JP2002151616A - ハイブリッド半導体装置 - Google Patents

ハイブリッド半導体装置

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JP2002151616A JP2000340484A JP2000340484A JP2002151616A JP 2002151616 A JP2002151616 A JP 2002151616A JP 2000340484 A JP2000340484 A JP 2000340484A JP 2000340484 A JP2000340484 A JP 2000340484A JP 2002151616 A JP2002151616 A JP 2002151616A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波特性に優れ、低コストのハイブリッド
半導体装置を提供する。 【解決手段】 キャビティが設けられたセラミック基板
10と、キャビティの底面に実装される能動素子50
と、セラミック基板10の上面に実装される受動素子6
0とを備えるハイブリッド半導体装置1において、セラ
ミック基板10が、上面に形成された配線層17と、上
記キャビティの底面から基板10の底面まで貫通して設
けられたビアホールに熱伝導性材料を埋め込んだサーマ
ルビア14と、上記キャビティの側面と底面に形成され
配線層18とサーマルビア14とを接続する金属層16
と、を備え、能動素子50を上記キャビティの底面で前
記セラミック基板10に実装し、能動素子50の上面に
設けた接地用電極パッド56と配線層17とをボンディ
ングワイヤ62で接続し、能動素子50の側面と上記キ
ャビティの側壁との空隙を導電性材料22で充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド半導
体装置に関し、特に、高周波性と放熱性が要求される通
信機器用パワーアンプに使用されるハイブリッド半導体
装置を対象とする。
【0002】
【従来の技術】GaAsなどの半絶縁性半導体基板に形
成される能動素子、例えばFET(Field Effect Trans
istor)やHBT(Hetero-Bipolar Transistor)などを用
いたハイブリッド半導体装置においては、裏面接地と熱
抵抗低減のためのビアホールを形成しなければならな
い。
【0003】従来のハイブリッド半導体装置について図
面を参照しながら説明する。なお、以下の各図において
同一の部分には同一の参照番号を付してその説明を適宜
省略する。
【0004】図4に示すハイブリッド半導体装置100
は、2段のキャビティが形成された実装基板110と、
この2段キャビティの下段のキャビティ内に実装された
能動素子150と、実装基板110の上面に実装された
受動素子60とを有する。実装基板110は、ガラスエ
ポキシ等の積層板である。実装基板110の最上層の上
面には図示しない実装用パッドが形成され、はんだ印刷
法により受動素子60が実装されている。キャビティの
底面からは、実装基板110の第1層を貫通して裏面ま
で至るビアホールが形成され、熱伝導性に優れた金属が
埋め込まれてサーマルビアが形成されている。能動素子
150の上面には、電極パッド156が形成され、ボン
ディングワイヤ132を介して積層基板110の第2層
表面に形成されたボンディングパッド118と接続さ
れ、これにより図示しない電源または制御信号入力用の
配線に接続される。能動素子150にはビアホール15
2が形成され、図示しない接地用の端子がビアホール1
52を介して対応するサーマルビア24に接続される。
【0005】このように、従来のハイブリッド半導体装
置100では、能動素子内に接地用のビアホール152
を形成していたため、プロセス難易度が高く、コストを
引き上げる要因となっていた。
【0006】このような問題を解決するため、能動素子
の上面に接地用の電極パッドをさらに形成し、ワイヤボ
ンディングにより接地する方法が考えられた。
【0007】図5は、この方法により形成されたハイブ
リッド半導体装置200の略示断面図である。同図に示
すように、能動素子50の上面には電極パッド156
(図示せず)に加えて接地用の電極パッド56が設けら
れ、ボンディングワイヤ136を介してサーマルビア1
22に接続される。
【0008】このように、ハイブリッド半導体装置20
0によれば、能動素子上面に接地用の電極パッドを設け
ることにより、能動素子内に接地用のビアホールを形成
する必要がなくなるので、プロセスの難易度が低減され
るという効果があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示すハイブリッド半導体装置200においては、接地の
ために、電極パッド56とサーマルビア122とをボン
ディング接続する必要があるため、ボンディングワイヤ
の本数が多くなる。次に、これらのボンディングの難易
度を下げるためには、キャビティのスペースを広くとれ
ば良いが、その際、接地インダクタンスが増大すること
により、ハイブリッド半導体装置200の利得が低下
し、この一方で、実装基板最上層の有効面積が減少する
ため、設計の自由度が狭くなる、という問題があった。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、高周波特性に優れかつ低コストのハ
イブリッド半導体装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の手段に
より上記課題の解決を図る。
【0012】即ち、本発明の第1の態様によれば、底面
が実装面となるキャビティが設けられたセラミック基板
であって、このキャビティが設けられる側の面である第
1の面に形成された第1の配線層と、上記キャビティの
上記底面から上記第1の面とは逆の第2の面へ形成され
た第1の貫通孔に埋め込まれた熱伝導性材料を有するサ
ーマルビアと、上記キャビティの側面および上記底面に
形成され上記第1の配線層と上記サーマルビアに接続さ
れた第1の金属層と、を含むセラミック基板と、実装さ
れる面とは逆の面である主面に設けられた接地用電極パ
ッドを有し上記キャビティの底面で上記セラミック基板
に実装された能動素子と、上記接地用電極パッドと上記
第1の配線層とを接続するボンディングワイヤと、上記
第1の面で上記セラミック基板に実装された受動素子
と、を備えたハイブリッド半導体装置が提供される。
【0013】上記キャビティの側面および底面に形成さ
れた第1の金属層により、上記第1の配線層と上記サー
マルビアが接続されるので、上記接地用電極パッドと上
記接地用配線とを上記ボンディングワイヤで容易に接続
することができる。これにより、上記キャビティのサイ
ズを上記能動素子のサイズに近づけることができるの
で、上記ボンディングワイヤのワイヤ長を短縮すること
ができる。この結果、ボンディングワイヤによるインダ
クタンス成分が低減されるので、上記能動素子の利得の
減少を抑制することができる。
【0014】また、本発明の第2の態様によれば、第1
の凹部と、この第1の凹部内に設けられた第2の凹部で
なる2段キャビティが第1の面側に設けられたセラミッ
ク基板であって、上記第1の凹部の底面である第2の面
に形成された第1の配線層と、上記第2の凹部の底面で
ある第3の面から上記第1の面とは逆の第4の面へ形成
された第1の貫通孔に埋め込まれた熱伝導性材料を有す
るサーマルビアと、上記第2の凹部の側面および上記第
3の面に形成され上記第1の配線層と上記サーマルビア
に接続された第1の金属層と、を含むセラミック基板
と、実装される面とは逆の面である主面に設けられた接
地用電極パッドを有し上記第3の面で上記セラミック基
板に実装された能動素子と、上記接地用電極パッドと上
記第1の配線層とを接続するボンディングワイヤと、上
記2段キャビティを埋め込むように絶縁性有機材料で形
成され表面から上記第4の面までの距離が上記第1の面
から上記第4の面までの距離とほぼ同一となるなるよう
に上記表面が平坦化された封止部材と、上記第1の面で
上記セラミック基板に実装された受動素子と、を備えた
ハイブリッド半導体装置が提供される。
【0015】上記封止部材の表面が上記第1の面にほぼ
連なるように平坦化されるので、上記受動素子の実装に
際して、はんだ印刷法を上記セラミック基板の上記第1
の層へ適用することが容易になる。この結果、上記能動
素子の実装後に上記受動素子を実装することが可能とな
り、プロセスの難易度がさらに低下する。
【0016】上述した第1または第2の態様のハイブリ
ッド半導体装置は、上記キャビティの側壁と上記能動素
子の側面との空隙または上記第2の凹部の側壁と上記能
動素子の側面との空隙に充填された導電性物質をさらに
備えると良い。これにより、見かけのインダクタンス成
分をさらに低減することができる。
【0017】上記ハイブリッド半導体装置はまた、上記
能動素子の主面の上記接地用電極パッドを除く領域に形
成され、上記導電性物質との短絡を防止する保護膜をさ
らに備えることが好ましい。
【0018】これにより、上記導電性材料の充填時に発
生し得る這い上がりに起因して、上記接地用電極パッド
以外の電極パッドが上記第1の金属層に短絡することを
防止することができる。この結果、プロセス難易度がさ
らに低減する。
【0019】また、本発明の第3の態様によれば、実装
される面である第1の面に設けられた接地用電極パッド
を有する能動素子と、上記能動素子を搭載するキャビテ
ィが設けられたセラミック基板であって、このキャビテ
ィが設けられた第2の面とは逆の第3の面から上記キャ
ビティの底面に至るまで上記接地用電極パッドの配置に
応じて設けられた貫通孔に埋め込まれた熱伝導性材料を
有するサーマルビアを含み、上記接地用電極パッドと上
記サーマルビアとがバンプを介して接続されることによ
り上記能動素子が実装されたセラミック基板と、上記第
2の面で上記セラミック基板に実装された受動素子と、
を備えるハイブリッド半導体装置が提供される。
【0020】このように、上記キャビティ内に上記能動
素子をフリップチップ実装することにより、ボンディン
グワイヤが一切不要となる。これにより、不要なインダ
クタンス成分が発生することもなく、上記能動素子の利
得が減少するおそれが解消できる。この結果、プロセス
の難易度が低い低コストのハイブリッド半導体装置が提
供される。
【0021】上記第2の態様のハイブリッド半導体装置
においても、上記キャビティを埋め込むように絶縁性有
機材料で形成され、表面から上記第3の面までの距離が
上記第2の面から上記第3の面までの距離とほぼ同一と
なるなるように上記表面が平坦化された封止部材をさら
に備えることが望ましい。これにより、はんだ印刷法を
上記セラミック基板の上記第1の面へ適用することが容
易になるので、受動素子の実装時におけるプロセスの難
易度がさらに低下する。この結果、製造コストをさらに
低減することができる。また、上記バンプ同士の間隙の
みならず、上記能動素子の全体を覆うように上記封止部
材を形成するので、上記セラミック基板と上記バンプと
の熱膨張係数の相違に起因する応力の問題も解消するこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のいく
つかについて図面を参照しながら説明する。
【0023】(1)第1の実施形態 図1は、本発明によるハイブリッド半導体装置の第1の
実施形態を示す略示断面図である。同図に示すように、
本実施形態の特徴は、キャビティの側面から底面にわた
って金属層16が設けられ、能動素子50の上面に形成
された接地用の電極パッド56がボンディングワイヤ6
2と金属層16とサーマルビア14とを介して接地され
る点にある。
【0024】図1に示すハイブリッド半導体装置1は、
キャビティが形成された実装基板10と、このキャビテ
ィ内に実装された能動素子50と、実装基板10の上面
に実装された受動素子60とを備える。本実施形態にお
いて、実装基板10は、ガラスエポキシの樹脂よりも熱
伝導性に優れるセラミック基板である。セラミック基板
10の厚さのうち、発熱部となる実装部直下の厚さは、
図4,図5にそれぞれ示す積層基板110,112より
も薄く形成され、これにより放熱性が向上した構造とな
っている。キャビティの底面における実装面からセラミ
ック基板10の底面へはビアホールが設けられ、熱伝導
性に優れた金属が埋め込まれてサーマルビア14が形成
され、これにより熱抵抗のより一層の低減が図られてい
る。セラミック基板10の上面には図示しない実装用パ
ッドが形成され、はんだ印刷法により受動素子60が実
装されている。
【0025】キャビティの側面および底面には、金属層
16が形成され、キャビティの底面においてサーマルビ
ア14に接続される。また、金属層16のキャビティ側
面部分は、セラミック基板10の上面に形成された接地
用配線層17に接続される。能動素子50の上面には電
極パッドが形成され、これらの電極パッドのうち、接地
用の電極パッド56は、ボンディングワイヤ62により
接地用配線層17に接続される。能動素子50とキャビ
ティ側壁との空隙は、導電性材料22で充填されてい
る。導電性材料22の充填時における這い上がりから接
地用電極パッド56以外の電極パッドが接地用の配線に
短絡することを防止するため、能動素子50の上面に
は、絶縁性保護膜58が予め形成されている。なお、能
動素子50の電極パッドのうち、駆動電圧印加用または
制御信号供給用の電極パッド(図示せず)は、ボンディ
ングワイヤ64により、セラミック基板10上面の配線
層18に接続され、ビア15を介して図示しない外部端
子に接続される。
【0026】能動素子50、導電性材料22、配線層1
7,18およびボンディングワイヤ62,64を覆うよ
うに、封止部材70が絶縁性有機材料で成形され、これ
らの素子および配線を封止している。さらに、ハイブリ
ッド半導体装置1は、メタルキャップ80で全体が覆わ
れて保護される。なお、メタルキャップ80に代えて絶
縁性樹脂により装置全体を封止しても良い。
【0027】このように、本実施形態のハイブリッド半
導体装置1によれば、キャビティの側面および底面に形
成され、底面側でサーマルビア14に接続され、側面側
でセラミック基板10の接地用配線17に接続された金
属層16を備えるので、接地用電極パッド56と接地用
配線17とをボンディングワイヤ62で容易に接続する
ことができる。これにより、キャビティのサイズを能動
素子50のサイズに近づけることができるので、ボンデ
ィングワイヤ62,64のワイヤ長を短縮することがで
きる。この結果、ボンディングワイヤ62,64による
インダクタンス成分が低減されるので、能動素子50の
利得の減少を抑制することができる。さらに、能動素子
50とキャビティとの空隙を導電性材料22で充填する
ので、見かけのインダクタンス成分をさらに低減するこ
とができる。
【0028】(2)第2の実施形態 図2は、本発明によるハイブリッド半導体装置の第2の
実施形態を示す略示断面図である。本実施形態のハイブ
リッド半導体装置2の特徴は、セラミック基板20に2
段キャビティを設け、下段のキャビティ内に能動素子5
0を実装する点にある。能動素子50の構造、サーマル
ビア24の構造、接地用電極パッド56からサーマルビ
ア24に至る接地方法、キャビティ側壁と能動素子側面
との空隙への導電性材料22の充填等は、図1に示すハ
イブリッド半導体装置1と実質的に同一である。
【0029】本実施形態によれば、セラミック基板20
に2段キャビティが設けられるので、まず、実装部を含
む下段キャビティの底面とセラミック基板20の底面ま
での距離がさらに短縮される。これにより、放熱性がさ
らに向上する。次に、能動素子50、ボンディングワイ
ヤ62,64、配線層17,18および上段キャビティ
を封止する封止部材72の成形において、その上面を平
坦化してその基板底面からの高さをセラミック基板20
の底面から上面までの高さに一致させることができる。
これにより、受動素子60の実装において、セラミック
基板20の上面へはんだ印刷法を容易に適用することが
できる。この結果、能動素子50の実装後に受動素子6
0を実装することが可能となり、プロセスの難易度が低
下するので、製造コストを低減することができる。
【0030】(3)第3の実施形態 本発明によるハイブリッド半導体装置の第3の実施形態
を図3の略示断面図に示す。同図に示すように、本実施
形態のハイブリッド半導体装置3の特徴は、フリップチ
ップ実装により、セラミック基板30のキャビティ内に
能動素子52を実装する点にある。
【0031】能動素子52は、接地用を含む電極パッド
が全て実装面に形成され、各電極にはバンプ54が接合
されている。キャビティ底面の実装部からセラミック基
板30の底面に至るまで、能動素子52の接地用電極の
配置に対応してビアホールが形成され、熱導電性に優れ
た金属が埋め込まれてサーマルビア24が形成されてい
る。キャビティ底面にはまた、駆動電圧印加用または制
御信号供給用の電極パッドの配置に対応して金属配線7
8が形成される。金属配線78は、セラミック基板30
の内部に延在するように形成され、コンタクトビア76
を介して外部配線に接続される。
【0032】このように、本実施形態によれば、能動素
子52をセラミック基板30のキャビティ内にフリップ
チップ実装するので、ボンディングワイヤを用いる必要
が一切ない。これにより、不要なインダクタンス成分の
発生を防止するので、能動素子52の利得が減少するお
それを解消できる。
【0033】また、バンプ54同士の間隙のみならず、
能動素子52の全体を覆うように封止部材74を形成す
るので、セラミック基板30とバンプ54との熱膨張係
数の相違に起因する応力の問題も解消することができ
る。
【0034】さらに、上述した実施形態のように、キャ
ビティの側面および底面に金属層を形成する必要もな
く、導電性材料でキャビティと能動素子との空隙を充填
する必要もない。この一方、封止部材74は、その表面
がセラミック基板30の上面の高さに一致するようにそ
の表面を平坦化するので、受動素子60の実装におい
て、セラミック基板30の上面へはんだ印刷法を容易に
適用することができる。この結果、能動素子52の実装
後に受動素子60を実装することが可能となり、プロセ
スの難易度が低下するので、製造コストを低減すること
ができる。
【0035】以上、本発明の実施の形態のいくつかにつ
いて説明したが、本発明は上記形態に限ることなくその
要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することがで
きる。例えば、上述した第3の実施形態においては、駆
動電圧印加用または制御信号供給用の電極パッドが、バ
ンプ54、セラミック基板30の内部に延在する金属配
線78およびコンタクトビア76を介して外部配線に接
続される形態としたが、これに限ることなく、各電極パ
ッドの配置に応じてサーマルビア24を形成し、基板の
底面側に駆動電圧印加用または制御信号供給用の配線を
設けることとしても良い。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明によれば、
不要なインダクタンス成分を低減し能動素子の利得の低
減を防止するので、高周波特性に優れ、プロセス難易度
が低い低コストのハイブリッド半導体装置が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハイブリッド半導体装置の第1の
実施形態を示す略示断面図である。
【図2】本発明によるハイブリッド半導体装置の第2の
実施形態を示す略示断面図である。
【図3】本発明によるハイブリッド半導体装置の第3の
実施形態を示す略示断面図である。
【図4】従来の技術によるハイブリッド半導体装置の一
例を示す略示断面図である。
【図5】従来の技術によるハイブリッド半導体装置の他
の例を示す略示断面図である。
【符号の説明】
1〜3 ハイブリッド半導体装置 10,20,30 実装基板(セラミック基板) 14,24 サーマルビア 16 金属層 17,18 配線層 22 導電性材料 50,52 能動素子 54 バンプ 58 絶縁性保護膜 60 受動素子 62 ボンディングワイヤ 70,72,74 封止部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面が実装面となるキャビティが設けられ
    たセラミック基板であって、前記キャビティが設けられ
    る側の面である第1の面に形成された第1の配線層と、
    前記キャビティの前記底面から前記第1の面とは逆の第
    2の面へ形成された第1の貫通孔に埋め込まれた熱伝導
    性材料を有するサーマルビアと、前記キャビティの側面
    および前記底面に形成され前記第1の配線層と前記サー
    マルビアに接続された第1の金属層と、を含むセラミッ
    ク基板と、 実装される面とは逆の面である主面に設けられた接地用
    電極パッドを有し、前記キャビティの底面で前記セラミ
    ック基板に実装された能動素子と、 前記接地用電極パッドと前記第1の配線層とを接続する
    ボンディングワイヤと、 前記第1の面で前記セラミック基板に実装された受動素
    子と、を備えたハイブリッド半導体装置。
  2. 【請求項2】第1の凹部と、この第1の凹部内に設けら
    れた第2の凹部でなる2段キャビティが第1の面側に設
    けられたセラミック基板であって、前記第1の凹部の底
    面である第2の面に形成された第1の配線層と、前記第
    2の凹部の底面である第3の面から前記第1の面とは逆
    の第4の面へ形成された第1の貫通孔に埋め込まれた熱
    伝導性材料を有するサーマルビアと、前記第2の凹部の
    側面および前記第3の面に形成され前記第1の配線層と
    前記サーマルビアに接続された第1の金属層と、を含む
    セラミック基板と、 実装される面とは逆の面である主面に設けられた接地用
    電極パッドを有し、前記第3の面で前記セラミック基板
    に実装された能動素子と、 前記接地用電極パッドと前記第1の配線層とを接続する
    ボンディングワイヤと、 前記2段キャビティを埋め込むように絶縁性有機材料で
    形成され、表面から前記第4の面までの距離が前記第1
    の面から前記第4の面までの距離とほぼ同一となるなる
    ように前記表面が平坦化された封止部材と、 前記第1の面で前記セラミック基板に実装された受動素
    子と、を備えたハイブリッド半導体装置。
  3. 【請求項3】前記キャビティの側壁と前記能動素子の側
    面との空隙または前記第2の凹部の側壁と前記能動素子
    の側面との空隙に充填された導電性物質をさらに備える
    請求項1または2に記載のハイブリッド半導体装置。
  4. 【請求項4】前記能動素子の主面の前記接地用電極パッ
    ドを除く領域に形成され、前記導電性物質との短絡を防
    止する保護膜をさらに備えることを特徴とする請求項3
    に記載のハイブリッド半導体装置。
  5. 【請求項5】実装される面である第1の面に設けられた
    接地用電極パッドを有する能動素子と、 前記能動素子を搭載するキャビティが設けられたセラミ
    ック基板であって、このキャビティが設けられた第2の
    面とは逆の第3の面から前記キャビティの底面に至るま
    で前記接地用電極パッドの配置に応じて設けられた貫通
    孔に埋め込まれた熱伝導性材料を有するサーマルビアを
    含み、前記接地用電極パッドと前記サーマルビアとがバ
    ンプを介して接続されることにより前記能動素子が実装
    されたセラミック基板と、 前記第2の面で前記セラミック基板に実装された受動素
    子と、を備えたハイブリッド半導体装置。
  6. 【請求項6】前記キャビティを埋め込むように絶縁性有
    機材料で形成され、表面から前記第3の面までの距離が
    前記第2の面から前記第3の面までの距離とほぼ同一と
    なるなるように前記表面が平坦化された封止部材をさら
    に備えたことを特徴とする請求項5に記載のハイブリッ
    ド半導体装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007142210A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Murata Mfg Co Ltd 電子部品
JP2009076750A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Daikin Ind Ltd モジュール
CN111370373A (zh) * 2020-02-28 2020-07-03 浙江长兴电子厂有限公司 一种气密性表面安装型电流传感器封装结构

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