JP2002151813A - プリント配線基板およびその製造方法 - Google Patents
プリント配線基板およびその製造方法Info
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- JP2002151813A JP2002151813A JP2001253402A JP2001253402A JP2002151813A JP 2002151813 A JP2002151813 A JP 2002151813A JP 2001253402 A JP2001253402 A JP 2001253402A JP 2001253402 A JP2001253402 A JP 2001253402A JP 2002151813 A JP2002151813 A JP 2002151813A
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- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ガラスクロス等の樹脂保持材の両側に形成され
ている樹脂層の厚みを調整することによって、導電ペー
ストを導電体として用いた配線基板の電気的な接続を行
なう際、高い信頼性を確保する。 【解決手段】電気絶縁性基材の厚さ方向に開けられた貫
通孔に導電体が充填され、前記電気絶縁性基材の両面に
は所定のパターンに形成された配線層が前記導電体によ
って電気的に接続されており、前記電気絶縁性基材は保
持材に樹脂を含浸させたコア層と、その両側に形成され
た樹脂層を備え、前記樹脂層のうち少なくとも片側の樹
脂層内に前記配線層が埋設されており、前記樹脂層の厚
みが両側でそれぞれ異なり、前記樹脂層のうち、薄い方
の層の厚みは前記導電体を構成する導電性フィラーの平
均粒子直径と同一かまたは前記フィラーの平均粒子直径
より小さく形成する。
ている樹脂層の厚みを調整することによって、導電ペー
ストを導電体として用いた配線基板の電気的な接続を行
なう際、高い信頼性を確保する。 【解決手段】電気絶縁性基材の厚さ方向に開けられた貫
通孔に導電体が充填され、前記電気絶縁性基材の両面に
は所定のパターンに形成された配線層が前記導電体によ
って電気的に接続されており、前記電気絶縁性基材は保
持材に樹脂を含浸させたコア層と、その両側に形成され
た樹脂層を備え、前記樹脂層のうち少なくとも片側の樹
脂層内に前記配線層が埋設されており、前記樹脂層の厚
みが両側でそれぞれ異なり、前記樹脂層のうち、薄い方
の層の厚みは前記導電体を構成する導電性フィラーの平
均粒子直径と同一かまたは前記フィラーの平均粒子直径
より小さく形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
およびその製造方法に関する。
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化、薄型化、軽量
化、高機能化が進展する中で電子機器を構成する各種電
子部品とともに、これら電子部品が実装されるプリント
配線基板においても高密度実装を可能とする様々な技術
開発が盛んである。特に最近は急速な実装技術の進展に
ともなって、LSI等の半導体チップを高密度に実装で
きると同時に高速回路にも対応できる多層配線基板が安
価に供給されることが強く要望されてきている。このよ
うなプリント配線基板では微細な配線ピッチで形成され
た複数層の配線パターン間の高い電気的接続信頼性や優
れた高周波特性を備えていることが重要である。
化、高機能化が進展する中で電子機器を構成する各種電
子部品とともに、これら電子部品が実装されるプリント
配線基板においても高密度実装を可能とする様々な技術
開発が盛んである。特に最近は急速な実装技術の進展に
ともなって、LSI等の半導体チップを高密度に実装で
きると同時に高速回路にも対応できる多層配線基板が安
価に供給されることが強く要望されてきている。このよ
うなプリント配線基板では微細な配線ピッチで形成され
た複数層の配線パターン間の高い電気的接続信頼性や優
れた高周波特性を備えていることが重要である。
【0003】これに対して最近、導電ペーストにて層間
の電気的接続を行なうプリント配線基板が、特許第26
01128号等に提案されている。図6A〜Gにこのプ
リント配線基板の製造方法を示す。まず、図6Aに示す
ように、アラミド不織布に熱硬化性エポキシ樹脂を含浸
させたアラミドエポキシプリプレグ等の多孔質基材50
2の両面にポリエステル等の離形フィルム501をラミ
ネートする。次に、図6Bに示すように、多孔質基材5
02の所定の箇所にレーザー加工法により貫通孔503
を形成する。次に、図6Cに示すように、貫通孔503
に導電ペースト504を充填する。充填する方法として
は、貫通孔503を有する多孔質基材502をスクリー
ン印刷機のテーブル上に設置し、直接導電ペースト50
4を離形フィルム501の上から印刷する。この際、印
刷面の離形フィルム501は印刷マスクの役割と多孔質
基材502表面の汚染防止の役割を果たしている。次
に、多孔質基材502の両面から離形フィルム501を
剥離する。次に、多孔質基材502の両面に銅箔等の金
属箔505を貼り付ける。この状態で加熱・加圧するこ
とにより、図6Dに示すように、多孔質基材502は圧
縮され、その厚さは薄くなる。その際、貫通孔503内
の導電ペースト504も圧縮されるが、その時に導電ペ
ースト内のバインダ成分が押し出され、導電成分同士お
よび導電成分と金属箔505の間の結合が強固になり、
導電ペースト504中の導電物質が緻密化され、層間の
電気的接続が得られる。その後、多孔質基材502の構
成成分である熱硬化性樹脂および導電ペースト504が
硬化する。そして、図6Eに示すように、金属箔505
を所定のパターンに選択エッチングして両面配線基板が
完成する。さらに、図6Fに示すように、前記両面配線
基板の両側に導電ペースト508が印刷された多孔質基
材506と金属箔507を貼り付けて、加熱・加圧した
後、図6Gに示すように、金属箔507を所定のパター
ンに選択エッチングすることによって多層配線基板が完
成する。
の電気的接続を行なうプリント配線基板が、特許第26
01128号等に提案されている。図6A〜Gにこのプ
リント配線基板の製造方法を示す。まず、図6Aに示す
ように、アラミド不織布に熱硬化性エポキシ樹脂を含浸
させたアラミドエポキシプリプレグ等の多孔質基材50
2の両面にポリエステル等の離形フィルム501をラミ
ネートする。次に、図6Bに示すように、多孔質基材5
02の所定の箇所にレーザー加工法により貫通孔503
を形成する。次に、図6Cに示すように、貫通孔503
に導電ペースト504を充填する。充填する方法として
は、貫通孔503を有する多孔質基材502をスクリー
ン印刷機のテーブル上に設置し、直接導電ペースト50
4を離形フィルム501の上から印刷する。この際、印
刷面の離形フィルム501は印刷マスクの役割と多孔質
基材502表面の汚染防止の役割を果たしている。次
に、多孔質基材502の両面から離形フィルム501を
剥離する。次に、多孔質基材502の両面に銅箔等の金
属箔505を貼り付ける。この状態で加熱・加圧するこ
とにより、図6Dに示すように、多孔質基材502は圧
縮され、その厚さは薄くなる。その際、貫通孔503内
の導電ペースト504も圧縮されるが、その時に導電ペ
ースト内のバインダ成分が押し出され、導電成分同士お
よび導電成分と金属箔505の間の結合が強固になり、
導電ペースト504中の導電物質が緻密化され、層間の
電気的接続が得られる。その後、多孔質基材502の構
成成分である熱硬化性樹脂および導電ペースト504が
硬化する。そして、図6Eに示すように、金属箔505
を所定のパターンに選択エッチングして両面配線基板が
完成する。さらに、図6Fに示すように、前記両面配線
基板の両側に導電ペースト508が印刷された多孔質基
材506と金属箔507を貼り付けて、加熱・加圧した
後、図6Gに示すように、金属箔507を所定のパター
ンに選択エッチングすることによって多層配線基板が完
成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成および製造方法において、アラミドエポキシ
プリプレグを使用した場合、急激な温度変化を生じる電
子機器の過酷な使用環境下においては、若干の特性劣化
が見られるために、さらなる信頼性の高い樹脂配線基板
が望まれていた。
ような構成および製造方法において、アラミドエポキシ
プリプレグを使用した場合、急激な温度変化を生じる電
子機器の過酷な使用環境下においては、若干の特性劣化
が見られるために、さらなる信頼性の高い樹脂配線基板
が望まれていた。
【0005】これらの問題を解決するために、電気絶縁
性基材としてガラスクロスに熱硬化性エポキシ樹脂を含
浸させたガラスエポキシプリプレグを使用することが考
えられている。しかしながら、ガラスエポキシプリプレ
グの場合、ガラスクロスの両側に同じ厚さの樹脂層が形
成されている。この両側に銅箔と、あるパターンが形成
された基板をそれぞれ積層する場合、樹脂の量が多すぎ
ると銅箔側で樹脂流れを生じて接続信頼性が得られなく
なり、逆に少なすぎるとパターン層側で密着性が得られ
なくなる。あるいは、この両側に厚みの異なるパターン
が形成された基板をそれぞれ積層する場合、樹脂の量が
多すぎると厚みの薄いパターン層側で樹脂流れを生じて
接続信頼性が得られなくなり、逆に少なすぎると厚みの
厚いパターン層側で密着性が得られなくなる。
性基材としてガラスクロスに熱硬化性エポキシ樹脂を含
浸させたガラスエポキシプリプレグを使用することが考
えられている。しかしながら、ガラスエポキシプリプレ
グの場合、ガラスクロスの両側に同じ厚さの樹脂層が形
成されている。この両側に銅箔と、あるパターンが形成
された基板をそれぞれ積層する場合、樹脂の量が多すぎ
ると銅箔側で樹脂流れを生じて接続信頼性が得られなく
なり、逆に少なすぎるとパターン層側で密着性が得られ
なくなる。あるいは、この両側に厚みの異なるパターン
が形成された基板をそれぞれ積層する場合、樹脂の量が
多すぎると厚みの薄いパターン層側で樹脂流れを生じて
接続信頼性が得られなくなり、逆に少なすぎると厚みの
厚いパターン層側で密着性が得られなくなる。
【0006】本発明は、前記従来の問題を解決するた
め、ガラスクロス等の樹脂保持材の両側に形成される樹
脂層の厚みを調整することによって、導電ペースト等の
導電体により層間の電気的な接続を行なう際、高い信頼
性を得ることが可能なプリント配線基板およびその製造
方法を提供することを目的とする。
め、ガラスクロス等の樹脂保持材の両側に形成される樹
脂層の厚みを調整することによって、導電ペースト等の
導電体により層間の電気的な接続を行なう際、高い信頼
性を得ることが可能なプリント配線基板およびその製造
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のプリント配線基板は、電気絶縁性基材の厚
さ方向に開けられた貫通孔に導電体が充填され、前記電
気絶縁性基材の両面には所定のパターンに形成された配
線層が前記導電体によって電気的に接続されており、前
記電気絶縁性基材は保持材に樹脂を含浸させたコア層
と、その両側に形成された樹脂層を備え、前記樹脂層の
うち少なくとも片側の樹脂層内に前記配線層が埋設され
ており、前記樹脂層の厚みが両側でそれぞれ異なり、前
記樹脂層のうち、薄い方の層の厚みは前記導電体を構成
する導電性フィラーの平均粒子直径と同一かまたは前記
フィラーの平均粒子直径より小さいことを特徴とする。
に、本発明のプリント配線基板は、電気絶縁性基材の厚
さ方向に開けられた貫通孔に導電体が充填され、前記電
気絶縁性基材の両面には所定のパターンに形成された配
線層が前記導電体によって電気的に接続されており、前
記電気絶縁性基材は保持材に樹脂を含浸させたコア層
と、その両側に形成された樹脂層を備え、前記樹脂層の
うち少なくとも片側の樹脂層内に前記配線層が埋設され
ており、前記樹脂層の厚みが両側でそれぞれ異なり、前
記樹脂層のうち、薄い方の層の厚みは前記導電体を構成
する導電性フィラーの平均粒子直径と同一かまたは前記
フィラーの平均粒子直径より小さいことを特徴とする。
【0008】また、本発明のプリント配線基板の製造方
法は、保持材に樹脂を含浸させたプリプレグからなるコ
ア層と、その両側に樹脂層が形成されており、前記樹脂
層の厚みが両側でそれぞれ異なる電気絶縁性基材の両表
面に離型フィルムをラミネートし、前記電気絶縁性基材
の厚さ方向に貫通孔を設け、前記貫通孔に導電性ペース
トを充填し、前記導電性ペーストの充填部に合致するよ
うに所定のパターンに配線層が形成された配線基材を少
なくとも片面より重ね合わせ、前記配線基材を重ね合わ
せた前記電気絶縁性基材を加熱・加圧して圧縮すること
により、前記電気絶縁性基材の少なくとも片方の樹脂層
内に前記配線層を埋設することを特徴とする。
法は、保持材に樹脂を含浸させたプリプレグからなるコ
ア層と、その両側に樹脂層が形成されており、前記樹脂
層の厚みが両側でそれぞれ異なる電気絶縁性基材の両表
面に離型フィルムをラミネートし、前記電気絶縁性基材
の厚さ方向に貫通孔を設け、前記貫通孔に導電性ペース
トを充填し、前記導電性ペーストの充填部に合致するよ
うに所定のパターンに配線層が形成された配線基材を少
なくとも片面より重ね合わせ、前記配線基材を重ね合わ
せた前記電気絶縁性基材を加熱・加圧して圧縮すること
により、前記電気絶縁性基材の少なくとも片方の樹脂層
内に前記配線層を埋設することを特徴とする。
【0009】本発明は、高い信頼性を有するビアホール
および配線層を形成することができる。すなわち、少な
くとも一方の配線層が樹脂層に埋設されることにより、
貫通孔内の導電体に充分な圧縮がかかり、その結果導電
体の導体成分が緻密化され、高信頼性を有するビアホー
ル接続が可能となる。また、樹脂層の厚みが両側でそれ
ぞれ異なるので、銅箔と別のパターンが形成された基板
をそれぞれ積層する場合、あるいは厚みの異なるパター
ンが形成された基板をそれぞれ積層する場合等に、それ
ぞれの樹脂層において高接続信頼性を有し、密着強度も
得られる厚さを設定することができる。
および配線層を形成することができる。すなわち、少な
くとも一方の配線層が樹脂層に埋設されることにより、
貫通孔内の導電体に充分な圧縮がかかり、その結果導電
体の導体成分が緻密化され、高信頼性を有するビアホー
ル接続が可能となる。また、樹脂層の厚みが両側でそれ
ぞれ異なるので、銅箔と別のパターンが形成された基板
をそれぞれ積層する場合、あるいは厚みの異なるパター
ンが形成された基板をそれぞれ積層する場合等に、それ
ぞれの樹脂層において高接続信頼性を有し、密着強度も
得られる厚さを設定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のプリント配線基板におい
ては、前記樹脂層のうち、薄い方の層の厚みは前記導電
性ペーストを構成する導電性フィラーの平均粒子直径と
ほぼ同一かまたは前記フィラーの平均粒子直径より小さ
い(薄い)。これにより、前記樹脂層が加熱溶融されて
も導電性フィラーが外部に流れ出ることを防げる。この
結果、導通信頼を有するビアホール接続が可能になる。
ては、前記樹脂層のうち、薄い方の層の厚みは前記導電
性ペーストを構成する導電性フィラーの平均粒子直径と
ほぼ同一かまたは前記フィラーの平均粒子直径より小さ
い(薄い)。これにより、前記樹脂層が加熱溶融されて
も導電性フィラーが外部に流れ出ることを防げる。この
結果、導通信頼を有するビアホール接続が可能になる。
【0011】また、前記保持材の両側に形成された樹脂
層の厚さが、前記樹脂層に埋設されている前記配線層の
厚さ以下であることが好ましい。これにより、ほぼガラ
スクロスのところまで配線層を埋め込むことができ、樹
脂層の横方向の広がりによって導電体にかかる圧力の逃
げを最小にすることができる。
層の厚さが、前記樹脂層に埋設されている前記配線層の
厚さ以下であることが好ましい。これにより、ほぼガラ
スクロスのところまで配線層を埋め込むことができ、樹
脂層の横方向の広がりによって導電体にかかる圧力の逃
げを最小にすることができる。
【0012】また、前記導電体が、導電性ペーストであ
ることが好ましい。これにより、貫通孔内の導電性ペー
ストに圧縮がかかった際、導電性ペースト中の樹脂成分
が貫通孔内より排出され、導電性ペースト中の導体成分
が緻密化され、高信頼性を有するビアホール接続が可能
になる。
ることが好ましい。これにより、貫通孔内の導電性ペー
ストに圧縮がかかった際、導電性ペースト中の樹脂成分
が貫通孔内より排出され、導電性ペースト中の導体成分
が緻密化され、高信頼性を有するビアホール接続が可能
になる。
【0013】また、前記保持材がガラスクロスであり、
前記樹脂が熱硬化性エポキシ樹脂であることが好まし
い。これにより、基板材料と銅箔等の金属箔との密着力
がよくなり、この基板上に形成された配線パターンに電
子部品等を実装した際、高い実装強度を得ることが可能
となる。また、耐湿性も強まり、温度サイクル試験やプ
レッシャークッカー試験等の信頼性試験において、層間
剥離等が防止されて接続抵抗値が変化することがなくな
る。
前記樹脂が熱硬化性エポキシ樹脂であることが好まし
い。これにより、基板材料と銅箔等の金属箔との密着力
がよくなり、この基板上に形成された配線パターンに電
子部品等を実装した際、高い実装強度を得ることが可能
となる。また、耐湿性も強まり、温度サイクル試験やプ
レッシャークッカー試験等の信頼性試験において、層間
剥離等が防止されて接続抵抗値が変化することがなくな
る。
【0014】また、前記貫通孔は、レーザー加工機によ
って形成されることが好ましい。これにより、配線パタ
ーンの微細化に応じた微細な直径を有する貫通孔の形成
が容易、かつ高速で行うことができる。
って形成されることが好ましい。これにより、配線パタ
ーンの微細化に応じた微細な直径を有する貫通孔の形成
が容易、かつ高速で行うことができる。
【0015】また、前記プリント配線基板を複数枚積層
した多層のプリント配線基板とすることもできる。これ
により、高信頼性なビアホール接続を有する多層プリン
ト配線基板を提供できる。
した多層のプリント配線基板とすることもできる。これ
により、高信頼性なビアホール接続を有する多層プリン
ト配線基板を提供できる。
【0016】次に、本発明のプリント配線基板の製造方
法によれば、従来のプリント配線基板よりもさらに優れ
た信頼性を備え、超小型化された電子部品等を高密度実
装することが可能な緻密配線パターンを形成できる新し
いプリント配線基板を安価に得ることができる。
法によれば、従来のプリント配線基板よりもさらに優れ
た信頼性を備え、超小型化された電子部品等を高密度実
装することが可能な緻密配線パターンを形成できる新し
いプリント配線基板を安価に得ることができる。
【0017】また、前記配線基材の中に、貫通孔に導電
性ペーストが充填され、少なくとも片面に配線層が形成
されているガラスエポキシ基材が少なくとも1枚含まれ
ていることが好ましい。これにより、ガラスエポキシプ
リプレグの貫通孔内の導電体に充分な圧縮をかけなが
ら、積層することが可能となり、高信頼性のビアホール
接続を有するガラスエポキシ基材の多層プリント配線基
板を得ることができる。
性ペーストが充填され、少なくとも片面に配線層が形成
されているガラスエポキシ基材が少なくとも1枚含まれ
ていることが好ましい。これにより、ガラスエポキシプ
リプレグの貫通孔内の導電体に充分な圧縮をかけなが
ら、積層することが可能となり、高信頼性のビアホール
接続を有するガラスエポキシ基材の多層プリント配線基
板を得ることができる。
【0018】以下、本発明の実施形態について図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0019】(ガラスエポキシプリプレグの製造方法)
下記の実施の形態におけるガラスエポキシプリプレグ
は、図5に示す本発明の一実施形態におけるガラスエポ
キシプリプレグの製造方法によって作成した。
下記の実施の形態におけるガラスエポキシプリプレグ
は、図5に示す本発明の一実施形態におけるガラスエポ
キシプリプレグの製造方法によって作成した。
【0020】まず供給ローラ1からガラスクロス2を引
き出し、液状エポキシ樹脂の含浸槽3に入れ、内部まで
樹脂を含浸したガラスクロス4を引き上げて厚み調整ロ
ール5,6間を通過させる。このとき、ガラスクロスの
一方の面と他方の面のエポキシ樹脂層の厚みを調整す
る。具体的には、例えばガラスクロスの表面と厚み調整
ロール5とのすき間を長くすれば厚く塗布され、隙間の
距離が短ければ薄く塗布される。したがって、ガラスク
ロスを厚み調整ロール5,6間の中央を通過させるので
はなく、どちらか一方のロールに寄せて通過させること
により、一方の面を厚く、他方の面を薄く塗布できる。
厚み調整はドクターナイフで行うこともできる。
き出し、液状エポキシ樹脂の含浸槽3に入れ、内部まで
樹脂を含浸したガラスクロス4を引き上げて厚み調整ロ
ール5,6間を通過させる。このとき、ガラスクロスの
一方の面と他方の面のエポキシ樹脂層の厚みを調整す
る。具体的には、例えばガラスクロスの表面と厚み調整
ロール5とのすき間を長くすれば厚く塗布され、隙間の
距離が短ければ薄く塗布される。したがって、ガラスク
ロスを厚み調整ロール5,6間の中央を通過させるので
はなく、どちらか一方のロールに寄せて通過させること
により、一方の面を厚く、他方の面を薄く塗布できる。
厚み調整はドクターナイフで行うこともできる。
【0021】このようにして厚み調整されたガラスクロ
スは、次に、乾燥ゾーン7を通過する。ここで溶媒など
の液体成分は除去される。初期硬化を開始させることも
できる。
スは、次に、乾燥ゾーン7を通過する。ここで溶媒など
の液体成分は除去される。初期硬化を開始させることも
できる。
【0022】次に、熱処理ゾーン8を通過する。ここで
エポキシ樹脂は半硬化または部分硬化される。その後、
硬化されたガラスエポキシプリプレグ9は引き取られ、
所定長さにカットされる。
エポキシ樹脂は半硬化または部分硬化される。その後、
硬化されたガラスエポキシプリプレグ9は引き取られ、
所定長さにカットされる。
【0023】(実施形態1)図1A〜Hは、本発明の第
1の実施形態における両面配線基板の製造方法を示す工
程断面図である。まず、図1Aに示すように、コア層1
02とその両側に樹脂層101a、101bが形成され
た電気絶縁性基材100を準備した。コア層102とし
ては、ガラスクロスに熱硬化性のエポキシ樹脂を含浸し
たガラスエポキシプリプレグを用いた。ガラスクロスと
しては、日東紡績社製の電気絶縁用クロス、製品番号W
E116E104、厚さ:100μm、単位面積当たり
の重量:105g/m2、経糸及び緯糸密度:60本/
25mm、単糸使い、平織りのものを用いた。樹脂含浸
量は54重量%とした。ガラスエポキシ基材は剛性に優
れ、低吸水性、高密着性等の特徴があり、プリント配線
基板材料として高い信頼性を有する。樹脂層101a、
101bは、ガラスクロスの両側に形成された熱硬化性
のエポキシ樹脂である。エポキシ樹脂は、フェノールノ
ボラック型、クレゾールノボラック型、ビスフェノール
型のエポキシ樹脂を使用できる。さらに、具体的には、
ジャパンエポキシレジン社製の“エピコートYL609
0”と“エピキュアYLH129”を重量比で2:1に
配合したものを使用した。
1の実施形態における両面配線基板の製造方法を示す工
程断面図である。まず、図1Aに示すように、コア層1
02とその両側に樹脂層101a、101bが形成され
た電気絶縁性基材100を準備した。コア層102とし
ては、ガラスクロスに熱硬化性のエポキシ樹脂を含浸し
たガラスエポキシプリプレグを用いた。ガラスクロスと
しては、日東紡績社製の電気絶縁用クロス、製品番号W
E116E104、厚さ:100μm、単位面積当たり
の重量:105g/m2、経糸及び緯糸密度:60本/
25mm、単糸使い、平織りのものを用いた。樹脂含浸
量は54重量%とした。ガラスエポキシ基材は剛性に優
れ、低吸水性、高密着性等の特徴があり、プリント配線
基板材料として高い信頼性を有する。樹脂層101a、
101bは、ガラスクロスの両側に形成された熱硬化性
のエポキシ樹脂である。エポキシ樹脂は、フェノールノ
ボラック型、クレゾールノボラック型、ビスフェノール
型のエポキシ樹脂を使用できる。さらに、具体的には、
ジャパンエポキシレジン社製の“エピコートYL609
0”と“エピキュアYLH129”を重量比で2:1に
配合したものを使用した。
【0024】樹脂層101aと101bの厚みはそれぞ
れ異なっており、樹脂層101aは10μm、樹脂層1
01bは5μmとした。熱硬化性エポキシ樹脂は配線層
の埋め込み性を確保するために半硬化状態にしておい
た。
れ異なっており、樹脂層101aは10μm、樹脂層1
01bは5μmとした。熱硬化性エポキシ樹脂は配線層
の埋め込み性を確保するために半硬化状態にしておい
た。
【0025】次に、図1Bに示すように、電気絶縁性基
材100の両面にポリエステル等からなる離形フィルム
103,103をラミネートした。ラミネートは120
℃程度の温度で行なった。これにより樹脂層101a、
101bの表面がわずかに溶融して離形フィルム103
を貼り付けることができた。本実施形態では離形フィル
ムに16μm厚のポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルムを用いた。
材100の両面にポリエステル等からなる離形フィルム
103,103をラミネートした。ラミネートは120
℃程度の温度で行なった。これにより樹脂層101a、
101bの表面がわずかに溶融して離形フィルム103
を貼り付けることができた。本実施形態では離形フィル
ムに16μm厚のポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルムを用いた。
【0026】次に、図1Cに示すように離形フィルム1
03,103を設けた電気絶縁性基材100にレーザー
加工機により貫通孔104を形成した。レーザー照射条
件は、パルス幅:200μs、アッテネータ:270パ
ルスとした。上記レーザー加工機により形成された貫通
孔は、孔径が約100μmであった。
03,103を設けた電気絶縁性基材100にレーザー
加工機により貫通孔104を形成した。レーザー照射条
件は、パルス幅:200μs、アッテネータ:270パ
ルスとした。上記レーザー加工機により形成された貫通
孔は、孔径が約100μmであった。
【0027】次に、図1Dに示すように貫通孔104に
導電ペースト105を充填した。充填方法としては、ス
クリーン印刷機により、直接導電ペースト105を離形
フィルム103上から印刷することで充填した。この
際、印刷面と反対側より和紙等の多孔質シートを介して
真空吸着することにより、貫通孔104内の導電ペース
ト105中の樹脂成分を吸い取り、導体成分の割合を増
加させることで導体成分を更に緻密に充填することがで
きた。また、離形フィルム103は印刷マスクの役割と
樹脂層101a、101b表面の汚染防止の役割を果た
していた。
導電ペースト105を充填した。充填方法としては、ス
クリーン印刷機により、直接導電ペースト105を離形
フィルム103上から印刷することで充填した。この
際、印刷面と反対側より和紙等の多孔質シートを介して
真空吸着することにより、貫通孔104内の導電ペース
ト105中の樹脂成分を吸い取り、導体成分の割合を増
加させることで導体成分を更に緻密に充填することがで
きた。また、離形フィルム103は印刷マスクの役割と
樹脂層101a、101b表面の汚染防止の役割を果た
していた。
【0028】次に、図1Eに示すように、離形フィルム
103を両面より剥離した。この時、貫通孔104の孔
径が100μmと微細であるため、離形フィルム103
の貫通孔の端部の影響が無視できず、離形フィルム10
3の貫通孔内の導電ペースト105は離形フィルム10
3とともに一部又は全部が取られてしまう場合がある。
導電ペースト105の残り方は様々であるが、樹脂層1
01a、101bの表面より下にえぐられることはな
い。最悪でも樹脂層101a、101bの擦り切れ状態
となる。このような離形フィルム103により導電ペー
ストが取られる現象は、貫通孔104の孔径が100μ
m以下から顕著になる。
103を両面より剥離した。この時、貫通孔104の孔
径が100μmと微細であるため、離形フィルム103
の貫通孔の端部の影響が無視できず、離形フィルム10
3の貫通孔内の導電ペースト105は離形フィルム10
3とともに一部又は全部が取られてしまう場合がある。
導電ペースト105の残り方は様々であるが、樹脂層1
01a、101bの表面より下にえぐられることはな
い。最悪でも樹脂層101a、101bの擦り切れ状態
となる。このような離形フィルム103により導電ペー
ストが取られる現象は、貫通孔104の孔径が100μ
m以下から顕著になる。
【0029】次に、図1Fに示すように、所定の形状に
形成された配線層107を備えた基材(犠牲層)106
を配置した。このとき、少なくとも導電ペースト105
が充填された部分の真上に配線層107がくるように、
電気絶縁性基材102の樹脂層101aの側から重ね合
わせた。もう一方の樹脂層101bの側には金属箔10
8を重ね合わせた。そして、加熱・加圧した。加熱・加
圧は真空プレスにより行なった。加熱・加圧の条件は、
昇温速度:5℃/分、圧力30kgf/cm2、最高温
度180℃で1時間保持、真空度:2.66×103P
a(20Torr)以下とした。
形成された配線層107を備えた基材(犠牲層)106
を配置した。このとき、少なくとも導電ペースト105
が充填された部分の真上に配線層107がくるように、
電気絶縁性基材102の樹脂層101aの側から重ね合
わせた。もう一方の樹脂層101bの側には金属箔10
8を重ね合わせた。そして、加熱・加圧した。加熱・加
圧は真空プレスにより行なった。加熱・加圧の条件は、
昇温速度:5℃/分、圧力30kgf/cm2、最高温
度180℃で1時間保持、真空度:2.66×103P
a(20Torr)以下とした。
【0030】この加熱・加圧により、図1Gに示すよう
に、樹脂層101aは流動し、配線層107は樹脂層1
01a内に埋め込まれた。このように配線層107が樹
脂層101aに埋め込まれることにより、貫通孔104
内の導電ペースト105が圧縮され、導電ペースト10
5内の樹脂成分が樹脂層101aに流れ出し、導電ペー
スト105中の導体成分が緻密化された。さらに、樹脂
層101bの厚さは5μmと薄いので、樹脂層の樹脂流
れによって導電ペーストにかかる圧力の逃げを最小限に
することができた。その後、樹脂層101a、101b
を含んだ電気絶縁性基材100と導電ペースト105が
硬化した。
に、樹脂層101aは流動し、配線層107は樹脂層1
01a内に埋め込まれた。このように配線層107が樹
脂層101aに埋め込まれることにより、貫通孔104
内の導電ペースト105が圧縮され、導電ペースト10
5内の樹脂成分が樹脂層101aに流れ出し、導電ペー
スト105中の導体成分が緻密化された。さらに、樹脂
層101bの厚さは5μmと薄いので、樹脂層の樹脂流
れによって導電ペーストにかかる圧力の逃げを最小限に
することができた。その後、樹脂層101a、101b
を含んだ電気絶縁性基材100と導電ペースト105が
硬化した。
【0031】最後に、図1Hに示すように、樹脂層10
1aに埋め込まれた配線層107を残して犠牲基材10
6を除去し、金属箔108をエッチングによりパターニ
ングして配線層108aを形成して、両面配線基板を完
成させた。
1aに埋め込まれた配線層107を残して犠牲基材10
6を除去し、金属箔108をエッチングによりパターニ
ングして配線層108aを形成して、両面配線基板を完
成させた。
【0032】本実施形態では、犠牲基材106にアルミ
箔を用い、配線層107、108aには銅箔を用いた。
犠牲基材106の除去にはアルミ箔と銅箔の選択エッチ
ングにより、アルミ箔を溶解除去することにより行なっ
た。溶解除去により犠牲基材106を除去することによ
り、両面配線基板に応力をかけて破壊することが無かっ
た。また、一環ラインで除去できるため生産性が向上し
た。選択エッチング液としては過硫酸アンモニウム等を
用いることができる。配線層107、108aを所定パ
ターンに形成するのにも同様な方法を用いた。犠牲基材
106と配線層107に用いるアルミ箔と銅箔の複合材
としては、例えば三井金属のアルミキャリア付き銅箔U
TC−Foilがある。本複合材では銅箔厚さが5〜1
2μmと薄いため、ファインパターン形成が可能とな
る。また、アルミ箔上にあらかじめレジストパターンを
形成しておき、酸性のジンケート処理後、電解銅めっき
を行なうことにより同様な複合材を得ることもできる。
電解めっきによる方法ではファインパターンで、なおか
つ銅箔厚さの厚いものを得ることができる。本方法でラ
イン幅10μm、スペース10μmで銅箔厚さ15μm
のものを試作できた。本実施形態で用いた銅箔の厚さは
12μm、アルミ箔の厚さは40μmである。これによ
って、樹脂層101aよりも配線層107の方を厚く設
定してあるので、樹脂層の横方向の広がりによって導電
ペーストにかかる圧力の逃げを最小限にすることができ
た。
箔を用い、配線層107、108aには銅箔を用いた。
犠牲基材106の除去にはアルミ箔と銅箔の選択エッチ
ングにより、アルミ箔を溶解除去することにより行なっ
た。溶解除去により犠牲基材106を除去することによ
り、両面配線基板に応力をかけて破壊することが無かっ
た。また、一環ラインで除去できるため生産性が向上し
た。選択エッチング液としては過硫酸アンモニウム等を
用いることができる。配線層107、108aを所定パ
ターンに形成するのにも同様な方法を用いた。犠牲基材
106と配線層107に用いるアルミ箔と銅箔の複合材
としては、例えば三井金属のアルミキャリア付き銅箔U
TC−Foilがある。本複合材では銅箔厚さが5〜1
2μmと薄いため、ファインパターン形成が可能とな
る。また、アルミ箔上にあらかじめレジストパターンを
形成しておき、酸性のジンケート処理後、電解銅めっき
を行なうことにより同様な複合材を得ることもできる。
電解めっきによる方法ではファインパターンで、なおか
つ銅箔厚さの厚いものを得ることができる。本方法でラ
イン幅10μm、スペース10μmで銅箔厚さ15μm
のものを試作できた。本実施形態で用いた銅箔の厚さは
12μm、アルミ箔の厚さは40μmである。これによ
って、樹脂層101aよりも配線層107の方を厚く設
定してあるので、樹脂層の横方向の広がりによって導電
ペーストにかかる圧力の逃げを最小限にすることができ
た。
【0033】(実施形態2)次に、本発明の第2の実施
形態における多層配線基板の製造方法について、図2A
〜Eを参照しながら説明する。
形態における多層配線基板の製造方法について、図2A
〜Eを参照しながら説明する。
【0034】まず、図2Aに示すように、第1の実施形
態と同様に犠牲基材206の付いた両面基板を作製し
た。樹脂層201a、201bの厚みがそれぞれ異なっ
ており、樹脂層201aが10μm、樹脂層201bが
5μmである。コア層202は厚みが100μmであ
る。200は電気絶縁性基材、205は電気絶縁性基材
200に設けられた貫通孔に充填された導電ペーストで
ある。導電ペースト205は配線層207により片側よ
り圧縮されている。208は金属箔である。
態と同様に犠牲基材206の付いた両面基板を作製し
た。樹脂層201a、201bの厚みがそれぞれ異なっ
ており、樹脂層201aが10μm、樹脂層201bが
5μmである。コア層202は厚みが100μmであ
る。200は電気絶縁性基材、205は電気絶縁性基材
200に設けられた貫通孔に充填された導電ペーストで
ある。導電ペースト205は配線層207により片側よ
り圧縮されている。208は金属箔である。
【0035】上記のように形成された両面配線基板の片
面に、金属箔208をパターニングして配線層208a
を形成した。その後、図2Bに示すように、配線層20
8a側に、樹脂層211a、211bが形成され、所定
位置に導電ペースト215が充填された電気絶縁性基材
200を配置し、その外側に金属箔218を配置して重
ね合わせ、実施形態1と同様に加熱・加圧した。このと
き、配線層208aと導電ペースト215の部分との位
置合わせをした。樹脂層211a、211bは厚みがそ
れぞれ異なっており、211aが10μm、211bが
5μmとなっている。加熱・加圧は真空プレスにより行
なった。加熱・加圧の条件は、昇温速度:5℃/分、圧
力30kgf/cm2、最高温度180℃で1時間保
持、真空度:2.66×103Pa(20Torr)以
下とした。
面に、金属箔208をパターニングして配線層208a
を形成した。その後、図2Bに示すように、配線層20
8a側に、樹脂層211a、211bが形成され、所定
位置に導電ペースト215が充填された電気絶縁性基材
200を配置し、その外側に金属箔218を配置して重
ね合わせ、実施形態1と同様に加熱・加圧した。このと
き、配線層208aと導電ペースト215の部分との位
置合わせをした。樹脂層211a、211bは厚みがそ
れぞれ異なっており、211aが10μm、211bが
5μmとなっている。加熱・加圧は真空プレスにより行
なった。加熱・加圧の条件は、昇温速度:5℃/分、圧
力30kgf/cm2、最高温度180℃で1時間保
持、真空度:2.66×103Pa(20Torr)以
下とした。
【0036】この加熱・加圧により、図2Cに示すよう
に、樹脂層211aは流動し、配線層208aは樹脂層
211a内に埋め込まれた。このように配線層208a
が樹脂層211aに埋め込まれることにより、導電ペー
スト215が圧縮され、導電ペースト215内の樹脂成
分が樹脂層211aに流れ出し、導電ペースト215中
の導体成分が緻密化された。さらに、樹脂層211bの
厚さは5μmと薄いので、樹脂層211bの樹脂流れに
よって導電ペーストにかかる圧力の逃げを最小限にする
ことができた。その後、樹脂層211a、211bを含
んだ電気絶縁性基材200と導電ペースト215を実施
形態1と同様に硬化させた。
に、樹脂層211aは流動し、配線層208aは樹脂層
211a内に埋め込まれた。このように配線層208a
が樹脂層211aに埋め込まれることにより、導電ペー
スト215が圧縮され、導電ペースト215内の樹脂成
分が樹脂層211aに流れ出し、導電ペースト215中
の導体成分が緻密化された。さらに、樹脂層211bの
厚さは5μmと薄いので、樹脂層211bの樹脂流れに
よって導電ペーストにかかる圧力の逃げを最小限にする
ことができた。その後、樹脂層211a、211bを含
んだ電気絶縁性基材200と導電ペースト215を実施
形態1と同様に硬化させた。
【0037】上記のように形成された多層配線基板にお
いて、金属箔218をパターニングして配線層218a
を形成した。その後、図2Dに示すように、エポキシ樹
脂を含浸させた厚み100μmのガラスクロスからなる
コア層222の両側に樹脂層221a、221bが形成
され、所定位置に導電ペースト225が充填された電気
絶縁性基材220を中央に配置し、その両側に、上記多
層配線基板2つをそれぞれ配線層218a側が接するよ
うに重ね合わせ、加熱・加圧した。加熱・加圧の条件
は、昇温速度:5℃/分、圧力30kgf/cm2、最
高温度180℃で1時間保持、真空度:2.66×10
3Pa(20Torr)以下とした。樹脂層221の厚
みは両側ともそれぞれ10μmとした。
いて、金属箔218をパターニングして配線層218a
を形成した。その後、図2Dに示すように、エポキシ樹
脂を含浸させた厚み100μmのガラスクロスからなる
コア層222の両側に樹脂層221a、221bが形成
され、所定位置に導電ペースト225が充填された電気
絶縁性基材220を中央に配置し、その両側に、上記多
層配線基板2つをそれぞれ配線層218a側が接するよ
うに重ね合わせ、加熱・加圧した。加熱・加圧の条件
は、昇温速度:5℃/分、圧力30kgf/cm2、最
高温度180℃で1時間保持、真空度:2.66×10
3Pa(20Torr)以下とした。樹脂層221の厚
みは両側ともそれぞれ10μmとした。
【0038】この加熱・加圧により、図2Eに示すよう
に、樹脂層221は流動し、配線層218aは樹脂層2
21内に埋め込まれた。このように配線層218aが樹
脂層221に埋め込まれることにより、導電ペースト2
25が圧縮され、導電ペースト225内の樹脂成分が樹
脂層221に流れ出し、導電ペースト225中の導体成
分が緻密化された。その後、樹脂層221を含んだ電気
絶縁性基材220と導電ペースト225が硬化した。最
後に犠牲基材206を除去して多層配線基板が完成し
た。
に、樹脂層221は流動し、配線層218aは樹脂層2
21内に埋め込まれた。このように配線層218aが樹
脂層221に埋め込まれることにより、導電ペースト2
25が圧縮され、導電ペースト225内の樹脂成分が樹
脂層221に流れ出し、導電ペースト225中の導体成
分が緻密化された。その後、樹脂層221を含んだ電気
絶縁性基材220と導電ペースト225が硬化した。最
後に犠牲基材206を除去して多層配線基板が完成し
た。
【0039】本実施形態では、犠牲基材206にアルミ
箔を用い、配線層207、208a、218aには銅箔
を用いており、銅箔の厚さは12μm、アルミ箔の厚さ
は40μmとなっている。
箔を用い、配線層207、208a、218aには銅箔
を用いており、銅箔の厚さは12μm、アルミ箔の厚さ
は40μmとなっている。
【0040】本実施形態の多層配線基板は、その表面が
平滑であるため、半導体ベアチップを実装する際、チッ
プ下の平坦性が良好なため、実装歩留まり良く、実装信
頼性が向上する。
平滑であるため、半導体ベアチップを実装する際、チッ
プ下の平坦性が良好なため、実装歩留まり良く、実装信
頼性が向上する。
【0041】(実施形態3)次に、本発明の第3の実施
形態における多層配線基板の製造方法について、図3A
〜Eを参照しながら説明する。
形態における多層配線基板の製造方法について、図3A
〜Eを参照しながら説明する。
【0042】まず、図3Aに示すように、所定位置に導
電ペースト304が充填された電気絶縁性基材302を
準備した。電気絶縁性基材302としては、アラミド不
織布に熱硬化性のエポキシ樹脂を含浸したアラミドエポ
キシプリプレグ(厚み:130μm、単位面積当たりの
重量:140g/m2)を用いた。この両側に厚み12
μmの金属箔308を重ね合わせた。
電ペースト304が充填された電気絶縁性基材302を
準備した。電気絶縁性基材302としては、アラミド不
織布に熱硬化性のエポキシ樹脂を含浸したアラミドエポ
キシプリプレグ(厚み:130μm、単位面積当たりの
重量:140g/m2)を用いた。この両側に厚み12
μmの金属箔308を重ね合わせた。
【0043】次に、図3Bに示すように、真空プレスに
よって加熱・加圧(昇温速度:5℃/分、圧力30kg
f/cm2、最高温度180℃で1時間保持、真空度:
2.66×103Pa(20Torr)以下とした。)
を行い、電気絶縁性基材302と導電ペースト304を
硬化させた。その後、パターニングによって配線層30
8aを形成した。
よって加熱・加圧(昇温速度:5℃/分、圧力30kg
f/cm2、最高温度180℃で1時間保持、真空度:
2.66×103Pa(20Torr)以下とした。)
を行い、電気絶縁性基材302と導電ペースト304を
硬化させた。その後、パターニングによって配線層30
8aを形成した。
【0044】次に、図3Cに示すように、コア層312
の両側に樹脂層311a、311bが形成され、所定位
置に導電ペースト315が充填された実施形態1で使用
したものと同様の電気絶縁性基材310を2枚準備し、
図3Bで作製された両面配線基板の両面に配置した。こ
のとき、少なくとも導電ペースト315の部分の真上に
配線層308aがくるように、電気絶縁性基材310の
樹脂層311aの側からそれぞれ重ね合わせ、もう一方
の樹脂層311bの側に金属箔318を重ね合わせ、加
熱・加圧した。加熱・加圧の条件は、昇温速度:5℃/
分、圧力30kgf/cm2、最高温度180℃で1時
間保持、真空度:2.66×103Pa(20Tor
r)以下とした。樹脂層311aと311bの厚みはそ
れぞれ異なっており、311aを10μm、311bを
5μmとした。
の両側に樹脂層311a、311bが形成され、所定位
置に導電ペースト315が充填された実施形態1で使用
したものと同様の電気絶縁性基材310を2枚準備し、
図3Bで作製された両面配線基板の両面に配置した。こ
のとき、少なくとも導電ペースト315の部分の真上に
配線層308aがくるように、電気絶縁性基材310の
樹脂層311aの側からそれぞれ重ね合わせ、もう一方
の樹脂層311bの側に金属箔318を重ね合わせ、加
熱・加圧した。加熱・加圧の条件は、昇温速度:5℃/
分、圧力30kgf/cm2、最高温度180℃で1時
間保持、真空度:2.66×103Pa(20Tor
r)以下とした。樹脂層311aと311bの厚みはそ
れぞれ異なっており、311aを10μm、311bを
5μmとした。
【0045】この加熱・加圧により、図3Dに示すよう
に、樹脂層311aは流動し、配線層308aは樹脂層
311a内に埋め込まれた。このように配線層308a
が樹脂層311aに埋め込まれることにより、導電ペー
スト315が圧縮され、導電ペースト315内の樹脂成
分が樹脂層311aに流れ出し、導電ペースト315中
の導体成分が緻密化された。さらに、樹脂層311bの
厚さは5μmと薄いので、樹脂層311bの樹脂流れに
よって導電ペーストにかかる圧力の逃げを最小限にする
ことができた。その後、樹脂層311a、311bを含
んだ電気絶縁性基材310と導電ペースト315が硬化
した。そして、金属箔318をパターニングして配線層
318aを形成することによって、4層配線基板が完成
した。
に、樹脂層311aは流動し、配線層308aは樹脂層
311a内に埋め込まれた。このように配線層308a
が樹脂層311aに埋め込まれることにより、導電ペー
スト315が圧縮され、導電ペースト315内の樹脂成
分が樹脂層311aに流れ出し、導電ペースト315中
の導体成分が緻密化された。さらに、樹脂層311bの
厚さは5μmと薄いので、樹脂層311bの樹脂流れに
よって導電ペーストにかかる圧力の逃げを最小限にする
ことができた。その後、樹脂層311a、311bを含
んだ電気絶縁性基材310と導電ペースト315が硬化
した。そして、金属箔318をパターニングして配線層
318aを形成することによって、4層配線基板が完成
した。
【0046】最後に、図3Eに示すように、図3C、D
の工程を繰り返して更に積層することによって、6層配
線基板が完成した。
の工程を繰り返して更に積層することによって、6層配
線基板が完成した。
【0047】本実施形態では、配線層308a、318
aには銅箔を用いており、銅箔の厚みは12μmであっ
た。
aには銅箔を用いており、銅箔の厚みは12μmであっ
た。
【0048】本実施形態の多層配線基板は、導電ペース
トに圧縮がかかりにくいコア基板にアラミドエポキシ基
材を使用し、その外層の導電ペーストに圧縮がかかる基
板にはガラスエポキシ基材を使用しているので、剛性に
優れ、低吸水、高密着性等の特徴を持ち、さらに高い接
続信頼性を得ることができる。
トに圧縮がかかりにくいコア基板にアラミドエポキシ基
材を使用し、その外層の導電ペーストに圧縮がかかる基
板にはガラスエポキシ基材を使用しているので、剛性に
優れ、低吸水、高密着性等の特徴を持ち、さらに高い接
続信頼性を得ることができる。
【0049】(実施形態4)次に、本発明の第4の実施
形態における多層配線基板の製造方法について、図4A
〜Cを参照しながら説明する。まず、所定層の絶縁層と
配線パターンを有する微細配線基板410と、第2の実
施形態の図2Cの工程と同様にして作製されたコア基板
411を準備した。本実施形態では微細配線基板410
の電気絶縁性基材として、その両面にエポキシ系の接着
剤層が形成されたポリイミドフィルムを使用しており、
導電ペーストが充填されている貫通孔の穴径は50μm
であった。配線層には微細配線基板が5μm、コア基板
が12μmの銅箔を使用した。
形態における多層配線基板の製造方法について、図4A
〜Cを参照しながら説明する。まず、所定層の絶縁層と
配線パターンを有する微細配線基板410と、第2の実
施形態の図2Cの工程と同様にして作製されたコア基板
411を準備した。本実施形態では微細配線基板410
の電気絶縁性基材として、その両面にエポキシ系の接着
剤層が形成されたポリイミドフィルムを使用しており、
導電ペーストが充填されている貫通孔の穴径は50μm
であった。配線層には微細配線基板が5μm、コア基板
が12μmの銅箔を使用した。
【0050】次に、図4Aに示すように、微細配線基板
410とコア基板411を、両側に配置した。そして中
央に、コア層402の両面に厚みの異なる樹脂層401
a、401bが形成され、所定位置に導電ペースト40
5が充填された電気絶縁性基材400を重ね合わせた。
樹脂層401aと401bの厚みはそれぞれ異なってお
り、401aを10μm、401bを5μmとした。コ
ア層402の厚みは100μmであった。このとき、樹
脂層401aの側にコア基板411、樹脂層401bの
側に微細配線基板410がくるように配置した。また、
配線層407、417と導電ペースト405の部分とを
位置合わせした。406は犠牲基板である。
410とコア基板411を、両側に配置した。そして中
央に、コア層402の両面に厚みの異なる樹脂層401
a、401bが形成され、所定位置に導電ペースト40
5が充填された電気絶縁性基材400を重ね合わせた。
樹脂層401aと401bの厚みはそれぞれ異なってお
り、401aを10μm、401bを5μmとした。コ
ア層402の厚みは100μmであった。このとき、樹
脂層401aの側にコア基板411、樹脂層401bの
側に微細配線基板410がくるように配置した。また、
配線層407、417と導電ペースト405の部分とを
位置合わせした。406は犠牲基板である。
【0051】その後、図4Bに示すように、真空プレス
によって加熱・加圧して微細配線基板410とコア基板
411の表層の配線層407、417を樹脂層401
a、401bにそれぞれ埋め込むことにより、導電ペー
スト405を圧縮して微細配線基板410とコア基板4
11間の電気的接続を行なった。
によって加熱・加圧して微細配線基板410とコア基板
411の表層の配線層407、417を樹脂層401
a、401bにそれぞれ埋め込むことにより、導電ペー
スト405を圧縮して微細配線基板410とコア基板4
11間の電気的接続を行なった。
【0052】最後に、図4Cに示すように、微細配線基
板410とコア基板411の表層の犠牲基材406を除
去して、多層配線基板が完成した。前記微細配線基板は
配線収容性に優れる基板であり、その下層にコア基板を
設けることで、剛性の高い高密度配線基板を作製するこ
とが可能となった。
板410とコア基板411の表層の犠牲基材406を除
去して、多層配線基板が完成した。前記微細配線基板は
配線収容性に優れる基板であり、その下層にコア基板を
設けることで、剛性の高い高密度配線基板を作製するこ
とが可能となった。
【0053】本実施形態の多層配線基板では、電気絶縁
性基材において、ガラスクロスの両側に形成された樹脂
層の厚さが、前記樹脂層に埋設されている配線層の厚さ
以下であるので、ほぼガラスクロスのところまで配線層
を埋め込むことができ、樹脂層の横方向の広がりによっ
て導電体にかかる圧力の逃げを最小にすることができ、
高信頼性を有するビアホール接続が可能になる。
性基材において、ガラスクロスの両側に形成された樹脂
層の厚さが、前記樹脂層に埋設されている配線層の厚さ
以下であるので、ほぼガラスクロスのところまで配線層
を埋め込むことができ、樹脂層の横方向の広がりによっ
て導電体にかかる圧力の逃げを最小にすることができ、
高信頼性を有するビアホール接続が可能になる。
【0054】また、本実施形態の多層配線基板の製造方
法を用いると、表層の多層配線基板とコア基板は別々に
製造して検査できるため、総合的な歩留まりを向上させ
ることができる。
法を用いると、表層の多層配線基板とコア基板は別々に
製造して検査できるため、総合的な歩留まりを向上させ
ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明は、ガラスクロス等
の樹脂保持材の両側に形成されている樹脂層の厚みを調
整することによって、導電ペースト等の導電体により層
間の電気的な接続を行なう際、高い信頼性を有するビア
ホール接続を提供できる。
の樹脂保持材の両側に形成されている樹脂層の厚みを調
整することによって、導電ペースト等の導電体により層
間の電気的な接続を行なう際、高い信頼性を有するビア
ホール接続を提供できる。
【図1】本発明の第1の実施形態における両面配線基板
の製造方法を示す工程断面図である。
の製造方法を示す工程断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態における多層配線基板
の製造方法を示す工程断面図である。
の製造方法を示す工程断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態における多層配線基板
の製造方法を示す工程断面図である。
の製造方法を示す工程断面図である。
【図4】本発明の第4の実施形態における多層配線基板
の製造方法を示す工程断面図である。
の製造方法を示す工程断面図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるガラスエポキシプ
リプレグの製造方法を示す説明図である。
リプレグの製造方法を示す説明図である。
【図6】従来の多層配線基板の製造方法を示す工程断面
図である。
図である。
100 電気絶縁性基材 101a,101b 樹脂層 102 コア層 103 離形フィルム 104 貫通孔 105 導電ペースト 106 犠牲基材 107,108a 配線層 108 金属箔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/46 H05K 3/46 G N X (72)発明者 上田 洋二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E317 AA24 BB02 CC22 CC25 CD32 GG11 5E343 AA07 AA15 AA16 AA17 AA38 BB24 BB67 DD03 EE32 GG13 5E346 AA43 CC04 CC08 CC09 CC32 DD02 DD12 FF18 GG15 GG28 HH07
Claims (18)
- 【請求項1】 電気絶縁性基材の厚さ方向に開けられた
貫通孔に導電体が充填され、 前記電気絶縁性基材の両面には所定のパターンに形成さ
れた配線層が前記導電体によって電気的に接続されてお
り、 前記電気絶縁性基材は保持材に樹脂を含浸させたコア層
と、その両側に形成された樹脂層を備え、 前記樹脂層のうち少なくとも片側の樹脂層内に前記配線
層が埋設されており、 前記樹脂層の厚みが両側でそれぞれ異なり、 前記樹脂層のうち、薄い方の層の厚みは前記導電体を構
成する導電性フィラーの平均粒子直径と同一かまたは前
記フィラーの平均粒子直径より小さいことを特徴とする
プリント配線基板。 - 【請求項2】 前記導電体は、導電性フィラーと樹脂と
で構成される導電性ペーストが充填されて硬化されたも
のである請求項1に記載のプリント配線基板。 - 【請求項3】 前記コア層の両側に形成された樹脂層の
厚さが、前記樹脂層に埋設されている前記配線層の厚さ
と同じかまたは薄い請求項1に記載のプリント配線基
板。 - 【請求項4】 前記貫通孔が、レーザー光の照射によっ
て形成されている請求項1に記載のプリント配線基板。 - 【請求項5】 前記両側の樹脂層の厚さの関係が、薄い
方に比較して厚い方が1倍を越え10倍未満である請求
項1に記載のプリント配線基板。 - 【請求項6】 前記両側の樹脂層の厚さの関係が、薄い
方に比較して厚い方が2倍以上4倍以下である請求項5
に記載のプリント配線基板。 - 【請求項7】 前記保持材がガラスクロスである請求項
1に記載のプリント配線基板。 - 【請求項8】 前記樹脂が熱硬化性エポキシ樹脂である
請求項1に記載のプリント配線基板。 - 【請求項9】 前記プリント配線基板が複数枚積層され
ている請求項1に記載のプリント配線基板。 - 【請求項10】 保持材に樹脂を含浸させたプリプレグ
からなるコア層と、その両側に樹脂層が形成されてお
り、前記樹脂層の厚みが両側でそれぞれ異なる電気絶縁
性基材の両表面に離型フィルムをラミネートし、 前記電気絶縁性基材の厚さ方向に貫通孔を設け、 前記貫通孔に導電性ペーストを充填し、 前記導電性ペーストの充填部に合致するように所定のパ
ターンに配線層が形成された配線基材を少なくとも片面
より重ね合わせ、 前記配線基材を重ね合わせた前記電気絶縁性基材を加熱
・加圧して圧縮することにより、前記電気絶縁性基材の
少なくとも片方の樹脂層内に前記配線層を埋設するプリ
ント配線基板の製造方法。 - 【請求項11】 前記樹脂層のうち、薄い方の層の厚み
は前記導電性ペーストを構成する導電性フィラーの平均
粒子直径とほぼ同一かまたは前記フィラーの平均粒子直
径より小さい請求項10に記載のプリント配線基板の製
造方法。 - 【請求項12】 前記コア層の両側に形成された樹脂層
の厚さが、前記樹脂層に埋設されている前記配線層の厚
さと同じかまたは薄い請求項10に記載のプリント配線
基板の製造方法。 - 【請求項13】 前記貫通孔を、レーザー光の照射によ
って形成する請求項10に記載のプリント配線基板の製
造方法。 - 【請求項14】 前記両側の樹脂層の厚さの関係が、薄
い方に比較して厚い方が1倍を越え10倍未満である請
求項10に記載のプリント配線基板の製造方法。 - 【請求項15】 前記両側の樹脂層の厚さの関係が、薄
い方に比較して厚い方が2倍以上4倍以下である請求項
14に記載のプリント配線基板の製造方法。 - 【請求項16】 前記保持材がガラスクロスであり、前
記樹脂が熱硬化性エポキシ樹脂である請求項10に記載
のプリント配線基板の製造方法。 - 【請求項17】 前記プリント配線基板を複数枚積層す
る請求項10に記載のプリント配線基板の製造方法。 - 【請求項18】 前記配線基材の中に、貫通孔に導電性
ペーストが充填され、少なくとも片面に配線層が形成さ
れているガラスエポキシ基材が少なくとも1枚含まれて
いる請求項10に記載のプリント配線基板の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001253402A JP2002151813A (ja) | 2000-08-28 | 2001-08-23 | プリント配線基板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000257260 | 2000-08-28 | ||
JP2000-257260 | 2000-08-28 | ||
JP2001253402A JP2002151813A (ja) | 2000-08-28 | 2001-08-23 | プリント配線基板およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002151813A5 JP2002151813A5 (ja) | 2004-10-28 |
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---|---|---|---|---|
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WO2008001430A1 (en) * | 2006-06-27 | 2008-01-03 | Mitsubishi Electric Corporation | Screen printing machine and solar battery cell |
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JP2012144049A (ja) * | 2012-04-04 | 2012-08-02 | Mitsubishi Electric Corp | スクリーン印刷機 |
JP2013131538A (ja) * | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Dainippon Printing Co Ltd | 配線板、配線板の製造方法 |
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-
2001
- 2001-08-23 JP JP2001253402A patent/JP2002151813A/ja active Pending
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RU2716184C2 (ru) * | 2014-10-10 | 2020-03-06 | Дзе Диллер Корпорейшн | Декоративные многослойные облицовочные материалы, содержащие внедренные проводящие материалы, изготовленные из них твердые поверхности, способы изготовления таких облицовочных материалов и их применения |
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