JP2002153496A - 歯ブラシ - Google Patents

歯ブラシ

Info

Publication number
JP2002153496A
JP2002153496A JP2000354906A JP2000354906A JP2002153496A JP 2002153496 A JP2002153496 A JP 2002153496A JP 2000354906 A JP2000354906 A JP 2000354906A JP 2000354906 A JP2000354906 A JP 2000354906A JP 2002153496 A JP2002153496 A JP 2002153496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toothbrush
brush
case
brush base
magnetic flux
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000354906A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Naruse
晴彦 成瀬
Hideaki Abe
秀明 安倍
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000354906A priority Critical patent/JP2002153496A/ja
Publication of JP2002153496A publication Critical patent/JP2002153496A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushes (AREA)
  • Massaging Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温熱とブラッシングとで十分な血行促進効果
が得られ、ブラシ部は電気配線接続されることなく加熱
されて、歯ブラシ具の防水性を確保し易く、その小型化
も可能で、使い勝手の良好な歯ブラシを提供する。 【解決手段】 歯ブラシ具1のブラシ基柄部2内に金属
材3を埋設し、この金属材3の発熱によって加熱される
ブラシ部4を同ブラシ基柄部2に突設し、前記金属材3
を電磁誘導作用によって発熱させる磁束発生手段5が内
蔵された歯ブラシ保持具6を前記歯ブラシ具1とは別体
に備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラッシングに加
え温熱による血行促進効果が得られる歯ブラシに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般に使用されている歯ブラシ
にあっては、ブラッシングによるマッサージ効果を得る
ことができても、十分な血行促進効果は得られないもの
であった。又、特開昭63−11176号公報、特開昭
63−238808号公報、実開平2−77056号公
報等に開示される如く、遠赤外線を利用して歯茎を温め
ながらブラッシングすることで、血行促進効果を得よう
とする歯ブラシも提案されている。このような歯ブラシ
を使用すると、歯茎は温めながらマッサージされること
になって、同歯茎における血行が促進される。これによ
り、歯周病や歯茎の腫れ等が予防されて、健康な歯茎に
改善される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術における、歯茎を温めながらマッサージする歯
ブラシにあっては、歯ブラシ具に遠赤外線を放射させる
ための加熱源や該加熱源に電源供給するための電池や電
気配線等が内蔵されていて、同歯ブラシ具はどうしても
大型化してしまい、しかも、口内で使用されるものとし
て感電防止のための防水性が問題となるものであった。
又、歯ブラシ具の外部から電源供給する構成とすること
も可能ではあるが、この場合には、同歯ブラシ具と電源
とを電気コードで接続することになり、該電気コードが
邪魔になって使いづらくなる。
【0004】本発明は、上記従来の技術における問題を
悉く解決するために発明されたもので、その課題は、温
熱とブラッシングとで十分な血行促進効果が得られ、ブ
ラシ部は歯ブラシ具の外部から電気配線接続されること
なく加熱されて、該歯ブラシ具の防水性を確保し易く、
その小型化も可能となり、しかも、使い勝手の良好な歯
ブラシを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
歯ブラシは、歯ブラシ具のブラシ基柄部内に金属材を埋
設し、該金属材の発熱によって加熱されるブラシ部を同
ブラシ基柄部に突設し、前記金属材を電磁誘導作用によ
って発熱させる磁束発生手段が内蔵された歯ブラシ保持
具を前記歯ブラシ具とは別体に備えてなる。
【0006】したがって、この場合、歯ブラシ具のブラ
シ基柄部内に埋設された金属材が発熱され、これによっ
て加熱されるブラシ部が同ブラシ基柄部に突設されてい
るため、該ブラシ基柄部を口内に差し入れてブラッシン
グ動作させることで、加熱された同ブラシ部により歯茎
は温められながらマッサージされることになって、同歯
茎における血行が十分に促進される。しかも、その際
に、ブラシ部がブラシ基柄部の内部から加熱されること
になるので、該内部から加熱されたブラシ部はお湯につ
ける等して外部から加熱するに比べその蓄熱量が多く、
温熱作用は長く持続される。
【0007】又、前記金属材を電磁誘導作用によって発
熱させる磁束発生手段が内蔵された歯ブラシ保持具を前
記歯ブラシ具とは別体に備えているため、ブラシ部を加
熱する際にのみ、該歯ブラシ具を同歯ブラシ保持具に近
接させることで、同磁束発生手段による電磁誘導作用に
よって同金属材を発熱させれば良く、同ブラシ部を簡単
に加熱することができる。そして、使用時には、歯ブラ
シ具のみを歯ブラシ保持具から離し手で持ってブラッシ
ングを行うことができ、しかも、磁束発生手段は同歯ブ
ラシ保持具に内蔵されていて同歯ブラシ具が軽量となる
ので、使い勝手は良好であり、又、該歯ブラシ具の小型
化も図り得る。
【0008】本発明の請求項2記載の歯ブラシは、上記
請求項1記載の歯ブラシにおいて、蓄熱材をブラシ基柄
部内に金属材と近接させて埋設したことを特徴とする。
【0009】したがって、この場合は特に、ブラシ基柄
部内に蓄熱材が金属材と近接して埋設されているため、
加熱された該金属材は同蓄熱材によって保温され、同金
属材によって加熱されるブラシ部の温熱作用がより長く
持続される。
【0010】本発明の請求項3記載の歯ブラシは、上記
請求項1又は2記載の歯ブラシにおいて、ブラシ基柄部
を合成樹脂成形体で形成し、該ブラシ基柄部を介して金
属材からブラシ部へと熱伝達されるようになしたことを
特徴とする。
【0011】したがって、この場合は特に、合成樹脂成
形体で形成したブラシ基柄部を介して金属材からブラシ
部へと熱伝達されるため、該金属材の発熱によりブラシ
部と共に同ブラシ基柄部が加熱されることになって、ブ
ラッシングされる歯茎の周辺部位は広い範囲で効率良く
温められ、温熱作用が高められる。
【0012】本発明の請求項4記載の歯ブラシは、上記
請求項1〜3のいずれか一つに記載の歯ブラシにおい
て、絶縁材料でなり密閉構造のケース内に電力伝送コイ
ルを有する磁束発生手段を内蔵させて歯ブラシ保持具を
形成したことを特徴とする。
【0013】したがって、この場合は特に、電力伝送コ
イルを有する磁束発生手段がケース内に内蔵された歯ブ
ラシ保持具であり、該ケースは絶縁材料でなり密閉構造
であるため、同磁束発生手段からの漏電が防止され、防
水性も確保されて、洗面所等に設置されて水がかかって
も感電することはない。
【0014】本発明の請求項5記載の歯ブラシは、上記
請求項4記載の歯ブラシにおいて、ケースの上面に歯ブ
ラシ具のブラシ基柄部が載置保持される載置面部を設
け、該載置面部の裏側に近接した位置で同ケース内に磁
束発生手段を内蔵させたことを特徴とする。
【0015】したがって、この場合は特に、ケースの上
面に設けられた載置面部に歯ブラシ具のブラシ基柄部を
載置保持することができ、しかも、その際、該載置面部
の裏側に近接した位置で同ケース内に磁束発生手段が内
蔵されているため、該磁束発生手段による電磁誘導は同
ブラシ基柄部内の金属板に有効に作用し、ブラシ部が効
率良く加熱される。
【0016】本発明の請求項6記載の歯ブラシは、上記
請求項5記載の歯ブラシにおいて、電動機構が内蔵され
た本体部と、該電動機構によってブラッシング動作され
ると共に同本体部に対して着脱自在なブラシ基柄部と、
でなる電動歯ブラシとして歯ブラシ具を形成し、同ブラ
シ基柄部とは分離状態にある前記本体部が載置保持され
る保持台部をケース上に設けたことを特徴とする。
【0017】したがって、この場合は特に、電動機構が
内蔵された本体部と、該電動機構によってブラッシング
動作されると共に同本体部に対して着脱自在なブラシ基
柄部と、でなる電動歯ブラシとして歯ブラシ具は形成さ
れており、該歯ブラシ具によってブラッシングを自動で
楽に行うことができる。しかも、ブラシ基柄部とは分離
状態にある前記本体部を載置保持するための保持台部が
ケース上に設けられているため、該保持台部に同本体部
を、上記載置面部に同ブラシ基柄部を、各々分離させて
同ケース上に使い勝手良くコンパクトにして納め置くこ
とができる。
【0018】本発明の請求項7記載の歯ブラシは、上記
請求項6記載の歯ブラシにおいて、ケース内の磁束発生
手段によって、保持台部上に載置保持された状態にある
本体部の電動機構に電磁誘導充電されるようになしたこ
とを特徴とする。
【0019】したがって、この場合は特に、ケース内の
磁束発生手段によって、保持台部上に載置保持された状
態にある本体部の電動機構にも電磁誘導作用により充電
されるため、同ケース上に載置保持される上記ブラシ基
柄部のブラシ部が加熱されるだけでなく、同本体部の電
動機構には充電されて、両者が納め置かれた状態で同磁
束発生手段により効率良く加熱と充電とは行われ、同両
者の載置保持状態を有効な待機状態とすることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜3は、本発明の請求項1〜
7全てに対応する一実施形態を示し、該実施形態の歯ブ
ラシは、歯ブラシ具1のブラシ基柄部2内に金属材3を
埋設し、該金属材3の発熱によって加熱されるブラシ部
4を同ブラシ基柄部2に突設し、前記金属材3を電磁誘
導作用によって発熱させる磁束発生手段5が内蔵された
歯ブラシ保持具6を前記歯ブラシ具1とは別体に備えて
なるものである。この場合、ブラシ基柄部2は合成樹脂
成形体で形成され、該ブラシ基柄部2を介して金属材3
からブラシ部4へと熱伝達されるようになっており、同
ブラシ基柄部2内には蓄熱材7が同金属材3と近接する
ように埋設されてもいる。
【0021】又、該実施形態の歯ブラシにおいては、絶
縁材料でなり密閉構造のケース8内に電力伝送コイル9
を有する磁束発生手段5を内蔵させて歯ブラシ保持具6
が形成されており、同ケース8の上面には歯ブラシ具1
のブラシ基柄部2が載置保持される載置面部10が設けら
れ、該載置面部10の裏側に近接した位置で同ケース8内
に磁束発生手段5は内蔵されている。
【0022】そして、電動機構11が内蔵された本体部12
と、該電動機構11によってブラッシング動作されると共
に同本体部12に対して着脱自在なブラシ基柄部2と、で
なる電動歯ブラシとして歯ブラシ具1は形成され、同ブ
ラシ基柄部2と分離状態にある前記本体部12を載置保持
する保持台部13がケース8上に設けられている。この場
合、ケース8内の磁束発生手段5によって、保持台部13
上に載置保持された状態にある本体部12の電動機構11に
電磁誘導充電される。
【0023】前記の如く、該実施形態の歯ブラシにおけ
る歯ブラシ具1は、本体部12と該本体部12に着脱自在に
取り付けられるブラシ基柄部2とで形成されている。ブ
ラシ基柄部2は、図2に示す如く、先細中空形状で後端
に開口した合成樹脂成形体で形成され、ABS樹脂、P
OM等でなる。ブラシ基柄部2の先端付近の薄肉中空内
部には矩形板状の金属材3が埋設されており、該金属材
3は電磁誘導作用によって発熱する鉄系の材料でなり、
同先端付近の薄肉部分の片側面には多数本のブラシ毛が
植毛されてなるブラシ部4が突設されている。
【0024】又、ブラシ基柄部2の中空内部には前記金
属材3と連続するように蓄熱材7が充填埋設されてお
り、該蓄熱材7は比熱の高いグリセリン、オイル系の材
料等の他、一定温度で硬・軟化する際に吸・放熱する材
料、例えば、リン酸塩、硝酸アンモニウム等の化合物で
なる。そして、ブラシ基柄部2の開口した後端には接続
部材14が嵌合固着され、該接続部材14によって同ブラシ
基柄部2の中空内部は密封されている。接続部材14はブ
ラシ基柄部2を本体部12に取り付けるためのものであ
り、図3に示す如く、同本体部12の電動機構11と連結さ
れる。
【0025】この場合、本体部12内に内蔵されている電
動機構11は、作動材15と、リンク機構やカム機構等を介
して同作動片15を往復動作させるモーター16と、該モー
ター16に電源供給する充電池17と、を含んでいる。そし
て、本体部12から突出した電動機構11の作動片15の先端
部分に前記接続部材14が着脱自在に係合連結され、モー
ター16の駆動により同作動片15を介して前記ブラシ基柄
部2は往復動作されてブラッシング動作をなす。
【0026】又、図1に示す如く、歯ブラシ保持具6の
ケース8は、下方に開口した箱型の上ケース18と、該上
ケース18の下方開口を密閉する底板19とでなり、該底板
19は同上ケース18の下方開口に超音波溶着されるもの
で、同底板19及び上ケース18はいずれも、超音波溶着さ
れ得る材質、例えば、ABS樹脂でなる。ケース8内に
は電力伝送コイル9を有する磁束発生手段5が収容設置
され、該磁束発生手段5は前記上ケース18の上板部下面
に近接配置されている。そして、ケース8内の下側に
は、前記磁束発生手段5を制御してこれにより磁束(磁
力線)を発生させる回路部20が収容設置されている。
【0027】又、磁束発生手段5や回路部20等に電源供
給するための電源コード21が前記ケース8の側壁下部か
ら導出されており、該電源コード21の導出部分はブッシ
ュ22により密閉されていて、それ故、同ケース8の密閉
防水構造が確保される。そして、ケース8の上面にはブ
ラシ基柄部2が載置保持される載置面部10が設けられて
おり、該載置面部10は同ブラシ基柄部2の外面に沿うよ
うに凹所23を有し、該ブラシ基柄部2の後端が当止され
る突出片24をその端部に立設した形状に形成されてい
る。
【0028】そのため、ブラシ基柄部2は載置面部10上
の所定位置にずれ動かないよう正確に載置保持され、同
ブラシ基柄部2内の金属材3が磁束発生手段5で発生す
る磁束(磁力線)による電磁誘導作用によって確実に発
熱される。又、図3に示す如く、ケース8上面の載置面
部10の側方には保持台部13が並設されており、該保持台
部13には略L字型の保持体25が立設され、該保持体25の
上辺部中程には保持孔26が形成されている。この場合、
歯ブラシ具1の本体部12は保持体25の保持孔26に挿通嵌
合されて、保持台部13上で倒れないよう起立状態に載置
保持される。その際、磁束発生手段5による電磁誘導作
用によって、本体部12の後端部分に内蔵された電動機構
11の充電池17に充電される。
【0029】したがって、該実施形態の歯ブラシにおい
ては、歯ブラシ具1のブラシ基柄部2内に埋設された金
属材3が発熱され、該発熱によって加熱されるブラシ部
4が同ブラシ基柄部2に突設されているため、該ブラシ
基柄部2を口内に差し入れてブラッシング動作させるこ
とにより、加熱された同ブラシ部4により歯茎は温めら
れながらマッサージされることになって、同歯茎におけ
る血行促進効果が十分に得られる。これにより、歯周病
や歯茎の腫れ等が予防されて、健康な歯茎に改善される
こととなる。
【0030】しかも、その際、ブラシ部4がブラシ基柄
部2の内部から加熱されることになるので、該内部から
加熱されたブラシ部4はお湯につける等して外部から加
熱するに比べその蓄熱量が多く、温熱作用は長く持続さ
れる。すなわち、お湯等でブラシ部4を外部から加熱し
た場合には、該ブラシ部4の表面部位が所定の温度にな
っていても、同ブラシ部4の内部温度は低い状態にあっ
て、直ぐに温度低下し易く、温熱作用が長くは持続しな
い。これに比して、ブラシ基柄部2の内部から加熱した
場合は、ブラシ部4の内側から表方へと加熱されるの
で、該ブラシ部4の表面部位が所定の温度に達したとき
には、同ブラシ部4の内部温度が該所定の温度より高く
なっており、蓄熱量は多くて温熱作用が長く持続され
る。
【0031】又、該実施形態の歯ブラシにおいては、前
記金属材3を電磁誘導作用によって発熱させる磁束発生
手段5が内蔵された歯ブラシ保持具6を前記歯ブラシ具
1とは別体に備えているため、ブラシ部4を加熱する際
にのみ、該歯ブラシ具1を同歯ブラシ保持具6に近接さ
せることで、同磁束発生手段5によって発生する磁束
(磁力線)の電磁誘導作用により同金属材3を発熱させ
れば良く、同ブラシ部4を電気接続することなく簡単に
加熱することができる。
【0032】この場合、磁束発生手段5の電力伝送コイ
ル9に通電することにより磁束(磁力線)が発生し、該
磁束(磁力線)内に歯ブラシ具1のブラシ基柄部2を位
置させることによって、該ブラシ基柄部2内の金属材3
は発熱し、該発熱により同ブラシ基柄部2の内部から加
熱されて、ブラシ部4全体が効果的に加熱される。しか
も、その際、ブラシ部4付近のみが加熱されて、歯ブラ
シ具1にはヒーター等の熱源も内蔵されていないため、
他の部分で発熱することがなく火傷や発火の心配はな
い。ここにおいて、磁束発生手段5による加熱レベル
は、上記ブラシ部4の表面温度が55〜60℃程度とな
るように設定されれば最適である。
【0033】そして、使用時には、歯ブラシ具1のみを
歯ブラシ保持具6から離し手で持ってブラッシングを行
うことができ、しかも、磁束発生手段5は同歯ブラシ保
持具6に内蔵されていて同歯ブラシ具1が軽量となり、
該歯ブラシ具1には邪魔になる電気コードも導出されて
いないので、使い勝手が良好であり、又、同歯ブラシ具
1のブラシ基柄部2を小型化することも可能となる。
【0034】又、該実施形態の歯ブラシにおいては、ブ
ラシ基柄部2内に蓄熱材7が金属材3と近接して埋設さ
れているため、加熱された該金属材3は同蓄熱材7によ
って保温され、同金属材3によって加熱されるブラシ部
4の温熱作用がより長く持続される。しかも、この場
合、合成樹脂成形体で形成したブラシ基柄部2を介して
金属材3からブラシ部4へと熱伝達されるため、該金属
材3の発熱によりブラシ部4と共に同ブラシ基柄部2が
加熱されることになって、ブラッシングされる歯茎の周
辺部位は広い範囲で効率良く温められ、温熱作用が高め
られる。
【0035】又、該実施形態の歯ブラシにおいては、電
力伝送コイル9を有する磁束発生手段5がケース8内に
内蔵された歯ブラシ保持具6であり、該ケース8は絶縁
材料でなり密閉構造であるため、同磁束発生手段5から
の漏電が防止され、防水性も確保されて、洗面所等に設
置されて水がかかっても感電することはない。すなわ
ち、この場合、磁束発生手段5による無接点の電磁誘導
作用によって別体のブラシ部4を加熱するものであるた
め、同磁束発生手段5を内蔵するケース8を容易に密閉
構造とすることができる。
【0036】又、該実施形態の歯ブラシにおいては、ケ
ース8の上面に設けられた載置面部10に歯ブラシ具1の
ブラシ基柄部2を載置保持することができ、しかも、そ
の際に、該載置面部10の裏側に近接した位置で同ケース
8内に磁束発生手段5が内蔵されているため、該磁束発
生手段5による電磁誘導は同ブラシ基柄部2内の金属板
3に有効に作用し、ブラシ部4が効率良く加熱される。
【0037】又、該実施形態の歯ブラシにおいては、モ
ーター16や充電池17等でなる電動機構11が内蔵された本
体部12と、該電動機構11によってブラッシング動作され
ると共に同本体部12に対して着脱自在なブラシ基柄部2
と、でなる電動歯ブラシとして歯ブラシ具1は形成され
ており、該歯ブラシ具1によってブラッシングを自動的
に楽に行うことができる。しかも、ブラシ基柄部2とは
分離状態にある前記本体部12を載置保持するための保持
台部13がケース8上に設けられていて、該保持台部13に
同本体部12を、前記載置面部10に同ブラシ基柄部2を、
各々分離させて同ケース8上に使い勝手良くコンパクト
にして納め置くことができる。
【0038】更に、この場合、ケース8内の磁束発生手
段5によって、保持台部13上に載置保持された状態にあ
る本体部12の電動機構11にも電磁誘導作用により充電さ
れるため、同ケース8上に載置保持される上記ブラシ基
柄部2のブラシ部4が加熱されるだけでなく、同本体部
12の電動機構11には充電され、両者が納め置かれた状態
で同磁束発生手段5により効率良く加熱と充電とは行わ
れ、同両者の載置保持状態を有効な待機状態とすること
ができる。又、加熱或いは充電を行っていない際であっ
ても、ケース8上に本体部12及びブラシ基柄部2を相互
に分離させてコンパクトに納め置くことができる。
【0039】なお、上記実施形態の歯ブラシにおいて
は、歯ブラシ具1が電動歯ブラシであり、ブラシ部4は
往復動作されるものであるが、該ブラシ部4は回転動作
されるものであっても良く、この場合、ブラシ基柄部2
の外周にわたって同ブラシ部4を突設すれば良い。又、
本発明の請求項1〜5記載の歯ブラシにあっては、歯ブ
ラシ具1が手動式であっても良く、該歯ブラシ具1はブ
ラシ基柄部2と把持部とが一体に形成され或いは相互に
着脱自在に結合されるものとして形成されても良いもの
である。
【0040】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の歯
ブラシにおいては、加熱されたブラシ部により歯茎が温
められながらマッサージされて、同歯茎における血行は
十分に促進され、その際、内部から加熱された同ブラシ
部の蓄熱量が多くて、温熱作用は長く持続され、使い勝
手も良好であり、又、歯ブラシ具を歯ブラシ保持具に近
接させて電気接続することなく簡単に同ブラシ部を加熱
することができる。
【0041】又、本発明の請求項2記載の歯ブラシにお
いては、特に、加熱された金属材が蓄熱材で保温され
て、同金属材により加熱されるブラシ部の温熱作用はよ
り長く持続される。
【0042】又、本発明の請求項3記載の歯ブラシにお
いては、特に、金属材の発熱によりブラシ部と共にブラ
シ基柄部が加熱されて、ブラッシングされる歯茎の周辺
部位は広い範囲で効率良く温められ、温熱作用が高めら
れる。
【0043】又、本発明の請求項4記載の歯ブラシにお
いては、特に、歯ブラシ保持具のケース内に内蔵された
磁束発生手段からの漏電が防止され、防水性も確保され
ていて、感電防止は確実なものとなる。
【0044】又、本発明の請求項5記載の歯ブラシにお
いては、特に、ケース上面の載置面部に歯ブラシ具のブ
ラシ基柄部を載置保持することができて、その際に、ブ
ラシ部も効率良く加熱される。
【0045】又、本発明の請求項6記載の歯ブラシにお
いては、特に、電動歯ブラシとして形成された歯ブラシ
具によってブラッシングを自動で楽に行うことができ、
しかも、保持台部に同歯ブラシ具の本体部を、上記載置
面部に同歯ブラシ具のブラシ基柄部を、各々分離させて
同じケース上に使い勝手良くコンパクトにして納め置く
ことができる。
【0046】又、本発明の請求項7記載の歯ブラシにお
いては、特に、ケース上に載置保持される上記ブラシ基
柄部のブラシ部が加熱されるだけでなく、上記本体部の
電動機構には充電されて、待機状態で同じ磁束発生手段
により効率良く加熱と充電とが行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である歯ブラシを示す一部
省略断面図。
【図2】同歯ブラシのブラシ基柄部を示す断面図。
【図3】同歯ブラシの待機状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 歯ブラシ具 2 ブラシ基柄部 3 金属材 4 ブラシ部 5 磁束発生手段 6 歯ブラシ保持具 7 蓄熱材 8 ケース 9 電力伝送コイル 10 載置面部 11 電動機構 12 本体部 13 保持台部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61H 7/00 300 A61H 13/00 13/00 A46B 13/02 700

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯ブラシ具のブラシ基柄部内に金属材を
    埋設し、該金属材の発熱によって加熱されるブラシ部を
    同ブラシ基柄部に突設し、前記金属材を電磁誘導作用に
    よって発熱させる磁束発生手段が内蔵された歯ブラシ保
    持具を前記歯ブラシ具とは別体に備えてなる歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 蓄熱材をブラシ基柄部内に金属材と近接
    させて埋設したことを特徴とする請求項1記載の歯ブラ
    シ。
  3. 【請求項3】 ブラシ基柄部を合成樹脂成形体で形成
    し、該ブラシ基柄部を介して金属材からブラシ部へと熱
    伝達されるようになしたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の歯ブラシ。
  4. 【請求項4】 絶縁材料でなり密閉構造のケース内に電
    力伝送コイルを有する磁束発生手段を内蔵させて歯ブラ
    シ保持具を形成したことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか一つに記載の歯ブラシ。
  5. 【請求項5】 ケースの上面に歯ブラシ具のブラシ基柄
    部が載置保持される載置面部を設け、該載置面部の裏側
    に近接した位置で同ケース内に磁束発生手段を内蔵させ
    たことを特徴とする請求項4記載の歯ブラシ。
  6. 【請求項6】 電動機構が内蔵された本体部と、該電動
    機構によってブラッシング動作されると共に同本体部に
    対して着脱自在なブラシ基柄部と、でなる電動歯ブラシ
    として歯ブラシ具を形成し、同ブラシ基柄部とは分離状
    態にある前記本体部が載置保持される保持台部をケース
    上に設けたことを特徴とする請求項5記載の歯ブラシ。
  7. 【請求項7】 ケース内の磁束発生手段によって、保持
    台部上に載置保持された状態にある本体部の電動機構に
    電磁誘導充電されるようになしたことを特徴とする請求
    項6記載の歯ブラシ。
JP2000354906A 2000-11-21 2000-11-21 歯ブラシ Pending JP2002153496A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000354906A JP2002153496A (ja) 2000-11-21 2000-11-21 歯ブラシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000354906A JP2002153496A (ja) 2000-11-21 2000-11-21 歯ブラシ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002153496A true JP2002153496A (ja) 2002-05-28

Family

ID=18827412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000354906A Pending JP2002153496A (ja) 2000-11-21 2000-11-21 歯ブラシ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002153496A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1800642A1 (en) * 2004-12-22 2007-06-27 Matsushita Electric Works, Ltd. Gum massaging machine
JP2009153555A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Fujifilm Corp 内視鏡リプロセス処理装置及び方法
WO2012063835A1 (ja) * 2010-11-08 2012-05-18 株式会社大木工藝 歯茎マッサージ具
US10159332B2 (en) 2013-12-18 2018-12-25 Colgate-Palmolive Company Toothbrush
CN113081354A (zh) * 2021-04-02 2021-07-09 陕西科技大学 一种便携式可拆卸电动牙刷

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57153073A (en) * 1981-03-18 1982-09-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Heat accumulating body and heat accumulating method
JPS6311176A (ja) * 1986-03-24 1988-01-18 山口 義信 口腔用具
JPH0277056U (ja) * 1988-11-29 1990-06-13
JPH05123223A (ja) * 1991-11-01 1993-05-21 Hiroshi Fukuba 電動歯ブラシ用スタンド
JPH0690815A (ja) * 1992-07-31 1994-04-05 Matsushita Electric Works Ltd ヘアーカール器
JPH06217829A (ja) * 1993-01-25 1994-08-09 Matsushita Electric Works Ltd 歯ブラシ
JPH07236502A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Takumi Ando 保温機能付スキー用具及びその加熱装置
JPH08126515A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Matsushita Electric Works Ltd スチームブラシセット
JPH11318951A (ja) * 1998-05-18 1999-11-24 Omron Corp 電動歯ブラシ
JPH11342026A (ja) * 1998-06-01 1999-12-14 Omron Corp 電動歯ブラシ

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57153073A (en) * 1981-03-18 1982-09-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Heat accumulating body and heat accumulating method
JPS6311176A (ja) * 1986-03-24 1988-01-18 山口 義信 口腔用具
JPH0277056U (ja) * 1988-11-29 1990-06-13
JPH05123223A (ja) * 1991-11-01 1993-05-21 Hiroshi Fukuba 電動歯ブラシ用スタンド
JPH0690815A (ja) * 1992-07-31 1994-04-05 Matsushita Electric Works Ltd ヘアーカール器
JPH06217829A (ja) * 1993-01-25 1994-08-09 Matsushita Electric Works Ltd 歯ブラシ
JPH07236502A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Takumi Ando 保温機能付スキー用具及びその加熱装置
JPH08126515A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Matsushita Electric Works Ltd スチームブラシセット
JPH11318951A (ja) * 1998-05-18 1999-11-24 Omron Corp 電動歯ブラシ
JPH11342026A (ja) * 1998-06-01 1999-12-14 Omron Corp 電動歯ブラシ

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1800642A1 (en) * 2004-12-22 2007-06-27 Matsushita Electric Works, Ltd. Gum massaging machine
EP1800642A4 (en) * 2004-12-22 2008-09-24 Matsushita Electric Works Ltd RUBBER MASSAGE MACHINE
JP2009153555A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Fujifilm Corp 内視鏡リプロセス処理装置及び方法
WO2012063835A1 (ja) * 2010-11-08 2012-05-18 株式会社大木工藝 歯茎マッサージ具
CN102958486A (zh) * 2010-11-08 2013-03-06 株式会社大木工艺 牙龈按摩用具
JP2014057888A (ja) * 2010-11-08 2014-04-03 Oki Kogei:Kk 歯茎マッサージ具
JP5476521B2 (ja) * 2010-11-08 2014-04-23 株式会社大木工藝 歯茎マッサージ具
US9597255B2 (en) 2010-11-08 2017-03-21 Ohgi Technological Creation Co., Ltd. Gum massaging tool
US10159332B2 (en) 2013-12-18 2018-12-25 Colgate-Palmolive Company Toothbrush
CN113081354A (zh) * 2021-04-02 2021-07-09 陕西科技大学 一种便携式可拆卸电动牙刷

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2393106T3 (es) Cepillo de dientes
JP5292346B2 (ja) ブラシ体および歯ブラシ
RU2620741C2 (ru) Устройство для ухода за полостью рта и способ изготовления устройства для ухода за полостью рта
US20110304194A1 (en) Brush body and toothbrush including brush body
CN105848614A (zh) 具有集成的电池的工件
RU2006120451A (ru) Зубная щетка и способ ее изготовления
CN206526129U (zh) 一种新型电动牙刷
JP2009045202A (ja) 電動歯ブラシ及び取替用ブラシ
JP2002153496A (ja) 歯ブラシ
CN106308962A (zh) 新型智能电动牙刷及电动牙刷组件
CN206120488U (zh) 一种电动牙刷便携式容纳装置
JPS6311176A (ja) 口腔用具
JP2001327331A (ja) 歯ブラシ
CN215535226U (zh) 一种具有灭菌消毒功能的电动儿童牙刷
CN208876851U (zh) 自动刷牙器
KR101648578B1 (ko) 전자기장을 형성시키는 마우스피스
JP2717898B2 (ja) 電動歯ブラシ装置
CN206675607U (zh) 一种电动牙刷
KR102247191B1 (ko) 전동 미백 칫솔
CN219423016U (zh) 一种健康发热杀菌的电动牙刷
JP2001137046A (ja) 歯ブラシ
CN215994352U (zh) 使用更卫生的电动牙刷
KR102265324B1 (ko) 올인원 타입 이미용 기구 작동 방법
CN215739594U (zh) 抗菌型儿童智能电动牙刷
KR20120131730A (ko) 휴대용 진동 레이져 조사기

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061024