JP2002153026A - インナーロータマグネット型dcブラシレスモータ - Google Patents
インナーロータマグネット型dcブラシレスモータInfo
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- JP2002153026A JP2002153026A JP2000339436A JP2000339436A JP2002153026A JP 2002153026 A JP2002153026 A JP 2002153026A JP 2000339436 A JP2000339436 A JP 2000339436A JP 2000339436 A JP2000339436 A JP 2000339436A JP 2002153026 A JP2002153026 A JP 2002153026A
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Abstract
ーロータマグネット型モータであっても、ロータ部の偏
心アンバランスがなく、振動の少ない高精度なモータを
提供する。 【解決手段】 ロータ部円筒マグネットの偏心アンバラ
ンスを補正するバランス取りとして、ロータ部組み立て
後、回転軸シャフトが貫通した前記円筒型ロータマグネ
ット部分を、前記回転軸シャフトを加工中心軸として両
端を保持し、円筒研削加工装置により前記ロータマグネ
ットの外周面を真円形状に研削して芯出をし、偏心アン
バランス部分を修正加工する。
Description
は精密測定装置などに利用されるDCブラシレスモータで
あり、より詳細には、騒音と振動が少なく、高精度な回
転動作が必要とされる音響測定機器又は業務用ビデオカ
メラ等に用いられるインナーロータマグネット型DCブラ
シレスモータユニットに関するものである。
のDCブラシレスモータは、ハウジングケースとして磁性
材料又は積層コアを内装し、界磁コイルをハウジングケ
ース内径側に配置し、回転軸シャフトを貫通させた円筒
状マグネットをロータ部とする構成のものが一般的であ
る。
ット4とその中心を貫通するシャフト3からなるインナー
ロータ部を、円筒状ハウジングケース1の両端開口部に
位置するフランジ2の軸中心位置で軸受6により回転自在
に軸支し、これをハウジングケース1内周面に固定配置
した界磁コイル5に転流通電することにより発生する回
転磁界によりロータ部を回転駆動させるDCブラシレスモ
ータがある。
のようなインナーロータマグネット型DCブラシレスモー
タ110は、モータ動作時のロータ回転中に、ロータマグ
ネット4の微妙な偏心アンバランスのため、ある回転域
で共振(振動)し、モータ全体が微振動して、振動と騒
音を発生するという問題が以前から指摘されていた。
スモータの構成の場合、ロータ部重量の大半を占めるマ
グネットのアンバランスな形状、又は取り付けにより、
回転軸に対してアンバランスな状態となり、組立精度に
より個々のモータでバラツキが大きくなることが懸念さ
れる。
シンが採用され、ロータ部の偏心アンバランスを一つ一
つ機械的に測定して、アンバランス箇所を補正するため
に、ロータの周縁の一部にウエイトWを張り付けること
を行っていた。しかし、ロータ部マグネットは円筒軸方
向に長い形状であり、アンバランスを補正するには円筒
軸両端方向に各ウエイトWをそれぞれ取り付けなくては
ならず、作業に手間と時間がかかり、また、ウエイトW
を取り付ける厚み分、ロータ外径寸法が増大してしま
い、小径化が難しく、特に小径なモータサイズには適用
が困難であった。
タが外径φ15mm以下程度の小径なインナーロータマグネ
ット型モータであっても、ロータ部の偏心アンバランス
がなく、振動の少ない高精度なモータを提供することを
目的とする。
めに、請求項1に係るインナロータマグネット型DCブラ
シレスモータにあっては、ロータ部円筒マグネットが、
偏心アンバランスを補正するバランス取りとして、ロー
タ部組み立て後、回転軸シャフトが貫通した前記円筒型
のロータマグネット部分を、前記回転軸シャフトを加工
中心軸として両端を保持し、円筒研削加工装置により前
記ロータマグネットの外周面を真円形状に研削して同軸
出し(芯出し)をし、偏心アンバランス部分を修正加工
したインナーロータマグネットであるDCブラシレスモー
タとするものである。
ナーロータマグネット型DCブラシレスモータであって
も、前記回転軸シャフトを加工中心軸としてその両端を
保持し、組み込まれた個々のロータ部を、円筒研削加工
装置により前記ロータマグネットの外周面を真円形状に
研削して芯出整形することにより、偏心アンバランス部
分を形状的に補正してバランス取りを行い、回転動作時
における共振(振動)の発生を大幅に低減することがで
きるものである。
外形形状を、中心軸となるシャフトを基準にして真円整
形加工し、すなわちモータに実装したのと同じ回転動作
を維持した状態で修正加工することにより、構造的に発
生しうるロータの偏心アンバランスを修正し、個々のロ
ータのバラツキを生じさせることなく加工仕上がり寸法
が一定となるので、ステータとのエアギャップが小さく
でき、総合的に高性能化が図れる。
スモータのロータ部成形加工の好適な実施の形態につい
て、図面を参照し、その実施例を詳細に説明する。な
お、本発明はこの実施の形態に限定されるものではな
く、加工手順、及び構造は一例とする。
ーロータマグネット型DCブラシレスモータ100の構成を
示す側断面図である。この構造は、基本的には従来と同
じであり、円筒状マグネット4とその中心を貫通するシ
ャフト3からなるインナーロータ部を、円筒状ハウジン
グケースの両端開口部に位置するフランジ2の軸中心位
置で軸受6により回転自在に軸支し、これをハウジング
ケース内に固定配置した界磁コイル5に転流通電するこ
とにより発生する回転磁界により、回転駆動させるモー
タである。
心アンバランスの補正のためにウエイトWを用いるもの
ではなく、図1に示すように、ロータ部10を組み立てた
後、回転軸シャフトが貫通した前記円筒型ロータマグネ
ット外周部を、前記回転軸シャフトを加工中心軸として
軸両端を保持し、円筒研削加工装置により前記ロータマ
グネットの円筒外周面、詳細には図の点線ハッチング補
正部分Sを除去して真円形状に研削して芯出をし、偏心
アンバランス部分を修正加工したインナーロータマグネ
ットとして、バランス取りを行うものである。
ロータ部の偏心アンバランスを一つ一つ機械的に測定し
て、アンバランス箇所を補充するために、ロータの周縁
の一部にウエイトWを張り付ける作業がいらず、また回
転動作中にウエイトがはずれることもない。
長い形状であり、アンバランスを補正するには、上記従
来法では円筒軸両端側にウエイトWをそれぞれ取り付け
なくてはならなかったが、本発明では、アンバランスの
要因となるマグネットを、円筒研削加工により一度の修
正加工でロータ部10全体のバランス取りが可能となるの
で、作業に手間と時間がかからず、また、ウエイトWを
取り付ける必要がないので、ロータ外径寸法を小径化す
ることができる。さらにロータ外径寸法が一定となるの
で、ステータとのエアギャップが小さくなり、高性能化
が図れる。
研削装置による研削加工を説明したが、加工手段はこれ
に限定されるものではない。例えば、一般的に知られる
旋盤加工機、ペンチレス加工機等を応用した切削加工装
置であっても良い。
下のインナーロータマグネット型DCブラシレスモータを
例にとって説明したが、ロータ部に重量的な偏心アンバ
ランスが生じる同様の構造のモータであれば、本発明を
他のいずれのサイズのモータにも適用することもできる
のは、言うまでもない。
スモータによれば、外径φ15mm以下のインナーロータマ
グネット型DCブラシレスモータであっても、前記回転軸
シャフトを加工中心軸としてその両端を保持し、組み込
まれた個々のロータ部を、円筒研削加工装置により前記
ロータマグネットの外周面を真円形状に研削して芯出整
形することにより、偏心アンバランス部分を形状的に補
正してバランス取りを行い、モータ回転動作時における
共振(振動)を大幅に低減することができる。
形状を、中心軸となるシャフトを基準にして真円整形加
工し、モータに実装したのと同じ回転動作を維持した状
態で修正加工することにより、構造的に発生しうるロー
タの偏心アンバランスを修正し、個々のロータのバラツ
キを生じさせることなく加工仕上がり寸法が一定となる
ので、ステータとのエアギャップが小さくでき、総合的
に高性能化が図れ、モータ外径寸法の増大や諸特性を低
下させることなく、振動と騒音の少ない小型高性能なDC
ブラシレスモータが実現できる。
成形加工部分を示す側断面概略図。
ブラシレスモータの構成例を示す側断面図。
構成を示す側断面図。
ータ
Claims (2)
- 【請求項1】 インナーロータマグネット型DCブラシレ
スモータにおいて、ロータ部円筒マグネットが、偏心ア
ンバランスを補正するバランス取りとして、ロータ部組
み立て後、回転軸シャフトが貫通した前記円筒マグネッ
ト部分を、前記回転軸シャフトを加工中心軸として両端
を保持し、円筒研削加工装置により前記ロータ部マグネ
ットの外周面を真円形状に研削して、軸に対して芯出を
し、偏心アンバランス部分を修正加工したインナーロー
タマグネットであることを特徴とするDCブラシレスモー
タ。 - 【請求項2】 前記ロータマグネットが希土類磁石から
なることを特徴とする請求項1記載のDCブラシレスモー
タ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000339436A JP4686675B2 (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | インナーロータマグネット型dcブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000339436A JP4686675B2 (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | インナーロータマグネット型dcブラシレスモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002153026A true JP2002153026A (ja) | 2002-05-24 |
JP4686675B2 JP4686675B2 (ja) | 2011-05-25 |
Family
ID=18814510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000339436A Expired - Lifetime JP4686675B2 (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | インナーロータマグネット型dcブラシレスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4686675B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007151237A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Tokyo Micro:Kk | リードスクリューの製造方法、リードスクリュー及び位置決め装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63210437A (ja) * | 1987-02-24 | 1988-09-01 | Ngk Insulators Ltd | 円筒回転体のアンバランス修正用治具および円筒回転体のアンバランス修正方法 |
JPH02142338A (ja) * | 1988-11-22 | 1990-05-31 | Mitsubishi Electric Corp | 磁石回転子 |
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JPH11155259A (ja) * | 1997-11-20 | 1999-06-08 | Victor Co Of Japan Ltd | キャプスタンモータ |
-
2000
- 2000-11-07 JP JP2000339436A patent/JP4686675B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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JP4686675B2 (ja) | 2011-05-25 |
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