JP2002157332A - 遠隔検査方法、データ処理方法および装置、情報記憶媒体 - Google Patents

遠隔検査方法、データ処理方法および装置、情報記憶媒体

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JP2002157332A
JP2002157332A JP2000349770A JP2000349770A JP2002157332A JP 2002157332 A JP2002157332 A JP 2002157332A JP 2000349770 A JP2000349770 A JP 2000349770A JP 2000349770 A JP2000349770 A JP 2000349770A JP 2002157332 A JP2002157332 A JP 2002157332A
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Akira Saito
彰 齋藤
Masaomi Takayama
雅臣 高山
Yoshinori Kosugi
好紀 小杉
Hiroshi Nakajima
宏 中嶋
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 子宮内膜症などの疾患を簡単に検査できるよ
うにする。 【解決手段】 患者が自身の検体を検査施設16に郵送
し、検査施設16では検査結果をデータ処理装置11に
データ登録し、このデータ登録された検査結果を患者に
インターネットによりデータ取得する。従って、患者が
病院を来訪することなく検査を実行できるので、患者と
医師との負担を軽減することができ、患者が検査を受診
することを促進できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の検体を検査
施設で検査する遠隔検査方法、この遠隔検査方法に利用
されるデータ処理方法および装置、このデータ処理装置
のためのプログラムがソフトウェアとして格納されてい
る情報記憶媒体、に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、患者が医師による検査や治療を要
望する場合、一般的に患者は病院などの医療機関まで来
訪することになる。その場合、病院などでは患者を待機
させて医師が順番に検査し、その検査結果に対応して必
要により治療を実行することになる。
【0003】また、検査にはインフォームドコンセント
などと呼称される事前説明が必要なものもあり、この事
前説明に対して検査の可否を患者に判断させることが必
要な場合もある。このような場合、医師は患者を問診し
て事前説明の要否を判断し、必要と判断した場合には事
前説明を実行する。
【0004】この事前説明された患者は検査の可否を医
師に回答し、許可された場合のみ医師は患者を検査する
ことになる。例えば、遺伝子を解析する遺伝子検査で
は、患者の将来や子孫に発症する病気まで高確率に予想
できるため、このことを患者に説明して検査の可否を決
定させる必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように現在の医
療体制では、検査などを要望する患者は、病院まで来訪
し、待機してから順番に医師に問診され、その結果から
必要により検査され、この検査の種類によっては事前に
説明が実行されるが、これでは検査が実行されるまで患
者と医師とに多大な時間と手間とが必要とされる。
【0006】特に、インフォームドコンセントなどの事
前説明は多大な時間を必要とするが、これは定型の説明
であって医師の医療技術は必要とされない。しかし、前
述のように事前説明の要否を判断するためには医師によ
る問診などが必要であるため、結果的に医療技術は必要
でないのに多大な時間が必要となる事前説明まで医師が
実行しており、高度な医療技術を保持した医師の業務時
間が無為に消費されている。
【0007】また、病気には自覚症状が軽度なものがあ
り、その場合は発病していても患者が診断や治療を実行
しないために病状が悪化することがある。例えば、子宮
内膜症と呼称される女性の病気では、粘膜細胞を内包し
た月経の血液が卵管から体内に逆流し、この体内で粘膜
細胞が異常増殖する。
【0008】この場合は自覚症状として疼痛が発生する
が、この疼痛は一般的に月経の終了とともに終了するた
め、これは通常は病気ではない生理痛と自覚される。し
かし、子宮内膜症も悪化すると危険な病気であり、当然
ながら初期に発見して治療することが好ましい。それで
も、月経時の疼痛から病気を自覚する女性は少数であ
り、子宮内膜症を発症している女性の大部分は診断や治
療を実行せずに病状を悪化させている。
【0009】例えば、いわゆるインターネットのホーム
ページには、各種の設問に回答することで病気の種類や
可能性を判定するものがある。このようなホームページ
を利用することにより、例えば、女性が生理痛から子宮
内膜症を自覚するようなことは不可能ではない。しか
し、前述のように現在の医療体制では、患者が検査など
を要望しても多大な時間と手間が必要とされるため、病
気を懸念しながらも来院しない患者が多数となってい
る。
【0010】しかも、医師も簡単な診断で生理痛と子宮
内膜症とを判定することは困難であり、問診などで子宮
内膜症の可能性が高いと判断された場合のみ、開腹手術
や内視鏡等による内蔵観察や検体採取などの煩雑な診断
を実行している。当然ながら、このような診断を実行す
るときには前述した事前説明が必要となり、患者と医師
とに多大な時間と手間が必要とされるため、さらに病気
を懸念しながらも来院しない患者が多数となっている。
【0011】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、患者と医師との多大な時間と手間とを必
要とすることなく患者を検査できる遠隔検査方法、この
遠隔検査方法に利用されるデータ処理方法および装置、
このデータ処理装置のためのプログラムがソフトウェア
として格納されている情報記憶媒体、の少なくとも一つ
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の遠隔検査方法で
は、患者により自身の検体が検査施設まで郵送されるの
で、この検査施設では郵送された検体に所定の検査を実
行する。この検査施設では検査結果がデータ処理装置に
データ登録され、このデータ処理装置にデータ登録され
た検査結果が患者にインターネットによりデータ取得さ
れる。
【0013】このため、検査に必要な検体が患者から検
査施設まで郵送されるので、患者は病院を来訪すること
がなく、検査されるまで病院で待機して医師に問診され
ることもない。検査結果は検査施設のデータ処理装置に
データ登録されてインターネットにより患者にデータ取
得されるので、検査結果を入手するために患者が病院を
来訪することもない。従って、医師も患者を問診するこ
とがなく、検査結果を医師が患者に説明することもな
い。
【0014】また、上述のような遠隔検査方法の他の形
態としては、個別の識別データが個々に付与された郵送
容器に患者により検体が封入され、この検体が封入され
た郵送容器が患者により検査施設まで郵送される。この
検査施設ではデータ処理装置によりインターネットにホ
ームページが開設されており、このホームページに検査
結果が識別データごとにデータ提示される。
【0015】このため、患者は氏名などの個人データを
検査施設に通達することがなく、検査結果は個人データ
を必要とすることなく患者に入手される。識別データは
郵送容器に事前に付与されているので、患者が識別デー
タを設定することはなく、複数の患者で識別データが重
複することもない。
【0016】また、患者によりユーザ端末装置からイン
ターネットを介してホームページまで識別データがデー
タ送信され、この識別データをデータ受信したデータ処
理装置により対応する検査結果がデータ検索され、この
データ検索された検査結果がデータ処理装置によりホー
ムページの提示データとしてユーザ端末装置までデータ
返信される。このため、ユーザ端末装置からホームペー
ジに識別データをデータ送信した患者に検査結果がデー
タ返信されるので、識別データをデータ送信しない第三
者には検査結果がデータ送信されない。
【0017】また、検査施設とは別個の病院施設の医師
に患者から識別データが通達され、この識別データでイ
ンターネットによりデータ処理装置から検査結果が医師
にデータ取得される。このため、医師は患者を問診して
から検査せずとも、検査結果が直接に入手される。
【0018】また、データ処理装置によりインターネッ
トに開設されているホームページに検査に関連した各種
の説明がデータ提示されている。また、検査は患者への
インフォームドコンセントが必須であり、このインフォ
ームドコンセントが説明に内包されている。また、検査
が遺伝子検査からなり、この遺伝子検査に関するインフ
ォームドコンセントが説明に内包されている。これらの
場合、医療技術は無用で時間が必要なインフォームドコ
ンセントなどの説明を医師が患者に実行することはな
く、患者は自身の意志と責任でインフォームドコンセン
トなどの説明内容を把握する。
【0019】また、検体が月経の血液からなり、遺伝子
検査で子宮内膜症が診断される。一般的に大部分の女性
は月経時に疼痛が発生しても生理痛と判断して来院を躊
躇しがちであるが、本発明では検査に必要な検体が患者
により検査施設まで郵送されるので、患者は病院を来訪
することがない。
【0020】また、データ処理装置にデータ登録されて
データ蓄積された多数の検査結果が研究データとして利
用される。このため、研究データとしては膨大な個数の
検査結果が必要であるが、データ処理装置には任意の患
者から郵送される膨大な個数の検体の検査結果がデータ
登録される。
【0021】また、検査の対価が販売価格に内包されて
いる郵送容器が患者に販売される。このため、患者が氏
名などの個人データを検査施設に通達しないので、検査
施設は検査後に費用を患者から徴収できないが、費用は
郵送容器の販売価格に内包されているので検査前に患者
から徴収されることになる。
【0022】また、データ処理装置にデータ登録されて
データ蓄積された多数の検査結果が研究データとして利
用され、このデータ利用の対価が郵送容器の販売価格か
ら減算されている。このため、研究データとしては膨大
な個数の検査結果が必要であるが、データ処理装置には
任意の患者から郵送される膨大な個数の検体の検査結果
がデータ登録される。さらに、患者が氏名などの個人デ
ータを検査施設に通達しないので、検査施設は検査後に
データ利用の対価を患者に提供できないが、この対価は
郵送容器の販売価格から減算されているので検査前に患
者に提供されることになる。
【0023】なお、本発明で云うデータ処理装置とは、
検査施設で使用される端末装置を意味しており、いわゆ
るネットワークサーバなどを許容する。また、患者とは
医学的な検査を要望する一般ユーザを意味しており、実
際に病気か健康かは関係ない。
【0024】ユーザ端末装置とは、インターネットでデ
ータ通信することができて患者に操作される装置を意味
しており、いわゆるパーソナルコンピュータや携帯電話
などを許容する。このようなユーザ端末装置は患者に操
作されれば所有されている必要はなく、例えば、コンビ
ニエンスストアなどに設置されていて一時的に患者に貸
与されるものでも良い。
【0025】また、本発明で云う各種手段は、その機能
を実現するように形成されていれば良く、例えば、所定
の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がプ
ログラムにより付与されたコンピュータ、プログラムに
よりコンピュータの内部に実現された所定の機能、これ
らの組み合わせ、等を許容する。
【0026】また、本発明で云う情報記憶媒体とは、コ
ンピュータに各種処理を実行させるためのプログラムが
ソフトウェアとして事前に格納されたハードウェアであ
れば良く、例えば、コンピュータを一部とする装置に固
定されているROM(Read Only Memory)やHDD(Hard
Disc Drive)、コンピュータを一部とする装置に交換自
在に装填されるCD(Compact Disc)−ROMやFD(Flo
ppy Disc)、等を許容する。
【0027】また、本発明で云うコンピュータとは、ソ
フトウェアからなるプログラムをデータ読取して対応す
る処理動作を実行できる装置であれば良く、例えば、C
PU(Central Processing Unit)を主体として、これに
ROMやRAM(Random Access Memory)やI/F(Inter
face)等の各種デバイスが必要により接続された装置な
どを許容する。
【0028】なお、本発明でソフトウェアに対応した各
種動作をコンピュータに実行させることは、各種デバイ
スをコンピュータに動作制御させることなども許容す
る。例えば、コンピュータに各種データをデータ保存さ
せることは、コンピュータが事前に接続されているRA
M等の情報記憶媒体に各種データを格納することや、コ
ンピュータが一部として具備している内部メモリに各種
データを格納することや、本発明の情報記憶媒体がFD
等の場合に、そこにコンピュータが各種データを格納す
ること、等を許容する。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面を参
照して以下に説明する。まず、本実施の形態のデータ通
信システム10は、図2に示すように、データ処理装置
11、ユーザ端末装置12、病院端末装置13、研究端
末装置14、等を具備しており、これらがインターネッ
ト15に接続されている。
【0030】データ処理装置11は、インターネット1
5でデータ通信できるネットワークサーバなどからな
り、遺伝子検査センタなどの検査施設16で各種のデー
タ処理に利用されている。ユーザ端末装置12は、イン
ターネット15でデータ通信できるパーソナルコンピュ
ータや携帯電話などからなり、一般ユーザからなる患者
により各種のデータ処理に利用されている。
【0031】病院端末装置13も、インターネット15
でデータ通信できるネットワークサーバなどからなり、
婦人科病院などの病院施設17で各種のデータ処理に利
用されている。研究端末装置14、インターネット15
でデータ通信できるネットワークサーバなどからなり、
遺伝子研究所などの研究施設18で各種のデータ処理に
利用されている。
【0032】本実施の形態では、検査施設16は女性の
患者が検体として郵送する月経の血液で遺伝子検査を実
行して疾患である子宮内膜症を診断するので、図1に示
すように、その郵送に必要な郵送容器21をコンビニエ
ンスストアや薬局などからなる販売店舗19に一般販売
させている。
【0033】このように一般販売される郵送容器21に
は、図4に示すように、識別タグ22、識別シール2
3、郵便封筒24、が添付されており、この郵便封筒2
4には、検査施設16の住所が事前に印刷などで表記さ
れている。郵送容器21は、検体である月経の血液を密
閉でき、郵便封筒24に封入できる構造からなる。識別
シール23は識別タグ22から取り外して郵送容器21
に貼付できる粘着シールからなり、ここでは所定桁数の
英数文字からなり郵送容器21ごとに固有の識別データ
が、識別タグ22と識別シール23とに表記されてい
る。
【0034】また、研究施設18では遺伝子に関連する
各種の研究が実行されており、遺伝子検査に使用される
バイオチップなどの検査設備30も開発されている。こ
の検査設備30は研究施設18から検査施設16に提供
されるので、この検査施設16では、研究施設18から
提供された検査設備30により女性患者の月経の血液を
遺伝子検査する。
【0035】本実施の形態の検査施設16のデータ処理
装置11は、図3に示すように、コンピュータの主体と
なるハードウェアとしてCPU101を具備しており、
このCPU101には、バスライン102により、RO
M103、RAM104、HDD105、FD106が
交換自在に装填されるFDD(FD Drive)107、CD−
ROM108が交換自在に装填されるCDドライブ10
9、キーボード110、マウス111、ディスプレイ1
12、通信I/F113、等のハードウェアが接続され
ている。
【0036】なお、ユーザ端末装置12や病院端末装置
13や研究端末装置14もハードウェアの構成はデータ
処理装置11と同等であるため、以下では端末装置12
〜14のハードウェアの説明は省略して必要により同一
の名称および符号を使用する。
【0037】本実施の形態のデータ処理装置11では、
ROM103、RAM104、HDD105、交換自在
なFD106、交換自在なCD−ROM108、等のハ
ードウェアが情報記憶媒体に相当し、これらの少なくと
も一個にCPU101のための制御プログラムや各種デ
ータがソフトウェアとしてデータ格納されている。
【0038】例えば、CPU101に各種の処理動作を
実行させる制御プログラムは、FD106やCD−RO
M108に事前に格納されている。このようなソフトウ
ェアはHDD105に事前にインストールされており、
データ処理装置11の起動時にRAM104に複写され
てCPU101に読み取られる。
【0039】このようにCPU101が適正なプログラ
ムをデータ読取して各種の処理動作を実行することによ
り、本実施の形態のデータ処理装置11は、図1に示す
ように、ページ開設手段31、データ入力手段32、デ
ータ登録手段33、データ受信手段34、結果検索手段
35、データ提示手段36、データ出力手段37、等の
各種手段を各種機能として論理的に具備している。
【0040】ページ開設手段31は、RAM104等の
制御プログラムに対応してCPU101がHDD105
や通信I/F113を統合制御する機能などに相当し、
インターネット15にホームページを開設する。より具
体的には、ここでは事前にデータ生成されたホームペー
ジのイメージデータがHDD105にデータ登録されて
おり、そのイメージデータが通信I/F113からイン
ターネット15にデータ提示されている。
【0041】このホームページには、図5に示すよう
に、子宮内膜症の説明、遠隔検査の説明、検査の受信手
順、検査結果の閲覧方法、検査結果の説明、等がテキス
トデータでデータ提示されており、検査結果の閲覧方法
の位置には、識別データの入力ボックス、検査実行の指
示アイコン、検査結果の表示ボックス、が用意されてい
る。
【0042】このようなデータ内容でインターネット1
5に開設されたホームページは、ユーザ端末装置12や
病院端末装置13でインターネット15からデータ閲覧
することができ、このようにホームページをデータ閲覧
するユーザ端末装置12等は、その入力ボックスに識別
データをデータ入力することもできる。
【0043】データ入力手段32は、CPU101が上
述の制御プログラムに対応してキーボード110や通信
I/F113の入力データをデータ認識する機能などに
相当し、検査結果が識別データごとにデータ入力され
る。データ登録手段33は、CPU101が制御プログ
ラムに対応して認識するようにHDD105等に構築さ
れた記憶エリアに相当し、データ入力手段32にデータ
入力された検査結果を識別データごとにデータ登録す
る。
【0044】より具体的には、前述のように検査施設1
6は女性患者が郵送容器21で郵送する月経の血液を検
査設備30で遺伝子検査するので、この検査設備30が
データ出力する検査結果がデータ処理装置11に通信I
/F113からデータ入力される。
【0045】このとき、郵送容器21に貼付されている
識別シールの識別データがオペレータによるキーボード
110の手動操作でデータ処理装置11にデータ入力さ
れるので、このデータ処理装置11は、識別データと検
査結果とを対応させてHDD105等にデータ登録す
る。
【0046】データ受信手段34は、CPU101が制
御プログラムに対応して通信I/F113の受信データ
をデータ認識する機能などに相当し、ユーザ端末装置1
2や病院端末装置13によりインターネット15からホ
ームページまでデータ送信される識別データをデータ受
信する。
【0047】結果検索手段35は、CPU101が制御
プログラムに対応してHDD105を動作制御する機能
などに相当し、データ受信手段34でデータ受信された
識別データに対応する検査結果をデータ検索する。デー
タ提示手段36は、CPU101が制御プログラムに対
応して通信I/F113を動作制御する機能などに相当
し、結果検索手段35でデータ検索された検査結果をホ
ームページの提示データとしてユーザ端末装置12など
にデータ返信する。
【0048】より具体的には、前述のようにデータ処理
装置11によりインターネット15に開設されたホーム
ページはユーザ端末装置12などデータ閲覧することが
でき、このようにホームページをデータ閲覧するユーザ
端末装置12などは、その入力ボックスに識別データを
データ入力することもできる。
【0049】このようにホームページにデータ入力され
た識別データはデータ処理装置11でデータ受信され、
このデータ処理装置11では対応する検査結果をデータ
検索してからホームページの表示ボックスにテキストデ
ータでデータ提示するので、このデータ提示される検査
結果は識別データをデータ入力したユーザ端末装置12
などにデータ閲覧されることになる。
【0050】データ出力手段37も、CPU101が制
御プログラムに対応して通信I/F113を動作制御す
る機能などに相当し、データ登録手段33にデータ蓄積
された多数の検査結果を所定の出力日時ごとに研究デー
タとして研究施設18の研究端末装置14にデータ送信
する。
【0051】上述のような各種手段は、必要によりキー
ボード110やディスプレイ112等のハードウェアを
利用して実現されるが、その主体はRAM104等の情
報記憶媒体に格納されたソフトウェアに対応して、コン
ピュータのハードウェアであるCPU101が機能する
ことにより実現されている。
【0052】このようなソフトウェアは、例えば、イン
ターネット15にホームページを開設すること、検査結
果の識別データごとのデータ入力を受け付けること、こ
のデータ入力された検査結果を識別データごとにHDD
105などでデータ登録すること、ユーザ端末装置12
などによりインターネット15からホームページまでデ
ータ送信される識別データをデータ受信すること、この
データ受信された識別データに対応する検査結果をデー
タ検索すること、このデータ検索された検査結果をホー
ムページの提示データとしてユーザ端末装置12などに
データ返信すること、データ蓄積された多数の検査結果
を所定の出力日時ごとに研究データとして研究施設18
の研究端末装置14にデータ送信すること、等の処理動
作をCPU101等に実行させるための制御プログラム
としてRAM104等の情報記憶媒体に格納されてい
る。
【0053】上述のような構成において、本実施の形態
のデータ通信システム10を利用した遠隔検査方法を以
下に説明する。まず、検査施設16は販売店舗19と業
務提携し、製造業者などに郵送容器21を製造させて販
売店舗19に一般販売させる。
【0054】同時に、検査施設16は遺伝子検査の検査
結果を研究施設18にデータ提供することを契約し、そ
の代償として研究施設18に検査設備30を提供させ
る。また、病院施設17とも業務提携し、子宮内膜症の
遠隔検査を実施することを病院施設17に通達する。
【0055】そして、図6に示すように、検査施設16
はデータ処理装置11によりインターネット15にホー
ムページを開設し(ステップS1)、図5に示すように、
このホームページで子宮内膜症の遠隔検査を一般に告知
する。そこで、このホームページを女性患者はユーザ端
末装置12によりインターネット15からデータ閲覧で
きるので、子宮内膜症を遠隔検査できることを認識する
ことができる。このとき、ホームページにはインフォー
ムドコンセントなどの事前説明もデータ提示されている
ので、女性患者は事前説明も自身の責任で確認すること
ができる。
【0056】そして、このような女性患者が子宮内膜症
の遠隔検査を要望する場合、図1に示すように、身近の
販売店舗19から郵送容器21を購入し、この郵送容器
21に検体として月経の血液を封入する。さらに、添付
されている識別タグ23から識別シール23を取り外
し、識別タグ23は保管して識別シール23は郵送容器
21に貼付する。
【0057】つぎに、この識別シール23が貼付された
郵送容器21を添付されている郵便封筒24に封入して
郵送するが、この郵便封筒24には検査施設16の住所
が事前に表記されており、識別シール23と識別タグ2
2には郵送容器21ごとに固有の識別データが事前に表
記されているので、これで識別データが付与された月経
の血液が検査施設16まで郵送されることになる。
【0058】そこで、この検査施設16では、郵送容器
21の識別シール23に表記されている識別データがデ
ータ処理装置11にデータ入力され、郵送容器21に封
入されていた月経の血液が検査設備30で遺伝子検査さ
れる。この検査結果は検査設備30からデータ処理装置
11にデータ入力されるので(ステップS2)、このデー
タ処理装置11では識別データごとに検査結果がデータ
登録される(ステップS3)。
【0059】上述のように多数の女性患者から検査施設
16に月経の血液が郵送されることにより、データ処理
装置11には多数の検査結果がデータ蓄積されることに
なる。このような状態で、血液を郵送した女性患者が検
査結果を所望する場合、所定期間後にユーザ端末装置1
2によりインターネット15からデータ処理装置11の
ホームページにアクセスし、保管している識別タグの識
別データをホームページの入力ボックスにデータ入力す
る。
【0060】すると、このデータ入力をデータ受信した
データ処理装置11では(ステップS4)、データ入力さ
れた識別データで対応する検査結果をデータ検索し(ス
テップS5)、これに成功した場合は検査結果をホーム
ページの出力ボックスにデータ提示する(ステップS
6,S7)。
【0061】そこで、このホームページのデータ提示に
より女性患者は子宮内膜症の客観的な検査結果を確認す
ることができ、例えば、陰性の場合には自身の疼痛は生
理痛であると自覚して安心することができ、陽性の場合
には自身が子宮内膜症であると自覚して病院施設17を
来訪することができる。
【0062】そのとき、女性患者が識別タグ21を病院
施設17に持参して提示すれば、この病院施設17でも
病院端末装置13により検査施設16のデータ処理装置
11から検査結果をデータ取得できるので、医師は女性
患者に問診や検査を実行することなく遺伝子検査の検査
結果を確認することができる。
【0063】なお、データ処理装置11は、ユーザ端末
装置12からデータ入力された識別データで対応する検
査結果をデータ検索できなかった場合(ステップS4〜
S6)、“検査結果が登録されておりません、識別デー
タを確認して下さい。登録には郵送から一週間ほどかか
ります。登録から一年が経過した検査結果は削除されま
す。”などのガイダンスデータがホームページの出力ボ
ックスにデータ提示される(ステップS8)。
【0064】さらに、データ処理装置11は、データ蓄
積された多数の検査結果を一週間などの所定の出力日時
ごとにデータ読出し(ステップS9)、これを研究データ
として研究施設18の研究端末装置14にデータ送信す
る(ステップS10,S11)。また、データ処理装置1
1は、一日などの所定のメンテナンス日時ごとにメンテ
ナンス処理を実行するので(ステップS12,S13)、
これで登録から一年が経過した検査結果は自動的に削除
される。
【0065】本実施の形態のデータ通信システム10に
よる遠隔検査方法では、上述のように女性患者により郵
送された月経の血液が検査施設16で検査され、その検
査結果がデータ処理装置11にデータ登録されて女性患
者にインターネット15によりデータ取得されるので、
女性患者は病院施設17を来訪することなく子宮内膜症
を検査して結果を簡単かつ確実に入手することができ、
女性患者と医師との負担を軽減することができる。
【0066】一般的に大部分の女性は月経時に疼痛が発
生しても生理痛と判断して来院を躊躇しがちであるが、
本実施の形態の遠隔検査方法では、上述のように女性患
者が来院せずとも検体の郵送で検査を受診できるので、
女性患者が積極的に子宮内膜症の検査を受診することを
促進できる。
【0067】それでいて、郵送容器21には個別の識別
データが個々に付与され、この識別データごとに検査結
果がホームページにデータ提示されるので、女性患者は
氏名などの個人データを公開することなく自身の検査結
果を簡易に入手することができ、プライバシを保護しな
がらも検査結果を女性患者に提供することができる。
【0068】特に、識別データは郵送容器21に貼付で
きる識別シール23に事前に表記されており、同一の識
別データが表記された識別タグ22が郵送容器21に添
付されているので、女性患者は簡単かつ確実に自身の識
別データを管理することができる。このため、女性患者
が不適な識別データを設定するようなことを防止でき、
複数の女性患者で識別データが重複するようなことも防
止できる。
【0069】さらに、女性患者によりユーザ端末装置1
2からインターネット15を介してホームページまでデ
ータ送信される識別データでデータ処理装置11が対応
する検査結果をデータ検索し、このデータ検索された検
査結果がデータ処理装置11によりホームページの提示
データとしてユーザ端末装置12までデータ返信される
ので、データ処理装置11にデータ登録された識別デー
タが膨大な個数でも、女性患者は簡単かつ確実に自身の
検査結果を入手することができる。
【0070】それでいてユーザ端末装置12からデータ
処理装置11に個人データをデータ送信する必要はない
ので、プライバシを確実に保護しながらも検査結果を女
性患者に簡単に提供することができる。なお、ホームペ
ージをデータ閲覧する第三者が任意の識別データをデー
タ入力して対応する検査結果をデータ取得することは可
能であるが、その場合でも検査結果が誰のものかを第三
者が確認することはできない。
【0071】また、データ処理装置11によりインター
ネット15に開設されているホームページには検査に関
連した各種の説明がデータ提示されており、そこには遺
伝子検査に関するインフォームドコンセントが内包され
ているので、医療技術は無用で時間が必要な遺伝子検査
のインフォームドコンセントを医師が女性患者に実行す
る必要がない。
【0072】このため、女性患者は自身の責任で遺伝子
検査のインフォームドコンセントの説明内容を確認する
ことができ、陽性の女性患者が病院施設17を来訪する
場合でも医師がインフォームドコンセントを実行する必
要がない。なお、本実施の形態では前述のように検査結
果が研究施設18の研究データとして利用されるので、
このことも上述の説明に内包されている。
【0073】しかも、陽性の女性患者が病院施設17を
来訪する場合に識別タグ21を持参するなどして識別デ
ータを通達すれば、この識別データで病院施設17もイ
ンターネット15によりデータ処理装置11から検査結
果をデータ取得することができるので、医師は女性患者
を検査することなく遺伝子検査の検査結果を入手でき、
医師と女性患者との負担を軽減することができる。
【0074】また、検査施設16のデータ処理装置11
にデータ蓄積された多数の検査結果が研究データとして
研究施設18の研究端末装置14にデータ提供されるの
で、この研究施設18では膨大な個数の検査結果を研究
データとして有効利用することができる。
【0075】なお、本実施の形態の遠隔検査方法では、
女性患者は氏名などの個人データを検査施設16に通達
しないので、この検査施設16は検査後に女性患者から
費用を徴収することはできない。しかし、検査の対価は
郵送容器21の販売価格に内包されているので、必要な
費用を検査前に女性患者から徴収することができる。
【0076】また、遺伝子検査に必要な検査設備30は
高価であるが、これが前述の研究データの対価として研
究施設18から検査施設16に提供される。このため、
検査に必要な検査設備30の費用を郵送容器21の販売
価格から減算することができ、郵送容器21の販売価格
を低減して検査を受診する女性患者を多数とすることが
できる。
【0077】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態では検査する疾患が子宮内膜
症で、検体が月経の血液で、検査手法が遺伝子検査であ
る場合を例示したが、本発明の遠隔検査方法は検体を郵
送できる各種の疾患の検査に適用可能である。例えば、
郵送できる検体としては、上述した月経の血液の他、通
常の血液、唾液、排泄物、毛髪、爪、等が可能であり、
これらの検体を利用できるならば各種の検査が可能であ
る。
【0078】また、データ処理装置11がユーザ端末装
置12からデータ受信した識別データで検査結果をデー
タ検索してデータ返信することを例示したが、このよう
なデータ検索を実行することなくホームページで識別デ
ータごとに全部の検査結果を一覧表示しておくようなこ
とも可能である。この場合、患者が検査結果を検索する
ことは煩雑となるが、ユーザ端末装置12からデータ処
理装置11に識別データをデータ送信する必要がなくな
るので、さらに確実に患者のプライバシを保護すること
ができる。
【0079】さらに、上記形態では検査施設16と病院
施設17と研究施設18とが各々別個であることを例示
したが、これらの一部ないし全部が一体であることも可
能である。例えば、検査施設16と病院施設17とが一
体の場合、陽性として来院した患者の検査結果を医師は
直接に入手することが可能である。
【0080】また、上記形態ではデータ処理装置11が
ホームページをインターネット15に直接に開設するこ
とを例示したが、例えば、このホームページの開設を検
査施設16が既存のプロバイダ業者に委託し、このプロ
バイダ業者のデータ処理装置に検査施設16のデータ処
理装置11が各種データをデータ送信することで、ホー
ムページを間接的に開設することも可能である。
【0081】さらに、上記形態ではRAM104等にソ
フトウェアとして格納されている制御プログラムに従っ
てCPU101が動作することにより、データ処理装置
11の各種機能として各種手段が論理的に実現されるこ
とを例示した。しかし、このような各種手段の各々を固
有のハードウェアとして形成することも可能であり、一
部をソフトウェアとしてRAM104等に格納するとと
もに一部をハードウェアとして形成することも可能であ
る。
【0082】また、上記形態ではCD−ROM108等
からHDD105に事前にインストールされているソフ
トウェアがデータ処理装置11の起動時にRAM104
に複写され、このようにRAM104に格納されたソフ
トウェアをCPU101が読み取ることを想定したが、
このようなソフトウェアをHDD105に格納したまま
CPU101に利用させることや、ROM103に事前
に固定的に格納しておくことも可能である。
【0083】さらに、単体で取り扱える情報記憶媒体で
あるFD106やCD−ROM108にソフトウェアを
格納しておき、このFD106等からHDD105やR
AM104にソフトウェアをインストールすることも可
能であるが、このようなインストールを実行することな
くFD106等からCPU101がソフトウェアを直接
にデータ読取して処理動作を実行することも可能であ
る。
【0084】つまり、本発明のデータ処理装置11の各
種手段をソフトウェアにより実現する場合、そのソフト
ウェアはCPU101がデータ読取して対応する動作を
実行できる状態に有れば良い。さらに、このように情報
記憶媒体に記述したソフトウェアをCPU101に供給
する手法は、その情報記憶媒体をデータ処理装置11に
直接に装填することに限定されない。
【0085】例えば、上述のようなソフトウェアをホス
トコンピュータの情報記憶媒体に格納しておき、このホ
ストコンピュータを通信ネットワークで端末コンピュー
タに接続し、ホストコンピュータから端末コンピュータ
にデータ通信でソフトウェアを供給することも可能であ
る。
【0086】上述のような場合、端末コンピュータが自
身の情報記憶媒体にソフトウェアをダウンロードした状
態でスタンドアロンの処理動作を実行することも可能で
あるが、ソフトウェアをダウンロードすることなくホス
トコンピュータとのリアルタイムのデータ通信により処
理動作を実行することも可能である。この場合、ホスト
コンピュータと端末コンピュータとを通信ネットワーク
で接続したシステム全体が、本発明のデータ処理装置1
1に相当することになる。
【0087】また、上述のような各種手段を実現する制
御プログラムを、複数のソフトウェアの組み合わせで形
成することも可能であり、その場合、単体の製品となる
情報記憶媒体には、本発明のデータ処理装置11を実現
するための必要最小限のソフトウェアのみを格納してお
けば良い。
【0088】例えば、既存のオペレーティングシステム
が実装されているデータ処理装置11に、CD−ROM
108等の情報記憶媒体によりアプリケーションソフト
を提供するような場合、本発明のデータ処理装置11の
各種手段を実現するソフトウェアは、アプリケーション
ソフトとオペレーティングシステムとの組み合わせで実
現されるので、オペレーティングシステムに依存する部
分のソフトウェアは情報記憶媒体のアプリケーションソ
フトから省略することができる。
【0089】
【発明の効果】本発明の遠隔検査方法では、患者により
郵送された検体が検査施設で検査され、その検査結果が
データ処理装置にデータ登録されて患者にインターネッ
トによりデータ取得されることにより、患者が病院を来
訪することなく検査を実行できるので、患者と医師との
負担を軽減することができ、患者が検査を受診すること
を促進できる。
【0090】また、上述のような遠隔検査方法の他の形
態として、個別の識別データが個々に付与された郵送容
器に患者により検体が封入されて検査施設まで郵送さ
れ、この検査施設のデータ処理装置によりインターネッ
トに開設されているホームページに検査結果が識別デー
タごとにデータ提示されることにより、患者は氏名など
の個人データを公開することなく識別データにより自身
の検査結果を簡易に入手することができるので、プライ
バシを保護しながらも検査結果を患者に提供することが
でき、識別データは郵送容器に事前に付与されているの
で、患者が不適な識別データを設定するようなことを防
止でき、複数の患者で識別データが重複するようなこと
も防止できる。
【0091】また、患者によりユーザ端末装置からイン
ターネットを介してホームページまでデータ送信される
識別データでデータ処理装置が対応する検査結果をデー
タ検索し、このデータ検索された検査結果がデータ処理
装置によりホームページの提示データとしてユーザ端末
装置までデータ返信されることにより、データ処理装置
にデータ登録された識別データが膨大な個数でも、患者
は簡単かつ確実に自身の検査結果を入手することがで
き、それでいてユーザ端末装置からデータ処理装置に患
者の氏名などの個人データをデータ送信する必要はない
ので、プライバシを保護しながらも検査結果を患者に提
供することができる。
【0092】また、検査施設とは別個の病院施設の医師
に患者から識別データが通達され、この識別データでイ
ンターネットによりデータ処理装置から検査結果が医師
にデータ取得されることにより、医師は患者を検査する
ことなく検査結果を入手できるので、医師と患者との負
担を軽減することができる。
【0093】また、データ処理装置によりインターネッ
トに開設されているホームページに検査に関連した各種
の説明がデータ提示されていることにより、医療技術は
無用で時間が必要な説明を医師が患者に実行する必要が
なく、患者は病院を来訪する以前に説明内容を把握する
ことができるので、医師の負担を軽減することができ
る。
【0094】また、検査は患者へのインフォームドコン
セントが必須であり、このインフォームドコンセントが
説明に内包されていることにより、医療技術は無用で時
間が必要なインフォームドコンセントを医師が患者に実
行する必要がなく、患者は病院を来訪する以前にインフ
ォームドコンセントの説明内容を把握することができる
ので、医師の負担を軽減することができる。
【0095】また、検査が遺伝子検査からなり、この遺
伝子検査に関するインフォームドコンセントが説明に内
包されていることにより、医療技術は無用で時間が必要
な遺伝子検査のインフォームドコンセントを医師が患者
に実行する必要がなく、患者は病院を来訪する以前に遺
伝子検査のインフォームドコンセントの説明内容を把握
することができるので、医師の負担を軽減することがで
きる。
【0096】また、検体が月経の血液からなり、遺伝子
検査で子宮内膜症が診断されることにより、一般的に大
部分の女性は月経時に疼痛が発生しても生理痛と判断し
て来院を躊躇しがちであるが、検査に必要な検体を患者
が検査施設まで郵送することができるので、患者が積極
的に子宮内膜症の検査を受診することを促進できる。
【0097】また、データ処理装置にデータ登録されて
データ蓄積された多数の検査結果が研究データとして利
用されることにより、データ処理装置にデータ登録され
る膨大な個数の検査結果を研究データとして有効利用す
ることができる。
【0098】また、検査の対価が販売価格に内包されて
いる郵送容器が患者に販売されることにより、氏名など
の個人データを通達しない患者から検査施設は検査後に
費用を徴収することはできないが、費用を郵送容器の販
売価格に内包させるので検査前に患者から徴収すること
ができる。
【0099】また、データ処理装置にデータ登録されて
データ蓄積された多数の検査結果が研究データとして利
用され、このデータ利用の対価が郵送容器の販売価格か
ら減算されていることにより、データ処理装置にデータ
登録される膨大な個数の検査結果を研究データとして有
効利用することができ、その対価を氏名などの個人デー
タを通達しない患者に検査施設は検査後に提供すること
はできないが、対価を郵送容器の販売価格から減算する
ので検査前に患者に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の遠隔検査方法の論理構
造を示す模式図である。
【図2】データ通信システムの物理構造を示すブロック
図である。
【図3】データ処理装置の物理構造を示すブロック図で
ある。
【図4】郵便容器などの外観を示す斜視図である。
【図5】ホームページの表示イメージを示す正面図であ
る。
【図6】データ処理装置によるデータ処理方法を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 データ通信システム 11 データ処理装置 12 ユーザ端末装置 13 病院端末装置 14 研究端末装置 15 インターネット 16 検査施設 17 病院施設 18 研究施設 21 郵送容器 22 識別タグ 23 識別シール 24 郵便封筒 30 検査設備 31 ページ開設手段 32 データ入力手段 33 データ登録手段 34 データ受信手段 35 結果検索手段 36 データ提示手段 37 データ出力手段 101 コンピュータの主体であるCPU 103 情報記憶媒体であるROM 104 情報記憶媒体であるRAM 105 情報記憶媒体であるHDD 106 情報記憶媒体であるFD 108 情報記憶媒体であるCD−ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500529252 中嶋 宏 東京都新宿区新宿6丁目1番1号 東京医 科大学内 (72)発明者 齋藤 彰 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 高山 雅臣 東京都新宿区新宿6丁目1番1号 東京医 科大学内 (72)発明者 小杉 好紀 東京都新宿区新宿6丁目1番1号 東京医 科大学内 (72)発明者 中嶋 宏 東京都新宿区新宿6丁目1番1号 東京医 科大学内 Fターム(参考) 5B049 AA06 BB41 FF01 GG00

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者により自身の検体が検査施設まで郵
    送され、 この検査施設で郵送された前記検体に所定の検査が実行
    され、 その検査結果が前記検査施設でデータ処理装置にデータ
    登録され、 このデータ処理装置にデータ登録された前記検査結果が
    インターネットにより前記患者にデータ取得される遠隔
    検査方法。
  2. 【請求項2】 前記データ処理装置により前記インター
    ネットにホームページが開設されており、 個別の識別データが個々に付与された郵送容器に前記患
    者により前記検体が封入され、 この検体が封入された郵送容器が前記患者により前記検
    査施設まで郵送され、 前記データ処理装置により前記検査結果が前記識別デー
    タごとに前記ホームページにデータ提示される請求項1
    に記載の遠隔検査方法。
  3. 【請求項3】 前記患者によりユーザ端末装置から前記
    インターネットを介して前記ホームページまで前記識別
    データがデータ送信され、 この識別データをデータ受信した前記データ処理装置に
    より対応する検査結果がデータ検索され、 このデータ検索された検査結果が前記データ処理装置に
    より前記ホームページの提示データとして前記ユーザ端
    末装置までデータ返信される請求項2に記載の遠隔検査
    方法。
  4. 【請求項4】 前記検査施設とは別個の病院施設の医師
    に前記患者から前記識別データが通達され、 この識別データで前記インターネットにより前記データ
    処理装置から前記検査結果が前記医師にデータ取得され
    る請求項2または3に記載の遠隔検査方法。
  5. 【請求項5】 前記データ処理装置により前記インター
    ネットにホームページが開設されており、 このホームページに前記検査に関連した各種の説明がデ
    ータ提示されている請求項1ないし4の何れか一項に記
    載の遠隔検査方法。
  6. 【請求項6】 前記検査は前記患者へのインフォームド
    コンセントが必須であり、 このインフォームドコンセントが前記説明に内包されて
    いる請求項5に記載の遠隔検査方法。
  7. 【請求項7】 前記検査が遺伝子検査からなり、 この遺伝子検査に関するインフォームドコンセントが前
    記説明に内包されている請求項6に記載の遠隔検査方
    法。
  8. 【請求項8】 前記検体が月経の血液からなり、 前記遺伝子検査で子宮内膜症が診断される請求項7に記
    載の遠隔検査方法。
  9. 【請求項9】 前記データ処理装置にデータ登録された
    前記検査結果がデータ蓄積され、 このデータ蓄積された多数の前記検査結果が研究データ
    として利用される請求項1ないし8の何れか一項に記載
    の遠隔検査方法。
  10. 【請求項10】 前記検体を封入して郵送する郵送容器
    が前記患者に販売され、 前記検査の対価が前記郵送容器の販売価格に内包されて
    いる請求項1ないし9の何れか一項に記載の遠隔検査方
    法。
  11. 【請求項11】 前記データ処理装置にデータ登録され
    た前記検査結果がデータ蓄積され、 このデータ蓄積された多数の前記検査結果が研究データ
    として利用され、 このデータ利用の対価が前記郵送容器の販売価格から減
    算されている請求項10に記載の遠隔検査方法。
  12. 【請求項12】 請求項2に記載の遠隔検査方法に利用
    される前記データ処理装置でのデータ処理方法であっ
    て、 前記インターネットに前記ホームページを開設し、 前記検査結果を前記識別データごとにデータ入力し、 このデータ入力した検査結果を前記識別データごとにデ
    ータ登録し、 このデータ登録した検査結果を前記識別データごとに前
    記ホームページにデータ提示するデータ処理方法。
  13. 【請求項13】 請求項2に記載の遠隔検査方法に利用
    される前記データ処理装置であって、 前記インターネットに前記ホームページを開設するペー
    ジ開設手段と、 前記検査結果が前記識別データごとにデータ入力される
    データ入力手段と、 このデータ入力手段にデータ入力された前記検査結果を
    前記識別データごとにデータ登録するデータ登録手段
    と、 このデータ登録手段にデータ登録された検査結果を前記
    識別データごとに前記ホームページにデータ提示するデ
    ータ提示手段と、を具備しているデータ処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項2に記載の遠隔検査方法に利用
    される前記データ処理装置のコンピュータのためのソフ
    トウェアが格納されている情報記憶媒体であって、 前記インターネットに前記ホームページを開設するこ
    と、 前記検査結果を前記識別データごとにデータ入力するこ
    と、 このデータ入力した検査結果を前記識別データごとにデ
    ータ登録すること、 このデータ登録した検査結果を前記識別データごとに前
    記ホームページにデータ提示すること、を前記コンピュ
    ータに実行させるためのプログラムが格納されている情
    報記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009087294A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Hitachi Software Eng Co Ltd 検査システム
WO2009122928A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 日立ソフトウエアエンジニアリング株式会社 情報管理システム
JP2011039710A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Hitachi Solutions Ltd 情報管理システム
JP2018125018A (ja) * 2018-03-23 2018-08-09 Kddi株式会社 検査結果管理装置、及び検査結果管理方法

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