JP2002156290A - 温度センサとその製造方法 - Google Patents

温度センサとその製造方法

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JP2002156290A
JP2002156290A JP2000354887A JP2000354887A JP2002156290A JP 2002156290 A JP2002156290 A JP 2002156290A JP 2000354887 A JP2000354887 A JP 2000354887A JP 2000354887 A JP2000354887 A JP 2000354887A JP 2002156290 A JP2002156290 A JP 2002156290A
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segments
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Giichi Sakagami
義一 坂上
Tomohiko Kino
智彦 城野
Satoshi Kurihara
聡 栗原
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Ohizumi Mfg Co Ltd
Marelli Corp
Original Assignee
Ohizumi Mfg Co Ltd
Calsonic Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造並びに組み立てが簡単な温度センサとそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 サーミスタ素子1を配線パターン2に接
続してモールド体3に封入した温度センサであって、配
線パターン2は、長短のセグメント2A,2Bを組み合
わせた金属フレームであり、サーミスタ素子1の両端子
を接続するサーミスタ接続用端子部分4と、外部回路接
続用端子部分5と、リード線部分7を有している。長尺
のフレーム2Aは、平面形状がL字形をなし、短尺のフ
レーム2Bは、長尺のフレーム2AのL字形の底辺部分
に、一定の間隔で向き合わせに配置され、サーミスタ素
子1の接続用端子部分4は、長尺のセグメント2AのL
字の底辺部分と、この部分に向き合う短尺セグメント2
Bの先端部分であり、外部回路接続用端子部分5は、両
セグメント2A,2Bの端末である。サーミスタ素子1
の接続用端子部分4と外部回路接続用端子部分5との間
がリード線部分7である。、モールド体3は、サーミス
タ素子1と配線パターン2の一部を封止して一定形状に
成形された樹脂である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂内に封入され
た温度検出素子を有する温度センサと、その製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】温度検出素子(サーミスタ素子)の端子
に金属フレームを用いた温度センサとして、特開200
0−146712号公報(先行例1)に記載された温度
センサがある。
【0003】先行例1の温度センサは、自動車のオイル
系統の油温測定用のセンサとして開発されたものであ
り、図7に示すように、センサ本体15と、一対のリー
ド線16,16と、金属ケース19との組み合わせから
なるものである。
【0004】センサ本体15は、温度検知素子11に一
対の導線12,12を介して各基端13a,14a側が
それぞれ接続される一対の端子13,14を有し、この
一対の端子13,14の各先端13b、14b側を外に
露出させた状態で該一対の端子13,14の各基端13
a、14aと、温度検知素子11及び一対の導線12,
12を覆うように樹脂成形により成形されたものであ
り、この一対の端子13,14には、長短の金属製のフ
レーム(リードフレーム)が用いられている。
【0005】一対のリード線16,16は、一対の端子
13,14の先端13b、14b側に接続されるもので
あり、金属ケース19は、一対のリード線16,16及
びセンサ本体15を弾性のブッシュ17を介して装着さ
せるものである。
【0006】要するに、先行例1においては、温度検知
素子接続端子に長短のリードフレームの組合わせである
一対の端子13,14を用い、一対の端子13,14の
各基端側13a,14aに接続されたサーミスタ11及
び両端子13,14の各先端に接続された導線12,1
2を覆うように熱伝導性の良い所定の樹脂のインサート
成形によって、センサ本体15に加工し、センサ本体1
5から露出させた一対の端子13,14(長短のリード
フレームのセグメント)先端に、半田付けによってリー
ド線16、16の接続を行なう、というものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】先行例1においては、
水密性の要求からリード線16、16にゴムブッシュ1
7を装着し、さらに金属製のスペーサ18を介して金属
ケース19をセンサ本体15に装着したものであり、構
造は複雑であるが、水密性はたしかに確保されるものと
思われる。
【0008】また、図8に示す自動車、OA機器等に用
いられる温度センサ用リードフレームインサート成形品
(特開平6−132335号公報)(先行例2)は、2
本のリードフレームを1次成形、2次成形および3次成
形を行って、リードフレームインサート成形品を提供す
る方法であるが、この先行例2においては、一次成形の
状態でリードフレーム21、21の外端に電線24を接
続し、電線24の一部を含めて2次成形品26に埋め込
んでいるのみであり、リードフレーム21、21と、電
線の接続部25を電線24の一部をも一緒に射出成形す
る理由として水密構造を形成するためであると説明して
いる。なお、サーミスタ素子27は、一次成形の状態で
リードフレーム21、21の先端間に取付けられる。
【0009】たしかに、発明者らの実験によれば、温度
センサに水密性が要求されるときには、なにも、先行例
1のような厄介な水密構造によらなくてもアキシャルリ
ードの温度検知素子に水密コートを施すことによって、
先行例2のような水密構造を用いて十分に対応できるこ
とがわかっている。先行例2のようにリードフレーム
と、その外端に接続された電線(リード線)24の一部
を含めて2次成形品26に埋め込んでいるのみで、水密
構造を確保することが可能であるとすれば、リードフレ
ームには、必ずしも予め電線(リード線)が接続されな
ければならない理由は見出せないが、おそらく、従来は
リードフレームのような金属フレームは、外部回路の接
続用端子として使用することができない、と考えられて
いたものと推測される。
【0010】これは、水密構造の温度センサに限らず、
通常の温度センサにも当てはまる問題である。サーミス
タ素子接続配線に金属フレームを用いたのであれば、製
品として市場に提供される温度センサには、かならずし
も、金属フレームに先行例1のようなリード線あるいは
先行例2のように電線が接続されなければならない理由
はない。
【0011】本発明の目的は、温度検出素子が接続され
た配線パターンをそのまま外部回路の接続用端子に用い
て構造ならびに組み立てが簡単な温度センサとその製造
方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による温度センサにおいては、温度検出素子
を配線パターンに接続してモールド体に封入した温度セ
ンサであって、配線パターンは、温度検出素子に通電し
て信号を取出す引出し線部分と、温度検出素子の端子を
接続する素子接続用端子部分と、外部回路接続用端子部
分とを含むものであり、モールド体は、外部回路接続用
端子部分を除き、温度検出素子と配線パターンの一部を
封止してなる樹脂である。
【0013】また、配線パターンは、金属フレームの長
短のセグメントの組み合わせであり、長尺のセグメント
は、平面形状がL字形をなし、短尺のセグメントは、長
尺のセグメントのL字形の底辺部分に、一定の間隔で向
き合わせに配置され、素子接続用端子部分は、長尺のセ
グメントのL字形の底辺部分と、この部分に向き合う短
尺セグメントの先端部分であり、外部回路接続用端子部
分は、両セグメントの端末であり、素子接続用端子部分
と、外部回路接続用端子部分との間に引出し線部分が形
成されているものである。
【0014】また、引出し線部分及び外部回路接続用端
子部分は、素子接続用端子部分に対し、直角に折曲され
ているものである。
【0015】また、素子接続用端子部分のセグメントの
板面と、引出し線部分を形成する両セグメントの板面と
は、互いに直交し、引出し線部分を形成する両セグメン
トの板面は互いに向き合わされ、外部回路接続用端子部
分は、引出し線部分の延長上のセグメントに形成されて
いるものである。
【0016】また、温度検出素子は、アキシャル型サー
ミスタ素子であり、サーミスタ素子とサーミスタ素子の
両端に接続された端子線の一部とに跨って、表面に水密
コートが施されているものである。
【0017】また、配線パターンは、金属フレームであ
り、モールド体内に埋め込まれる金属フレームの一部に
は、モールド体の樹脂を受入れる溝が刻まれているもの
である。
【0018】また、本発明による温度センサの製造方法
においては、金属フレームを用い、セグメントの折曲処
理と、温度検出素子の取付処理と、封止処理とを順次行
なう温度センサの製造方法であって、金属フレームは、
長短のセグメントの組み合わせであり、温度検出素子の
端子線を接続する素子接続用端子部分と、外部回路接続
用端子部分とを含み、長尺のセグメントは、平面形状が
L字形をなし、短尺のセグメントは、長尺のセグメント
のL字形の底辺部分に、一定の間隔で向き合わせに配置
され、この間に素子接続用端子部分を形成し、これに続
くセグメントの部分は、引出し線部分を形成し、外部回
路接続用端子部分は、両セグメントの端末であり、セグ
メントの折曲処理は、素子接続用端子部分を除き、両セ
グメントの引出し線部分を同方向に直角に折曲する処理
であり、温度検出素子の取付処理は、温度検出素子の両
端に取付けられたリード線を、素子接続用端子部分であ
る長尺のセグメントのL字の底辺部分と、この部分に向
き合う短尺セグメントの先端部分とにスポット溶接する
処理であり、封止処理は、樹脂による一定形状に成形さ
れたモールド体内に温度検出素子と両セグメントの引出
し線部分の一部を封止する処理である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、温度検出素子にサーミス
タ素子を用いた温度センサの実施の形態を図によって説
明する。図1において、本発明による温度センサは、サ
ーミスタ素子1と、配線パターン2と、モールド体3と
からなるものである。この実施形態において、サーミス
タ素子1には、素子1の両端に端子線1A、1Bを有す
るアキシャル型サーミスタ、たとえばアキシャル型DH
Tサーミスタを用いている。配線パターン2は、サーミ
スタ素子1に通電して信号を取出す電気配線のパターン
であり、対をなし、引出し線部分7を形成する長さ方向
の一端側にサーミスタ素子1の接続用端子部分4を有
し、他端側に外部回路接続用部分5を一体に有してい
る。温度センサに水密性が要求されるときには、サーミ
スタ素子1と両端の端子線1A、1Bの一部とに跨って
水密コート9が施されたアキシャル型サーミスタを用い
る。
【0020】本発明において、配線パターン2には、金
属板(例えば黄銅板)をプレス打ち抜き加工した金属フ
レームを用いている。もちろん、金属板の打ち抜き加工
によらず、リードフレームのような金属フレームであっ
てもよい。配線パターン2に用いる金属フレームは、図
2に示すように長短のセグメント2A、2Bの組み合わ
せであり、長尺のセグメント2Aは、平面形状がL字形
をなし、短尺のセグメント2Bは、長尺のセグメント2
AのL字の底辺部分に、一定の間隔で向き合わせに配置
されている。
【0021】サーミスタ素子1は、両セグメント2A,
2B間に形成されるサーミスタ素子接続用端子部分4、
すなわち、長尺のセグメント2AのL字の底辺部分A
と、長尺のセグメントのL字の底辺部分Aに向き合わせ
に配置された短尺セグメント2Bの先端部分Bとに跨っ
てスポット溶接されているものである。
【0022】モールド体3は、一定形状に成形された樹
脂であり、サーミスタ素子1と、配線パターン2の一部
は、モールド体1内に封止されている。外部回路接続用
端子部分5は、両セグメント2A,2Bの端末であり、
外部回路の配線を接続する端子あるいはコネクタであ
る。そして、サーミスタ素子1の接続用端子部分4と外
部回路接続用端子部分5との間のセグメント2A、2B
の部分が引出し線部分7となる。したがって、サーミス
タ素子1の接続用端子部分4および引出し線部分7の一
部がサーミスタ素子1とともに、モールド体3に封止さ
れ、引出し線部分7の残りの部分と、外部回路接続用端
子部分5とが外部に露出する。
【0023】本発明において、サーミスタ素子1の接続
用端子部分4のセグメント2A、2Bの板面と、引出し
線部分7を形成する両セグメント2A、2Bの板面と
は、図1に示すX部分において折り曲げられて互いに直
交し、引出し線部分7の両セグメント2A、2Bの板面
は互いに向き合わされているものである。
【0024】この実施形態においては、引出し線部分7
の両セグメント2A,2Bの端末を一定角度(約45°
の角度)で両外方に折曲してセグメント2A,2Bの相
互間を拡開し、外部回路接続用端子部分5、5間の間隔
を拡げている。また、外部回路接続用端子部分5の板面
には、配線接続用の小孔6を開口している。
【0025】本発明による温度センサは、金属フレーム
を用いて以下に述べるセグメントの加工処理と、温度検
出素子の取付処理、この実施形態においてはサーミスタ
素子の取付処理と、封止処理とを順次行なう事によって
製造される。
【0026】配線パターン2に用いる金属フレームは、
図2に示すように長短のセグメント2A,2Bの組合わ
せであり、長尺のセグメント2Aは、平面形状がL字形
をなし、短尺のセグメント2Bは、その先端Bが、長尺
のセグメントのL字形の底辺をなす部分Aに、一定の間
隔で向き合わせに配置され、長尺セグメント2Aと短尺
セグメント2Bとは適宜タイバー2Cにて連結されてい
る。
【0027】配線パターン2に用いる金属フレームは、
金属板(黄銅板)をプレスによる板面の打ち抜き加工を
することによって得られるが、前述のようにリードフレ
ームであってもよい。サーミスタ素子1には、前述のよ
うに素子の両端に端子線1A、1Bを有するアキシャル
型サーミスタ、たとえばアキシャル型DHTサーミスタ
を用い、水密構造が必要の時には、アキシャル型サーミ
スタ素子1の表面と、端子線1A、1Bの一部にまたが
って予め水密コート(たとえばポリアミドコート)9を
施しておく。
【0028】セグメントの加工処理は、両セグメント2
A,2Bの引出し線部分7を外部回路の接続用端子部分
5とともに、サーミスタ素子1の接続用端子部分4に対
して直角に折曲する処理である。図3に示すように、引
出し線部分7の両セグメント2A,2Bをサーミスタ素
子1の接続用端子部分4に対し、同方向に直角方向に折
曲し、さらに、外部回路接続用端子部分5を含む一定長
さ範囲の部分を外側に約45゜の角度で折曲する。
【0029】この結果、サーミスタ素子1の接続用端子
部分4を形成する両セグメント2A,2B間の間隔d1
は相対的に狭く、これに続く引出し線部分7を形成する
両セグメントの間隔d2は図3(a)のように相対的に
広く設定され、引出し線部分7の両セグメント2A,2
Bの板面が互いに向き合わせになる。
【0030】サーミスタの取付け処理は、両セグメント
2A,2Bの接続用端子部分4にサーミスタ素子1を取
付ける処理である。図4において、サーミスタ素子(ア
キシャル型DHTサーミスタ)1の両端に取付けられた
端子線1A、1Bを、サーミスタ素子1の接続用端子部
分4である長尺のセグメント2のL字の底の部分Aと、
この部分に向き合う短尺セグメント2Bの先端部分Bと
にスポット溶接し、ついで、両セグメント2A、2B間
をつなぐタイバー2Cを切断する。
【0031】封止処理は、サーミスタ素子1をモールド
体3内に封止する処理である。サーミスタ素子1と、両
セグメント2A,2Bの引出し線部分7の一部を含んで
金型(図示略)内にセットし、次いで所定の樹脂を金型
内にインサートし、図5に示すようにインサート樹脂に
よる一定形状に成形されたモールド体3内に、サーミス
タ素子1とともに、サーミスタ素子1の接続用端子部分
4と引出し線部分7の一部のセグメント2A,2Bの部
分を封止して温度センサを完成する。上記各処理工程に
おいて、セグメントの加工処理と、サーミスタの取付処
理とは、いずれが先であっても構わない。
【0032】本発明によれば、金型の定位置に金属フレ
ームのセグメントを保形し、このフレームを金型内にイ
ンサートされた樹脂内に埋設することによって、両セグ
メント2A、2B間の短絡、位置ずれ、断線などの支障
は生じない。
【0033】本発明による温度センサは、両端子線1
A、1Bの一部とサーミスタ素子1とに跨って水密コー
トを施しておけば液中あるいは油中に浸して水温あるい
は油温を測定するセンサとして用いることができるが、
空気中で使用するときには、必ずしも、サーミスタ素子
1に水密コートを施す必要はない。もっとも、モールド
体3内には可能な限り湿気や水分が入らない方が望まし
い。
【0034】このためには、モールド体3内に埋め込ま
れる金属フレームの部分、たとえば引出し線部分7のセ
グメント2A,2Bの全周面にわたって、図6に示すよ
うに溝8を1または2条以上平行に刻みつけておくこと
が望ましい。板面に溝8を有する金属フレームを用いた
ときには、モールド体3を形成するインサート樹脂が硬
化前に溝8内に受入れられ、硬化時にモールド樹脂が収
縮して溝8内に密着し、セグメント2A,2Bとモール
ド体3間の隙間を通じての湿気や水分の浸入を有効に阻
止できる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明による温度センサ
は、温度検出素子、例えばサーミスタ素子を配線パター
ンに接続してモールド体に封入した温度センサであっ
て、配線パターンは、対をなし、サーミスタ素子の両端
子を接続するサーミスタ接続用端子部分と、外部回路接
続用端子部分とを含むものであるため、サーミスタ素子
をサーミスタ接続用端子部分に取付けるだけで、配線パ
ターンには、さらにリード線や、外部回路接続用端子を
半田付けなどによって取付ける必要がなく、そのまま封
止処理を行えばよく、したがって、温度センサの製造工
数を従来品に比べて大幅に簡略化できる。
【0036】しかも、配線パターンに、プレス打ち抜き
板あるいは、リードフレームによる金属フレームの長短
のセグメントの組み合わせを用いることにより、サーミ
スタ素子接続用端子部分と長尺のセグメントの先端部分
と、外部回路接続用端子部分とを容易に確保でき、外部
回路接続用端子部分は、外部配線を半田などによって接
続するための端子として用いるだけではなく、コネクタ
として用いることも可能であり、したがって、温度セン
サの設置態様を大幅に拡大できる。
【0037】また、本発明によるときには、両端に端子
線を有するアキシャル型DHTサーミスタに水密コーテ
ィング処理を施すことによって、水温、油温検知用温度
センサとして用いることができるが、さらに、インサー
ト樹脂に埋設される金属フレームの前周に溝を刻んでお
くことにより、溝内にインサート樹脂を受入れて硬化さ
せることにより、金属フレームと、モールド体の樹脂と
の密着性を高めることが可能となり、金属フレームと、
モールド体との間に水分が浸入することが殆どなく、モ
ールドの一次成形のみで所要の品質を有する温度センサ
を得ることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による温度センサの一実施形態を示す図
であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は
正面図である。
【図2】本発明の温度センサに用いる金属フレームを示
す平面図である。
【図3】セグメントの加工処理を示すもので、(a)
は、加工処理された金属フレームの平面図、(b)は側
面図、(c)は正面図である。
【図4】サーミスタの取付処理を示す図である。
【図5】封止処理を示す図である。
【図6】(a)は周面に溝を有する金属フレームの拡大
一部側面図、(b)は、同平面図である。
【図7】先行例1の構造を示す図である。
【図8】先行例2の構造を示す図である。
【符号の説明】
1 サーミスタ素子 1A、1B 端子線 2 配線パターン 2A 長尺セグメント 2B 短尺セグメント 2C タイバー 3 モールド体 4 接続用端子部分 5 外部回路の接続端子部分 6 小孔 7 引出し線部分 8 溝 9 水密コート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城野 智彦 埼玉県狭山市新狭山1−11−4 株式会社 大泉製作所内 (72)発明者 栗原 聡 埼玉県北本市中央1−104ラフィーネ北本 A−101 Fターム(参考) 2F056 QF01 QF04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度検出素子を配線パターンに接続して
    モールド体に封入した温度センサであって、 配線パターンは、温度検出素子に通電して信号を取出す
    引出し線部分と、温度検出素子の端子を接続する素子接
    続用端子部分と、外部回路接続用端子部分とを含むもの
    であり、 モールド体は、外部回路接続用端子部分を除き、温度検
    出素子と配線パターンの一部を封止してなる樹脂である
    ことを特徴とする温度センサ。
  2. 【請求項2】 配線パターンは、金属フレームの長短の
    セグメントの組み合わせであり、長尺のセグメントは、
    平面形状がL字形をなし、短尺のセグメントは、長尺の
    セグメントのL字形の底辺部分に、一定の間隔で向き合
    わせに配置され、素子接続用端子部分は、長尺のセグメ
    ントのL字形の底辺部分と、この部分に向き合う短尺セ
    グメントの先端部分であり、外部回路接続用端子部分
    は、両セグメントの端末であり、素子接続用端子部分
    と、外部回路接続用端子部分との間に引出し線部分が形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の温度セ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 引出し線部分及び外部回路接続用端子部
    分は、素子接続用端子部分に対し、直角に折曲されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の温度センサ。
  4. 【請求項4】 素子接続用端子部分のセグメントの板面
    と、引出し線部分を形成する両セグメントの板面とは、
    互いに直交し、引出し線部分を形成する両セグメントの
    板面は互いに向き合わされ、外部回路接続用端子部分
    は、引出し線部分の延長上のセグメントに形成されてい
    るものであることを特徴とする請求項2に記載の温度セ
    ンサ。
  5. 【請求項5】 温度検出素子は、アキシャル型サーミス
    タ素子であり、サーミスタ素子とサーミスタ素子の両端
    に接続された端子線の一部とに跨って、表面に水密コー
    トが施されていることを特徴とする請求項1に記載の温
    度センサ。
  6. 【請求項6】 配線パターンは、金属フレームであり、
    モールド体内に埋め込まれる金属フレームの一部には、
    モールド体の樹脂を受入れる溝が刻まれていることを特
    徴とする請求項1に記載の温度センサ。
  7. 【請求項7】 金属フレームを用い、セグメントの折曲
    処理と、温度検出素子の取付処理と、封止処理とを順次
    行なう温度センサの製造方法であって、 金属フレームは、長短のセグメントの組み合わせであ
    り、温度検出素子の端子線を接続する素子接続用端子部
    分と、外部回路接続用端子部分とを含み、長尺のセグメ
    ントは、平面形状がL字形をなし、短尺のセグメント
    は、長尺のセグメントのL字形の底辺部分に、一定の間
    隔で向き合わせに配置され、この間に素子接続用端子部
    分を形成し、これに続くセグメントの部分は、引出し線
    部分を形成し、外部回路接続用端子部分は、両セグメン
    トの端末であり、 セグメントの折曲処理は、素子接続用端子部分を除き、
    両セグメントの引出し線部分を同方向に直角に折曲する
    処理であり、 温度検出素子の取付処理は、温度検出素子の両端に取付
    けられたリード線を、素子接続用端子部分である長尺の
    セグメントのL字の底辺部分と、この部分に向き合う短
    尺セグメントの先端部分とにスポット溶接する処理であ
    り、 封止処理は、樹脂による一定形状に成形されたモールド
    体内に温度検出素子と両セグメントの引出し線部分の一
    部を封止する処理であることを特徴とする温度センサの
    製造方法。
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