JP2002154558A - パン類の袋詰め品結束包装体および包装方法 - Google Patents

パン類の袋詰め品結束包装体および包装方法

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JP2002154558A JP2000358374A JP2000358374A JP2002154558A JP 2002154558 A JP2002154558 A JP 2002154558A JP 2000358374 A JP2000358374 A JP 2000358374A JP 2000358374 A JP2000358374 A JP 2000358374A JP 2002154558 A JP2002154558 A JP 2002154558A
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packaging bag
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packaging
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋内部への異物の侵入を防止でき、かつ結束
に際して帯状シール部の剥がれを抑制し得る。 【解決手段】 包装体10は、片面熱溶着性のフィルム
で一方に開口部を有する筒状に成形されている包装袋1
2に、略矩形状を呈する食パン14が収容される。包装
袋12の物品収容縁部17から開口部側に向けて延在す
る袋延在部18において、食パン14の身部分と対向す
る一対の第1側面に開口部側のガセット折込部が夫々形
成される。袋延在部18には、包装袋12の開口端縁部
寄りで該端部に近接する位置に、該包装袋12を密封
し、開口縁縁部と略平行な複数の帯状シール部22が並
列に形成される。袋延在部18には、物品収容縁部17
から帯状シール部22までに至る間で、かつ該シール部
22と干渉しない位置に、結束具26が着脱可能に装着
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パン類が収容され
た包装袋の開口部を、繰返し開閉可能に結束具で結束し
たパン類の袋詰め品結束包装体および包装方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】食パンその他パン類の袋詰めに際して
は、包装袋の開口部を繰返し開閉できるように、各種の
結束具により包装袋の開口部側を束ねて結束した包装体
が採用されている。しかし、単に結束具で開口部側を結
束しただけでは、包装袋の内部と外部との結束部分を完
全に遮断することができずに隙間が生じた状態となるた
め、製造から販売までに至る製品流通過程等において、
袋内に異物が侵入してしまうおそれがある。そこで、こ
の異物侵入を防止するための包装構造として、例えば、
特許第3032163号公報に記載のものが提案されて
いる。この提案に係る包装構造は、包装袋の開口部側
に、該包装袋の内部と外部とを略遮断する帯状シール部
を複数個のドット状の熱溶着部により部分的に溶着する
と共に、該シール位置に対応して結束具を装着して結束
することで、前記の問題を解消し得るものとなってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の技術によれば、シール位置と結束具による結束
位置を一致させる必要があるために、自動包装を行なう
場合において確実な位置合わせをすることは容易ではな
い。また前記帯状シール部は、ドット状の熱溶着部を複
数個形成することにより開封容易に設定されている。こ
のため、結束具の形態によっては、該結束具をシール位
置に装着するに際し、帯状シール部に強い力が加わって
結束具が装着し難く、最悪の場合には剥がれてしまうお
それがある。また従来の技術では、帯状シール部がドッ
ト状の熱溶着部により部分的に溶着されているに過ぎ
ず、密封されていないために袋内部への異物侵入防止が
不充分である。更に、この従来の技術の包装構造では、
包装袋の形態(平袋状)を維持したまま帯状シール部を幅
全体に施しているため、該シール部に結束具を装着する
ことで開口部側が束ねられると、その結束位置より開口
部側に略扇状に延在することとなる袋耳部の幅が、袋胴
部の幅に対して大きく広がって見栄えを損なう難点があ
る。
【0004】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、袋内部への異物の侵入を確実に防
止でき、かつ結束に際して帯状シール部の剥がれを抑制
し得ることに加えて、包装後における見栄えを向上して
製品価値を高めた包装が可能なパン類の袋詰め品結束包
装体および包装方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係るパン類
の袋詰め品結束包装体は、パン類が収容された包装袋の
物品収容縁部から開口部側に向けて延在する袋延在部の
対向する一対の側面にガセット折込部が夫々形成され、
少なくとも前記袋延在部内の空気が略脱気された状態
で、該袋延在部に、包装袋を密封する開封容易な熱シー
ルである帯状シール部が形成され、前記袋延在部におけ
る帯状シール部の形成位置を除く位置に、結束具が着脱
可能に装着されて結束してあることを特徴とする。
【0006】また前述した課題を解決し、所期の目的を
好適に達成するため、本願の別の発明に係るパン類の袋
詰め品結束包装方法は、パン類が収容された包装袋の開
口部側を結束する方法であって、前記パン類が収容され
た包装袋の物品収容縁部から開口部側に向けて延在する
袋延在部において、その対向する一対の側面にガセット
折込部をガセット折込手段により夫々形成すると共に、
少なくとも前記袋延在部内の空気を略脱気状態としたも
とで、該袋延在部に、包装袋を密封する開封容易な帯状
シール部を加熱シール手段によって形成し、前記袋延在
部における帯状シール部の形成位置を除く位置に、結束
具を着脱可能に装着することで結束することを特徴とす
る。なお、本発明に用いられる結束具としては、例え
ば、テープ、紐、輪ゴム、合成樹脂を材質としてスリッ
トを設けた板状のもの等が挙げられる。
【0007】包装袋の物品収容縁部から開口部側に延在
する袋延在部に形成された帯状シール部により密封(す
なわち、開封容易にするためシール力を弱くしてある
が、例えばドット状に部分的に熱シールするのではな
く、全体的に隙間なく熱シールを行なうこと)されてい
ることから、開口部から袋内への異物の侵入は確実に防
止される。また、袋延在部における帯状シール部の形成
位置を除く位置に結束具を装着するので装着が容易であ
り、しかもその装着に際して帯状シール部が剥がれるの
は抑制される。更に、袋延在部にはガセット折込部が形
成されているから、結束具により該延在部を束ねた状態
で、その結束位置より開口部側に扇状に延在する袋耳部
の幅は袋胴部に対して大きくなりすぎず、包装後の見栄
えは損なわれない。更にまた、袋延在部内の空気が略脱
気された状態で帯状シール部が形成されることで、収容
されたパン類に対して包装袋のふくらみを無くした包装
体とし、またこれにより、製品流通過程において製品が
占める無駄なスペースを割愛することが可能となる。ま
た、製品流通過程において包装袋への外圧等により包装
袋内の空気圧が高まった際に、帯状シールが剥離するお
それを最小限とすることができる。
【0008】また本発明は、前記帯状シール部を包装袋
の開口端縁部寄りに形成するようにしたものであり、こ
れにより、該シール部から開口端縁部までに至る未シー
ル部を短く設定でき、製品流通過程において該未シール
部内に異物が侵入してしまう危険は最小限となる。更に
本発明は、食パンを包装する場合に、包装袋として食パ
ンを収容することで角底となる底部側にガセットが付い
た袋を用いるようにしたものであり、これにより、該袋
に収容された食パンの周囲がだぶ付いた包装状態となら
ず、見栄えが一層良好となる。更にまた、本発明は、複
数の帯状シール部を形成するようにしたものであり、こ
れにより、製品流通過程等で複数の内の一つの帯状シー
ル部に誤って剥離が生じた場合であっても、他の帯状シ
ール部によって袋内への異物侵入を防止可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパン類の袋詰
め品結束包装体および包装方法につき、好適な実施例を
挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0010】図1は、実施例に係る袋詰め品結束包装体
(以下 単に包装体と云う)を示すものであって、該包装
体10は、一方に開口部を有する筒状に成形されている
包装袋12に、例えばパン類として複数(実施例では6
枚)のスライスパンを纏めた略矩形状を呈する食パン1
4が収容されている。この包装袋12は、図2に示す如
く、幅方向両側に溶断シール13が形成されると共に、
平袋状態で底部側の幅方向全体にフィルムが底面側から
袋内方側に折込まれたガセット16が形成されたガセッ
ト付き袋であって、片面熱溶着性のフィルムから成形さ
れると共に、その熱溶着面が包装袋12の内側となるよ
う設定される。そして、この包装袋12に矩形状の食パ
ン14を収容することで、その底面が該パン14の外形
寸法に沿って四角形となる角底状を呈して、収容された
食パン14の周囲にだぶ付きが生じない包装状態とな
り、良好な見栄えが得られるようになっている。なお、
包装状態の包装袋12における食パン14の身部分(切
断面)と対向する各底部側には、底部側のガセット折込
部16aが夫々臨み、包装袋12の保形状態が確保され
る(図3,図4参照)。前記包装袋12の袋素材として
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレンの単体フィル
ムまたはこれらの複合フィルム等、その他各種のプラス
チックフィルムが好適に使用される。なお実施例の包装
袋12は、収容された食パン14を外部から視認し得る
ように透明フィルムが使用されている。
【0011】前記包装袋12の物品収容縁部(食パン1
4の開口部側に臨む端部と対応する部位)17から開口
部側に向けて延在する袋延在部18において、前記食パ
ン14の身部分と対向する一対の第1側面12a,12
aに、各側面12aを幅方向の中央で袋内方側に折込ん
だ開口部側のガセット折込部20が夫々形成されている
(図3,図4参照)。また袋延在部18では、包装袋12
における食パン14の耳部分と対向する一対の第2側面
12b,12bが重合して、少なくとも袋延在部内の空
気が略脱気された状態となっていると共に、包装袋12
の開口端縁部寄りで該縁部に近接する位置には、該包装
袋12を密封する開口縁縁部と略平行な複数(実施例で
は2本)の帯状シール部22が並列に形成されている(図
3参照)。なお、帯状シール部22は、その開封に際し
て包装袋12が裂けたり破れることなく容易に開封し得
るシール強度で熱溶着してある。包装袋12の開口端縁
部には、前記一方の第2側面12bおよび該第2側面1
2bに連続する両第1側面12a,12aの幅方向中央
までに亘り、その開口端縁部から更に外方に所定長さで
延出する突出部24が形成されている(図3参照)。
【0012】前記袋延在部18には、前記物品収容縁部
17から帯状シール部22までに至る間で、かつ該シー
ル部22と干渉しない位置に、板状の結束具26が着脱
可能に装着されている。この結束具26は、図5に示す
如く、合成樹脂を材質として略四角形の環状に形成され
ると共に、その一辺部には、孔部26aと外部とを連通
するスリット26bが形成されている。そして、スリッ
ト26bを介して結束具26の孔部26aに挿入した前
記袋延在部18を束ねた状態で保持することで、包装袋
12の開口部側を結束するよう構成される。なお実施例
では、袋延在部18の物品収容縁部17に近接した位置
に結束具26を装着してある(図1参照)。
【0013】前記袋延在部18の帯状シール部22より
開口部側には、袋幅方向に向けて帯状の印刷模様28が
複数印刷されている。なお印刷模様28は、帯状シール
部22と重ならない位置に印刷されるのが好ましいが、
必要に応じて重なっていてもよい。また、その意匠は帯
状模様に限らず他の模様でもよいし、あるいは印刷模様
28自体を省略することも可能である。更に、包装袋1
2における食パン14を収容している胴部には、商品
名、製造年月日、原材料名等、各種の情報の他に、商品
に関連するデザイン画等が適宜に印刷される(図示せ
ず)。
【0014】実施例に係る包装体10によれば、前記包
装袋12の袋延在部18に、該袋12を密封する帯状シ
ール部22を形成したので、製品流通過程等において開
口部から袋内部への異物の侵入を確実に防止できる。す
なわち、帯状シール部22は開封容易にするためシール
力を弱くしてあるが、例えばドット状に部分的に熱シー
ルするのではなく、全体的に隙間なく熱シールを行なっ
て密封しているから、異物侵入を確実に防止し得るもの
である。なお、帯状シール部22のシール力は弱く、そ
の開封に際して包装袋12が裂けたり破れることなく容
易に開封し得る。また袋延在部18における帯状シール
部22と干渉しない位置に結束具26を装着して結束し
たから装着が容易であり、加えて該結束具26の装着に
際して帯状シール部22に強い力が加わって剥がれるの
を抑制し得る。更に、結束具26を物品収容縁部17に
近接した位置に装着しているから、包装袋12と食パン
14との間のだぶ付きを抑制でき、各スライスパンがバ
ラけるのを防止して良好な包装状態を維持できる。更に
また、少なくとも袋延在部内の空気は略脱気されている
から、食パン14に対して包装袋12のふくらみを無く
した包装体10を得ることができ、これにより製品流通
過程において製品が占める無駄なスペースを割愛するこ
とが可能となる。また、製品流通過程において包装袋1
2への外圧等により包装袋内の空気圧が高まった際に、
帯状シール部22が剥離するおそれを最小限とすること
ができる。更に、袋延在部18にはガセット折込部2
0,20が形成されているから、結束具26により該延
在部18を束ねた状態で、その結束位置より開口部側に
扇状に延在する袋耳部の幅は袋胴部に対して大きくなり
すぎず、包装後の見栄えは損なわれない。
【0015】前記帯状シール部22を包装袋12の開口
端縁部寄りで該縁部に近接する位置に形成したので、該
シール部22から開口端縁部に至る未シール部は短く、
製品流通過程において当該未シール部内に異物が侵入し
てしまう危険を最小限に抑えることができる。また、食
パン14を収容することで角底となるガセット付きの袋
を用いることで、矩形状の食パン14の周囲がだぶ付い
た包装状態とならず、見栄えが一層良好となる。更に、
複数の帯状シール部22を形成してあるから、製品流通
過程等で複数のうちの一つの帯状シール部22に誤って
剥離が生じた場合であっても、他の帯状シール部22に
よって袋内への異物侵入を防止することができる。
【0016】次に、前述した包装体を製造するための本
発明に係る包装方法を実施する工程につき、図2〜図5
により示される具体例を参照して説明する。図2に示す
平袋状の包装袋12の袋口部に、エア吹込み手段等によ
りエアを吹込むことで該袋口部を開口した状態で、複数
枚のスライスパンを纏めた食パン14を該開口部から袋
内部に押込み、該パン14の耳部を包装袋12の底面に
当接させる(図3参照)。このとき、矩形状の食パン14
の外形寸法に沿って包装袋12の底面が四角形となる角
底状を呈すると共に、該包装袋12の底面側における食
パン14の身部分と対向する部分には、フィルムが底面
側から袋内側に折込まれた底部側のガセット折込部16
a,16aが臨み、包装袋12の保形状が確保される。
【0017】前記食パン14が収容された包装袋12の
前記袋延在部18における食パン14の身部分と対向す
る第1側面12a,12aを、その幅方向の略中央部に
おいてガセット形成爪等のガセット形成手段を挿入する
等によって袋内側に折込むことで、開口部側のガセット
折込部20,20を形成する(図4参照)と共に、外方か
ら押える脱気手段等によって少なくとも袋延在部内の空
気が略脱気されたもとで、該袋延在部18の開口端縁部
寄りで該縁部に近接する位置に、該開口端縁部と平行で
開封容易な複数の帯状シール部22を加熱シールによっ
て形成し、密封する。この帯状シール部22は、例えば
升目状の凹シール面が形成された第1シールバーと、縦
または横方向に所定間隔で山形の凸シール部が複数並ぶ
シール面を有する第2シールバーとを相互に当接させる
ことによって形成される。すなわちこの場合は、凹凸の
両シール面の当接部で袋延在部18が加圧熱シールされ
ると共に、該当接部の両側で凹凸のシール面が当接しな
い部位(加圧されない部位)では当接部での加圧熱シール
より弱い熱シールが施され、手指での容易な開封が可能
となる。なお第2シール体として、平坦なシール面を有
するものを用いても、開封容易な帯状シール部22を形
成し得る。ちなみに、第1シール体と第2シール体とか
ら加熱シール手段が構成されるが、この手段はシールロ
ーラ等であってもよい。
【0018】次に、前記袋延在部18における物品収容
縁部17から帯状シール部22までに至る間の適宜位置
に対し、該袋延在部18を適宜の保持手段により挟持し
た状態で、袋延在部18における帯状シール部22の延
在方向の一側端部と前記結束具26のスリット26b側
とを対向して相互に近接し、該袋延在部18をスリット
26bを介して前記孔部26aに差込んで束ねることで
結束具26を袋延在部18に装着する。これより、包装
袋12の開口部側は結束具26により結束される。
【0019】実施例に係る袋詰め品結束包装方法では、
包装袋12における物品収容縁部17から帯状シール部
22までに至る間の適宜位置に結束具26を装着して結
束するので、シール位置にこだわることなく、該結束具
26を食パン14の縁部に近接位置させることができ、
包装袋12と食パン14とのだぶつきを抑制した包装体
10を製造し得る。またシール位置と結束位置とを一致
させる必要はないから、自動包装が容易となる。しか
も、袋延在部18における帯状シール部22と干渉しな
い位置に結束具26を装着するから、その装着が容易で
あり、また該結束具26の装着に際して帯状シール部2
2に強い力が加わって剥がれるのは抑制される。
【0020】前述した実施例では、袋延在部に形成した
帯状シール部と物品収容縁部との間の袋延在部に結束具
を装着したが、該帯状シール部を物品収容縁部に近接す
る位置に形成すると共に、この帯状シール部から開口端
縁部までに至る適宜位置に結束具を装着するようにして
もよい。また帯状シール部の形成数については、実施例
のように2本に限定されるものでなく、1本のみあるい
は3本以上であってもよい。更に、シール幅も、必要に
応じて自由に設定し得る。
【0021】前記帯状シール部を開封容易に密封する手
段としては、フィルム素材に特殊加工や処理を施した
り、あるいはシール温度を低温またはシール圧力を低
圧、更にはこれらの組合わせによりフィルムを熱シール
して密封する等、各種の手段を適宜に採用し得るが、そ
の場合であっても、袋素材のフィルムが裂けたり破れた
りすることなく包装袋の機能が保たれた状態で開封でき
るようになっていればよい。また帯状シール部のシール
目については、ベタ状、その他各種の溶着状態の何れか
1つあるいは複数の組合わせを採用可能である。なお、
包装袋に収容するパン類としては、複数のスライスパン
からなる食パンに限らず、スライスされていない食パン
や、その他ロールパンやフランスパン等の別の形態のパ
ンであってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る請求項
1に係るパン類の袋詰め品結束包装体によれば、包装袋
の袋延在部に該包装袋を密封する開封容易な帯状シール
部を形成したので、包装袋の開口部からの異物の侵入を
確実に防止できる。また、少なくとも袋延在部内の空気
を略脱気してあるから、収容されているパン類に対して
包装袋のふくらみを無くした包装体とし、またこれによ
り、製品流通過程において製品が占める無駄なスペース
を割愛することが可能となる。更に、製品流通過程にお
いて包装袋への外圧等により包装袋内の空気圧が高まっ
た際に、帯状シールが剥離するおそれを最小限とするこ
とができる。更にまた、袋延在部における帯状シール部
と干渉しない位置に結束具を装着して結束したことで、
その装着が容易であり、加えて該結束具の装着に際して
帯状シール部に強い力が加わって剥がれるのを抑制し得
る。なお、袋延在部にはガセット折込部が形成されてい
るから、結束具により該延在部を束ねた状態で、その結
束位置より開口部側に扇状に延在する袋耳部の幅は袋胴
部に対して大きくなりすぎず、包装後の見栄えが損なわ
れることはない。
【0023】請求項2に係るパン類の袋詰め品結束包装
体によれば、帯状シール部を包装袋の開口端縁部寄りに
形成したので、該シール部から開口端縁部に至る未シー
ル部を短く設定でき、製品流通過程において当該未シー
ル部内に異物が侵入してしまう危険を最小限にできる。
また結束具をパン類の収容縁部に近接して袋延在部に装
着し得るから、パン類に対して包装袋のふくらみを無く
した包装体とすることができる。包装袋における物品収
容縁部から帯状シール部までに至る間の適宜位置に結束
具を装着して結束する場合は、袋延在部内の空気は略脱
気された状態であるから、該袋延在部を束ねて結束具で
結束する際に袋内の空気圧が高まって帯状シール部に孔
があくのは抑制される。更に、請求項3に係るパン類の
袋詰め品結束包装体によれば、矩形状の食パンを包装す
る際に、該食パンを収容することで角底となるガセット
付きの袋を用いることで、食パンの周囲がだぶ付いた包
装状態とならず、スライスされた個々のパンの整列状態
が保持され、見栄えが一層良好となる。更にまた、請求
項4に係るパン類の袋詰め品結束包装体によれば、複数
の帯状シール部を形成してあるから、一つの帯状シール
部に剥離が生じた場合であっても、他の帯状シール部に
よって袋内への異物侵入を防止できる。
【0024】請求項5に係る袋詰め品結束包装方法によ
れば、包装袋を密封する帯状シール部を形成するため、
包装袋の開口部からの異物の侵入を確実に防止すること
ができ、また帯状シール部のシール位置と結束具の結束
位置とを一致させる必要はないから、自動包装が容易と
なり、前述した効果(段落番号[0022]参照)を奏する
袋詰め品結束包装体を製造することができる。また請求
項6に係る袋詰め品結束包装方法のように、帯状シール
部を包装袋の開口端縁部寄りに形成したので、該シール
部から開口端縁部に至る未シール部を短く設定でき、製
品流通過程において当該未シール部内に異物が侵入して
しまう危険を最小限にできる。包装袋における物品収容
縁部から帯状シール部までに至る間の適宜位置に結束具
を装着して結束する場合は、袋延在部内の空気は略脱気
された状態であるから、該袋延在部を束ねて結束具で結
束する際に袋内の空気圧が高まって帯状シール部に孔が
あくのは抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るパン類の袋詰め品
結束包装体を示す斜視図である。
【図2】本発明の好適な実施例に係るパン類の袋詰め品
結束包装方法において、包装袋に食パンを収容する前の
状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の好適な実施例に係るパン類の袋詰め品
結束包装方法において、袋口部を開口した包装袋に食パ
ンを収容する状態を示す斜視図である。
【図4】実施例に係るパン類の袋詰め品結束包装方法に
おいて、食パンを収容した包装袋における袋延在部にガ
セット折込部を形成した状態を示す斜視図である。
【図5】実施例に係るパン類の袋詰め品結束包装方法に
おいて、袋延在部に帯状シール部を形成すると共に結束
具を装着する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 包装袋 14 食パン(パン類) 16 ガセット 16a 底部側のガセット折込部 17 物品収容縁部 18 袋延在部 20 開口部側のガセット折込部 22 帯状シール部 26 結束具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細田 和志 愛知県名古屋市西区中小田井4丁目380番 地 株式会社フジキカイ名古屋工場内 Fターム(参考) 3E064 AA13 AB03 BA22 EA18 FA01 HM01 HN06 HN28 3E096 BA28 CA12 DA11 DA14 DC01 DC02 EA02X FA03 FA22 GA01 GA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パン類(14)が収容された包装袋(12)の物
    品収容縁部(17)から開口部側に向けて延在する袋延在部
    (18)の対向する一対の側面(12a,12a)にガセット折込部
    (20)が夫々形成され、 少なくとも前記袋延在部内の空気が略脱気された状態
    で、該袋延在部(18)に、包装袋(12)を密封する開封容易
    な熱シールである帯状シール部(22)が形成され、 前記袋延在部(18)における帯状シール部(22)の形成位置
    を除く位置に、結束具(26)が着脱可能に装着されて結束
    してあることを特徴とするパン類の袋詰め品結束包装
    体。
  2. 【請求項2】 前記帯状シール部(22)は、前記包装袋(1
    2)の開口端縁部寄りに形成されると共に、該帯状シール
    部(22)と前記物品収容縁部(17)との間の袋延在部(18)に
    前記結束具(26)が装着されている請求項1記載の袋詰め
    品結束包装体。
  3. 【請求項3】 前記パン類(14)は食パンであり、前記包
    装袋(12)は、食パンを収容することで角底となる底部側
    にガセット(16)が付された袋である請求項1または2記
    載のパン類の袋詰め品結束包装体。
  4. 【請求項4】 前記袋延在部(18)には、前記包装袋(12)
    の開口端縁部と略平行な複数本の前記帯状シール部(22)
    が並列に形成されている請求項1〜3の何れかに記載の
    パン類の袋詰め品結束包装体。
  5. 【請求項5】 パン類(14)が収容された包装袋(12)の開
    口部側を結束する方法であって、 前記パン類(14)が収容された包装袋(12)の物品収容縁部
    (17)から開口部側に向けて延在する袋延在部(18)におい
    て、その対向する一対の側面(12a,12a)にガセット折込
    部(20)をガセット折込手段により夫々形成すると共に、
    少なくとも前記袋延在部内の空気を略脱気状態としたも
    とで、該袋延在部(18)に、包装袋(12)を密封する開封容
    易な帯状シール部(22)を加熱シール手段によって形成
    し、 前記袋延在部(18)における帯状シール部(22)の形成位置
    を除く位置に、結束具(26)を着脱可能に装着することで
    結束することを特徴とするパン類の袋詰め品結束包装方
    法。
  6. 【請求項6】 前記包装袋(12)の開口端縁部寄りに帯状
    シール部(22)を形成し、この帯状シール部(22)と前記物
    品収容縁部(17)との間の袋延在部(18)に前記結束具(26)
    を装着する請求項5記載のパン類の袋詰め品結束包装方
    法。
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JP2013049463A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Maruman:Kk 包装袋

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