JP2002158634A - 回り込みキャンセラ - Google Patents

回り込みキャンセラ

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JP2002158634A JP2000355574A JP2000355574A JP2002158634A JP 2002158634 A JP2002158634 A JP 2002158634A JP 2000355574 A JP2000355574 A JP 2000355574A JP 2000355574 A JP2000355574 A JP 2000355574A JP 2002158634 A JP2002158634 A JP 2002158634A
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啓之 濱住
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の回り込みキャンセラでは、連結送信さ
れたOFDMセグメントの全てを用いて回り込み伝搬路
特性を推定すると、各セグメントの位相回転によって正
しい回り込み伝搬路特性の推定ができなくなるという解
決すべき問題があった。 【解決手段】 回り込みキャンセラを構成するフィルタ
係数生成回路に、OFDM信号からISDB−T方式に
おけるモードとガードインターバル長を判定してモード
情報を出力するモード判定回路8と、その回路から出力
されたモード情報を用いて周波数領域のキャリアデータ
を出力するFFT回路9と、FFT回路から出力される
キャリアデータに対して送信側で行われた位相補正を打
ち消すための逆補正を各セグメント単位で行う位相調整
回路10と、位相調整回路10から出力される逆補正さ
れたキャリアデータからTMCC情報を復号するTMC
C復号回路11とを少なくとも具える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信されたOFD
M(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信
号からマルチパスや回り込み等の伝搬路の特性を推定し
てそれらをキャンセルする回り込みキャンセラに係り、
特に、地上デジタル音声放送方式で連結送信を行ってい
る複数の連続したセグメントの信号を、1台の中継放送
機にて放送波中継することを可能とする地上デジタル放
送用の回り込みキャンセラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでの地上デジタル放送用回り込み
キャンセラとしては、本発明者らの発明に係る回り込み
キャンセラの特許出願(特願平10−162189号、
特願平11−147885号、特願平11−15623
4号、特願平11−153430号、特願平11−26
6567号、および特願2000−219277号)が
ある。
【0003】これらの回り込みキャンセラは、フレーム
構成が1セグメント形式あるいは3セグメント形式の連
結送信を行う地上デジタル音声放送方式による放送波中
継においても使用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】地上デジタル音声放送
方式においては、複数のチャンネルの信号をチャンネル
毎に非同期で送信すると、非同期のチャンネル間に周波
数のガードバンドとして1セグメント以上空けておかな
ければならず、周波数利用効率の点で不利である。そこ
で、複数のチャンネルの信号を同期して送信すること
で、隣接チャンネルとの間にガードバンドを必要としな
い連結送信という方式がある。
【0005】この連結送信においては、1セグメント形
式あるいは3セグメント形式でOFDMフレーム構成さ
れた複数セグメントのキャリアデータを一括して1つの
IFFT回路でIFFTしてOFDM信号を生成するこ
とで、複数の地上デジタル音声放送方式のチャンネルを
ガードバンドなしに1台の放送機と送信アンテナを用い
て送信することができる。
【0006】しかしながら、この連結送信においては、
希望するセグメントを選択して受信する際、送信時に一
括して生成したOFDM信号の中心周波数と、受信を希
望するセグメントの中心周波数とが異なる場合、マルチ
パスの影響を軽減する目的で時間軸上のOFDM信号に
付加されるガードインターバルの長さによって、復調を
行う受信信号に位相回転による不連続が生じ、正しい復
調ができなくなる場合が発生する。
【0007】これを防ぐ目的で、連結送信の場合、OF
DM信号生成時の中心周波数と、受信するセグメントの
中心周波数との差に従って、位相補正を行うべく送信側
でシンボル毎に各セグメントに位相回転を与えることが
行われている。
【0008】しかし、従来の回り込みキャンセラでは、
連結送信されたOFDMセグメントの全てを用いて回り
込み伝搬路特性を推定すると、各セグメントの位相回転
によって正しい回り込み伝搬路特性の推定ができなくな
るという問題がある。
【0009】本発明の目的は、放送波中継SFNを行う
地上デジタル放送の中継放送所において、地上デジタル
音声放送方式で連結送信を行っている複数の連続したセ
グメントの信号を、1台の中継放送機によって放送波中
継することを可能とする回り込みキャンセラを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明回り込みキャンセラは、減算器と、該減算器
の減算端子にその出力信号が供給されるように実質的に
接続された回り込み信号の複製を発生する信号処理部と
を少なくとも具えてなり、前記減算器の被減算端子には
前記回り込み信号を含んでいるISDB−T方式の中継
放送機の受信変換部の出力信号が実質的に供給され、前
記減算器の出力端子にはバンドパスフィルタの入力端子
が接続され、前記バンドパスフィルタの出力端子には前
記中継放送機の送信変換部の入力端子が接続され、そし
て前記信号処理部の入力端子には、前記送信変換部の入
力信号および出力信号のいずれか一方の信号が分岐され
て実質的に供給されるように構成され、前記信号処理部
はトランスバーサルフィルタと該フィルタのフィルタ係
数を生成するフィルタ係数生成回路とで構成されている
回り込みキャンセラにおいて、前記フィルタ係数生成回
路は、前記送信変換部の入力信号および出力信号のいず
れか一方の信号が供給され、該供給された信号について
ISDB−T方式におけるモードとガードインターバル
長を判定してモード情報を出力するモード判定回路と、
前記送信変換部の入力信号および出力信号のいずれか一
方の信号が供給され、前記モード判定回路から出力され
たモード情報を用いて周波数領域のキャリアデータを出
力するFFT回路と、該FFT回路から出力された前記
キャリアデータに対して、該キャリアデータから復号さ
れたTMCC情報と前記モード判定回路から出力された
モード情報とに基づいて送信側で行われた位相補正を打
ち消すための逆補正を各セグメント単位で行う位相調整
回路と、該位相調整回路から出力され逆補正されたキャ
リアデータからTMCC情報を復号するTMCC復号回
路とを少なくとも具えて構成したことを特徴とするもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照し、発明の
実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。以下の
説明においては、信号や伝達関数の表示について、大文
字で複素数、小文字で実数をそれぞれ表すものとする。
また、ωは角周波数、tは時間をそれぞれ表すものとす
る。本発明の説明に入る前に、まず、従来の回り込みキ
ャンセラを用いて回り込みをキャンセルする方法につい
て説明する。図1は、従来の回り込みキャンセラを用い
て中継放送所の送受アンテナ間での回り込みをキャンセ
ルする方法の原理的構成の一例をブロック図にて示して
いる。
【0012】図1において、1は中継放送機、2は受信
変換部、3は従来の回り込みキャンセラ、4はフィルタ
係数生成回路、5はFIR(Finite Impulse Response)
フィルタ、6は減算器、7は送信変換部、および27は
バンドパスフィルタである。なお、本構成例において
は、回り込み信号の複製を生成するトランスバーサルフ
ィルタとして、FIRフィルタを用いている。
【0013】また、図1において、X(ω)は親局から
の希望波の周波数スペクトラム、R(ω)は受信変換部
2の入力信号の周波数スペクトラム、S(ω)は送信変
換部7の入力信号の周波数スペクトラム、Gl(ω)は
受信変換部2の伝達関数、G2(ω)は送信変換部7の
伝達関数、C(ω)は回り込み伝搬路特性を示す伝達関
数、C′(ω)は回り込みキャンセラのFIRフィルタ
5の伝達関数、およびW(t)はFIRフィルタ5のフ
ィルタ係数をそれぞれ示している。
【0014】ここで、従来の回り込みキャンセラを用い
て行う回り込みキャンセルの原理について、図1を参照
して説明する。図1に示す構成において、親局からの希
望波X(ω)は、(1)式に示すように、図示の受信ア
ンテナで回り込み波C(ω)G2(ω)S(ω)との合
成波として受信され、受信信号R(ω)として中継放送
機1の受信変換部2に入力される。 R(ω)=X(ω)+C(ω)G2(ω)S(ω) (1)
【0015】受信変換部2においては、受信信号R
(ω)に対してフィルタ処理や周波数変換処理が行わ
れ、それら処理が行われた信号Gl(ω)R(ω)とし
て回り込みキャンセラ3へ出力される。ここで、回り込
み波の成分は、上記(1)式の右辺第2項に受信変換部
2の伝達関数Gl(ω)が掛け合わされたGl(ω)C
(ω)G2(ω)S(ω)となっている。
【0016】回り込みキャンセラ3は、フィルタ係数生
成回路4において、送信変換部7の入力信号である回り
込み観測信号S(ω)から回り込み伝搬路特性を推定
し、推定した回り込み伝搬路特性をフィルタ係数W
(t)としてFIRフィルタ5に与える。ここで、フィ
ルタ係数W(t)をフーリエ変換してFIRフィルタ5
の伝達関数に置き換えた結果をC′(ω)とすると、フ
ィルタ係数生成回路4は(2)式を満たすようなフィル
タ係数W(t)を生成する。 C′(ω)=Gl(ω)C(ω)G2(ω) (2)
【0017】FIRフィルタ5は、フィルタ係数W
(t)で表される推定した回り込み伝搬路特性C′
(ω)を回り込み観測信号S(ω)に乗ずることで、回
り込み波の複製信号C′(ω)S(ω)を作り出し、こ
れを減算器6の減算端子に送る。減算器6は、受信変換
部2の出力信号Gl(ω)R(ω)から回り込み波の複
製信号C′(ω)S(ω)を減算し、減算結果をバンド
パスフィルタ26へ出力する。ここで、減算器6の出力
信号は、(3)式に示すように、親局からの希望波(実
際には、親局からの希望波X(ω)に受信変換部2の伝
達関数Gl(ω)が掛け合わされたもの)だけとなる。 Gl(ω)R(ω)−C′(ω)S(ω)=G1(ω)X(ω) (3)
【0018】バンドパスフィルタ27は、減算器6の出
力信号からOFDM信号帯域外の信号を除去して送信変
換部7へ出力するためのものである。このバンドパスフ
ィルタ27は、図1に示す中継放送システムの中で最も
狭帯域となるバンドパスフィルタであり、OFDM信号
帯域外のノイズによるループ発振を防ぐ日的で挿入され
る。なお、このバンドパスフィルタ27の詳細について
は、現時点においては未公開であるが、本発明者らの発
明に係る特許出願(特願2000−219277号「回
り込みキャンセラ」)の出願明細書を参照されたい。
【0019】送信変換部7は、回り込みがキャンセルさ
れた信号S(ω)が入力され、その入力された信号につ
いて周波数変換、信号増幅、フィルタ処理を施し、信号
G2(ω)S(ω)として送信アンテナヘ出力する。
【0020】以上説明した従来の回り込みキャンセラを
用いて行う回り込みキャンセルの原理は、既に発表さ
れ、周知のものであるが、本発明回り込みキャンセラ
と、それを用いて構成した放送波中継SFN(Single F
requency Networks :単一周波数ネットワーク)のため
の中継放送機は、上述したことをベースとしていて、本
発明を理解するためには、まず、上述についての理解が
必要である。
【0021】また、上述した従来の回り込みキャンセラ
は、受信変換部2で周波数変換を行った後の信号におい
て回り込みをキャンセルしているが、本発明者らの発明
に係る従来の回り込みキャンセラは、受信変換部2で周
波数変換を行う前の信号において回り込みをキャンセル
するなど、周波数変換前または後のいずれの周波数帯の
信号において回り込みをキャンセルしても、そのキャン
セル動作は上位概念において同じ原理に基づいており、
これらの変形は容易に行われ得る。
【0022】また、図1には示されていないが、回り込
みキャンセラにおいて使用するデジタル信号処理のため
のAD(Analog to Ditigal)変換器ならびにDA(Digit
al to Analog)変換器の挿入位置は、装置製作上の都合
に依存するものであり、回り込みキャンセラの原理とは
基本的に無関係である。本発明者らの発明に係る従来の
回り込みキャンセラは、AD変換器ならびにDA変換器
の挿入位置に関わらずこれを適用することができる。ま
た、図1においては、フィルタ係数生成回路4とFIR
フィルタ5とに入力される信号は送信変換部7への入力
信号としたが、これは、送信変換部7からの出力信号で
あってもよい。
【0023】また、地上デジタル放送方式(ISDB−
T:Integrated Services DigitalBroadcasting-Terres
trial) については、三木信之、黒田徹、堀江力、広瀬
慎介、福原黎児、小室憲司、「地上ディジタルテレビジ
ョン放送実証実験用放送設備」、映像情報メディア学
会、Vol.53,No. 2,pp. 187−193,199
9、または「特集 地上デジタル放送方式の研究」、N
HK技研R&D,No. 56,May,1999などを参照さ
れたい。
【0024】以下に、本発明回り込みキャンセラについ
て説明する。本発明回り込みキャンセラと従来の回り込
みキャンセラとの違いは、本発明回り込みキャンセラ
は、本発明の目的を達成するために、新規な構成のフィ
ルタ係数生成回路を具えていることにある。図2は、本
発明回り込みキャンセラの一実施形態をブロック図にて
示している。なお、図2において、図1と同一の構成要
素には図1におけるのと同一符号を付して示している。
図2において、8はモード判定回路、9はFFT回路、
10は位相調整回路、11はTMCC復号回路、12は
周波数特性算出回路、14は主波成分抽出回路、15は
キャンセル残差演算回路、16は逆フーリエ変換回路お
よび17は係数更新回路である。
【0025】動作につき説明する。モード判定回路8
は、入力された回り込み観測信号S(ω)から、ISD
B−T信号におけるモードとガードインターバル比など
の情報を判定するか、あるいは、それらの情報を既知と
して予めモード判定回路8に入力しておき、それらの情
報をモード情報としてFFT回路9、位相調整回路10
ならびに周波数特性算出回路12へ出力する。
【0026】FFT回路9は、モード判定回路8の出力
であるモード情報を用いて回り込み観測信号S(ω)の
有効シンボル期間を抽出し、複素FFT(Fast Fourier
Transform) を行ってキャリアデータに変換し、そのキ
ャリアデータを位相調整回路10へ出力する。
【0027】位相調整回路10は、FFT回路9の出力
であるキャリアデータから、OFDM信号におけるフレ
ーム同期信号、シンボル番号、各セグメントの形式(1
セグメント形式または3セグメント形式)などのTMC
C情報を判定し、その判定したTMCC情報とモード判
定回路8の出力であるモードとガードインターバル比な
どのモード情報とに基づいて、FFT回路9の出力であ
るキャリアデータに対して、送信側での位相補正を打ち
消すための逆補正を各セグメントに対して行い、逆補正
を行ったキャリアデータをTMCC復号回路11ならび
に周波数特性算出回路12へ出力する。
【0028】TMCC復号回路11は、位相調整回路1
0の出力である位相に関し逆補正が行われたキャリアデ
ータから、連結送信された各セグメントにおけるTMC
C情報を復号し、その復号したTMCC情報のうちの各
セグメントにおける変調パラメータ(TMCC情報に
は、セグメントの変調パラメータ以外にもOFDM信号
におけるフレーム同期信号なども含まれている)を周波
数特性算出回路12へ出力する。
【0029】周波数特性算出回路12は、モード判定回
路8の出力ならびにTMCC復号回路11の出力から、
各セグメントにおける各キャリアの変調パラメータを判
定し、位相調整回路10の出力である各キャリアデータ
から各キャリアの変調方式毎に系全体の総合伝達関数に
相当する周波数特性データをセグメント単位で算出し、
入力された全てのセグメントにおいて算出した周波数特
性データを主波成分抽出回路14ならびにキャンセル残
差演算回路15へ出力する。
【0030】ここで、kをOFDM信号のキャリア番号
を表す自然数、nをフィルタ係数生成回路4によるフィ
ルタ係数生成回数を表す自然数とし、周波数特性算出回
路12の出力信号である周波数特性データをF(k,
n)とする。なお、周波数特性算出回路の詳細な動作に
ついては、「地上デジタル放送SFNにおける放送波中
継用回り込みキャンセラの基礎検討」、映像情報メディ
ア学会誌、Vol.54,No. 11,2000などの報告を
参照されたい。
【0031】主波成分抽出回路14は、周波数特性算出
回路12から出力されるF(k,n)から希望波の成分
である主波成分D(n)を算出して、キャンセル残差演
算回路15へ出力する。ここで、F(k,n)のデータ
数(キャリア本数)をK(Kは自然数)とすると、主波
成分D(n)は(4)式で求められる。
【数1】
【0032】キャンセル残差演算回路15は、周波数特
性算出回路12から出力された系全体の総合伝達関数を
示す周波数特性F(k,n)と主波成分抽出回路14か
ら出力された主波成分D(n)を用いて、回り込み伝搬
路特性C(ω)を含む伝達関数C(ω)Gl(ω)G2
(ω)とFIRフィルタ5の伝達関数C′(ω)との差
分の伝達関数E(ω)を算出する。ここで、キャンセル
残差演算回路15においてE(ω)を示す信号をE
(k,n)とすると、E(k,n)は(5)式で求めら
れる。
【数2】
【0033】逆フーリエ変換回路16は、キャンセル残
差演算回路15の出力信号であるE(k,n)を(6)
式を用いて逆フーリエ変換してインパルス応答H(t,
n)に変換する。 H(t,n)=IFFT[ E(k,n)] (6) ここで、tはFIRフィルタのタップ番号を示す自然数
であり、回り込みの遅延時間を表している。また、IF
FT[ ] は逆高速フーリエ変換を表す関数である。ま
た、係数更新回路17は、逆フーリエ変換回路16から
出力されたインパルス応答H(t,n)を前回係数更新
した際の係数更新回路17の出力に加算して、新しいフ
ィルタ係数W(t,n)を算出して、FIRフィルタ5
へ出力する。係数更新回路17の出力信号であるW
(t,n)は(7)式で求められる。 W(t,n)=W(t,n−1)+μ・H(t,n) (7) ここで、μは更新係数であり、0<μ≦1の値を設定す
る。
【0034】図3は、図2(本発明に係るフィルタ係数
生成回路)中の位相調整回路10の一構成例をブロック
図にて示している。図3において、18はセグメント形
式判定回路、19はTMCC信号同期検出回路、20は
シンボル番号発生回路および21はセグメント位相回転
回路である。
【0035】動作につき説明する。セグメント形式判定
回路18は、予め設定された各セグメントのセグメント
形式データか、あるいは、同回路において、FFT回路
9(図2参照)の出力であるキャリアデータから各セグ
メントが1セグメント形式か3セグメント形式かを判定
して得られた各セグメントのセグメント形式をセグメン
ト位相回転回路21へ出力する。
【0036】TMCC信号同期検出回路19は、FFT
回路9(図2参照)の出力であるキャリアデータのう
ち、中心周波数を含むセグメントのTMCCキャリアを
復号して、ビット配列がフレーム毎に交互にw0=00
11010111101110とwl=1100101
000010001となるよう送出されているフレーム
同期信号を検出し、その同期信号のビット配列がw0
か、あるいはwlかを判定し、判定結果を同期信号情報
fsとして、w0の時は0を、wlの時は1をセグメン
ト位相回転回路21へ出力する。また、同期信号の検出
タイミングをシンボル番号発生回路20へ出力する。こ
こで、同期信号の検出に、中心周波数を含むセグメント
のTMCCキャリアを用いるのは、このセグメントは連
結送信の有無に関らず位相回転が発生せず、位相調整す
ることなく復号できるためである。
【0037】シンボル番号発生回路20は、TMCC信
号同期検出回路19からの同期信号検出タイミングの情
報をもとに、シンボル番号をリセットし、1シンボル毎
にシンボル番号を加算し、フレーム内のシンボル番号
(0から203)を循環して発生させ、その発生したシ
ンボル番号をシンボル番号データiとしてセグメント位
相回転回路21へ出力する。ここで、iは0≦i≦20
3の整数である。
【0038】セグメント位相回転回路21は、モード判
定回路8(図2参照)からのモードとガードインターバ
ル比、およびセグメント形式判定回路18からのセグメ
ント形式、TMCC信号同期検出回路19からの同期信
号情報ならびにシンボル番号発生回路20からのシンボ
ル番号に基づいて、FFT回路9(図2参照)の出力で
あるキャリアデータに対して送信側で与えられた各セグ
メントの位相補正を打ち消すための位相調整を行い、回
り込み伝搬路特性を正確に推定するために、各セグメン
トが位相補正されていない状態のキャリアデータを生成
して、その生成したキャリアデータを周波数特性算出回
路12(図2参照)ならびにTMCC復号回路13(図
2参照)へ出力する。
【0039】セグメント位相回転回路21における位相
調整は、以下のような手順で行う。まず、連結送信時の
送信側におけるOFDMセグメントのシンボル毎の位相
回転補償量を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1中の、例えば、1/2とは、φ=(1
/2)×2π=π〔rad〕の位相回転補償量を示す値
である。
【0042】送信側においては、同期信号がw0のフレ
ームのシンボル番号0において全てのセグメントの位相
補正量を0とし、以下、各セグメントに対してシンボル
毎に表1に示す位相回転を施して送信する。いま、表1
に示す各セグメントの位相回転補正量をφ〔rad〕、
シンボル番号発生回路20の出力のシンボル番号をiお
よびTMCC信号同期検出回路19の出力のフレーム同
期信号情報をfsとすると、回り込み伝搬路特性を正確
に推定するためのセグメント位相回転回路21における
各セグメントの位相調整は(8)式に示す位相回転を行
う。 −Mod{φ×(i+204×fs),2π}〔rad〕 (8) ここで、Mod{i,j}は、iをjで割った余りを示
している。
【0043】例えば、モード2、ガードインターバル比
1/32、フレーム同期信号がwl、シンボル番号が9
8で、セグメント位置が中心周波数を含むセグメントよ
りも3セグメント上の周波数(表1で、+3の位置に示
される)におけるセグメント位相回転回路21における
位相回転量は、上記それぞれの値を(8)式に代入して
計算するすると(9)式に示す値となる。 −Mod{(1/4)×2π×(98+204×1),2π} =−π〔rad〕 (9)
【0044】また、表1におけるモード1のガードイン
ターバル比1/32を除く他のモードとガードインター
バル比の組み合わせにおいては、各セグメントの位相調
整を、フレームの同期信号情報fsに関係なく、(1
0)式に示す位相回転によっても行うことができる。 −Mod(φ×i,2π)〔rad〕 (10)
【0045】図4は、図3(本発明に係る位相調整回路
10)中のセグメント形式判定回路18の一構成例をブ
ロック図にて示している。図4において、22は複素2
乗回路、23はBPSKキャリア抽出回路、24はパタ
ーン判定回路、25はセグメント形式発生回路、26は
切替器である。
【0046】動作につき説明する。複素2乗回路22
は、FFT回路9(図2参照)の出力であるキャリアデ
ータを複素で2乗し、BPSKキャリア抽出回路23へ
出力する。BPSKキャリア抽出回路23は、複素2乗
回路22で2乗された複素のキャリアデータからBPS
K変調またはDBPSK変調されたSP,CP,ACお
よびTMCCの各キャリア位置を特定し、それらのキャ
リアの位置データをパターン判定回路24へ出力する。
【0047】ここで、BPSKキャリア抽出回路23の
動作について説明する。BPSK変調またはDBPSK
変調されたキャリアデータの判定は、BPSK変調また
はDBPSK変調された複素のキャリアデータを複素で
2乗すると、それらキャリアの変調内容に関らず複素平
面上の位相点が1箇所となることを利用している。これ
につき説明する。図5は、複素2乗回路22の入力信号
の例として、64QAM,DQPSK,BPSKおよび
DBPSKの各キャリアデータの位相図を示している。
また、図6は、複素2乗回路22の出力信号の例とし
て、64QAM,DQPSK,BPSKおよびDBPS
Kの各キャリアデータを複素で2乗した後の位相図を示
している。
【0048】図6から分かるように、BPSK変調また
はDBPSK変調されたキャリアデータを2乗すると位
相点は変調内容に関わらず1箇所に集まり、他のキャリ
アデータを2乗した場合の位相点は距離が広がるため、
BPSK変調またはDBPSK変調されたキャリアデー
タの判定が容易になる。例えば、図6に示すI軸のデー
タが1.5以上は、BPSK変調またはDBPSK変調
されたキャリアデータであると判定できる。また、図6
には示されていないが、16QAM、QPSKについて
も同様に、BPSK変調またはDBPSK変調されたキ
ャリアの判定も容易である。
【0049】再び、図4に戻って説明を続ける。FFT
回路9(図2参照)によるOFDM信号の有効シンボル
期間の抽出に誤差が生じている場合には、FFT回路9
の出力のキャリアデータの周波数位相特性に誤差が加わ
るが、FFT回路9に、本発明者らの発明に係るOFD
M復調装置の出願明細書(特願平11−98829号)
に記載のOFDM復調装置を用いることにより、有効シ
ンボル期間の抽出の誤差によるキャリアデータの周波数
位相特性の誤差はなくなるため、BPSKキャリア抽出
回路23においては、この周波数位相特性の誤差を考慮
する必要はなくなる。
【0050】また、連結送信時の送信側の位相補正によ
る各セグメントのシンボル毎の位相回転がある場合で
も、複素で2乗したキャリアデータの振幅のみで判定が
可能となるため、任意の値に各セグメントの位相が回転
している状態においても、BPSK変調またはDBPS
K変調されたキャリアデータの位置を判定することがで
きる。
【0051】パターン判定回路24は、BPSKキャリ
ア抽出回路23の出力であるBPSK変調またはDBP
SK変調されたキャリアデータの位置と、セグメントの
変調方式やセグメント形式によって異なるSP,CP,
ACおよびTMCCのBPSK変調またはDBPSK変
調されたキャリアデータの位置とを比較し、BPSK変
調またはDBPSK変調されたキャリアデータの配置パ
ターンから、セグメント形式が1セグメント形式である
か、あるいは、3セグメント形式であるかを判定して、
その判定結果をを切替器26へ出力する。
【0052】ここで、パターン判定回路24の動作につ
いて説明する。図7は、1セグメントのキャリア本数が
107本のモード1の場合の差動変調部のOFDMセグ
メント構成を示している。また、図8は、同じく1セグ
メントのキャリア本数が107本のモード1の場合の同
期変調部のOFDMセグメント構成を示している。図か
ら分かるように、同期変調部のセグメントには、BPS
K変調されたSPが周期的に配置されているが、差動変
調部のセグメントには、SPはない。
【0053】以上のほか、表2、表3および表4に、そ
れぞれモード(Mode) 1,2,3における差動変調部の
BPSK変調されたCP,DBPSK変調されたACお
よびTMCCのキャリアデータの配置を示している。ま
た、表5、表6および表7に、それぞれモード(Mode)
1,2,3における同期変調部のDBPSK変調された
ACおよびTMCCのキャリアデータの配置を示してい
る。
【0054】パターン判定回路24は、以下に説明する
(a).から(d).までの手順によりセグメント形式
が1セグメント形式であるか、あるいは、3セグメント
形式であるかを判定する。 (a).まず、連結送信されている全セグメントに対し
て、BPSKキャリア抽出回路23の出力が、差動変調
部の1セグメント形式(図7および表2、表3、表4の
セグメント番号0のキャリア配置)のBPSK変調また
はDBPSK変調されたキャリアの配置と一致するか否
かを判定する。
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【表4】
【0058】(b).手順(a)の判定により、BPS
Kキャリア抽出回路23の出力が一致しなかったセグメ
ントについて、同期変調部の1セグメント形式(図8お
よび表5、表6、表7のセグメント番号0のキャリア配
置)のBPSK変調またはDBPSK変調されたキャリ
アの配置と一致するか否かを判定する。
【0059】
【表5】
【0060】
【図6】
【0061】
【図7】
【0062】(c).手順(a)あるいは手順(b)の
判定において一致したセグメントと周波数軸で隣接する
両側のセグメントについて、BPSKキャリア抽出回路
23の出力が手順(a)および手順(b)の判定におい
て一致していない場合は、手順(a)あるいは手順
(b)の判定において一致したセグメントよりも周波数
の低い側のセグメントが3セグメント形式のセグメント
番号1、高い側のセグメントが3セグメント形式のセグ
メント番号2であると判定して、これら3つのセグメン
トを1つの3セグメント形式であると判定する。
【0063】この判定においては、別の3セグメント形
式のセグメントに挟まれた1セグメント形式のセグメン
トを3セグメント形式であると誤判定することを避ける
ため、連結送信されたセグメントの周波数の最も低い側
のセグメント、あるいは、最も高い側のセグメントから
順に判定を行っていく。
【0064】さらに、3セグメント形式であると判定さ
れたセグメントについて、 i.隣接する周波数の低い側のセグメントにおけるBP
SKキャリア抽出回路23から出力されたBPSK変調
またはDBPSK変調されたキャリア配置と、3セグメ
ント形式のセグメント番号1のBPSK変調またはDB
PSK変調されたキャリアの配置とが一致するか否かを
判定し、さらに、 ii.隣接する周波数の高い側のセグメントにおけるBP
SKキャリア抽出回路23から出力されたBPSK変調
またはDBPSK変調されたキャリア配置と、3セグメ
ント形式のセグメント番号2のBPSK変調またはDB
PSK変調されたキャリアの配置とが一致するか否かを
判定し、これらが一致することを確認することで、3セ
グメント形式の判定の精度を向上させる。
【0065】(d).手順(c)で3セグメント形式と
判定されたセグメントについては、セグメント形式が3
セグメント形式であるという情報を、また、手順(c)
では3セグメント形式と判定されず、かつ、手順(a)
あるいは手順(b)においてBPSK変調またはDBP
SK変調されたキャリアの配置が1セグメント形式と一
致したセグメントは、1セグメント形式であるという情
報を切替器26へそれぞれ出力する。
【0066】上記においては、手順(a)で差動変調部
の、手順(b)で同期変調部の各1セグメント形式のB
PSK変調またはDBPSK変調されたキャリアの配置
と一致するか否かを判定するものとしたが、これは、手
順(a)で同期変調部の、手順(b)で差動変調部の各
1セグメント形式のBPSK変調またはDBPSK変調
されたキャリアの配置と一致するか否かを判定するよう
にしてもよいこと勿論である。
【0067】また、セグメント形式発生回路25は、既
知である各セグメントのセグメント形式を予め設定して
おき、設定したセグメント形式の情報を切替器26へ出
力するものとする。
【0068】最後に、切替器26は、パターン判定回路
24またはセグメント形式発生回路25からそれぞれ入
力される情報うち、いずれか一方の情報を出力するよう
に選択切り替えを行ってセグメント位相回転回路21
(図3参照)へ出力する。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、放送波中継SFNを行
う地上デジタル放送の中継放送所において、地上デジタ
ル音声放送方式の連結送信を行っている複数の連続した
セグメントの信号がシンボル毎に位相回転補償されてい
る場合においても、1台の中継装置で放送波中継するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の回り込みキャンセラを用いて中継放送
所の送受アンテナ間での回り込みをキャンセルする方法
の原理的構成の一例をブロック図にて示している。
【図2】 本発明回り込みキャンセラの一実施形態をブ
ロック図にて示している。
【図3】 図2中の位相調整回路の一構成例をブロック
図にて示している。
【図4】 図3中のセグメント形式判定回路の一構成例
をブロック図にて示している。
【図5】 図4中の複素2乗回路の入力信号の例とし
て、64QAM,DQPSK,BPSKおよびDBPS
Kの各キャリアデータの位相図を示している。
【図6】 図4中の複素2乗回路の出力信号の例とし
て、64QAM,DQPSK,BPSKおよびDBPS
Kの各キャリアデータを複素で2乗した後の位相図を示
している。
【図7】 1セグメントのキャリア本数が107本のモ
ード1の場合の差動変調部のOFDMセグメント構成を
示している。
【図8】 1セグメントのキャリア本数が107本のモ
ード1の場合の同期変調部のOFDMセグメント構成を
示している。
【符号の説明】
1 中継放送機 2 受信変換部 3 従来の回り込みキャンセラ 4 フィルタ係数生成回路 5 FIRフィルタ 6 減算器 7 送信変換部 8 モード判定回路 9 FFT回路 10 位相調整回路 11 TMCC復号回路 12 周波数特性算出回路 14 主波成分抽出回路 15 キャンセル残差演算回路 16 逆フーリエ変換回路 17 係数更新回路 18 セグメント形式判定回路 19 TMCC信号同期検出回路 20 シンボル番号発生回路 21 セグメント位相回転回路 22 複素2乗回路 23 BPSKキャリア抽出回路 24 パターン判定回路 25 セグメント形式発生回路 26 切替器 27 バンドパスフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澁谷 一彦 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 Fターム(参考) 5K022 DD01 DD23 DD33 DD43 5K052 BB04 CC00 DD04 EE04 FF05 GG19 GG48 5K072 AA04 BB03 BB14 BB27 DD15 FF11 GG10 GG14

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減算器と、該減算器の減算端子にその出
    力信号が供給されるように実質的に接続された回り込み
    信号の複製を発生する信号処理部とを少なくとも具えて
    なり、前記減算器の被減算端子には前記回り込み信号を
    含んでいるISDB−T方式の中継放送機の受信変換部
    の出力信号が実質的に供給され、前記減算器の出力端子
    にはバンドパスフィルタの入力端子が接続され、前記バ
    ンドパスフィルタの出力端子には前記中継放送機の送信
    変換部の入力端子が接続され、そして前記信号処理部の
    入力端子には、前記送信変換部の入力信号および出力信
    号のいずれか一方の信号が分岐されて実質的に供給され
    るように構成され、前記信号処理部はトランスバーサル
    フィルタと該フィルタのフィルタ係数を生成するフィル
    タ係数生成回路とで構成されている回り込みキャンセラ
    において、前記フィルタ係数生成回路は、 前記送信変換部の入力信号および出力信号のいずれか一
    方の信号が供給され、該供給された信号についてISD
    B−T方式におけるモードとガードインターバル長を判
    定してモード情報を出力するモード判定回路と、 前記送信変換部の入力信号および出力信号のいずれか一
    方の信号が供給され、前記モード判定回路から出力され
    たモード情報を用いて周波数領域のキャリアデータを出
    力するFFT回路と、 該FFT回路から出力された前記キャリアデータに対し
    て、該キャリアデータから復号されたTMCC情報と前
    記モード判定回路から出力されたモード情報とに基づい
    て送信側で行われた位相補正を打ち消すための逆補正を
    各セグメント単位で行う位相調整回路と、 該位相調整回路から出力され逆補正されたキャリアデー
    タからTMCC情報を復号するTMCC復号回路とを少
    なくとも具えて構成したことを特徴とする回り込みキャ
    ンセラ。
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