JP2002153829A - 洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents

洗浄装置及び洗浄方法

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JP2002153829A
JP2002153829A JP2000350602A JP2000350602A JP2002153829A JP 2002153829 A JP2002153829 A JP 2002153829A JP 2000350602 A JP2000350602 A JP 2000350602A JP 2000350602 A JP2000350602 A JP 2000350602A JP 2002153829 A JP2002153829 A JP 2002153829A
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cleaning
cleaned
rotating brush
brush group
rotating
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JP2000350602A
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Takeshi Nakamura
雄志 中村
Reiji Chiba
令二 千葉
Daiki Yamada
大樹 山田
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Kioritz Corp
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Kioritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ごく小径の細長い形状の被洗浄物でも確実に
洗浄できる洗浄装置及び洗浄方法を提供する。 【解決手段】 傾斜した回転ブラシ群3の個々のロール
状ブラシ5の互いに同方向への回転によって、傾斜方向
上方へと被洗浄物Cを搬送しながら、且つ、該被洗浄物
Cに向けて洗浄液Wを高圧で噴射しながら、洗浄を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄装置及び洗浄
方法に関するものであり、詳しくは、主として根菜類、
特に、ミニキャロット等の細長い形状を有する根菜類を
洗浄するのに適した、洗浄装置及び洗浄方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】人参、大根、さつまいも、蓮根等の根菜
類の表面を効率良く洗浄するため、種種の洗浄装置が提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えばミニキ
ャロットのような、ごく小径で細長い形状の被洗浄物を
洗浄するのに適した実用的な洗浄装置は提案されていな
い。
【0004】そこで、本発明は、ごく小径で細長い形状
の被洗浄物でも確実に洗浄できる洗浄装置及び洗浄方法
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1に記載の本発明に係る洗浄装置は、そのそ
れぞれの回転軸を互いに平行にして隣接せしめて配設さ
れた個々のロール状ブラシの互いに同方向への回転によ
ってその回転方向へと被洗浄物を搬送しながら該被洗浄
物の表面を擦るように作用する回転ブラシ群と、該回転
ブラシ群上の前記被洗浄物に向けて洗浄液を噴射する洗
浄液噴射ノズルと、を備えたものである。
【0006】また、請求項2に記載の本発明に係る洗浄
装置は、請求項1に記載のものにおいて、前記被洗浄物
が、前記回転ブラシ群の前記回転方向へのみ搬送されな
がら洗浄されるようにせしめたものである。
【0007】本発明によれば、前記被洗浄物は、前記各
ロール状ブラシの互いに同方向への回転によって、前記
回転ブラシ群上で回転させられながら、前記各ロール状
ブラシの回転方向へと搬送される。この過程で、前記被
洗浄物は、前記回転ブラシ群によってその表面を擦ら
れ、前記洗浄液噴射ノズルから噴射される前記洗浄液に
よって、前記被洗浄物の表面が洗い流される。前記被洗
浄物が細長い形状である場合には、該被洗浄物は、互い
に隣接するブラシ同士の間の谷間に一直線に並んで、前
記各ロール状ブラシの回転によって回転させられながら
洗浄されることになるので、前記被洗浄物の表面がくま
なく洗浄されるほか、洗浄効率も良好となる。
【0008】請求項3に記載の本発明に係る洗浄装置
は、請求項1または2に記載のものにおいて、前記それ
ぞれの回転軸が同一平面内に位置してなるものである。
このようにすれば、前記各ロール状ブラシの回転による
前記被洗浄物の搬送が円滑に行われるほか、前記各ロー
ル状ブラシへの回転駆動力の伝達機構も単純化できて、
好適である。
【0009】請求項4に記載の本発明に係る洗浄装置
は、請求項1,2または3に記載のものにおいて、前記
回転ブラシ群を、前記被洗浄物が上方へ搬送されるよう
に傾斜せしめたものである。この場合には、前記被洗浄
物が、前記各ロール状ブラシの回転によって、重力に逆
らって上方に搬送される。したがって、前記回転ブラシ
群上における前記被洗浄物の滞留時間も長くなるので、
該被洗浄物の表面が、前記各ロール状ブラシによって十
分に擦られることになり、洗浄効果が一層向上する。
【0010】請求項5に記載の本発明に係る洗浄装置
は、請求項4に記載のものにおいて、前記回転ブラシ群
の最下部ブラシ側を洗浄開始地点とし、最上部ブラシ側
を洗浄終了地点としたものである。
【0011】請求項6に記載の本発明に係る洗浄装置
は、請求項4または5に記載のものにおいて、前記回転
ブラシ群による前記被洗浄物の搬送傾斜角度を調節自在
とせしめたものである。このようにすれば、被洗浄物の
種類や形状、あるいは、その表面を擦るべき度合い等に
応じて、前記回転ブラシ群による前記被洗浄物の搬送傾
斜角度を調節することにより、必要に応じた洗浄効果を
容易に得ることができるので、なお一層好適である。
【0012】請求項7に記載の本発明に係る洗浄装置
は、請求項1乃至5のいずれかに記載のものにおいて、
前記個々のロール状ブラシを洗浄槽内に回転自在に支持
せしめ、前記回転ブラシ群による前記被洗浄物の搬送傾
斜角度を調節し得るように前記洗浄槽の傾斜角度を調節
自在とせしめたものである。
【0013】また、請求項8に記載の本発明に係る洗浄
装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載のものにおい
て、前記回転ブラシ群を逆回転可能とせしめたものであ
る。このようにすれば、前記回転ブラシ群上で前記被洗
浄物を往復動せしめることにより、前記被洗浄物の洗浄
時間を長くせしめたり、あるいは、まとめて投入した一
ロットの被洗浄物の洗浄終了後に、前記回転ブラシ群を
逆転させて、洗浄された前記一ロットの被洗浄物を投入
位置へ戻して回収することもできるので、なお一層好適
である。
【0014】請求項9に記載の本発明に係る洗浄装置
は、請求項8に記載のものにおいて、前記洗浄槽が、前
記被洗浄物の洗浄開始地点側に、前記回転ブラシ群の逆
回転によって逆送される前記被洗浄物の出口となる開閉
自在な被洗浄物取り出し口を備えたものである。このよ
うにすれば、前記被洗浄物の洗浄作業終了後に、前記被
洗浄物取り出し口を開けた状態で、前記回転ブラシ群を
それまでの洗浄時とは逆方向へ回転せしめることによ
り、前記洗浄槽から前記被洗浄物を容易に取り出すこと
ができて、好適である。
【0015】請求項10に記載の本発明に係る洗浄方法
は、請求項1に記載の洗浄装置を用いて、前記被洗浄物
を前記個々のロール状ブラシの回転方向へのみ搬送しな
がら洗浄を行うものである。
【0016】請求項11に記載の本発明に係る洗浄方法
は、請求項10に記載の方法において、前記被洗浄物の
洗浄後に前記回転ブラシ群を逆回転させることにより、
前記被洗浄物を取り出すようにせしめたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好適な一実施の形態に係る洗浄装置及びそれを用い
た洗浄方法について説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施の形態に係る洗浄
装置の側面図、図2及び図3は、図1の洗浄装置をそれ
ぞれ別角度から示した斜視図、図4は、図1の洗浄装置
の回転ブラシ群による被洗浄物の洗浄の状態を示す斜視
図である。
【0019】図1及び図2に示すように、本実施の形態
に係る洗浄装置1は、洗浄槽2と、該洗浄槽2内で回転
して被洗浄物Cを左上方へ向けて搬送しながら該被洗浄
物Cの表面を擦るように作用する回転ブラシ群3と、該
回転ブラシ群3上の前記被洗浄物Cに向けて洗浄液Wを
噴射する洗浄液噴射ノズル群4と、を備えている。本実
施の形態に係る前記洗浄装置1は、特に、ミニキャロッ
トのような、ごく小径で細長い形状を有する被洗浄物の
洗浄に適している。
【0020】前記回転ブラシ群3を形成する個々のロー
ル状ブラシ5は、そのそれぞれの回転軸6を互いに平行
にして隣接せしめて前記洗浄槽2内に配設されていて、
互いに同方向へ回転することによって、その回転方向R
の前方へと前記被洗浄物Cを搬送しながら、該被洗浄物
Cの表面を擦るように作用する。そして、前記被洗浄物
Cは、前記洗浄槽2内で、前記回転ブラシ群3の回転方
向Rへ搬送されながら、前記各ロール状ブラシ5でその
表面を擦られ、前記洗浄液噴射ノズル群4から噴射され
る水等の洗浄液Wでその表面を洗い流される。前記洗浄
槽2の底部は開放されていて、前記洗浄液Wは、前記洗
浄槽2の下方に配設された排水シュート7に案内され
て、所定方向へと排水されるようになっている。
【0021】前記各ロール状ブラシ5は、一例として、
前記回転軸6の外周面にプラスチック製等の多数の毛を
放射状に植設した同一構成のものであり、それぞれ、前
記回転軸6の両端部を、前記洗浄槽2に回転自在に保持
されている。
【0022】前記回転ブラシ群3は、前記正転方向R及
び逆転方向に回転駆動自在とされている。このため、前
記回転ブラシ群3上で前記被洗浄物Cを往復動させなが
ら洗浄したり、あるいは、まとめて投入した一ロットの
被洗浄物の洗浄終了後に、前記回転ブラシ群3を逆転さ
せて、洗浄された前記一ロットの被洗浄物を投入位置へ
戻して回収したりすることができる。
【0023】本実施の形態では、前記回転ブラシ群3
を、正逆回転自在な単一の電動モータ8を原動機として
駆動せしめている。すなわち、前記各ロール状ブラシ5
の前記回転軸6の、前記洗浄槽2から外方へ突出した一
端部には、それぞれ従動スプロケット9が固着されてい
る。該従動スプロケット9の全てには、共通な一本のチ
ェーン10が巻き掛けられていて、該チェーン10は、
前記モータ8の出力軸11に固着されたブラシ駆動スプ
ロケット12で回転駆動される。前記チェーン10が前
記各従動スプロケット9から外れないように、図示しな
い適宜のチェーン押えを設けると、好適である。
【0024】また、前記モータ8の回転数を、図示しな
いインバータ等で調節可能とせしめれば、被洗浄物の種
類や形状等に応じて、前記回転ブラシ群3の回転速度を
適宜に調節することにより、必要に応じた洗浄効果を容
易に得ることができて、好適である。
【0025】なお、図1及び図3において、符号13
は、前記モータ8のスイッチを示している。
【0026】本実施の形態では、前記各ロール状ブラシ
5は、前記各回転軸6が常に同一平面P(図1参照)内
に位置するようにして並設されている。このため、前記
各ロール状ブラシ5の回転による前記被洗浄物Cの搬送
が円滑に行われるほか、前記各ロール状ブラシ5への回
転駆動力の伝達機構も単純化できる利点がある。
【0027】また、図1に明瞭に示すように、前記回転
ブラシ群3は、その一端側の洗浄開始地点Sから他端側
の洗浄終了地点Eに向かって上向きに傾斜せしめて配設
されている。前記被洗浄物Cは、前記各ロール状ブラシ
5の回転によって、該各ロール状ブラシ5の前記回転軸
6に対して直角な方向へと、重力に逆らって上方に搬送
されながら洗浄される。このようにすれば、前記回転ブ
ラシ群3上における前記被洗浄物Cの滞留時間も長くな
るので、該被洗浄物Cの表面が、前記各ロール状ブラシ
5によって十分に擦られることになり、洗浄効果が一層
向上する。
【0028】さらに、本実施の形態では、前記回転ブラ
シ群3による前記被洗浄物Cの上向き搬送傾斜角度θを
調節自在とせしめている。このようにすれば、被洗浄物
の種類や形状、あるいは、その表面を擦るべき度合い等
に応じて、前記回転ブラシ群3による前記被洗浄物Cの
前記搬送傾斜角度θを調節することにより、必要に応じ
た洗浄効果を容易に得ることができるので、なお一層好
適である。
【0029】具体的には、前記洗浄槽2を、洗浄槽支持
台14に対して、前記回転ブラシ群3による前記被洗浄
物Cの前記搬送傾斜角度θを調節し得るように、その一
端部において揺動自在に枢支せしめている。すなわち、
前記洗浄槽2は、その洗浄開始地点側壁板2sの下部に
固着した洗浄槽側ブラケット15と、前記洗浄槽支持台
14に固着した支持体側ブラケット16と、の間に水平
に挿通された洗浄槽枢支軸17を中心として、その前記
洗浄終了地点E側を上下動せしめることができる。
【0030】図1及び図3に示すように、前記洗浄槽2
の洗浄終了地点側壁板2eと、前記洗浄槽支持台14
と、の間には、前記洗浄槽2の上下傾動駆動手段とし
て、ねじ式ジャッキ18が介装されている。該ねじ式ジ
ャッキ18は、ねじ棒19と、前記洗浄槽支持台14側
に水平な回転軸20を中心として回転自在に支持された
ねじ棒受け部材21と、を備えている。前記ねじ棒19
は、前記ねじ棒受け部材21に形成されたねじ孔21a
(図3参照)に螺入して、前記ねじ棒受け部材21を下
から上に向けて斜めに貫通し、その上端部19aが、前
記洗浄槽2の前記洗浄終了地点側壁板2eに回動自在に
連結されている。前記ねじ棒19の下端部19b側に一
体に取着されたハンドル22を操作して、前記ねじ棒1
9を回転させると、該ねじ棒19が前記ねじ棒受け部材
21に対して進退移動する。これにより、前記洗浄槽2
の水平面からの傾斜角度、すなわち、前記回転ブラシ群
3による前記被洗浄物Cの前記上方への搬送傾斜角度θ
を自在に調節することができる。
【0031】なお、図示してはいないが、前記ねじ式ジ
ャッキ18に加えて、前記洗浄槽2と前記洗浄槽支持台
14との間に、前記洗浄槽2を選択された傾斜状態に無
段階に固定可能な、例えばつっかい棒式等の傾斜姿勢保
持部材を設けると、前記洗浄槽2の傾斜姿勢での支持安
定性が良くなり、好適である。
【0032】また、前記洗浄槽2の下部外周面と、前記
被洗浄槽支持台14と、の間に、図示しない蛇腹式等の
シートを介装しておけば、前記ねじ式ジャッキ18で前
記洗浄槽2の前記洗浄終了地点E側を上方へリフトアッ
プして洗浄作業を行う場合でも、前記洗浄槽2と前記洗
浄槽支持台14との間から洗浄液Wが外部へ飛散するこ
とが防止されて、好適である。
【0033】図1及び図2に示すように、前記洗浄液噴
射ノズル群4を形成する各ノズル23は、前記洗浄槽2
に取り付けられた洗浄液移送管路24に連通していて、
該洗浄液移送管路24は、図示しない適宜の洗浄液源に
接続されている。前記洗浄液Wを、前記洗浄液噴射ノズ
ル群4から、前記回転ブラシ群3上の前記被洗浄物Cへ
向けて高圧で噴射せしめれば、前記回転ブラシ群3によ
る前記被洗浄物Cの擦り作用に加えて、前記洗浄液Wの
噴射圧も、前記被洗浄物Cの洗浄に貢献することにな
り、洗浄が確実に行えて、好適である。例えば、一般
に、人参の葉の付け根部分の溝等には、前記回転ブラシ
群3による擦り作用が及びにくいが、前記各ノズル23
から前記洗浄液Wを高圧で当てれば、前記溝等も確実に
洗浄できる。
【0034】また、前記被洗浄物Cの全てに対して均等
に前記洗浄液Wが高圧噴射されるように、前記ノズル2
3を規則的に移動自在とせしめたり、使用者が、前記被
洗浄物Cを目視しながら、前記ノズル23を手動で動か
すことができるようにせしめてもよい。
【0035】なお、前記ノズル23の配設位置及び配設
数は、必要とする洗浄効果に応じて適宜に設定すればよ
い。
【0036】前記洗浄槽2の内部には、前記洗浄終了地
点Eまで搬送された前記被洗浄物Cが、前記洗浄終了地
点E側の端部に位置する最上部ブラシ5tと、前記洗浄
槽2の前記洗浄終了地点側壁板2eの内面と、の間に挟
まれて損傷したり、前記最上部ブラシ5tと前記洗浄槽
2の前記洗浄終了地点側壁板2eとの間に前記被洗浄物
Cが詰まって、前記回転ブラシ群3の回転が円滑に行わ
れなくなってしまったりすることを防止するため、被洗
浄物戻し用ガイド25が配設されている。板状の該被洗
浄物戻し用ガイド25は、前記最上部ブラシ5tの上面
から、前記洗浄槽2の前記洗浄終了地点側壁板2eの前
記内面に当接するまで、斜め上向きに延びている。
【0037】また、前記洗浄槽2の前記洗浄開始地点側
壁板2sには、被洗浄物取り出し口26が形成され、該
被洗浄物取り出し口26は、前記洗浄開始地点側壁板2
sに沿って上下にスライド自在なシャッター27で、開
閉自在とされている。さらに、前記洗浄開始地点側壁板
2sの外面には、前記被洗浄物取り出し口26に連続す
る被洗浄物取り出しシュート28が連結されている。
【0038】本実施の形態に係る前記洗浄装置1は、例
えば、次のようにして使用する。
【0039】使用者は、被洗浄物の種類や形状等に応じ
て、必要な洗浄効果が得られるように、前記洗浄槽2の
傾斜角度、すなわち、前記回転ブラシ群3の前記上方へ
の搬送傾斜角度θを適宜に調節し、前記シャッター27
を下ろして前記被洗浄物取り出し口26を閉じた状態
で、前記洗浄槽2の前記洗浄開始地点Sとなる最下部ブ
ラシ5d側に、一ロットの被洗浄物Cを投入する。そし
て、前記使用者は、前記モータ8の前記スイッチ13を
ONにして、前記回転ブラシ群3を正転方向Rに回転駆
動せしめるとともに、前記洗浄液噴射ノズル群4から洗
浄液Wを高圧で噴射しながら、洗浄作業を行う。
【0040】前記被洗浄物Cは、前記回転ブラシ群3に
よってその表面を擦られながら、前記各ロール状ブラシ
5の互いに同方向への正転回転Rによって、前記回転ブ
ラシ群3の回転方向Rの前方へと、重力に逆らって上方
へと搬送される。この搬送過程で、前記洗浄液噴射ノズ
ル群4から噴射される前記洗浄液Wによって、前記被洗
浄物Cの表面が洗い流される。前記洗浄液噴射ノズル群
4からは、前記被洗浄物Cに向けて前記洗浄液Wが高圧
で噴射されるので、前記被洗浄物Cに、前記各ロール状
ブラシ5の前記毛が届きにくい溝等の凹部がある場合で
も、確実に洗浄することができる。
【0041】本実施の形態では、前記回転ブラシ群3に
傾斜が付けられているので、前記回転ブラシ群3上にお
ける前記被洗浄物Cの滞留時間も長くなる。よって、前
記被洗浄物Cの表面が、前記各ロール状ブラシ5によっ
て十分に擦られることになり、洗浄効果が一層向上す
る。
【0042】前記被洗浄物Cが、ごく小径の細長い形状
を有するミニキャロット等である場合には、該被洗浄物
Cは、図4に示すように、互いに隣接するロール状ブラ
シ5,5同士の間の谷間に一直線に並んで、前記各ロー
ル状ブラシ5の回転によって前記被洗浄物C自体が回転
させられながら洗浄される。よって、前記被洗浄物Cの
表面がくまなく均一に洗浄されるほか、洗浄効率も良好
となる。
【0043】前記被洗浄物Cの全てが前記洗浄終了地点
Eの前記最上部ブラシ5t側まで到達すると、洗浄は終
了となる。そこで、前記使用者は、前記スイッチ13を
切り換えて、前記電動モータ8をそれまでとは逆方向へ
回転せしめるとともに、前記シャッター27を上げて、
前記被洗浄物取り出し口26を開く。これにより、前記
回転ブラシ群3がそれまでとは逆方向に回転駆動されて
いるので、前記最上部ブラシ5t側へ集まっていた前記
被洗浄物Cが、前記洗浄開始地点Sの前記最下部ブラシ
5d側へと戻され、前記被洗浄物取り出し口26を通っ
て、前記被洗浄物取り出しシュート28に沿って外部へ
送り出される。このようにすれば、前記被洗浄物Cの取
り出しも容易に行えて、好適である。
【0044】なお、本発明に係る洗浄装置によって洗浄
することができる被洗浄物の種類は、根菜類には限定さ
れず、本発明装置及び方法は、他の様々な物の洗浄にも
利用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る洗浄装置の側面図
である。
【図2】図1の洗浄装置の斜視図である。
【図3】図1の洗浄装置を別の角度から示した斜視図で
ある。
【図4】図1の洗浄装置の回転ブラシ群による被洗浄物
の洗浄の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 洗浄槽 3 回転ブラシ群 5 ロール状ブラシ 5d 最下部ブラシ 5t 最上部ブラシ 6 回転軸 23 洗浄液噴射ノズル 26 被洗浄物取り出し口 C 被洗浄物 E 洗浄終了地点 P 平面 S 洗浄開始地点 W 洗浄液 θ 搬送傾斜角度 R 回転方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B08B 3/02 B08B 3/02 C (72)発明者 山田 大樹 東京都青梅市末広町一丁目7番地2 株式 会社共立内 Fターム(参考) 3B116 AA46 AB14 BA02 BA14 BB25 BB90 3B201 AA46 AB14 BA02 BA14 BB25 BB90 BB92 CB01 CB25 4B061 BA02 BB12 CA05 CA13 CA34 CA38

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 そのそれぞれの回転軸(6)を互いに平
    行にして隣接せしめて配設された個々のロール状ブラシ
    (5)の互いに同方向への回転によってその回転方向
    (R)へと被洗浄物(C)を搬送しながら該被洗浄物
    (C)の表面を擦るように作用する回転ブラシ群(3)
    と、該回転ブラシ群(3)上の前記被洗浄物(C)に向
    けて洗浄液(W)を噴射する洗浄液噴射ノズル(23)
    と、を備えてなる、洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記被洗浄物(C)は、前記回転ブラシ
    群(3)の前記回転方向(R)へのみ搬送されながら洗
    浄されることを特徴とする、請求項1に記載の洗浄装
    置。
  3. 【請求項3】 前記それぞれの回転軸(6)が同一平面
    (P)内に位置してなる、請求項1または2に記載の洗
    浄装置。
  4. 【請求項4】 前記回転ブラシ群(3)を、前記被洗浄
    物(C)が上方へ搬送されるように傾斜せしめてなる、
    請求項1,2または3に記載の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記回転ブラシ群(3)の最下部ブラシ
    (5d)側を洗浄開始地点(S)とし、最上部ブラシ
    (5t)側を洗浄終了地点(E)としてなる、請求項4
    に記載の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記回転ブラシ群(3)による前記被洗
    浄物(C)の搬送傾斜角度(θ)を調節自在とせしめて
    なる、請求項4または5に記載の洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記個々のロール状ブラシ(5)を洗浄
    槽(2)内に回転自在に支持せしめ、前記回転ブラシ群
    (3)による前記被洗浄物(C)の搬送傾斜角度(θ)
    を調節し得るように前記洗浄槽(2)の傾斜角度を調節
    自在とせしめてなる、請求項1乃至5のいずれか一項に
    記載の洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記回転ブラシ群(3)を逆回転可能と
    せしめてなる、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の
    洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記洗浄槽(2)は、前記被洗浄物
    (C)の洗浄開始地点(S)側に、前記回転ブラシ群
    (3)の逆回転によって逆送される前記被洗浄物(C)
    の出口となる開閉自在な被洗浄物取り出し口(26)を
    備えてなる、請求項8に記載の洗浄装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の洗浄装置を用いて、
    前記被洗浄物(C)を前記個々のロール状ブラシ(5)
    の回転方向(R)へのみ搬送しながら洗浄を行うことを
    特徴とする、洗浄方法。
  11. 【請求項11】 前記被洗浄物(C)の洗浄後に前記回
    転ブラシ群(3)を逆回転させることにより、前記被洗
    浄物(C)を取り出すようにしてなる、請求項10に記
    載の洗浄方法。
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