JP2002149032A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002149032A
JP2002149032A JP2000339221A JP2000339221A JP2002149032A JP 2002149032 A JP2002149032 A JP 2002149032A JP 2000339221 A JP2000339221 A JP 2000339221A JP 2000339221 A JP2000339221 A JP 2000339221A JP 2002149032 A JP2002149032 A JP 2002149032A
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image
forming apparatus
image carrier
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Osamu Fujimoto
修 藤本
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停止状態の感光体ドラムに対し、帯電装置、
現像装置、クリーニング装置、転写搬送装置などの画像
形成手段が圧接した状態が長時間続くのを防止して、長
期間の動作停止後でも良好な画像を形成することができ
る画像形成装置を提供する。 【解決手段】 所定位置にて回転駆動される感光体ドラ
ム222と、感光体ドラム222の周囲に配置された帯
電装置223、現像装置224、クリーニング装置22
6、転写搬送装置213などの複数の画像形成手段とを
備え、複数の画像形成手段を感光体ドラム222の表面
に圧接させた状態で、感光体ドラム222を回転させな
がら、一連の画像形成動作を行う画像形成装置におい
て、感光体ドラム222の停止状態が所定時間継続した
場合、感光体ドラム222に接触している画像形成手段
を全て感光体ドラム222より離間させるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、フアクシミリなど電子写真方式の画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において
は、像担持体であるドラム形状の感光体(以下、感光体
ドラムと記す)を回転させつつ、感光体ドラムの表面を
均一に帯電させ、その感光体ドラムの表面にレーザ光な
どを照射して出力画像に応じた静電潜像を形成し、その
静電潜像にトナーを付着させて現像し、転写位置に記録
紙を給紙してトナー像を感光体ドラムから記録紙に転写
した後、そのトナー像を記録紙に定着させる、という一
連の画像形成プロセスにより記録紙に画像を形成する。
このプロセス終了後、感光体ドラムの表面に残存してい
るトナーは除去される。そして、感光体ドラムの表面は
一旦除電された後次の画像形成のために均一に帯電され
る。
【0003】このために感光体ドラムの周辺には、帯電
装置、光書込装置、現像装置、転写搬送装置、クリーニ
ング装置、除電装置、定着装置といった画像形成手段が
設けられている。
【0004】従来これらの画像形成手段のうち、帯電装
置、現像装置、転写搬送装置およびクリーニング装置
は、通常、常に感光体ドラムに当接した状態に保たれて
おり、画像形成手段が感光体ドラムから離間する場合
は、各手段のメンテナンスや交換時、あるいは画像形成
時に記録紙の搬送ジャム等が起こった場合や、カラー画
像形成装置でモノクロ画像形成時に転写搬送装置の一部
を離間させる場合等にほとんど限られていた。また、画
像形成装置が待機状態や電源オフ状態の時も、常に感光
体ドラムに当接した状態に保たれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像形成装
置は、画像形成処理動作時にはほとんど全ての要素が動
作するが、待機状態では、一部を除いてほとんどの要素
が動作を停止し、感光体ドラムとその周りの各画像形成
手段は停止状態になる。ましてや電源がオフの状態で
は、画像形成装置の全ての要素が停止した状態になる。
【0006】したがって、従来の画像形成装置において
は、帯電装置、現像装置、クリーニング装置、転写搬送
装置が当接した状態で感光体ドラムが停止状態になって
いる時間の方が、特殊な場合を除き動作状態にある時間
よりも圧倒的に長くなる。
【0007】このため、停止状態の感光体ドラムに対
し、帯電装置、現像装置、クリーニング装置、転写搬送
装置などの画像形成手段が圧接した状態が長時間続くこ
とになる。
【0008】その結果、感光体ドラムの表面に静電特性
の不良等の局部的なダメージが生じたり、帯電装置や転
写装置の感光体ドラムに対する圧接部材であるローラ
(帯電ローラ、転写ローラなど)が局部的に変形したり
するといった問題が発生し、長時間停止後の画像品質に
画像ムラ等の悪影響を及ぼす要因になっていた。
【0009】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであって、停止状態の感光体ドラムに対し、
帯電装置、現像装置、クリーニング装置、転写搬送装置
などの画像形成手段が圧接した状態が長時間続くのを防
止して、長期間の動作停止後でも良好な画像を形成する
ことができる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次の構成を有する。本発明の第1の要旨
は、所定位置にて回転駆動される像担持体と、該像担持
体の周囲の所定の位置にそれぞれ配置された各々異なる
機能を有する複数の画像形成手段とを備え、該複数の画
像形成手段のうち少なくとも1つの画像形成手段を該像
担持体の表面に圧接させた状態で、該像担持体を回転さ
せながら、該像担持体の表面を均一に帯電させ、該像担
持体の表面に出力画像に応じた静電潜像を形成し、その
静電潜像にトナーを付着させて現像し、転写位置に記録
紙を給紙してトナー像を該像担持体から記録紙に転写す
る一連の動作を行う画像形成装置において、前記像担持
体の停止状態が所定時間継続した場合、前記像担持体に
接触している前記画像形成手段を前記像担持体より離間
させるように構成した画像形成装置にある。
【0011】本発明の第2の要旨は、所定位置にて回転
駆動される像担持体と、該像担持体の周囲の所定の位置
にそれぞれ配置された各々異なる機能を有する複数の画
像形成手段とを備え、該複数の画像形成手段のうち少な
くとも1つの画像形成手段を該像担持体の表面に圧接さ
せた状態で、該像担持体を回転させながら、該像担持体
の表面を均一に帯電させ、該像担持体の表面に出力画像
に応じた静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを付
着させて現像し、転写位置に記録紙を給紙してトナー像
を該像担持体から記録紙に転写する一連の動作を行う画
像形成装置において、前記画像形成装置の電源をオフす
るスイッチ操作がなされた場合、装置全体の電源をオフ
する処理を行う前に、前記像担持体に接触している前記
画像形成手段を前記像担持体より離間させるように構成
した画像形成装置にある。
【0012】本発明の第3の要旨は、前記像担持体に複
数の画像形成手段が圧接している場合、そのうちの1つ
の画像形成手段の離間動作に連動して他の画像形成手段
の離間動作行なわれるように構成したことを特徴とする
画像形成装置にある。
【0013】本発明の第4の要旨は、前記1つの画像形
成手段が、前記記録紙を前記転写位置に搬送しつつ、前
記トナー像を前記像担持体から前記記録紙に転写する転
写搬送手段であることを特徴とする画像形成装置にあ
る。
【0014】本発明の第5の要旨は、前記転写搬送手段
が、前記記録紙を載せて前記転写位置に搬送する無端状
ベルトを備えていることを特徴とする画像形成装置にあ
る。
【0015】本発明の第6の要旨は、前記離間動作によ
り前記像担持体から離間した状態となった画像形成手段
を、操作者による所定の操作を待って、前記像担持体と
接触した状態に復帰させるように構成したことを特徴と
する画像形成装置にある。
【0016】本発明の第7の要旨は、前記所定の操作
が、前記画像形成装置の操作部の何れかのキーに対する
操作であることを特徴とする画像形成装置にある。
【0017】本発明の第8の要旨は、前記所定の操作
が、前記画像形成装置の原稿押さえカバーの開閉操作で
あることを特徴とする画像形成装置にある。
【0018】本発明の第9の要旨は、前記所定の操作
が、前記画像形成装置の原稿載置台に原稿をセットする
操作であることを特徴とする画像形成装置にある。
【0019】本発明の第10の要旨は、前記所定の操作
が、前記画像形成装置の原稿自動送り装置に原稿をセッ
トする操作であることを特徴とする画像形成装置にあ
る。
【0020】本発明の第11の要旨は、前記離間動作に
より前記像担持体から離間した状態となった画像形成手
段を、外部装置からの印刷要求信号を待って、前記像担
持体と接触した状態に復帰させるように構成したことを
特徴とする画像形成装置にある。
【0021】本発明の第12の要旨は、前記像担持体の
停止状態が所定時間に満たない場合であっても、所定の
操作により、該像担持体に接触している前記画像形成手
段を該像担持体より離間させるように構成したことを特
徴とする画像形成装置にある。
【0022】本発明の第1の要旨によれば、像担持体に
対し画像形成手段が圧接、当接した状態が長時間続くの
を防止して、像担持体と画像形成手段の圧接、当接によ
る損傷、変形を防ぎ、長期間の動作停止後でも良好な画
像を形成することができる。
【0023】本発明の第2の要旨によれば、像担持体に
対し画像形成手段が圧接した状態が長時間続くのを防止
して、像担持体と画像形成手段の当接による損傷、変形
を防ぎ、長期間の電源オフ後でも良好な画像を形成する
ことができる。
【0024】また、本発明の第1、2の要旨によれば像
担持体の回転、使用、停止後すぐではなく、ある程度の
時間を置いて像担持体から画像形成手段を離間させるよ
うにしたため、画像形成を短い間隔で別々に行なう場合
に、その都度、離間状態を解除する動作を行なうために
待たされるということがない。また、像担持体や画像形
成手段の寿命が長くなり、良好な画像形成を長期間維持
できる画像形成装置を低コストで実現できる。
【0025】本発明の第3、4の要旨によれば、それぞ
れの画像形成手段に複雑な離接機構を設ける必要がな
く、各画像形成手段それぞれの離接を制御する必要もな
いため、長期間の動作停止後でも良好な画像を形成する
ことができる画像形成装置を簡易かつ安価な構成で実現
できる。
【0026】本発明の第4、5の要旨によれば、例えば
タンデム式デジタルカラー複写機の場合、画像形成部が
記録紙搬送方向に複数並設されているが、は1つのユニ
ットで構成可能であるので、一方向に転写搬送手段(無
端ベルト)を離間することで、全ての画像形成部の全て
の画像形成手段の離間動作が連動して行なわれるように
構成でき、最も効率的かつ簡単な機構で画像形成手段の
離接機構を実現できる。
【0027】本発明の第6から第11の要旨によれば、
画像形成スタートキーが押される前に接触状態への復帰
を開始するため、復帰動作による待ち時間を軽減させる
ことができる。
【0028】本発明の第12の要旨によれば、例えば操
作部より特定のキー入力によるメンテナンスモード、例
えばコード番号等の入力や、メニューを表示させて選択
する方法などにより、離接動作の時間に対する制約等に
関係なく必要なときにいつでも実行できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は複写機、プ
リンタ、ファックス等の電子写真方式の画像形成装置に
適用されるものであるが、本発明の実施の形態ではデジ
タルカラー複写機を例に説明する。
【0030】図1は、本発明の実施の形態に係る画像形
成装置であるタンデム式デジタルカラー複写機の概略構
成を示す正面断面図である。複写機本体の上面には、原
稿台111が設けられ、複写機本体100の内部には、
画像読み取り部110および画像形成部210が設けら
れている。
【0031】原稿台111の上面には、原稿台111に
対して開閉可能な状態で支持され、原稿台111面に対
して所定の位置関係をもって、自動原稿送り装置(AD
F)112が装着されている(通常の原稿押さえカバー
が装着されている場合もあるが図1では自動原稿送り装
置が装着されている)。自動源原稿送り装置(ADF)
112は、原稿がセットされると図示しない原稿検出器
からの信号により原稿のサイズ等が検出されると共に自
動送り機構が動作可能な状態となる。
【0032】画像読み取り部110は、原稿台111の
下方に配置されており、原稿台111の下面に沿って平
行に往復移動する原稿走査体113、114、光学レン
ズ115、光電変換素子であるCCDラインセンサ11
6とを有し、原稿走査体113、114により自動原稿
送り装置(ADF)112により原稿台111上に送ら
れてきた原稿の画像を読み取る。
【0033】自動原稿送り装置(ADF)112の原稿
送り機構を使用しない場合は、自動原稿送り装置(AD
F)112を原稿押さえとして使用し、自動原稿送り装
置(ADF)112を複写機本体に対して開閉し原稿を
原稿台111にセットして原稿の画像データを原稿走査
体113、114により読み取る。
【0034】このとき、原稿を原稿台111にセットす
ると、原稿台111の下に設置されている原稿サイズ検
知器120によりセットされた原稿のサイズが判定され
る。またこの原稿サイズの判定は、原稿押さえである自
動原稿送り装置(ADF)112が閉じる直前に図示し
ない検出器により自動原稿送り装置(ADF)112の
開放高さが所定の高さになったことが検出されたときに
最終的に判定され、原稿セット時の原稿の移動等による
誤検知を防止している。
【0035】次に、画像形成部210の構成、および画
像形成部210に係わる各部の構成について説明する。
画像形成部210の下方には、用紙トレイ内に積載収容
されている用紙(記録媒体)Pを1枚ずつ分離して、画
像形成部210に向かって供給する給紙機構211が設
けられている。そして1枚ずつ分離供給された用紙P
は、画像形成部210の手前に配置された一対のレジス
トローラ212によりタイミングが制御されて画像形成
部210に搬送される。
【0036】また、画像形成部210の下方には、転写
搬送ベルト機構ユニット(転写搬送装置)213が配置
されている。転写搬送ベルト機構ユニット213は離接
装置250によって上下動可能となっており、転写搬送
ベルト機構ユニット213には転写搬送ベルト216
が、駆動ローラ214と従動ローラ215との間に略平
行に伸びるように張架され、送られてきた用紙Pを静電
吸着して搬送するようになっている。
【0037】さらに、転写搬送ベルト機構ユニット21
3の下流には、用紙P上に転写形成されたトナー像を定
着するための定着装置217が配置されている。この定
着装置217で定着された用紙は、排出ローラ219に
より排紙トレイ220上に排出されるようになってい
る。
【0038】また、画像形成部210における転写搬送
ベルト216の上方には、第1の画像形成ステーション
Pa、第2の画像形成ステーションPb、第3の画像形
成ステーションPc、および第4の画像形成ステーショ
ンPdが、用紙搬送経路の上流側から順に並設されてい
る。
【0039】転写搬送ベルト216は駆動ローラ214
によって、矢印Zで示す方向に摩擦駆動され、前述した
ように給紙機構211により給送される用紙Pを吸着
し、用紙を画像形成ステーションPa〜Pdへと搬送す
る。各画像形成ステーションPa〜Pdは、実質的に同
一の構成を有している。各画像形成ステーションPa〜
Pdには、矢印Fの方向に回転駆動される感光体ドラム
222a、222b、222c、222dが設けられて
いる。各感光体ドラム222a〜222dの周辺には、
各感光体ドラム222a〜222dをそれぞれ一様に帯
電する帯電器(帯電装置)223a、223b、223
c、223dと、各感光体ドラム上に形成された静電潜
像をそれぞれ現像する現像装置224a、224b、2
24c、224dと、現像された各感光体ドラム222
a〜222d上のトナー像をそれぞれ用紙に転写する転
写電極である転写ローラ(転写装置)225a、225
b、225c、225dと、各感光体ドラム222a〜
222d上に残留するトナーをそれぞれ除去するクリー
ニング装置226a、226b、226c、226dと
が各感光体ドラム222a〜222dの回転方向に沿っ
て順次配置されている。
【0040】また、各感光体ドラム222a〜222d
の上方には、レーザビームスキャナユニット227a、
227b、227c、227dがそれぞれ設けられてい
る。レーザビームスキャナユニット227a〜227d
は、画像データに応じて変調されたドット光を発する半
導体レーザ素子(図示せず)と、半導体レーザ素子から
のレーザビームを主走査方向に偏向させるためのポリゴ
ンミラー(偏向装置)240と、ポリゴンミラー240
により偏向されたレーザビームを感光体ドラム表面に結
像させるためのfθレンズ241およびミラー242、
243などから構成されている。
【0041】レーザビームスキャナユニット227aに
はカラー原稿画像の黒色成分像に対応する画素信号が、
レーザビームスキャナユニット227bにはカラー原稿
画像のシアン色成分像に対応する画素信号が、レーザビ
ームスキャナユニット227cにはカラー原稿画像のマ
ゼンタ色成分像に対応する画素信号が、そして、レーザ
ビームスキャナユニット227dにはカラー原稿画像の
イエロー色成分像に対応する画素信号がそれぞれ入力さ
れる。これにより、色変換された原稿画像情報に対応す
る静電潜像が、各感光体ドラム222a〜222d上に
形成される。そして、現像装置224aには黒色のトナ
ーが、現像装置224bにはシアン色のトナーが、現像
装置224cにはマゼンタ色のトナーが、現像装置22
4dにはイエロー色のトナーがそれぞれ収容されてお
り、感光体ドラム222a〜222d上の静電潜像は、
これら各色のトナーにより各々現像される。これによ
り、画像形成部210にて色変換された原稿画像情報が
各色のトナー像として再現される。
【0042】また、第4の画像形成ステーションPdと
定着装置217との間で駆動ローラ214のほぼ真上部
には除電器229が設けられている。除電器229には
転写搬送ベルト216に静電吸着されている用紙を転写
搬送ベルト216から分離するための交流電流が印加さ
れている。
【0043】第4の画像形成ステーションPdによる画
像の転写が完了すると、用紙Pは、定着装置217へと
導かれ、トナー画像が定着された後、排紙トレイ220
上へ排出される。
【0044】図2は、デジタルカラー複写機100の制
御系を示すブロック図である。中央処理ユニット(CP
U)44は、画像データ入力部40、画像処理部41、
画像データ出力部42、画像メモリ43など装置全体の
動作を制御している。また、中央処理ユニット44は、
ADF、原稿読取り部、画像形成部などデジタルカラー
複写機100を構成する各駆動機構部をシーケンス制御
により管理すると共に、各部へ制御信号を出力してい
る。
【0045】さらに中央処理ユニット44には、操作パ
ネルからなる操作基板ユニット49が相互通信可能な状
態で接続されており、操作パネルの操作に応じて操作者
が設定入力した複写モード内容を示す制御信号を中央処
理ユニット44に転送して、デジタルカラー複写機10
0全体が設定されたモードに応じて動作するように制御
している。
【0046】また、中央処理ユニット44からはデジタ
ルカラー複写機100(図1)の各種動作状態を示す制
御信号を操作基板ユニット49へと転送して、操作基板
ユニット49側ではこの制御信号により装置が現在どの
ような状態にあるのか操作者に示すように表示部などに
より動作状態を表示するようになっている。
【0047】図3は、カラーデジタル複写機100にお
ける操作パネルの操作基板ユニット49を表したもので
ある。この操作パネルの操作基板ユニット49の左部分
には、カラー表示のタッチパネル液晶表示装置20(以
下、「カラーLCD」と記す)が配置されていて、その
右側にテンキー21、スタートキー26、クリアキー2
5、割込キー22および全解除キー27が配置されてい
る。
【0048】このカラーLCD20の画面上には、種々
の画面が切り換えて表示される。これらの画面中では、
種々の条件を設定するタッチキーが配置されており、タ
ッチキーを指で直接押圧操作して、各種の条件設定が可
能になっている。また、操作のガイダンスや警告等もこ
のカラーLCD20に表示される。
【0049】カラーLCD20の右側に配置されたキー
群のうち、テンキー21はカラーLCD画面における数
値を入力するのに使用するキーであり、スタートキー2
6は複写動作の開始を指示するためのキーであり、クリ
アキー25はカラーLCD20に表示される設定値をク
リアしたり、複写動作を中断させたりするためのキーで
あり、全解除キー27は、複写条件の設定をデフォルト
値に戻すためのキーであり、割込キー22は、実行中の
複写を一時中断して他の複写を許容するためのキーであ
る。
【0050】次に、本発明の特徴点である画像形成部2
10(図1)およびこれに係わる各部の構成およびその
離間動作について説明する。
【0051】本発明においては、図4および図5に示す
ように、感光体ドラム222a〜222dの現像域に対
面する現像装置224a〜224dと、感光体ドラム2
22a〜222dのクリーニング域に対面するクリーニ
ング装置226a〜226dおよび帯電域に対面する帯
電器223a〜223d(図では非接触タイプのチャー
ジャ式帯電器であるが、接触式の帯電ローラでもよい)
からなるクリーニングおよび帯電ユニット(以下、「ク
リーニングユニット」と記す)301a〜301dとを
感光体ドラム222a〜222dに対して離接可能に設
け、さらに、現像装置224a〜224dおよびクリー
ニングユニット301a〜301dの離接動作が、転写
搬送ベルト216を有した転写搬送ベルト機構ユニット
213の離接に連動して作動されるようになっている。
【0052】すなわち、図6に示すように、現像装置2
24は、支軸401にて揺動可能に支持され、現像装置
224(224a〜224d)の下部には縦断面山型状
の係止片402が設けられている。また、転写搬送ベル
ト機構ユニット213には、現像装置224の係止片4
02と当接する縦断面山型状の第一の突起403が設け
られている。
【0053】画像形成装置の動作時においては、図4、
図6に示すように、転写搬送ベルト機構ユニット213
が上昇して、転写ローラ225により感光体ドラム22
2(222a〜222d)に転写搬送ベルト216が圧
接する。その転写搬送ベルト機構ユニット213の上昇
に連動して、現像装置224に設けられた係止片402
と、転写搬送ベルト機構ユニット213に設けられた第
一の突起403とが係合状態に置かれ、現像装置224
の現像ローラ404は、感光体ドラム222に当接した
位置に保持される。
【0054】また、クリーニングユニット301(30
1a〜301d)は、その底部に設けられた支軸405
を支点として、ばね、ゴム等の弾機406により、反時
計方向に付勢されて設けられており、転写搬送ベルト機
構ユニット213には、クリーニングユニット301の
底部を押し上げ、支軸405を支点として、時計方向に
回転させる縦断面山型状の第二の突起407が設けられ
ている。
【0055】画像形成装置の動作時においては、図4お
よび図6に示すように、第二の突起407が、クリーニ
ングユニット301の底部を押し上げ、クリーニングユ
ニット301を感光体ドラム222に当接させた画像形
成ポジション(すなわち、クリーニングブレードが感光
体ドラムに圧接する状態)に位置決めされるように構成
されている。
【0056】図4および図6の状態から、図5および図
7に示すように、転写搬送ベルト機構ユニット213
を、下方向に移動させると、転写搬送ベルト216が感
光体ドラム222より離間する。この離間動作により、
転写搬送ベルト機構ユニット213に設けられた第一の
突起403が現像装置の係止片402から離脱するとと
もに、第二の突起407がクリーニングユニット301
の底部から離脱する。
【0057】すると、現像装置224は、その自重によ
り、支軸401を支点として矢印A方向(図7)に回動
する。それと同時に、クリーニングユニット301は、
弾機406の引張力により、支軸405を支点として、
反時計方向(矢印B方向(図7))へ回動する。
【0058】その結果、現像装置224とクリーニング
ユニット301とが、感光体ドラム222から離間した
位置(非画像形成ポジション)に移動する。現像装置2
24は、支軸401に垂下された状態になる。このとき
クリーニングユニット301は、その開口部が上方に向
いた状態に保たれるため、クリーニング装置226(図
5)に回収された残留トナーがクリーニング装置226
から外部にこぼれ落ちることはない。
【0059】また、転写搬送ベルト機構ユニット213
の装着時は、図7に示す位置より、転写搬送ベルト機構
ユニット213を上方へ押し上げることにより、転写搬
送ベルト機構ユニット213の第一の突起403が現像
装置224の係止片402と当接し、係止片402が突
起403によって押し上げられる。それによって、支軸
401を支点にして現像装置224を時計方向に回動さ
せ、感光体ドラム222に対面する画像形成ポジション
に移動させることができる。
【0060】また、転写搬送ベルト機構ユニット213
に設けられた第二の突起407は、クリーニングユニッ
ト301の底部を押し上げる。それによって、クリーニ
ングユニット301を弾機406の付勢力に抗して時計
方向に回転させ、クリーニングユニット301内の帯電
器223およびクリーニングブレードCB(図6)を感
光体ドラム222に対面する画像形成ポジションに位置
させることができる。
【0061】なお、第一の突起403、第二の突起40
7および係止片402の構成については、種々考えられ
るが、たとえば図8(a)、(b)に示すように、突起
403、407をスプリング601、602を介在させ
て転写搬送ベルト機構ユニット213に取り付けること
により、当接時の衝撃を緩和させるようにすることもで
きる。
【0062】また、図9に示すように、係止片402に
凹部701を設け、第一の突起403がその凹部701
に嵌入することにより、転写搬送ベルト機構ユニット2
13と現像装置224相互の位置決めを行うようにする
ことも可能である。
【0063】転写搬送ベルト機構ユニット213の離接
動作は、転写搬送ベルト機構ユニット213の下に設け
られた離接装置250(図1、4,5)により行なわれ
る。図4、図5に示すように、離接装置250はリンク
機構251とこれを駆動するステッピングモータ252
とを有している。
【0064】リンク機構251は転写搬送ベルト機構ユ
ニット213の下面に沿って設けられた棒状のリンク部
材253と、リンク部材253の図示左端部および右端
近傍にそれぞれ回動可能に連結された一対の回動アーム
部材254a、254bと、ステッピングモータ252
の回転変位をリンク部材253に伝達するべくリンク部
材253の図示右端に回動可能に連結された伝達部材2
55とを有している。回動アーム部材254a、254
bおよび伝達部材255は、それぞれ定位置に固定され
た水平支軸258a、258b、259によって回動可
能に軸支されている。
【0065】ステッピングモータ252の回転軸256
には、偏心カム257が固定されており、回転軸256
と共に回動する偏心カム257によって伝達部材255
が揺動され、その動きがリンク部材253を介して回動
アーム部材254a、254bに伝達されるようになっ
ている。図4、図5に示した例では、リンク部材253
が矢印R方向(図4)に移動したときに回動アーム部材
254a、254bが起き上がり、矢印L方向(図5)
に移動したときに転倒する構造になっている。回動アー
ム部材254a、254bが起き上がることにより、転
写搬送ベルト機構ユニット213が下から押し上げられ
て上昇し、転写搬送ベルト216が感光体ドラム222
に接触する。逆に、回動アーム部材254a、254b
が転倒することにより、転写搬送ベルト機構ユニット2
13が下降し、転写搬送ベルト216が感光体ドラム2
22から離間する。回動アーム部材254a、254b
の先端部には、ローラ部材261が取り付けられてお
り、離接動作時にリンク機構251と転写搬送ベルト機
構ユニット213との接触移動がスムーズにできるよう
になっている。
【0066】転写搬送ベルト機構ユニット213を上昇
させる際、転写搬送ベルト216が感光体ドラム222
に接触した時点でステッピングモータ252を停止させ
る必要がある。そのために、離接装置251にはリンク
機構251の伝達部材255が所定の角度になったこと
を検出する検出器260が設けられている。一方、転写
搬送ベルト機構ユニット213を下降させるときは、ス
テッピングモータ252を予め定められたステップだけ
(図では半周回転に相当するステップ)回転させた後に
停止させることで行なう。
【0067】図10は転写搬送ベルト機構ユニット21
3、現像装置224(224a〜224d)、クリーニ
ングユニット301(301a〜301d)の感光体ド
ラム222(222a〜222d)に対する離接動作の
制御について説明するためのフローチャートである。図
10に示すように、画像形成装置が画像形成を終了して
感光体ドラム222が停止すると(S1)、制御部では
タイマーに所定時間(例えば2〜5分)のカウント値を
セットしタイマーをスタートさせる(S2)。タイマー
がカウント動作中は、電源スイッチ操作の有無(S
4)、操作部のキー操作の有無(S5)、原稿押さえ
(ADF)の開閉動作の有無(S6)、ADFへの原稿
のセットの有無(S7)をそれぞれチェックする。
【0068】タイマーがアップする前に電源スイッチが
オフされた場合には(S4:YES)、感光体ドラム2
22に接触している画像形成手段(転写搬送ベルト機構
ユニット、現像装置、クリーニングユニット)が圧接さ
れた状態で維持されることを防止するために、電源をオ
フ(OFF)する前に、ステッピングモータ252(図
4、5)を回転させ圧接状態を解除する(S8)。そし
て電源をオフする(S9)。操作部のキーが操作された
場合は(S5:YES)、近々画像形成が行なわれるこ
とを予測し、タイマーをセットしなおす(S2)。原稿
押さえ(ADF)の開閉動作があった場合は(S6:Y
ES)、原稿がセットされているかどうかをチェックし
(S10)、原稿がセットされていない場合は(S1
0:NO)、近々画像形成が行なわれることを予測し、
タイマーをセットしなおす(S2)。
【0069】原稿がセットされている場合は(S10:
YES)、画像形成が行なわれるので、画像形成手段
(転写搬送ベルト機構ユニット、現像装置、クリーニン
グユニット)を感光体ドラム222に圧接させた状態を
維持する(S11)。また、ADFに原稿がセットされ
たことを検出した場合も(S7:YES)、画像形成手
段(転写搬送ベルト機構ユニット、現像装置、クリーニ
ングユニット)を感光体ドラム222に圧接させた状態
を維持する(S11)。
【0070】タイマーがアップした場合は(S3)、感
光体ドラム222から画像形成手段(転写搬送ベルト機
構ユニット、現像装置、クリーニングユニット)を離間
させる(S12)。この状態で、操作部のキー操作の有
無、原稿押さえ(ADF)の開閉動作の有無、ADFへ
の原稿のセットの有無をチェックする(S13、S1
4、S15)。
【0071】操作部のキー操作が行なわれた場合(S1
3:YES)、または原稿押さえ(ADF)の開閉動作
があり(S14:YES)且つ原稿がセットされてない
場合(S16:NO)は、感光ドラム222に画像形成
手段(転写搬送ベルト機構ユニット、現像装置、クリー
ニングユニット)を圧接させた状態にして(S16)、
ステップS2に戻る。
【0072】また、原稿押さえ(ADF)が開閉され
(S14:YES)且つ原稿がセットされた場合(S1
7:YES)、または原稿押さえ(ADF)の開閉動作
はなくても(S14:NO)、ADFに原稿がセットさ
れた場合(S15:YES)は、画像形成が行なわれる
ので、感光体ドラム222に画像形成手段(転写搬送ベ
ルト機構ユニット、現像装置、クリーニングユニット)
を圧接させた状態にして(S18)、画像形成スタート
信号を待つ。なお、このフローチャートには画像形成ス
タートキーが押された場合については記載されていない
が、画像形成スタートキーが押された場合は、画像形成
を行なう動作を開始するので、当然、離間している場合
は、直ちに離間状態を解除するようになっている。
【0073】以上のように、感光体ドラム222の周囲
の所定の位置に、帯電器223と、各感光体ドラム22
2上に形成された静電潜像をそれぞれ現像する現像装置
224と、現像された各感光体ドラム222上のトナー
像をそれぞれ記録紙Pに転写する転写搬送ベルト機構ユ
ニット213、感光体ドラム222の表面に残存してい
るトナーを除去するクリーニングユニット301といっ
た各々異なる機能を有する複数の画像形成手段を備え、
これらを感光体ドラム222の表面に圧接させた状態で
(この実施の形態の構成では帯電器223は非接触型で
あるので動作時も接触していないが、帯電ローラなどの
接触タイプの帯電器の場合は動作時に感光体ドラムに接
触している)、感光体ドラム222を回転させながら、
感光体ドラム222の表面を均一に帯電させ、感光体ド
ラム222の表面に出力画像に応じた静電潜像を形成
し、その静電潜像にトナーを付着させて現像し、転写位
置に記録紙を給紙してトナー像を感光体ドラム222ら
記録紙Pに転写する一連の動作を行う画像形成装置にお
いて、感光体ドラム222の停止状態が所定時間継続
(タイマーがアップ)した場合、感光体ドラム222に
接触している画像形成手段を感光体ドラム222より離
間させるように構成したことにより、感光体ドラム22
に対し、現像装置224、クリーニングユニット30
1、転写搬送ベルト機構ユニット213などの画像形成
手段が圧接した状態が長時間続くのを防止して、長期間
の動作停止後でも良好な画像を形成することができる。
【0074】また、画像形成装置の電源をオフするスイ
ッチ操作がなされた場合、装置全体の電源をオフする処
理を行う前に、感光体ドラム222に接触している前記
画像形成手段を感光体ドラム222より離間させるよう
に構成したことにより、感光体ドラム22に対し、現像
装置224、クリーニングユニット301、転写搬送ベ
ルト機構ユニット213などの画像形成手段が圧接した
状態が長時間続くのを防止して、長期間の電源オフ後で
も良好な画像を形成することができる。
【0075】また、1つの画像形成装置である転写搬送
ベルト機構ユニット213の離間動作に連動して他の画
像形成手段の離間動作行なわれるように構成したことに
より、それぞれの画像形成手段に複雑な離接機構を設け
る必要がなく、各画像形成手段それぞれの離接を制御す
る必要もないため、長期間の動作停止後でも良好な画像
を形成することができる画像形成装置を簡易かつ安価な
構成で実現できる。
【0076】また、感光体ドラム222から転写搬送ベ
ルト機構ユニット213を離間させるようにしたことに
より、比較的抵抗率が高い半導電性の材質で構成されて
いる転写搬送ベルト216や転写ローラ225に残留す
る電荷の影響を感光体ドラム222が長時間受けること
がなくなるので、感光体ドラム222の帯電特性に局部
的なダメージを与えてしまうのを防止することができ
る。帯電器223が帯電ローラである場合にも同じよう
なことがいえる。したがって、感光体ドラム222や感
光体ドラム222に圧接する部品の寿命が長くなり、良
好な画像形成を長期間維持できる画像形成装置を低コス
トで実現できる。
【0077】また、弾性部材で構成されている転写ロー
ラや現像ローラが感光体ドラム222に圧接して長時間
局部的に弾性変形した状態で保持されることがなくな
る。また、クリーニングユニット301のクリーニング
ブレードも感光体ドラム222より離間されるため、ク
リーニングブレードに付着したトナーが感光体ドラム2
22に固着することを防止できる。
【0078】また、タンデム式デジタルカラー複写機の
場合、画像形成ステーションが記録紙搬送方向に複数並
設されているが、転写装置は1つのユニット213で構
成可能であるので、上記のように1つのユニット213
の離間動作に連動して全ての画像形成ステーションの全
ての画像形成手段の離間動作が行なわれるように構成す
ることで、最も効率的かつ簡単な機構で画像形成手段の
離接機構を実現できる。
【0079】また、感光体ドラム222の停止後すぐで
はなく、ある程度の時間を置いて感光体ドラム222か
ら画像形成手段を離間させるようにしたため、画像形成
を短い間隔で別々に行なう場合に、いちいち離間状態を
解除する動作を行なうために待たされるということがな
い。
【0080】また、用紙選択キー、倍率キー、濃度キ
ー、画像形成モード選択キー、その他のキーの操作が行
なわれるのを待って、画像形成スタートキーが押される
前に接触状態への復帰を開始することにより、復帰動作
による待ち時間を軽減させることができる。
【0081】また、原稿押さえカバー(ADF)の開閉
が行なわれたり、原稿載置台に原稿がセットされたりす
るのを待って、画像形成スタートキーが押される前に接
触状態への復帰を開始することにより、復帰動作による
待ち時間を軽減させることができる。
【0082】また、パーソナルコンピュータなどネット
ワークで接続された外部装置からの印刷要求信号を待っ
て、接触状態への復帰を開始することにより、感光体ド
ラム22に対し、現像装置224、クリーニングユニッ
ト301、転写搬送ベルト機構ユニット213などの画
像形成手段が圧接した状態が長時間続くのを防止して、
感光体ドラム222が局部的なダメージを受けたり、転
写ローラや現像ローラなど画像形成手段が変形したりす
るのを防止することができる。
【0083】なお、上記実施の形態では、感光体ドラム
222の動作停止からの経過時間により、自動的に離間
動作を行なったり、画像形成装置に対する操作等により
自動的に離間を解除したりする技術について開示してい
るが、離間動作を手動的に行なえるようにしてもよい、
この場合は、例えば操作部より特定のキー入力によるメ
ンテナンスモードにて、操作部のキーにより例えばコー
ド番号等の入力や、メニューを表示させて選択する方法
などにより、離接動作の時間に対する制約等に関係なく
必要なときにいつでも実行できる。
【0084】また、上記実施の形態は記録紙Pを転写搬
送ベルト216に担持させて感光体ドラム222上に形
成したトナー像を記録紙Pに直接転写する方式の画像形
成方式であるが、記録紙Pにトナー像を転写する前に、
一旦、中間転写担持体に転写させる中間転写方式の画像
形成装置にも適用できる。また、カラー画像形成装置で
なくとも、画像形成ステーションが1つのモノクロ式の
画像形成装置でも適用できることはいうまでもない。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、像担持体の停止状態が所定時間継続した
場合に、当該像担持体に接触している画像形成手段を当
該像担持体より離間させるように構成したことにより、
停止状態の像担持体に対し、画像形成手段が圧接した状
態が長時間続くのを防止して、長期間の動作停止後でも
良好な画像を形成することができる。
【0086】また、画像形成装置の電源をオフするスイ
ッチ操作がなされた場合、装置全体の電源をオフする処
理を行う前に、前記像担持体に接触している前記画像形
成手段を前記像担持体より離間させるように構成したこ
とにより、停止状態の像担持体に対し、画像形成手段が
圧接した状態が長時間続くのを防止して、長期間の電源
オフ後でも良好な画像を形成することができる。
【0087】また、1つの画像形成手段の離間動作に連
動して他の画像形成手段の離間動作行なわれるように構
成したことにより、離間動作のための機構および制御手
段を簡略化して、画像形成装置を安価に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例で
あるデジタルカラー複写機の構成例を示す断面図であ
る。
【図2】図1に示すデジタルカラー複写機の装置全体の
制御系を示すブロック図である。
【図3】図1に示すカラーデジタル複写機における操作
パネルの操作基板ユニットの平面図である。
【図4】画像形成装置動作時における感光体ドラム周辺
と離接装置の状態を示す説明図である。
【図5】感光体ドラムから周辺の画像形成手段を離間さ
せた状態における感光体ドラム周辺と離接装置の状態を
示す説明図である。
【図6】画像形成装置動作時における感光体ドラム周辺
の状態を示す拡大図である。
【図7】感光体ドラムから周辺の画像形成手段を離間さ
せた状態における感光体ドラム周辺の状態を示す拡大図
である。
【図8】(a)はクリーニングユニットを画像形成ポジ
ションに保持すべく転写搬送ベルト機構ユニットに設け
られた突起の構成例を示す説明図、(b)は現像装置を
画像形成ポジションに保持すべく転写搬送ベルト機構ユ
ニットに設けられた突起の構成例を示す説明図である。
【図9】転写搬送ベルト機構ユニットと現像装置とを画
像形成ポジションに位置決めすべく設けられた突起と係
止片の構成例を示す説明図である。
【図10】感光体ドラムに対する画像形成手段の離接動
作の制御手順について説明するためのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
100 デジタルカラー複写機(画像形成装置) 213 転写搬送ベルト機構ユニット(転写搬送装置、
画像形成手段) 216 転写搬送ベルト 222a〜222c 感光体ドラム(像担持体) 223a〜223d 帯電器(帯電装置、画像形成手
段) 224a〜224d 現像装置(画像形成手段) 225a〜225d 転写電極(画像形成手段) 226a〜226d クリーニング装置(画像形成手
段) 250 離接装置 301a〜301d クリーニングユニット
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DB03 DB06 DB09 DC04 DE07 DE09 EC06 ED01 ED03 ED08 ED12 ED24 ED27 EE02 EE07 EF15 EF17 GB09 2H030 AB02 AD17 BB07 BB33 BB44 BB46 2H032 AA05 AA15 BA18 BA23 CA04 CA13 CA15

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置にて回転駆動される像担持体
    と、該像担持体の周囲の所定の位置にそれぞれ配置され
    た各々異なる機能を有する複数の画像形成手段とを備
    え、該複数の画像形成手段のうち少なくとも1つの画像
    形成手段を当該像担持体の表面に圧接させた状態で、該
    像担持体を回転させながら、該像担持体の表面を均一に
    帯電させ、該像担持体の表面に出力画像に応じた静電潜
    像を形成し、その静電潜像にトナーを付着させて現像
    し、転写位置に記録紙を給紙してトナー像を該像担持体
    から記録紙に転写する一連の動作を行う画像形成装置に
    おいて、 前記像担持体の停止状態が所定時間継続した場合、該像
    担持体に接触している前記画像形成手段を該像担持体よ
    り離間させるように構成したことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 所定位置にて回転駆動される像担持体
    と、該像担持体の周囲の所定の位置にそれぞれ配置され
    た各々異なる機能を有する複数の画像形成手段とを備
    え、該複数の画像形成手段のうち少なくとも1つの画像
    形成手段を該像担持体の表面に圧接させた状態で、該像
    担持体を回転させながら、該像担持体の表面を均一に帯
    電させ、該像担持体の表面に出力画像に応じた静電潜像
    を形成し、その静電潜像にトナーを付着させて現像し、
    転写位置に記録紙を給紙してトナー像を該像担持体から
    記録紙に転写する一連の動作を行う画像形成装置におい
    て、 前記画像形成装置の電源をオフするスイッチ操作がなさ
    れた場合、装置全体の電源をオフする処理を行う前に、
    該像担持体に接触している前記画像形成手段を該像担持
    体より離間させるように構成したことを特徴とする画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記像担持体に複数の画像形成手段が圧
    接している場合、そのうちの1つの画像形成手段の離間
    動作に連動して他の画像形成手段の離間動作行なわれる
    ように構成したことを特徴とする請求項1または2記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記1つの画像形成手段は、前記記録紙
    を前記転写位置に搬送しつつ、前記トナー像を前記像担
    持体から前記記録紙に転写する転写搬送手段であること
    を特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記転写搬送手段は、前記記録紙を載せ
    て前記転写位置に搬送する無端状ベルトを備えているこ
    とを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記離間動作により前記像担持体から離
    間した状態となった画像形成手段を、操作者による所定
    の操作を待って、該像担持体と接触した状態に復帰させ
    るように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の操作は、前記画像形成装置の
    操作部の何れかのキーに対する操作であることを特徴と
    する請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の操作は、前記画像形成装置の
    原稿押さえカバーの開閉操作であることを特徴とする請
    求項6記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記所定の操作は、前記画像形成装置の
    原稿載置台に原稿をセットする操作であることを特徴と
    する請求項6記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記所定の操作は、前記画像形成装置
    の原稿自動送り装置に原稿をセットする操作であること
    を特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記離間動作により前記像担持体から
    離間した状態となった画像形成手段を、外部装置からの
    印刷要求信号を待って、前記像担持体と接触した状態に
    復帰させるように構成したことを特徴とする請求項1、
    2、又は6記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記像担持体の停止状態が所定時間に
    満たない場合であっても、所定の操作により、該像担持
    体に接触している前記画像形成手段を該像担持体より離
    間させるように構成したことを特徴とする請求項1又は
    2記載の画像形成装置。
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