JP2002158154A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2002158154A
JP2002158154A JP2000349778A JP2000349778A JP2002158154A JP 2002158154 A JP2002158154 A JP 2002158154A JP 2000349778 A JP2000349778 A JP 2000349778A JP 2000349778 A JP2000349778 A JP 2000349778A JP 2002158154 A JP2002158154 A JP 2002158154A
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exposure apparatus
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Hideki Nogawa
秀樹 野川
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    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光光として紫外光を用い、マスクのパター
ンを投影光学系を介して感光基板に照射する露光装置に
おいて、露光装置内の紫外光路を不活性ガスで部分的に
有効にパージする装置を開発する。 【解決手段】 本発明の露光装置は、基板を保持するチ
ャックと、該チャックを介して該基板を位置決めするス
テージと、該ステージ近傍の露光光路を不活性ガスでパ
ージする機構と、該ステージ上に設けられ、該基板の表
面とほぼ一致する表面を形成する天板とを備え、該基板
側面と該天板との間の隙間を設け、該隙間の深さは、該
隙間の幅と同じか該隙間の幅より大きいことを特徴とす
る。これにより、隙間に存在する酸素、水分等を十分に
パージすることができ、露光光路中に存在する酸素の除
去を厳密に行い、安定した露光を行う露光装置を提供す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光光として紫外
光を用い、マスクのパターンを投影光学系を介して感光
基板に照射する露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LSIあるいは超LSIなどの極
微細パターンから形成される半導体素子の製造工程にお
いて、マスクに描かれた回路パターンを感光剤が塗布さ
れた基板上に縮小投影して焼き付け形成する縮小型投影
露光装置が使用されている。半導体素子の実装密度の向
上に伴いパターンのより一層の微細化が要求され、レジ
ストプロセスの発展と同時に露光装置の微細化への対応
がなされてきた。
【0003】露光装置の解像力を向上させる手段として
は、露光波長をより短波長に変えていく方法と、投影光
学系の開口数(NA)を大きくしていく方法とがある。
【0004】露光波長については、365nmのi線か
ら最近では248nm付近の発振波長を有するKrFエ
キシマレーザ、193nm付近の発振波長を有するAr
Fエキシマレーザの開発が行なわれている。更に、15
7nm付近の発振波長を有するフッ素(F2 )エキシマ
レーザの開発が行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】遠紫外線とりわけ19
3nm付近の波長を有するArFエキシマレーザや、1
57nm付近の発振波長を有するフッ素(F2 )エキシ
マレーザにおいては、これら波長付近の帯域には酸素
(O2 )の吸収帯が複数存在することが知られている。
【0006】例えば、フッ素エキシマレーザーは波長が
157nmと短いため、露光装置への応用が進められて
いるが、157nmという波長は一般に真空紫外と呼ば
れる波長領域にある。この波長領域では酸素分子による
光の吸収が大きいため、大気はほとんど光を透過せず、
真空に近くまで気圧を下げ、酸素濃度を充分下げた環境
でしか応用ができないためである。文献、「Photo
chemistryof Small Molecul
es」 (Hideo Okabe著、AWiley−
Interscience Publication、
1978年、178頁)によると波長157nmの光に
対する酸素の吸収係数は約190atm-1cm-1であ
る。これは1気圧中で1%の酸素濃度の気体中を波長1
57nmの光が通過するとlcmあたりの透過率は T=exp(−190ラ1cmラ0.01atm)=0.
150 しかないことを示す。
【0007】また、酸素が上記光を吸収することにより
オゾン(O3 )が生成され、このオゾンが光の吸収をよ
り増加させ、透過率を著しく低下させることに加え、オ
ゾンに起因する各種生成物が光学素子表面に付着し、光
学系の効率を低下させる。
【0008】従って、ArFエキシマレーザ、フッ素
(F2 )エキシマレーザ等の遠紫外線を光源とする投影
露光装置の露光光学系の光路においては、窒素等の不活
性ガスによるパージ手段によって、光路中に存在する酸
素濃度を数ppmオーダー以下の低レベルにおさえる方
法がとられている。
【0009】このように、遠紫外線とりわけ193nm
付近の波長を有するArFエキシマレーザや、157n
m付近の波長を有するフッ素(F2 )エキシマレーザ光
を利用した露光装置においては、ArFエキシマレーザ
光や、フッ素(F2 )エキシマレーザ光が非常に物質に
吸収されやすいため、光路内を数ppmオーダー以下で
パージする必要がある。また水分に対しても同様のこと
が言え、やはり、ppmオーダー以下での除去が必要で
ある。
【0010】そこで、本発明は、露光光路中に存在する
酸素の除去を厳密に行い、安定した露光を行う露光装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の露光装置は、基板を保持するチャックと、
該チャックを介して該基板を位置決めするステージと、
該ステージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機
構と、該ステージ上に設けられ、該基板の表面とほぼ一
致する表面を形成する天板とを備え、該基板側面と該天
板との間の隙間を設け、該隙間の深さは、該隙間の幅と
同じか該隙間の幅より大きいことを特徴とする。
【0012】なお、該チャック側面に前記基板の表面と
垂直でない斜面を設けることが望ましい。また、該基板
側面と該天板との間に設けられた隙間の底面と該天板の
表面との段差側面に、前記基板の表面と垂直でない斜面
を設けることが望ましい。また、前記隙間の深さは、前
記基板の表面から1mm以上であることが望ましい。ま
た、前記基板の表面と前記天板の表面との差は、4mm
以下であることが望ましい。
【0013】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の露光装置は、基板を保持するチャックと、該チャ
ックを介して該基板を位置決めするステージと、該ステ
ージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機構と、
該ステージ上に設けられ、該チャックの基板保持面とほ
ぼ一致する表面を形成する天板とを有することを特徴と
する。
【0014】なお、前記チャック側面と前記天板との間
の隙間と、該隙間の体積より大きい体積を有して隙間と
連通した通風孔とを設けることが望ましい。また、前記
チャック側面と天板表面との間の幅が、該チャック側面
と天板内部との間の幅よりも小さいことが望ましい。ま
た、該チャック側面と該天板との間に形成された隙間に
ガスを吹き込む供給口とを備えることが望ましい。ま
た、前記チャック側面と該天板との間に形成された隙間
と前記天板表面とを連通する通風孔を設けることが望ま
しい。また、前記チャック側面と該天板との間に形成さ
れた隙間と該ステージの走査方向とほぼ平行な開口部と
を連通する通風孔とを備えることが望ましい。また、前
記開口部が設けられた面と走査方向とのなす角度が、3
0度以下であることが望ましい。また、該チャック側面
に前記基板の表面と垂直でない斜面を設けることが望ま
しい。また、前記チャック基板保持面と前記天板の表面
との高さの差は、3mm以下であることが望ましい。
【0015】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の露光装置は、基板を保持するチャックと、該チャ
ックを介して該基板を位置決めするステージと、該ステ
ージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機構と、
該ステージ上に設けられ、該チャック保持面とほぼ一致
する表面を形成する天板とを有することを特徴とする。
【0016】なお、前記ステージのチャック保持面と前
記天板の表面との高さの差は、2mm以下であることが
望ましい。
【0017】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の露光装置は、基板を保持するチャックと、該チャ
ックを介して該基板を位置決めするステージと、該ステ
ージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機構と、
該ステージ上に設けられ、該基板の表面とほぼ一致する
表面を形成する天板とを備え、該基板側面と該天板との
間の隙間と、該隙間の体積より大きい体積を有して隙間
と連通した通風孔とを設けたことを特徴とする。
【0018】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の露光装置は、基板を保持するチャックと、該チャ
ックを介して該基板を位置決めするステージと、該ステ
ージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機構と、
該ステージ上に設けられ、該基板の表面とほぼ一致する
表面を形成する天板とを備え、該基板側面と該天板表面
との間の隙間の幅が、該チャック側面と該天板との間の
隙間の幅よりも小さいことを特徴とする。
【0019】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の露光装置は、基板を保持するチャックと、該チャ
ックを介して該基板を位置決めするステージと、該ステ
ージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機構と、
該ステージ上に設けられ、該基板の表面と一致する表面
を形成する天板と、該基板側面と該天板との間に形成さ
れた隙間にガスを吹き込む供給口とを備えたことを特徴
とする。
【0020】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の露光装置は、基板を保持するチャックと、該チャ
ックを介して該基板を位置決めするステージと、該ステ
ージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機構と、
該ステージ上に設けられ、該基板の表面と一致する表面
を形成する天板と、該基板側面と該天板との間に形成さ
れた隙間と該天板表面とを連通する通風孔とを備えたこ
とを特徴とする。
【0021】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の露光装置は、基板を保持するチャックと、該チャ
ックを介して該基板を位置決めするステージと、該ステ
ージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機構と、
該ステージ上に設けられ、該基板の表面と一致する表面
を形成する天板と、該基板側面と該天板との間に形成さ
れた隙間と該ステージの走査方向とほぼ平行な開口部と
を連通する通風孔とを備えたことを特徴とする。
【0022】なお、該基板側面と該天板との間に設けら
れた隙間の底面と該天板の表面との段差側面に、前記基
板の表面と垂直でない斜面を設けることが望ましい。ま
た、前記基板の表面と前記天板の表面との差は、4mm
以下であることが望ましい。
【0023】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の露光装置は、基板を保持するチャックと、該チャ
ックを介して該基板を位置決めするステージと、該ステ
ージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機構と、
該ステージ上に設けられ、該チャックを保持する天板と
を備え、該チャック側面に斜面を設けたことを特徴とす
る。
【0024】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の露光装置は、基板を保持するチャックと、該チャ
ックを介して該基板を位置決めするステージと、該ステ
ージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機構と、
該ステージ上に設けられ、該チャックを保持する天板と
を備え、該天板に設けられた段差の側面を斜面にするこ
とを特徴とする。
【0025】なお、前記機構は、投影光学系または照明
光学系の基板側下端部から前記ステージ近傍の間の露光
光路を覆うカバーと、該カバー内部に不活性ガスを吹き
込む供給口とを備えていることが望ましい。また、前記
供給口は、1つあるいは2つ以上のノズルであることが
望ましい。また、前記供給口が、前記カバーを兼ねるも
のであることが望ましい。また、前記カバー内部の一方
にパージガスを吹き込む供給口が設けられ、前記カバー
内部の他方にパージガスを吸い込む回収口が設けられて
いることが望ましい。また、前記カバーは、不活性ガス
からなるエアーカーテンであることが望ましい。また、
前記不活性ガスが、窒素、ヘリウム、アルゴンのいずれ
かであることが望ましい。
【0026】なお、前記天板は、ステージと一体的に設
けられていることが望ましい。
【0027】なお、前記露光光は、紫外光であることが
望ましい。また、前記紫外光は、レーザを光源とするレ
ーザ光であることが望ましい。前記レーザが、フッ素エ
キシマレーザまたはArFエキシマレーザであることが
望ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】図26は、ステージ近傍の露光光
路を不活性ガスでパージする露光装置の一例を示す。
【0029】上記した通り、紫外光の透過率あるいはそ
の安定性を確保するために、不活性ガスで露光装置のウ
エハステージ等の紫外光路をパージする必要がある。そ
こで、図26に示すように、露光装置内の投影光学系9
のウエハ側下端部からウエハステージ14近傍に向かっ
て紫外光路を囲うカバー13を設け、前記カバー13内
部に不活性ガスからなるパージガスを吹き込む供給口1
1を設けてパージしている。さらに、ウエハ10と同一
面を形成する天板16をウエハ10の外側に設けること
により、ウエハ外周部のショットをスキャン露光する際
にもその前後の助走区間を含め、カバー13の開口部が
天板部分から外れないようにして、カバー13の外側か
らの酸素、水分等の侵入を遮断している。
【0030】ここで、ウエハ10と同一面を形成する天
板16を設けても、ウエハ10の外形公差やウエハ10
がウエハステージ14に載置される際の位置精度等を許
容するため、ウエハ10と天板16の間には1mm程度
の巾で、ウエハ厚さ相当(例えば300mmウエハであ
れば0.775mm)の深さの溝状の隙間17がウエハ
10全周に渡り必要であり、この溝状の隙間17のパー
ジを行う必要がある。
【0031】例えば、図27に示すショットレイアウト
の第1ショット29をウエハ交換後にスキャン露光する
場合について説明する。
【0032】まず、ウエハ10をウエハステージ14に
載置する時には、図27に示すように、カバー13の下
からウエハステージ14は外れている。このため、ウエ
ハ10の表面や天板16の表面やウエハ10と天板16
との間の溝状の隙間17は、カバー13からの不活性ガ
スによるパージがなされていない。そして、次に第1シ
ョット29を露光するためにウエハステージ14が助走
を始めると、カバー13の下に天板が移動してきて、図
28に示すようにカバー13の開口部18すべてを天板
16が覆うようになる。この時点でカバー13内部が外
部に対して陽圧となりカバー13と天板16との全周に
渡る隙間s3から不活性ガスが噴き出すようになって、
カバー13の外側からの酸素、水分等の侵入を遮断でき
るので、カバー13内部がパージされ始めることにな
る。この時、カバー13と天板16との隙間s3からウ
エハ側に噴き出た不活性ガスは、天板16とウエハ10
の表面に沿うように流れていくので、さらにウエハステ
ージ14が移動するに従い、ウエハ10の表面の端部が
カバー13端部に到達する以前であってもウエハ表面の
端部はある程度パージされていく。
【0033】しかし、この状態では、溝状の隙間17
は、不活性ガスの流れに対して窪みになっているため、
ほとんどパージされない。そのため、溝状の隙間17に
は酸素、水分等が残ったまま、図29に示すように溝状
の隙間17がカバー端部に到達してしまう。この時点に
なって、不活性ガスの流れが溝状の隙間17にも向かう
ので、溝状の隙間17に残っていた酸素、水分等が押し
出され始める。この時、図30に示すように平面図で見
ると、溝状の隙間17は円弧なので、溝状の隙間17は
まずその一部がカバー端部19に到達し、その後カバー
開口部18の全巾に渡って広がるように到達していく。
この間、溝状の隙間17から押し出される酸素、水分等
は、一部は溝状の隙間17の断面からカバーの外へ出て
行くが、かなりの部分はカバー13内に巻き上がってし
まう。それは、カバー開口部18に面した面積が、まわ
りのカバー13とウエハ10との隙間s2による開口部
に比べて十分小さいうちは抵抗が大きいので実質的な流
れは発生せず、ある程度まで大きくなってはじめて急に
流れが発生し始めるが、もはやその時点では、溝状の隙
間17の断面積よりカバー開口部18に面した面積の方
が大きくなってしまっているので、カバー13内に巻き
上がる割合の方が大きいからである。
【0034】そして、その巻き上がりが続いている状態
で、ウエハ10は露光エリアに到達し露光が開始してし
まう。そのため、カバー13内に局所的な酸素、水分等
の濃度ムラが発生した状態で露光され、照度変化や照度
ムラを引き起こし、所望の解像性能が得られないおそれ
がある。
【0035】なお、第1ショット29の場合だけでな
く、ウエハ外周部のショットをウエハ外周からウエハ内
部へスキャン露光する場合にも、前記と同様に溝状の隙
間がカバー13の外側から内側へ移動してきて露光する
ので同様の問題が発生する。
【0036】さらに、ウエハ外周部のショットを逆にウ
エハ内部からウエハ外周に向かってスキャン露光する場
合においても、露光の後半で溝状の隙間がカバー13の
外側から内側へ移動してくるので同様な問題が発生して
しまう。
【0037】したがって、ウエハ外周部のショットで
は、ウエハ10と天板16との間の溝状の隙間17から
の酸素、水分等により照度変化や照度ムラを引き起こ
し、所望の解像性能が得られないというおそれがある。
【0038】一方、近年の生産性向上を目的としたウエ
ハの大口径化が進む中においては、ウエハ外周部におけ
る半導体素子の歩留まり向上がますます重要な課題とな
っており、ウエハ外周部のショットにおいてもウエハ中
心部のショットと同様に安定した露光がなされるための
有効なパージ手段の開発が望まれている。
【0039】そこで、隙間17の酸素、水分等を十分に
パージするための本発明の詳細な構成について以下に述
べる。 <露光装置の実施形態>まず、本発明の露光装置の全体
構成について説明する。なお、本発明の露光装置は、露
光光に紫外光は限定されるものではないが、遠紫外線と
りわけ193nm付近の波長を有するArFエキシマレ
ーザや、157nm付近の波長を有するフッ素(F2)
エキシマレーザ光に対して有効である。
【0040】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明
する。
【0041】(実施例1)図1は、本発明の一実施例に
係るステップ・アンド・スキャン型の投影露光装置の要
部である。
【0042】図1において、不図示の紫外光源から露光
装置内の照明系1に来た紫外光は、レチクルステージ7
上に載置されたレチクル6を照射する。照明光学系1の
レチクル側下端部からレチクルステージ7近傍までの紫
外光路を囲うカバー4が設けられ、カバー4の内部に不
活性ガスからなるパージガスを吹き込む供給口であるノ
ズル2が複数設けられている。カバー4の先端とレチク
ル6との隙間はs1である。照明光学系1の内部より窒
素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが、ノズル2か
らカバー4の内部に吹き込まれ、酸素及び水分等の露光
有害物がパージされている。
【0043】レチクルステージ7上には、天板8が設け
られレチクル6の表面とほぼ同一面を形成しており、こ
れによりスキャン動作でレチクルステージ7が移動して
も、カバー4によって有効にパージされる部分から外れ
ない。
【0044】レチクル6を透過した紫外光は、投影光学
系9を経て、ウエハステージ14上に載置されたウエハ
10を照射する。投影光学系9のウエハ側下端部からウ
エハステージ14近傍に向かって紫外光路を囲うカバー
13が設けられ、カバー13の内部に不活性ガスからな
るパージガスを吹き込む供給口であるノズル11が複数
設けられている。投影光学系9の内部より窒素、ヘリウ
ム、アルゴン等の不活性ガスが、ノズル11からカバー
13の内部に吹き込まれ、酸素及び水分等の露光有害物
がパージされている。カバー13の先端とウエハ10と
の隙間はs2である。
【0045】隙間s2は、できるだけ小さい方が、カバ
ー13内部のパージ能力が高まり、また、カバー13内
部に供給するパージガスの流量を減らせるので望まし
い。一方、接触を避けるためにある程度の隙間が必要
で、本実施例では1mmとしている。なお、隙間s2を
大きくすると、パージガスの流量を多くしないとカバー
13の内部を外部に対して陽圧にできなくなり、酸素及
び水分等の露光有害物が外部から流入して十分なパージ
ができなくなる。しかし、例えば、カバー13の内部に
吹き込まれるパージガスの流量が50NL/min、隙
間s2の全周が300mmの場合では、隙間s2を5m
m程度以下にすれば、隙間s2から流出する平均流速は
550mm/s程度以上得られてカバー13内部は陽圧
となり、十分パージできる。
【0046】ウエハステージ14上には、基板としての
ウエハ10を吸着保持するチャック15が設けられ、ウ
エハ10は不図示の搬送機構でチャック15上に搬入さ
れて吸着保持され、あるいは搬出される。ウエハステー
ジ14上には、天板16が設けられウエハ10の表面と
ほぼ同一面を形成しており、これによりスキャン動作で
ウエハステージ14が移動しても、カバー13によって
有効にパージされる部分から外れない。なお、ウエハス
テージ14と天板16は、一体構成であっても良い。ま
た、ウエハステージに設けられウエハを吸着保持するチ
ャックは、着脱可能に構成されていても良い。
【0047】ウエハ10と天板16との間には、ウエハ
10の外形公差やウエハ10がウエハステージ14に載
置される際の位置精度等によって接触して発塵したり乗
り上げたり破損するのを防ぐため、図2に示す溝状の隙
間17がウエハ全周を囲って設けられている。ウエハ1
0の外形公差は、グレードにもよるが半径でア0.25
〜ア0.5mm程度のばらつきがあるし、さらに真円度
や天板側の外形公差、ウエハ10がウエハステージ14
に載置される際の位置精度を含めると、溝状の隙間17
の巾Wは1mm程度以上必要となる。また、溝状の隙間
17内の容積を小さくして酸素、水分等の総量を減らす
ために、溝状の隙間17の巾Wは小さい方が望ましいの
で1〜2mm程度が望ましく、本実施例では1mmとし
ている。
【0048】一方、溝状の隙間17の深さDは少なくと
も巾Wより大きく設け、できるだけ大きい方が望まし
い。巾Wを1mmとしているので、深さDは1mm以上
必要であり、本実施例では10mmとしている。このよ
うに溝状の隙間17を深くすると、以下に説明するよう
に、カバー開口部18の下に溝状の隙間17が移動して
きても、カバー13内部への酸素、水分等の巻き上がり
少なくなる。
【0049】例えば、ウエハ外周部のショットをウエハ
外周からウエハ内部へスキャン露光する場合、図2に示
すように溝状の隙間17がカバー13の外側から内側へ
移動してくる。しかし、この状態では、溝状の隙間17
はパージガスの流れに対して窪みになっているため、隙
間17内は十分にパージされていない。そのため、溝状
の隙間17には酸素、水分等が残ったまま、図3に示す
ように溝状の隙間17がカバーの端部19に到達する。
この時点になって、パージガスの流れが溝状の隙間17
にも向かうので、溝状の隙間17に残っていた酸素、水
分等が押し出され始める。
【0050】ここで、溝状の隙間17はウエハ外形に沿
った円弧状なので、図4の平面図に示すように、この時
溝状の隙間17はその一部だけがカバー13の端部19
に到達していて、その部分を立体的に拡大すると図5に
示すようになっている。
【0051】同図において、溝状の隙間17がカバー開
口部18に対して開口している開口面積A1(すなわ
ち、カバー開口部を垂直方向に投影したときに隙間17
と重複する部分の面積)は、ウエハステージ14の移動
に伴って拡大していき、この開口面積A1が大きくなる
につれ、パージガスの流れが溝状の隙間17にも向かう
ことになる。但し、開口面積A1が、まわりの隙間s2
による開口部に比べて十分小さいうちは抵抗が大きく、
溝状の隙間17内部へは流れ込まず、カバー13の外へ
水平に流れていく。
【0052】図5に示すような、開口面積A1がs2^
2=1mm2程度までになると、隙間17内部への流れ
が発生し始め、溝状の隙間17に残っていた酸素、水分
等が押し出され始めることになる。一方、溝状の隙間1
7の断面積A2(隙間17の垂直平面の断面積)は左右
両方で20mm2あるので、この流れが発生し始める時
点では、開口面積A1より断面積A2の方が20倍程度
大きい。したがって、溝状の隙間17から押し出される
酸素、水分等の流れは、ほとんどが断面積A2からカバ
ー13の外へ押し出されて行く流れ20となり、カバー
13内部に巻き上がる流れがほとんど生じない。この過
程は開口面積A1が20mm2程度になるまで続き、そ
の間に、断面積A2を通過してカバー13の外へ向かっ
て溝状の隙間17に沿った流れ20ができることにな
る。
【0053】なお、スキャン速度0.1〜0.5m/S
の10倍以上となる流速が得られるように、パージガス
がノズル11からカバー13の内部に吹き込まれている
ので、断面積A2の移動速度より早い流速を発生し、断
面積A2を通過してカバー13の中から外へ向かってパ
ージガスの流れ20ができている。そしてその間に、溝
状の隙間17に残っていた酸素、水分等がカバー13の
外側に排出されてしまい、さらにカバー13の外側にあ
る溝状の隙間17内をパージガスで先にパージしてい
く。
【0054】その後、溝状の隙間17は、カバー開口部
18の全巾に渡って広がっていくが、その間も断面積A
2を通過してカバー13の中から外へ向かってパージガ
スの流れ20ができ、カバー13の外から中への酸素、
水分等の侵入を遮断している。
【0055】以上により、溝状の隙間17に残っていた
酸素、水分等がカバー13内に巻き上がってしまうこと
をほとんど防止できる。そのため、カバー13内に局所
的な酸素、水分等の濃度ムラが発生しない状態で露光さ
れるので、照度変化や照度ムラを引き起こさず、所望の
解像性能が得られ、ウエハ外周部のショットにおいても
ウエハ中心部のショットと同様に安定した露光がなされ
る。
【0056】なお、上記の説明では、天板16はウエハ
10の表面とほぼ同一面としたが、多少ずれていても構
わない。それは、カバー13の先端とウエハ10あるい
は天板16との隙間は、前述したように5mm程度以下
であれば十分パージできるので、隙間s2を1mm、カ
バー13の先端と天板16との隙間s3を5mmにして
もよいし、逆に隙間s2を5mm、隙間s3を1mmと
してもよいし、その間にしてもよい。但し、隙間をあけ
るほど、溝状の隙間17に残っていた酸素、水分等が押
し出され始めるのが遅くなり、排出開始時点の開口面積
A1が断面積A2に近づくので、断面積A2を通過して
カバー13の外側へ流れる割合が減り、カバー13内に
巻き上がってしまう割合が増えてしまうので、溝状の隙
間の深さはできるだけ大きい方が望ましい。そこで、溝
状の隙間の深さDを少なくとも巾Wより大きく設けるこ
とで、カバー13内に巻き上がってしまう流れに対す
る、断面積A2を通過してカバー13の外側へ排出する
流れの割合を十分確保できるので、同様の効果が得られ
る。
【0057】以上は、ウエハ外周部のショットをウエハ
外周からウエハ内部へスキャン露光する動作で説明した
が、ウエハ外周部のショットを逆にウエハ内部からウエ
ハ外周に向かってスキャン露光する動作においても、露
光の後半で溝状の隙間17がカバー13の外側から内側
へ移動してくるが、前記と同様の効果が得られる。
【0058】なお、図6に示すようにチャック支持面ま
で深く溝状の隙間17を設けると、チャッククリーニン
グ等のためにチャック15をウエハステージ14から着
脱するのが容易となるので望ましい。
【0059】また、ウエハ側面の隙間の巾とチャック1
5側面の隙間の巾は必ずしも一致させる必要はないし、
チャック外形とウエハ外形は必ずしも一致させる必要は
なく、どちらかを大きくしても、同様の効果が得られ
る。
【0060】本実施例の露光装置により、フッ素ガスレ
ーザを露光光に用いても、フッ素ガスレーザの光路内の
不純物を排除し、ウエハ全域に渡る露光においても十分
な透過率とその安定性を確保できた。
【0061】(実施例2)図7は、上記の実施例1にお
いて、ウエハ10と天板16との間に設けた溝状の隙間
17の下部により大きい空間とした通風孔21を備えた
ものである場合の実施例である。すなわち、ウエハ10
と天板16との間の幅をチャック側面と天板内部との間
の幅よりも小さくしている。
【0062】本実施例によると、断面積A2を非常に大
きくとることができる。よって、溝状の隙間17がカバ
ー13の外側から内側へ移動してきて、カバー開口部1
8に対して開口し、溝状の隙間17に残っていた酸素、
水分等が押し出され始める際に、その開口面積A1に比
べて断面積A2の方が非常に大きくなる。
【0063】したがって、溝状の隙間17から押し出さ
れる酸素、水分等の流れは、抵抗なくほとんどすべてが
通風孔21へ一旦流れ込み、さらに断面積A2からカバ
ー13の外へ押し出されて行くので、カバー13内部に
巻き上がる流れがほとんど生じない。また、通風孔21
の中は、完全にはパージされなくとも、溝状の隙間17
にはカバー13の中から通風孔21へ向かってパージガ
スの流れができ、通風孔からカバー13内部への酸素、
水分等の侵入を遮断する。
【0064】以上により、溝状の隙間17から酸素、水
分等がカバー13内に巻き上がってしまうことをほとん
ど防止できる。その結果、カバー13内に局所的な酸
素、水分等の濃度ムラが発生しない状態で露光されるの
で、照度変化や照度ムラを引き起こさず、所望の解像性
能が得られ、ウエハ外周部のショットにおいてもウエハ
中心部のショットと同様に安定した露光がなされる。
【0065】なお、本実施例においては、溝状の隙間の
深さDは、ウエハ10の厚さと同じにする必要はなく、
大きくあるいは小さくしてもよいが、より小さくした方
が望ましい。なぜならば、溝状の隙間17自体の容積を
小さくでき、酸素、水分等の総量が減るし、通風孔21
へ流れ込む際の抵抗がより一層減って、カバー13内部
に巻き上がる流れがより生じにくいからである。しか
し、大きくしても、溝状の隙間17の体積よりも大きい
体積とした通風孔21とすれば、同様の効果が得られ
る。
【0066】また、図8に示すように通風孔21はウエ
ハステージ14の側面に設けた複数の開口部22に連通
させてもよい。この時、開口部22はスキャン方向とア
30度程度以内である略平行な面であればどこに設けて
もよい。このようにすると、スキャン中は周辺気体に対
する開口部22の相対的な移動により、開口部22に面
して気流23が略平行に相対的に流れることになる。そ
の結果、気流側23が負圧となって、開口部22内側の
気体が外側へ引き込まれ、通風孔21内部から開口部2
2への流れができる。したがって、溝状の隙間17がカ
バー13の外側から内側へ移動してきて、カバー開口部
18に対して開口し、溝状の隙間17に残っていた酸
素、水分等が通風孔に押し出される際には、通風孔21
内部から開口部22への流れによる引き込みによっても
それが助長され、カバー13内部に巻き上がる流れがよ
り一層生じにくくなる。
【0067】また、本実施例においても、天板16はウ
エハ10の表面とほぼ同一面とした方が、パージ能力が
高まったりパージガスの流量を減らせたりするので望ま
しいが、多少ずれていても構わない。それは、カバー1
3の先端とウエハ10あるいは天板16との隙間は、5
mm程度以下であれば十分パージできるので、隙間s2
を1mm、カバー13の先端と天板16との隙間s3を
5mmにしてもよいし、逆に隙間s2を5mm、隙間s
3を1mmとしてもよいし、その間にしてもよいなお、
図7に示すようにチャック支持面まで深く溝状の隙間1
7を設けると、チャッククリーニング等のためにチャッ
ク15をウエハステージ14から着脱するのが容易とな
るので望ましい。
【0068】また、通風孔の断面形状は、上記の形状に
限られるものではなく、任意でよい。例えば、図9のよ
うに流れ易くする形状にしてもよい。また、チャック外
形とウエハ外形は必ずしも一致させる必要はなく、どち
らかを大きくしても、同様の効果が得られる。
【0069】本実施例の露光装置により、フッ素ガスレ
ーザを露光光に用いても、フッ素ガスレーザの光路内の
不純物を排除し、ウエハ全域に渡る露光においても十分
な透過率とその安定性を確保できる。
【0070】(実施例3)図10は、ウエハ10と天板
16との間に設けた溝状の隙間17の断面において、天
板側の形状を斜面24とした場合の他の実施例である。
すなわち本実施例では、ウエハ側面と天板との間に設け
られた隙間の底面と天板の表面との段差側面に、ウエハ
の表面と垂直でない斜面を設けている。
【0071】このようにすると、溝状の隙間17がカバ
ー13の外側から内側へ移動してきてカバー開口部18
に対して開口する以前において、カバー13と天板16
との隙間s2からのパージガスの流れによってパージさ
れるので、溝状の隙間17には酸素、水分等がほとんど
ない状態で、溝状の隙間17がカバー開口部18に到達
する。したがって、その時点でカバー13内部に巻き上
がる流れが生じても、ほとんど問題にならない。
【0072】なお、本実施例では、溝状の隙間の深さD
はできるだけ浅く、巾Wは広くして斜面24の傾斜を緩
やかにするのが望ましい。そのためには、図11に示す
ように、溝状の隙間17の底面をチャック15のウエハ
吸着面とほぼ一致させて浅くするのがよい。この時もち
ろんウエハ吸着面のような凸状突起を設けずに滑らかな
面とする。さらに、チャック15側面と天板16との間
は隙間を設けないように、密着させて埋め込んであり、
あるいは弾性体を介して密着させてあり、なおかつ分
離、着脱も可能にしている。
【0073】また、斜面24の断面形状は、1つの斜線
に限定されるものではなく、曲線や水平線や垂直線や斜
線の複数の組合せでよく、徐々に滑らかに深さが増し流
れ易い形状が望ましい。
【0074】なお、図10に示すようにチャック支持面
まで深く溝状の隙間17を設けても、チャッククリーニ
ング等のためにチャック15をウエハステージ14から
着脱するのが容易となるので望ましい。但し、段差量が
増し深くなるので、チャック15の厚さを1.5〜3m
m程度の薄いものにするのが望ましい。あるいは、図1
2に示すように、チャック15の側面側も天板側と同様
の斜面25を設けて、チャック15側面に当たるパージ
ガスの流れが滑らかにウエハ10上部へ抜けていくよう
にするとよりよくパージされる。
【0075】また本実施例においては、天板16はウエ
ハ10の表面とほぼ同一面としてもよいが、天板表面を
ウエハ表面よりできるだけ低く設けた方が、斜面の傾斜
が緩やかになり望ましい。カバー13の先端とウエハ1
0あるいは天板16との隙間は、5mm程度以下であれ
ば十分パージできるので、隙間s2を1mm、カバー1
3の先端と天板16との隙間s3を5mmにしてもよい
し、その間にしてもよい。
【0076】本実施例の露光装置により、フッ素ガスレ
ーザを露光光に用いても、フッ素ガスレーザの光路内の
不純物を排除し、ウエハ全域に渡る露光においても十分
な透過率とその安定性を確保できた。
【0077】(実施例4)図13は、ウエハ10と天板
16との間に設けた溝状の隙間17において、パージガ
スを吹き込む複数の供給口26を設けた場合の他の実施
例である。このようにすると、供給口26からのパージ
ガスによって常に溝状の隙間17には酸素、水分等がほ
とんどない状態であるので、溝状の隙間17がカバー1
3内部に到達しカバー13内部に巻き上がる流れが生じ
ても、ほとんど問題にならない。なお、供給口26への
パージガスの供給は、ウエハステージ14の外側に設け
られた不図示のパージガス供給源から不図示の可動配管
を経て供給口26へ接続されている。
【0078】なお、パージガスの消費量を抑えるため
に、露光シーケンス中以外は供給口26からのパージガ
スの供給を不図示の手段で停止しさせたり、露光シーケ
ンス中であってもウエハ10の外周ショットを露光する
場合にのみ供給させたり、さらに、ウエハ奥側の外周シ
ョットを露光する時には、ウエハ奥側に面した溝状の隙
間17に設けた供給口26からのみ供給し、ウエハ手前
側の外周ショットを露光する時には、ウエハ手前側に面
した溝状の隙間17に設けた供給口26からのみ供給す
るようにすることもできる。
【0079】また本実施例においても、天板16はウエ
ハ10の表面とほぼ同一面とした方が、パージ能力が高
まったりパージガスの流量を減らせたりするので望まし
いが、多少ずれていても構わない。それは、カバー13
の先端とウエハ10あるいは天板16との隙間は、5m
m程度以下であれば十分パージできるので、隙間s2を
1mm、カバー13の先端と天板16との隙間s3を5
mmにしてもよいし、逆に隙間s2を5mm、隙間s3
を1mmとしてもよいし、その間にしてもよい。
【0080】なお、図13に示すようにチャック支持面
まで深く溝状の隙間17を設けると、チャッククリーニ
ング等のためにチャック15をウエハステージ14から
着脱するのが容易となるので望ましい。
【0081】本実施例の露光装置により、フッ素ガスレ
ーザを露光光に用いても、フッ素ガスレーザの光路内の
不純物を排除し、ウエハ全域に渡る露光においても十分
な透過率とその安定性を確保できる。
【0082】(実施例5)図14は、上記の実施例4に
おいて、溝状の隙間17へのパージガスの消費をなくす
ため、複数の供給口26を天板16の表面に複数の通風
孔27で連通させた場合の他の実施例である。
【0083】本実施例によれば、ウエハ外周部のショッ
トをウエハ外周からウエハ内部へスキャン露光する動作
においては、溝状の隙間17がカバー13の外側から内
側へ移動してきてカバー開口部18に対して開口する以
前に、カバー開口部18が天板16の表面に設けられた
通風孔27の開口部の上に達する。すると、カバー13
内からパージガスが通風孔27を通して供給口へ流れて
溝状の隙間17がパージされ始め、溝状の隙間17がカ
バー開口部18に到達するまでには、溝状の隙間17に
は酸素、水分等がほとんどない状態になる。したがっ
て、その時点でカバー13内部に巻き上がる流れが生じ
ても、ほとんど問題にならない。
【0084】また、ウエハ外周部のショットを逆にウエ
ハ内部からウエハ外周に向かってスキャン露光する場合
においては、露光の後半で溝状の隙間17がカバー13
の外側から内側へ移動してきて、溝状の隙間17の方が
先にカバー開口部18に到達してしまう。しかしその際
には、供給口26から通風孔27へ逆流してパージされ
ていくので、上記の実施例1に比べてより一層、溝状の
隙間17から酸素、水分等がカバー13内に巻き上がっ
てしまうことを防止できる。
【0085】また本実施例においても、天板16はウエ
ハ10の表面とほぼ同一面とした方が、パージ能力が高
まったりパージガスの流量を減らせたりするので望まし
いが、多少ずれていても構わない。それは、カバー13
の先端とウエハ10あるいは天板16との隙間は、5m
m程度以下であれば十分パージできるので、隙間s2を
1mm、カバー13の先端と天板16との隙間s3を5
mmにしてもよいし、逆に隙間s2を5mm、隙間s3
を1mmとしてもよいし、その間にしてもよい。
【0086】なお、図14に示すようにチャック支持面
まで深く溝状の隙間17を設けると、チャッククリーニ
ング等のためにチャック15をウエハステージ14から
着脱するのが容易となるので望ましい。
【0087】本実施例の露光装置により、フッ素ガスレ
ーザを露光光に用いても、フッ素ガスレーザの光路内の
不純物を排除し、ウエハ全域に渡る露光においても十分
な透過率とその安定性を確保できた。
【0088】(実施例6)図15〜図22に本実施例を
示す。前述の実施例1から実施例5では、天板表面とウ
エハ表面とをほぼ一致させていた。一方、本実施例で
は、前述の実施例1から実施例5のような隙間17の断
面形状であって、天板表面をチャック15表面と略一致
させる、あるいはより低く設けることとしている。他の
構成は、前述の実施例1から実施例5とほぼ同じである
ので、構成要素の説明は、省略する。
【0089】本実施によれば、溝状の隙間17がカバー
開口部18に到達する以前に、カバー13と天板16と
の隙間s2からのパージガスの流れが、ウエハ10側面
にぶつかる(例えば図15参照)。そして、ウエハ10
上面に乗り上げる流れと溝状の隙間17に向かう流れと
に分かれるので、溝状の隙間17の内部にパージガスが
積極的に巻き込まれる。このため、溝状の隙間17がカ
バー開口部18に到達するまでに、酸素、水分等をかな
り減らせるので、カバー13内部に巻き上がる量をより
一層減らせる特有の効果がある。
【0090】また、溝状の隙間の巾は、ウエハ10の外
形公差やウエハ10がウエハステージ14に載置される
際の位置精度等によらなくなり、チャック15や天板1
6の外形公差を抑えることで溝状の隙間の巾Wをより小
さくできるようになる。そのため、溝状の隙間17内の
容積が小さくなり酸素、水分等の総量が減り、カバー1
3内に巻き上がる量を減らすことができる特有の効果が
ある。なお上記の実施例3においては、天板16の高さ
が下がることで、溝状の隙間17内の容積が小さくなっ
て同様の効果となる。
【0091】また、上記の実施例3においては、天板1
6の高さが下がることで斜面の傾斜24が緩やかになる
ので、溝状の隙間17がカバー開口部18に到達するま
でにパージされやすいという特有の効果がある。
【0092】(実施例7)図23は、以上の実施例1と
実施例3において、天板16表面をチャック15のウエ
ハ保持面と略一致させる、あるいはより低く設け、溝状
の隙間17そのものをなくした場合の他の実施例であ
る。カバー13の先端と天板16との隙間s3は5mm
以下にする必要があるので、カバー13の端とウエハ1
0との隙間s2を1mm、ウエハ10の厚さを1mmま
で対応できるようにすると、3mmまで低くできる。
【0093】このようにすると、窪みがない状態になる
ので、ウエハ10がカバー開口部18に到達するまで
に、天板16の表面がウエハ10近傍も含めてパージさ
れ、酸素、水分等がほとんどない状態になる。したがっ
て、ウエハ10がカバー開口部18に到達した時点でカ
バー13内部に巻き上がる流れが生じても、ほとんど問
題にならない。
【0094】なお、チャック15側面と天板16との間
は隙間を設けないように、密着させて埋め込んであり、
あるいは弾性体を介して密着させてあり、なおかつ分
離、着脱も可能にしている。
【0095】さらに、図24に示すように、天板表面を
ウエハステージ14上のチャック保持面と略一致させ
る、あるいはより低く設け、溝状の隙間17そのものを
なくしてもよい。このようにすると、チャッククリーニ
ング等のためにチャック15をウエハステージ14から
着脱するのが容易となるので望ましい。但し、カバー1
3の先端と天板16との隙間s3は5mm以下にする必
要があるので、カバー13の先端とウエハ10との隙間
s2を1mmにすると、ウエハ10とチャック15の厚
さの和は4mm以下にする必要がある。そして隙間s3
は小さい方が望ましいので、チャック15の厚さを1.
5〜3mm程度の薄いものにするのがよい。なお、チャ
ック15の厚さを2mmにすると、天板表面をウエハス
テージ14上のチャック保持面より2mm低くできる。
【0096】また、図25に示すように、チャック15
の側面には、あるいはウエハステージ14上のチャック
保持面と天板表面の段差側面には、斜面28を設ける
と、これら側面に当たるパージガスの流れがより滑らか
にウエハ10上部へ抜けていくようになり、よりよくパ
ージされる。なお、斜面の断面形状は、1つの斜線に限
定されるものではなく、曲線や水平線や垂直線や斜線の
複数の組合せでよく、徐々に滑らかに深さが減り流れ易
い形状が望ましい。
【0097】(実施例8)以上の実施例1から実施例7
において、天板16とウエハステージ14は、必要に応
じて、一体の部材としても別の部材としてよいし、チャ
ック15とウエハステージ14についても一体の部材と
してもよく、同様の効果が得られる。
【0098】また、以上の実施例では、カバー13の内
部は複数のノズル11でパージしたが、これに限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々
な構成が可能である。例えば、パージガスを吹き込む供
給口が本発明のカバーの一部あるいは全部を兼ねるもの
であってもよい。具体的には、カバー13の平面図にお
ける4辺の壁面のうち、対向する2辺の壁面全体がパー
ジガスを吹き込む供給口となっていてパージガスを対向
させてカバー13内部に供給してもよい。なお、対向方
向はスキャン方向でもよいし、スキャン方向と直交方向
でもよい。あるいは、対向する2辺のうち1辺の壁面が
パージガスを吹き込む供給口、もう1辺の壁面がパージ
ガスを排気する回収口としてもよい。また、供給口ある
いは回収口とした2辺以外の残り2辺の壁面を、ノズル
11と同様のエアーカーテンノズルによって噴出される
パージガスのエアーカーテンに置き換えてもよい。ま
た、4辺すべてを供給口としてもよい。また、4辺すべ
てをエアーカーテンに置き換えて、エアーカーテン内部
にはノズル11でパージガスを吹き込みパージしてもよ
い。
【0099】また、以上の実施例では、ノズル11は投
影光学系9の内部に設けたが、投影光学系9の外部にカ
バー13と共に取り付けてもよいし、あるいは投影光学
系9を支える定盤から吊り下げるように取り付けてもよ
い。
【0100】また、以上の実施例では、ステップ・アン
ド・スキャン型の投影露光装置として説明したが,ステ
ップ・アンド・リーピート方式の投影露光装置(ステッ
パ−等)においても、ウエハ外周部のショットを露光す
る際には、溝状の隙間17がカバー開口部18の外側か
ら内側に移動してきて静止して露光を行うので、本発明
を適用できる。
【0101】また、以上の実施例では、ウエハ周辺部の
パージについて述べているが、これに限られるわけでは
ない。レチクル周辺部のパージの際に上記に説明した本
発明を適宜適用してもよい。
【0102】<半導体生産システムの実施形態>次に、
半導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶
パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)
の生産システムの例を説明する。これは半導体製造工場
に設置された製造装置のトラブル対応や定期メンテナン
ス、あるいはソフトウェア提供などの保守サービスを、
製造工場外のコンピュータネットワークを利用して行う
ものである。
【0103】図31は全体システムをある角度から切り
出して表現したものである。図中、101は半導体デバ
イスの製造装置を提供するベンダー(装置供給メーカ
ー)の事業所である。製造装置の実例として、半導体製
造工場で使用する各種プロセス用の半導体製造装置、例
えば、前工程用機器(露光装置、レジスト処理装置、エ
ッチング装置等のリソグラフィ装置、熱処理装置、成膜
装置、平坦化装置等)や後工程用機器(組立て装置、検
査装置等)を想定している。事業所101内には、製造
装置の保守データベースを提供するホスト管理システム
108、複数の操作端末コンピュータ110、これらを
結んでイントラネットを構築するローカルエリアネット
ワーク(LAN)109を備える。ホスト管理システム
108は、LAN109を事業所の外部ネットワークで
あるインターネット105に接続するためのゲートウェ
イと、外部からのアクセスを制限するセキュリティ機能
を備える。
【0104】一方、102〜104は、製造装置のユー
ザーとしての半導体製造メーカーの製造工場である。製
造工場102〜104は、互いに異なるメーカーに属す
る工場であっても良いし、同一のメーカーに属する工場
(例えば、前工程用の工場、後工程用の工場等)であっ
ても良い。各工場102〜104内には、夫々、複数の
製造装置106と、それらを結んでイントラネットを構
築するローカルエリアネットワーク(LAN)111
と、各製造装置106の稼動状況を監視する監視装置と
してホスト管理システム107とが設けられている。各
工場102〜104に設けられたホスト管理システム1
07は、各工場内のLAN111を工場の外部ネットワ
ークであるインターネット105に接続するためのゲー
トウェイを備える。これにより各工場のLAN111か
らインターネット105を介してベンダー101側のホ
スト管理システム108にアクセスが可能となり、ホス
ト管理システム108のセキュリティ機能によって限ら
れたユーザーだけがアクセスが許可となっている。具体
的には、インターネット105を介して、各製造装置1
06の稼動状況を示すステータス情報(例えば、トラブ
ルが発生した製造装置の症状)を工場側からベンダー側
に通知する他、その通知に対応する応答情報(例えば、
トラブルに対する対処方法を指示する情報、対処用のソ
フトウェアやデータ)や、最新のソフトウェア、ヘルプ
情報などの保守情報をベンダー側から受け取ることがで
きる。各工場102〜104とベンダー101との間の
データ通信および各工場内のLAN111でのデータ通
信には、インターネットで一般的に使用されている通信
プロトコル(TCP/IP)が使用される。なお、工場
外の外部ネットワークとしてインターネットを利用する
代わりに、第三者からのアクセスができずにセキュリテ
ィの高い専用線ネットワーク(ISDNなど)を利用す
ることもできる。また、ホスト管理システムはベンダー
が提供するものに限らずユーザーがデータベースを構築
して外部ネットワーク上に置き、ユーザーの複数の工場
から該データベースへのアクセスを許可するようにして
もよい。
【0105】さて、図32は本実施形態の全体システム
を図31とは別の角度から切り出して表現した概念図で
ある。先の例ではそれぞれが製造装置を備えた複数のユ
ーザー工場と、該製造装置のベンダーの管理システムと
を外部ネットワークで接続して、該外部ネットワークを
介して各工場の生産管理や少なくとも1台の製造装置の
情報をデータ通信するものであった。これに対し本例
は、複数のベンダーの製造装置を備えた工場と、該複数
の製造装置のそれぞれのベンダーの管理システムとを工
場外の外部ネットワークで接続して、各製造装置の保守
情報をデータ通信するものである。図中、201は製造
装置ユーザー(半導体デバイス製造メーカー)の製造工
場であり、工場の製造ラインには各種プロセスを行う製
造装置、ここでは例として露光装置202、レジスト処
理装置203、成膜処理装置204が導入されている。
なお図32では製造工場201は1つだけ描いている
が、実際は複数の工場が同様にネットワーク化されてい
る。工場内の各装置はLAN206で接続されてイント
ラネットを構成し、ホスト管理システム205で製造ラ
インの稼動管理がされている。一方、露光装置メーカー
210、レジスト処理装置メーカー220、成膜装置メ
ーカー230などベンダー(装置供給メーカー)の各事
業所には、それぞれ供給した機器の遠隔保守を行なうた
めのホスト管理システム211,221,231を備
え、これらは上述したように保守データベースと外部ネ
ットワークのゲートウェイを備える。ユーザーの製造工
場内の各装置を管理するホスト管理システム205と、
各装置のベンダーの管理システム211,221,23
1とは、外部ネットワーク200であるインターネット
もしくは専用線ネットワークによって接続されている。
このシステムにおいて、製造ラインの一連の製造機器の
中のどれかにトラブルが起きると、製造ラインの稼動が
休止してしまうが、トラブルが起きた機器のベンダーか
らインターネット200を介した遠隔保守を受けること
で迅速な対応が可能で、製造ラインの休止を最小限に抑
えることができる。
【0106】半導体製造工場に設置された各製造装置は
それぞれ、ディスプレイと、ネットワークインターフェ
ースと、記憶装置にストアされたネットワークアクセス
用ソフトウェアならびに装置動作用のソフトウェアを実
行するコンピュータを備える。記憶装置としては内蔵メ
モリやハードディスク、あるいはネットワークファイル
サーバーなどである。上記ネットワークアクセス用ソフ
トウェアは、専用又は汎用のウェブブラウザを含み、例
えば図33に一例を示す様な画面のユーザーインターフ
ェースをディスプレイ上に提供する。各工場で製造装置
を管理するオペレータは、画面を参照しながら、製造装
置の機種(401)、シリアルナンバー(402)、ト
ラブルの件名(403)、発生日(404)、緊急度
(405)、症状(406)、対処法(407)、経過
(408)等の情報を画面上の入力項目に入力する。入
力された情報はインターネットを介して保守データベー
スに送信され、その結果の適切な保守情報が保守データ
ベースから返信されディスプレイ上に提示される。また
ウェブブラウザが提供するユーザーインターフェースは
さらに図示のごとくハイパーリンク機能(410〜41
2)を実現し、オペレータは各項目の更に詳細な情報に
アクセスしたり、ベンダーが提供するソフトウェアライ
ブラリから製造装置に使用する最新バージョンのソフト
ウェアを引出したり、工場のオペレータの参考に供する
操作ガイド(ヘルプ情報)を引出したりすることができ
る。ここで、保守データベースが提供する保守情報に
は、上記説明した本発明の特徴に関する情報も含まれ、
また前記ソフトウェアライブラリは本発明の特徴を実現
するための最新のソフトウェアも提供する。
【0107】<半導体デバイス製造プロセスの実施形態
>次に上記説明した生産システムを利用した半導体デバ
イスの製造プロセスを説明する。図34は半導体デバイ
スの全体的な製造プロセスのフローを示す。ステップ1
(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行なう。
ステップ2(マスク製作)では設計した回路パターンを
形成したマスクを製作する。一方、ステップ3(ウエハ
製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造す
る。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、
上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技
術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次のステ
ップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によ
って作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程
であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディン
グ)、パッケージング工程(チップ封入)等の組立て工
程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製さ
れた半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等
の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが
完成し、これを出荷(ステップ7)する。前工程と後工
程はそれぞれ専用の別の工場で行い、これらの工場毎に
上記説明した遠隔保守システムによって保守がなされ
る。また前工程工場と後工程工場との間でも、インター
ネットまたは専用線ネットワークを介して生産管理や装
置保守のための情報がデータ通信される。
【0108】図35は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した露光装置によって
マスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステッ
プ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステッ
プ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部
分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッ
チングが済んで不要となったレジストを取り除く。これ
らのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上
に多重に回路パターンを形成する。各工程で使用する製
造機器は上記説明した遠隔保守システムによって保守が
なされているので、トラブルを未然に防ぐと共に、もし
トラブルが発生しても迅速な復旧が可能で、従来に比べ
て半導体デバイスの生産性を向上させることができる。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ウエハ近傍で部分的にかつ有効に、酸素及び水濃度をパ
ージすることが可能となる。これにより、露光光の充分
な透過率及び安定性を得ることができ、露光を高精度に
行うことが可能になり、微細な回路パターンが良好に投
影できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る投影露光装置の概略構
成図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る投影露光装置のウ
エハ付近の概略構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る投影露光装置のウ
エハ付近の概略構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る投影露光装置のウ
エハ付近の概略平面図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る投影露光装置のウ
エハ付近の一部拡大立体図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る投影露光装置のウ
エハ付近の概略構成図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る投影露光装置のウ
エハ付近の概略構成図である。
【図8】本発明の第2の他の実施例に係る投影露光装置
のウエハ付近の概略構成図である。
【図9】本発明の第2の他の実施例に係る投影露光装置
のウエハ付近の概略構成図である。
【図10】本発明の第3の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図11】本発明の第3の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図12】本発明の第3の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図13】本発明の第4の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図14】本発明の第5の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図15】本発明の第6の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図16】本発明の第6の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図17】本発明の第6の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図18】本発明の第6の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図19】本発明の第6の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図20】本発明の第6の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図21】本発明の第6の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図22】本発明の第6の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図23】本発明の第7の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図24】本発明の第7の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図25】本発明の第7の実施例に係る投影露光装置の
ウエハ付近の概略構成図である。
【図26】実施例に係る投影露光装置の説明図である。
【図27】実施例に係る投影露光装置のウエハ付近の説
明図である。
【図28】実施例に係る投影露光装置のウエハ付近の説
明図である。
【図29】実施例に係る投影露光装置のウエハ付近の説
明図である。
【図30】実施例に係る投影露光装置のウエハ付近の説
明図である。
【図31】半導体デバイスの生産システムをある角度か
ら見た概念図である。
【図32】半導体デバイスの生産システムを別の角度か
ら見た概念図である。
【図33】ユーザーインターフェースの具体例である。
【図34】デバイスの製造プロセスのフローを説明する
図である。
【図35】ウエハプロセスを説明する図である。
【符号の説明】
1 照明光学系 2 ノズル 3 パージガスの流れ 4 カバー 5 シートガラス 6 レチクル 7 レチクルステージ 8 天板 9 投影光学系 10 ウエハ 11 ノズル 12 パージガスの流れ 13 カバー 14 ウエハステージ 15 チャック 16 天板 17 溝状の隙間 18 カバー開口部 19 カバー端部 20 断面積A2から押し出される流れ 21 通風孔 22 開口部 23 気流 24〜25 斜面 26 供給口 27 通風孔 28 斜面 29 第1ショット

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持するチャックと、 該チャックを介して該基板を位置決めするステージと、 該ステージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機
    構と、 該ステージ上に設けられ、該基板の表面とほぼ一致する
    表面を形成する天板とを備え、 該基板側面と該天板との間の隙間を設け、該隙間の深さ
    は、該隙間の幅と同じか該隙間の幅より大きいことを特
    徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 該チャック側面に前記基板の表面と垂直
    でない斜面を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    露光装置。
  3. 【請求項3】 該基板側面と該天板との間に設けられた
    隙間の底面と該天板の表面との段差側面に、前記基板の
    表面と垂直でない斜面を設けたことを特徴とする請求項
    1または2に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記隙間の深さは、前記基板の表面から
    1mm以上であることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記基板の表面と前記天板の表面との差
    は、4mm以下であることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 基板を保持するチャックと、 該チャックを介して該基板を位置決めするステージと、 該ステージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機
    構と、 該ステージ上に設けられ、該チャックの基板保持面とほ
    ぼ一致する表面を形成する天板とを有することを特徴と
    する露光装置。
  7. 【請求項7】 前記チャック側面と前記天板との間の隙
    間と、該隙間の体積より大きい体積を有して隙間と連通
    した通風孔とを設けたことを特徴とする請求項6記載の
    露光装置。
  8. 【請求項8】 前記チャック側面と天板表面との間の幅
    が、該チャック側面と天板内部との間の幅よりも小さい
    ことを特徴とする請求項6に記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 該チャック側面と該天板との間に形成さ
    れた隙間にガスを吹き込む供給口とを備えたことを特徴
    とする請求項6に記載の露光装置。
  10. 【請求項10】 前記チャック側面と該天板との間に形
    成された隙間と前記天板表面とを連通する通風孔を設け
    たことを特徴とする請求項6に記載の露光装置。
  11. 【請求項11】 前記チャック側面と該天板との間に形
    成された隙間と該ステージの走査方向とほぼ平行な開口
    部とを連通する通風孔とを備えたことを特徴とする請求
    項6に記載の露光装置。
  12. 【請求項12】 前記開口部が設けられた面と走査方向
    とのなす角度が、30度以下であることを特徴とする請
    求項11記載の露光装置。
  13. 【請求項13】 該チャック側面に前記基板の表面と垂
    直でない斜面を設けたことを特徴とする請求項6〜12
    のいずれかに記載の露光装置。
  14. 【請求項14】 前記チャック基板保持面と前記天板の
    表面との高さの差は、3mm以下であることを特徴とす
    る請求項6〜12のいずれかに記載の露光装置。
  15. 【請求項15】 基板を保持するチャックと、 該チャックを介して該基板を位置決めするステージと、 該ステージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機
    構と、 該ステージ上に設けられ、該チャック保持面とほぼ一致
    する表面を形成する天板とを有することを特徴とする露
    光装置。
  16. 【請求項16】 前記ステージのチャック保持面と前記
    天板の表面との高さの差は、2mm以下であることを特
    徴とする請求項15に記載の露光装置。
  17. 【請求項17】 基板を保持するチャックと、 該チャックを介して該基板を位置決めするステージと、 該ステージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機
    構と、 該ステージ上に設けられ、該基板の表面とほぼ一致する
    表面を形成する天板とを備え、 該基板側面と該天板との間の隙間と、該隙間の体積より
    大きい体積を有して隙間と連通した通風孔とを設けたこ
    とを特徴とする露光装置。
  18. 【請求項18】 基板を保持するチャックと、 該チャックを介して該基板を位置決めするステージと、 該ステージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機
    構と、 該ステージ上に設けられ、該基板の表面とほぼ一致する
    表面を形成する天板とを備え、 該基板側面と該天板表面との間の隙間の幅が、該チャッ
    ク側面と該天板との間の隙間の幅よりも小さいことを特
    徴とする露光装置。
  19. 【請求項19】 基板を保持するチャックと、 該チャックを介して該基板を位置決めするステージと、 該ステージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機
    構と、 該ステージ上に設けられ、該基板の表面と一致する表面
    を形成する天板と、 該基板側面と該天板との間に形成された隙間にガスを吹
    き込む供給口とを備えたことを特徴とする露光装置。
  20. 【請求項20】 基板を保持するチャックと、 該チャックを介して該基板を位置決めするステージと、 該ステージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機
    構と、 該ステージ上に設けられ、該基板の表面と一致する表面
    を形成する天板と、 該基板側面と該天板との間に形成された隙間と該天板表
    面とを連通する通風孔とを備えたことを特徴とする露光
    装置。
  21. 【請求項21】 基板を保持するチャックと、 該チャックを介して該基板を位置決めするステージと、 該ステージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機
    構と、 該ステージ上に設けられ、該基板の表面と一致する表面
    を形成する天板と、 該基板側面と該天板との間に形成された隙間と該ステー
    ジの走査方向とほぼ平行な開口部とを連通する通風孔と
    を備えたことを特徴とする露光装置。
  22. 【請求項22】 該基板側面と該天板との間に設けられ
    た隙間の底面と該天板の表面との段差側面に、前記基板
    の表面と垂直でない斜面を設けたことを特徴とする請求
    項15〜21のいずれかに記載の露光装置。
  23. 【請求項23】 前記基板の表面と前記天板の表面との
    差は、4mm以下であることを特徴とする請求項15〜
    22のいずれかに記載の露光装置。
  24. 【請求項24】 基板を保持するチャックと、 該チャックを介して該基板を位置決めするステージと、 該ステージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機
    構と、 該ステージ上に設けられ、該チャックを保持する天板と
    を備え、 該チャック側面に斜面を設けたことを特徴とする露光装
    置。
  25. 【請求項25】 基板を保持するチャックと、 該チャックを介して該基板を位置決めするステージと、 該ステージ近傍の露光光路を不活性ガスでパージする機
    構と、 該ステージ上に設けられ、該チャックを保持する天板と
    を備え、 該天板に設けられた段差の側面を斜面にすることを特徴
    とする露光装置。
  26. 【請求項26】 前記機構は、投影光学系または照明光
    学系の基板側下端部から前記ステージ近傍の間の露光光
    路を覆うカバーと、該カバー内部に不活性ガスを吹き込
    む供給口とを備えていることを特徴とする請求項1〜2
    5のいずれかに記載の露光装置。
  27. 【請求項27】 前記供給口は、1つあるいは2つ以上
    のノズルであることを特徴とする請求項26に記載の露
    光装置。
  28. 【請求項28】 前記供給口が、前記カバーを兼ねるも
    のであることを特徴とする請求項26または27に記載
    の露光装置。
  29. 【請求項29】 前記カバー内部の一方にパージガスを
    吹き込む供給口が設けられ、前記カバー内部の他方にパ
    ージガスを吸い込む回収口が設けられていることを特徴
    とする請求項26〜28のいずれかに記載の露光装置。
  30. 【請求項30】 前記カバーは、不活性ガスからなるエ
    アーカーテンであることを特徴とする請求項26〜29
    のいずれかに記載の露光装置。
  31. 【請求項31】 前記不活性ガスが、窒素、ヘリウム、
    アルゴンのいずれかであることを特徴とする請求項1〜
    30のいずれかに記載の露光装置。
  32. 【請求項32】 前記天板は、ステージと一体的に設け
    られていることを特徴とする請求項1〜31のいずれか
    に記載の露光装置。
  33. 【請求項33】 前記露光光は、紫外光であることを特
    徴とする請求項1〜32のいずれかに記載の露光装置。
  34. 【請求項34】 前記紫外光は、レーザを光源とするレ
    ーザ光であることを特徴とする請求項33に記載の露光
    装置。
  35. 【請求項35】 前記レーザが、フッ素エキシマレーザ
    またはArFエキシマレーザであることを特徴とする請
    求項34に記載の露光装置。
  36. 【請求項36】 請求項1〜35のいずれかに記載の露
    光装置を含む各種プロセス用の製造装置群を半導体製造
    工場に設置する工程と、該製造装置群を用いて複数のプ
    ロセスによって半導体デバイスを製造する工程とを有す
    ることを特徴とする半導体デバイス製造方法。
  37. 【請求項37】 前記製造装置群をローカルエリアネッ
    トワークで接続する工程と、前記ローカルエリアネット
    ワークと前記半導体製造工場外の外部ネットワークとの
    間で、前記製造装置群の少なくとも1台に関する情報を
    データ通信する工程とをさらに有する請求項36記載の
    方法。
  38. 【請求項38】 前記データ通信によって、前記露光装
    置のベンダーもしくはユーザーが提供するデータベース
    に前記外部ネットワークを介してアクセスして前記製造
    装置の保守情報を得る、もしくは前記半導体製造工場と
    は別の半導体製造工場との間で前記外部ネットワークを
    介してデータ通信して生産管理を行う請求項37記載の
    方法。
  39. 【請求項39】 請求項1〜35のいずれかに記載の露
    光装置を含む各種プロセス用の製造装置群と、該製造装
    置群を接続するローカルエリアネットワークと、該ロー
    カルエリアネットワークから工場外の外部ネットワーク
    にアクセス可能にするゲートウェイを有し、前記製造装
    置群の少なくとも1台に関する情報をデータ通信するこ
    とを可能にした半導体製造工場。
  40. 【請求項40】 半導体製造工場に設置された請求項1
    〜35のいずれかに記載の露光装置の保守方法であっ
    て、前記露光装置のベンダーもしくはユーザーが、半導
    体製造工場の外部ネットワークに接続された保守データ
    ベースを提供する工程と、前記半導体製造工場内から前
    記外部ネットワークを介して前記保守データベースへの
    アクセスを許可する工程と、前記保守データベースに蓄
    積される保守情報を前記外部ネットワークを介して半導
    体製造工場側に送信する工程とを有することを特徴とす
    る露光装置の保守方法。
  41. 【請求項41】 請求項1〜35のいずれかに記載の露
    光装置において、ディスプレイと、ネットワークインタ
    ーフェースと、ネットワークアクセス用ソフトウェアを
    実行するコンピュータとをさらに有し、露光装置の保守
    情報をコンピュータネットワークを介してデータ通信す
    ることを可能にした露光装置。
  42. 【請求項42】 前記ネットワーク用ソフトウェアは、
    前記露光装置が設置された工場の外部ネットワークに接
    続され前記露光装置のベンダーもしくはユーザーが提供
    する保守データベースにアクセスするためのユーザーイ
    ンターフェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外
    部ネットワークを介して該データベースから情報を得る
    ことを可能にする請求項41記載の装置。
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