JP2002147646A - 誤操作防止用キャップ装置およびバルブ - Google Patents
誤操作防止用キャップ装置およびバルブInfo
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- JP2002147646A JP2002147646A JP2000342795A JP2000342795A JP2002147646A JP 2002147646 A JP2002147646 A JP 2002147646A JP 2000342795 A JP2000342795 A JP 2000342795A JP 2000342795 A JP2000342795 A JP 2000342795A JP 2002147646 A JP2002147646 A JP 2002147646A
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- cap
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 止水栓10は、水洗便器などの給水系統に組
み込まれるものであり、キャップ50を簡単に外される
ことがなく、いたずらによる誤操作を防止することがで
きる。 【解決手段】 止水栓10は、操作部42を覆うキャッ
プ50と、キャップ50を支持する支持体22bと、キ
ャップ50と支持体22bとの間に介在するストッパネ
ジ55とを備えている。キャップ50は、側壁52であ
り、かつ周方向に全周または一部に沿って形成されたガ
イド溝52aと、キャップ50の外側から内側に向けて
貫通する操作用透孔52bと、を有している。ストッパ
ネジ55は、支持体22bに固定されるとともに、上記
操作用透孔52bを介してキャップ50を支持体22b
に対して抜止するように操作可能に構成されている。
み込まれるものであり、キャップ50を簡単に外される
ことがなく、いたずらによる誤操作を防止することがで
きる。 【解決手段】 止水栓10は、操作部42を覆うキャッ
プ50と、キャップ50を支持する支持体22bと、キ
ャップ50と支持体22bとの間に介在するストッパネ
ジ55とを備えている。キャップ50は、側壁52であ
り、かつ周方向に全周または一部に沿って形成されたガ
イド溝52aと、キャップ50の外側から内側に向けて
貫通する操作用透孔52bと、を有している。ストッパ
ネジ55は、支持体22bに固定されるとともに、上記
操作用透孔52bを介してキャップ50を支持体22b
に対して抜止するように操作可能に構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誤操作防止用キャ
ップ装置およびこれを用いたバルブに関する。
ップ装置およびこれを用いたバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水洗便器に洗浄水を流す給水系
に、止水栓が設けられている。図6は従来の止水栓を示
す断面図である。止水栓100は、主流路102aを有
するボディ102と、ボディ102の開口を閉じる蓋体
104と、主流路102aに設けられた弁体108と、
弁体108を進退させて止水または流量調節するスピン
ドル110とを備えている。止水栓100では、主流路
102aの流入口102bから加わる水道源の水圧が弁
体108を押し上げて主流路102aを水が流れる。
に、止水栓が設けられている。図6は従来の止水栓を示
す断面図である。止水栓100は、主流路102aを有
するボディ102と、ボディ102の開口を閉じる蓋体
104と、主流路102aに設けられた弁体108と、
弁体108を進退させて止水または流量調節するスピン
ドル110とを備えている。止水栓100では、主流路
102aの流入口102bから加わる水道源の水圧が弁
体108を押し上げて主流路102aを水が流れる。
【0003】この止水栓100において、止水または流
量調節するには、スピンドル110の操作部110aの
溝110bにドライバを合わせてスピンドル110を回
転することにより、弁体108のストロークを調節する
ことにより行なう。
量調節するには、スピンドル110の操作部110aの
溝110bにドライバを合わせてスピンドル110を回
転することにより、弁体108のストロークを調節する
ことにより行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の止水栓
100では、スピンドル110が外部に露出している。
このため、公共施設などに水洗便器が設置されている場
合に、いたずらでスピンドル110が回転操作されるこ
とがある。このようなスピンドル110の回転操作によ
り、水洗便器への洗浄水が流れなくなったり、過剰に洗
浄水が供給される。
100では、スピンドル110が外部に露出している。
このため、公共施設などに水洗便器が設置されている場
合に、いたずらでスピンドル110が回転操作されるこ
とがある。このようなスピンドル110の回転操作によ
り、水洗便器への洗浄水が流れなくなったり、過剰に洗
浄水が供給される。
【0005】こうした課題を解決するための技術とし
て、例えば、実公平3−12852号公報の技術が知ら
れている。この技術では、スピンドルをキャップで覆う
ことによりいたずらによる操作を防止している。しか
し、このキャップは、回転すると比較的簡単に外すこと
ができるために、いたずらの防止に十分でなかった。
て、例えば、実公平3−12852号公報の技術が知ら
れている。この技術では、スピンドルをキャップで覆う
ことによりいたずらによる操作を防止している。しか
し、このキャップは、回転すると比較的簡単に外すこと
ができるために、いたずらの防止に十分でなかった。
【0006】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、キャップを簡単に外されることがなく、
いたずらによる誤操作を防止することができる誤操作防
止用キャップ装置およびバルブを提供することを目的と
する。
るものであり、キャップを簡単に外されることがなく、
いたずらによる誤操作を防止することができる誤操作防
止用キャップ装置およびバルブを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するためになされた第1の発明は、操作部
を覆うキャップと、キャップを支持する支持体と、キャ
ップと支持体との間に介在するストッパ部材と、を備え
た誤操作防止用キャップ装置であって、上記キャップ
は、該キャップの内側側壁であり、かつ周方向に全周ま
たは一部に沿って形成されたキャップ側係合部と、キャ
ップの外側から内側に向けて貫通する操作用透孔と、を
有し、上記ストッパ部材は、上記支持体に固定されると
ともに、上記操作用透孔を介してキャップを支持体に対
して抜止するように操作可能に構成されていること、を
特徴とする。
記課題を解決するためになされた第1の発明は、操作部
を覆うキャップと、キャップを支持する支持体と、キャ
ップと支持体との間に介在するストッパ部材と、を備え
た誤操作防止用キャップ装置であって、上記キャップ
は、該キャップの内側側壁であり、かつ周方向に全周ま
たは一部に沿って形成されたキャップ側係合部と、キャ
ップの外側から内側に向けて貫通する操作用透孔と、を
有し、上記ストッパ部材は、上記支持体に固定されると
ともに、上記操作用透孔を介してキャップを支持体に対
して抜止するように操作可能に構成されていること、を
特徴とする。
【0008】第1の発明にかかる誤操作防止用キャップ
装置では、操作部をキャップで覆い、キャップが支持体
に支持される。キャップは、支持体にストッパ部材を介
して抜止される。このように、操作部がキャップで隠さ
れているので、いたずらなどで容易に操作されない。
装置では、操作部をキャップで覆い、キャップが支持体
に支持される。キャップは、支持体にストッパ部材を介
して抜止される。このように、操作部がキャップで隠さ
れているので、いたずらなどで容易に操作されない。
【0009】また、ストッパ部材は、操作用透孔を介し
てキャップ側係合部と係合するように抜止操作され、抜
止操作の後は、キャップの位置を変更することにより操
作用透孔に対して隠される。したがって、キャップの操
作用透孔をストッパ部材に位置合わせしてからでない
と、キャップを外すことができないので、キャップの外
す方法を知っている管理者などしか外すことができな
い。このことから、第1の発明を公共施設に設置した場
合には、不特定人によるいたずらによる操作を防止する
ことができる。
てキャップ側係合部と係合するように抜止操作され、抜
止操作の後は、キャップの位置を変更することにより操
作用透孔に対して隠される。したがって、キャップの操
作用透孔をストッパ部材に位置合わせしてからでない
と、キャップを外すことができないので、キャップの外
す方法を知っている管理者などしか外すことができな
い。このことから、第1の発明を公共施設に設置した場
合には、不特定人によるいたずらによる操作を防止する
ことができる。
【0010】上記ストッパ部材の好適な態様として、上
記支持体に螺着されるネジであり、上記支持体にキャッ
プを取り付ける前に、ネジの頭部がキャップ側係合部に
係合しない非係合位置までねじ込み、一方、支持体にキ
ャップを取り付けた状態にて、上記頭部がキャップ側係
合部に係合する係合位置まで、操作用透孔を介してネジ
を緩めるように構成することができる。
記支持体に螺着されるネジであり、上記支持体にキャッ
プを取り付ける前に、ネジの頭部がキャップ側係合部に
係合しない非係合位置までねじ込み、一方、支持体にキ
ャップを取り付けた状態にて、上記頭部がキャップ側係
合部に係合する係合位置まで、操作用透孔を介してネジ
を緩めるように構成することができる。
【0011】また、上記ストッパ部材の他の好適な態様
として、上記支持体に対して、係合位置または非係合位
置の2段階で係合する節度部材であり、上記支持体にキ
ャップを取り付ける前に、節度部材の一端がキャップ側
係合部に係合しない非係合位置をとり、一方、支持体に
キャップを取り付けた状態にて、操作用透孔を介して該
ストッパ部材を操作することにより、節度部材の一端が
キャップ側係合部に係合する係合位置をとるように構成
することができる。この節度部材は、スプリングなどを
用いて2段階の位置を容易に変更する構成をとることに
より、操作性を向上させることができる。
として、上記支持体に対して、係合位置または非係合位
置の2段階で係合する節度部材であり、上記支持体にキ
ャップを取り付ける前に、節度部材の一端がキャップ側
係合部に係合しない非係合位置をとり、一方、支持体に
キャップを取り付けた状態にて、操作用透孔を介して該
ストッパ部材を操作することにより、節度部材の一端が
キャップ側係合部に係合する係合位置をとるように構成
することができる。この節度部材は、スプリングなどを
用いて2段階の位置を容易に変更する構成をとることに
より、操作性を向上させることができる。
【0012】上記キャップの好適な態様として、上記操
作用透孔とストッパ部材との相対位置を周方向に変更可
能に支持する構成をとることができる。また、上記キャ
ップ側係合部は、キャップの内壁に沿って形成されたガ
イド溝により構成することができる。
作用透孔とストッパ部材との相対位置を周方向に変更可
能に支持する構成をとることができる。また、上記キャ
ップ側係合部は、キャップの内壁に沿って形成されたガ
イド溝により構成することができる。
【0013】第2の発明は、水洗便器に流す洗浄水を止
水または流量調節するためのバルブにおいて、弁体に接
続され、回転操作することにより弁体の開弁量を設定す
るための操作部を有するスピンドルと、上記操作部を覆
うキャップと、キャップを支持する支持体と、キャップ
と支持体との間に介在するストッパ部材と、を備えたバ
ルブにおいて、上記キャップは、該キャップの内側側壁
であり、かつ周方向に全周または一部に沿って形成され
たキャップ側係合部と、キャップの外側からガイド溝に
貫通する操作用透孔と、を有し、上記ストッパ部材は、
上記支持体に固定されるとともに、上記操作用透孔を介
してキャップを支持体に対して抜止するように操作可能
に構成されていること、を特徴とする。
水または流量調節するためのバルブにおいて、弁体に接
続され、回転操作することにより弁体の開弁量を設定す
るための操作部を有するスピンドルと、上記操作部を覆
うキャップと、キャップを支持する支持体と、キャップ
と支持体との間に介在するストッパ部材と、を備えたバ
ルブにおいて、上記キャップは、該キャップの内側側壁
であり、かつ周方向に全周または一部に沿って形成され
たキャップ側係合部と、キャップの外側からガイド溝に
貫通する操作用透孔と、を有し、上記ストッパ部材は、
上記支持体に固定されるとともに、上記操作用透孔を介
してキャップを支持体に対して抜止するように操作可能
に構成されていること、を特徴とする。
【0014】第2の発明によれば、公共施設などに設置
した水洗便器のバルブが、いたずらにより操作されて、
不要に多量の水を流したり、必要以上に流量が絞られた
りして、その機能が低下するのを確実に防止することが
できる。
した水洗便器のバルブが、いたずらにより操作されて、
不要に多量の水を流したり、必要以上に流量が絞られた
りして、その機能が低下するのを確実に防止することが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0016】図1は水洗便器に流す洗浄水を止水するた
めの止水栓10を示す断面図、図2は図1の2−2線に
沿った断面図である。図1において、止水栓10は、ボ
ディ20と、弁体30と、スピンドル40と、キャップ
50とを主要な構成としている。
めの止水栓10を示す断面図、図2は図1の2−2線に
沿った断面図である。図1において、止水栓10は、ボ
ディ20と、弁体30と、スピンドル40と、キャップ
50とを主要な構成としている。
【0017】ボディ20は、ボディ本体21と、このボ
ディ本体21の開口を閉じる蓋体22とを備え、その内
部にほぼ直角に曲げられた主流路23を備えている。主
流路23は、水道源に接続される流入口24と、フラッ
シュバルブ(図示省略)に接続される流出口25とを接
続している。主流路23の途中には、弁座26が形成さ
れている。弁座26は、弁体30が着座または離座する
ことにより主流路23を開閉する。
ディ本体21の開口を閉じる蓋体22とを備え、その内
部にほぼ直角に曲げられた主流路23を備えている。主
流路23は、水道源に接続される流入口24と、フラッ
シュバルブ(図示省略)に接続される流出口25とを接
続している。主流路23の途中には、弁座26が形成さ
れている。弁座26は、弁体30が着座または離座する
ことにより主流路23を開閉する。
【0018】上記蓋体22は、ボディ本体21の上部開
口を閉じる閉止部22aと、この閉止部22aの中央部
から上下方向に突設された筒状の支持体22bとを備え
ている。閉止部22aの外周部は、Oリング21cを介
してボディ本体21の開口周縁に対してシールされてい
る。また、支持体22bには、貫通孔22cが形成さ
れ、この貫通孔22cにスピンドル40を貫通させてい
る。
口を閉じる閉止部22aと、この閉止部22aの中央部
から上下方向に突設された筒状の支持体22bとを備え
ている。閉止部22aの外周部は、Oリング21cを介
してボディ本体21の開口周縁に対してシールされてい
る。また、支持体22bには、貫通孔22cが形成さ
れ、この貫通孔22cにスピンドル40を貫通させてい
る。
【0019】弁体30は、弁支持体31と、この弁支持
体31に装着されたパッキン32とを備えている。すな
わち、弁支持体31は、支持円板31aと、支持円板3
1aの上部中央から突設したシャフト31bとを一体成
形し、支持円板31aに弁座26に着離するゴム製のパ
ッキン32が装着されている。
体31に装着されたパッキン32とを備えている。すな
わち、弁支持体31は、支持円板31aと、支持円板3
1aの上部中央から突設したシャフト31bとを一体成
形し、支持円板31aに弁座26に着離するゴム製のパ
ッキン32が装着されている。
【0020】弁体30のシャフト31bには、スピンド
ル40が連結されている。スピンドル40は、操作部4
2と、小径部43と、大径部44とを一体に形成してい
る。操作部42にはスピンドル40を回転するための操
作溝42aが形成されている。また、小径部43の外周
には、Oリング43aが装着され、支持体22bの貫通
孔22cとの間をシールしている。大径部44の外周に
は、ネジ44bが形成され、このネジが支持体22bの
内壁のネジに螺合されている。また、大径部44の下面
には、軸方向に嵌合穴44aが形成され、この嵌合穴4
4aに弁体30のシャフト31bが摺動可能に嵌合され
ている。この構成により、スピンドル40の操作溝42
aにドライバを位置合わせして回転することによりスピ
ンドル40を進退させることができる。
ル40が連結されている。スピンドル40は、操作部4
2と、小径部43と、大径部44とを一体に形成してい
る。操作部42にはスピンドル40を回転するための操
作溝42aが形成されている。また、小径部43の外周
には、Oリング43aが装着され、支持体22bの貫通
孔22cとの間をシールしている。大径部44の外周に
は、ネジ44bが形成され、このネジが支持体22bの
内壁のネジに螺合されている。また、大径部44の下面
には、軸方向に嵌合穴44aが形成され、この嵌合穴4
4aに弁体30のシャフト31bが摺動可能に嵌合され
ている。この構成により、スピンドル40の操作溝42
aにドライバを位置合わせして回転することによりスピ
ンドル40を進退させることができる。
【0021】ボディ20の上部には、キャップ50が装
着されている。キャップ50は、上壁51と、側壁52
とにより腕状に形成されている。上壁51の内壁中央に
支持凹所51aが形成され、この支持凹所51aにスピ
ンドル40の操作部42が突入することにより、キャッ
プ50がスピンドル40に対して回転可能に支持されて
いる。図2に示すように、上記側壁52の内側には、該
側壁52の周方向に沿いかつ全周にわたってガイド溝5
2aが形成されている。また、側壁52には、外側から
ガイド溝52aに接続する操作用透孔52bが形成され
ている。
着されている。キャップ50は、上壁51と、側壁52
とにより腕状に形成されている。上壁51の内壁中央に
支持凹所51aが形成され、この支持凹所51aにスピ
ンドル40の操作部42が突入することにより、キャッ
プ50がスピンドル40に対して回転可能に支持されて
いる。図2に示すように、上記側壁52の内側には、該
側壁52の周方向に沿いかつ全周にわたってガイド溝5
2aが形成されている。また、側壁52には、外側から
ガイド溝52aに接続する操作用透孔52bが形成され
ている。
【0022】一方、閉止部22aの外周部には、ネジ穴
22dが半径方向に向けて形成されている。このネジ穴
22dにストッパネジ55(ストッパ部材)が螺着され
ている。ストッパネジ55の頭部55aは、ガイド溝5
2aに係合される係合位置と、ガイド溝52aに係合さ
れない非係合位置とをとるように、ストッパネジ55の
ネジ穴22dに対するねじ込み量が調整可能になってい
る。
22dが半径方向に向けて形成されている。このネジ穴
22dにストッパネジ55(ストッパ部材)が螺着され
ている。ストッパネジ55の頭部55aは、ガイド溝5
2aに係合される係合位置と、ガイド溝52aに係合さ
れない非係合位置とをとるように、ストッパネジ55の
ネジ穴22dに対するねじ込み量が調整可能になってい
る。
【0023】上記止水栓10において、流入口24から
加わる水道源の水圧は、弁体30のパッキン32に加わ
り、弁体30を押し上げる。これにより、パッキン32
が弁座26から離れて、主流路23を通じてフラッシュ
バルブ側へ水を流す。
加わる水道源の水圧は、弁体30のパッキン32に加わ
り、弁体30を押し上げる。これにより、パッキン32
が弁座26から離れて、主流路23を通じてフラッシュ
バルブ側へ水を流す。
【0024】この止水栓10において、止水または流量
調節するためには、以下の操作を行なう。まず、図3に
示すようにキャップ50をボディ20から外す。なお、
キャップ50の着脱操作については後述する。この状態
にて、スピンドル40の操作溝42aにドライバを位置
合わせして該スピンドル40を進退する。これにより、
スピンドル40に対して、弁体30の上下方向へのスト
ロークが形成される。このとき、スピンドル40が一番
奥までねじ込まれると止水され、また、途中までねじ込
まれると、そのねじ込み量に応じて、主流路23を流れ
る流量が調整される。
調節するためには、以下の操作を行なう。まず、図3に
示すようにキャップ50をボディ20から外す。なお、
キャップ50の着脱操作については後述する。この状態
にて、スピンドル40の操作溝42aにドライバを位置
合わせして該スピンドル40を進退する。これにより、
スピンドル40に対して、弁体30の上下方向へのスト
ロークが形成される。このとき、スピンドル40が一番
奥までねじ込まれると止水され、また、途中までねじ込
まれると、そのねじ込み量に応じて、主流路23を流れ
る流量が調整される。
【0025】次に、キャップ50の着脱作業について説
明する。図4は図3の4−4線に沿った断面図である。
図3および図4に示すように、キャップ50を外した状
態において、ストッパネジ55をネジ穴22dに螺合す
る。このとき、ストッパネジ55の頭部55aがネジ穴
22dに埋没するまでねじ込む。
明する。図4は図3の4−4線に沿った断面図である。
図3および図4に示すように、キャップ50を外した状
態において、ストッパネジ55をネジ穴22dに螺合す
る。このとき、ストッパネジ55の頭部55aがネジ穴
22dに埋没するまでねじ込む。
【0026】次に、キャップ50の支持凹所51aを蓋
体22の支持体22bに位置合わせして、キャップ50
を支持体22bに装着し、さらに、キャップ50の操作
用透孔52bを、ストッパネジ55に位置合わせされる
までキャップ50を回転する。続いて、操作用透孔52
bにドライバを挿入して、ストッパネジ55を緩める。
このとき、ストッパネジ55の頭部55aがガイド溝5
2aに突入する位置まで戻す(図5の状態)。これによ
り、スピンドル40がキャップ50に覆われることにな
る。そして、キャップ50を回転して操作用透孔52b
からストッパネジ55が見えないようにする(図1およ
び図2の状態)。
体22の支持体22bに位置合わせして、キャップ50
を支持体22bに装着し、さらに、キャップ50の操作
用透孔52bを、ストッパネジ55に位置合わせされる
までキャップ50を回転する。続いて、操作用透孔52
bにドライバを挿入して、ストッパネジ55を緩める。
このとき、ストッパネジ55の頭部55aがガイド溝5
2aに突入する位置まで戻す(図5の状態)。これによ
り、スピンドル40がキャップ50に覆われることにな
る。そして、キャップ50を回転して操作用透孔52b
からストッパネジ55が見えないようにする(図1およ
び図2の状態)。
【0027】一方、キャップ50を外すためには、操作
用透孔52bをストッパネジ55に位置合わせするまで
キャップ50を回転する。そして、ストッパネジ55を
奥までねじ込み、頭部55aがガイド溝52aに係合し
ているのを解除し、この状態にて、キャップ50を外す
ことができる。
用透孔52bをストッパネジ55に位置合わせするまで
キャップ50を回転する。そして、ストッパネジ55を
奥までねじ込み、頭部55aがガイド溝52aに係合し
ているのを解除し、この状態にて、キャップ50を外す
ことができる。
【0028】上記止水栓10によれば、スピンドル40
がキャップ50で隠されているので、スピンドル40が
容易に操作されず、不要に多量の水を流したり、必要以
上に流量が絞られたりして、その機能が低下することが
ない。
がキャップ50で隠されているので、スピンドル40が
容易に操作されず、不要に多量の水を流したり、必要以
上に流量が絞られたりして、その機能が低下することが
ない。
【0029】しかも、キャップ50の操作用透孔52b
をストッパネジ55に位置合わせしてからでないと、キ
ャップ50を外すことができないので、つまり、キャッ
プ50の外す方法を知っている管理者などしか外すこと
ができないので、公共施設に設置した場合であっても、
不特定人によるいたずらにより流量が変更されるのを防
止することができる。
をストッパネジ55に位置合わせしてからでないと、キ
ャップ50を外すことができないので、つまり、キャッ
プ50の外す方法を知っている管理者などしか外すこと
ができないので、公共施設に設置した場合であっても、
不特定人によるいたずらにより流量が変更されるのを防
止することができる。
【0030】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0031】(1) 上記実施の形態では、止水栓に適
用した構成について説明したが、これに限らず、いたず
らによる操作を防止する必要がある操作部であれば、他
のバルブ、例えば、フラッシュバルブなどであってもよ
い。
用した構成について説明したが、これに限らず、いたず
らによる操作を防止する必要がある操作部であれば、他
のバルブ、例えば、フラッシュバルブなどであってもよ
い。
【0032】(2) さらに他の態様によれば、電気ス
イッチなどの操作部において、いたずら操作を防止する
必要性の高い箇所に適用してもよい。
イッチなどの操作部において、いたずら操作を防止する
必要性の高い箇所に適用してもよい。
【図1】水洗便器に流す洗浄水を止水するための止水栓
10を示す断面図である。
10を示す断面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】止水栓10のキャップ50をボディ20から外
した状態を示す断面図である。
した状態を示す断面図である。
【図4】図3の4−4線に沿った断面図である。
【図5】キャップ50の取付作業を説明する説明図であ
る。
る。
【図6】従来の止水栓を示す断面図である。
10…止水栓 20…ボディ 21…ボディ本体 22…蓋体 22a…閉止部 22b…支持体 22c…貫通孔 22d…ネジ穴 23…主流路 24…流入口 25…流出口 26…弁座 30…弁体 31…弁支持体 31a…支持円板 31b…シャフト 32…パッキン 40…スピンドル 42…操作部 42a…操作溝 43…小径部 44…大径部 44a…嵌合穴 44b…ネジ 50…キャップ 51…上壁 51a…支持凹所 52…側壁 52a…ガイド溝 52b…操作用透孔 55…ストッパネジ 55a…頭部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D039 BB00 3H051 AA01 BB10 CC06 CC12 FF02 3H064 AA01 BA01 CA09 CA10 CA15 DA02 DB06
Claims (6)
- 【請求項1】 操作部を覆うキャップと、 キャップを支持する支持体と、 キャップと支持体との間に介在するストッパ部材と、 を備えた誤操作防止用キャップ装置であって、 上記キャップは、 該キャップの内側側壁であり、かつ周方向に全周または
一部に沿って形成されたキャップ側係合部と、キャップ
の外側から内側に向けて貫通する操作用透孔と、を有
し、 上記ストッパ部材は、上記支持体に固定されるととも
に、上記操作用透孔を介してキャップを支持体に対して
抜止するように操作可能に構成されていること、 を特徴とする誤操作防止用キャップ装置。 - 【請求項2】 請求項1の誤操作防止用キャップ装置に
おいて、 上記ストッパ部材は、上記支持体に螺着されるネジであ
り、上記支持体にキャップを取り付ける前に、ネジの頭
部がキャップ側係合部に係合しない非係合位置までねじ
込み、一方、支持体にキャップを取り付けた状態にて、
上記頭部がキャップ側係合部に係合する係合位置まで、
操作用透孔を介してネジを緩めるように構成した誤操作
防止用キャップ装置。 - 【請求項3】 請求項1の誤操作防止用キャップ装置に
おいて、 上記ストッパ部材は、上記支持体に対して、係合位置ま
たは非係合位置の2段階で係合する節度部材であり、上
記支持体にキャップを取り付ける前に、節度部材の一端
がキャップ側係合部に係合しない非係合位置をとり、一
方、支持体にキャップを取り付けた状態にて、操作用透
孔を介して該ストッパ部材を操作することにより、節度
部材の一端がキャップ側係合部に係合する係合位置をと
るように構成した誤操作防止用キャップ装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかの誤
操作防止用キャップ装置において、 上記キャップは、上記操作用透孔とストッパ部材との相
対位置を周方向に変更可能に支持されている誤操作防止
用キャップ装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかの誤
操作防止用キャップ装置において、 上記キャップ側係合部は、キャップの内壁に沿って形成
されたガイド溝である誤操作防止用キャップ装置。 - 【請求項6】 水洗便器に流す洗浄水を止水または流量
調節するためのバルブにおいて、 弁体に接続され、回転操作することにより弁体の開弁量
を設定するための操作部を有するスピンドルと、 上記操作部を覆うキャップと、 キャップを支持する支持体と、 キャップと支持体との間に介在するストッパ部材と、 を備えたバルブにおいて、 上記キャップは、 該キャップの内側側壁であり、かつ周方向に全周または
一部に沿って形成されたキャップ側係合部と、キャップ
の外側からガイド溝に貫通する操作用透孔と、を有し、 上記ストッパ部材は、上記支持体に固定されるととも
に、上記操作用透孔を介してキャップを支持体に対して
抜止するように操作可能に構成されていること、 を特徴とするバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000342795A JP2002147646A (ja) | 2000-11-10 | 2000-11-10 | 誤操作防止用キャップ装置およびバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000342795A JP2002147646A (ja) | 2000-11-10 | 2000-11-10 | 誤操作防止用キャップ装置およびバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002147646A true JP2002147646A (ja) | 2002-05-22 |
Family
ID=18817279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000342795A Pending JP2002147646A (ja) | 2000-11-10 | 2000-11-10 | 誤操作防止用キャップ装置およびバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002147646A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010053889A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Pt Barindo Anggun Industry | 止水栓装置及びこれを用いた給水設備 |
KR101414798B1 (ko) | 2014-02-18 | 2014-07-03 | 안윤기 | 밸브 핸들 보호용 캡 |
DE102004061923B4 (de) | 2003-12-24 | 2020-08-06 | Surpass Industry Co., Ltd. | Ventilöffnungs-/Schließgriff-Verriegelungsmechanismus für ein Ventil |
Citations (4)
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---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-11-10 JP JP2000342795A patent/JP2002147646A/ja active Pending
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