JP2002153937A - 自由鍛造用金敷 - Google Patents

自由鍛造用金敷

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Abstract

(57)【要約】 【課題】難加工材料であっても割れなどの発生を防止す
ることができる熱間自由鍛造用平金敷を提供する。 【解決手段】金属材料を熱間で自由鍛造するときに用い
る金敷(D)であって、金敷の圧下面(1)の幅(材料
を送り出す方向に対して直角な水平方向の長さ)が入り
側(W)において金敷の全幅(X)よりも小さく、出側
に向けて大きくなっている自由鍛造用金敷。その圧下面
(1)は、材料の送り方向の表面が金敷の送り方向の長
さ(Y)の3倍〜30倍である円弧面で構成することもでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属材料の熱間自
由鍛造用金敷に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間自由鍛造は、たとえば上下一対の平
金敷で金属材料を挟んで圧下し、圧下ごとに金属材料を
長手方向に送ることによって断面を減少させる加工方法
である。
【0003】このような加工方法は、鍛伸加工と呼ば
れ、金属材料(以下、単に「材料」という)をマニプレ
ータなどで把持し、圧下開始位置から圧下ごとに所定の
長さ(送り量)だけ移動させながら圧下を繰り返す方法
である。このとき、圧下開始から長手方向の圧下完了ま
でを「1回のパス」と定義されている。材料(例えば、
鋼塊、鋼片または鋳片)を所定の断面寸法にまで鍛伸加
工するには、1パス、または複数パスごとに材料を回転
させ、材料に対する圧下方向を変えながら複数パスの圧
下が加えられる。
【0004】図4および図5は、従来使用されている熱
間自由鍛造用平金敷を示す図であり、それぞれ(a)は側
断面図、(b)は下金敷の斜視図である。
【0005】平金敷DまたはDは、図4および図5に
示すように、材料を所定の寸法に圧下する平坦な圧下面
1と、材料の入り側および出側に傾斜面(2-1,3-1、符号
a-a-b-bまたは符号e-e-f-f(ただし1つのfは顕れていな
い)で囲まれた面)または曲面(2-2,3-2)とから構成さ
れている。傾斜面(2-1,3-1)は、図4に示すように平
坦な圧下面1の両端から長手方向に角度θの傾斜をもっ
て構成されている。
【0006】この傾斜面(2-1,3-1)または曲面(2-2,3
-2)は、鍛造される材料の表面に発生する割れを防止す
る働きをするが、鍛造される材料が難加工材であると、
このような傾斜面または曲面だけでは割れを防止するこ
とができない。これを改善するため、下記に示すような
金敷が提案されている。(1)材料の入り側および出側に
二段傾斜面または傾斜面と円弧面とを複合させた自由鍛
造用平金敷(特開平7-116766号公報、参照)、(2)材料
の入り側および出側に円弧面を設け、かつ圧下面の送り
方向に平行な垂直断面が前記円弧面の半径よりも大きな
半径で形成されている自由鍛造用金敷(特開平11-10271
号公報、参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の圧下面の入り側
形状を二段傾斜面または傾斜面と円弧面とを複合させた
面とした金敷であっても、強度や耐熱性を高めるために
合金元素の含有量を高めた鋼材(高合金鋼など)を鍛造
すると、割れの発生などで加工できなくなる。このよう
な難加工材料に対しては、従来では、1回の加工度を下
げ、再加熱を繰り返しながら何度も鍛伸する方法、また
は拘束鍛造などの特殊鍛造法が用いられてきた。
【0008】本発明の目的は、難加工材料であっても割
れなどの発生を防止することができる熱間自由鍛造用金
敷を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、難加工材
料を平金敷で自由鍛造したときに発生する割れの発生原
因について鍛造実験および数値解析を行って調査した。
その結果、次のことが明らかになった。 (1) 図4または図5に示すような平坦な圧下面を備える
平金敷で圧下すると、材料が金敷に接する表層部の中央
部に塑性歪みが生じない、いわゆる「デッドメタル域」
が生じる。 (2) デッドメタル域には、結晶粒の大きな鋳造組織や加
熱時の組織が残存し、割れなどを発生させる。 (3) 前記鋳造組織や加熱時の組織の残存を軽減するため
には、金敷き入り側の幅方向長さを圧下前の材料幅より
も短くすればよい。 (4) 平金敷の入り側の幅を小さくし、出側に向かって大
きくすれば、材料にはデッドメタル域の発生はなく、割
れなどを発生させない。 (5)平坦な圧下面と入り側の傾斜面または曲面とを備え
た金敷で材料を圧下すると、材料の表面に窪みが発生す
ることがある。その原因は次のように考えられる。すな
わち、入り側の傾斜面または曲面で圧下された材料は、
次の圧下で平坦化される。しかし、次の圧下ではこの部
分よりも入り側にある部位が先に圧下され始めるため
に、この部分は金敷に接触する前に圧下方向に引き下げ
られ、窪みが発生する。 (6)金敷長手方向の圧下面を円弧面とすれば、圧下によ
る材料表面の長手方向の流動が促進され、上記窪みの発
生が軽減される。
【0010】本発明は、上記の知見に基づいて完成さ
れ、その要旨は図1および図2に示す下記の自由鍛造用
金敷にある。
【0011】『金属材料を熱間で自由鍛造するときに用
いる金敷Dであって、金敷の圧下面1の入り側幅(材料
を送り出す方向に対して直角な水平方向の長さ、W
が金敷の全幅(X)よりも小さく、出側に向かって拡大
されている自由鍛造用金敷。』 上記の圧下面1は、材料を送り出す方向(長手方向)の
表面が円弧面で構成され、その円弧の半径(R)が金
敷の材料を送り出す方向の長さ(金敷の長手方向の全
長、Y)の3倍〜30倍であることが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】1.金敷圧下面の幅を入り側で小
さく、出側で大きくする理由について:材料は、材料幅
よりも大きく平坦な圧下面で自由鍛造されると、圧下面
に接する表層部では塑性流動が拘束され、その中央部に
はほとんど塑性歪みが生じない、いわゆる「デッドメタ
ル域」が生じる。このデッドメタル域は、長手方向のみ
ならず幅方向にも生じる。
【0013】長手方向に生じるデッドメタル域を解消す
るためには、(1)材料の送り量を小さく調整すること、
(2)鍛造パス間で材料の圧下位置をずらすこと、(3)金敷
の圧下面の表面を材料の送り方向に円弧面とすることな
どの対策が採られている。しかし、幅方向に生じるデッ
ドメタル域は、このような対策を講じても、塑性歪みの
小さい領域が残存し、高合金鋼などの難加工材料では、
鍛造された面の中央部に割れが発生することがある。
【0014】一般に、鋼材は、熱間加工によって塑性歪
みが生じると、結晶粒が微細化されて機械的性質などが
改善される。しかし、デッドメタル域が存在すると、粗
い鋳造組織や加熱時の組織が残存して割れなどを発生さ
せる。したがって、平金敷で自由鍛造を行う場合には、
材料にデッドメタル域を発生させないようにする必要が
ある。
【0015】本発明者らは、材料を自由鍛造したときの
デッドメタル域の発生原因について、平金敷の幅および
材料の幅を種々変化させ、圧下したときの塑性歪み分布
を有限要素法による数値解析を行って調査した。その結
果、平金敷きの幅を圧下前の材料の幅よりも小さく(望
ましくは約0.7倍以下)すれば、圧下時の塑性歪み分布
が幅方向に均一化され、デッドメタル域が小さくなるこ
とを見いだした。
【0016】この知見を基に、鍛造の初期において材料
の幅方向中央部だけを圧下し、その後幅方向全体にまで
圧下すれば、デッドメタル域の発生を防止できる。これ
を実現するためには、金敷の圧下面の幅を入り側で小さ
く、出側で大きな形状とすればよい。その形状について
次に説明する。
【0017】2.本発明の平金敷の形状について:図1
は、本発明の下部金敷の圧下面を示す斜視図である。
【0018】本発明の平金敷Dは、圧下面5、入り側の
曲面(符号a-a-b-bの範囲、符号2)および出側の曲面3
(e-e-f-fの範囲、ただし1つのfは記載できず)から構
成されている。
【0019】圧下面5は、入り側(b-b)において幅(W
)を小さくした領域(b-b-c-cの範囲、符号5-1)と、
出側(e-e)に向かって幅を漸増した領域(c-c-d-dの範
囲、5-2)および金敷の幅全体を幅とする領域(d-d-e-e
の範囲、5-3)から構成されている。 入り側の曲面
(2)、出側の曲面(3)、圧下面(5-1)および圧下面
(5-2)のそれぞれの両端から金敷の両側面までの領域
(4,4)は、傾斜面または曲面で構成されており、材料
の圧下量を漸減して逃がす面である。圧下面の(c)か
ら(d)までの境界線は、図では曲線としているが直線
であってもよい。また、金敷の入り側で圧下幅を小さく
した領域(5-1)の幅方向の断面形状(b-b)は、図1で
は直線であるが、圧下方向の上向きに凸の曲面であって
もよい。
【0020】金敷入り側の幅は、前述したように鍛造さ
れる材料幅の約0.7倍以下であることが望ましい。これ
を実現する金敷圧下面の入り側の幅は、実質的に材料を
圧下する面の長さ(L)以下とすればよい。また、圧
下幅を小さくした金敷の入り側(b-b)から圧下幅を金
敷の幅全体とした位置(d-d)までの長さ(L)は、図1
に示すように実質的に材料を圧下する面の長さ(L
の約0.5倍以下とするのが望ましい。
【0021】3.圧下面を長手方向に円弧面とすること
について:図2の(a)は、圧下面の幅を入り側で小さ
く、出側で大きくし、さらに圧下面を長手方向に円弧面
とした本発明の金敷を示す斜視図であり、(b)は幅中央
部((a)図に一点差線で示す位置)の垂直断面図であ
る。
【0022】この金敷は、請求項2に示す本発明の望ま
しい態様の金敷であり、圧下面の幅を入り側で小さく、
出側で大きくしした上で、さらに圧下面を長手方向に円
弧面(曲面)とするものである。
【0023】前記のように、平坦な圧下面と入り側の傾
斜面または曲面とを備えた金敷で材料を圧下すると、材
料の表面に窪みが発生することがある。
【0024】この窪みは、材料の送り量を小さくする対
策を講じても完全に抑止することはできない。また、上
記の圧下面入り側の幅を小さく出側で大きくした金敷を
用いる鍛造でも、圧下面の幅方向長さが中央部から全体
に広がる境界位置で、長手方向に若干の窪みを生じるこ
とがある。これを抑制するため、図2に示すように圧下
面を長手方向に円弧面(曲面)とするのが望ましい。
【0025】円弧面の半径(R)が金敷の長手方向の
長さ(Y)の3倍未満では、被加工材(材料)に長手方向
の曲がりが生じることがあり、また30倍を超えると平坦
面に近づくために上記窪みの発生を解消する効果が得ら
れなくなる場合がある。
【0026】4.本発明の平金敷を用いて鋳片を鍛造す
る方法について:図3は、本発明の金敷で材料を鍛造し
ている状態を示す図である。
【0027】鍛造は、図3に示すように、たとえば長方
形断面の被加工材(鋳片などの材料)Aを上下一対の金
敷(D,D)の間に挿入し、上金敷を上下させて圧下
を行い、圧下を終えるごとに被加工材を矢印の方向に所
定の送り量だけ移動させ、1パスの鍛造を行う。
【0028】図1に示すように金敷入り側部の曲面2
は、符号(a-b-b-a)で囲まれた範囲であり、曲面また
は傾斜面で構成されている。符号(b-b)の位置が材料
の入り側と呼ばれ、符号(b-b)の位置から符号(c-c)
の位置までの圧下面(5-1)に材料の先端が挿入され、
最初の圧下が行われる。符号(c-c)から符号(d-d)ま
での圧下面(5-2)は、圧下幅(Wx)が漸増されてお
り、符号(d-d)の位置で金敷の全幅となり、圧下面(5
-3)となる。符号aからdまでの2つの曲線の幅方向外側
には、曲面または傾斜面で構成されている面4が形成さ
れ、材料の圧下量を幅方向で外側ほど減少するように変
化させる、いわゆる「逃げ領域」を設けている。
【0029】材料Aは、図3に示すように最初の圧下で
幅方向の中央部が大きく圧下され、両端に向かって圧下
量が漸減するので材料表面の幅方向に塑性流動が生じ
る。また、圧下するごとに材料が送られるので、材料へ
の圧下幅が大きくなり所定の寸法(圧下量)に鍛造され
る。これにより、難加工材であっても材料の幅方向の中
央部まで塑性流動が生じ、組織を微細化して鍛造割れな
どの欠陥の発生を防止することができる。
【0030】本発明の金敷を用いて材料にデッドメタル
域を発生させることなく鍛造するには、鍛造前の材料の
幅Bは、金敷の圧下面5-1の入り側の幅(W)の約1.4倍
以上とするのが好ましい。また、材料の送り量は、金敷
の入り側(b-b)の位置から符号(c-c)の位置までの圧
下面の長さ(L)よりも小さく、かつ入り側(b-b)か
ら圧下幅を金敷の幅全体とした位置(d-d)までの圧下
面の長さ(L)の1/3以下とするのが望ましい。
【0031】
【実施例】(実施例1)難加工材である高合金鋼(25%C
r-35%Ni-3%Mo-Fe)を溶製し、断面の一辺が500mm、長さ
が2000mmの鋼塊を用意した。この鋼魂を1290℃に加熱し
た後、本発明の金敷、比較例の金敷および従来の平金敷
を用い、断面の一辺が180mmのビレットを製造する鍛造
試験を行った。
【0032】図6は、実施例に使用した金敷の平面と側
面の形状を示す図であり、(a)および(b)は本発明の金
敷、(c)および(d)は従来の平金敷である。
【0033】ここで使用した金敷は、いずれも材料を送
り出す方向の長さ(Y)が700mm、幅(X)が1000mmであ
る。
【0034】鍛造は、1パスごとに材料を90°回転さ
せ、8パスの圧下を行った。圧下量は金敷片側で60mm
(合計120mm)であり、圧下ごとの送り量は60mmとし
た。
【0035】評価は、鍛造して得られたビレットの表面
を目視および浸透探傷法によって観察した。その結果を
表1にまとめて示した。
【0036】
【表1】
【0037】発明例1の金敷は、圧下面の形状を図6
(a)に示すように図1に示す寸法記号でW=100mm、L
=70mm、L=200mm、R=70mmとした。
【0038】発明例2の金敷は、圧下面の形状を図6
(b)に示すように図1および図2に示す寸法記号でW
100mm、L=70mm、L=200mm、R=70mm、R=5000mmと
した。
【0039】比較例1の金敷は、圧下面の形状を図6
(c)に示すように、入り側および出側の曲面の半径Rを70
mm、圧下面の曲率半径Rを5000mmとした。
【0040】比較例2の金敷は、圧下面の形状を図6
(d)に示すように、入り側および出側の傾斜部には傾斜
角を20°とする面および30°とする面の二段傾斜面で構
成した。
【0041】比較例3の金敷は、圧下面の形状を図4に
示す傾斜角θを30°とする面で入り側および出側の傾斜
部を構成した。
【0042】表1から明らかなように、発明例1および
2の金敷で鍛造したビレットには、割れは観察されなか
った。また、鍛造面の窪みは、発明例1では最大0.8mm
であったが、発明例2では0.2mmであり、表面形状精度
もきわめて良好であった。
【0043】比較例1の金敷で鍛造したビレットには、
幅方向の中央部に微少な割れが全長のうち2カ所に観察
されたが、その割れの大きさは、比較例3に比べて小さ
く目視では判別できないものであった。表面の窪みは最
大0.4mmであった。
【0044】比較例2の金敷で鍛造したビレットには、
幅方向の中央部に微小な割れがビレット全長にわたって
多数目視で観察された。また、鍛造面の窪みは、最大0.
8mmであった。
【0045】比較例3の鍛造ビレットには、幅方向の中
央部に微小な割れがビレット全長にわたって多数目視で
観察された。また、鍛造面の窪みは、最大0.8mmであっ
た。
【0046】
【発明の効果】本発明の金敷は、圧下面の入り側の幅を
小さく、入り側から出側に向かって漸増させたので、材
料の幅中央部から圧下が開始され、塑性歪みを均一にす
ることができ、鍛造割れを軽減することができる。さら
に、この金敷表面の長手方向の断面を曲面とすることに
より、被加工材の表面に発生する窪みを軽減させ、寸法
精度を改善させることができる。この金敷を使用するこ
とにより、難加工材であっても幅方向中央部表面に鍛造
割れや窪みなどの欠陥を生じることなく、自由鍛造を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の下部金敷の圧下面を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の別態様の下部金敷を示す図であり、
(a)は圧下面の幅を入り側で小さく出側で大きく、さら
に圧下面を長手方向に円弧面とした本発明の金敷を示す
斜視図、(b)は幅中央部の垂直断面図である。
【図3】本発明の平金敷で被加工材を圧下している状態
を示す図である。
【図4】従来使用されている熱間自由鍛造用平金敷を示
す図であり、(a)は側断面図、(b)は下金敷の斜視図であ
る。
【図5】従来使用されている熱間自由鍛造用平金敷を示
す図であり、(a)は側断面図、(b)は下金敷の斜視図であ
る。
【図6】実施例に使用した金敷の平面と側面の形状を示
す図であり、(a)および(b)は本発明の金敷、(c)および
(d)は比較例の平金敷である。
【符号の説明】
1.圧下面 2.入り側傾斜面 3.出側傾斜面 4.逃がし面(傾斜面) A.被加工材 D.本発明の金敷 D,D.従来の平金敷 β.傾斜角

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属材料を熱間で自由鍛造するときに用い
    る金敷であって、金敷の圧下面の幅(Wx)が入り側におい
    て金敷の全幅(X)よりも小さく、出側に向けて拡大され
    ていることを特徴とする自由鍛造用金敷。
  2. 【請求項2】上記の圧下面は、材料を送り出す方向の表
    面が円弧面で構成され、その円弧の半径(R)が金敷の
    材料を送り出す方向の長さ(Y)の3倍〜30倍であることを
    特徴とする請求項1に記載の自由鍛造用金敷。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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