JP2002150869A - キーシート - Google Patents
キーシートInfo
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Abstract
することができ、さらに低コストで表示部が摩耗しない
キーシート 【解決手段】樹脂釦と、樹脂釦の上面側と同形状に変形
した樹脂フィルムとを一体化し、樹脂フィルム表面から
樹脂釦裏面迄の可視光線透過率が50%以上であるキー
シート
Description
電話などの移動体通信用端末をはじめとする各種携帯機
器に用いられるコンパクトで軽量化された、樹脂釦と樹
脂釦の上面側と同形状に変形した樹脂フィルムとが一体
化したキーシートに関するものである。
スイッチのカバー部材として、樹脂釦と弾性キーパッド
から構成されるカバー部材が、デザインのバリエーショ
ンが豊富なことから注目されている。カバー部材に求め
られるデザインは、文字、記号等の表示部の色彩とし
て、黒色、灰色等の無彩色、赤色、青色、緑色等の有彩
色、また装飾として金色、銀色等のメタリック調、鏡面
調の金属光沢等とさまざまである。
成として、図7に示すように、メッキが鍍着する樹脂6
aとメッキが鍍着しない樹脂6bとで2色成形した2色
成形樹脂釦6のメッキが鍍着する樹脂からなる部位にメ
ッキ層7を形成し、さらに2色成形樹脂釦6の裏面に表
示部2を形成した樹脂釦を、接着剤8によって、弾性キ
ーパッド9と一体化したものがある。
形成された樹脂釦が、特開平11−167838号公
報、特開2000−48665号公報に記載されてい
る。これらは共に、メッキが鍍着する樹脂とメッキが鍍
着しない樹脂とを2色成形してなる樹脂釦の表面にメッ
キすることで、メッキが鍍着する樹脂の表面部分のみに
メッキ層が形成され文字記号等の表示部となるものであ
る。
にメッキ層を形成する場合、メッキが鍍着する樹脂とメ
ッキが鍍着しない樹脂とで樹脂釦を2色成形する必要が
あり、生産設備および生産コストが高額になった。
メッキ層によって表示部を形成した場合、表示部が摩耗
してしまう問題があり、この問題を回避するために、表
示部の表面にコーティングをして保護層の形成が必要で
あった。そのため生産工程数が増加し歩留りの減少を招
いていた。
ションキーと呼ばれる1キーに複数の接点を有するキー
スイッチが多く用いられている。この樹脂釦の構成に、
表面側と裏面側の両側に表示部を形成したデザインの要
望がある。
を解決するために、可視光線の透過率が50%以上の透
明な樹脂フィルムと透明な樹脂釦を用いて、カバー部材
であるキーシートを構成することによって、樹脂釦の裏
面側や表面側に容易に表示部を形成することができ、さ
らに低コストで表示部が摩耗しないキーシートを提供す
るものである。
形状に変形した樹脂フィルムとが、一体化したキーシー
トにおいて、樹脂フィルム表面から樹脂釦裏面迄の可視
光線透過率が50%以上であるキーシートである。さら
に、樹脂釦の裏面に、表示部が形成されているキーシー
トである。さらに、樹脂フィルムに、装飾層が形成され
ているキーシートである。さらに、樹脂フィルムに、透
明接着層が形成されているキーシートである。
から樹脂釦裏面迄の可視光線透過率が50%以上でなけ
ればならない。可視光線透過率が50%未満では、樹脂
釦の裏面に表示部を形成した場合、表示部を明瞭に視認
することができない。さらに好ましい可視光線透過率は
70%以上である。なお可視光線透過率が50%以上で
あれば黄色や水色等の着色をしていてもかまわない。
を用いて説明する。本発明のキーシートは、図1に示す
ように、樹脂釦4と、樹脂釦の上面側と同形状に変形し
た樹脂フィルム1とが、一体化したキーシートであっ
て、樹脂フィルム表面から樹脂釦裏面迄の可視光線透過
率が50%以上であり、樹脂釦の裏面に、表示部2が形
成されているキーシートである。樹脂フィルムと樹脂釦
との密着性を向上させるために、図2に示すように、樹
脂フィルムと樹脂釦との間に透明接着剤3を介してもよ
い。
されるものではなく、キャスティング法、エキストルー
ジョン法、カレンダー法、延伸法など公知の技術を用い
た容易に入手可能なものを使用する。例えば、オレフィ
ン系フィルム、ビニル系フィルム、フッ素系フィルム、
ポリカーボネートフィルム、アセテートフィルム、ポリ
エステルフィルム、ポリアミドフィルム、アイオノマ
ー、ポリイミドフィルム等が挙げられる。より好ましい
透明な樹脂フィルムとしては、ヘイズ(曇り値)が4%
以下の樹脂フィルムで、フッ素フィルム、ポリエステル
フィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアミドフィ
ルム等である。
素材は特に限定されるものではなく、ポリカーボネート
樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、
アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、アクリロニ
トリルスチレン樹脂、アクリロニトリル塩素化ポリエチ
レンスチレン樹脂等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、ウ
レタン樹脂、ジアリルフタレート樹脂等の熱硬化性樹脂
が挙げられる。剛性、耐熱性、加工性、低コスト性など
から、ポリカーボネート樹脂が好ましい。
型にインサートして樹脂を射出し樹脂釦を成形する際
は、樹脂の注入ゲートを樹脂釦の裏面から離れた位置に
設け、後工程にて樹脂釦の裏面への表示部の形成を妨げ
ないように、樹脂釦の裏面を平面としておくと良い。本
発明の樹脂フィルムや樹脂釦に形成する装飾層や表示部
は、インク、塗料、金属箔等を用いて形成される。装飾
層および表示部の形成方法としては、印刷、塗装、蒸
着、転写等の公知の手法があり、好適に形成することが
できる。
実施例にて使用する樹脂フィルム、樹脂釦、インク等の
全ての部材は代表的なものであり、この限りではない。
のポリカーボネートフィルムの表面のごみ・異物を完全
に取り除いた後、ポリカーボネート系インクを用いて所
望の位置に銀色メタリック調の装飾層を印刷にて形成し
た。その後、樹脂フィルムを圧縮成形金型にて所定のキ
ー形状に加熱変形成形した。この変形した樹脂フィルム
を射出成形金型にインサートして熱可塑性樹脂であるポ
リカーボネートを射出し樹脂釦を成形して、樹脂フィル
ムと樹脂釦を一体化した。
いて表示部を印刷にて形成し、一体成形品の外周を抜き
加工にてカットし、実施例1のキーシートが完成した。
実施例1のキーシートは、図3に示すように、樹脂釦4
の裏面に形成された表示部2を上面から明瞭に視認する
ことができ、樹脂釦4の側面には銀色メタリック調を呈
する装飾層5を有するキーシートとなった。
ポリエステルフィルムの表面のごみ・異物を完全に取り
除いた後、バッチ式巻き取り蒸着機にて厚み20nmの
アルミニウム蒸着層を形成した。この蒸着層が形成され
た樹脂フィルムを適当な大きさに裁断し、ポリエステル
系インクを用いて蒸着層の所望の位置に印刷にて保護層
を形成し、アルカリ水溶液にてエッチング加工を行い不
要な蒸着層を取り除き装飾層とした。
エステル系インクを用いて透明接着層を印刷にて形成し
た。その後、樹脂フィルムを圧縮成形金型にて所定のキ
ー形状に加熱変形成形した。この変形した樹脂フィルム
を射出成形金型にインサートして熱可塑性樹脂であるポ
リカーボネートを射出し樹脂釦を成形して、樹脂フィル
ムと樹脂釦を一体化した。この樹脂釦の裏面にアクリル
系インクを用いて表示部を印刷にて形成し、一体成形品
の外周を抜き加工にてカットし、実施例2のキーシート
が完成した。
に、樹脂釦4の裏面に形成された表示部2を上面から明
瞭に視認することができ、樹脂釦4の側面には鏡面状の
金属光沢を呈する装飾層5を有するキーシートとなっ
た。
ポリエステルフィルムの表面のごみ・異物を完全に取り
除いた後、バッチ式巻き取り蒸着機にて厚み20nmの
アルミニウム蒸着層を形成した。この蒸着層が形成され
た樹脂フィルムを適当な大きさに裁断し、ポリエステル
系インクを用いて蒸着層の所望の位置に印刷にて保護層
を形成し、アルカリ水溶液にてエッチング加工を行い不
要な蒸着層を取り除いた。蒸着層を取り除いた所望の位
置に白色のポリエステル系インクを用いて印刷し抜き文
字状の表示部を形成した。
タン系インクを用いて透明接着層を印刷にて形成した。
その後、樹脂フィルムを圧縮成形金型にて所定のキー形
状に加熱変形成形した。この変形した樹脂フィルムを射
出成形金型にインサートして熱可塑性樹脂であるポリカ
ーボネートを射出し樹脂釦を成形して、樹脂フィルムと
樹脂釦を一体化した。この樹脂釦の裏面にアクリル系イ
ンクを用いて表示部を印刷にて形成し、一体成形品の外
周を抜き加工にてカットし、実施例3のキーシートが完
成した。このキーシートを透光性接着剤を介して弾性キ
ーパッドに接着し、カバー部材とした。
すように、樹脂釦4の裏面の中央部に形成された表示部
2を上面から明瞭に視認することができ、さらに樹脂釦
4の表面の外縁側にも抜き文字状の表示部2’が形成さ
れ、樹脂釦4の表面の外縁側と側面には鏡面状の金属光
沢を呈する装飾層5を有するキーシートとなった。
に必要に応じて透明接着剤の可視光線透過率が50%以
上であることで、樹脂釦の裏面に形成した表示部が明瞭
に視認することができるキーシートが得られる。さらに
樹脂釦に形成する表示部や装飾層は、樹脂フィルムに印
刷や塗装、蒸着、転写などの手法を用いることができる
ため、従来のメッキ製法によるものに比べて容易に形成
され、したがって1キー内の表面、側面および裏面に自
在なデザインの表示部や装飾層が形成できる。
Claims (4)
- 【請求項1】樹脂釦と、樹脂釦の上面側と同形状に変形
した樹脂フィルムとが、一体化したキーシートにおい
て、樹脂フィルム表面から樹脂釦裏面迄の可視光線透過
率が50%以上であることを特徴とするキーシート。 - 【請求項2】樹脂釦の裏面に、表示部が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のキーシート。 - 【請求項3】樹脂フィルムに、装飾層が形成されている
ことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載のキ
ーシート。 - 【請求項4】樹脂フィルムに、透明接着層が形成されて
いることを特徴とする請求項1あるいは請求項2あるい
は請求項3に記載のキーシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000342701A JP4489929B2 (ja) | 2000-11-09 | 2000-11-09 | キーシート |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000342701A JP4489929B2 (ja) | 2000-11-09 | 2000-11-09 | キーシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002150869A true JP2002150869A (ja) | 2002-05-24 |
JP4489929B2 JP4489929B2 (ja) | 2010-06-23 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4489929B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004097875A1 (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-11 | Sunarrow Limited | モバイル機器用の多色樹脂成形部品 |
-
2000
- 2000-11-09 JP JP2000342701A patent/JP4489929B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2004097875A1 (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-11 | Sunarrow Limited | モバイル機器用の多色樹脂成形部品 |
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