JP2002149873A - スペシャリスト・コールセンタ・システム - Google Patents

スペシャリスト・コールセンタ・システム

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JP2002149873A
JP2002149873A JP2000337488A JP2000337488A JP2002149873A JP 2002149873 A JP2002149873 A JP 2002149873A JP 2000337488 A JP2000337488 A JP 2000337488A JP 2000337488 A JP2000337488 A JP 2000337488A JP 2002149873 A JP2002149873 A JP 2002149873A
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call center
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JP2000337488A
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English (en)
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Ritsuko Nishikawa
律子 西川
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト増加を抑え、また、工数を減少させ、
また、優秀なスペシャリストによる顧客対応を可能にす
るコールセンタを提供する。 【解決手段】 LAN24により接続されたCTIサー
バ23、43を備える複数のコールセンタ30、50
で、顧客からの要望内容が高度な段階であると判断した
場合に、顧客の呼をIP通信回線網80を介して転送す
るスペシャリストセンタ60を設け、スペシャリストセ
ンタ60により要望内容に対して高度な段階の業務案内
を受けて顧客の要望内容が確定した場合には、スペシャ
リストセンタ60から顧客の呼の再転送を受けて顧客の
要望内容に対して各種サービス業務を実施するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種業務の電話に
よる受付等を行うコールセンタ・システムに関し、特
に、顧客の要望内容内容によっては各種業務の専門家の
案内が必要となるコールセンタ・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種のサービス業務を実施す
る企業では、そのサービス業務を利用する顧客の利便性
を向上させると共に、その企業内の人的資源や業務シス
テム等の経営資源の効率的な活用のために、コールセン
タを構築するケースが増加している。
【0003】ここで、例えば、銀行のコールセンタのシ
ステム構成について、従来のコールセンタシステムの構
成を示すブロック図である図5を用いて説明する。
【0004】図5の20あるいは40に示したように一
般的な銀行(A銀行およびB銀行)のコールセンタのシ
ステムでは、内線電話系のシステムと、顧客データ系の
システムが用いられる。
【0005】内線電話系のシステムとしては、社内交換
機(PBX)21とその通信端末である内線電話機が各
オペレータ用に使用される。
【0006】社内交換機21は、顧客の呼を公衆通信回
線11から受け、かつ、その呼を一次オペレータ端末2
6内の内線電話機から社内スペシャリストである二次オ
ペレータ端末27内の内線電話機に転送し、さらに、社
内スペシャリストの内線電話機から一次オペレータの内
線電話機に再転送する。
【0007】顧客データ系のシステムとしては、コンピ
ュータサーバ28とそのデータ端末が各オペレータ用に
使用される。また、コンピュータサーバ28と各データ
端末とはイーサネット等の社内LAN(ローカル・エリ
ア・ネットワーク)24により接続される。
【0008】コンピュータサーバ28は、データベース
用のコンピュータあるいはワークステーション等からな
り、顧客の情報を格納したり読み出したりできる。
【0009】各オペレータや社内スペシャリストの各オ
ペレータ端末26又は27内には、上記のようにパーソ
ナルコンピュータ等からなるデータ端末装置と内線電話
機が配置される。
【0010】また、銀行のコールセンタ20、40等の
処理内容としては、電話により営業案内等を実施するテ
レマーケティングを実施すると共に、逆に、顧客からの
自己口座の残高照会、振り込み依頼、問い合わせ、およ
び、相談等に応じている。また、テレフォンバンキング
や、最近増加しているインターネット接続可能な顧客の
パーソナルコンピュータや携帯電話からの残高照会や振
り込み依頼等に対しても対応している。
【0011】ところで、上記した銀行のコールセンタ2
0、40の処理内容の例で示したように、銀行の処理業
務としては、残高照会、振り込み入金の確認、振り込み
依頼等の単純な業務のみでなく、顧客の状況や希望によ
り選択肢が複数ある業務があり、例えば、各種ローンの
問い合わせ、貸出金の延滞業務、定期預金の満期案内、
新規金融商品あるいはサービスの案内及び勧誘、等があ
る。単純な業務の場合には、インターネット上のホーム
ページに対して書き込みさせたり、音声案内を用いる等
により自動化あるいは機械化することができるが、上記
した選択肢が複数ある業務では、コールセンタのオペレ
ータ等が説明して顧客の要望内容を確実に反映させる必
要がある。なお、新規金融商品とは、例えば、従来は販
売されていなかった投資信託のようなものである。
【0012】また、上記した選択肢が複数ある業務の中
にも、比較的、定例業務化(マニュアル化)、一定パタ
ーン化あるいはルーチン化が進んでいるため選択が容易
である初期段階の業務と、顧客の状況や要望内容による
選択肢が多いあるいは選択にリスクや責任が伴う等の理
由から選択が難しい高度な段階の業務がある。特に、上
記した投資信託のような新規商品には、株式と債券のバ
ランスやポートフォリオの作成等で高度な判断を必要と
される。
【0013】通常の場合、選択が容易である初期段階の
業務については、コールセンタの1次オペレータ等が顧
客に説明する。選択が難しい高度な段階の業務について
は、各コールセンタ毎に、また、全ての業務内容毎に高
度な知識あるいは業務経験等の専門技能を有する2次オ
ペレータ(社内スペシャリスト)を予め社内に用意して
おき、その社内スペシャリストが対応する。
【0014】例えば、オペレータ等が顧客の要望内容が
選択が難しい高度な段階の業務であるとわかった場合に
は、オペレータは顧客の呼を社内スペシャリストにPB
X21を介して内線(事業所が異なる場合には社内専用
線)で転送し、社内スペシャリストにより高度な内容の
説明が顧客に実施される。
【0015】社内スペシャリストは、顧客の呼が転送さ
れると、社内LAN24により顧客の情報を社内データ
ベースであるコンピュータサーバ28から読み出して、
顧客の要望内容に対する高度な案内を実施すると共に顧
客についての新規情報を社内データベースに入力し、顧
客が選択が難しい高度な段階の業務に対しての選択を終
了した場合、オペレータに顧客の呼を内線で再転送す
る。
【0016】オペレータは、顧客の呼を受けると共に、
社内LAN24より顧客の情報を社内データベースから
読み出して、顧客の要望内容に対する選択が容易である
初期段階業務に対する案内を実施する。このようにし
て、銀行のコールセンタでは顧客に対して各種のサービ
ス業務を提供する。
【0017】また、最近のコールセンタ20、40等で
は、例えば、テレフォンバンキング(電話による残高照
会や振り込み確認等)に対応するために、銀行の各種業
務のコンピュータ処理(データ処理)と電話とを統合し
たCTI(コンピュータ・テレフォニィ・インテグレー
ション)サーバが導入されて社内LANに接続されるケ
ースが増加している。その場合には、公衆通信回線と接
続して内線の切り替えを行うPBX21は社内LAN2
4にも接続されることになる。PBX21は、呼が音声
である場合については一次オペレータ端末26内の内線
電話機と接続し、テレフォンバンキングのようなデータ
である場合については社内LAN24と接続する。その
ような社内LAN24と接続される場合のテレフォンバ
ンキングの呼は、CTIサーバにより音声応答あるいは
オペレータによる端末処理が実施される。
【0018】従来の銀行のコールセンタ20、40で
は、上記のようにして、銀行の各種サービス業務を利用
する顧客の利便性を向上させると共に、銀行内の人的資
源や業務システム等の経営資源を効率的に活用できるよ
うにしていた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たコールセンタのシステムは、いずれも同一あるいは系
列企業内の社内LAN24により接続され、同一あるい
は系列企業内のオペレータとスペシャリスト間の業務効
率を改善しているのみであった。
【0020】従って、各銀行では、専門的あるいは技術
内容的に高度な知識及び経験を有するスペシャリストを
各業務毎に個別に、社内に常駐させておく必要があっ
た。ところが、高い技能を有するスペシャリストは、一
般的に賃金(単価)が高く、専任者とするとコールセン
タの運営コストが高くなるという問題があった。
【0021】そのため、商品の企画開発部門、商品のメ
ンテナンス部門やコンサルティング部門等の他の業務担
当者が兼任で行うコールセンタもあるが、その場合に
は、顧客からのコールの頻度が高くなった場合に、兼任
された元の業務に支障をきたすという問題があった。
【0022】また、専門的あるいは技術内容的に高度な
知識及び経験を有するスペシャリストの絶対数が少ない
ため、各銀行のコールセンタ毎に各業務毎に優秀なスペ
シャリストを配置することは難しく、例えば、顧客から
の問い合わせに専門知識が乏しいオペレータ等がやむな
く対応した場合には、顧客に迷惑をかけるだけでなく、
銀行の信用を失墜させかねないという問題があった。
【0023】本発明は、上述した如き従来の問題を解決
するためになされたものであって、スペシャリストを社
内に常駐させることによるコスト増加を抑え、また、社
内の人材がスペシャリスト業務を実施することによる工
数を減少させ、また、優秀なスペシャリストによる顧客
対応を可能にするスペシャリスト・コールセンタ・シス
テムを提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載した本発明のスペシャリスト・コー
ルセンタ・システムは、通信端末間で通信送受を行うた
めの公衆通信回線網に接続されて、公衆通信回線網を介
して受信する顧客からの要望内容を含む呼に対して、少
なくとも受付処理、初期段階の業務案内処理、及び、各
種サービス業務を行うためにLANにより接続されたC
TIサーバを備える複数のコールセンタと、コールセン
タの業務の少なくとも一部の内容について専門的あるい
は技術内容的に高度な知識及び経験を有するスペシャリ
ストが常駐し、スペシャリストが顧客の要望内容に対し
て高度な段階の業務案内処理を実施すると共に、CTI
サーバおよびインターネット・プロトコル(IP)によ
るデータを解釈して音声については内線電話との間で送
受するIP対応交換機(IP−PBX)を備えるスペシ
ャリストセンタと、コールセンタのLAN及びスペシャ
リストセンタのLANとをIPによるデータ通信および
音声通信が可能であるように接続するIP通信回線網と
から構成され、コールセンタは、顧客からの要望内容が
高度な段階であると判断した場合には、顧客の呼を、I
P通信回線網を介してスペシャリストセンタに転送し、
スペシャリストセンタにより要望内容に対して高度な段
階の業務案内を受けて顧客の要望内容が確定した場合に
は、スペシャリストセンタから顧客の呼の再転送を受け
て顧客の要望内容に対応する業務を実施することを特徴
とする。
【0025】また、請求項2の本発明は、請求項1に記
載したスペシャリスト・コールセンタ・システムにおい
て、コールセンタは、スペシャリストセンタに顧客の呼
を転送する際に、受付処理された顧客の情報を共に転送
することを特徴とする。
【0026】また、請求項3の本発明は、請求項2に記
載したスペシャリスト・コールセンタ・システムにおい
て、コールセンタは、スペシャリストセンタに顧客の呼
を転送する際に、コールセンタ内CTIサーバ中に格納
されている顧客に関係する情報を共に転送することを特
徴とする。
【0027】また、請求項4の本発明は、請求項1〜3
の何れか1項に記載したスペシャリスト・コールセンタ
・システムにおいて、スペシャリストセンタは、コール
センタに顧客の呼の再転送をする際に、高度な段階の業
務案内を実施中に新たに得られた顧客の情報を共に再転
送することを特徴とする。
【0028】また、請求項5の本発明は、請求項1〜4
の何れか1項に記載したスペシャリスト・コールセンタ
・システムにおいて、スペシャリストセンタは、コール
センタに顧客の呼を再転送する際に、スペシャリストセ
ンタ内CTIサーバ中に格納されている顧客に関係する
情報を共に転送することを特徴とする。
【0029】また、請求項6に記載された本発明のスペ
シャリスト・コールセンタ・システムは、通信端末間で
通信送受を行うための公衆通信回線網に接続されて、公
衆通信回線網を介して受信する顧客からの要望内容を含
む呼に対して、少なくとも受付処理、初期段階の業務案
内処理、及び、各種サービス業務を行うためにLANに
より接続されたCTIサーバと、CTIサーバおよびイ
ンターネット・プロトコル(IP)によるデータを解釈
して音声については内線電話との間で送受するIP対応
交換機(IP−PBX)を備える複数のコールセンタ
と、公衆通信回線網に接続されて、公衆通信回線網を介
して受信する顧客からの要望内容を含む呼に対して受付
処理を行うと共に、コールセンタの業務の少なくとも一
部の内容について専門的あるいは技術内容的に高度な知
識及び経験を有するスペシャリストが常駐し、スペシャ
リストが顧客の要望内容に対して高度な段階の業務案内
処理を実施すると共に、CTIサーバおよびIP−PB
Xを備えるスペシャリストセンタと、コールセンタのL
AN及びスペシャリストセンタのLANとをIPによる
データ通信および音声通信が可能であるように接続する
IP通信回線網とから構成され、スペシャリストセンタ
は、顧客からの要望内容が高度な段階を終了して初期段
階の業務になったと判断した場合には、顧客の呼を、I
P通信回線網を介してコールセンタの一つに転送し、コ
ールセンタにより顧客の要望内容に対応する業務を実施
することを特徴とする。
【0030】また、請求項7の本発明は、請求項6に記
載したスペシャリスト・コールセンタ・システムにおい
て、スペシャリストセンタは、コールセンタに顧客の呼
の転送をする際に、高度な段階の業務案内を実施中に得
られた顧客の情報を共に転送することを特徴とする。
【0031】また、請求項8の本発明は、請求項7に記
載したスペシャリスト・コールセンタ・システムにおい
て、スペシャリストセンタは、コールセンタに顧客の呼
を転送する際に、スペシャリストセンタ内CTIサーバ
中に格納されている顧客に関係する情報を共に転送する
ことを特徴とする。
【0032】また、請求項9に記載した本発明のスペシ
ャリスト・コールセンタ・システムは、複数のコールセ
ンタと、インターネット・プロトコル(IP)によるデ
ータ通信と音声通信が可能であるようにIP通信回線網
により接続され、各コールセンタの業務の少なくとも一
部の内容について専門的あるいは技術内容的に高度な知
識及び経験を有するスペシャリストが常駐し、スペシャ
リストが顧客の要望内容に対して高度な段階の業務案内
処理を実施するスペシャリストセンタを有し、スペシャ
リストセンタによる説明を終えた顧客の呼については、
複数のコールセンタの中から顧客が希望するかスペシャ
リストセンタが提携する一つのコールセンタに顧客の情
報と共に転送することを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施形態
に基づいて説明する。
【0034】図1は、本発明の第1の実施形態のスペシ
ャリスト・コールセンタ・システムの全体構成を示すブ
ロック図である。
【0035】図1のスペシャリスト・コールセンタ・シ
ステム1は、例えば、第1の銀行であるA銀行において
顧客からの電話に最初に応答する1次オペレータが常駐
するコールセンタ20と、第2の銀行であるB銀行にお
いて顧客からの電話に最初に応答する1次オペレータが
常駐するコールセンタ40と、例えば、投資信託等の専
門知識と経験を有する2次オペレータであるスペシャリ
ストが常駐するスペシャリストセンタ60と、コールセ
ンタ20とコールセンタ40とスペシャリストセンタ6
0との間を接続するインターネット・プロトコル(I
P)通信回線網80とから構成されている。
【0036】A銀行のコールセンタ20とB銀行のコー
ルセンタ40は、同様の構成であり、顧客との通信を行
うために各オペレータ毎に配置される通信端末22と、
顧客の通信端末10との間で通信送受を行うための公衆
通信回線網11および通信端末22に接続される社内交
換機(PBX)21と、例えば、テレフォンバンキング
のような公衆通信回線網11を介して受信する顧客から
の要望内容を含む呼に対して、少なくとも受付処理、初
期段階の業務案内処理、及び、各種サービス業務を行う
ことができるコンピュータ・テレフォニィ・インテグレ
ーション(CTI)サーバ23と、CTIサーバ23に
格納された顧客のデータを出力したり、顧客の新たなデ
ータを入力するために各オペレータ毎に配置されるデー
タ端末25と、CTIサーバ23と各データ端末25と
を接続するローカル・エリア・ネットワーク(LAN)
24とを備えている。また、各オペレータ毎に、1台の
通信端末22と1台のデータ端末25とが1セットのオ
ペレータ端末26として配置されている。なお、PBX
21については、スペシャリストセンタ60からの呼と
データを共にLAN回線24を介して受信する(返送を
受ける)場合には、後述するIP―PBX61であるも
のとする。
【0037】スペシャリストセンタ60は、コールセン
タ20及び40の業務(本実施形態の場合は銀行業務)
の少なくとも一部の内容について専門的あるいは技術内
容的に高度な知識及び経験を有するスペシャリストが常
駐し、そのスペシャリストが顧客の要望内容に対して高
度な段階の業務案内処理を実施する。この場合のスペシ
ャリストが対応する高度な段階の業務とは、例えば、通
常の銀行業務における金融商品ではなく、比較的最近の
商品であり設定が難解である投資信託等である。
【0038】また、コールセンタ20あるいは40と同
様に、各スペシャリスト毎に配置される通信端末22お
よびデータ端末25を1セットとするオペレータ端末2
6と、顧客データおよび専門データ等が格納されるCT
Iサーバ63と、CTIサーバ63と各データ端末25
を接続するLAN24と、インターネット・プロトコル
(IP)によるデータを解釈して音声については内線電
話である通信端末22と送受し、データについてはLA
N24と送受するIP対応交換機(IP−PBX)61
を備える。IP―PBX61は、音声と顧客のデータ等
とが同様なIPパケットとして伝送されてきたものを判
別して、音声については通信端末22に出力し、データ
等についてはLAN24に出力するものである。
【0039】このスペシャリストセンタ60は、少なく
ともA銀行とB銀行のような同業種を有する2つ以上の
企業が共同して設置するものであり、企業の数が増える
ほど1企業あたりの設置コストや維持費を低下させるこ
とができる。
【0040】スペシャリストセンタ60の独立採算性に
ついては、例えば、A銀行とB銀行の各々から転送され
る電話(コール)の数に応じて元の銀行に課金するよう
にすればよい。この課金情報は、スペシャリストセンタ
60に転送される電話の入り口であるIP−PBX61
で管理するようにすれば良い。
【0041】あるいは、各コールセンタ30または50
から転送されてきた電話の内から、取引が成立した電話
についてのみ課金するようにしても良い。その場合に
は、取引が成立する電話は必ず元のコールセンタに再転
送されることから、その再転送数に応じて課金したり、
各コールセンタに再転送された電話のカウンタを設け
て、そのカウント数に応じて管理すれば良い。
【0042】また、スペシャリストセンタ60の専門知
識等を有する人材については、各銀行(A銀行とB銀
行)から最小限の人員を提供し合うようにしても良い
し、例えば、上記した投資信託の場合なら、証券会社等
の従来から販売している会社と提携する等により、知識
や経験を有する人を確保するようにしても良い。
【0043】IP通信回線網80は、コールセンタ30
および50内のLAN24及びスペシャリストセンタ6
0内のLAN24とをインターネット・プロトコル(I
P)によるデータ通信と音声通信が可能であるように接
続する。
【0044】次に本実施形態の動作について、図1のス
ペシャリスト・コールセンタ・システム1の動作フロー
チャートである図2を用いて説明する。
【0045】まず、例えば、A銀行の利用者(顧客)が
A銀行のコールセンタ30に通信端末10から公衆通信
回線網11を介して電話(発呼)したとすると、その呼
は、A銀行のコールセンタ30内のPBX21に入力さ
れ、オペレータ端末26内の内線電話機22が呼び出さ
れる。オペレータが内線電話機22の受話器を取ること
により呼が受けつけられて、コールセンタ30の受け付
け処理が開始される(ステップS1)。オペレータは、
まず、顧客の電話番号等を確認することにより顧客の所
属や分類データを確認してCTIサーバ23から顧客に
関するデータを読み出す。次に、オペレータは、顧客と
の対話により顧客の要望内容を確認すると共に、必要な
事項や新規に追加される事項をCTIサーバ23の顧客
のデータエリアに追記していく(ステップS2)。
【0046】オペレータが顧客の要望内容を確認中に
は、例えば、要望内容が上記した高度(専門的)な段階
の業務である「投資信託の購入」等であるか否かの判断
が実施される(ステップS3)。要望内容が高度な段階
の業務である場合(ステップS3:YES)には、その
呼と顧客に関するデータとを共にIPネットワーク80
を介してスペシャリストセンタ60に転送する。つま
り、コールセンタ30は、スペシャリストセンタ60に
顧客の呼を転送する際に、受付処理された顧客に関し
て、コールセンタ内CTIサーバ23中に格納されてい
る情報を共に転送する。また、要望内容が高度な段階の
業務でない場合(ステップS3:NO)には、続けて顧
客の要望内容を処理する(ステップS8)。
【0047】スペシャリストセンタ60では、スペシャ
リストが、転送されてきた顧客に関するデータ、CTI
サーバ63に格納された独自のデータや高度な段階のデ
ータ、あるいは、転送されてきた呼の顧客に関する以前
のデータ等を利用して、顧客の要望内容(例えば、投資
信託の購入内容等)を確定させ、確定した要望内容を顧
客に関するデータに追記する(ステップS5)。
【0048】スペシャリストが顧客の要望内容を確定し
た場合には、例えば、その確定した要望内容に関する残
りの処理内容が、「所定の投資信託を所定量だけ購入す
る」というような高度(専門的)な段階の業務を必要と
しない処理内容(=元のコールセンタ30で処理可能な
処理内容)であるか否かの判断が実施される(ステップ
S6)。残りの処理内容がコールセンタ30で処理可能
な処理内容である場合(ステップS6:YES)には、
その呼と顧客に関するデータとを共にIPネットワーク
80を介してコールセンタ30に再転送する(ステップ
S7)。すなわち、コールセンタ30に顧客の呼の再転
送をする際には、高度な段階の業務案内を実施中に新た
に得られた顧客の情報を、スペシャリストセンタ60内
CTIサーバ63中に格納されている顧客に関係する情
報と共に転送する。また、残りの処理内容が、例えば
「再検討する」や「購入を中止する」等のコールセンタ
30で処理可能でない処理内容である場合(ステップS
6:NO)には、処理を終了する。
【0049】スペシャリストセンタ60から顧客の呼の
再転送を受けたコールセンタ30では、確定した顧客の
要望する処理内容(例えば、「所定の投資信託を所定量
だけ購入する」)に従って、オペレータが処理を実施す
る(ステップ8)。
【0050】また、上記実施形態では、最初にA銀行の
コールセンタ30に顧客が電話する場合を説明したが、
最初にB銀行のコールセンタ50に顧客が電話する場合
についても、CTIサーバ43のデータ内容等が異なる
点を除けば上記したA銀行のコールセンタ30の場合と
同様となる。
【0051】このようにして、本実施形態のスペシャリ
スト・コールセンタ・システムでは、コールセンタ30
または50が顧客からの要望内容が高度な段階であると
判断した場合には、その顧客の呼を、IP通信回線網8
0を介してスペシャリストセンタ60に転送し、スペシ
ャリストセンタ60により顧客の要望内容に対して高度
な段階の業務案内が実施されることにより顧客の要望内
容が確定した場合には、スペシャリストセンタ60から
その顧客の呼の再転送を受けて顧客の要望内容に対する
各種サービス業務を実施するようにしたので、スペシャ
リストをコールセンタ30または50内に常駐させるこ
とによるコスト増加を抑えることができ、また、社内の
人材がスペシャリスト業務を実施することによる工数を
減少させることができ、さらに、社内に人材不足であっ
ても優秀なスペシャリストによって顧客対応させること
ができる。
【0052】ところで、上記した第1の実施形態では、
顧客がA銀行またはB銀行から投資信託を購入するため
にA銀行のコールセンタ30またはB銀行のコールセン
タ50に電話(発呼)した場合について説明したが、例
えば、顧客が特定の銀行との取引が無い場合や、どの銀
行がどんな商品を扱っているか不明である場合、顧客が
現在取引中の銀行よりも新規商品の取り扱いが上手な銀
行と取り引きしたい希望が有る場合等には、顧客がスペ
シャリストセンタ60に直接電話してくる場合が考えら
れる。そこで、そのような顧客が直接にスペシャリスト
センタ60に電話してくる場合について、第2の実施形
態として以下に示す。
【0053】図3は、本発明の第2の実施形態のスペシ
ャリスト・コールセンタ・システムの全体構成を示すブ
ロック図である。
【0054】図3に示した本実施形態のスペシャリスト
・コールセンタ・システム2が、図1に示した第1の実
施形態のスペシャリスト・コールセンタ・システム1と
主に異なる点は、スペシャリストセンタ70のIP−P
BX71が公衆通信回線網11と接続されて、顧客の通
信端末10からの電話(発呼)を直接にスペシャリスト
が受けられるようになっている点と、スペシャリストセ
ンタ70のCTIサーバ73には顧客毎ののデータが格
納される点と、スペシャリストセンタ70だけでなくコ
ールセンタ31および51の全ての交換機がIP−PB
X71となっている点である。他の構成については、第
1の実施形態と同様である。
【0055】次に本実施形態の動作について、図3のス
ペシャリスト・コールセンタ・システム2の動作フロー
チャートである図4を用いて説明する。
【0056】まず、例えば、顧客がスペシャリストセン
タ70に通信端末10から公衆通信回線網11を介して
電話(発呼)したとすると、その呼は、スペシャリスト
センタ70内のIP−PBX71に入力され、オペレー
タ端末26内の内線電話機22が呼び出される。スペシ
ャリストが内線電話機22の受話器を取ることにより呼
が受けつけられて、スペシャリストセンタ70で受け付
け処理が開始される(ステップS11)。スペシャリス
トは、まず、顧客の電話番号等を確認することにより顧
客の所属や分類データを確認してCTIサーバ73から
顧客に関するデータを読み出す。次に、スペシャリスト
は、顧客との対話により顧客の要望内容を確認すると共
に、必要な事項や新規に追加される事項をCTIサーバ
73の顧客のデータエリアに追記していく(ステップS
12)。
【0057】スペシャリストが顧客の要望内容を確認中
には、例えば、要望内容が上記した高度(専門的)な段
階の業務である「投資信託の購入」等であることから専
門的な説明が必要であるか否かの判断が実施される(ス
テップS13)。要望内容に対して高度な段階の説明が
必要でない場合(ステップS13:NO)には、その呼
と顧客に関するデータとを共にIPネットワーク80を
介してコールセンタ31または51に転送する。つま
り、スペシャリストセンタ70は、コールセンタ31ま
たは51に顧客の呼を転送する際に、受付処理された顧
客に関して、スペシャリストセンタ内CTIサーバ73
中に格納されている情報を共に転送する。また、要望内
容が高度な段階の説明が必要ない場合(ステップS1
3:YES)には、受け付け処理された顧客に関するデ
ータ、CTIサーバ73に格納された独自のデータや高
度な段階のデータ、あるいは、その顧客に関する以前の
データ等を利用して、顧客の要望内容(例えば、投資信
託の購入内容等)を確定させ、確定した要望内容を顧客
に関するデータに追記する(ステップS14)。
【0058】スペシャリストが顧客の要望内容を確定し
た場合には、例えば、その確定した要望内容に関する残
りの処理内容が、「所定の投資信託を所定量だけ購入す
る」というような高度(専門的)な段階の業務を必要と
しない処理内容(=元のコールセンタ30で処理可能な
処理内容)であるか否かの判断が実施される(ステップ
S15)。残りの処理内容がコールセンタ31または5
1で処理可能な処理内容である場合(ステップS15:
YES)には、例えば、その顧客がすでに口座を有して
いたり、顧客の要望内容の業務実績が優れていたり、取
扱店と顧客の居住地が近かったり、顧客に特別有利とな
る契約を締結している等の理由によりコールセンタ31
〜51から1つのコールセンタを選択する(ステップS
16)。
【0059】例えば、ステップS16では、コールセン
タ31が選択されたものとして、その顧客の呼と顧客に
関するデータとを共にIPネットワーク80を介してコ
ールセンタ31に転送する(ステップS17)。すなわ
ち、コールセンタ31に顧客の呼の再転送をする際に
は、高度な段階の業務案内を実施中に新たに得られた顧
客の情報や、スペシャリストセンタ70内CTIサーバ
73中に格納されている顧客に関係する情報を共に転送
する。また、残りの処理内容が、例えば「再検討する」
や「購入を中止する」等のコールセンタ31で処理可能
でない処理内容である場合(ステップS15:NO)に
は、処理を終了する。
【0060】スペシャリストセンタ70から顧客の呼の
転送を受けたコールセンタ31では、確定した顧客の要
望する処理内容(例えば、「所定の投資信託を所定量だ
け購入する」)に従って、オペレータが処理を実施する
(ステップ18)。
【0061】また、上記実施形態では、最初にスペシャ
リストセンタ70に顧客が電話し、A銀行のコールセン
タ31にその呼が転送される場合を説明したが、B銀行
のコールセンタ51にその呼が転送される場合について
も、上記したA銀行のコールセンタ31の場合と同様と
なる。
【0062】このようにして、本実施形態のスペシャリ
スト・コールセンタ・システムでは、スペシャリストセ
ンタ70が、顧客からの要望内容が高度な段階を終了し
て初期段階の業務になったと判断した場合には、その顧
客の呼を、IP通信回線網80を介してコールセンタ3
1または51の何れか一つに転送し、そのコールセンタ
31または51の何れかにより顧客の要望内容に対して
各種サービス業務を実施するようにしたので、スペシャ
リストをコールセンタ31または51内に常駐させるこ
とによるコスト増加を抑えることができ、また、社内の
人材がスペシャリスト業務を実施することによる工数を
減少させることができ、さらに、社内に人材不足であっ
ても優秀なスペシャリストによって顧客対応させること
ができる。
【0063】また、スペシャリストセンタ70による説
明を終えた顧客の呼については、例えば、複数のコール
センタ31、51の中から顧客が希望するか、スペシャ
リストセンタ70が有利な条件で提携する等の中の一つ
のコールセンタに顧客の情報と共に転送できるので、顧
客に対して最も有利となる条件のコールセンタを選択し
て転送することができる。
【0064】また、本実施形態では、コールセンタ3
1、51側では、顧客に対して営業活動を実施しなくて
も、スペシャリストセンタ60側から新規顧客の紹介を
受けることができるので、営業員やオペレータ等の営業
経費を低減することができ、顧客の要望する商品の決済
業務に特化することができるので、新規商品の販売業務
を効率化させることができる。
【0065】また、上記した各実施形態では、コールセ
ンタ(運営がA銀行あるいはB銀行等)、および、スペ
シャリストセンタ(運営が証券会社等)というように、
業務内容を得意な業務毎に分けて設置できるので、新規
商品の販売により不得手や不慣れな業務を実施しなけれ
ばならなくなることによって収益性が悪化することを避
けることができる。
【0066】また、上記した各実施形態では、コールセ
ンタからスペシャリストセンタを分割して他の企業との
合弁により設置したので、新規商品を販売することによ
り、新たなホストまたはサーバと端末、決済ネットワー
ク、新たなソフトウエア構築等を社内に独自で設ける必
要が無くなり、追加投資するコストを低減させることが
できる。
【0067】なお、上記した各実施形態では、銀行の業
務における投資信託の場合を説明したが、本発明はこれ
に限られるものではなく、例えば、化粧品の末端の販売
店における化粧品販売で、通常の商品に対する電話問い
合わせについては、その販売店の販売員が対応し、販売
に専門知識が必要な商品については、美容に対して高度
な知識を有する美容コンサルタントが常駐するスペシャ
リストセンタに転送するようにしても良い。
【0068】また、例えば、情報機器や通信機器等の販
売においても、通常の商品に対する電話問い合わせにつ
いては、その販売店の販売員が対応し、販売に専門知識
が必要な商品については、情報機器や通信機器に対して
高度な知識を有するエンジニアが常駐するスペシャリス
トセンタに転送するようにしても良い。
【0069】また、上記した各実施形態では、顧客の通
信端末が電話機である場合について説明したが、本発明
はこれに限られるものではなく、例えば、顧客の通信端
末がインターネット対応の携帯電話やパーソナルコンピ
ュータである場合には、チャット、テレビ電話、電子メ
ールで受付を行い、その内容をスペシャリストセンタに
転送するようにしても良い。
【0070】また、上記した各実施形態では、顧客から
各コールセンタまたはスペシャリストセンタに電話(発
呼)する場合について説明したが、本発明はこれに限ら
れるものではなく、例えば、コールセンタ側から電話
(発呼)して顧客と商談中に、顧客から専門知識を必要
とする商品についての問い合わせを受けた場合等にも適
用することができる。
【0071】
【発明の効果】上記のように本発明は、スペシャリスト
をコールセンタ内に常駐させることによるコスト増加を
抑えることができる。
【0072】また、本発明は、社内の人材がスペシャリ
スト業務を実施することによる工数を減少させることが
できる。
【0073】また、本発明は、社内に人材不足であって
も優秀なスペシャリストによって顧客対応させることが
できる。
【0074】また、本発明は、顧客に対して最も有利と
なる条件のコールセンタを選択して転送することができ
る。
【0075】また、本発明は、営業員やオペレータ等の
営業経費を低減することができる。
【0076】また、本発明は、新規商品の販売業務を効
率化させることができる。
【0077】また、本発明は、新規商品の販売により不
得手や不慣れな業務を実施しなければならなくなること
による収益性の悪化を避けることができる。
【0078】また、本発明は、新規商品を販売すること
による追加投資コストを低減させることができる、
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のスペシャリスト・
コールセンタ・システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 図1のスペシャリスト・コールセンタ・シス
テムの動作フローチャートである。
【図3】 本発明の第2の実施形態のスペシャリスト・
コールセンタ・システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 図3のスペシャリスト・コールセンタ・シス
テムの動作フローチャートである。
【図5】 従来のコールセンタの構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 スペシャリスト・コールセンタ・システム、 10
通信端末、 11公衆通信回線網、 21 交換機、
22 内線電話機、 23、43、63CTIサー
バ、 24 LAN、 25 データ端末、 26 オ
ペレータ端末、 30、50 コールセンタ、 60
スペシャリストセンタ、 80 IP通信回線網(ネッ
トワーク)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信端末間で通信送受を行うための公衆
    通信回線網に接続されて、該公衆通信回線網を介して受
    信する顧客からの要望内容を含む呼に対して、少なくと
    も受付処理、初期段階の業務案内処理、及び、各種サー
    ビス業務を行うためにローカル・エリア・ネットワーク
    (LAN)により接続されたコンピュータ・テレフォニ
    ィ・インテグレーション(CTI)サーバを備える複数
    のコールセンタと、 該コールセンタの業務の少なくとも一部の内容について
    専門的あるいは技術内容的に高度な知識及び経験を有す
    るスペシャリストが常駐し、該スペシャリストが顧客の
    要望内容に対して高度な段階の業務案内処理を実施する
    と共に、前記CTIサーバおよびインターネット・プロ
    トコル(IP)によるデータを解釈して音声については
    内線電話との間で送受するIP対応交換機(IP−PB
    X)を備えるスペシャリストセンタと、 前記コールセンタのLAN及び前記スペシャリストセン
    タのLANとをIPによるデータ通信および音声通信が
    可能であるように接続するIP通信回線網とから構成さ
    れ、 前記コールセンタは、顧客からの要望内容が高度な段階
    であると判断した場合には、前記顧客の呼を、前記IP
    通信回線網を介して前記スペシャリストセンタに転送
    し、該スペシャリストセンタにより前記要望内容に対し
    て高度な段階の業務案内を受けて顧客の要望内容が確定
    した場合には、スペシャリストセンタから前記顧客の呼
    の再転送を受けて顧客の要望内容に対応する業務を実施
    することを特徴とするスペシャリスト・コールセンタ・
    システム。
  2. 【請求項2】 前記コールセンタは、前記スペシャリス
    トセンタに前記顧客の呼を転送する際に、受付処理され
    た顧客の情報を共に転送することを特徴とする請求項1
    に記載したスペシャリスト・コールセンタ・システム。
  3. 【請求項3】 前記コールセンタは、前記スペシャリス
    トセンタに前記顧客の呼を転送する際に、前記コールセ
    ンタ内CTIサーバ中に格納されている該顧客に関係す
    る情報を共に転送することを特徴とする請求項2に記載
    したスペシャリスト・コールセンタ・システム。
  4. 【請求項4】 前記スペシャリストセンタは、前記コー
    ルセンタに前記顧客の呼の再転送をする際に、高度な段
    階の業務案内を実施中に新たに得られた顧客の情報を共
    に再転送することを特徴とする請求項1〜3の何れか1
    項に記載したスペシャリスト・コールセンタ・システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記スペシャリストセンタは、前記コー
    ルセンタに前記顧客の呼を再転送する際に、前記スペシ
    ャリストセンタ内CTIサーバ中に格納されている該顧
    客に関係する情報を共に転送することを特徴とする請求
    項1〜4の何れか1項に記載したスペシャリスト・コー
    ルセンタ・システム。
  6. 【請求項6】 通信端末間で通信送受を行うための公衆
    通信回線網に接続されて、該公衆通信回線網を介して受
    信する顧客からの要望内容を含む呼に対して、少なくと
    も受付処理、初期段階の業務案内処理、及び、各種サー
    ビス業務を行うためにローカル・エリア・ネットワーク
    (LAN)により接続されたコンピュータ・テレフォニ
    ィ・インテグレーション(CTI)サーバと、前記CT
    Iサーバおよびインターネット・プロトコル(IP)に
    よるデータを解釈して音声については内線電話との間で
    送受するIP対応交換機(IP−PBX)を備える複数
    のコールセンタと、 前記公衆通信回線網に接続されて、該公衆通信回線網を
    介して受信する顧客からの要望内容を含む呼に対して受
    付処理を行うと共に、前記コールセンタの業務の少なく
    とも一部の内容について専門的あるいは技術内容的に高
    度な知識及び経験を有するスペシャリストが常駐し、該
    スペシャリストが顧客の要望内容に対して高度な段階の
    業務案内処理を実施すると共に、前記CTIサーバおよ
    び前記IP−PBXを備えるスペシャリストセンタと、 前記コールセンタのLAN及び前記スペシャリストセン
    タのLANとをIPによるデータ通信および音声通信が
    可能であるように接続するIP通信回線網とから構成さ
    れ、 前記スペシャリストセンタは、顧客からの要望内容が高
    度な段階を終了して初期段階の業務になったと判断した
    場合には、前記顧客の呼を、前記IP通信回線網を介し
    て前記コールセンタの一つに転送し、該コールセンタに
    より前記顧客の前記要望内容に対応する業務を実施する
    ことを特徴とするスペシャリスト・コールセンタ・シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記スペシャリストセンタは、前記コー
    ルセンタに前記顧客の呼の転送をする際に、高度な段階
    の業務案内を実施中に得られた顧客の情報を共に転送す
    ることを特徴とする請求項6に記載したスペシャリスト
    ・コールセンタ・システム。
  8. 【請求項8】 前記スペシャリストセンタは、前記コー
    ルセンタに前記顧客の呼を転送する際に、前記スペシャ
    リストセンタ内CTIサーバ中に格納されている該顧客
    に関係する情報を共に転送することを特徴とする請求項
    7に記載したスペシャリスト・コールセンタ・システ
    ム。
  9. 【請求項9】 複数のコールセンタと、インターネット
    ・プロトコル(IP)によるデータ通信と音声通信が可
    能であるようにIP通信回線網により接続され、前記各
    コールセンタの業務の少なくとも一部の内容について専
    門的あるいは技術内容的に高度な知識及び経験を有する
    スペシャリストが常駐し、該スペシャリストが顧客の要
    望内容に対して高度な段階の業務案内処理を実施するス
    ペシャリストセンタを有し、該スペシャリストセンタに
    よる説明を終えた顧客の呼については、前記複数のコー
    ルセンタの中から前記顧客が希望するか前記スペシャリ
    ストセンタが提携する一つのコールセンタに該顧客の情
    報と共に転送することを特徴とするスペシャリスト・コ
    ールセンタ・システム。
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