JP2002153399A - 手乾燥装置 - Google Patents

手乾燥装置

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JP2002153399A
JP2002153399A JP2000355271A JP2000355271A JP2002153399A JP 2002153399 A JP2002153399 A JP 2002153399A JP 2000355271 A JP2000355271 A JP 2000355271A JP 2000355271 A JP2000355271 A JP 2000355271A JP 2002153399 A JP2002153399 A JP 2002153399A
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るみ 岡島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置内部および乾燥空気を衛生的に保持し、
排水の悪臭を抑え、手を衛生的にかつ人体に影響を与え
ることなく乾燥する手乾燥装置を提供する。 【解決手段】 本体1の開口部より被乾燥体が抜き差し
される乾燥室8と、乾燥室8に被乾燥体が挿入されたと
きに本体1内の風路12を通じて乾燥室8内に空気を送
り出す空気発生装置13とを備えた手乾燥装置におい
て、風路12内に配設され殺菌成分を発生する発生装置
17と、発生装置17の近傍に設けられた送風ファン1
8と、乾燥室8に被乾燥体が挿入されないときに送風フ
ァン18を駆動し、殺菌成分を風路12内に放出させる
制御部16とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被乾燥体である洗
浄後の濡れた手を急速にかつ衛生的に乾燥させる手乾燥
装置に係り、さらに詳しくは、手を乾燥させる空気およ
び装置内部の殺菌と、手から落ちた水の殺菌および脱臭
とを行う手乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】手を衛生的な状態で保持するには、手の
洗浄とともに洗浄後の乾燥も衛生的に行うことが必要
で、そのために洗浄等により濡れた手を迅速に乾燥する
装置がある。
【0003】図6は従来の手乾燥装置の断面で示した構
成説明図である。図において、1は手乾燥装置の本体
で、その天板2の正面側(図6の左側が正面)から正面
板3の上部側にかけて開口するとともに、両側板4,4
(一方側は図示せず)の上部正面側から背面板5に向か
ってほぼ中間部まで開口し、その開口部に対応しかつ本
体1内の正面側から背面側に向かって下方へ傾斜した被
乾燥体である手を挿入して乾燥する乾燥室8を形成する
断面ほぼU字状の内板6が設けられている。また、内板
6(乾燥室8)の正面側および背面側のほぼ中間部の対
向する位置に、乾燥室8内に手を乾燥する乾燥空気であ
る高圧空気を噴出する一対の吹出ノズル9,9が設けら
れており、その上部側および下部側には、乾燥室8内の
手の有無を検知する一対の検知センサ10,10がそれ
ぞれ設けられている。そして、本体1の底板7は正面側
が開口するほぼ門状に形成されており、その上面部に
は、塵埃などを除去する防菌防カビ処理を施したフィル
ター(図示せず)が取り付けられた吸気口11が設けら
れている。なお、吹出ノズル9は、本体1の幅方向(例
えば正面板3の幅方向)に複数個のノズル穴が列をなす
ように構成されている。
【0004】12は本体1内に設けられた空気風路で、
一端が吸気口11に連通し、他端が二股に分岐して各吹
出ノズル9,9にそれぞれ連通しており、二股に分岐す
る上流側には、手の水分を吹き飛ばすのに十分な高圧の
空気を発生させて各吹出ノズル9,9に送る高圧空気発
生装置13が設けられている。なお、高圧空気発生装置
13は、例えばDCブラシレスモータ(通常の整流子モ
ータでもよい)と、このDCブラシレスモータによって
回転するターボファンとによって構成されている。14
は本体1内の下部に設けられた排水タンクで、手から吹
き飛ばされた水が乾燥室8(本体1の内板6)の底部に
設けられた排水口8aからドレンパイプ15を介して送
られて回収される。16は本体1内に設けられた制御部
で、各検知センサ10および高圧空気発生装置13等に
電気的に接続されており、手乾燥装置の動作を制御す
る。
【0005】このように構成された手乾燥装置を用いて
濡れた手を乾燥する場合、まず、手乾燥装置の正面に立
ち、濡れた両手を若干広げた状態でかつ両手がほぼ水平
になるように乾燥室8の上部から内板6に沿って差し入
れると、各検知センサ10により手が乾燥室8内にある
ことを検知し、制御部16はこの検知結果に基づいて高
圧空気発生装置13を駆動させる。高圧空気発生装置1
3は、図6の実線矢印で示すように、吸気口11から空
気風路12内に吸い込まれた空気を高圧にし、さらに高
圧空気を高速空気流として吹出ノズル9,9から噴出さ
せて両手のひらと甲に同時に吹き付け、付着した水分を
手から吹き飛ばして乾燥させる。乾燥後、乾燥室8から
両手を引き抜き各検知センサ10により両手が乾燥室8
内にないことを検知すると、制御部16は高圧空気発生
装置13の駆動を停止する。そして、吹き飛ばされた水
は、乾燥室8の排水口8aからドレンパイプ15を介し
て排水タンク14に排水され、回収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の手
乾燥装置は、その運転時等において、吸気口11から吸
い込まれた空気中の菌やカビなどの微生物が、本体1内
の特に空気風路12(吸気口11から吹出ノズル9,9
まで)の壁面に付着し、本体1の内部を衛生的に保つこ
とが難しいとともに、微生物を含む空気風路12からの
高圧空気が吹出ノズル9,9からそのまま噴出され、高
濃度の微生物を手に直接吹き付けてしまうという問題が
あった。
【0007】また、手の乾燥後、回収された排水タンク
14内の水は、手の脂肪分、石鹸分および手指常在菌な
どの汚れが含まれているため、この汚れが悪臭を発生さ
せ、使用時および排水タンク14から水を捨てる際に不
快感を覚えるという問題もあった。
【0008】そこで、本体1の内部の消臭と殺菌を行う
手乾燥装置の一例として、特開平11−56673号公
報に開示された発明がある。この特開平11−5667
3号公報に開示された手の乾燥装置は、吸引部に溝穴と
ロールを設け、ロールにパッドを密接させ、吸引部に向
け吹き出す吹出口を設けて、単一のターボファンに吸
引、吹き出しを行い手の乾燥を行うものである。そし
て、吸引部の内部に殺菌灯を設け、空気通路に消臭抗菌
芳香剤、オゾン管および材質が銅のフィルターを配置
し、空気の循環とともに吸引部とその内部、ロール、パ
ッド、空気通路およびタンク等の全ての装置内部の消臭
抗菌と殺菌を行い、同時に乾燥する手の消臭抗菌および
殺菌を行う。
【0009】しかしながら、このような手の乾燥装置
は、オゾン管によって空気通路および装置内部を殺菌す
るものの、殺菌するためにある程度の量のオゾンを発生
させなければならず、この発生させたオゾンをそのまま
装置外に放出させたり、乾燥する手に直接吹き付けてし
まうなど、オゾンの人体への影響に対する考慮が何もな
されていないという問題があった。また、人体の影響を
考えてオゾンの発生量を調整すると、空気通路および装
置内部を確実に殺菌することができず、不衛生な状態と
なってしまうおそれがあった。
【0010】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、装置内部および乾燥空気を衛生的
に保持し、排水の悪臭を抑え、手を衛生的にかつ人体に
影響を与えることなく乾燥することのできる手乾燥装置
を提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る手乾燥装置
は、本体に設けられた開口部より被乾燥体が抜き差しさ
れる乾燥室と、乾燥室に被乾燥体が挿入されたときに、
本体内に設けられた風路を通じて乾燥室内に空気を送り
出す空気発生装置とを備えた手乾燥装置において、風路
内に配設された殺菌成分を発生する発生装置と、発生装
置の近傍に設けられた送風ファンと、乾燥室に被乾燥体
が挿入されないときに送風ファンを駆動し、発生装置か
らの殺菌成分を風路内に放出させる制御部とを具備した
ものである。
【0012】本発明に係る手乾燥装置は、本体に設けら
れた開口部より被乾燥体が抜き差しされる乾燥室と、乾
燥室に被乾燥体が挿入されたときに、本体内に設けられ
た風路を通じて乾燥室内に空気を送り出す空気発生装置
とを備えた手乾燥装置において、風路内に配設された殺
菌成分を発生する発生装置と、本体内に配設され乾燥室
からの水を回収する排水タンクと、排水タンクに連通し
ポンプを有するパイプと、ポンプを駆動し発生装置から
の殺菌成分を排水タンク内の水に送り込み溶解させる制
御部とを具備したものである。
【0013】本発明に係る手乾燥装置は、風路および排
水タンクに連通する連通パイプと、風路内に設けられた
送風ファンとを具備し、制御部は、乾燥室内に被乾燥体
が挿入されないときに送風ファンおよびポンプを駆動
し、排水タンク内の水に溶解されなかった殺菌成分を連
通パイプを介して風路内に送り込み放出させるものであ
る。
【0014】本発明に係る手乾燥装置は、風路の乾燥室
近傍に、風路から乾燥室に送り込まれる空気に含まれる
殺菌成分を排除する処理装置を設けたものである。
【0015】本発明に係る手乾燥装置は、本体に設けら
れた吸気口の下流側近傍および風路の乾燥室近傍または
処理装置の上流側近傍に、風路と外部を遮断する遮断手
段を設けたものである。
【0016】本発明に係る手乾燥装置は、乾燥室と排水
タンクとを連通する部分に、乾燥室と排水タンクとを遮
断する遮断手段を設けたものである。
【0017】本発明に係る手乾燥装置は、制御部は、発
生装置の駆動時に遮断手段が作動するようにしたもので
ある。
【0018】本発明に係る手乾燥装置は、排水タンクの
上部に、排水タンク内の水に溶解されなかった殺菌成分
を吸着して分解処理する処理部材を設けたものである。
【0019】本発明に係る手乾燥装置は、制御部は、発
生装置を乾燥装置の使用時間帯以外で駆動するようにし
たものである。
【0020】本発明に係る手乾燥装置は、制御部は、発
生装置を乾燥装置の使用時間帯に駆動するようにしたも
のである。
【0021】本発明に係る手乾燥装置は、殺菌成分を、
活性酸素種または植物成分としたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1の断面で示した構成説明図である。なお、図
6で説明した従来例と同一部分には同じ符号を付し、説
明を省略する。図において、17は本体1内に設けられ
た空気風路12の高圧空気発生装置13の上流側に設け
られ、例えばオゾンおよびOHラジカルなどの活性酸素
種を殺菌成分として発生する発生装置、18は発生装置
17の下流側近傍に設けられた送風ファンで、発生装置
17から発生した活性酸素種を、空気風路12内の後述
するダンパーから後述する処理装置までの間に放出させ
る。19は空気風路12内の吸気口11の下流側近傍に
設けられたダンパーで、制御部16により手乾燥中は開
放され、発生装置17の駆動中は閉鎖される。
【0023】20,20は空気風路12の分岐したそれ
ぞれの端部の各吹出ノズル9,9の上流側に設けられた
処理装置で、活性炭・排オゾン処理剤などが充填されて
おり、手乾燥時に高圧空気とともに吹き出される空気風
路12内に残存した活性酸素種を排除し、外部への漏出
を防ぐ。21,21は空気風路12内の処理装置20,
20の上流側に設けられた電磁弁で、制御部16により
手乾燥中は開いて処理装置20,20側に高圧空気を通
し、発生装置17の駆動中は閉めて処理装置20,20
側への活性酸素種の漏出を防ぐ。
【0024】このように構成したこの実施の形態1にお
いて、濡れた手を乾燥する場合、まず、手乾燥装置の正
面に立ち、濡れた両手を若干広げた状態でかつ両手がほ
ぼ水平になるように乾燥室8の内板6に沿って差し入れ
ると、乾燥室8に設けられた各検知センサ10によって
手が乾燥室8内にあることを検知し、制御部16はこの
検知結果に基づいて、空気風路12に設けたダンパー1
9および電磁弁21,21を開放状態にするとともに、
高圧空気発生装置13を駆動させる。
【0025】ついで、高圧空気発生装置13は、図1の
実線矢印で示すように、吸気口11から空気風路12内
に吸い込まれた空気を高圧にし、さらに高圧空気を高速
空気流として二股に分岐したそれぞれの空気風路12に
送って吹出ノズル9,9から所定の傾斜角度で噴出さ
せ、両手のひらと甲に同時に吹き付けて付着した水分を
手から吹き飛ばし乾燥させる。このとき、乾燥室8に送
られた高圧空気は、水分を吹き飛ばしつつ内板6等に当
たり、本体1の両側板4,4の開口部から外部に放出さ
れる。乾燥後、乾燥室8から両手を引き抜くと、各検知
センサ10によって両手が乾燥室8内にないことを検知
し、制御部16は高圧空気発生装置13の駆動を停止す
る。そして、乾燥中手から吹き飛ばされた水は、自重と
高圧空気の流れによって乾燥室8の底部側へと一気に押
しやられ、乾燥室8の排水口8aからドレンパイプ15
を介して排水タンク14に排水され、回収される。
【0026】手乾燥装置の運転終了後、例えば本体1に
設けられた空気風路12内の殺菌を行う殺菌スイッチ
(図示せず)を押したり、あるいは、夜中などの手乾燥
装置を使用しない時間帯に空気風路12内の殺菌を行わ
せるための制御部16に設けたタイマーをセットする
と、制御部16はそれに対応してダンパー19および各
電磁弁21,21を閉じ、発生装置17および送風ファ
ン18を駆動させる。発生装置17より発生した活性酸
素種は、図1の点線矢印で示すように、送風ファン18
によってダンパー19から電磁弁21,21までの間の
空気風路12内に放出し、空気風路12の壁面に付着し
た菌、カビなどの微生物および空気風路12内の空気中
の微生物を死滅させる。そして、活性酸素種が空気風路
12内で一定の濃度になると、制御部16は発生装置1
7の駆動を停止し、次回の手乾燥装置の運転が開始され
るまで送風ファン18の駆動は継続させる。
【0027】ついで、殺菌を行う殺菌スイッチを切った
り、あるいは、手乾燥装置を使用する時間帯になると、
制御部16はそれに応じて送風ファン18の駆動を停止
するとともに、ダンパー19および電磁弁21,21を
開き、手乾燥装置の運転を開始する。そして、濡れた手
が乾燥室8に差し入れられると、上述したように高圧空
気発生装置13によって高圧空気が発生して各吹出ノズ
ル9,9から噴出し、手を乾燥する。このとき、空気風
路12からの高圧空気は、空気風路12内に残存した活
性酸素種とともに各吹出ノズル9,9側に送られるた
め、各処理装置20,20は高圧空気が通過する際に残
存した活性酸素種を排除し、人体に影響を与えない高圧
空気として活性酸素種の外部への漏出を防止する。
【0028】ここで、活性酸素種のうちのオゾンの殺菌
効果および排オゾン処理について説明する。図2は実施
の形態1に係る発生装置17のオゾン濃度1.8ppm
のときの単位面積当たりの殺菌効果を示す図である。図
2から明らかなように、オゾン濃度が1.8ppmの場
合、残存する菌の数は1時間で約2桁、2時間で約4桁
減少し、殺菌効果があることがわかる。これにより、オ
ゾン濃度が1.8ppmのときは、実施の形態1に係る
手乾燥装置の空気風路12の壁面および空気風路12内
の空気も殺菌できることがわかる。
【0029】そこで、ある食品工場における実施の形態
1に係る手乾燥装置を設置し、手乾燥装置のオゾンの自
然分解について調べた。図3は実施の形態1に係る空気
風路12内のオゾンの自然分解を示す図で、空気風路1
2内のオゾン濃度の初期状態は、空気風路12の容積が
10000cm 3 の場合、オゾン発生量が1mg/Hr
の発生装置17を2分間駆動すると、約1.7ppmと
なり、手乾燥装置の運転時間が9:00〜18:00と
すると、殺菌時間は18:00〜翌日9:00までの1
5時間となって、15時間後のオゾン濃度は0.2pp
mとなる。
【0030】図3に示すように、気相において、有機物
などの消費物質がない場合、オゾンの半減期は一般的に
10数時間であり、汚染状況に応じて半減期は決まる。
よって、この手乾燥装置の場合は、空気風路12の壁面
および空気風路12内の空気に菌、カビ等の微生物が存
在するため、半減期は5時間である。しかしながら、5
時間後も約0.9ppmのオゾンが残存するため、2桁
以上の殺菌効果を得ることができる。したがって、殺菌
時間15時間の間に空気風路12の壁面および空気風路
12内の空気に存在する菌等の微生物を殺菌することが
できる。
【0031】しかしながら、オゾンはその作業環境基準
が0.1ppm以下であるため、微生物を殺菌してオゾ
ン濃度が0.2ppmとなった場合でも手乾燥を行う場
合は排オゾン処理が必要となる。この排オゾン処理にお
いて、例えばオゾン分解触媒を使用すると、オゾン分解
触媒の2倍重量のオゾンを処理することができる。例え
ば容積30cm3 の処理装置21に9mmφのオゾン分
解触媒を充填すると、充填密度が750mg/cm3
あるため22.5gまで充填可能であるが、高圧空気が
通過するためその圧損を考慮すると、充填密度の1/1
0(2g)となる。発生装置17から発生したオゾンが
自己分解しないと仮定すると、容積が10000cm3
の空気風路12内のオゾン濃度は1.7ppmのため、
重量としては約0.04mg存在し、処理装置21を通
るオゾン全重量は0.04mgとなる。そして、このオ
ゾン全重量を排オゾン処理するのに必要となるオゾン分
解触媒量は、オゾン重量の半分つまり0.02mgとな
り、これを1日分として10年間処理を行うとすると、
73mg必要となる。したがって、処理装置21に充填
密度の1/10である2mgのオゾン分解触媒を充填す
れば十分である。
【0032】これにより、手乾燥開始初期において、空
気風路12の壁面および空気風路12内の空気に存在す
る菌等の微生物が確実に殺菌されるとともに、オゾン濃
度が0.1ppm以下となるため、人体に影響を与える
ことなく衛生的に手乾燥を行うことができる。
【0033】実施の形態2.図4は本発明の実施の形態
2の断面で示した構成説明図である。この実施の形態2
は、図6で説明した従来例の手乾燥装置において、本体
1内に設けられた空気風路12内の排水タンク14の上
部近傍に、活性酸素種を発生する発生装置17を設ける
とともに、一端が発生装置17に接続され他端が排水タ
ンク14に連通した活性酸素種を排水タンク14内の水
に送って溶解させる溶解パイプ22を設けたもので、溶
解パイプ22の途中に発生装置17からの活性酸素種を
送り込むポンプ23が設けられている。そして、排水タ
ンク14の上部には活性炭・排オゾン処理剤などが充填
された処理部材24が設けられている。
【0034】このように構成したこの実施の形態2にお
いても、実施の形態1で説明した場合と同様に、濡れた
両手を乾燥室8内に差し入れると、制御部16は各検知
センサ10の検知結果に基づいて、高圧空気発生装置1
3を駆動させる。高圧空気発生装置13は、図4の実線
矢印で示すように、吸気口11から空気風路12内に吸
い込まれた空気を高圧にし、さらに高圧空気を高速空気
流として吹出ノズル9,9から所定の傾斜角度で噴出さ
せ、両手のひらと甲に同時に吹き付けて付着した水分を
手から吹き飛ばし乾燥させる。乾燥後、乾燥室8から両
手を引き抜くと、制御部16は各検知センサ10の検知
結果に基づいて高圧空気発生装置13の駆動を停止す
る。そして、乾燥中手から吹き飛ばされた水は、自重と
高圧空気の流れによって乾燥室8の底部側へと一気に押
しやられ、乾燥室8の排水口8aからドレンパイプ15
を介して排水タンク14に排水され、回収される。
【0035】乾燥終了後、または、制御部16に設けた
タイマーなどを用いて、制御部16は間欠的に発生装置
17およびポンプ23を駆動し、発生装置17より発生
した活性酸素種を、図4の点線矢印に示すように、溶解
パイプ22を介して排水タンク14に送り、バブリング
などによって排水タンク14内の回収された排水14a
に溶け込ませ、排水タンク14内の排水14aおよび空
気を殺菌および脱臭する。溶解しきれなかった活性酸素
種は、排水タンク14内の上部に溜まり、処理部材24
に吸着されて人体に影響を与えない状態に分解処理され
る。
【0036】ここで、活性酸素種のうちのオゾンの排オ
ゾン処理について説明する。手乾燥装置の排水タンク1
4で回収された排水14aは、手指からの脂肪分などが
含まれているため、有機物濃度が高い。そのため、排水
タンク14内の排水14aの殺菌および脱臭に必要な水
中オゾン濃度は、数mg/L必要である。オゾンの水に
対する溶解性は、水に濃度20mg/Lのオゾン化ガス
を送入すると、平衡状態における水中オゾン濃度はその
約1/4の5.7mg/L(3〜5分後で一定)である
ことが文献などで明らかにされているが、この濃度20
mg/Lのオゾン化ガスは高濃度過ぎるため、5mg/
Lのオゾン化ガスを送入すると仮定すると、水中オゾン
濃度は約1.3mg/Lとなる。
【0037】例えば容量が0.5Lの排水タンク14内
に0.4Lの排水14aが回収され、その排水14aに
流量0.5L/minのポンプ23で濃度5mg/Lの
オゾン化ガスを3分間送入すると、排水14a中のオゾ
ン濃度は1.3mg/Lとなり、溶解されないオゾン重
量は約6mgとなる。このオゾン重量は処理部材24で
処理される全重量であり、オゾン全重量を排オゾン処理
するのに必要となるオゾン分解触媒量は、オゾン重量の
半分つまり3mgとなり、これを1日分として10年間
処理を行うとすると、11g必要となる。したがって、
処理部材24に11g、あるいは数年で処理部材24を
交換する量のオゾン分解触媒を充填することが好まし
い。
【0038】このように、本体1内に排水タンク14に
活性酸素種を送り、排水14aにその活性酸素種を溶解
させる発生装置17、溶解パイプ22およびポンプ23
を設けるとともに、排水14aに溶解されなかった活性
酸素種を吸着させて分解処理する処理部材24を設けた
ので、排水タンク14内の排水14aおよび空気を殺菌
および脱臭することができ、悪臭の発生を抑えることが
できる。これにより、手乾燥時および排水14aを捨て
る等のメンテナンス時の不快感を防ぐことができ、快適
に使用できる手乾燥装置を得ることができる。
【0039】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3の断面で示した構成説明図である。この実施の形態3
は、実施の形態1において、発生装置17を実施の形態
2と同様に排水タンク14の上部近傍に設けるととも
に、発生装置17と排水タンク14との間に、一端が発
生装置17に接続され他端が排水タンク14に連通した
ポンプ23を有する溶解パイプ22を設け、さらに空気
風路12と排水タンク14との間に、一端が空気風路1
2に連通し他端が排水タンク14に連通する連通パイプ
25を設けて、発生装置17からの活性酸素種によっ
て、排水タンク14内の排水14aおよび空気を殺菌お
よび脱臭するとともに、排水14aに溶解しきれなかっ
た活性酸素種を空気風路12内に送って放出し、空気風
路12の壁面および空気風路12内の空気を殺菌するよ
うに構成したものである。
【0040】なお、ドレンパイプ15の排水タンク14
との連通部分には電磁弁26が設けられており、制御部
16によって手乾燥中は開いて排水タンク14に乾燥室
8からの水を送り、発生装置17の駆動中は閉めて乾燥
室8への活性酸素種の漏出を防ぐ。また、空気風路12
内に活性酸素種を放出させる送風ファン18は、連通パ
イプ25の近傍に設けられている。さらに、処理装置2
1,21に充填される処理剤は、実施の形態2で説明し
たようにオゾン分解触媒とした場合、溶解されないオゾ
ン重量が約6mgとなるため、必要となるオゾン分解触
媒量はオゾン重量の半分の3mgとなり、これを1日分
として10年間処理を行うとすると、11g必要とな
る。処理装置21は高圧空気が通過するためその圧損を
考慮すると、充填密度の1/10である2gとなるた
め、数年で処理装置21を交換するのが好ましい。
【0041】このように構成したこの実施の形態3にお
いても、実施の形態1で説明した場合と同様に、濡れた
両手を乾燥室8内に差し入れると、制御部16は各検知
センサ10の検知結果に基づいて、高圧空気発生装置1
3を駆動させる。高圧空気発生装置13は、図4の実線
矢印で示すように、吸気口11から空気風路12内に吸
い込まれた空気を高圧にし、さらに高圧空気を高速空気
流として吹出ノズル9,9から所定の傾斜角度で噴出さ
せ、両手のひらと甲に同時に吹き付けて付着した水分を
手から吹き飛ばし乾燥させる。乾燥後、乾燥室8から両
手を引き抜くと、制御部16は各検知センサ10の検知
結果に基づいて高圧空気発生装置13の駆動を停止す
る。そして、乾燥中手から吹き飛ばされた水は、自重と
高圧空気の流れによって乾燥室8の底部側へと一気に押
しやられ、乾燥室8の排水口8aからドレンパイプ15
を介して排水タンク14に排水され、回収される。
【0042】手乾燥装置の運転終了後、例えば本体1に
設けられた空気風路12内の殺菌を行う殺菌スイッチ
(図示せず)を押したり、あるいは、夜中などの手乾燥
装置を使用しない時間帯に空気風路12内の殺菌を行わ
せるための制御部16に設けたタイマーをセットする
と、制御部16はそれに対応してダンパー19および各
電磁弁21,21,26を閉じ、発生装置17、ポンプ
23および送風ファン18を駆動させる。発生装置17
より発生した活性酸素種は、図5の点線矢印で示すよう
に、溶解パイプ22を介して排水タンク14に送られ、
バブリングなどによって排水タンク14内の回収された
排水14aに溶け込んで、排水タンク14内の排水14
aおよび空気を殺菌および脱臭する。溶解しきれなかっ
た活性酸素種は、排水タンク14内の上部に溜まりつつ
連通パイプ25を介して空気風路12内に送られる。空
気風路12内に送られた活性酸素種は、送風ファン18
によってダンパー19から電磁弁21,21までの間の
空気風路12内に放出し、空気風路12の壁面に付着し
た菌、カビなどの微生物および空気風路12内の空気中
の微生物を死滅させる。
【0043】そして、活性酸素種が空気風路12内で一
定の濃度になると、制御部16は発生装置17およびポ
ンプ23の駆動を停止し、次回の手乾燥装置の運転が開
始されるまで送風ファン18の駆動は継続させる。
【0044】ついで、殺菌を行う殺菌スイッチを切った
り、あるいは、手乾燥装置を使用する時間帯になると、
制御部16はそれに応じて送風ファン18の駆動を停止
するとともに、ダンパー19および電磁弁21,21,
26を開き、手乾燥装置の運転を開始する。そして、濡
れた手が乾燥室8に差し入れられると、上述したように
高圧空気発生装置13によって高圧空気が発生して各吹
出ノズル9,9から噴出し、手を乾燥する。このとき、
空気風路12からの高圧空気は、空気風路12内に残存
した活性酸素種とともに各吹出ノズル9,9側に送られ
るため、各処理装置20,20は高圧空気が通過する際
に残存した活性酸素種を排除し、人体に影響を与えない
高圧空気として活性酸素種の外部への漏出を防止する。
【0045】このように、排水タンク14内に活性酸素
種を送り、排水タンク14内の排水14aおよび空気を
殺菌および脱臭するとともに、排水14aに溶解されな
かった活性酸素種を空気風路12内に送り、空気風路1
2の壁面および空気風路12内の空気を殺菌するように
したので、効率よく殺菌および脱臭処理を行うことがで
き、手乾燥時およびメンテナンス時の不快感を防ぐこと
ができる。また、排水の悪臭を抑えて装置内部および高
圧空気を衛生的に保持することができ、手を衛生的にか
つ人体に影響を与えることなく快適な乾燥を行える手乾
燥装置を得ることができる。
【0046】なお、上述の実施の形態では、発生装置1
7よりオゾンおよびOHラジカルなどの活性酸素種を殺
菌成分として発生させた場合を示したが、例えばヒノキ
チオールやワサビオールなどの植物からの成分を殺菌成
分として発生するようにしてもよい。また、実施の形態
1,3において、空気風路12の壁面を発生装置17よ
り発生した活性酸素種により殺菌する場合を示したが、
空気風路12の壁面に、無機系、有機系および天然系の
抗菌防カビ剤などを塗布してもよく、抗菌防カビ性の材
料で構成してもよい。この場合、手乾燥装置の衛生性を
より向上させることができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明に係る手乾燥装置
は、本体に設けられた開口部より被乾燥体が抜き差しさ
れる乾燥室と、乾燥室に被乾燥体が挿入されたときに、
本体内に設けられた風路を通じて乾燥室内に空気を送り
出す空気発生装置とを備えた手乾燥装置において、風路
内に配設された殺菌成分を発生する発生装置と、発生装
置の近傍に設けられた送風ファンと、乾燥室に被乾燥体
が挿入されないときに送風ファンを駆動し、発生装置か
らの殺菌成分を風路内に放出させる制御部とを具備した
ので、装置内部、特に風路および空気を確実に殺菌して
衛生的に保持することができ、衛生的な空気によって手
乾燥を行うことができる手乾燥装置が得られる。
【0048】本発明に係る手乾燥装置は、本体に設けら
れた開口部より被乾燥体が抜き差しされる乾燥室と、乾
燥室に被乾燥体が挿入されたときに、本体内に設けられ
た風路を通じて乾燥室内に空気を送り出す空気発生装置
とを備えた手乾燥装置において、風路内に配設された殺
菌成分を発生する発生装置と、本体内に配設され乾燥室
からの水を回収する排水タンクと、排水タンクに連通し
ポンプを有するパイプと、ポンプを駆動し発生装置から
の殺菌成分を排水タンク内の水に送り込み溶解させる制
御部とを具備したので、排水タンクに回収された水を確
実に殺菌脱臭することができ、使用時またはメンテナン
ス時の悪臭を防止して快適に使用できる手乾燥装置を得
ることができる。
【0049】本発明に係る手乾燥装置は、風路および排
水タンクに連通する連通パイプと、風路内に設けられた
送風ファンとを具備し、制御部は、乾燥室内に被乾燥体
が挿入されないときに送風ファンおよびポンプを駆動
し、排水タンク内の水に溶解されなかった殺菌成分を連
通パイプを介して風路内に送り込み放出させるので、排
水タンクに回収された水の殺菌脱臭と、風路の壁面およ
び空気の殺菌を同時かつ確実に行うことができ、衛生的
に手乾燥を行える手乾燥装置を得ることができる。
【0050】本発明に係る手乾燥装置は、風路の乾燥室
近傍に、風路から乾燥室に送り込まれる空気に含まれる
殺菌成分を排除する処理装置を設けたので、殺菌成分に
よる人体への影響を防ぐことができ、信頼性の高い手乾
燥装置を得ることができる。
【0051】本発明に係る手乾燥装置は、本体に設けら
れた吸気口の下流側近傍および風路の乾燥室近傍または
処理装置の上流側近傍に、風路と外部を遮断する遮断手
段を設けたので、殺菌成分を外部に漏出することなく風
路の殺菌を確実に行えるとともに、殺菌成分による人体
への影響を防ぐことができ、衛生的で信頼性の高い手乾
燥装置を得ることができる。
【0052】本発明に係る手乾燥装置は、乾燥室と排水
タンクとを連通する部分に、乾燥室と排水タンクとを遮
断する遮断手段を設けたので、殺菌成分の乾燥室への漏
出を防ぐとともに、殺菌成分による人体への影響を防止
することができ、信頼性の高い手乾燥装置を得ることが
できる。
【0053】本発明に係る手乾燥装置は、制御部は、発
生装置の駆動時に遮断手段が作動するようにしたので、
殺菌成分の外部への漏出を確実に防ぐことができ、人体
への影響を防止できる信頼性の高い手乾燥装置を得るこ
とができる。
【0054】本発明に係る手乾燥装置は、排水タンクの
上部に、排水タンク内の水に溶解されなかった殺菌成分
を吸着して分解処理する処理部材を設けたので、殺菌成
分の外部への漏出を防ぐことができ、人体への影響を防
止できる信頼性の高い手乾燥装置を得ることができる。
【0055】本発明に係る手乾燥装置は、制御部は、発
生装置を乾燥装置の使用時間帯以外で駆動するようにし
たので、高濃度の殺菌成分で確実に殺菌を行うことがで
き、衛生的な手乾燥を行える手乾燥装置を得ることがで
きる。
【0056】本発明に係る手乾燥装置は、制御部は、発
生装置を乾燥装置の使用時間帯に駆動するようにしたの
で、使用時の悪臭を防止することができ、快適に使用で
きる手乾燥装置を得ることができる。
【0057】本発明に係る手乾燥装置は、殺菌成分を、
活性酸素種または植物成分としたので、確実に殺菌で
き、衛生的な手乾燥を行うことができる手乾燥装置が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の断面で示した構成説
明図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る発生装置のオゾ
ン濃度1.8ppmのときの単位面積当たりの殺菌効果
を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係る空気風路内のオ
ゾンの自然分解を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態2の断面で示した構成説
明図である。
【図5】 本発明の実施の形態3の断面で示した構成説
明図である。
【図6】 従来の手乾燥装置の断面で示した構成説明図
である。
【符号の説明】
1 本体、8 乾燥室、11 吸気口、12 空気風
路、13 高圧空気発生装置、14 排水タンク、14
a 排水、16 制御部、17 発生装置、18送風フ
ァン、19 ダンパー、20 処理装置、21,26
電磁弁、22溶解パイプ、23 ポンプ、24 処理部
材、25 連通パイプ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に設けられた開口部より被乾燥体が
    抜き差しされる乾燥室と、該乾燥室に前記被乾燥体が挿
    入されたときに、前記本体内に設けられた風路を通じて
    前記乾燥室内に空気を送り出す空気発生装置とを備えた
    手乾燥装置において、 前記風路内に配設された殺菌成分を発生する発生装置
    と、該発生装置の近傍に設けられた送風ファンと、前記
    乾燥室に前記被乾燥体が挿入されないときに前記送風フ
    ァンを駆動し、前記発生装置からの殺菌成分を前記風路
    内に放出させる制御部とを具備したことを特徴とする手
    乾燥装置。
  2. 【請求項2】 本体に設けられた開口部より被乾燥体が
    抜き差しされる乾燥室と、該乾燥室に前記被乾燥体が挿
    入されたときに、前記本体内に設けられた風路を通じて
    前記乾燥室内に空気を送り出す空気発生装置とを備えた
    手乾燥装置において、 前記風路内に配設された殺菌成分を発生する発生装置
    と、前記本体内に配設され前記乾燥室からの水を回収す
    る排水タンクと、該排水タンクに連通しポンプを有する
    パイプと、前記ポンプを駆動し前記発生装置からの殺菌
    成分を前記排水タンク内の水に送り込み溶解させる制御
    部とを具備したことを特徴とする手乾燥装置。
  3. 【請求項3】 風路および排水タンクに連通する連通パ
    イプと、前記風路内に設けられた送風ファンとを具備
    し、制御部は、乾燥室内に被乾燥体が挿入されないとき
    に前記送風ファンおよびポンプを駆動し、前記排水タン
    ク内の水に溶解されなかった殺菌成分を前記連通パイプ
    を介して前記風路内に送り込み放出させることを特徴と
    する請求項2記載の手乾燥装置。
  4. 【請求項4】 風路の乾燥室近傍に、該風路から乾燥室
    に送り込まれる空気に含まれる殺菌成分を排除する処理
    装置を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か記載の手乾燥装置。
  5. 【請求項5】 本体に設けられた吸気口の下流側近傍お
    よび風路の乾燥室近傍または処理装置の上流側近傍に、
    前記風路と外部を遮断する遮断手段を設けたことを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれか記載の手乾燥装置。
  6. 【請求項6】 乾燥室と排水タンクとを連通する部分
    に、該乾燥室と排水タンクとを遮断する遮断手段を設け
    たことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか記載の手
    乾燥装置。
  7. 【請求項7】 制御部は、発生装置の駆動時に遮断手段
    が作動するようにしたことを特徴とする請求項5または
    6記載の手乾燥装置。
  8. 【請求項8】 排水タンクの上部に、前記排水タンク内
    の水に溶解されなかった殺菌成分を吸着して分解処理す
    る処理部材を設けたことを特徴とする請求項2記載の手
    乾燥装置。
  9. 【請求項9】 制御部は、発生装置を乾燥装置の使用時
    間帯以外で駆動するようにしたことを特徴とする請求項
    1乃至8のいずれか記載の手乾燥装置。
  10. 【請求項10】 制御部は、発生装置を乾燥装置の使用
    時間帯に駆動するようにしたことを特徴とする請求項8
    記載の手乾燥装置。
  11. 【請求項11】 殺菌成分を、活性酸素種または植物成
    分としたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか
    記載の手乾燥装置。
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