
から直接搬送波信号が供給されるが、乗算器5Bには位
相シフト器6を介してπ/2位相シフトされた搬送波信
号が供給されて、直交復調される。
【0030】ここで、乗算器5Aに入力される正弦波信
号は、cos(ωt)として表わし、乗算器5Bに入力さ
れる正弦波信号は、sin(ωt)として表わす。なお、
ω=2πfである。
【0031】乗算器5A、5Bから出力された同相成分
(I成分)と直交成分(Q成分)の信号Im、Qmは、それ
ぞれにロールオフフィルタ8A、8Bにより波形整形さ
れ、出力信号Ir、Qrとして取り出される。
【0032】出力信号Ir、Qrは遅延回路27A、2
7Bに供給される。ここにおいて、それぞれに所定の遅
延時間τが与えられて、遅延出力信号IrD、QrDと
してデータ再生用の自動等化器9へ出力される。ここ
で、この所定の遅延時間τは、1フレーム分のデータの
伝送に要する時間、つまりトレーニング信号DT(伝送
時間tt)とデータ信号DA(伝送時間td)の1回分
の伝送時間、すなわちτ=tt+td 時間に設定してあ
る。
【0033】そして、データ再生用の自動等化器9によ
り等化されたデータ信号Ia、Qaが識別器10に入力さ
れて、ここで送信側で送った送信点を識別する。この識
別結果がデータ信号Id、Qd として出力され、これら
がP/S変換器11により直列信号に変換されて、復調
された再生データが得られることになる。
【0034】以上が、アナログBPF1から遅延回路2
7A、27B、データ再生用の自動等化器9、P/S変
換器11までの構成の動作であり、前述した従来技術
(特願2000−094670)による自動等化回路の
それと同じである。
【0035】伝送路の等化特性を設定するタップ係数の
更新処理に係わる構成要素について説明する。等化トレ
ーニング用の自動等化器23、加算器16A、16B、
トレーニング信号同期検出器12’、タップ係数更新器
13’、メモリ21、22、スイッチ25の動作は従来
技術と同じではあるが、次の点が異なる。ただし、メモ
リ21、22は受信データのトレーニング信号およびデ
ータ信号共に格納するように動作することと、タップ係
数更新器13’は後述するカウンタ回路30の出力信号
C2を受けることでも、タップ係数更新処理を行うよう
になっている。
【0036】受信データのトレーニング信号でタップ係
数更新処理が施される時の参照信号It、Qtとなる基
準トレーニングパターン信号Pを生成するためのトレー
ニングパターン信号発生器29が設けられている点が異
なる。
【0037】等化トレーニング用の自動等化器23の出
力信号Ia’、Qa’を識別して識別信号Dを出力する
識別器31が設けられている点が異なる。識別器31
は、識別器10と同じ構成のものを使うことができる。
【0038】また、受信データのトレーニング信号でタ
ップ係数更新処理を行う時はトレーニングパターン信号
発生器29の基準トレーニングパターン信号Pを、他方
では受信データのトレーニング信号によるタップ係数が
決定されたならばそれ以降は識別器31の識別信号D
を、選択し出力する選択回路28が設けられている点も
異なる。
【0039】そして、タップ係数更新処理が受信データ
のトレーニング信号あるいはデータ信号を基に行われて
いるどうかを示す信号C1と、受信データのトレーニン
グ信号によるタップ係数の決定後は受信データのNシン
ボル毎に信号C2と、を発生するカウンタ回路30が設
けられている点も異なる。カウンタ回路30の信号C1
により、選択回路28の出力は(1)側と接続されて基
準トレーニングパターン信号Pが、他方(2)側と接続
されて識別器31の識別信号Dが、マッピング回路32
へ供給されるようになる。
【0040】また、スイッチ回路25のON/OFF制
御を行うスイッチ制御回路33が設けられている点も異
なる。スイッチ制御回路33は、受信データのトレーニ
ング信号によるタップ係数更新処理の動作時にトレーニ
ング信号同期検出器12’の出力信号S2を受けるとそ
れを制御信号としてスイッチ回路25に発生するが、受
信データのトレーニング信号によるタップ係数更新処理
が終了した以降は、カウンタ回路30の出力信号C2に
基づきスイッチ回路25のON/OFF制御信号を発生
する。このようなスイッチ回路25への制御信号を供給
することで、等化トレーニング用の自動等化器23にて
受信データのトレーニング信号に基づいて設定されたタ
ップ係数、およびトレーニング信号によるタップ係数の
設定後のNシンボル毎に更新されるタップ係数を所定の
タイミングでデータ再生用の自動等化器9へ設定するこ
とができるようになる。
【0041】次に、この図1の第一の実施例の動作につ
いて、図2のタイミング図により説明する。
【0042】まず、本実施例による自動等化回路の適用
に際しては、従来技術と同じく、送信側では図2の
(a)に示すように、トレーニング信号DTとデータ信
号DAを、期間tt と期間td 毎に交互に周期的に送信
するようにしてある。ここで、トレーニング信号DTま
たはデータ信号DAはロールオフフィルタ8A、8Bの
出力信号Ir、Qrで表されており、期間Xはトレーニ
ング信号DTが送信されている期間を表わし、期間Yは
データ信号DAが送信されている期間を表わす。
【0043】また、図2の(a)に示しているトレーニ
ング信号DTとデータ信号DAに番号0、1、2、…
…、が付してあり、これに対応して同図の(b)、(b
1)、(j)のトレーニング信号DTとデータ信号DA
にも番号0、1、2、……、が付してあり、それぞれで
同じ番号の信号が対応していることを表している。さら
に、同図の(e)と(i)のタップ係数Ct、Cd1、
Cd2、…、についても前述と同様なことを表してい
る。
【0044】データの受信待ちの状態においては、次の
ようになっている。トレーニング信号DTがトレーニン
グ信号同期検出器12’で未検出状態のために、出力信
号S1はOFFとなってスイッチ回路24A、24B共
にOFF(スイッチ開の状態)となっている。また、出
力信号S2もカウンタ回路30の出力信号C2もOFF
状態となっていて、スイッチ制御回路33はOFFの出
力信号を発生してスイッチ回路25をOFFにしてい
る。さらに、データの受信待ちの状態では、カウンタ回
路30の出力信号C1はONとなって選択回路28の出
力は(1)側と接続されている。
【0045】以上の状態から、送信側からデータ伝送動
作が開始されると、図2(a)に示すように、トレーニン
グ信号DTとデータ信号DAが交互に受信される。ここ
では、理解を容易にするため、図示の時刻t0で信号の
送信が開始されて、復調動作が開始されたものとして説
明する。
【0046】まず、時刻t0から、ロールオフフィルタ
8A、8Bの出力信号Ir 、Qrは順次遅延回路27
A、27Bとメモリ21、22に格納され、またトレー
ニング信号同期検出器12’へ供給されている。
【0047】遅延回路27A、27Bに格納された出力
信号Ir 、Qrは1フレーム分の時間(=tt+td)
遅れたタイミングで出力されてくるようになっているの
で、現在格納された出力信号Ir 、Qrは、時刻t3か
ら信号IrD 、QrDとして出力されてくる。これは、
図2の(a)と(j)で示されている。
【0048】次に、この期間Xに続く次のデータ信号D
Aが受信されている期間Yでは、まず、図示の時刻t1
からタップ係数更新器13’が動作を開始する。すなわ
ち、図2の(e)に示すように期間ts において、メモ
リ21、22から読み出されたトレーニング信号DT1
の信号Ir'、Qr'が等化処理された等化信号Ia'、Q
a'とトレーニングパターン信号発生器29の基準トレ
ーニングパターン信号Pを信号マッピングした参照信号
It、Qtとの等化誤差信号E(Ei、Eq)を基に、
タップ係数更新処理が開始する。
【0049】ここで、トレーニング信号によるタップ係
数更新処理の詳しい動作は次のようである。
【0050】メモリ21、22から読み出されたトレー
ニング信号DTの信号Ir'、Qr'は、等化トレーニング
用の自動等化器23で等化処理された等化信号Ia'、Q
a'となる。他方トレーニングパターン信号発生器29か
ら選択回路28の(1)側の接点を介してマッピング回
路32に供給された基準トレーニングパターン信号P
は、同相成分(I成分)と直交成分(Q成分)にマッピ
ングされた参照信号It、Qtとなる。等化信号Ia'、
Qa'と参照信号It、Qtとの差の演算が、加算器16
A、16Bで実行される。その出力である等化誤差信号
E(Ei、Eq)を受けて、等化誤差信号E(Ei、E
q)を最小とするタップ係数が得られるように、シンボ
ル数MTのトレーニング信号のシンボル毎にタップ係数
更新器13’によるタップ係数更新処理と等化トレーニ
ング用の自動等化器23による等化処理が実行され、処
理時間ts が経過した時点で前記等化誤差信号が最小に
なり、タップの更新処理が終了する。
【0051】また、この期間Yでは、図2の(k)に示
すように、スイッチ回路24A、24BがONにされる
ので、データ再生用の自動等化器9の等化信号Ia 、Q
aはそのまま識別器10に入力されて識別信号Id 、Q
dが得られる。この結果、時刻t1 からのデータ信号D
A0を再生したデータがP/S変換器11から出力され
ていることになる。
【0052】しかし、この時は図2の(i)で示されて
いるように、伝送路特性に対応したタップ係数が設定さ
れていないので、適切な等化処理が施されておらずデー
タ信号DA0に対する再生データは信頼性が低いものと
なっている。
【0053】次に、時刻t3 、すなわち時刻t2 から
のトレーニング信号DT2の送信が終わり、次の期間Y
が始まる直前で、図2の(f)で示されるトレーニング
信号同期検出器12’からのパルス信号として出力信号
S2がスイッチ制御回路33に供給され直ちにパルス信
号が生成されてスイッチ回路25に供給されると、同図
の(h)に示すようにスイッチ回路25が短時間閉じら
れるが、この時刻t3 では、同図の(e)に示すよう
に等化トレーニング用の自動等化器23によるタップ係
数の更新は済んでいる。この更新されたタップ係数を同
図の(e)に示すようにCtで表している。
【0054】前述した、時刻t3の直前で図2の(h)
で示されているように、スイッチ回路25が短時間閉じ
られているが、この時にトレーニング信号同期検出器1
2’の出力信号S2の出力と共に、同図の(c)に示さ
れているように、出力信号S3はONからOFFの状態
へと変更される。この出力信号S3の状態変化を受けて
タップ係数更新器13’は更新されたタップ係数Ctを
等化トレーニング用の自動等化器23へ設定すると共
に、短時間閉じられているスイッチ回路25を介して、
このタップ係数Ctを代表する更新信号が送られてタッ
プ係数Ctがデータ再生用の自動等化器9にも設定され
る(初期設定)。
【0055】また、時刻t3の直前では、図2の(c)
に示すようにトレーニング信号同期検出器12’の出力
信号S3はONからOFFの状態へと変更されるが、こ
れに伴いこの出力信号S3を受けた、トレーニングパタ
ーン信号発生器29とカウンタ回路30は、時刻t3以
降は次のような動作をする。
【0056】トレーニングパターン信号発生器29で
は、基準トレーニングパターン信号Pの発生を停止す
る。
【0057】カウンタ回路30は、その出力信号C1に
て選択回路28の入力先を(2)側に切り換えて識別器
31の信号の入力を受け付けられる、また識別器31の
識別動作の開始が行われる、ようにする信号を出力す
る。さらに、図2の(g)に示すように、Nシンボル毎
に出力信号C2(E1、E2、…)を出力する。
【0058】以下、図2で示されている時刻t3以降の
動作について説明する。時刻t3以降の期間Yでは、図
2の(k)に示すようにトレーニング信号同期検出器1
2’の出力信号S1によりスイッチ回路24A、24B
がONとなる。この時、図2の(i)と(j)に示すよ
うに、1フレーム分の遅延が施された受信データのデー
タ信号DA1は、最初に、前述したトレーニング信号に
基づき更新されたタップ係数Ctにより、その後は、後
述するNシンボル毎に更新されるタップ係数(Cd1、
Cd2、…)により、データ再生用の自動等化器9で等
化処理されて等化信号Ia、Qaとして出力される。そ
して、その信号は、スイッチ回路24A、24Bを介し
て識別器10へ供給されて識別信号Id、Qdとなり、
P/S変換器11から受信データのデータ信号DAの再
生されたデータとして出力されることになる。
【0059】ここで、時刻t3からの最初のタップ係数
Ctとその後の受信データのNシンボル毎に更新される
タップ係数Cd1、Cd2、…、の更新動作について説
明する。
【0060】図2の(i)では、時刻t3からカウンタ
回路30の出力信号C2を受けてスイッチ制御回路33
が出力する、同図の(h)の2番目のパルス信号のOF
Fへの状態までは、受信データのトレーニング信号DT
1と参照信号であるトレーニングパターン信号発生器2
9の基準トレーニングパターン信号Pとを元にタップ係
数更新処理が施された結果のタップ係数Ctがデータ再
生用の自動等化器9に設定されている。これを同図の
(i)のCtで示している。
【0061】ところで、図2の(h)の2番目のパルス
信号のOFFへの状態変化と共に、今度は同図の(e)
で示されている、受信データのNシンボル毎の1回のタ
ップ係数更新処理で現在のタップ係数Ctを用いて更新
されたタップ係数Cd1が、図2の(h)で示す次の
(3番目の)パルス信号のOFFへの状態変化まで設定
されていることになる。以下、このように時間経過と共
にNシンボル毎に現在のタップ係数に基づいてタップ係
数Cd2、Cd3、…、が更新され、設定されていくこ
とになる。
【0062】次にタップ係数の設定までの動作について
説明する。時刻t3から受信データのデータ信号DA1
としてメモリ21、22から読み出した信号Ir’、Q
r’をトレーニング信号DT1に継続して等化トレーニ
ング用の自動等化器23に供給する。メモリ21、22
からNシンボルの信号Ir’、Qr’が読み出され、等
化トレーニング用の自動等化器23へ供給されると同時
に、図2の(g)に示すようにカウンタ回路30の出力
信号C2としてパルス信号E1が発生する。このパルス
信号E1の発生期間は、受信データのトレーニング信号
DTのシンボル数をMTとしてそのタップ係数更新の処
理時間がtsとすれば、ts/MTである。
【0063】この出力信号C2のパルス信号E1を受け
たタップ係数更新器13’は、前記信号Ia’、Qa’
の Nシンボル目と、その信号を識別器31で識別され
てマッピング回路32で信号マッピングされた参照信号
It、Qtとで加算器16A、16Bにより求められた
等化誤差信号E(Ei、Eq)と現在のタップ係数Ct
に基づき、タップ係数更新の処理が1回行われ、図2の
(e)で示されている、新しいタップ係数Cd1を求め
る。
【0064】タップ係数更新処理の終了と同時に、カウ
ンタ回路30からの出力信号C2のパルス信号E1はO
NからOFFの状態となる。同時に、この出力信号C2
の状態変化を受けて、スイッチ制御回路33は、パルス
信号を発生してスイッチ回路25を図2の(h)に示す
ように短時間ONにする。この時、更新された前記タッ
プ係数Cd1が等化トレーニング用の自動等化器23へ
新しく設定されると共に、図2の(i)に示すようにデ
ータ再生用の自動等化器9にも新しく設定される。
【0065】このタップ係数Cd1は、図2の(h)と
(i)に示すように、次に更新されたタップ係数Cd2
が設定される、時刻te2のスイッチ回路25をONと
するパルス信号の終了の時刻まで有効となる。
【0066】この期間は、このタップ係数Cd1に基づ
いて、データ信号DA1は等化処理された等化信号I
a、Qaとしてデータ再生用の自動等化器9から出力さ
れ識別処理されて識別信号Id、Qdとして再生され、
P/S変換器11から再生されたデータを出力する。
【0067】最初のNシンボル経過後の1回のタップ係
数更新処理が終了する時刻te1では、既に2番目のN
シンボルの1シンボル目以降が等化トレーニング用の自
動等化器23には供給されている。その後、Nシンボル
目が供給された時刻には図2の(g)に示すように、2
番目のタップ係数更新処理の開始タイミングとなるパル
ス信号としてカウンタ回路30の出力信号C2のパルス
信号E2が発生する。
【0068】この出力信号C2のパルス信号E2を受け
て、タップ係数更新器13’は、このNシンボル目の等
化信号Ia’、Qa’とその識別信号Dの参照信号I
t、Qtとの等化誤差信号E(Ei、Eq)及び現在の
タップ係数Cd1に基づいてタップ係数の更新を1回行
い、図2の(e)に示されている新しいタップ係数Cd
2を求める。タップ更新処理の終了と共に、出力信号C
2のパルス信号E2はONからOFFへの状態となり、
タップ係数更新器13’は、等化トレーニング用の自動
等化器23へ更新されたタップ係数Cd2を設定すると
共に、スイッチ制御回路33の制御の下にスイッチ回路
25が短時間ONしてデータ再生用の自動等化器9にも
設定する。
【0069】今度は、この新しいタップ係数Cd2によ
り、データ信号は等化処理されて等化信号Ia、Qaと
なり、識別信号Id、Qdとなって、P/S変換器11
より再生データが出力されることになる。
【0070】以上の一連の処理のように、受信データの
Nシンボル毎に1回のタップ係数の更新が現在のタップ
係数を用いて繰り返され、受信データのデータ信号DA
の期間Yにスイッチ回路24A、24BがONとなっ
て、最新の伝送路特性に対応したタップ係数に設定され
たデータ再生用の自動等化器9により等化処理されたデ
ータ信号DAのデータが再生され、P/S変換器11よ
り出力される。
【0071】ところで、最初のトレーニング信号DT1
を受信して、これによってタップ係数の更新処理をする
時に、識別器31の識別信号Dをマッピングした参照信
号It、Qtでタップ係数の更新を行なわないのは、伝
送路特性の等化が行われていない状態では、等化誤差E
(Ei、Eq)が非常に大きく、識別するにもスレッシ
ョルドを越えて正しい等化誤差E(Ei、Eq)が得ら
れないためである。トレーニング信号DTで一旦タップ
係数を決定した場合には、等化誤差E(Ei、Eq)は
非常に小さくなっており、16QAMや64QAMのよ
うな多値変調信号であっても識別のスレッショルドを越
えることはないので、一旦トレーニング信号DTでタッ
プ係数を決定してからは、識別器31の識別信号Dのマ
ッピングした参照信号It、Qtを用いたタップ係数更
新が可能となる。
【0072】なお、以上の説明では、遅延回路27A、
27Bの遅延時間を1フレーム分の伝送時間に設定した
が、フレームの長さとタップ係数の更新処理時間との関
係で、遅延時間を2フレーム以上にしなければならない
場合もあるが、その場合には遅延回路27A、27Bの
遅延時間を、その時間に合わせればよい。
【0073】この結果、この第一の実施例によれば、従
来技術ではトレーニング信号DTによる1フレーム周期
のタップ係数更新処理で伝送路特性に等化していたため
に、次のトレーニング信号までの伝送路の特性劣化には
対応できず再生データの誤りの確率が高くなっていた
が、トレーニング信号DTで一旦伝送路特性に等化が完
了すると、それ以降については従来の1フレームという
時間長より短いNシンボル毎にタップ係数更新処理が行
われるために伝送路劣化に対してより速い等化の対応が
可能となって、データ誤りが抑えられた信頼性のある再
生データを得ることができる。
【0074】次に、本発明の第二の実施例について、図
3により説明する。この図3の第二の実施例は、前述し
た第一の実施例を示す図1の構成要素である、各ロール
オフフィルタ8A、8Bとデータ再生用の自動等化器9
との間に挿入されている遅延回路27A、27Bを回路
の簡略化のため取り除いたもので、その他の構成は、第
一の実施例を示す図1と同じである。
【0075】次に、この図3の第二の実施例の動作につ
いて、図4のタイミング図により説明する。
【0076】ここで、この図4のタイミング図が、第一
の実施例のタイミング図を示す図2と異なる点は、二つ
あり、それは図4の(b1)と(j)のデータの内容で
ある。
【0077】一つ目は、図4の(j)において、第一の
実施例では図1のロールオフフィルタ8A、8Bとデー
タ再生用の自動等化器9との間には遅延回路27A、2
7Bがあり、1フレームの遅延を有した受信データIr
D、QrDとなっていたため、1フレーム遅れた受信デ
ータが等化処理されてデータが再生されていたが、本実
施例ではそれが取り除かれているので復調された受信デ
ータIr、Qrは直接にデータ再生用の自動等化器9へ
供給されるようになるので、現在復調されている受信デ
ータが等化処理されてデータが再生されるようになる。
【0078】二つ目は、前記一つ目に伴ってタップ係数
更新の結果を当該受信データに対応させるために、図4
の(b1)の時刻t3以降でメモリ21、22から読み
出され等化トレーニング用の自動等化器23へ供給され
る信号Ir’、Qr’は、第一の実施例の図2では1フ
レーム前の受信データDA1で開始していたものが、本
実施例では現在復調されている受信データDA2で開始
しているということである。
【0079】したがって、時刻t3以降のタップ係数更
新処理および等化処理で処理対象となるデータが現在受
信されているデータである以外は、前述した第一の実施
例の動作と同じであるため省略する。
【0080】以上、第二の実施例によれば、第一の実施
例と同様に、従来技術のようなトレーニング信号が受信
されるフレーム周期毎ではなく、トレーニング信号DT
で一旦伝送路特性に等化が完了すると、それ以降につい
てはNシンボルのデータ受信毎に自動等化器のタップ係
数更新処理を施すので、次のトレーニング信号の受信ま
での間で発生した伝送路特性の変動に対応したタップ係
数が得られるため、信頼あるデータの再生が可能とな
る。
【0081】また、最初の受信フレームのデータ信号D
A1に対する等化処理により再生されたデータは得られ
ないが、それ以降のデータ信号については、第一の実施
例のような1フレーム分の時間遅延をもってデータが再
生されることはなく、逐次現在受信中のデータが再生さ
れるので、伝送遅延を抑えることができてリアルタイム
伝送に適する。
【0082】ところで、図1の第一の実施例および図3
の第二の実施例においてはマッピング回路32は独立に
設けたが、代替としてトレーニングパターン信号発生器
29と識別器31のそれぞれにマッピング回路を含め
て、選択回路28から参照信号ItとQtとを加算器1
6Aおよび16Bにそれぞれ供給するようにしても良
く、前述と同様な効果がもたらされることは言うまでも
ない。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、トレーニング信号DT
で一旦伝送路特性に等化が完了すると、それ以降はNシ
ンボル毎にタップ係数更新を行なうので、伝送路特性の
変動に追従して当該伝送路特性に等化することが可能で
あり、常に等化した状態にあり、受信データの誤りの発
生を抑えることができるので、データ再生に信頼性の高
い多値ディジタル信号復調回路を容易に提供することが
できる。
【0084】ハードウェアの動作速度が高速の場合に
は、N=1、つまり受信データの1シンボル毎にタップ
係数更新が可能となって追従性は極めて高くなり、伝送
路特性の急激な変動にも十分に追従して等化しながら受
信データを再生することができるので、さらにデータ誤
りの発生が抑えられた、データ再生に信頼性の高い多値
ディジタル信号復調回路を容易に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施例の自動等化回路を含む
受信回路(復調回路)の構成を示すブロック図
【図2】 図1の復調回路の動作を説明するためのタイ
ミング図
【図3】 本発明の第二の実施例の自動等化回路を含む
受信回路(復調回路)の構成を示すブロック図
【図4】 図3の復調回路の動作を説明するためのタイ
ミング図
【図5】 従来技術における自動等化回路の動作を説明
するためのタイミング図、
【符号の説明】 1:アナログBPF、2:AGC(自動利得制御部)、
3:A/Dコンバータ(アナログ/ディジタル変換
器)、4:受信電力計算器、5A、5B:乗算器、6:
位相シフト器、7:正弦波発振器、8A、8B:ロール
オフフィルタ、9、23:自動等化器、10、31:識
別器、11:P/S変換器(並列/直列変換器)、1
2’:トレーニング信号同期検出器、13’:タップ係
数更新器、16A、16B:加算器、21、22:メモ
リ、24A、24B、25:スイッチ回路、27A、2
7B:遅延回路、28:選択回路、29:トレーニング
パターン信号発生器、30:カウンタ回路、32:マッ
ピング回路、33:スイッチ制御回路

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側から送信されてきた所定パターンの
    トレーニング信号を含む受信信号の復調に必要な等化特
    性を自動的に更新する自動等化方法において、 前記受信したトレーニング信号に基づきデータ再生用自
    動等化器のタップ係数を初期設定し、 初期設定以降は、前記受信信号を用いて該受信信号のN
    シンボル毎(Nは1以上の整数)に1回前記タップ係数
    を更新し、 該更新されたタップ係数に基づき前記データ再生用自動
    等化器で前記受信信号を等化することを特徴とする自動
    等化方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動等化方法において、 前記初期設定では、前記所定パターンのトレーニング信
    号と、受信側で発生した該所定パターンのトレーニング
    信号と実質的に同じパターンの基準トレーニング信号
    と、に基づき等化トレーニング用自動等化器のタップ係
    数を得て該タップ係数を前記データ再生用自動等化器に
    設定することを含むことを特徴とする自動等化方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の自動等化方法において、 前記初期設定以降は、前記受信信号を用いて該受信信号
    のNシンボル毎(Nは1以上の整数)に1回前記等化ト
    レーニング用自動等化器の前記タップ係数を更新して、
    該更新タップ係数で前記データ再生用自動等化器の前記
    タップ係数を更新することを特徴とする自動等化方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載の自動等化方法において、 前記初期設定以降は、前記受信信号を前記等化トレーニ
    ング用自動等化器で等化した等化信号を識別器で識別し
    た識別信号と、前記等化信号と、を用いて前記等化トレ
    ーニング用自動等化器の前記タップ係数をNシンボル毎
    に1回更新することを特徴とする自動等化方法。
  5. 【請求項5】請求項2記載の自動等化方法において、 前記受信信号は格納装置に一旦格納されてから前記等化
    トレーニング用自動等化器に供給されることを特徴とす
    る自動等化方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の自動等化方法において、 前記受信信号は遅延装置によって遅延させて前記データ
    再生用自動等化器に供給されることを特徴とする自動等
    化方法。
  7. 【請求項7】等化トレーニング用の自動等化器とデータ
    再生用の自動等化器とを有する自動等化装置における自
    動等化方法において、 所定パターンのトレーニング信号と該トレーニング信号
    に続くデータ信号とを含むフレームの形式で送信側から
    送信されてくる送信信号を受信信号として受信し、 前記等化トレーニング用自動等化器のタップ係数を設定
    するための第1と第2の参照信号を含む複数種類の参照
    信号を発生させ、 該複数種類の参照信号と前記受信信号とを用いて前記等
    化トレーニング用の自動等化器のタップ係数を逐次更新
    し、 該逐次更新されたタップ係数に基づき前記データ再生用
    等化器で前記受信信号を等化することを特徴とする自動
    等化方法。
  8. 【請求項8】請求項7記載の自動等化方法において、 前記第1の参照信号は、前記トレーニング信号と実質的
    に同じパターンの基準トレーニング信号を含み、前記第
    2の参照信号は、前記受信信号を前記等化トレーニング
    用自動等化器で等化し識別器で識別して得た識別信号を
    含むことを特徴とする自動等化方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の自動等化方法において、 最初に、前記受信したトレーニング信号と前記基準トレ
    ーニング信号とを基に前記等化トレーニング用自動等化
    器の前記タップ係数の設定を行い、該設定タップ係数が
    設定された前記データ再生用自動等化器にて前記受信デ
    ータの等化を開始し、 その後は、前記受信信号と前記識別信号とを基に、前記
    受信信号のNシンボル(Nは1以上の整数)毎に1回前
    記等化トレーニング用自動等化器の前記タップ係数の更
    新を行い、該更新タップ係数で更新された前記データ再
    生用自動等化器にて前記受信信号を等化することを特徴
    とする自動等化方法。
  10. 【請求項10】請求項9記載の自動等化方法において、 前記受信信号は格納装置に一旦格納されてから前記等化
    トレーニング用自動等化器に供給されることを特徴とす
    る自動等化方法。
  11. 【請求項11】請求項10記載の自動等化方法におい
    て、 前記受信信号は遅延装置によってMフレーム(Mは1以
    上の整数)分遅延させて前記データ再生用自動等化器に
    供給されることを特徴とする自動等化方法。
  12. 【請求項12】送信側から伝送路を介して送られてくる
    所定パターンのトレーニング信号とデータ信号とを受信
    信号として受信し該受信信号を等化する自動等化回路に
    おいて、 前記受信データ信号を等化するデータ再生用自動等化器
    と、 前記トレーニング信号およびデータ信号と参照信号とが
    供給されて、タップ係数が逐次更新され、該更新された
    タップ係数を前記データ再生用自動等化器に設定するた
    めの更新信号を出力する等化トレーニング用自動等化器
    と、 前記等化トレーニング用自動等化の前記タップ係数の初
    期設定に用いる第1の参照信号を生成する第1の参照信
    号発生器と、 前記タップ係数の初期設定後、前記等化トレーニング用
    自動等化器の前記タップ係数を逐次更新するに用いる第
    2の参照信号を生成する第2の参照信号発生器と、 該第1と第2の参照信号発生器に接続されて最初該第1
    の次いで第2の参照信号発生器の出力を選択して前記参
    照信号として前記等化トレーニング用自動等化器に供給
    する選択器と、から成って、 前記等化トレーニング用自動等化器の前記タップ係数が
    逐次更新され、該更新タップ係数が逐次前記データ再生
    用自動等化器に設定されることを特徴とする自動等化回
    路。
  13. 【請求項13】請求項12記載の自動等化回路におい
    て、 前記第1の参照信号発生器は、前記送信側からの前記ト
    レーニング信号と実質的に同じパターンを有する基準ト
    レーニングパターン信号を前記参照信号として発生する
    トレーニングパターン信号発生器を含み、 前記第2の参照信号発生器は、前記受信信号を前記等化
    トレーニング用自動等化器で等化した信号を識別して識
    別信号を生成する識別器を含むことを特徴とする自動等
    化回路。
  14. 【請求項14】請求項13記載の自動等化回路におい
    て、 前記選択器に最初前記第1の参照信号発生器の出力を選
    択させ、前記トレーニング信号と前記基準トレーニング
    パターン信号とを基に前記等化トレーニング用自動等化
    器のタップ係数の更新が行われると、それ以降は前記選
    択器に前記第2の参照信号発生器の出力を選択させ、さ
    らに、前記受信信号のNシンボル毎に(Nは1以上の整
    数)1回前記等化トレーニング用自動等化器のタップ係
    数の更新を行うように制御する制御器を有することを特
    徴とする自動等化回路。
  15. 【請求項15】請求項13記載の自動等化回路におい
    て、 前記選択器と前記等化トレーニング用自動等化器の間に
    接続されたマッピング回路を有し、該マッピング回路か
    らのマッピングされた参照信号と前記受信信号とを基に
    前記等化トレーニング用自動等化器の前記タップ係数の
    更新を行うことを特徴とする自動等化回路。
  16. 【請求項16】請求項13記載の自動等化回路におい
    て、 前記トレーニングパターン信号発生器と前記識別器はそ
    れぞれマッピング回路を含み、前記選択器からのマッピ
    ングされた参照信号と前記受信信号とを基に前記等化ト
    レーニング用自動等化器の前記タップ係数の更新を行う
    ことを特徴とする自動等化回路。
  17. 【請求項17】請求項12記載の自動等化回路におい
    て、 前記受信信号を一旦格納してから前記等化トレーニング
    用自動等化器に供給するメモリを有することを特徴とす
    る自動等化回路。
  18. 【請求項18】請求項17記載の自動等化回路におい
    て、 前記受信信号を遅延させて前記データ再生用自動等化器
    に供給する遅延回路を有することを特徴とする自動等化
    回路。
  19. 【請求項19】請求項18記載の自動等化回路におい
    て、 前記受信信号は前記トレーニング信号と該トレーニング
    信号に続くデータ信号とを含むフレームの形式の信号で
    あり、前記遅延回路は前記受信データをMフレーム分
    (Mは1以上の整数)遅延させることを特徴とする自動
    等化回路。
  20. 【請求項20】トレーニング信号とデータ信号とを含む
    多値ディジタル変調方式により変調された受信信号から
    前記データ信号を再生する受信回路において、 前記受信信号を復調してディジタルのトレーニング信号
    とデータ信号とを生成する信号処理部と、 該信号処理部から前記ディジタルのトレーニング信号と
    データ信号とが供給されて前記データ信号を等化する自
    動等化回路と、 該自動等化回路の出力に接続された識別器と、 該識別器の出力に接続され前記データ信号を出力する並
    /直変換器と、から成り、 前記自動等化回路は、前記ディジタルのデータ信号が供
    給されて該データ信号を等化するデータ第1の自動等化
    器と、前記ディジタルのトレーニング信号とデータ信号
    とが供給されてタップ係数が逐次更新され、該更新され
    たタップ係数で前記第1の自動等化器のタップ係数を更
    新するための更新信号を出力する第2の自動等化器とか
    ら成って、該第2の自動等化器は前記トレーニング信号
    を用いて前記第1の自動等化器のタップ係数を初期設定
    し、初期設定以降は、前記受信データを用いて該受信デ
    ータのNシンボル毎(Nは1以上の整数)に1回前記タ
    ップ係数を逐次更新することを特徴とする受信回路。
  21. 【請求項21】請求項20記載の受信回路において、 前記自動等化回路は、前記第2の自動等化器の前記タッ
    プ係数の初期設定に用いる参照信号を生成する第1の参
    照信号発生器と、前記タップ係数の初期設定後、前記第
    2の自動等化器の前記タップ係数を逐次更新するに用い
    る更なる参照信号を生成する第2の参照信号発生器と、
    該第1と第2の参照信号発生器に接続されて該第1と第2の
    参照信号発生器の出力を切替えて前記第2の自動等化器
    に供給する選択器と、から成り、前記参照信号および更
    なる参照信号と前記受信データとを基に前記第2の自動
    等化器の前記タップ係数が逐次更新されることを特徴と
    する受信回路。
  22. 【請求項22】請求項20記載の受信回路において、 前記第2の自動等化器は前記第1の自動等化器と実質的
    に同一構成を有することを特徴とする受信回路。
  23. 【請求項23】請求項21記載の受信回路において、 前記第1の参照信号発生器は、送信側からの前記トレー
    ニング信号と実質的に同じパターンを有する基準トレー
    ニングパターン信号を前記参照信号として発生するトレ
    ーニングパターン信号発生器を含み、 前記第2の参照信号発生器は、前記トレーニング信号お
    よびデータ信号を前記第2の自動等化器で等化した信号
    を識別して識別信号を生成する識別器を含むことを特徴
    とする受信回路。
  24. 【請求項24】請求項23記載の受信回路において、 前記選択器に最初前記第1の参照信号発生器の出力を選
    択させ、前記トレーニング信号と前記基準トレーニング
    パターン信号とを基に前記第2の自動等化器のタップ係
    数の更新が行われると、それ以降は前記選択器に前記第
    2の参照信号発生器の出力を選択させ、さらに、前記ト
    レーニング信号およびデータ信号のNシンボル毎に(N
    は1以上の整数)1回前記第2の自動等化器のタップ係
    数の更新を行うように制御する制御器を有することを特
    徴とする受信回路。
  25. 【請求項25】請求項21記載の受信回路において、 前記選択器と前記第2の自動等化器の間に接続されたマ
    ッピング回路を有し、該マッピング回路からのマッピン
    グされた参照信号と前記受信データとを基に前記第2の
    自動等化器の前記タップ係数の更新を行うことを特徴と
    する受信回路。
  26. 【請求項26】請求項23記載の受信回路において、 前記トレーニングパターン信号発生器と前記識別器はそ
    れぞれマッピング回路を含み、前記選択器からのマッピ
    ングされた参照信号と前記受信データとを基に前記第2
    の自動等化器の前記タップ係数の更新を行うことを特徴
    とする受信回路。
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