JP2002150374A - 自動販売機の制御方法 - Google Patents

自動販売機の制御方法

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JP2002150374A
JP2002150374A JP2000347256A JP2000347256A JP2002150374A JP 2002150374 A JP2002150374 A JP 2002150374A JP 2000347256 A JP2000347256 A JP 2000347256A JP 2000347256 A JP2000347256 A JP 2000347256A JP 2002150374 A JP2002150374 A JP 2002150374A
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pedal
closing
vending machine
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JP2000347256A
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Nobuo Tsuji
信雄 辻
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品搬出装置のペダルの開閉状態を監視し、
開閉に異常があった場合には、商品の販売を中止するこ
とができる自動販売機の制御方法を提供すること。 【解決手段】 上ペダル2および下ペダル4の開閉に要
する時間をそれぞれ自走スイッチ13、売切スイッチ1
5によって監視し、当該ペダル2,4開閉に要する時間
が規定時間内であれば、正常と判断して販売動作を続行
し、当該ペダル2,4の開閉に要する時間が規定時間を
越えていれば、異常と判断してモータユニット25の通
電を停止し、販売動作を中止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動販売機の制
御方法に関し、さらに詳しくは、サーペンタイン式商品
ラック等の商品通路寸法を調整しなくても、形状や外径
寸法の異なる商品(缶飲料やペットボトル飲料の商品)
を販売できる商品搬出装置を備えた自動販売機の制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、種々の自動販売機の商品搬出
装置が提供されており、例えば、特開平6−29538
4号公報などにも開示されている。これらの自動販売機
の商品搬出装置は、最下端の商品を受け止める主フラッ
プと、その上方に位置し搬出時に下から2番目の商品を
受け止める副フラップとを備えて商品通路の下部に配設
され、これらのフラップを商品通路側に交互に回動突出
させることによって商品の搬出を制御するものである。
【0003】すなわち、これらの商品搬出装置は、上記
フラップの突出の有無(突出量が常に一定)によって商
品通路寸法を規制するものであるから、形状や外径寸法
が異なる商品を販売する場合には、あらかじめ商品通路
にその通路幅を規制する部材を別途設けたり、あるい
は、当該商品寸法等に適合する専用の商品搬出装置を設
けるなどして対処していた。
【0004】しかしながら、周知の通り、缶飲料やペッ
トボトル飲料の容器は、形状や外径寸法が異なる種々の
物が流通しているため、商品容器の形状等が異なるもの
を販売しようとすると、上述したような商品通路の寸法
調整等をしなければならず、手間がかかるとともに、容
器の形状によっては商品搬出装置の機構に適さず、販売
できない場合も生じ得るという課題があった。
【0005】そこで、本願出願人は、特願2000−1
40853号において、商品通路寸法を調整しなくて
も、形状や外径寸法の異なる商品を販売できる自動販売
機の商品搬出装置を提供するに至った。以下、この商品
搬出装置の構成と、その商品搬出装置を備えた自動販売
機の制御方法について説明する。
【0006】図3は、特願2000−140853号に
かかる自動販売機の商品搬出装置を示す背面斜視図、図
4は、自動販売機の商品搬出装置を示す正面斜視図、図
5は、基板開口部の受け部を示す斜視図、図6は、軸保
持部材を示す斜視図、図7は、下ペダルの回動が軸によ
って規制されている状態を示す斜視図、図8は、下ペダ
ルの回動が軸によって規制されている状態を示す側面
図、図9および図10は、商品の売り切れを検知する過
程を示す説明図、図11〜図16は、小径の商品を搬出
する過程を示す説明図、図17は、商品通路に商品が詰
まった状態を示す説明図である。
【0007】基板1は、図示しない商品ラックの下部に
配置され、商品通路の一の面を形成するものである。商
品通路の他の面には商品出口調整板20が配設されてい
る。なお、商品通路は、大径の商品を収納できる寸法に
設定されている。また、基板1には、開口部1a,1b
が設けられている。基板1の背面には、開口部1aの両
側縁に一対の軸受部1cが立設されている。軸受部1c
には、上ペダル2の軸3をスライド自在に保持する長穴
1dが設けられている。基板1の背面には、キャリア7
の動作範囲に沿って、カバー部材17が設けられている
(図11参照)。
【0008】上ペダル2は、開口部1aから商品通路に
向かって進退自在に形成され、商品通路に積み上げられ
た商品のうち、下から2番目の商品を支持するためのも
のである。この上ペダル2は、ギヤボックスを有するモ
ータユニット25によって回転するナピアネジ部材6に
螺合し、これに沿って上下動するキャリア7とばね10
を介して連結されており、このキャリア7の動作によっ
て開口部1aから進退するように形成されている。
【0009】開口部1aには、図5に示すように、上ペ
ダル2の裏面と当接する受け部1gが設けられている。
この開口部1aは、図11に示すように、下ペダル4に
支持された一番下の商品Gと基板1との両者に当接する
商品G2に対しても、これに妨げられることなく進退で
きる位置に設けられている。ここで、商品G1は商品G
の真上に位置し、商品G2は商品Gに対して対角に位置
している場合を示している。
【0010】キャリア7は、図3および図4に示すよう
に、ナピアネジ部材6と螺合するネジ穴7aと、ばね1
0の下端部を連結するピン7bとを備え、下降時に軸保
持部材8を介してストッパ軸9をばね11の張力に抗し
て押圧するように形成されている。また、キャリア7が
上昇したときには、ばね11の張力によってストッパ軸
9が上方に移動するようになっている。このストッパ軸
9は、軸保持部材8によって保持され、ばね11によっ
て軸受部1eと連結されている。この軸保持部材8は、
図6に示すように、長穴8aに挿通する段付きネジ等
(図示せず)によって軸受部1eに上下動自在に保持さ
れている。
【0011】自走スイッチ13は、キャリア7の待機位
置を検知するためのものである。下ペダル4は、商品通
路に積み上げられた商品のうち、下から1番目の商品を
支持するためのものであり、開口部1bの背面の軸受部
1eに設けた軸5によって回動自在に支持されている。
下ペダル4の背面に設けられた扇状のストッパ部4a
は、軸受部1eの長穴1f内を上下にスライドするスト
ッパ軸9と当接することによって、下ペダル4の回動範
囲を規制するためのものである。
【0012】すなわち、ストッパ軸9が長穴1fの上部
に位置するときには、ストッパ部4aとストッパ軸9と
が圧接して、下ペダル4が開くのを規制できるように形
成されている(図7、図8、図11等参照)。一方、ス
トッパ軸9が長穴1fの下部に位置するときには、スト
ッパ部4aとストッパ軸9との圧接が解除されて、下ペ
ダル4は商品荷重によって開くように形成されている
(図16参照)。
【0013】また、図9および図10に示すように、商
品Gが売り切れ、下ペダル4に商品荷重がかからなくな
った場合には、ばね12の付勢により、閉状態に復帰す
るようになっている。売切スイッチ15は、下ペダル4
の姿勢変化を当接部4bとの接離によって検知し、商品
の売り切れ状態を検知するためのものである。
【0014】つぎに制御動作について説明する。小径の
商品を搬出する動作について図11〜図16に基づいて
説明する。販売待機状態では、図11に示すようになっ
ている。そして、図12に示すように、図示しない主制
御部からの販売指令を受けてモータユニット25を動作
させ、ナピアネジ部材6が回転することによりキャリア
7が下降を始め、これとばね10で連結された上ペダル
2が開口部1aから突出し、その先端部が下から1番目
の商品に当接すると、販売開始状態となる。
【0015】そして、図13に示すように、上ペダル2
が下から1番目の商品に当接した後も、キャリア7がば
ね10を伸ばしながら下降を続け、軸保持部材8を押圧
する。そしてさらに、図14に示すように、キャリア7
が下限位置まで下降すると、ストッパ軸9を押し下げ
る。続いて図15に示すように、ストッパ軸9が押し下
げられ、下ペダル4のストッパ部4aとの当接が解除さ
れると、下ペダル4が開き、下から1番目の商品が落下
を始める。
【0016】そして、図16に示すように、上記商品が
落下すると、上ペダル2は、伸びたばね10の張力によ
って商品通路側に最大限度まで突出し、つぎなる商品を
支持する。すなわち、下から1番目の商品の落下動作に
追従して上ペダル2が突出するので、商品通路寸法より
も大幅に小さい径の商品であっても、確実に支持でき
る。
【0017】その後下ペダル4は、ばね12の付勢によ
って図11に示した待機位置に戻る。キャリア7は、ナ
ピアネジ部材6の回転により上昇するので、上ペダル2
を押し上げて開口部1a内に後退させて、待機位置に戻
る。商品の売り切れは、図9および図10に示したよう
に、下ペダル4に商品荷重がかからなくなり、下ペダル
4が上がったままの状態になるので、その姿勢変化を売
切スイッチ15で検出する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、商品を
ローディングした際に商品が立った姿勢で収納されてし
まう場合があり得る。そして、その状態で商品の販売動
作をすると、上記立った姿勢の商品が落下し、図17で
示すように、小径の商品G3を例とすると、商品G3が
上ペダル2および下ペダル4の双方にまたがる状態とな
り、両ペダル2,4が同時に開いた状態となる場合が生
じ得る。
【0019】このときモータユニット25は、販売指令
に基づいて予め定められた時間を動作するように形成さ
れているので、キャリア7はその時間分、往復動作をす
る。したがって、同図に示す状態から、キャリア7が上
昇すると、上ペダル2は後退するので、商品G3が落下
するとともに下から2番目の商品も落下する。
【0020】すなわち、この落下タイミングが上ペダル
2の後退タイミングと一致すると、商品は両ペダル2,
4によって支持されなくなるので、積み上げられた商品
がつぎつぎに落下してしまい、販売すべき本数以上の商
品が搬出されてしまうという課題があった。なお、この
ような商品の連続落下は、上記商品ローディングが正常
になされなかった場合のみならず、いたずら等によって
引き起こされる可能性もある。また、このように上記の
例では小径の商品について述べたが、大径の商品におい
ても同様の課題を有するものである。
【0021】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、商品搬出装置のペダルの開閉状態を監視し、開
閉に異常があった場合には、商品の販売を中止すること
ができる自動販売機の制御方法を提供することを目的と
する。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明にかかる自動販売機の制御方法は、商品
通路の下端部に配設され、当該商品通路の一の内壁をな
す基板と、前記基板の開口部から突出自在に形成され、
最下端に位置する商品を支持する下ペダルと、前記基板
の開口部から突出自在に形成され、下から2番目に位置
する商品を支持する上ペダルとを有し、前記上ペダル
は、前記下ペダルの開動作に追従して前記商品通路側に
突出し、かつ、当該商品通路に充填する最小径の商品が
下から2番目の商品として配置された場合にも当該商品
を支持できる位置に突出するように形成した商品搬出装
置を備えた自動販売機の制御方法において、前記上ペダ
ルおよび前記下ペダルの開閉に要する時間を監視し、当
該ペダル開閉に要する時間が規定時間内であれば、正常
と判断して販売動作を続行し、当該ペダルの開閉に要す
る時間が規定時間を越えていれば、異常と判断して販売
動作を中止するようにしたものである。
【0023】以下、上ペダルを開閉するとともに、下ペ
ダルの閉状態を解除して開くためにモータユニットによ
って上下に駆動されるキャリアと、このキャリアの待機
位置を監視する自走スイッチ(同時に上ペダルの開閉状
態も監視する)と、下ペダルの閉状態を監視する売切ス
イッチとを備えた商品搬出装置を例にして、これらのス
イッチのON/OFF動作時間をタイマ手段によって監
視することで、両ペダルの開閉状態を監視する制御方法
について述べる。
【0024】主制御部から販売指令が出されると、該当
する商品収納ラックにおける商品搬出装置の駆動源に通
電するとともに、売切スイッチの正常動作時間がタイマ
手段にセットされる。そして、キャリアが待機位置にあ
るか否か、すなわち、自走スイッチがONであるか否か
を判断する。自走スイッチがONであれば、キャリアが
待機位置にあり、上ペダルは開いた状態となっている。
この待機状態から、キャリアが下降していき、下ペダル
を開いて一番下の商品が落下する。
【0025】つぎに、下ペダルが正常に閉じた状態にな
っているかどうかを判断するために、売切スイッチがO
Nになっているか否かを判断する。売切スイッチがON
であれば、下ペダルが正常に閉じているので、つぎにキ
ャリアが待機位置に戻ったか否かを判断するために、自
走スイッチがOFFになったか否かを判断する。自走ス
イッチがOFFならば、キャリアが正常に一往復して待
機位置に戻っており、正常な商品販売が行われたことに
なるので、モータユニットの通電を停止し、販売動作を
終了する。以上の動作が、正常な場合の販売動作であ
る。
【0026】つぎに、正常でない販売動作の場合に、販
売を中止する制御動作について説明する。販売指令直後
にキャリアが待機位置に戻っているか否かの判断ステッ
プにおいて、自走スイッチがONでないならば、キャリ
アが待機位置に戻っていないので、モータユニットのモ
ータがロックしているか否か、すなわち、通電状態であ
るにもかかわらず、モータユニットがタイマ手段によっ
て予め規定されている時間以上停止したままになってい
るか否かを判断する。
【0027】モータユニットが規定時間以上停止したま
まになっている場合には、商品詰まりやその他の故障状
態と判断し、モータユニットの通電を停止して販売動作
を終了する。これにより、モータユニットの焼損等を防
止できる。モータユニットの停止が規定時間以内であれ
ば、動作を続行する。
【0028】また、自走スイッチがONとなっており、
かつ、売切スイッチがONとなっていない場合、すなわ
ち、キャリアが待機位置から下降を始めて下ペダルを開
き、予めセットされた規定時間内に下ペダルが閉じない
場合には、商品詰まり、あるいは、いたずら等によって
下ペダルが閉じていないと判断し、モータユニットの通
電を停止して販売動作を終了する。これにより、販売す
べき本数以上の商品が搬出されてしまうという事態を効
果的に防止できる。なお、キャリアが下降中の場合に
は、売切スイッチがONになるまで、この監視を継続す
る。
【0029】このように、自走スイッチおよび売切スイ
ッチのON/OFF動作時間が規定時間内となっている
か否かを監視することで、両ペダルの開閉状態を監視
し、開閉に異常があった場合には、商品の販売を中止す
る。これにより、販売すべき本数以上の商品が搬出され
てしまうという事態を効果的に防止できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる自動販売
機の商品搬出装置の実施の形態につき図面を参照しつつ
詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明
が限定されるものではない。
【0031】図1は、この発明の実施の形態にかかる自
動販売機の要部を示すブロック図、図2は、自動販売機
の制御方法を示すフローチャートである。なお、この発
明の自動販売機の構成部材は、上述した従来技術の構成
と同様であり、制御方法が異なるのみである。したがっ
て、以下の説明において、すでに説明した部材と同一も
しくは相当する部材には、同一の符号を付して重複説明
を省略または簡略化し、異なる部分についてのみ説明す
る。
【0032】図1に示すように、本体制御部50は、商
品搬出装置全体を制御するように形成されており、モー
タユニット25を駆動するドライバ52と、このドライ
バ52を制御するとともに自走スイッチ13および売切
スイッチ15の出力信号を監視するマイクロコンピュー
タ54とを少なくとも備えている。
【0033】マイクロコンピュータ54は、スイッチ1
3,15の動作時間を監視するタイマ手段(図示せず)
を備えている。たとえば、商品を1つ正常販売するとき
に下ペダル4が開閉に要する時間は、売切スイッチ15
のON/OFF間隔として既知であるので、この時間が
タイマ手段に予め入力されるようになっている。また、
本体制御部50は、自動販売機全体の制御をする主制御
部60と交信ライン56によって接続され、制御される
ように形成されている。
【0034】つぎに制御動作について図2に基づいて説
明する。主制御部60から販売指令が出されると、該当
する商品収納ラックのモータユニット25に通電すると
ともに、売切スイッチ15の正常動作時間がマイクロコ
ンピュータ54のタイマ手段にセットされる(ステップ
S10)。
【0035】そして、キャリア7が待機位置にあるか否
か、すなわち、自走スイッチ13がONであるか否かを
判断する(ステップS11)。自走スイッチ13がON
であれば(ステップS11肯定)、キャリア7が待機位
置にあり、上ペダル2は開いた状態となっている(図1
1参照)。この待機状態から、キャリア7が下降してい
き、下ペダル4を開いて一番下の商品が落下する(図1
2〜図16参照)。
【0036】つぎに、下ペダル4が正常に閉じた状態に
なっているかどうかを判断するために、売切スイッチ1
5がONになっているか否かを判断する(ステップS1
2)。売切スイッチ15がONであれば(ステップS1
2肯定)、下ペダル4が正常に閉じているので、つぎに
キャリア7が待機位置に戻ったか否かを判断するため
に、自走スイッチ13がOFFになったか否かを判断す
る(ステップS13)。
【0037】自走スイッチ13がOFFならば(ステッ
プS13肯定)、キャリア7が正常に一往復して待機位
置に戻っており、正常な商品販売が行われたことになる
ので、モータユニット25の通電を停止し(ステップS
14)、販売動作を終了する。以上の動作が、正常な場
合の販売動作である。
【0038】つぎに、上述の図17で示したような正常
でない販売動作の場合に、販売を中止する制御動作につ
いて説明する。販売指令直後にキャリア7が待機位置に
戻っているか否かの判断ステップ(ステップS11)に
おいて、自走スイッチ13がONでないならば(ステッ
プS11否定)、キャリア7が待機位置に戻っていない
ので、モータユニット25のモータがロックしているか
否か、すなわち、通電状態であるにもかかわらず、モー
タユニット25がタイマ手段によって予め規定されてい
る時間以上停止したままになっているか否かを判断する
(ステップS15)。
【0039】モータユニット25が規定時間以上停止し
たままになっている場合には(ステップS15肯定)、
商品詰まりやその他の故障状態と判断し、モータユニッ
ト25の通電を停止して(ステップS14)、販売動作
を終了する。これにより、モータユニット25の焼損等
を防止できる。モータユニット25の停止が規定時間以
内であれば、動作を続行する(ステップS15否定)。
【0040】また、自走スイッチ13がONとなってお
り、かつ、売切スイッチ15がONとなっていない場合
(ステップS12否定)、すなわち、キャリア7が待機
位置から下降を始めて下ペダル4を開き、ステップS1
0において予めセットされた規定時間内に下ペダル4が
閉じない場合には(ステップS16肯定)、商品詰ま
り、あるいは、いたずら等によって下ペダル4が閉じて
いないと判断し、モータユニット25の通電を停止して
(ステップS14)、販売動作を終了する。これによ
り、販売すべき本数以上の商品が搬出されてしまうとい
う事態を効果的に防止できる。なお、キャリア7が下降
中の場合には、売切スイッチ15がONになるまで、こ
の監視を継続する(ステップS16否定、ステップS1
2否定)。
【0041】このように、自走スイッチ13および売切
スイッチ15のON/OFF動作時間が規定時間内とな
っているか否かを監視することで、両ペダル2,4の開
閉状態を監視し、開閉に異常があった場合には、商品の
販売を中止する。これにより、販売すべき本数以上の商
品が搬出されてしまうという事態を効果的に防止する。
【0042】以上のように、この実施の形態にかかる自
動販売機の制御方法によれば、自走スイッチ13および
売切スイッチ15のON/OFF動作時間が規定時間内
となっているか否かを監視することで、両ペダル2,4
の開閉状態を監視し、開閉に異常があった場合には、商
品の販売を中止できるので、販売すべき本数以上の商品
が搬出されてしまうという事態を効果的に防止できる。
【0043】なお、上記実施の形態においては、キャリ
ア7の待機状態を自走スイッチ13で監視することによ
り、上ペダル2の開閉に要する時間を間接的に監視して
いるが、これに限定されず、他のセンサ手段等により上
ペダル2の開閉状態を直接的に監視してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
自動販売機の制御方法によれば、商品通路の下端部に配
設され、当該商品通路の一の内壁をなす基板と、前記基
板の開口部から突出自在に形成され、最下端に位置する
商品を支持する下ペダルと、前記基板の開口部から突出
自在に形成され、下から2番目に位置する商品を支持す
る上ペダルとを有し、前記上ペダルは、前記下ペダルの
開動作に追従して前記商品通路側に突出し、かつ、当該
商品通路に充填する最小径の商品が下から2番目の商品
として配置された場合にも当該商品を支持できる位置に
突出するように形成した商品搬出装置を備えた自動販売
機の制御方法において、前記上ペダルおよび前記下ペダ
ルの開閉に要する時間を監視し、当該ペダル開閉に要す
る時間が規定時間内であれば、正常と判断して販売動作
を続行し、当該ペダルの開閉に要する時間が規定時間を
越えていれば、異常と判断して販売動作を中止するよう
にしたので、販売すべき本数以上の商品が搬出されてし
まうという事態を効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる自動販売機の要
部を示すブロック図である。
【図2】自動販売機の制御方法を示すフローチャートで
ある。
【図3】特願2000−140853号にかかる自動販
売機の商品搬出装置を示す背面斜視図である。
【図4】自動販売機の商品搬出装置を示す正面斜視図で
ある。
【図5】基板開口部の受け部を示す斜視図である。
【図6】軸保持部材を示す斜視図である。
【図7】下ペダルの回動が軸によって規制されている状
態を示す斜視図である。
【図8】下ペダルの回動が軸によって規制されている状
態を示す側面図である。
【図9】商品の売り切れを検知する過程を示す説明図で
ある。
【図10】商品の売り切れを検知する過程を示す説明図
である。
【図11】小径の商品を搬出する過程を示す説明図であ
る。
【図12】小径の商品を搬出する過程を示す説明図であ
る。
【図13】小径の商品を搬出する過程を示す説明図であ
る。
【図14】小径の商品を搬出する過程を示す説明図であ
る。
【図15】小径の商品を搬出する過程を示す説明図であ
る。
【図16】小径の商品を搬出する過程を示す説明図であ
る。
【図17】商品通路に商品が詰まった状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 基板 1a、1b 開口部 1d、1f、8a 長穴 2 上ペダル 3、5 軸 4 下ペダル 4a ストッパ部 6 ナピアネジ部材 7 キャリア 7a ネジ穴 7b ピン 8 軸保持部材 9 ストッパ軸 G、G1、G2、G3 商品 10、11 ばね 13 自走スイッチ 15 売切スイッチ 25 モータユニット 50 本体制御部 52 ドライバ 54 マイクロコンピュータ 56 交信ライン 60 主制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品通路の下端部に配設され、当該商品
    通路の一の内壁をなす基板と、 前記基板の開口部から突出自在に形成され、最下端に位
    置する商品を支持する下ペダルと、 前記基板の開口部から突出自在に形成され、下から2番
    目に位置する商品を支持する上ペダルと、 を有し、 前記上ペダルは、前記下ペダルの開動作に追従して前記
    商品通路側に突出し、 かつ、当該商品通路に充填する最小径の商品が下から2
    番目の商品として配置された場合にも当該商品を支持で
    きる位置に突出するように形成した商品搬出装置を備え
    た自動販売機の制御方法において、 前記上ペダルおよび前記下ペダルの開閉に要する時間を
    監視し、当該ペダル開閉に要する時間が規定時間内であ
    れば、正常と判断して販売動作を続行し、 当該ペダルの開閉に要する時間が規定時間を越えていれ
    ば、異常と判断して販売動作を中止するようにしたこと
    を特徴とする自動販売機の制御方法。
JP2000347256A 2000-11-14 2000-11-14 自動販売機の制御方法 Pending JP2002150374A (ja)

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