JP2002155396A - 耐食性と成形性に優れたニッケルめっきオイルテンパー線及びオイルテンパー用線、及びこれら線の製造方法 - Google Patents

耐食性と成形性に優れたニッケルめっきオイルテンパー線及びオイルテンパー用線、及びこれら線の製造方法

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Tsutomu Nishimura
強 西村
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KANSAI ENGINEERING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メッキ剥離や線表面にすりキズが生じ素地を痛
めるなどの問題を解決した耐食性のよいニッケルめっき
オイルテンパー線及びオイルテンパー用線、及びこれら
線の製造方法を提供する。 【解決手段】鋼線にニッケルめっきを厚さ3μm〜20
μmの範囲で施す工程と、ニッケルめっきした鋼線にオ
イルテンパー処理を施す工程とを具備した耐食性と成形
性に優れたニッケルめっきオイルテンパー線の製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐食性と成形性に
優れたニッケルめっきオイルテンパー線及びオイルテン
パー用線、及びこれら線の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている熱処理オイルテ
ンパー線は、図1に示すように、原料ロッドをパテンテ
ィング熱処理した後、酸洗し、潤滑コーティングし、伸
線加工後にオイルテンパー処理し、オイルコーティング
し、製品仕上がりとなる。この熱処理オイルテンパー線
は、硬引き硬鋼線と比較して高強度、高疲労、伸直性な
どの諸特性が優れており、しかも、オイルテンパー処理
工程中に、900℃前後の温度での加熱によって緻密な
素地との密着性のよい酸化スケールが生じるが、この酸
化スケールはその後のバネ成形加工時の潤滑性を助け、
安定した形状のバネの製造に貢献している。
【0003】しかし、従来の熱処理オイルテンパー線
は、耐食性に関しては通常の硬引硬鋼線と同じく劣って
おり、かろうじて表面に塗布した防錆オイルで短時間内
での発錆を防いでいるにすぎない。
【0004】鋼線の耐食性を向上させるために、一般に
は亜鉛めっきを施すことがよく知られているが、亜鉛の
融点が423℃であることから、オイルテンパー時の加
熱温度900℃には耐え得ず、結局オイルテンパー後に
酸洗処理して酸化スケールを除去した後に、めっきを行
わざるを得ない。しかしオイルテンパー後の組織(焼戻
しマルテンサイト)は、酸アタックに鋭敏で長時間の酸
洗処理はできない。他方、酸アタックを避けるため短時
間の酸洗処理では、線表面の酸化スケールを充分に除去
できない。酸化スケールが充分に除去されない状況で亜
鉛めっき処理を施しても、各所に不メッキ部分を生じ、
また、せっかくの伸直性をそこなう。さらに問題なの
は、亜鉛とばね成形器具との摩擦が大きいため、メッキ
剥離や線表面にすりキズが生じ素地を痛めるなどの諸欠
点がある。このため現状では、耐食性のよいオイルテン
パー線の製造は断念されている。
【0005】
【発明が解決しようとする技術的課題】そこでこの問題
を解決するために提案したのが、本発明のニッケルめっ
きオイルテンパー線、及びその製造方法である。
【0006】すなわち、本発明者は亜鉛めっきに代えて
ニッケルめっきに着目した。ニッケルは900℃程度の
高温にも充分に耐え、その時の雰囲気が中性又は還元性
ではニッケル特有の白灰色を呈し、大気中はもちろん、
酸、アルカリにも強い特性を有し、さらには潤滑性がよ
いので、バネ成形器具との摩擦も少なく安定したばねの
成形に役立つ。そこで種々優れた特性を有するニッケル
をオイルテンパー線の表面にメッキした製品ができれば
所望の耐食性のあるオイルテンパー線が得られることに
なる。
【0007】ニッケルめっきを行う工程はオイルテンパ
ー処理前または処理後が考えられるが、処理後の場合に
は前述した亜鉛めっきの場合と同様、通常の雰囲気で加
熱を行うと、酸化スケールが線表面に存在し、これにニ
ッケルめっきを行うこととなる。従ってニッケルめっき
の前に酸洗処理が必要となり、酸アタックを受け易いの
で好ましくない。従って、オイルテンパー処理前にニッ
ケルめっきを施すのがより好ましい。ニッケルはオイル
テンパー処理時の加熱温度900℃程度にも充分に耐え
るので、オイルテンパー処理前にニッケルめっきを施し
てもなんら差しつかえなく、しかもこのニッケルが鋼線
素地表面に存在することは後述する如く加熱炉中での脱
炭防止や炉床とのコスリキズ防止など作業上からも品質
の向上に役立ち、その後製造される製品品質のうち、耐
食性、成形性などに著しく貢献するので利点は多い。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は以下のと
おりである。
【0009】(1) 鋼線にニッケルめっきを厚さ3μ
m〜20μmの範囲で施す工程と、ニッケルめっきした
鋼線にオイルテンパー処理を施す工程とを具備した耐食
性と成形性に優れたニッケルめっきオイルテンパー線の
製造方法。
【0010】(2) 鋼線に5μm〜30μmの厚みの
ニッケルメッキを施す工程と、これを伸線加工してオイ
ルテンパーの線径迄伸線する工程とを具備した耐食性と
成形性に優れたニッケルめっきオイルテンパー用線の製
造方法。
【0011】(3) 鋼線をオイルテンパー処理の線径
迄伸線加工する工程と、伸線加工した鋼線にニッケルめ
っきを厚さ3μm〜20μmの範囲で施す工程とを具備
したオイルテンパー用線の製造方法。
【0012】(4) 中性または還元性加熱雰囲気でオ
イルテンパー処理する工程と、テンパー処理後にニッケ
ルめっきを施す工程とを備えた耐食性と成形性に優れた
ニッケルめっきオイルテンパー線の製造方法。
【0013】(5) オイルテンパー処理での加熱が急
速加熱である(4)に記載の耐食性と成形性に優れたニ
ッケルめっきオイルテンパー線の製造方法。
【0014】(6) (1),(4),(5)の方法で
製造したニッケルめっきオイルテンパー線。
【0015】(7) (2),(3)の方法で製造した
ニッケルめっきオイルテンパー用線。
【0016】本発明(1),(3)でニッケルの厚みを
3μm〜20μmと制限したのは以下の理由による。ニ
ッケルめっきオイルテンパード線の耐食性を問題とする
場合、塩水噴霧試験を採用するか、あるいは恒温恒湿試
験を採用するかによってニッケルの厚みをどれ程にすべ
きかが決定される。例えば需要者の要求が恒温恒湿試験
で30日間で5%以下の赤錆発生率と規定された場合に
は、ニッケルは3μmあればそれに耐え得るが、塩水噴
霧50Hで赤錆発生率を5%とする場合ニッケルの厚み
は15μmは必要である。安全をみて20μmとした
が、それを超える厚さはコストの点より考えて得策では
ない。またばね成形時ツールとの摩擦の安定化と、さら
にハンダづけ性を考慮すると、最小3μmは必要とな
る。よってオイルテンパー線のニッケルめっき厚を3μ
m〜20μmとした。
【0017】尚、原料時ニッケルめっきを施す本発明
(2)の場合は、その後の伸線加工で直径の減少に比例
してNiの厚みも減少するのであるが、この場合の通常
のオイルテンパー用線の伸線加工減面率60%(直径減
少率で約35%)の場合を想定して、その厚みを(3〜
20μm)×1.56、すなわち概ね5μm〜30μm
とした。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の処理方法の一例を図2に
示す。原料ロッドをパテンティング熱処理した後、酸洗
し、ニッケルめっきし、伸線加工後にオイルテンパー処
理(加熱:900℃→油クエンチ又はオイル焼入れ:6
0℃→鉛浴焼戻し:450℃)し、製品仕上がりとな
る。あるいは、酸洗い後、潤滑コーティングし、伸線加
工後にニッケルめっきし、オイルテンパー処理後に製品
仕上がりとなる。
【0019】本発明の処理方法の他の例を図3に示す。
原料ロッドをパテンティング熱処理した後、酸洗し、ニ
ッケルめっきし、伸線加工後に無酸化雰囲気でのオイル
テンパー処理(加熱:900℃→オイル焼入れ:60℃
→鉛浴焼戻し:450℃)し、製品仕上がりとなる。あ
るいは、酸洗い後、潤滑コーティングし、伸線加工後に
無酸化雰囲気でのオイルテンパー処理し、ニッケルめっ
きして製品仕上がりとなる。
【0020】本発明のニッケルめっきオイルテンパー線
は、オイルテンパー処理以前に鋼線の表面にニッケルを
めっきしているものをオイルテンパー処理して製品化し
たもの或いは無酸化雰囲気でオイルテンパー処理した後
ニッケル製品化したものである。
【0021】オイルテンパー処理以前に鋼線の表面にニ
ッケルをめっきする場合、ニッケルめっきを施すタイミ
ングが2ヶ所あり、その1つは、原料サイズでニッケル
めっきを施した後、オイルテンパーを行う線径迄伸線加
工してオイルテンパーを行うものと、今1つはオイルテ
ンパー線径迄裸で伸線加工し、これにニッケルめっきを
施してオイルテンパー処理を行う方法である。
【0022】ニッケルめっき後に伸線加工をする場合
は、上述のように、ニッケルめっき厚を5μm〜30μ
mとし、伸線加工後にニッケルめっきする場合は、ニッ
ケルめっき厚を3μm〜20μmとする。ニッケルめっ
き及び伸線加工自体は常套手段であり、当業者であれば
容易に実施できる。
【0023】オイルテンパー処理は常套手段であり、硬
鋼線を900℃程度迄炉中で加熱してオーステナイト組
織として後、そのまま60℃程度に加熱したクエンチオ
イルの中に入れて焼入れしてマルテンサイト組織とし、
次いで450℃程度の溶融鉛の中に入れて焼き戻して、
その組織を焼戻しマルテンサイト組織として製品化する
もので高強度、高疲労、しかも真直ぐな直線状のワイヤ
ーが製造できる。しかも加熱炉の雰囲気を調節して密着
性のよい緻密な酸化鉄皮膜をワイヤーの表面に生成せし
めて、ばねの成形加工ツールとの摩擦を均一になるよう
潤滑性を付加している。工程の最後に防錆オイルをコー
トして製品化は完了する。
【0024】これら方法により製造される本発明のニッ
ケルめっきオイルテンパー線はいずれも次のような顕著
な作用効果を有する。
【0025】(1)オイルテンパー処理後も表面にニッケ
ルが存在しているので耐食性は抜群に優れている。
【0026】(2)通常の裸鋼線のオイルテンパー処理時
の加熱温度900℃前後での加熱により、雰囲気の酸素
(O)と鋼素地中の炭素(C)が反応し、COとなって
脱炭して行くケースがあり、その結果、線の疲労限を著
しく低下せしめる恐れがある。しかるに本発明の如くN
iが素地表面に存在すれば、雰囲気の(O)と素地の
(C)との反応は絶無で、脱炭が起らず、その発生を防
止できる。
【0027】(3)表面にコートされたニッケルは摩擦係
数が小さくばね成形加工を容易にして安定したばね形状
が出来る。
【0028】(4)オイルテンパー処理時、加熱炉の炉床
でこすられて素地表面にキズを生じる恐れが、表面にニ
ッケルコートが存在することによって防止される。
【0029】(5)長期の保管(3年以上)が可能であ
る。
【0030】なお、通常のオイルテンパー線の場合、コ
ートした防錆オイルは約1年余でその効果を失ってしま
う。
【0031】(6)オイルテンパー加熱雰囲気を中性又は
還元性雰囲気とすれば、白灰色のニッケル表面が保持さ
れ、美麗なオイルテンパー線が得られる。
【0032】(7)ニッケルめっきした硬鋼線をオイルテ
ンパー処理の加熱に誘導加熱を採用して急速加熱を行う
と、皮相効果で電流効率向上が期待され、しかも結晶粒
の微細化が保持され、高疲労限のばねを作ることができ
る。
【0033】また、無酸化雰囲気でオイルテンパー処理
後にニッケルめっきを施す方法においては、オイルテン
パー処理を中性又は還元性加熱雰囲気でおこない、その
加熱を急速加熱とする。この方法では、オイルテンパー
処理を中性又は還元性加熱雰囲気でおこなうので、表面
にばね成形のためのスケールが形成されない。そこで、
ニッケルめっきをして、ばね成形をしやすくする。この
場合、オイルテンパー処理でスケールができないので、
軽い酸洗い処理でニッケルめっきが可能となり、ニッケ
ルめっきする前の酸洗い処理を軽減することができる。
ここで、加熱方法は、通常のガス炉でも、電気炉でも、
誘導加熱でも良い。
【0034】
【実施例】次に弁ばね用シリコンクロム鋼オイルテンパ
ー線(JISG3566SWOSC-V)3.5mmを製造した従来法及び本発
明法の実施例を説明する。 (従来方法)5.5mmφの原材料をピーリング皮削処理
により厚さ0.02mm削り、パテンティング処理(加
熱:900℃、溶融鉛浴:450℃)した。酸洗いで
5.46mmとした後、りん酸亜鉛コーティングし、伸
線処理して3.50mmとした。そして、オイルテンパ
ー処理(加熱:900℃、油焼入れ:60℃、鉛浴焼戻
し:450℃)し、オイルコートした後、梱包仕上がり
された。
【0035】(本発明方法1)5.5mmφの原材料をピ
ーリング皮削処理により厚さ0.02mm削り、パテン
ティング処理(加熱:900℃、溶融鉛浴:450℃)
した。酸洗いで5.46mmとした後、5μmと30μ
mのニッケルめっきを施し、伸線処理して3.50mm
とした。そして、オイルテンパー処理(加熱:900
℃;還元性加熱雰囲気、油焼入れ:60℃、鉛浴焼戻
し:450℃)し、梱包仕上がりされた。
【0036】(本発明方法2)5.5mmφの原材料をピ
ーリング皮削処理により厚さ0.02mm削り、パテン
ティング処理(加熱:900℃、溶融鉛浴:450℃)
した。酸洗いで5.46mmとした後、ホウ砂コーティ
ングしてから伸線処理して3.50mmとする。次に、
3μmと20μmのニッケルめっきを施し、そして、オ
イルテンパー処理(加熱:900℃;還元性加熱雰囲
気、油焼入れ:60℃、鉛浴焼戻し:450℃)し、梱
包仕上がりされた。
【0037】表1は、これら各方法で得られたニッケル
めっきオイルテンパー線の機械的性質、表面性状を示し
たものである。表2はこれらニッケルめっきオイルテン
パー線の耐食性の試験結果を示したものである。さら
に、図6及び図7はNiの厚みと耐食性の関係を経時変
化で調査したものである。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】表1から、いずれの方法でも機械的性質は
同等であるが、表面性状は、本発明ではスケールが無い
が、従来方ではスケールがあることがわかる。また、表
2から本発明方法に係るニッケルメッキオイルテンパー
線では3μmのNi厚みでも耐食性に対しては効果があ
り、特に恒温恒湿試験では顕著に有効である。
【0041】また、図6、図7からニッケルめっき厚を
20μm程度とすることにより特に、赤錆発生率が低く
耐食性を向上させることができることがわかる。
【0042】(ばねの成形加工性)図5は、図4に示す
L=40mm、D=32mmのばね成形加工品に於ける
ばねの自由長Lのバラツキを測定したヒストグラムであ
る。なお、ばね成形個数は各々1000ヶである。
【0043】図5のヒストグラムから、発明1及び2の
方法は、従来方法に比べてバラツキが若干少ないが、特
に3者間に有意差は認められない。従って、本発明では
従来と同様のばね成形加工性があることが分かった。
【0044】また、表3は、各種ばね線の摩擦係数を示
す。この表から、ニッケルめっきは、ステンレス線でも
鋼線でも明らかに摩擦係数が低い、すなわち成形性が良
いことがわかる。
【0045】
【表3】
【0046】
【発明の効果】以上の如く本発明に係るニッケルめっき
オイルテンパー線は、その耐食性において顕著に優れて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のオイルテンパー線の製造法の一例を示す
フロー図。
【図2】本発明のオイルテンパー線の製造法の一例を示
すフロー図。
【図3】本発明のオイルテンパー線の製造法の他の例を
示すフロー図。
【図4】成形加工性の実験に供したばねの外観図。
【図5】成形加工性の実験結果を示す図。
【図6】Ni厚さを変えた時の塩水試験結果を示す図。
【図7】Ni厚さを変えた時の恒温恒湿試験結果を示す
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K024 AA03 AB01 BA02 BC03 DA01 DA03 GA04 4K043 AA02 BB03 BB04 BB05 CB02 DA01 FA09 HA04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼線にニッケルめっきを厚さ3μm〜2
    0μmの範囲で施す工程と、ニッケルめっきした鋼線に
    オイルテンパー処理を施す工程とを具備した耐食性と成
    形性に優れたニッケルめっきオイルテンパー線の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 鋼線に5μm〜30μmの厚みのニッケ
    ルメッキを施す工程と、これを伸線加工してオイルテン
    パーの線径迄伸線する工程とを具備した耐食性と成形性
    に優れたニッケルめっきオイルテンパー用線の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 鋼線をオイルテンパー処理の線径迄伸線
    加工する工程と、伸線加工した鋼線にニッケルめっきを
    厚さ3μm〜20μmの範囲で施す工程とを具備したオ
    イルテンパー用線の製造方法。
  4. 【請求項4】 中性または還元性加熱雰囲気でオイルテ
    ンパー処理する工程と、テンパー処理後にニッケルめっ
    きを施す工程とを備えた耐食性と成形性に優れたニッケ
    ルめっきオイルテンパー線の製造方法。
  5. 【請求項5】 オイルテンパー処理での加熱が急速加熱
    である請求項4に記載の耐食性と成形性に優れたニッケ
    ルめっきオイルテンパー線の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項4又は請求項5の方
    法で製造したニッケルめっきオイルテンパー線。
  7. 【請求項7】 請求項2又は請求項3の方法で製造した
    ニッケルめっきオイルテンパー用線。
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