JP2002154996A - 含フッ素不飽和化合物、その製法およびその使用 - Google Patents

含フッ素不飽和化合物、その製法およびその使用

Info

Publication number
JP2002154996A
JP2002154996A JP2000351620A JP2000351620A JP2002154996A JP 2002154996 A JP2002154996 A JP 2002154996A JP 2000351620 A JP2000351620 A JP 2000351620A JP 2000351620 A JP2000351620 A JP 2000351620A JP 2002154996 A JP2002154996 A JP 2002154996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorine
unsaturated compound
group
formula
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000351620A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Oharu
一也 大春
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP2000351620A priority Critical patent/JP2002154996A/ja
Publication of JP2002154996A publication Critical patent/JP2002154996A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】各種の反応性が向上し、特にヒドロシリル化反
応等に高反応性を有する含フッ素不飽和化合物の提供。 【解決手段】不純物を含有し、波長210nmの光の透
過率が5%未満である、式Rf1CH=CH2(ただし、
f1は含フッ素1価有機基)または式CH2=CHRf2
CH=CH2(ただし、Rf2は含フッ素2価有機基)で
示される含フッ素不飽和化合物(たとえばn−C817
CH=CH2)を、シリカゲル等の吸着剤で接触処理し
て波長210nmの光の透過率が5%以上である、対応
する含フッ素不飽和化合物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フルオロシラン類
またはフルオロシリコーン類等の原料等として有用な含
フッ素不飽和化合物、その製法およびその使用に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリフルオロアルキル基またはポリフル
オロアルキレン基(以下、これらの基を総称してRf
と記す。)を有するフルオロシラン類およびフルオロシ
リコーン類は、原料化合物としてRf基含有オレフィン
化合物とヒドロシラン類とをヒドロシリル化反応させる
ことにより製造されている。得られたフルオロシラン類
およびフルオロシリコーン類は、低表面張力等の物性を
有し、優れた表面改質剤、撥水撥油剤、界面活性剤、柔
軟加工繊維処理剤、化粧料、剥離剤、離型剤等の中間体
または製品等として広く用いられている。
【0003】この原料化合物として用いられるRf基含
有オレフィン化合物は、対応するRf基含有ヨウ化物と
エチレンとをラジカル開始剤の存在下に反応させ、次い
で塩基で処理して脱ヨウ化水素させることにより製造さ
れている。得られたRf基含有オレフィン化合物は、液
体の化合物が多いため蒸留により精製するのが一般的で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法で製
造したRf基含有オレフィン化合物を蒸留により精製し
た場合、該Rf基含有オレフィン化合物中には、使用し
たラジカル開始剤の残基を有する化合物や含ヨウ素化合
物等の不純物が残るという課題が認められる。そのた
め、得られたRf基含有オレフィン化合物をヒドロシリ
ル化反応等に用いると、該不純物がRf基含有オレフィ
ン化合物の反応性を低下させるため、ヒドロシリル化反
応等の反応を円滑に進行させることが困難であった。
【0005】しかも、Rf基含有オレフィン化合物は、
f基のような電子吸引性の置換基が二重結合を形成し
ている炭素原子に直接結合していることから該二重結合
が電子不足となり、ヒドロシリル化反応等の反応性が比
較的に低いため、用いる触媒の使用量をより増加させる
必要があった。また、このヒドロシリル化反応に用いる
該触媒は一般に極めて高価であり、経済的でないという
課題もあった。本発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、ヒドロシリル化反応等に対して高反応性を有する
含フッ素不飽和化合物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は高反応性を有
する含フッ素不飽和化合物について鋭意検討を重ねた結
果、含フッ素不飽和化合物中の不純物を低減させて、波
長210nmの光の透過率が5%以上である含フッ素不
飽和化合物とすることにより、上記課題を解決できるこ
とを見出し、下記(1)〜(5)の発明を完成するに至
った。
【0007】(1)波長210nmの光の透過率が5%
以上である、下式1または下式2で示される含フッ素不
飽和化合物。 Rf1CH=CH2・・・式1 CH2=CHRf2CH=CH2・・・式2 ただし、式中のRf1は含フッ素1価有機基を、Rf2は含
フッ素2価有機基を、示す。
【0008】(2)不純物を含有する波長210nmの
光の透過率が5%未満である、下式1または下式2で示
される含フッ素不飽和化合物(A)を、吸着剤で接触処
理して該不純物の量を低減させ、波長210nmの光の
透過率が5%以上である、下式1または下式2で示され
る含フッ素不飽和化合物(B)を得ることを特徴とする
含フッ素不飽和化合物の製法。 Rf1CH=CH2・・・式1 CH2=CHRf2CH=CH2・・・式2 ただし、式中のRf1は含フッ素1価有機基を、Rf2は含
フッ素2価有機基を、示す。
【0009】(3)含フッ素不飽和化合物(A)が、含
フッ素ヨウ化物とエチレンとをラジカル開始剤の存在下
で付加反応させて付加体を得、ついで該付加体と塩基と
を脱ヨウ化水素反応させて得られた含フッ素不飽和化合
物である(2)に記載の含フッ素不飽和化合物の製法。 (4)吸着剤がケイ素、アルミニウム、チタンまたはマ
グネシウムの水酸化物または酸化物を主体とする固体吸
着剤である(2)または(3)に記載の含フッ素不飽和
化合物の製法。 (5)(1)に記載の含フッ素不飽和化合物のヒドロシ
リル化反応への使用。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、波長210nm
の光の透過率が5%以上である含フッ素不飽和化合物
は、下式1で示される含フッ素不飽和化合物または下式
2で示される含フッ素不飽和化合物である(以下、これ
ら化合物を総称して含フッ素不飽和化合物と記す場合も
ある)。 Rf1CH=CH2・・・式1 CH2=CHRf2CH=CH2・・・式2 ただし、式中のRf1は含フッ素1価有機基を、Rf2は含
フッ素2価有機基を、示す。
【0011】式1において、Rf1で示される含フッ素1
価有機基としては、たとえばポリフルオロアルキル基
(以下、RF1基という。)が好ましい。RF1基とは、ア
ルキル基の水素原子の2個以上がフッ素原子に置換され
た基をいう。該RF1基は、直鎖構造であっても分岐構造
であってもよく、たとえば炭素数1〜20のRF1基が挙
げられる。RF1基が分岐構造である場合には、分岐部分
が、RF1基の末端部分に存在し、かつ、炭素数1〜4程
度の短鎖であるのが好ましい。RF1基の末端部分の構造
としては、−CF2CF3、−CF(CF32、−CF2
H、−CFH2等が挙げられ、なかでもCF2CF3が好
ましい。
【0012】RF1基中のフッ素原子の数は、[(RF1
中のフッ素原子数)/(RF1基と同一炭素数の対応する
アルキル基中に含まれる水素原子数)]×100(%)
で表現した場合に、60%以上が好ましく、特に80%
以上がより好ましい。
【0013】RF1基の具体例としては、たとえば以下の
基が挙げられる。なお、以下の具体例においては、同一
分子を有する構造の異なる基である、構造異性の基を含
む。 CF3−、C25−、C37−[たとえばCF3(C
22−、(CF32CF−]、C49−[たとえばF
(CF24−、(CF32CFCF2−、(CF3 3
−、CF3CF2(CF3)CF−]、C511−[たとえ
ばF(CF25−]、C613−[たとえばF(CF2
6−]、C715−[たとえばF(CF27−]、C8
17−[たとえばF(CF28−]、C919−[たとえ
ばF(CF29−]、C1021−[たとえばF(C
210−]、C1225−[たとえばF(CF2
12−]、C1429−[たとえばF(CF214−]、C
1633−[たとえばF(CF216−]、H(CF2t
−(ここで、tは4〜16の整数である)、(CF32
CF(CF2k−(ここで、kは1〜13の整数であ
る)等。
【0014】RF1基は、フッ素原子以外の他のハロゲン
原子を有していてもよい。該他のハロゲン原子は、RF1
基の末端部分に存在しているのが好ましい。他のハロゲ
ン原子としては、塩素原子が好ましい。他のハロゲン原
子を有するRF1基としては、末端部分の構造がたとえば
−CF 2ClであるRF1基が挙げられ、具体的にはCl
(CF2s−、(ここで、sは4〜16の整数であ
る。)等が挙げられる。
【0015】RF1基は、ヘテロ原子および/またはヘテ
ロ原子団を有していてもよい。ヘテロ原子および/また
はヘテロ原子団を有するRF1基としては、上記RF1基中
の炭素−炭素結合間に、エーテル性酸素原子、チオエー
テル性硫黄原子等のヘテロ原子および/またはエステル
結合(−COO−,−OCO−)、−SO2NR−(R
は、水素原子またはメチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基等の低級アルキル基を示
す。)等の等のヘテロ原子団が挿入された基が挙げられ
る。
【0016】ヘテロ原子および/またはヘテロ原子団を
有するRF1基の具体例としては、たとえば以下の基が挙
げられる。なお、以下の具体例においては、同一分子を
有する構造の異なる基である、構造異性の基を含む。ま
た、以下の具体例において、yは1〜5の整数であり、
zは1〜6の整数であり、wは1〜9の整数である。 CF3(CF24OCF(CF3)−、F[CF(C
3)CF2O]yCF(CF3)CF2CF2−、F[CF
(CF3)CF2O]zCF(CF3)−、F[CF(CF
3)CF2O]zCF2CF2−、F(CF2CF2CF2O)
zCF2CF2−、F(CF2CF2O)wCF2CF2−、C
817SO2N(CH3)−、C817SO2N(C25
−等。
【0017】RF1基は、なかでも直鎖構造が好ましい。
また、RF1基は、炭素数1〜16が好ましく、炭素数1
〜10がより好ましい。さらに、RF1基は、アルキル基
の水素原子の全てがフッ素原子に置換されたペルフルオ
ロアルキル基または該ペルフルオロアルキル基をRF1
の末端部分に有する基が好ましい。
【0018】式1で示される含フッ素不飽和化合物とし
ては、たとえばRF1基含有オレフィン化合物が好まし
い。該RF1基含有オレフィン化合物の具体例としては、
たとえば以下の化合物が挙げられる。 CF3CH=CH2、 CF3CF2CH=CH2、 CF3(CF23CH=CH2、 CF3(CF25CH=CH2、 CF3(CF27CH=CH2、 CF2H(CF25CH=CH2、 CF2H(CF27CH=CH2、 CF2H(CF29CH=CH2、 CF3(CF29CH=CH2、 CF3(CF211CH=CH2、 (CF32CF(CF22CH=CH2、 (CF32CF(CF24CH=CH2、 (CF32CF(CF26CH=CH2、 CF3(CF22OCF(CF3)CH=CH2、 CF3(CF22OCF(CF3)CF2OCF(CF3
CH=CH2
【0019】式2において、Rf2で示される含フッ素2
価有機基としては、たとえばポリフルオロアルキレン基
(以下、RF2基という。)が好ましい。RF2基とは、ア
ルキレン基の水素原子の1個以上がフッ素原子に置換さ
れた基をいう。該RF2基は、直鎖構造であっても分岐構
造であってもよく、たとえば炭素数1〜20のRF2基が
挙げられる。RF2基が分岐構造である場合には、分岐部
分が、炭素数1〜4程度の短鎖であるのが好ましい。
【0020】RF2基中のフッ素原子の数は、[(RF2
中のフッ素原子数)/(RF2基と同一炭素数の対応する
アルキレン基中に含まれる水素原子数)]×100
(%)で表現した場合に、60%以上が好ましく、特に
80%以上がより好ましい。
【0021】RF2基の具体例としては、たとえば以下の
基が挙げられる。なお、以下の具体例においては、同一
分子を有する構造の異なる基である、構造異性の基を含
む。 −C24−、−C36−[たとえば−(CF23−、−
CF(CF3)CF2−]、−C48−、−C612
等。
【0022】RF2基は、フッ素原子以外の他のハロゲン
原子を有していてもよい。他のハロゲン原子としては、
塩素原子が好ましい。他のハロゲン原子を有するRF2
の具体例としては、たとえば−CFCl(CF2s−、
(ここで、sは4〜16の整数である)等が挙げられ
る。
【0023】RF2基は、ヘテロ原子および/またはヘテ
ロ原子団を有していてもよい。ヘテロ原子および/また
はヘテロ原子団を有するRF2基としては、上記RF2基中
の炭素−炭素結合間に、エーテル性酸素原子、チオエー
テル性硫黄原子等のヘテロ原子および/またはエステル
結合(−COO−,−OCO−)、−SO2NR−(R
は、水素原子またはメチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基等の低級アルキル基を示
す。)等のヘテロ原子団が挿入された基が挙げられる。
【0024】ヘテロ原子および/またはヘテロ原子団を
有するRF2基の具体例としては、たとえば以下の基が挙
げられる。なお、以下の具体例においては、同一分子を
有する構造の異なる基である、構造異性の基を含む。 −C48OCF(CF3)CF2−、−C48SCF(C
3)CF2−等。
【0025】RF2基は、なかでも直鎖構造が好ましい。
また、RF2基は、炭素数1〜16が好ましく、炭素数1
〜10がより好ましい。さらに、RF2基は、アルキレン
基の水素原子の全てがフッ素原子に置換されたペルフル
オロアルキレン基が好ましい。
【0026】式2で示される含フッ素不飽和化合物とし
ては、たとえばRF2基含有ジオレフィン化合物が好まし
い。該RF2基含有ジオレフィン化合物の具体例として
は、たとえば以下の化合物が挙げられる。 CH2=CHCF2CF2CH=CH2、 CH2=CH(CF24CH=CH2、 CH2=CH(CF26CH=CH2、 CH2=CHCF(CF3)CF2CH=CH2、 CH2=CH(CF22OCF(CF3)CH=CH2、 CH2=CH(CF24OCF(CF3)CH=CH2
【0027】本発明の含フッ素不飽和化合物において、
波長210nmの光の透過率は、5%以上であることが
重要である。該透過率を満足する含フッ素不飽和化合物
は、反応性が高く、特にヒドロシリル化反応に高反応性
である。該透過率としては、好ましくは7%以上、より
好ましくは10%以上である。該透過率の測定は、JI
S K0115記載の方法に従って行った。測定に使用
するセルは石英ガラス製で光路長が10mmのセルであ
り、また、分光光度計としては島津製作所製UV310
0を用いた。
【0028】本発明において、上記特定の透過率を満足
し、かつ式1または式2で示される含フッ素不飽和化合
物(B)は、不純物を含有する波長210nmの光の透
過率が5%未満である式1または式2で示される含フッ
素不飽和化合物(A)を、吸着剤で接触処理して該不純
物の量を低減させることにより製造される。含フッ素不
飽和化合物(A)は、市販品でも適宜製造したものを用
いてもよい。
【0029】吸着剤は、カラムクロマトグラフィー等に
用いられる吸着剤であればよく、該吸着剤の具体例とし
ては、たとえばシリカゲル、アルミナ、チタニア、マグ
ネシア、ケイソウ土、活性炭等の無機多孔質、たとえば
デキストラン、アガロース等の天然高分子、たとえばポ
リアクリルアミド、ポリスチレン等の合成高分子等が挙
げられる。これら吸着剤は、それぞれ単独で用いても2
種以上適宜組み合わせて用いてもよい。
【0030】該吸着剤は、固体吸着剤が好ましく、ケイ
素、アルミニウム、チタンまたはマグネシウムの水酸化
物または酸化物を主体とする固体吸着剤がより好まし
く、シリカゲル、アルミナ、チタニアまたはマグネシア
がさらに好ましく、なかでもシリカゲルが特に好まし
い。
【0031】また、含フッ素不飽和化合物(A)中に不
純物としてヨウ素を含有している場合には、該ヨウ素の
除去は吸着剤として活性炭を用いることが好ましく、シ
リカゲル等の吸着剤と活性炭とを併用してもよい。本発
明の製法においては、シリカゲル等による接触処理と活
性炭による接触処理とを同時に行ってもよく、別々に行
ってもよい。
【0032】吸着剤の使用量は、含フッ素不飽和化合物
(A)中に含まれる不純物の量により適宜変更できる
が、吸着剤の使用量が多すぎると、吸着ロスによる含フ
ッ素不飽和化合物の回収率が低下し、また、使用量が少
なすぎると、不純物の量の低減効果が乏しくなる。該使
用量は、含フッ素不飽和化合物(A)に対して通常0.
1〜20質量%、好ましくは0.2〜5質量%の範囲か
ら適宜選択される。
【0033】吸着剤として固体吸着剤を用いた場合の該
固体吸着剤の粒子径は、粒子径が小さすぎると濾紙、濾
布等が目づまりし、濾過による分離が困難となるため、
通常0.1μm〜10mm、好ましくは20μm〜1m
mの範囲から適宜選択される。また、固体吸着剤は、表
面積が大きいものが望ましい。さらに、固体吸着剤の細
孔径は、細孔径が大きすぎても小さすぎても不純物の除
去効果が乏しくなるため、通常5〜10nmの範囲から
適宜選択される。
【0034】含フッ素不飽和化合物(A)を吸着剤で接
触処理する方法は、含フッ素不飽和化合物(A)と吸着
剤とを混合する、含フッ素不飽和化合物(A)中に吸着
剤を分散させる、吸着剤をカラムや充填塔等に充填した
後これに含フッ素不飽和化合物(A)を通液する等が挙
げられる。
【0035】含フッ素不飽和化合物(A)を吸着剤で接
触処理する回数は、1回でも、複数回数でもよい。含フ
ッ素不飽和化合物(A)を吸着剤で接触処理する時間
は、通常2秒以上であれば問題なく不純物の量を低減で
き、好ましくは30秒以上であり、また、長時間すぎる
ことによる問題はないが、通常1時間以内であれば作業
効率上好ましい。吸着剤で含フッ素不飽和化合物(A)
を接触処理する温度は、含フッ素不飽和化合物(A)が
液体状態である温度範囲が好ましい。
【0036】含フッ素不飽和化合物(A)中の不純物
は、その合成法により異なり、後述する製法により該含
フッ素不飽和化合物(A)を合成した場合には、原料化
合物やラジカル開始剤、またはそれらに由来する化合物
等が挙げられる。これら不純物については後述する。
【0037】本発明の含フッ素不飽和化合物は、好まし
くはたとえば下記製法によって製造される。すなわち、
まず、下式3または下式4で示される含フッ素ヨウ化物
とエチレンとをラジカル開始剤の存在下で付加反応させ
て、下式5または下式6で示される付加体を得る。 Rf1I・・・式3 IRf2I・・・式4 Rf1CH2CH2I・・・式5 ICH2CH2f2CH2CH2I・・・式6 ただし、式中のRf1およびRf2は前記と同じである。
【0038】式3で示される含フッ素ヨウ化物として
は、たとえば以下のモノヨードペルフルオロアルカンが
挙げられる。 CF3I、C25I、C37I、C49I、C511I、
613I、C715I、C817I、C919I、C10
21I、C1225I、C1429I、C1633I、(C
32CF(CF2kI(ここで、kは1〜13の整数
である)。
【0039】式4で示される含フッ素ヨウ化物として
は、たとえば以下のジヨードペルフルオロアルカンが挙
げられる。 IC24I、IC36I[たとえばI(CF23I、I
CF(CF3)CF2I]、IC48I、IC612I。
【0040】式3または式4で示される含フッ素ヨウ化
物とエチレンとの使用量は、式3で示される含フッ素ヨ
ウ化物1モルに対してエチレンを1.0〜1.1モル、
または、式4で示される含フッ素ヨウ化物1モルに対し
てエチレンを2.0〜2.2モル使用するのが好まし
い。
【0041】ラジカル開始剤としては、たとえばアルキ
ルヒドロペルオキシド、ジアルキルペルオキシド、ペル
オキシケタール、ジアシルペルオキシド、ペルオキシカ
ルボン酸エステル、ペルオキシカルボン酸またはペルオ
キシカーボネート等のペルオキシド、アゾ化合物、過硫
酸化合物等が挙げられる。
【0042】ペルオキシドの具体例としては、たとえば
1,1−ビス(tert−ブチルペルオキシ)−3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t
ert−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン、tert
−ブチルペルオキシイソプロピルカーボネート、ter
t−ブチルペルオキシイソブチレート、tert−ブチ
ルペルオキシピバレート、ジ−tert−ブチルペルオ
キシド、tert−ブチルヒドロペルオキシド、ter
t−ブチルクミルペルオキシド、メチルエチルケトンペ
ルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、ラウロイルペル
オキシド等が挙げられる。アゾ化合物の具体例として
は、たとえばアゾビスイソブチロニトリル、2,2’−
アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2’
−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,
2’−アゾビス(2−メチルプロピオン酸メチル)、
4,4’−アゾビス(4−シアノペンタン酸)、2,
2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミドオキシ
ム)等が挙げられる。過硫酸化合物としては、たとえば
過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等が挙げられる。
【0043】ラジカル開始剤は、なかでも有機遊離基開
始剤が好ましい。ラジカル開始剤の使用量は、原料の式
3または式4で示される含フッ素ヨウ化物に対して0.
1〜10モル%が好ましい。
【0044】上記付加反応の反応温度は、使用するラジ
カル開始剤によって異なり、通常40〜160℃の範囲
から適宜選択され、該ラジカル開始剤の10時間半減温
度のプラスマイナス30℃の範囲が好ましい。付加反応
の反応時間は、反応温度により異なるが、エチレンが反
応により消費されるまで続けられ、通常0.5〜40時
間が好ましい。また、付加反応の反応圧力は、反応温度
や使用するラジカル開始剤の種類により異なるが、通常
0.01〜2.0MPa(ゲージ圧、以下同様。)程度
が好ましい。
【0045】つぎに、得られた付加体と塩基とを脱ヨウ
化水素反応させて、含フッ素不飽和化合物(A)を得
る。塩基としては、たとえば水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等の金属水酸化物、たとえばトリエチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、4−ジメ
チルアミノピリジン、1,5−ジアザビシクロ[4.
3.0]ノナ−5−エン、1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]ウンデカ−7−エン等の有機アミン類、
たとえばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルアセトアミド等のアミド類等が挙げられる。塩基の
使用量は、付加体1モルに対して通常0.9〜30モル
の範囲から適宜選択される。
【0046】また、上記脱ヨウ化水素反応は、必要に応
じて溶媒や相間移動触媒等の触媒を用いてもよい。溶媒
としては、たとえばメタノール、エタノール、イソプロ
ピルアルコール等のアルコール類、たとえばアセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン類、たとえばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド等のアミド類、たとえばジエチ
ルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、テトラヒド
ロフラン等のエーテル類、水等が挙げられる。これら溶
媒は、それぞれ単独で用いても2種以上適宜組み合わせ
て用いてもよい。
【0047】また、相間移動触媒としては、たとえばテ
トラブチルアンモニウムブロミド、トリオクチルメチル
アンモニウムクロリド等が挙げられる。上記脱ヨウ化水
素反応の反応温度は、付加体や必要に応じて用いられる
溶媒等により異なるが、通常0〜150℃が好ましい。
また、脱ヨウ化水素反応の反応時間は、反応の進行によ
り適宜決定され、通常0.01〜10時間程度である。
【0048】得られた含フッ素不飽和化合物(A)中に
は不純物が含まれているが、該不純物は、上記含フッ素
ヨウ化物や上記付加体の他に、上記製法により副生され
てくる付加体由来の含フッ素アルコール類、ラジカル開
始剤由来の化合物、ヨウ素等が考えられ、実際にはさら
に多数の化合物が存在することがガスクロマトグラフィ
ー等により確認されている。これら不純物がヒドロシリ
ル化反応等の反応の進行を阻害する、すなわち含フッ素
不飽和化合物の反応性を低下させると考えられるが、明
確な物質は特定できないのが現状である。
【0049】副生される該含フッ素アルコール類は、R
f1CH2CH2OH、HOCH2CH2f2CH2CH2OH
等である。また、副生されてくる該ラジカル開始剤由来
の化合物は、ラジカル開始剤からラジカルを発生した後
の残基が付加体等から遊離したヨウ素原子と結合した化
合物[ラジカル開始剤としてジ−tert−ブチルペル
オキシドを用いた場合には、(CH33CI、フェニル
基(Ph)を有する過酸化物を用いた場合にはPhI
等。ラジカル開始剤としてアゾ化合物を用いた場合に
は、たとえばアゾビスイソブチロニトリルのときはNC
C(CH32I等。]、ラジカル開始剤がラジカルを発
生した後の残基が再結合して生成した化合物[ラジカル
開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを用いた場合
には、[NCC(CH322等。]等である。
【0050】そして、上記のようにして得られた含フッ
素不飽和化合物(A)は、脱ヨウ化水素反応終了後の反
応液をそのままでまたは適宜後処理を行った後、吸着剤
との接触処理に供される。これにより波長210nmの
光の透過率が5%以上である含フッ素不飽和化合物
(B)が得られる。ここで、吸着剤、吸着剤の使用量、
吸着剤で接触処理する方法、接触処理する回数、時間、
温度等は、上記したとおりである。
【0051】本発明の含フッ素不飽和化合物は、不純物
を含んでいないのが好ましいが、実質的に不純物を含ん
でいなければよい。本発明の含フッ素不飽和化合物の純
度は、該含フッ素不飽和化合物をヒドロシリル化反応等
に使用した場合に高反応性となる純度がよく、通常99
質量%以上、好ましくは99.1質量%以上、より好ま
しくは99.5質量%以上である。
【0052】本発明の含フッ素不飽和化合物は、波長2
10nmの光の透過率が5%以上であることが特徴であ
る。該含フッ素不飽和化合物は、不純物を含有する波長
210nmの光の透過率が5%未満である、式1または
式2で示される含フッ素不飽和化合物(A)を液体状態
で吸着剤で接触処理するという簡便な操作で容易に得ら
れる。得られた本発明の含フッ素不飽和化合物は、各種
の反応性が向上し、特にヒドロシリル化反応等に高反応
性である。また、本発明の製法は工業的にも実施可能で
ある。
【0053】
【実施例】以下に参考例(例1)、実施例(例2〜5お
よび例7〜10)、比較例(例6)を挙げて本発明を詳
細に説明するが、本発明はこれらにより限定されない。
波長210nmの光の透過率の測定は、JIS K01
15記載の方法に従って行った。測定に使用するセルは
石英ガラス製で光路長が10mmのセルであり、また、
分光光度計としては島津製作所製UV3100を用い
た。
【0054】[例1]撹拌機、温度計を備えた2000
mLのステンレス鋼製オートクレーブに1−ヨードペル
フルオロオクタン(n−C817I)2000g(純度
97.1%)とベンゾイルペルオキシド18gとを仕込
み、70℃に加熱した後、エチレンを供給して反応させ
た。エチレンは、オートクレーブ内の圧力が0.8MP
aとなるように供給し、6時間後、エチレンの供給量が
110gとなったところで反応を終了させた。
【0055】つぎに、撹拌機、温度計、滴下ロートを備
えた3000mLのガラス製4口フラスコに、水酸化ナ
トリウム175g、メタノール500gおよびN,N−
ジメチルホルムアミド500gを仕込み、55℃に加熱
した後、上記反応終了後の反応液を滴下した。滴下終了
後、55℃で2時間撹拌反応させた。反応終了後、反応
液を3回水洗し、常圧で蒸留して、沸点148℃のn−
817CH=CH2を1460g得た(以下、粗製品と
いう)。キャピラリーガスクロマトグラフィーの結果か
ら、得られた粗製品の波長210nmの光の透過率は0
%であり、また、純度は98.5%であった。
【0056】[例2]撹拌機、温度計を備えた500m
Lのガラス製3口フラスコに例1で得られた粗製品50
0g、MSゲル中性(洞海化学工業社製商品名。以下同
じ。)10g、および活性炭0.2gを仕込み、室温で
30分間撹拌させた。撹拌後、反応混合物を濾過して、
480gのn−C817CH=CH2(以下、本発明品1
という。)を得た。キャピラリーガスクロマトグラフィ
ーの結果から、得られた本発明品1の波長210nmの
光の透過率は12%であり、また、純度は99.9%で
あった。
【0057】[例3]撹拌機、温度計を備えた500m
Lのガラス製3口フラスコに例1で得られた粗製品50
0g、KW2007(協和化学工業社製商品名。シリカ
ゲル。)10g、および活性炭0.2gを仕込み、室温
で30分間撹拌させた。撹拌後、反応混合物を濾過し
て、480gのn−C817CH=CH2(以下、本発明
品2という。)を得た。キャピラリーガスクロマトグラ
フィーの結果から、得られた本発明品2の波長210n
mの光の透過率は7%であり、また、純度は99.1%
であった。
【0058】[例4]内径20mmのカラムにMSゲル
中性10gを充填し、このカラムに例1と同様の方法で
得られた粗製品500gを20g/分の割合でカラム上
部より通液して、475gのn−C817CH=CH
2(以下、本発明品3という。)を得た。キャピラリー
ガスクロマトグラフィーの結果から、得られた本発明品
3の波長210nmの光の透過率は12%であり、ま
た、純度は99.6%であった。
【0059】[例5]例4で得られた200gの本発明
品3をさらに例4で用いたカラムに再度通液して、19
3gのn−C817CH=CH2(以下、本発明品4とい
う。)を得た。キャピラリーガスクロマトグラフィーの
結果から、得られた本発明品4の波長210nmの光の
透過率は16%であり、また、純度は99.8%であっ
た。
【0060】[例6]撹拌機、温度計を備えた200m
lのステンレス鋼製オートクレーブに例1で得られた粗
製品70g、メチルジクロロシラン25g、およびPt
−VTS(3質量%。デグサ・ヒュルス・ジャパン社
製。白金触媒。)15.8mgを仕込み、80℃に加熱
して5時間撹拌反応させた。反応終了後、反応粗液をガ
スクロマトグラフィーで分析した結果、ヒドロシリル化
反応による粗製品の反応率は0.5%であった。結果を
表1に示す。
【0061】[例7〜10]例6において、粗製品の代
わりに例2〜5で得られた本発明品1〜4を用いた以外
は例5と同様にして反応およびガスクロマトグラフィー
での分析を行った。結果を表1に併せて示す。
【0062】
【表1】
【0063】表1の結果から明らかなように、波長21
0nmの光の透過率が0%である粗製品を用いてヒドロ
シリル化反応を行った例6は粗製品の反応率が0.5%
であった。これに対し、波長210nmの光の透過率が
5%以上である本発明品1〜4を用いてヒドロシリル化
反応を行った例7〜10は、該本発明品1〜4の反応率
が例6に比べ明らかに向上していることがわかる。
【0064】
【発明の効果】本発明の含フッ素不飽和化合物は、波長
210nmの光の透過率が5%以上である。それによ
り、各種の反応性が向上し、特にヒドロシリル化反応等
に高反応性である、という効果を奏するものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波長210nmの光の透過率が5%以上で
    ある、下式1または下式2で示される含フッ素不飽和化
    合物。 Rf1CH=CH2・・・式1 CH2=CHRf2CH=CH2・・・式2 ただし、式中のRf1は含フッ素1価有機基を、Rf2は含
    フッ素2価有機基を、示す。
  2. 【請求項2】不純物を含有する波長210nmの光の透
    過率が5%未満である、下式1または下式2で示される
    含フッ素不飽和化合物(A)を、吸着剤で接触処理して
    該不純物の量を低減させ、波長210nmの光の透過率
    が5%以上である、下式1または下式2で示される含フ
    ッ素不飽和化合物(B)を得ることを特徴とする含フッ
    素不飽和化合物の製法。 Rf1CH=CH2・・・式1 CH2=CHRf2CH=CH2・・・式2 ただし、式中のRf1は含フッ素1価有機基を、Rf2は含
    フッ素2価有機基を、示す。
  3. 【請求項3】含フッ素不飽和化合物(A)が、含フッ素
    ヨウ化物とエチレンとをラジカル開始剤の存在下で付加
    反応させて付加体を得、ついで該付加体と塩基とを脱ヨ
    ウ化水素反応させて得られた含フッ素不飽和化合物であ
    る請求項2に記載の含フッ素不飽和化合物の製法。
  4. 【請求項4】吸着剤がケイ素、アルミニウム、チタンま
    たはマグネシウムの水酸化物または酸化物を主体とする
    固体吸着剤である請求項2または3に記載の含フッ素不
    飽和化合物の製法。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の含フッ素不飽和化合物の
    ヒドロシリル化反応への使用。
JP2000351620A 2000-11-17 2000-11-17 含フッ素不飽和化合物、その製法およびその使用 Pending JP2002154996A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000351620A JP2002154996A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 含フッ素不飽和化合物、その製法およびその使用

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000351620A JP2002154996A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 含フッ素不飽和化合物、その製法およびその使用

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002154996A true JP2002154996A (ja) 2002-05-28

Family

ID=18824645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000351620A Pending JP2002154996A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 含フッ素不飽和化合物、その製法およびその使用

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002154996A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007514708A (ja) * 2003-12-19 2007-06-07 デグサ ゲーエムベーハー フルオロアルキル基を有するケイ素化合物をヒドロシリル化により製造する規定の方法
JP2013508265A (ja) * 2009-10-15 2013-03-07 メキシケム、アマンコ、ホールディング、ソシエダッド、アノニマ、デ、カピタル、バリアブレ (ヒドロ)フルオロアルケン類を精製する方法
JP2013060417A (ja) * 2011-08-25 2013-04-04 Jnc Corp ペルフルオロアルキル鎖を有する液晶化合物、液晶組成物および液晶表示素子
CN115787350A (zh) * 2022-11-04 2023-03-14 国家图书馆 一种纸张含氟脱酸液

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007514708A (ja) * 2003-12-19 2007-06-07 デグサ ゲーエムベーハー フルオロアルキル基を有するケイ素化合物をヒドロシリル化により製造する規定の方法
JP2013508265A (ja) * 2009-10-15 2013-03-07 メキシケム、アマンコ、ホールディング、ソシエダッド、アノニマ、デ、カピタル、バリアブレ (ヒドロ)フルオロアルケン類を精製する方法
US9012703B2 (en) 2009-10-15 2015-04-21 Mexichem Amanco Holdings S.A. De C.V. Process for purifying (hydro) fluoroalkenes
JP2015166374A (ja) * 2009-10-15 2015-09-24 メキシケム、アマンコ、ホールディング、ソシエダッド、アノニマ、デ、カピタル、バリアブレMexichem Amanco Holding S.A. De C.V. プロセス
JP2015178514A (ja) * 2009-10-15 2015-10-08 メキシケム、アマンコ、ホールディング、ソシエダッド、アノニマ、デ、カピタル、バリアブレMexichem Amanco Holding S.A. De C.V. プロセス
US9309176B2 (en) 2009-10-15 2016-04-12 Mexichem Amanco Holding S.A. De C.V. Process for purifying (hydro)fluoroalkenes
US9624148B2 (en) 2009-10-15 2017-04-18 Mexichem Amanco Holding S.A. De C.V. Process for purifying (hydro)fluoroalkenes
US9790152B2 (en) 2009-10-15 2017-10-17 Mexichem Amanco Holding S.A. De C.V. Process for purifying (hydro)fluoroalkenes
KR101827917B1 (ko) * 2009-10-15 2018-02-09 멕시켐 아만코 홀딩 에스.에이. 데 씨.브이. (하이드로)플루오로알켄 정제 방법
JP2013060417A (ja) * 2011-08-25 2013-04-04 Jnc Corp ペルフルオロアルキル鎖を有する液晶化合物、液晶組成物および液晶表示素子
CN115787350A (zh) * 2022-11-04 2023-03-14 国家图书馆 一种纸张含氟脱酸液
CN115787350B (zh) * 2022-11-04 2024-05-31 国家图书馆 一种纸张含氟脱酸液

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3856487B2 (ja) 環状構造を有する弗素化ポリマー又はコポリマー
US4900874A (en) Method for producing fluorine-containing olefin
US4954666A (en) Process for preparing fluorinated C4 to C6 hydrocarbons and novel cyclic fluorinated hydrocarbons and their use as propellant gas and working fluid for heat pump systems
KR20100094465A (ko) 플루오르화 올레핀의 합성방법
GB2539158A (en) Bis(1, 1-dichloro-3,3,3-trifluoropropyl)ether and method for producing same
JPWO2006123563A1 (ja) 含フッ素アルキルエーテルの処理方法
US5516946A (en) Producing CF3 CH2 CF3 and/or CF3 CH=CF2 by the conversion of fluorinated ethers
JP5266902B2 (ja) 含フッ素オレフィン化合物の製造方法
US5594159A (en) Producing CF3 CH2 CF3 and/or CF3 CH═CF2 by the conversion of alpha-hydroperfluoroisobutyric acid compounds
JP2002154996A (ja) 含フッ素不飽和化合物、その製法およびその使用
JP4804762B2 (ja) フルオロハロゲンエーテルの製造方法
JP2008044863A (ja) ペルフルオロ有機過酸化物ならびにその製造方法、および重合体の製造方法
JP3134312B2 (ja) 1,1,1,2,2,4,4,5,5,5‐デカフルオロペンタンの製造方法及びその製造用中間体
JP2014214123A (ja) (e)−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンの製造方法
JP2595080B2 (ja) 新規ペルフルオロアルケンおよびそのフッ素化生成物
JP2007522287A (ja) 組成物、ハロゲン化組成物、化学生成物およびテロマー化方法
KR20050086475A (ko) 하이드로플루오로카본의 제조방법, 그 제품 및 그 용도
TW593301B (en) Processes for producing fluorinated cyclic ethers and use thereof
JP2021014410A (ja) ビニル化合物の製造方法
JP4814573B2 (ja) 置換又は無置換の飽和炭化水素の製造方法
JPS6139297B2 (ja)
JP2511689B2 (ja) 含臭素ヨウ素化合物およびその合成中間体
EP0497990B1 (en) Process for producing trifluorinated hydrocarbon compound
JP7541263B2 (ja) ハロゲン化アルケン化合物の製造方法
JPH0749391B2 (ja) 含フッ素化合物及びその製法