JP2003228258A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003228258A
JP2003228258A JP2002027027A JP2002027027A JP2003228258A JP 2003228258 A JP2003228258 A JP 2003228258A JP 2002027027 A JP2002027027 A JP 2002027027A JP 2002027027 A JP2002027027 A JP 2002027027A JP 2003228258 A JP2003228258 A JP 2003228258A
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JP2002027027A
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English (en)
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Takao Horiuchi
孝郎 堀内
Junichi Kajiwara
準一 梶原
Yoshitaka Hamano
慶臣 濱野
Hironori Kai
裕基 甲斐
Akihiko Taniguchi
明彦 谷口
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常検出時に装置を復帰させるに際し
て、装置の損傷を防止し、ユーザーの安全を確保し、安
全かつ良好な状態で装置を復帰して迅速な再開を可能に
する画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置は、印刷すべき画像情報に
基づいて、感光体に静電潜像を形成し、この静電潜像を
現像して用紙上に画像として定着させる画像形成部と、
画像形成部に用紙を搬入する用紙搬入部と、画像が定着
された用紙を画像形成部から搬出する用紙搬出部と、前
記各部の動作および用紙の搬送位置を検出する動作検出
部と、動作検出部によって検出された動作が正常である
か否かを判断する判断部と、各部の動作を停止させる際
の停止準備動作を記憶した記憶部と、各部の動作を制御
する制御部とを備え、制御部は、動作検出部によって検
出された動作が異常であると判断されたとき、用紙の搬
送位置の検出結果に基づいて、記憶部に記憶された停止
準備動作に従って各部の動作を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置に
関し、特に装置各部の動作が異常であると判断したとき
に、動作を停止させる機能を備えた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置においては、用紙搬送中の
トラブルや装置各部における制御系の暴走等が原稿読み
取り時あるいは印字動作時に発生した際、装置の安全性
を優先するために、異常検出時における種々の緊急停止
手法が用いられている。
【0003】例えば、特開平04−67161号公報に
は、異常検出時において、まず、露光ランプユニットの
冷却ファンを停止し、次に除電器、クリーニング装置を
動作させ、感光体上の付着トナーを除去し、感光体を必
要長だけ回転させた後、感光体、除電器およびクリーニ
ング装置を停止する緊急停止方法が提案されている。こ
のような緊急停止方法を行うことにより、緊急停止時の
電力消費の削減とランプの長寿命化が図られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の停止方
法においては、前記画像形成装置の各部がどのような状
態であっても、異常検出時における緊急停止動作が同一
であるため、原稿読み取り工程のトラブル、用紙搬送工
程のトラブル、印字工程のトラブル、印字用紙後処理工
程のトラブル等の種々のトラブルに安全かつ適確に対応
することは困難であった。すなわち、省電力化は図れて
も、感光体とジャムが生じた用紙が擦れて感光体表面を
傷つけたり、定着装置内に滞留した用紙の発熱やスキャ
ナー部での異常昇温等を生じたりする場合があった。
【0005】また、冷却ファンの停止によって、装置内
の異常高温を招来したり、異常解除後における装置の復
帰時に、感光体上にキャリア上がりを招来したりするこ
とがあった。
【0006】この発明は前記の問題に鑑みてなされたも
のであり、異常検出時に装置を復帰させるに際して、装
置の損傷を防止し、ユーザーの安全を確保し、安全かつ
良好な状態で装置を復帰して迅速な再開を可能にする画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、印刷
すべき画像情報に基づいて、感光体に静電潜像を形成
し、この静電潜像を現像して用紙上に画像として定着さ
せる画像形成部と、画像形成部に用紙を搬入する用紙搬
入部と、画像が定着された用紙を画像形成部から搬出す
る用紙搬出部と、前記各部の動作および用紙の搬送位置
を検出する動作検出部と、動作検出部によって検出され
た動作が正常であるか否かを判断する判断部と、各部の
動作を停止させる際の停止準備動作を記憶した記憶部
と、各部の動作を制御する制御部とを備え、制御部は、
動作検出部によって検出された動作が異常であると判断
されたとき、用紙の搬送位置の検出結果に基づいて、記
憶部に記憶された停止準備動作に従って各部の動作を停
止させることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0008】すなわち、この発明では、動作検出部によ
って検出された各部の動作が判断部によって異常である
と判断された際に、動作検出部による用紙の搬送位置の
検出結果に基づいて予め記憶部に記憶された停止準備動
作が実行される。つまり、画像形成装置における画像形
成プロセスと密接に関連する用紙の搬送位置を検出し、
この検出結果に基づいて、記憶された停止準備動作に従
って各部の動作が停止されるので、進行中の画像形成プ
ロセスに適した停止準備動作を行うことができる。した
がって、感光体の物理的損傷や装置内温度の上昇等によ
る装置各部および装置各部で使用される消耗品等の損傷
を未然に防止し、かつユーザーの安全を確保することが
できるとともに、異常の要因が排除された際に安全かつ
良好な状態で装置を復帰させ、画像形成プロセスの迅速
な再開が可能になる。
【0009】この発明の画像形成装置は、少なくとも、
印刷すべき画像情報に基づいて、感光体に静電潜像を形
成し、この静電潜像を現像して用紙上に画像として定着
させる画像形成部を備えた画像形成装置である。このよ
うな画像形成装置としては、上記の画像形成部に、外部
のパーソナルコンピュータ等から送信される画像情報を
受信し、この画像情報を画像形成部に送り出す受信部を
さらに備えたプリンタや、上記の画像形成部に、移動す
る光源により原稿を走査して画像情報を読み取り、この
画像情報を画像形成部に送り出す画像読取部をさらに備
えた複写機や、この画像読取部に加えて電話回線等に接
続される送信部を有するファクシミリや、あるいは上記
各部を備え、プリンタ、ファクシミリおよび複写機が一
体になった画像形成装置(一般に、MFP〔マルチファン
クションプリンタ〕と称される)が挙げられる。
【0010】この発明の画像形成装置では、画像読取部
を備えた前記の複写機では、画像読取部のない前記のプ
リンタよりも、動作検出部の検出項目と停止準備動作の
動作項目が、画像読取部に関する部分だけ増加する。す
なわち、移動する光源により原稿を走査して画像情報を
読み取り、この画像情報を画像形成部に送り出す画像読
取部をさらに備え、動作検出部が、前記各部の動作およ
び用紙の搬送位置の検出に加えて画像読取部の光源の位
置をさらに検出し、制御部は、動作検出部によって検出
された動作が異常であると判断されたとき、用紙の搬送
位置の検出結果に加えて画像読取部の光源の位置の検出
結果に基づき、記憶部に記憶された停止準備動作に従っ
て各部の動作を停止させる画像形成装置が提供される。
【0011】したがって、用紙の搬送位置とともに画像
形成装置の画像形成プロセスと密接に関連する画像読取
部の光源の位置の検出結果に基づいて、記憶された停止
準備動作に従って各部の動作が停止されるので、装置の
異常検出時において安全かつ良好な状態で装置を復帰さ
せる停止動作を行うことができる。この発明では、画像
形成部を冷却する冷却部をさらに備え、後記のように、
異常検出時にこの冷却部による冷却を継続することによ
り、停止時における画像形成装置の各部における温度上
昇に起因する装置への負荷を未然に解消し、かつユーザ
ーの安全を確保することができる。
【0012】画像読取部を備えた前記の複写機では、動
作検出部によって検出された動作が異常であると判断さ
れたときの用紙の搬送位置が、用紙搬入部から搬入され
る用紙の先端が画像形成部に到達する直前または画像形
成部から搬出される用紙の後端が画像形成部を通過した
直後であれば、停止準備動作が、冷却部の動作と画像形
成部および画像読取部の各初期化動作である。一方、画
像読取部のない前記のプリンタでは、上記の停止準備動
作が、冷却部の動作と画像形成部の初期化動作である。
動作検出部によって検出された動作が異常であると判断
されたとき、用紙搬入部から搬入された用紙が画像形成
部を通過中であれば、画像読取部を備えた前記の複写機
の停止準備動作が、冷却部の動作と画像読取部の初期化
動作であり、画像読取部のない前記のプリンタでは、上
記の停止準備動作が、冷却部の動作だけである。
【0013】上記の画像形成部の初期化動作とは、感光
体の帯電を除去し、感光体にトナー画像を形成するため
の現像剤(キャリアを含む)へのチャージを停止し、感
光体をその周長の1回転以上回転させる等の動作を意味
する。停止準備動作として画像形成部の初期化動作を行
うことによって、復帰後において新たな用紙に画像形成
を行う際のキャリア上がりや現像剤の熱劣化を防止でき
る。
【0014】上記の画像読取部の初期化動作とは、走査
光の光源や光学系等のホームポジションに戻す動作等を
意味する。停止準備動作として画像読取部の初期化動作
を行うことによって、原稿台の局部的な発熱や原稿等の
熱による変色を防止できる。
【0015】また、停止準備動作として冷却部の動作を
継続することにより、装置内温度の上昇に起因する装置
への過剰な負荷、例えば、感光体や現像剤の劣化あるい
は画像読取部の原稿台の発熱等を避けることができる。
なお、用紙搬入部から搬入された用紙が画像形成部を通
過中に、動作検出部によって検出された動作が異常であ
ると判断した際に画像形成部の初期化動作を行わないの
は、感光体の回転にともなって感光体の周りのジャム紙
等が感光体およびその周りの部材に損傷を与えないよう
にするためである。
【0016】制御部は、画像読取部が画像情報を読み取
る動作を行っているときに、動作検出部によって検出さ
れた動作が異常であると判断された際、用紙の搬送位置
を検出し、その検出結果に基づいて、記憶部に記憶され
た停止準備動作に従って各部の動作を停止させるので、
用紙の搬送位置が画像形成部であれば、画像形成部を緊
急停止して画像形成部の損傷を最小限に抑えることがで
きるし、用紙の搬送位置が画像形成部の外部であれば、
装置を停止する以前に画像形成部の初期化動作を行うこ
とによって、復帰後において新たな用紙に画像形成を行
う際の障害となる要因を除去し、速やかな復帰を可能に
する。
【0017】制御部は、動作検出部によって検出された
動作が異常であると判断され、次いで記憶部に記憶され
た停止準備動作に従って各部の動作を停止させた後、前
記異常の要因が排除されたと判断したとき、画像形成部
の初期化動作を行わせるので、装置各部にこもった熱に
よる損傷を防止し、装置各部の発熱に起因するユーザー
等の火傷等を防止できる。
【0018】画像形成部内の温度を検出する温度センサ
をさらに備え、制御部は、動作検出部によって検出され
た動作が異常であると判断し、次いで、記憶部に記憶さ
れた停止準備動作に従って各部の動作を停止させる際、
温度センサによって検出された前記温度が予め設定され
た画像形成部内の設定温度を下回るまで冷却部の動作を
継続させるので、装置各部にこもった熱による損傷を防
止し、装置各部の発熱に起因するユーザーの火傷等を防
止できる。
【0019】画像形成部の初期化動作としては、感光体
への帯電と現像を停止させ、次いで感光体をその周長の
1回転以上回転させる動作が含まれる。このような初期
化動作により、復帰後において新たな用紙に画像形成を
行う際の障害となる要因を除去し、速やかな復帰を可能
にする。
【0020】動作検出部は、所定の時間に達する毎にリ
セット動作を継続しながら各部の動作にしたがって前記
所定時間に達するまでカウントアップを行うウオッチド
ッグタイマーを有し、制御部は、ウオッチドッグタイマ
ーにおける前記リセット動作の停止によって各部の動作
が正常であるか否かを判断する。このようなウオッチド
ッグタイマーを用いることにより、異常検出用に装置各
部に別途設けられるセンサを減らし、制御プログラムを
簡略化しながら装置各部の異常を隈なく監視することが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を以下の実
施例に基づいて具体的に説明する。なお、この発明はこ
れらの実施例によって限定されるものではない。図1
は、この発明の実施の一形態によるタンデム方式のカラ
ープリンタと複写機が一体になった画像形成装置として
のカラープリンタ10の構成を示す正面断面図である。
【0022】カラープリンタ10は、光源を走査して画
像情報を読み取り、この画像情報を後記の画像形成部に
送り出す画像読取部を備えるともに、外部から送信され
る画像情報を受信し、この画像情報を画像形成部に送り
出す受信部をさらに具備し、図1に示すように、カラー
プリンタ10は、露光ユニット1(1a,1b,1c,
1d)、現像器2(2a,2b,2c,2d)、感光体
ドラム3(3a,3b,3c,3d)、クリーナユニッ
ト4(4a,4b,4c,4d)、帯電器5(5a,5
b,5c,5d)、転写搬送ベルトユニット8,主制御
部11、定着ユニット12、排紙トレイ15、原稿送り
装置16、原稿台17、画像読取部18、表示部19、
給紙トレイ21、用紙搬送路S1(用紙搬入部)および
用紙搬送路S2(用紙搬出部)などから構成されてい
る。
【0023】カラープリンタ10は、所定の用紙(記録
シート)に対して多色または単色の画像を形成するもの
であり、扱われる画像データは、ブラック(K),シア
ン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の各色を用
いたカラー画像に応じたものである。従って、露光ユニ
ット1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット
4および帯電器5は上記の各色に応じた4種類の潜像を
形成するようにそれぞれが4組ずつ設けられ(それぞれ
のa〜d)、4つの画像ステーション20、すなわち20
a,20b,20cおよび20dが構成される。なお、
図1では、それぞれのaがブラックに、bがシアンに、
cがマゼンタに、dがイエローにそれぞれ対応して設定
されている。
【0024】原稿送り装置16は、原稿台17の上面に
開閉可能な状態で支持され、原稿の一方の面が原稿台1
7の所定位置において画像読取部18に対向するように
原稿を搬送し、この一方の面についての画像読取りが終
了した後に、他方の面が原稿台17の所定位置において
画像読取部18に対向するように原稿を反転して原稿台
17に向かって搬送するようになっている。そして、原
稿送り装置16は、一枚の原稿について画像読取部18
により両面の画像読取りが終了した後、この原稿を排出
し、次の原稿についての両面原稿送り動作を実行する。
【0025】画像読取部18は、原稿送り装置16によ
って原稿台17上に搬送された原稿に対して光源を走査
し、それによって原稿の画像を読み取るために、原稿台
17の下方に配置されている。画像読取部18は、原稿
台17の下面に沿って平行に往復移動するスキャナー
(走査ユニット)と、光学レンズと、光電変換素子であ
るCCDラインセンサとを有している(ともに図示しな
い)。スキャナーには、原稿台17の下面に向かって光
を照射する前記光源が配設されている。スキャナーは、
画像読取部18の一端にあるホームポジションから原稿
台17の下面に沿って平行に往復移動する。
【0026】露光ユニット1は、発光素子をアレイ状に
並べたLED書込みヘッドや、レーザ照射部および反射
ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)
を用いる。帯電された感光体ドラム3を、入力される画
像データに応じて露光することにより、その表面に、画
像データに応じた静電潜像が形成される。
【0027】現像器2はそれぞれの感光体ドラム3上に
形成された静電潜像を(K,C,M,Y)のトナーによ
り顕像化する。感光体ドラム3は、カラープリンタ10
のほぼ中心部に配置されている。クリーナユニット4
は、現像および画像転写後における感光体ドラム3上の
表面に残留したトナーを除去し回収するものである。
【0028】帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定
の電位に均一に帯電させるための、帯電手段であり、接
触型のローラ型やブラシ型の帯電器あるいはチャージャ
ー型の帯電器が用いられる。感光体ドラム3の下方に配
置されている転写搬送ベルトユニット8は、転写ベルト
7,転写ベルト駆動ローラ,転写ベルトテンションロー
ラ,複数の転写ベルト従動ローラ,転写ローラ6(6
a,6b,6c,6d)および転写ベルトクリーニング
ユニット9を備えている。転写ベルト駆動ローラ、転写
ベルト従動ローラおよび転写ベルトテンションローラ
は、転写ベルト7を張架し矢印B方向に回転駆動させる
ものである。
【0029】転写ローラ6は、中間転写ベルトユニット
の内側のフレーム(図示せず)に回転可能に軸支されて
おり、転写ベルト駆動ローラ,転写ベルト従動ローラお
よび転写ベルトテンションローラとともに、転写ベルト
7を張架している。転写ローラ6は、感光体ドラム3の
トナー像を、転写ベルト7上に吸着されて搬送される用
紙(記録用紙)に転写するものである。転写ベルト7
は、それぞれの感光体ドラム3に接触するように設けら
れている、そして、感光体ドラム3に形成された各色の
トナー像を用紙に順次重ねて転写することによって、カ
ラーのトナー像(多色トナー像)を形成する。この転写
ベルトは、厚さ100μm程度のフィルムを用いて無端
状に形成されている。
【0030】感光体ドラム3から用紙へのトナー像の転
写は、転写ベルト7の裏側に接触している転写ローラ6
によって行われる。転写ローラ6には、トナー像を転写
するために高電圧、つまりトナーの帯電極性(−)とは
逆極性(+)の高電圧が印加される。転写ローラ6は、
直径8〜10mmの金属、例えばステンレスの軸をベー
スとし、その表面は、導電性の弾性材(例えば、EPD
M,発泡ウレタン等)により覆われているローラであ
る。この導電性の弾性材により、用紙に対して均一に高
電圧を印加することができる。また、感光体ドラム3か
ら転写ベルト7に付着したトナーは、用紙の裏面を汚す
原因となるために、転写ベルトクリーニングユニット9
によって除去・回収される。
【0031】給紙トレイ21は、印刷に使用する用紙を
蓄積するトレイであり、カラープリンタ10の画像形成
ステーション20の下方に設けられている。また、カラ
ープリンタ10の上部に設けられた排紙トレイ15は、
印刷済みの用紙をフェイスダウンで載置するためのトレ
イであり、カラープリンタ10の側部に設けられた排紙
トレイ15は、印刷済みの用紙をフェイスアップで載置
するためのトレイである。
【0032】また、カラープリンタ10には、給紙トレ
イ21の用紙を転写搬送ユニット8や定着ユニット12
を経由させて排紙トレイ15に送るための、S1およびS2
からなるSの字形状の用紙搬送路Sが設けられている。
さらに、給紙トレイ21から排紙トレイ15までの用紙
搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ13、レジス
トローラ14、レジスト前検知スイッチ14a、定着ユ
ニット12、搬送方向切換えゲート17、搬送ローラ2
5等が配置されている。
【0033】ピックアップローラ13は、給紙トレイ2
1の端部に備えられ、給紙トレイ21から用紙を1枚ず
つ用紙搬送路Sに供給する呼び込みローラである。
【0034】搬送方向切換えゲート17は、図示しない
側面カバーに回転可能に設けられており、搬送路Sの途
中から用紙を分離し、分離した用紙を排紙トレイ15に
排出できるよう構成されている。搬送ローラ25は、用
紙の搬送を促進・補助する小型のローラであり、用紙搬
送路Sに沿って複数設けられている。
【0035】レジストローラ14は、用紙搬送路S1を
搬送される用紙を一時的に保持するローラである。そし
て、感光体ドラム3上のトナー像を用紙に良好に多重転
写できるように、感光体ドラム3の回転にあわせて、用
紙をタイミングよく送り出す機能を有している。すなわ
ち、レジストローラ14は、用紙搬送方向の上流側に配
設されたレジスト前検知スイッチ14aの出力した検知
信号に基づいて、各感光体ドラム3上のトナー像の先端
を用紙における印刷範囲の先端に合わせるように用紙を
搬送する。
【0036】定着ユニット12は、用紙を挟んで回転す
るヒートローラ31および加圧ローラ32等を備え、前
記両ローラ間で用紙を圧着することにより、用紙に転写
された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、用紙に対し
て熱定着させる。また、ヒートローラ31は、図示しな
い温度センサによって制御され、その表面が所定の定着
温度以下に低下しないように温度を維持する省エネルギ
ーモードが設定されている。
【0037】なお、多色トナー像の定着後の用紙は、搬
送ローラ25によって用紙搬送路Sの反転排紙経路に搬
送され、反転された状態で、すなわち多色トナー像を下
側に向けて、排紙トレイ15上に排出される。なお、こ
こでは複数の画像形成ステーション20(a〜d)を備え
たカラープリンタ10について説明しているが、単一の
画像形成ステーション20を備えたモノクロプリンタで
あってもよい。
【0038】さらに、カラープリンタ10には、定着ユ
ニット12等の装置内の熱源から発生した熱をカラープ
リンタ10の外部に排出してカラープリンタ10の各部
を所定温度以下に冷却する図示しないファンを備える。
このファンは、主制御部11によって制御され、例え
ば、異常検出時にヒートローラ31は温度センサによっ
て監視され、ヒートローラ31の表面温度が前記省エネ
ルギーモードの設定温度を下回るまで回転を続けるよう
に設定されている。
【0039】プリンタ10における画像形成動作は以下
のように行われる。まず、各画像形成ステーション20
(a〜d)において、感光体ドラム3(a〜d)が帯電器5
(a〜d)により帯電され、次に露光ユニット1(a〜d)
からのレーザー光により、作成する各色の画像に対応し
た静電潜像が形成される。
【0040】次に現像器2(a〜d)により潜像を現像し
てトナー像が形成される。現像器2(a〜d)は、それぞ
れK(ブラック),C(シアン),M(マゼンタ),Y
(イエロー)のトナーで現像を行い、4つの感光体ドラ
ム3(a〜d)上で作られた各色のトナー像は1枚の用紙
上で重ねられる。
【0041】用紙は給紙トレイ21から用紙搬送路S1に
送り出され、転写ベルト7上に保持された用紙は搬送さ
れて、感光体ドラム3(a〜d)との当接位置(転写位
置)で各色トナー像の転写が行われる。感光体ドラム3
(a〜d)上のトナー像は、転写ローラ6(a〜d)に印加
された転写バイアスと感光体ドラム3(a〜d)との電位
差からそれぞれ形成される電界により用紙上に転写され
る。そして4つの転写ローラ6(a〜d)を通過して4色
のトナー像が重ねられた用紙は、定着ユニット12に搬
送され、次いでトナーが定着されて排紙トレイ15に排
紙される。
【0042】また、転写部で転写されずに感光体ドラム
3(a〜d)に残った残留トナーは、クリーナユニット4
(a〜d)でそれぞれ回収される。なお、図1では画像形
成ステーション20(a〜d)は用紙搬送方向上流側から
下流側に向けて、K(ブラック),C(シアン),M
(マゼンタ),Y(イエロー)の順nに並んでいるが、
この順番は特に限定されるものではなく、色順は任意に
設定される。
【0043】主制御部11は、CPU 、動作手順のプログ
ラムを記憶するROM、色変換された原稿画像情報などの
各種データを記憶する RAM、 I/O(入出力インターフェ
イス)からなるコンピュータ、CPUを起動するクロック
発振器、外部のパーソナルコンピュータから送信される
画像情報を受信し、この画像情報を画像ステーション2
0に送り出す受信部などから構成され、 ROMに記憶され
た各種制御プログラムにより、カラープリンタ10全体
を制御する。
【0044】主制御部11のCPUは、動作検出部とし
て、所定の時間に達する毎にリセット動作を継続しなが
ら前記各部の動作にしたがって前記所定時間に達するま
でカウントアップを行うウオッチドッグタイマーを有す
る。ウオッチドッグタイマーは、上記の各部のON・OFF
センサおよび後記するカラープリンタ10内の温度セン
サ等に接続され、前記各部の動作、給紙トレイ21から
供給された用紙の搬送位置および画像読取部18におけ
る光源の位置を検出する動作検出部として、また動作検
出部によって検出された動作が正常であるか否かを判断
する判断部として機能する。すなわち、ウオッチドッグ
タイマーは、前記のリセット動作の停止によって異常の
発生を検出する。
【0045】ROMは、異常を検出した際の停止準備動作
を記憶する記憶部として機能する。すなわち、上記のRO
Mには、画像読取部18における光源の位置や用紙搬送
路Sを搬送される用紙の位置と、カラープリンタ10に
配設された各種のセンサからの情報とに基づいてカラー
プリンタ10の停止準備動作を決定するためのテーブル
が記憶されている。
【0046】このテーブルは、ウオッチドッグタイマー
が異常を検出したときに、用紙搬送路Sを搬送される用
紙の先端が画像形成ステーション20に到達する直前ま
たは画像形成ステーション20から搬出される用紙の後
端が画像形成ステーション20を通過した直後であれ
ば、停止準備動作が、冷却ファンの動作と画像形成ステ
ーション20および画像読取部18の各初期化動作であ
る。また、ウオッチドッグタイマーが異常を検出したと
きに、用紙搬送路Sを搬送される用紙が画像形成ステー
ション20を通過中であれば、停止準備動作が、冷却フ
ァンの動作と画像読取部18の初期化動作である。さら
に、ウオッチドッグタイマーが異常を検出した際に、画
像読取部18が画像情報を読み取る動作を行っていると
き、すなわち、スキャナーがホームポジションに位置し
ないときには、前記したように用紙搬送路Sを搬送され
る用紙の位置を検出し、その検出位置に応じて、前記と
同様の停止準備動作を行う。
【0047】プリンタ10では、主制御部11が、ウオ
ッチドッグタイマーによって検出された各部の動作に異
常があると判断したとき、スキャナーの光源の位置およ
び用紙の搬送位置の検出結果に基づいて、上記のROMに
記憶された停止準備動作に従って各部の動作を停止させ
る異常停止プログラムを備えている。
【0048】プリンタ10において主制御部11により
実行される異常停止プログラムの動作を図2から図4の
フローチャートを参照しながら説明する。
【0049】まず、図2のフローチャートにおいて、プ
リンタ10の通電によりウオッチドッグタイマーが異常
の監視を開始する。プリンタ10の各部から応答がない
場合は、プリンタ10の何れかの部材に異常があったと
判定する(ステップS1〜S3)。次いで、搬送されてい
る用紙の先端または後端の位置およびスキャナー(光
源)の位置を検出する。そのとき、スキャナーがホーム
ポジションにあるか否かを判定し、ホームポジションに
あれば表示部19にその旨を表示させた後、光源への通
電を停止する。スキャナーがホームポジションになけれ
ば、スキャナーをホームポジションに戻した後、光源へ
の通電を停止する(ステップS4〜S7)。これにより、
光源の熱による原稿台17の加熱や原稿の熱による変色
を防止する。
【0050】次いで、図3のフローチャートにおいて、
搬送されている用紙の先端がレジストローラ14に到達
したか否かを判定する。用紙の先端がレジストローラ1
4に到達していない、つまり印字工程が行われていない
と判定すれば、感光体ドラム3周辺の部材の動作を継続
しながら感光体ドラム3の初期化動作を行う。すなわ
ち、感光体ドラム3への帯電と現像を停止させ、次いで
感光体ドラム3をその周長の1回転以上回転させる。感
光体ドラム3の初期化動作により、感光体ドラム3の帯
電が除去され、感光体ドラム3にトナー画像を形成する
ための現像剤(キャリアを含む)へのチャージが停止さ
れる。これにより、復帰後において新たな用紙に画像形
成を行う際のキャリア上がりや現像剤の熱劣化を防止で
きる。次いで、ファンを除いた他の部材への通電を停止
する(ステップS8〜S10)。
【0051】次いで、感光体ドラム3の初期化動作の終
了およびスキャナーが所定の温度まで低下し、かつ定着
ユニット12が省エネルギーモードの設定温度を下回る
のを待ってから、ファンの動作を停止し、表示部19を
除いた他の部材の動作をすべてオフ状態にする(ステッ
プS11〜S14)。次いで、プリンタ10が異常停止し
たことを表示部19で警告し、さらにユーザーが異常停
止解除作業を行うことを許可する旨を表示部19に表示
させる。ユーザーにより異常停止解除作業が行われる
と、プリンタ10への通電を開始する(ステップS15
〜S17)。
【0052】次いで、プリンタ10の異常が解除された
ことを確認した後、プリンタ10の初期化動作、すなわ
ち、画像読取部18の初期化動作であるスキャナーおよ
び光学系等をホームポジションに戻す動作ならびに画像
形成ステーション20(a〜d))の初期化動作である感
光体ドラム3の帯電を除去し、感光体ドラム3にトナー
画像を形成するための現像剤(キャリアを含む)へのチ
ャージを停止する等の動作を行う。これにより、画像形
成ステーション20における印字動作が可能な状態とな
る(ステップS18〜S20)。
【0053】一方、ステップS8において、搬送されて
いる用紙の先端がレジストローラ14に到達したと判定
した場合には、図4のフローチャートにおいて、搬送さ
れている用紙が画像形成ステーション20を通過中か否
かを判定する。用紙が画像形成ステーション20を通過
中であると判定すれば、ファンを除いた他の部材への通
電を停止する(ステップS21〜S22)。
【0054】次いで、スキャナーが所定の温度まで低下
し、かつ定着ユニット12が省エネルギーモードの設定
温度を下回るのを待ってから、ファンの動作を停止し、
表示部19を除いた他の部材の動作をすべてオフ状態に
する(ステップS23〜S25)。次いで、プリンタ10
が異常停止したことを表示部19で警告し、さらにユー
ザーが異常停止解除作業を行うことを許可する旨を表示
部19に表示させる。ユーザーにより異常停止解除作業
が行われると、プリンタ10への通電を開始し、次い
で、プリンタ10の異常が解除されたことを確認した
後、ステップS19へ移行する(ステップS26〜S2
9)。
【0055】さらに、ステップS21において、搬送さ
れている用紙が画像形成ステーション20を通過中でな
いと判定すれば、ステップS30へ移行して搬送されて
いる用紙の後端が定着ローラ32を通過したか否かを判
定する。用紙の後端が定着ローラ32を通過したと判定
すれば、ステップS9へ移行する。また、用紙の後端が
定着ローラ32を通過していないと判定すれば、ステッ
プS31へ移行して用紙の滞留する部分が特定できない
旨、例えば、感光体ドラム3に用紙が巻き付いて剥離さ
れないような状態であることを表示部19に表示させ、
プリンタ10の動作を停止させて終了する。
【0056】実施例で示したように、ウオッチドッグタ
イマーにより検出された各部の動作に異常があると判断
したとき、スキャナーの光源の位置および用紙の搬送位
置の検出結果に基づいて、ROMに記憶された停止準備動
作に従って各部の動作を停止させるので、感光体ドラム
3の損傷や装置内温度の上昇による各部材への負荷を未
然に解消し、かつユーザーの安全を確保することができ
る。
【0057】また、異常を検出したとき、ファンの動作
を継続しながら前記各部の動作を停止するので、装置内
温度の上昇に起因する装置への過剰な負荷、例えば、感
光体ドラム3の表面や現像剤の劣化あるいは原稿台17
の発熱等を避けることができる。
【0058】
【発明の効果】この発明では、動作検出部によって検出
された各部の動作が判断部によって異常であると判断さ
れた際に、動作検出部による用紙の搬送位置の検出結果
に基づいて予め記憶部に記憶された停止準備動作が実行
される。つまり、画像形成装置における画像形成プロセ
スと密接に関連する用紙の搬送位置を検出し、この検出
結果に基づいて、記憶された停止準備動作に従って各部
の動作が停止されるので、進行中の画像形成プロセスに
適した停止準備動作を行うことができる。したがって、
感光体の物理的損傷や装置内温度の上昇等による装置各
部および装置各部で使用される消耗品等の損傷を未然に
防止し、かつユーザーの安全を確保することができると
ともに、異常の要因が排除された際に安全かつ良好な状
態で装置を復帰させ、画像形成プロセスの迅速な再開が
可能になる。
【0059】この発明では、画像形成部を冷却する冷却
部をさらに備え、制御部は、動作検出部によって検出さ
れた動作が異常であると判断した際の、用紙搬入部から
搬送される用紙の位置や光源の位置に応じて冷却部の動
作の継続、画像読取部や画像形成部の各初期化動作を行
った後、前記各部の動作を停止させるので、復帰後にお
いて新たな用紙に画像形成を行う際のキャリア上がりや
現像剤の熱劣化を防止でき、画像読取部の初期化動作に
よって、原稿台の局部的な発熱や原稿等の熱による変色
を防止できる。装置を停止する以前に所定の初期化動作
を行うことによって、復帰後において新たな用紙に画像
形成を行う際の障害となる要因を除去し、速やかな復帰
を可能にする。
【0060】異常を検出したとき、冷却部の動作を継続
しながら前記各部の動作を停止するので、装置内温度の
上昇に起因する装置への過剰な負荷、例えば、感光体や
現像剤の劣化あるいは画像読取部の原稿台の発熱等を避
けることができる。したがって、装置各部にこもった熱
による損傷を防止し、装置各部の発熱に起因するユーザ
ー等の火傷等を防止できる。
【0061】この発明では、異常検出時に装置を復帰さ
せるに際して、装置の損傷を防止し、ユーザーの安全を
確保し、安全かつ良好な状態で装置を復帰して迅速な再
開を可能にする画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態による画像形成装置と
してのタンデム方式のカラープリンタの構成を示す正面
断面図である。
【図2】図1のプリンタにおける異常停止プログラムの
動作を説明するフローチャートである。
【図3】図1のプリンタにおける異常停止プログラムの
動作を説明するフローチャートである。
【図4】図1のプリンタにおける異常停止プログラムの
動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 露光ユニット 2 現像器 3 感光体ドラム(感光体) 4 クリーナユニット 5 帯電器 8 転写搬送ベルトユニット 10 カラープリンタ(画像形成装置) 11 主制御部 12 定着ユニット 15 排紙トレイ 16 原稿送り装置 17 原稿台 18 画像読取部 19 表示部 20 画像形成ステーション(画像形成部) 21 給紙トレイ S1 用紙搬送路(用紙搬入部) S2 用紙搬送路(用紙搬出部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱野 慶臣 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 甲斐 裕基 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 谷口 明彦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AP07 AQ06 AR01 AS02 HH03 HV02 HV44 2H027 DA12 DA13 DA23 DA32 DA38 DC15 DC16 DE04 DE07 DE09 EA15 EB04 EC06 EC07 ED01 ED03 ED04 ED08 ED17 ED19 ED25 EE01 EE04 EE05 EE07 EE08 EF07 EF08 EF09 EK01 EK04 EK10 GA30 GA54 GB06 GB07 HA02 HA04 HA12 JA11 JC04 JC08 ZA07 2H076 AA33 AA34 BA96 EA01 EA21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷すべき画像情報に基づいて、感光体
    に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して用紙上に
    画像として定着させる画像形成部と、画像形成部に用紙
    を搬入する用紙搬入部と、画像が定着された用紙を画像
    形成部から搬出する用紙搬出部と、前記各部の動作およ
    び用紙の搬送位置を検出する動作検出部と、動作検出部
    によって検出された動作が正常であるか否かを判断する
    判断部と、各部の動作を停止させる際の停止準備動作を
    記憶した記憶部と、各部の動作を制御する制御部とを備
    え、制御部は、動作検出部によって検出された動作が異
    常であると判断されたとき、用紙の搬送位置の検出結果
    に基づいて、記憶部に記憶された停止準備動作に従って
    各部の動作を停止させることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 移動する光源により原稿を走査して画像
    情報を読み取り、この画像情報を画像形成部に送り出す
    画像読取部をさらに備え、動作検出部が、前記各部の動
    作および用紙の搬送位置の検出に加えて画像読取部の光
    源の位置をさらに検出し、制御部は、動作検出部によっ
    て検出された動作が異常であると判断されたとき、用紙
    の搬送位置の検出結果に加えて画像読取部の光源の位置
    の検出結果に基づき、記憶部に記憶された停止準備動作
    に従って各部の動作を停止させる請求項1に記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成部を冷却する冷却部をさらに備
    え、動作検出部によって検出された動作が異常であると
    判断されたときに、用紙搬入部から搬入される用紙の先
    端が画像形成部に到達する直前または画像形成部から搬
    出される用紙の後端が画像形成部を通過した直後であれ
    ば、停止準備動作が、冷却部の動作と画像形成部および
    画像読取部の各初期化動作である請求項2に記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 画像形成部を冷却する冷却部をさらに備
    え、動作検出部によって検出された動作が異常であると
    判断されたときに、用紙搬入部から搬入された用紙が画
    像形成部を通過中であれば、停止準備動作が、冷却部の
    動作と画像読取部の初期化動作である請求項2に記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 制御部は、画像読取部が画像情報を読み
    取る動作を行っているときに、動作検出部によって検出
    された動作が異常であると判断された際、用紙の搬送位
    置を検出し、その検出結果に基づいて記憶部に記憶され
    た停止準備動作に従って各部の動作を停止させる請求項
    2に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 制御部は、動作検出部によって検出され
    た動作が異常であると判断され、次いで記憶部に記憶さ
    れた停止準備動作に従って各部の動作を停止させた後、
    前記異常の要因が排除されたと判断したとき、画像形成
    部の初期化動作を行わせる請求項1に記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 画像形成部内の温度を検出する温度セン
    サをさらに備え、制御部は、動作検出部によって検出さ
    れた動作が異常であると判断し、次いで、記憶部に記憶
    された停止準備動作に従って各部の動作を停止させる
    際、温度センサによって検出された前記温度が予め設定
    された画像形成部内の設定温度を下回るまで冷却部の動
    作を継続させる請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 画像形成部の初期化動作は、感光体への
    帯電と現像を停止させ、次いで感光体をその周長の1回
    転以上回転させる動作である請求項3または5に記載の
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 動作検出部は、所定の時間に達する毎に
    リセット動作を継続しながら各部の動作にしたがって前
    記所定時間に達するまでカウントアップを行うウオッチ
    ドッグタイマーを有し、制御部は、ウオッチドッグタイ
    マーにおける前記リセット動作の停止によって各部の動
    作が正常であるか否かを判断する請求項1に記載の画像
    形成装置。
  10. 【請求項10】 外部から送信される画像情報を受信
    し、この画像情報を画像形成部に送り出す受信部をさら
    に具備してなる請求項1に記載の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7379679B2 (en) 2004-06-14 2008-05-27 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus and method with plural developers each storing toner of the same color
US7391979B2 (en) 2004-02-03 2008-06-24 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus and method of automatic reboot
JP2009003372A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Sharp Corp 画像形成装置及びその緊急停止方法
JP2014044317A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Konica Minolta Inc 画像形成装置

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