JP2002158419A - フレキシブル配線基板及びそれを用いた電気・電子機器 - Google Patents

フレキシブル配線基板及びそれを用いた電気・電子機器

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JP2002158419A
JP2002158419A JP2000350112A JP2000350112A JP2002158419A JP 2002158419 A JP2002158419 A JP 2002158419A JP 2000350112 A JP2000350112 A JP 2000350112A JP 2000350112 A JP2000350112 A JP 2000350112A JP 2002158419 A JP2002158419 A JP 2002158419A
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pattern
wiring board
flexible wiring
thermal expansion
reducing
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JP2000350112A
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English (en)
Inventor
Etsuji Ozaki
悦治 尾崎
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブル配線基板をプリント基板などの
配線パターンに直接熱圧着接続する際、フレキシブル配
線基板の熱膨張を低減させる事によって、基板配線パタ
ーンと実装端子のズレによる実装不良を低減したフレキ
シブル配線基板及びそれを用いた電気・電子機器を提供
する。 【解決手段】 フレキシブル配線基板10の配線パター
ン11とプリント基板20の配線パターン21を熱圧着
によって接続する構成をとるフレキシブル配線基板10
において、フレキシブル配線基板10上の熱圧着接続部
分の配線パターン11先端部にフレキシブル配線基板の
延長部13を設け、フレキシブル配線基板延長部13
に、熱圧着接続部分の配線パターン11と直交する形
で、熱膨張低減用パターン14を配置し、熱による膨張
を低減し、プリント基板配線パターンとの実装端子のズ
レを少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気・電子機器な
どに使用されているフレキシブル配線基板及びそれを具
備した電気・電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に従来のフレキシブル配線基板は導
電性の配線パターンを、絶縁性を有する可撓性の樹脂層
(樹脂フィルム)で挟み込む事によって構成され、他の
プリント基板等との接続は、配線パターンの先端部近傍
で上側又は下側のいずれか片方側の絶縁性樹脂層が存在
せず、配線パターンの露出している配線パターンの先端
部で、コネクタを使用したり、異方性導電接着剤を使っ
た熱圧着工法によってプリント基板の配線パターン上に
直接接続されたりしている。
【0003】以上従来の技術の形態を図13、14、1
5、16に基づいて説明する。
【0004】図13は従来のフレキシブル配線基板の構
成を示した図であり、図13(a)が上側から見た平面
図、図13(b)が側面図である。
【0005】図14は従来のフレキシブル配線基板を他
の配線基板であるプリント基板に熱圧着によって実装し
たときの構成図であり、図14(a)は側面図、図14
(b)は上から見た平面図である。但し、図14(a)
には、熱圧着工程を説明するために熱圧着機の一部を図
示しているが、図14(b)には熱圧着機の図示を省略
している。
【0006】図15は従来のフレキシブル配線基板を他
の配線基板であるプリント基板に熱圧着で実装した際に
熱の影響でフレキシブル配線基板が膨張した際の実装平
面図である。
【0007】図16も図15と同様に従来のフレキシブ
ル配線基板を他の配線基板であるプリント基板に熱圧着
で実装した際に熱の影響でフレキシブル配線基板が膨張
し、フレキシブル配線基板の配線パターンがプリント基
板上の配線パターンからはずれてしまった時の実装平面
図である。
【0008】図13において50は従来のフレキシブル
配線基板、51は従来のフレキシブル配線基板50の導
電性を持った配線パターン、52(52a、52b)は
従来のフレキシブル配線基板50のポリイミド等樹脂素
材で構成される絶縁層(絶縁性の可撓性樹脂フィルム基
板)であり、52aが上側の絶縁層、52bが下側の絶
縁層である。52a、52bの絶縁層をまとめて52と
称することがある。この例では、下側の絶縁層52bの
長手方向左右の両端部近傍が配線パターン51の長さよ
り短くなっていて、配線パターンの端部が露出するよう
になっている。
【0009】図14において60はプリント基板、61
は前記プリント基板上の配線パターン、62はフレキシ
ブル配線基板50の配線パターン51とプリント基板6
0上の配線パターン61を接続するための異方性導電接
着剤、63は異方性導電接着剤62に熱を加えるための
熱圧着機である。
【0010】図15において60はプリント基板、61
はプリント基板60上の配線パターン、50はフレキシ
ブル配線基板、51bはプリント基板60上の配線パタ
ーン61上にずれることなく実装されたフレキシブル配
線基板50の配線パターン、51a、51cはフレキシ
ブル配線基板50の幅方向の端側に配置され、プリント
基板60上の配線パターン61上からずれてはいるが、
導通はある状態で実装されたフレキシブル配線基板50
の配線パターンである。
【0011】図16において60はプリント基板、61
はプリント基板60上の配線パターン、50はフレキシ
ブル配線基板、51bはプリント基板60上の配線パタ
ーン61上にずれることなく実装されたフレキシブル配
線基板50の配線パターン、51a、51cはフレキシ
ブル配線基板50の幅方向の端側に配置され、プリント
基板60上の配線パターン61との導通が無いような状
態で実装されたフレキシブル配線基板50の配線パター
ンである。
【0012】フレキシブル配線基板50は一般的に図1
3に示した様に導電性の配線パターン51を絶縁層52
a、52bで挟み込む構成となっている。そして図14
に示した様に他のプリント基板60上の配線パターン6
1と、フレキシブル配線基板50の配線パターン51を
接続する際には、コネクタを使う方法の他に、プリント
基板60上の配線パターン61とフレキシブル配線基板
50の配線パターン51との間に異方性導電接着剤62
を挟み込ませ、熱圧着機63を異方性導電接着剤62上
の絶縁層52aに押し当てることによって熱を加えて圧
着接続する手法がとられる場合がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】熱圧着接続の際、理想
的にはプリント基板60上の配線パターン61とフレキ
シブル配線基板50の配線パターン51とは、図14
(b)に示した様にまったくずれる事なく実装されれば
問題ないのであるが、実際にはフレキシブル配線基板の
絶縁層52の熱膨張率はプリント基板60の熱膨張率に
比べて大きいため、図15に示した様にフレキシブル配
線基板50の中央部にある配線パターン51bを、プリ
ント基板60上の配線パターン61に合わせると、フレ
キシブル配線基板50の幅方向の端側に位置する配線パ
ターン51a、51cが、熱膨張の影響でプリント基板
60の配線パターン61に対してそれぞれ矢印70a、
70b方向にずれる場合がある。図15の例の場合には
プリント基板60の配線パターン61とフレキシブル配
線基板50の配線パターン51(51a、51b、51
c)は、ずれてはいるが電気的な接続はとれている。し
かし図16の様になるとプリント基板60の配線パター
ン61とフレキシブル配線基板50の配線パターン51
a、51cは完全にずれてしまい、電気的な接続が取れ
ない状態となっている。
【0014】本発明は、従来のフレキシブル配線基板の
かかる問題点を解決し、熱によるフレキシブル配線基板
の膨張を低減する事により、実装ずれによる不良を少な
くすることができる優れたフレキシブル配線基板ならび
にそれを具備した電気・電子機器を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のフレキシブル配線基板及びそれを用いた
電気・電子機器は、フレキシブル配線基板の熱圧着接続
の際に熱が加えられる部分の周辺に熱膨張を抑えるため
のパターンを追加し、フレキシブル配線基板の熱膨張に
よる実装ずれを低減するようにしたフレキシブル配線基
板及びそれを用いた電気・電子機器である。
【0016】すなわち本発明のフレキシブル配線基板及
びそれを用いた電気・電子機器は、次のものである。
【0017】(1)絶縁性の可撓性樹脂フィルム基板上
に導電性の配線パターンを有し、前記配線パターンと、
他の配線基板上の配線パターンとを熱圧着によって接続
するためのフレキシブル配線基板において、前記フレキ
シブル配線基板上の熱圧着接続部分の配線パターンの少
なくとも先端部近傍に、前記熱圧着接続部分の配線パタ
ーンが形成されている領域の配線パターンの長手方向と
少なくともほぼ直交する様な領域を有するパターンの熱
膨張低減用パターンを前記配線パターンと非接触状態で
設けたことを特徴とするフレキシブル配線基板。
【0018】(2)また、前記(1)項に記載のフレキ
シブル配線基板においては、熱膨張低減用パターンが、
前記フレキシブル配線基板上の熱圧着接続部分の配線パ
ターンの先端部にフレキシブル配線基板のフィルム基板
延長部を設け、前記フィルム基板延長部に、前記配線パ
ターンと非接触状態で熱膨張低減用パターンが設けられ
ていることが好ましい。
【0019】(3)また、前記(1)項に記載のフレキ
シブル配線基板においては、熱膨張低減用パターンが、
フレキシブル配線基板の配線パターンが形成されていな
い側の層に設けられていることが好ましい。
【0020】(4)また、前記(1)〜(3)項のいず
れかに記載のフレキシブル配線基板においては、フレキ
シブル配線基板の配線パターンの長手方向をx方向、そ
れと直角な方向をy方向とすると、前記熱膨張低減用パ
ターンのy方向の長さmが、フレキシブル配線基板中の
配線パターンが形成されている領域であって配線パター
ンの長手方向と直交する方向(y方向)の配線パターン
が形成されている領域の幅nと同等もしくはそれより長
いパターンであることが好ましい。
【0021】(5)また、前記(3)項に記載のフレキ
シブル配線基板においては、熱膨張低減用パターンが、
フレキシブル配線基板の配線パターンと交叉する位置に
設けられていることが好ましい。
【0022】(6)また、前記(1)〜(5)項のいず
れかに記載のフレキシブル配線基板においては、熱膨張
低減用パターンが、少なくとも1つ以上設けられている
ことが好ましい。
【0023】(7)また、前記(1)〜(6)項のいず
れかに記載のフレキシブル配線基板においては、熱膨張
低減用パターンの平面形状が、略長方形であることが好
ましい。
【0024】(8)また、前記(1)〜(6)項のいず
れかに記載のフレキシブル配線基板においては、熱膨張
低減用パターンの平面形状が、略正方形であることが好
ましい。
【0025】(9)また、前記(1)〜(6)項のいず
れかに記載のフレキシブル配線基板においては、熱膨張
低減用パターンの平面形状が、略正方形または略長方形
の角部がカットされた形の略8角形状であることが好ま
しい。
【0026】(10)また、前記(1)〜(6)項のい
ずれかに記載のフレキシブル配線基板においては、熱膨
張低減用パターンの平面形状が、略正方形または略長方
形の角部が丸みを帯びた形状であることが好ましい。
【0027】(11)また、前記(3)項に記載のフレ
キシブル配線基板においては、熱膨張低減用パターン
が、フレキシブル配線基板の配線パターンの存在する領
域の略全領域をカバーする様な範囲で設けられているこ
とが好ましい。
【0028】(12)また、前記(11)項に記載のフ
レキシブル配線基板においては、熱膨張低減用パターン
が、略網目模様のパターンからなるものが好ましい。
【0029】(13)また、前記(1)〜(12)項の
いずれかに記載のフレキシブル配線基板においては、熱
膨張低減用パターンの素材が、金属であることが好まし
い。
【0030】(14)また、前記(1)〜(13)項の
いずれかに記載のフレキシブル配線基板においては、フ
レキシブル配線基板の配線パターンと熱膨張低減用パタ
ーンの素材が同一の素材からなることが好ましい。
【0031】(15)また、前記(1)〜(13)項の
いずれかに記載のフレキシブル配線基板においては、フ
レキシブル配線基板の配線パターンと熱膨張低減用パタ
ーンの素材が異なる素材からなることが好ましい。
【0032】(16)また、前記(1)〜(15)項の
いずれかに記載のフレキシブル配線基板においては、熱
膨張低減用パターンの素材が、フレキシブル配線基板の
絶縁性の可撓性樹脂フィルム基板の熱膨張率より小さい
熱膨張率を有する素材からなることが好ましい。
【0033】(17)本発明の電気・電子機器は、前記
(1)〜(16)項のいずれかに記載のフレキシブル配
線基板を備えることを特徴とする電気・電子機器であ
る。
【0034】本発明によると、フレキシブル配線基板の
熱圧着時に発生する実装のずれを低減できる。従って本
発明のフレキシブル配線基板を備えた電気・電子機器
は、信頼性の高い電気・電子機器とすることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明のフレキシブル配線基板
は、可撓性樹脂フィルム基板上に導電性の配線パターン
を有するフレキシブル配線基板であって、プリント基板
等他の配線基板上の配線パターンと、前記フレキシブル
配線基板の配線パターンとを熱圧着によって接続するた
めのフレキシブル配線基板である。そして本発明のフレ
キシブル配線基板においては、前記フレキシブル配線基
板上の熱圧着接続部分の配線パターンの少なくとも先端
部近傍に、前記熱圧着接続部分の配線パターンが形成さ
れている領域の配線パターンの長手方向と少なくともほ
ぼ直交する様な領域を有するパターンの熱膨張低減用パ
ターンを前記配線パターンと非接触状態で設けたことを
特徴とする。
【0036】本発明において、フレキシブル配線基板に
用いられる絶縁性の可撓性樹脂フィルム基板素材として
は、熱圧着接続する関係上、耐熱性の良好な樹脂フィル
ムが好ましく用いられ、特に限定するものではないが、
ポリイミド樹脂フィルムなどが好適に用いられる。ポリ
イミド樹脂フィルムに限定されるものではなく、可撓性
を有し、電気絶縁性で、熱圧着接続に耐えうる耐熱性を
有するものであれば他の樹脂素材を用いてもよい。
【0037】導電性の配線パターンの素材としては、そ
の目的を達成できるものであれば特に限定はなく、一般
的には導電性を有する金属が用いられ、例えば、銅、銀
など、特にコスト、導電性、耐酸化性、接続導通信頼性
などのバランスの点から、銅が実用的である。尚、前記
熱圧着による接続部分の配線パターンの素材としては、
接続信頼性を向上するために、銅の表面に金メッキした
配線パターンを用いることも好ましい。
【0038】フレキシブル配線基板上の熱圧着接続部分
の配線パターンの少なくとも先端部近傍に設けられる熱
膨張低減用パターンの素材についても、フレキシブル配
線基板の絶縁性の可撓性樹脂フィルム基板の熱膨張を抑
える機能を有するものであれば特に限定するものではな
いが、通常、熱膨張を抑えるには、絶縁性の可撓性樹脂
フィルム基板の熱膨張率よりも小さい熱膨張率を有する
素材が好適に用いられる。
【0039】一般に金属類はこの意味からも熱膨張低減
用パターンの素材として好適に用いられる。その場合、
一般に配線パターンは、フォトレジストなどを使用した
エッチング処理などでパターンが形成されるが、配線パ
ターンと熱膨張低減用パターンの素材が同一の素材から
なる場合には、同時にないしは同一の処理法で両者のパ
ターンが形成できるので工程が増大せず好ましい。ま
た、フレキシブル配線基板の配線パターンと熱膨張低減
用パターンの素材が異なる素材からなる場合には、熱膨
張低減用パターンの素材は、導電性や耐酸化性を配線パ
ターンの素材ほど強く要求されないので、配線パターン
の素材に比べてより安価な素材を選定したり、より熱膨
張率の小さい素材を選定することも出来、好ましい。
【0040】本発明のフレキシブル配線基板は、導電性
の配線パターンを、絶縁性を有する可撓性の樹脂層(樹
脂フィルム)で挟み込む事によって構成され、他のプリ
ント基板等とは配線パターンの先端部において上下いず
れか一方側の絶縁性樹脂層が存在せずに配線パターンの
露出している配線パターン先端部で、異方性導電接着剤
を使った熱圧着工法によってプリント基板などの他の配
線基板の配線パターン上に接続されて用いられるが、か
かる、プリント基板などの他の配線基板の素材として
は、特に限定されるものではなく、通常用いられている
ものが使用できる。具体的には、ガラス−エポキシ樹脂
基板、ガラス−フッ素樹脂基板、紙−フェノール樹脂基
板、セラミックス基板などであり、これらの熱膨張率
は、通常、フレキシブル配線基板の絶縁性を有する可撓
性樹脂フィルム基板に比べて小さい。また、厚みもフレ
キシブル配線基板よりも厚いので、熱圧着の際の実際の
熱膨張もフレキシブル配線基板に比べて小さい。尚、プ
リント基板などの他の配線基板の配線パターンを形成す
る素材も特に限定されるものではなく、前述したフレキ
シブル配線基板の配線パターン用の素材と同様のものが
好ましく用いられる。
【0041】次に本発明の実施の形態を図面を参照しな
がら説明するが、本発明はこれらの実施の形態例のみに
限定されるものではない。
【0042】図1は本発明のフレキシブル配線基板の構
成を示した図であり、図1(a)が上側から見た平面
図、図1(b)が側面図である。
【0043】図2は図1で示した本発明のフレキシブル
配線基板を他の配線基板であるプリント基板に熱圧着に
よって実装した際の構成図であり、図2(a)は側面
図、図2(b)は上から見た平面図である。但し、図2
(a)には、熱圧着工程を説明するために熱圧着機の一
部を図示しているが、図2(b)には熱圧着機の図示を
省略している。
【0044】図3は図2(a)における本発明のフレキ
シブル配線基板が熱圧着時の熱によって膨張した際の状
態を示す実装平面図である。
【0045】図1において10は本発明のフレキシブル
配線基板、11(11a、11b、11c)は本発明の
フレキシブル配線基板10の導電性を持った配線パター
ン、12は本発明のフレキシブル配線基板10のポリイ
ミド等樹脂素材で構成される絶縁層で12aが上側の絶
縁層、12bが下側の絶縁層である。12a、12bの
絶縁層をまとめて12と称することがある。13は本発
明のフレキシブル配線基板10のフレキシブル基板延長
部、14はフレキシブル基板延長部13に設けられた、
熱による絶縁層12の熱膨張を低減するために、配線パ
ターン11の長手方向に対して直交した状態で配線パタ
ーン11とは非接触の位置に配置された熱膨張低減用パ
ターンである。
【0046】尚、図1(a)を例にとって、請求項1で
言及した「熱圧着接続部分の配線パターンが形成されて
いる領域の配線パターンの長手方向と少なくともほぼ直
交する様な領域」を有するパターンの熱膨張低減用パタ
ーンの用語の意味について説明する。図1(a)におい
てフレキシブル配線基板10の配線パターン11の長手
方向をx方向、それと直角な方向をy方向とすると、熱
膨張低減用パターン14において、「配線パターンが形
成されている領域」とは、配線パターンそのもののみ
(11a、11b、11cの部分のみ)を言うのではな
く、y方向においては図1(a)のMとM´間の幅のよ
うに個々の配線パターン11a、11b、11cの間の
領域も含めた領域を意味している(x方向は配線パター
ンが存在している範囲内である。)。従って「熱圧着接
続部分の配線パターンが形成されている領域」の「配線
パターンの長手方向と少なくともほぼ直交する様な領
域」を有するパターンの熱膨張低減用パターンとは、M
とM´間に存在する各配線パターン11a、11b、1
1cの長手方向に対してほぼ直角なy方向にも伸びて広
がっているパターンを有する熱膨張低減用パターンと言
う意味である。熱膨張低減用パターンは、配線パターン
の長手方向と少なくともほぼ直角な方向にも広がってい
れば、必ずしもy方向に細長くなっている形状である必
要はなく、例えば後述する図5、図6、図7、図10、
図11、図12に示されたように、熱膨張低減用パター
ンの形状が正方形とか、配線パターンの長手方向に長い
長方形などのパターンでも配線パターンの長手方向と少
なくともほぼ垂直な方向すなわちy方向の広がりをもっ
ていればすべて含まれると言う意味で「熱圧着接続部分
の配線パターンが形成されている領域の配線パターンの
長手方向と少なくともほぼ直交する様な領域を有するパ
ターンの熱膨張低減用パターン」と言う用語を使用した
ものである。なお、「ほぼ直交」とは配線パターンの長
手方向と熱膨張低減用パターンのy方向のなす角度がほ
ぼ直角であることを意味しているのであって、配線パタ
ーンと熱膨張低減用パターンとが必ずしも交わっている
ことを意味しているものではない。交わる場合には、本
発明では「交叉」と称している。
【0047】そして、前記熱膨張低減用パターンのy方
向の長さをm、フレキシブル配線基板中の配線パターン
が形成されている領域であって配線パターンの長手方向
と直交する方向(y方向)の配線パターンが形成されて
いる領域の幅(図1(a)ではMとM´間の幅)をnと
した場合に、熱膨張低減用パターンのy方向の長さmは
nと同等もしくはそれより長いパターンであることが好
ましい。もちろん多少短くても両外側の配線パターン1
1aと11cに届く程度のy方向長さを有していれば若
干MとM´間の幅nよりも短くても差し支えないが、m
はnと同等もしくはそれより長いパターンであることが
好ましい。そして、図1に示した実施の形態例において
は、mはnより長いパターンとなっている例である。図
1に示した実施の形態例においては、図1(a)から明
らかなように、熱膨張低減用パターン14は、フレキシ
ブル配線基板10の配線パターン11が設けられている
層側と同じ面に設けられている。そのため、「熱膨張低
減用パターンを前記配線パターンと非接触状態で設け」
るために、フレキシブル配線基板10上の熱圧着接続部
分の配線パターン11の先端部より少し離れて熱膨張低
減用パターン14を設けている。このような場合も「フ
レキシブル配線基板上の熱圧着接続部分の配線パターン
の少なくとも先端部近傍に、熱膨張低減用パターンが設
けられている」と言う「先端部近傍」に含まれる意味で
ある。
【0048】図2において20はプリント基板、21は
前記プリント基板上の配線パターン、22は前記フレキ
シブル配線基板10の配線パターン11(11a、11
b、11c)と前記プリント基板上の配線パターン21
を接続するための異方性導電接着剤、23は異方性導電
接着剤22に熱を加えるための熱圧着機である。
【0049】図3においても図2と同じ部分は同じ符号
をつけている。ただ、フレキシブル配線基板10の配線
パターン11のうち、11bがプリント基板20上の配
線パターン21上にずれることなく実装されたフレキシ
ブル配線基板10の配線パターン、11a、11cはプ
リント基板20上の配線パターン21上からずれてはい
るが、導通はある状態で実装されたフレキシブル配線基
板20の配線パターンである。ちなみに14はフレキシ
ブル配線基板10の熱による膨張を低減するためにフレ
キシブル配線基板10の配線パターン11(11a、1
1b、11c)と直交した状態で配置された熱膨張低減
用パターンである。
【0050】プリント基板20上の配線パターン21と
フレキシブル配線基板10の配線パターン11との間に
異方性導電接着剤22を挟み込ませ、熱圧着機23を異
方性導電接着剤22上の絶縁層12aに押し当てること
によって熱を加えて圧着接続する。その際図3で示すよ
うにフレキシブル配線基板10は熱圧着機23の熱によ
って矢印24a、24b方向に膨張する力が働くが、配
線パターン11(11a、11b、11c)の長手方向
(x方向)とほぼ直交した状態で配置された熱膨張低減
用パターン14が、フレキシブル配線基板10の熱膨張
を抑える働きをする。これは熱膨張低減用パターン14
が一般的に絶縁層12の素材に比べて熱膨張率が小さい
事に起因する。
【0051】なお、本実施の形態例では、フレキシブル
配線基板の絶縁層12の素材としてポリイミドフィルム
(熱膨張率 約20ppm/℃)、プリント基板20の
基板材料としてはガラス繊維強化エポキシ樹脂基板(熱
膨張率 約13ppm/℃)、プリント基板20上の配
線パターン21の素材としても表面が金メッキされた銅
を用いた。本実施の形態では、フレキシブル配線基板1
0の配線パターン11の素材も熱膨張低減用パターン1
4の素材もともに同じ素材である表面が金メッキされた
銅(熱膨張率 約16ppm/℃)を用いたが、熱膨張
低減用パターン14の素材をフレキシブル配線基板10
の配線パターン11の素材と異なる素材としてもよい。
【0052】なお、本実施の形態例では熱膨張低減用パ
ターン14を配線パターン11が設けられている層と同
じ層の面に配置したが、次の図4などの実施の形態例に
示すように多層フレキシブル配線基板の場合には他の層
の面に配置してもかまわない。
【0053】次に、図4に本発明のフレキシブル配線基
板の第2実施の形態例を示す。図4(a)が上側から見
た平面図、図4(b)が側面図である。
【0054】図4において31は導電性を持った配線パ
ターン、32はポリイミド等の樹脂素材で構成される絶
縁層(32aが上側の絶縁層、32bが下側の絶縁
層)、34は熱による絶縁層32aの熱膨張を低減する
ために配線パターン31とは別な層の面に配線パターン
31の長手方向(矢印x方向)と直交した状態(矢印y
方向)で配線パターン31と交叉する位置に配置された
熱膨張低減用パターン34である。
【0055】この図4に示した様な第2の実施の形態例
の様な場合には、配線パターン31と熱膨張低減用パタ
ーン34が直接接触しないので、熱膨張低減用パターン
が導電性の金属からなる素材であっても、図1〜3で示
した第1の実施の形態の如くフレキシブル配線基板10
のフレキシブル基板延長部13を設けなくてもよく、従
って熱膨張低減用パターンは、フレキシブル配線基板の
配線パターンと絶縁層32aを介して交叉する位置に設
けられていてもよい。このような場合もフレキシブル配
線基板上の熱圧着接続部分の配線パターンの少なくとも
先端部近傍に、熱膨張低減用パターンが設けられている
ことが必要である。
【0056】なお、本実施の形態例では、熱膨張低減用
パターン34の素材として、フレキシブル配線基板30
の配線パターン31の素材とは異なる素材である銀(熱
膨張率 約14ppm/℃)を用いた点を除いて、その
他の各部材の素材は図1〜図3で説明した実施の形態例
と同じ素材を用いたが、熱膨張低減用パターン34の素
材をフレキシブル配線基板30の配線パターン31の素
材と同じ素材としても、ほぼ同様の効果が達成できる。
【0057】また、この態様においても、必要に応じて
図1〜3で示した第1の実施の形態の如くフレキシブル
配線基板10のフレキシブル基板延長部13を設け、配
線パターン31とは別な層側の面に熱膨張低減用パター
ンを設けてもよいし、更に必要なら図1〜3で示した第
1の実施の形態と図4で示した実施の形態とを合体させ
た様な態様でフレキシブル基板延長部の配線パターン3
1とは同じ層側に熱膨張低減用パターンを設けると同時
に配線パターン31とは絶縁層32aを介して反対側の
層側表面に図4の34の熱膨張低減用パターンとを併用
して設ける態様としてもよい。
【0058】更に、図1〜3や図4では、熱膨張低減用
パターンは1本のみ用いているが、それぞれ、複数個設
けてもよい。この点は、他の態様においても同様であ
る。
【0059】次に図5に更に別の実施形態の本発明のフ
レキシブル配線基板の上側から見た平面図を示した。図
5に示した実施の形態は図1に示したフレキシブル配線
基板とほぼ同様の態様であるが、熱膨張低減用パターン
14の平面形状がほぼ正方形状になっている点が図1に
示した実施の形態と異なる。従って、フレキシブル基板
延長部13のx方向の長さも、大きくなっている。図1
の熱膨張低減用パターン14よりも図5に示した熱膨張
低減用パターン14の方が幅が大きくなっているので、
素材が同じ場合で比べると、フレキシブル配線基板のy
方向への熱膨張を抑える機能が大きくなる。尚、図1と
同じ部分は同じ符号を付して、重複説明は省略した。
【0060】次に図6に更に別の実施形態の本発明のフ
レキシブル配線基板の上側から見た平面図を示した。図
6に示した実施の形態は図4に示したフレキシブル配線
基板とほぼ同様の態様であるが、熱膨張低減用パターン
34の平面形状がほぼ正方形状になっている点が図4に
示した実施の形態と異なる。図4の熱膨張低減用パター
ン14よりも図6に示した熱膨張低減用パターン34の
方が幅が大きくなっているので、素材が同じ場合で比べ
ると、フレキシブル配線基板のy方向への熱膨張を抑え
る機能が大きくなる。尚、図4と同じ部分は同じ符号を
付して、重複説明は省略した。
【0061】次に、図7、図8、図9に図1〜図6など
を用いて説明した熱膨張低減用パターン14や34の他
の形状(平面形状)の少数の例を示したものである。
【0062】図7に示した熱膨張低減用パターンはフレ
キシブル配線基板の配線パターンの長手方向に長い形状
の長方形状熱膨張低減用パターンである。
【0063】図8に示した熱膨張低減用パターンは、図
1〜3及び図4に示したフレキシブル配線基板の配線パ
ターンの幅方向(y方向)に長い形状の長方形の角部が
カットされた形の略8角形状の熱膨張低減用パターンで
ある。これとほぼ同様にして図5〜図7に示した熱膨張
低減用パターンの角部がカットされた形のそれぞれ略8
角形状の熱膨張低減用パターンとしてもよいことはもち
ろんである。
【0064】図9に示した熱膨張低減用パターンは、図
1〜3及び図4に示したフレキシブル配線基板の配線パ
ターンの幅方向(y方向)に長い形状の長方形の角部が
丸みを帯びた形状の熱膨張低減用パターンである。これ
とほぼ同様にして図5〜図7に示した熱膨張低減用パタ
ーンの角部に丸みをつけて、角部が丸みを帯びた形状の
熱膨張低減用パターンとしてもよいことはもちろんであ
る。
【0065】図1〜図6などを用いて説明した本発明の
フレキシブル配線基板において、熱膨張低減用パターン
14や34として図7、図8、図9に示した熱膨張低減
用パターンを使用してもほぼ同様の目的が達成できる。
【0066】次に、図10に更に別の実施形態の本発明
のフレキシブル配線基板を示した。図10(a)が上側
から見た平面図、図10(b)が側面図である。
【0067】図10に示した実施の形態は図4や図6に
示したフレキシブル配線基板とほぼ同様の態様である
が、熱膨張低減用パターン44が、フレキシブル配線基
板の配線パターンの存在する領域の略全領域をカバーす
る様な範囲で設けられているフレキシブル配線基板であ
る。
【0068】図10において31(31a、31b、3
1c)は導電性を持った配線パターン、32はポリイミ
ド等の樹脂素材で構成される絶縁層(32aが上側の絶
縁層、32bが下側の絶縁層)、44は熱による絶縁層
32aの熱膨張を低減するために配線パターン31とは
別な層の面に配線パターン31の存在する領域の略全領
域をカバーする様な範囲で設けられた熱膨張低減用パタ
ーン44である。この様な態様の熱膨張低減用パターン
についても、配線パターン31の長手方向(矢印x方
向)と直交した状態(矢印y方向)で配線パターン31
と交叉する位置に配置された熱膨張低減用パターン44
であると言える。
【0069】図4の熱膨張低減用パターン14よりも図
10に示した熱膨張低減用パターン44の方が幅が大き
くなっているので、素材が同じ場合で比べると、フレキ
シブル配線基板のy方向への熱膨張を抑える機能が大き
くなる。
【0070】図10に示した本発明のフレキシブル配線
基板は、熱膨張低減用パターン44が、フレキシブル配
線基板の配線パターンの存在する領域の略全領域をカバ
ーする様な範囲でベタに設けられているフレキシブル配
線基板について説明したが、この様なベタの熱膨張低減
用パターン44に代えて図11や図12に示すようなフ
レキシブル配線基板の配線パターンの存在する領域の略
全領域をカバーする様な範囲で設けられている略網目模
様の熱膨張低減用パターンとしてもほぼ同様の目的が達
成される。
【0071】図11ならびに図12は本発明のフレキシ
ブル配線基板に用いられる熱膨張低減用パターンの更に
別の態様の平面形状を示す図である。
【0072】図11において45は熱膨張低減用パター
ン、46が熱膨張低減用パターンのパターン存在部分、
47が熱膨張低減用パターンのパターンの無い部分を示
している。
【0073】図12において48は熱膨張低減用パター
ン、46が熱膨張低減用パターンのパターン存在部分、
47が熱膨張低減用パターンのパターンの無い部分を示
している。
【0074】尚、図5〜7などに示した熱膨張低減用パ
ターンをこの様な略網目模様の熱膨張低減用パターンと
してもよい。
【0075】以上説明したような本発明のフレキシブル
配線基板は各種の電気・電子機器などに組み込まれて使
用することができる。
【0076】かかるフレキシブル配線基板を備えた本発
明の電気・電子機器としては、特に限定するものではな
いが、例えば、プリンターなどの各種情報機器、電子写
真コピー装置、ビデオムービー、ビデオデッキ、カーナ
ビゲーション装置、航空機、電車などが挙げられ、本発
明のフレキシブル配線基板はこれら各種の電気・電子機
器に好適に適用される。
【0077】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、熱による
フレキシブル配線基板の膨張を低減する事により、実装
ずれによる不良を少なくすることができる優れたフレキ
シブル配線基板ならびにそれを具備した電気・電子機器
を提供できる。
【0078】また、特に熱膨張低減パターンの素材が金
属の場合には、熱膨張低減パターンを設けたことによ
り、配線パターンに外部からの静電気などのノイズが侵
入することを抑制できる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるフレキシブル配
線基板の構成図
【図2】本発明の一実施の形態におけるフレキシブル配
線基板を他のプリント基板に熱圧着によって実装した際
の構成図
【図3】図2(a)における本発明のフレキシブル配線
基板が熱圧着時の熱によって膨張した際の状態を示す実
装平面図
【図4】本発明の別の実施の形態におけるフレキシブル
配線基板の構成図
【図5】本発明の更に別の実施の形態におけるフレキシ
ブル配線基板の上側から見た平面図
【図6】本発明の更に別の実施の形態におけるフレキシ
ブル配線基板の上側から見た平面図
【図7】本発明で用いる熱膨張低減用パターンの平面形
状を示す図
【図8】本発明で用いる別の態様の熱膨張低減用パター
ンの平面形状を示す図
【図9】本発明で用いる更に別の態様の熱膨張低減用パ
ターンの平面形状を示す図
【図10】本発明の更に別の実施の形態におけるフレキ
シブル配線基板の構成図
【図11】本発明で用いる更に別の態様の熱膨張低減用
パターンの平面形状を示す図
【図12】本発明で用いる更に別の態様の熱膨張低減用
パターンの平面形状を示す図
【図13】従来のフレキシブル配線基板の構成を示した
【図14】従来のフレキシブル配線基板をプリント基板
に熱圧着によって実装したときの構成図
【図15】従来のフレキシブル配線基板をプリント基板
に熱圧着で実装した際に熱の影響でフレキシブル配線基
板が膨張した際の実装平面図
【図16】従来のフレキシブル配線基板をプリント基板
に熱圧着で実装した際に熱の影響でフレキシブル配線基
板が膨張し、フレキシブル配線基板の配線パターンがプ
リント基板上の配線パターンからはずれてしまった時の
実装平面図
【符号の説明】
10、30…本発明のフレキシブル配線基板 11、31、51…配線パターン 12、32、52…絶縁層 13…フレキシブル基板延長部 14、34、44、45、48…熱膨張低減用パターン 20、60…プリント基板 21、61…プリント基板上の配線パターン 22、62…異方性導電接着剤 23、63…熱圧着機 24a、24b、70a、70b…熱膨張方向を示す矢
印 46…熱膨張低減用パターンのパターン存在部分 47…熱膨張低減用パターンのパターンの無い部分 50…従来のフレキシブル配線基板

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性の可撓性樹脂フィルム基板上に導
    電性の配線パターンを有し、前記配線パターンと、他の
    配線基板上の配線パターンとを熱圧着によって接続する
    ためのフレキシブル配線基板において、前記フレキシブ
    ル配線基板上の熱圧着接続部分の配線パターンの少なく
    とも先端部近傍に、前記熱圧着接続部分の配線パターン
    が形成されている領域の配線パターンの長手方向と少な
    くともほぼ直交する様な領域を有するパターンの熱膨張
    低減用パターンを前記配線パターンと非接触状態で設け
    たことを特徴とするフレキシブル配線基板。
  2. 【請求項2】 熱膨張低減用パターンが、前記フレキシ
    ブル配線基板上の熱圧着接続部分の配線パターンの先端
    部にフレキシブル配線基板のフィルム基板延長部を設
    け、前記フィルム基板延長部に、前記配線パターンと非
    接触状態で熱膨張低減用パターンが設けられている請求
    項1に記載のフレキシブル配線基板。
  3. 【請求項3】 熱膨張低減用パターンが、フレキシブル
    配線基板の配線パターンが形成されていない側の層に設
    けられている請求項1に記載のフレキシブル配線基板。
  4. 【請求項4】 フレキシブル配線基板の配線パターンの
    長手方向をx方向、それと直角な方向をy方向とする
    と、前記熱膨張低減用パターンのy方向の長さmが、フ
    レキシブル配線基板中の配線パターンが形成されている
    領域であって配線パターンの長手方向と直交する方向
    (y方向)の配線パターンが形成されている領域の幅n
    と同等もしくはそれより長いパターンである請求項1〜
    3のいずれかに記載のフレキシブル配線基板。
  5. 【請求項5】 熱膨張低減用パターンが、フレキシブル
    配線基板の配線パターンと交叉する位置に設けられてい
    る請求項3に記載のフレキシブル配線基板。
  6. 【請求項6】 熱膨張低減用パターンが、少なくとも1
    つ以上設けられている請求項1〜5のいずれかに記載の
    フレキシブル配線基板。
  7. 【請求項7】 熱膨張低減用パターンの平面形状が、略
    長方形である請求項1〜6のいずれかに記載のフレキシ
    ブル配線基板。
  8. 【請求項8】 熱膨張低減用パターンの平面形状が、略
    正方形である請求項1〜6のいずれかに記載のフレキシ
    ブル配線基板。
  9. 【請求項9】 熱膨張低減用パターンの平面形状が、略
    正方形または略長方形の角部がカットされた形の略8角
    形状である請求項1〜6のいずれかに記載のフレキシブ
    ル配線基板。
  10. 【請求項10】 熱膨張低減用パターンの平面形状が、
    略正方形または略長方形の角部が丸みを帯びた形状であ
    る請求項1〜6のいずれかに記載のフレキシブル配線基
    板。
  11. 【請求項11】 熱膨張低減用パターンが、フレキシブ
    ル配線基板の配線パターンの存在する領域の略全領域を
    カバーする様な範囲で設けられている請求項3に記載の
    フレキシブル配線基板。
  12. 【請求項12】 熱膨張低減用パターンが、略網目模様
    のパターンからなる請求項11に記載のフレキシブル配
    線基板。
  13. 【請求項13】 熱膨張低減用パターンの素材が、金属
    である請求項1〜12のいずれかに記載のフレキシブル
    配線基板。
  14. 【請求項14】 フレキシブル配線基板の配線パターン
    と熱膨張低減用パターンの素材が同一の素材からなる請
    求項1〜13のいずれかに記載のフレキシブル配線基
    板。
  15. 【請求項15】 フレキシブル配線基板の配線パターン
    と熱膨張低減用パターンの素材が異なる素材からなる請
    求項1〜13のいずれかに記載のフレキシブル配線基
    板。
  16. 【請求項16】 熱膨張低減用パターンの素材が、フレ
    キシブル配線基板の絶縁性の可撓性樹脂フィルム基板の
    熱膨張率より小さい熱膨張率を有する素材からなる請求
    項1〜15のいずれかに記載のフレキシブル配線基板。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれかに記載のフ
    レキシブル配線基板を備えることを特徴とする電気・電
    子機器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008263156A (ja) * 2007-03-20 2008-10-30 Hitachi Chem Co Ltd プリント配線板
JP2008288325A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Panasonic Corp 配線基板の接続方法、配線基板
JP2009226868A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Toshiba Hokuto Electronics Corp サーマルプリントヘッド
JP7449816B2 (ja) 2020-08-21 2024-03-14 CIG Photonics Japan株式会社 光モジュール

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