JP2002147550A - 駆動力伝達装置 - Google Patents

駆動力伝達装置

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JP2002147550A
JP2002147550A JP2000339102A JP2000339102A JP2002147550A JP 2002147550 A JP2002147550 A JP 2002147550A JP 2000339102 A JP2000339102 A JP 2000339102A JP 2000339102 A JP2000339102 A JP 2000339102A JP 2002147550 A JP2002147550 A JP 2002147550A
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pulley
crankshaft
driving force
rotating body
center
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JP2000339102A
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English (en)
Inventor
Kenji Hayama
健二 羽山
Osamu Endo
理 遠藤
Setsu Shimura
節 志村
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転体の重心が回転中心から偏倚した状態で出
力軸に連結されることに起因する同出力軸のぶれの発生
を好適に抑制することのできる駆動力伝達装置を提供す
る。 【解決手段】この駆動力伝達装置は、内燃機関10のク
ランク軸11と、クランク軸11にベアリング21を介
して配設されるプーリ12と、プーリ12の側面からク
ランク軸11及びプーリ12の連結/非連結を切り替え
るクラッチ機構20とにより構成される。モータジェネ
レータの回転駆動力が、ベルトにて連結されるプーリ1
2を介してクランク軸11に伝達される。クランク軸1
1の連結部23にバランス調整穴25を形成してこの部
位を軽量化するとともに、クラッチ機構20を通じたク
ランク軸11及びプーリ12の連結に際し、バランス調
整穴25を形成した部位がプーリ12の重心偏倚方向に
位置するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転駆動源から出
力される回転駆動力を同駆動源にベルト等の駆動帯にて
連結されるプーリ等の回転体を介して出力軸に伝達する
駆動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃費の改善などのために車両が交差点等
で走行停止した時に内燃機関を自動停止するとともに、
発進操作時にモータジェネレータを回転させて内燃機関
を自動始動し車両を発進可能な状態となるシステムが知
られている。
【0003】ただし、このようなシステムにおいては、
内燃機関が自動停止したときであっても、エアーコンデ
ィショナー等の補機はその駆動を継続する必要がある。
すなわちこのとき、上記補機と出力軸である内燃機関の
クランク軸とはその連結を解除しても、同補機とモータ
ジェネレータとの連結は維持する必要がある。
【0004】そこで従来、補機及びモータジェネレータ
と内燃機関のクランク軸との連結若しくは非連結を選択
的に切り替えるクラッチ機構を備えた駆動力伝達装置が
提案されている。
【0005】以下、図6及び図7を参照して、こうした
駆動力伝達装置の一例について説明する。同図6に示さ
れるように、車両1は、走行時の駆動力を発生させるた
めの駆動源として、内燃機関10と、電動機及び発電機
の機能を有するモータジェネレータ15とを備えてい
る。
【0006】また、内燃機関10のクランク軸11に
は、クラッチ機構50を介してプーリ12が連結されて
いる。このクラッチ機構50は、上記クランク軸11及
びプーリ12の連結/非連結状態を選択的に切り替え
る。また、上記クランク軸11には、同クランク軸11
の回転位相を検出するクランク角センサ19が設けられ
ている。このクランク角センサ19は、内燃機関10の
回転速度を併せて検出する。また、プーリ12は、モー
タジェネレータ15の回転軸に設けられたプーリ16
や、エアーコンディショナー17の回転軸に設けれられ
たプーリ18と共にベルト14によって駆動連結されて
いる。
【0007】なお、上記内燃機関10や、モータジェネ
レータ15、クラッチ機構50等の制御は、例えばマイ
クロコンピュータ等により構成される電子制御装置60
により行われる。この電子制御装置60には、上記クラ
ンク角センサ19等の各種検出結果が取り込まれる。
【0008】そして、車両1が上記内燃機関10の駆動
力により走行する場合には、その駆動力はクランク軸1
1から付与される。また、この際、クランク軸11の回
転はクラッチ機構50を介してプーリ12に伝達され、
更にベルト14及びプーリ16,18を介して上記モー
タジェネレータ15及びエアーコンディショナー17の
回転軸にも伝達される。このように、クランク軸11の
回転がモータジェネレータ15の回転軸に伝達される
と、モータジェネレータ15では、その回転によって発
電が行われる。この発電された電力は、バッテリ(図示
略)に供給され、同バッテリに蓄えられる。
【0009】一方、車両1がモータジェネレータ15の
駆動力により走行する場合には、上記バッテリから供給
される電力がインバータ(図示略)等により変換されつ
つモータジェネレータ15に供給される。そして、モー
タジェネレータ15の駆動力は、上記プーリ16、ベル
ト14、プーリ12、クラッチ機構50といった経路を
経てクランク軸11に伝達されるとともに、ベルト14
及びプーリ18を介してエアーコンディショナー17の
回転軸にも伝達される。またこのとき、車両1が停車中
であれば、クラッチ機構50が非連結とされ、同モータ
ジェネレータ15の駆動力はエアーコンディショナー1
7の回転軸のみに伝達される。いずれにせよ、このよう
な連結構造を通じて、内燃機関10の停止時にも、上記
エアーコンディショナー17等の補機の駆動は確保され
る。
【0010】次に、上記クラッチ機構50の詳しい構造
について説明する。図7に示されるように、上記プーリ
12は、ベアリング21を介して内燃機関10のクラン
ク軸11の先端側に取り付けられている。すなわち、こ
のプーリ12は、クランク軸11に対して相対回転可能
に配設されている。また、内燃機関10にはコイルハウ
ジング22aを介して電磁コイル22が取り付けられて
いる。この電磁コイル22はコイルハウジング22a共
々、上記プーリ12の内側に位置するように配設されて
いる。
【0011】一方、上記プーリ12よりもクランク軸1
1の先端側にあって、上記電磁コイル22と対向する位
置には、連結部53が配設されている。この連結部53
は、詳しくは、クランク軸11の先端に取り付けられる
ハブ部材23aと、上記電磁コイル22と対向する位置
に配設されるアーマチャ部材43bと、これら両部材2
3a,43b間に配設され、同アーマチャ部材43bを
上記電磁コイル22から離間させる方向に付勢する板バ
ネ24とにより構成されている。なお、これら電磁コイ
ル22及び連結部53によりクラッチ機構50が構成さ
れている。
【0012】そして、上記電磁コイル22が通電駆動さ
れないときには、上記板バネ24の付勢力によってプー
リ12とアーマチャ部材43bとが離間され、クランク
軸11とプーリ12とが非連結となる。その一方、電磁
コイル22が通電駆動されるときには、電磁コイル22
が発生する電磁力により、上記アーマチャ部材43bが
板バネ24の付勢力に抗してプーリ12に吸引されるよ
うになる。このときには、クランク軸11とプーリ12
とが駆動連結されるようになる。
【0013】こうしたクラッチ機構50により、補機及
びモータジェネレータ15と内燃機関10のクランク軸
11との連結/非連結が自在に切り替えられるようにな
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
駆動力伝達装置が搭載された車両において、内燃機関1
0を自動始動させるときには、モータジェネレータ15
によりプーリ12を駆動している状態で、クランク軸1
1とプーリ12とを駆動連結する必要がある。
【0015】ただしこのとき、同プーリ12に巻き掛け
られているベルト14には、図8に示される態様で張力
F1,F2が生じている。すなわちこのとき、プーリ1
2には、これらベルト張力F1,F2の合力である力F
3がかかっている。
【0016】一方、上記プーリ12は、先の図7に示さ
れるように、クランク軸11にベアリング21を介して
設けられているために、これらクランク軸11とプーリ
12との間には、ベアリング21自体が有する隙間分だ
けのクリアランスがある。すなわち、プーリ12に上記
合力F3がかかっている状態でこれらクランク軸11及
びプーリ12が駆動連結されるときには、このクリアラ
ンスに起因して、プーリ12の回転中心がクランク軸1
1の軸心から偏芯された状態で連結されることとなる
(図8の破線参照)。
【0017】このため、図9に模式的に示すように、本
来、回転中心にあるプーリ12(同図9中の一点鎖線参
照)の重心Aが、連結後の実際の回転中心、すなわちク
ランク軸11(同図9中の実線参照)の軸心A’からず
れ、プーリ12の回転に伴って同クランク軸11にぶれ
が生じるようになる。そして、このようなクランク軸1
1のぶれは、内燃機関10の振動や、騒音、更には車両
1の揺れ等を招くなど、ドライバビリティの悪化につな
がることともなる。
【0018】なお、上記モータジェネレータ15と内燃
機関10との間に設けられる駆動力伝達装置に限らず、
回転駆動源からベルト等の駆動帯及びプーリ等の回転体
を介して出力軸に伝達される回転駆動力をクラッチ機構
によって連結/非連結とする駆動力伝達装置において
は、こうした実情も概ね共通したものとなっている。
【0019】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、回転体の重心が回転中心から偏
倚した状態で出力軸に連結されることに起因する同出力
軸のぶれの発生を好適に抑制することのできる駆動力伝
達装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、出力軸と該出力軸にベアリングを
介して同心配設される回転体との間に該回転体の側面か
らそれら出力軸及び回転体の連結/非連結を切り替える
クラッチ機構を備え、回転駆動源から適宜の駆動帯を介
して前記回転体に付与される回転駆動力を前記クラッチ
機構の連結動作に基づき前記出力軸に伝達する駆動力伝
達装置において、前記出力軸及び回転体の連結時におけ
る前記回転体の回転中心からの重心偏倚を補償するバラ
ンサを設けたことをその要旨とする。
【0021】上記構成では、出力軸と回転体との連結に
際し、同回転体の重心が回転中心から偏倚した状態で連
結されるようになり、この重心偏倚に起因して同出力軸
にぶれが生じることとなる。この点、上記構成によれ
ば、こうした回転体の回転中心からの重心偏倚がバラン
サにより補償されるようになる。従って、回転体の重心
が回転中心から偏倚した状態で出力軸に連結されること
に起因する同出力軸のぶれの発生を好適に抑制すること
ができるようになる。
【0022】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の駆動力伝達装置において、前記バランサが、前記出
力軸及び回転体の連結時に前記重心の偏倚方向を軽量化
すべく前記回転体及び前記クラッチ機構の少なくとも一
方に設けられた軽量化構造部であることをその要旨とす
る。
【0023】上記構成によれば、連結された出力軸及び
回転体にあって同回転体の重心の偏倚方向にあたる部位
が、予め設けられた軽量化構造部によって軽量化される
ようになる。このため、連結に伴って回転体の重心が偏
倚する方向の相対的な重量が上記軽量化構造部によって
軽量化された重量分だけ軽減され、回転体の出力軸との
連結に伴う回転中心からの重心偏倚が好適に補償される
ようになる。
【0024】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の駆動力伝達装置において、前記バランサが、前記出
力軸及び回転体の連結時に前記重心の偏倚方向と逆方向
を重量化すべく前記回転体及び前記クラッチ機構の少な
くとも一方に設けられた重量化構造部であることをその
要旨とする。
【0025】上記構成によれば、連結された出力軸及び
回転体にあって同回転体の重心の偏倚方向とは逆方向に
あたる部位が、予め設けられた重量化構造部によって重
量化されるようになる。このため、連結に伴って回転体
の重心が偏倚する方向の相対的な重量が、この場合もそ
の偏倚方向とは逆方向において重量化された重量分だけ
軽減されることになる。従って、この場合も回転体の出
力軸との連結に伴う回転中心からの重心偏倚が好適に補
償されるようになる。
【0026】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の駆動力伝達装置において、前記バランサが、前記出
力軸及び回転体の連結時に前記重心の偏倚方向を軽量化
すべく前記回転体及び前記クラッチ機構の少なくとも一
方に設けられた軽量化構造部、及び同重心の偏倚方向と
逆方向を重量化すべく前記回転体及び前記クラッチ機構
の少なくとも一方に設けられた重量化構造部であること
をその要旨とする。
【0027】出力軸若しくは回転体について、その構造
や形状に起因する規制により、軽量化構造部や重量化構
造部の形成による軽量化若しくは重量化には限界があ
る。このため、場合によっては、これら出力軸及び回転
体の何れか一方に軽量化構造部や重量化構造部を形成し
たとしても、連結に伴う回転中心からの重心の偏倚を十
分に抑制することができなくなることも考えられる。こ
の点、上記構成によれば、連結に伴って回転体の重心が
偏倚する方向の相対的な重量が、上記軽量化構造部及び
重量化構造部の双方により軽減されるようになる。また
この場合、軽量化構造部又は重量化構造部の何れか一方
のみを設ける場合と比較して、それら軽量化構造部及び
重量化構造部の形成の自由度を高めることができるよう
にもなる。
【0028】また、請求項5記載の発明は、請求項1〜
4のいずれかに記載の駆動力伝達装置において、前記出
力軸が車載内燃機関のクランク軸であり、前記回転駆動
源が前記内燃機関の停止時その運転をアシストするとと
もに同内燃機関の運転時に前記クランク軸の回転に基づ
き発電を行う車載モータジェネレータであることをその
要旨とする。
【0029】上記構成によれば、内燃機関の運転をモー
タジェネレータによりアシストする前述した車両にあっ
て、内燃機関のクランク軸とモータジェネレータにより
回転駆動されるプーリ等の回転体とがクラッチ機構を介
して駆動連結されたときにおけるクランク軸のぶれの発
生を好適に抑制することができるようになり、ひいては
ドライバビリティの悪化を抑制することができるように
なる。
【0030】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明にかかる駆動力伝達装置の第1の実施の形態につい
て、図1及び図2を参照して説明する。
【0031】なお、本実施の形態にかかる駆動力伝達装
置において、クラッチ機構以外の構成は、先の図6及び
図7に示した従来の駆動力伝達装置と同一の構成であ
る。よって以下では、同一の構成についての重複する説
明を割愛し、異なる部分についてのみ説明する。
【0032】図1に示されるように、本実施の形態にか
かる駆動力伝達装置にあって、連結部23のアーマチャ
部材23bにはバランス調整穴25が形成されている。
通常、このアーマチャ部材23bについては、前記クラ
ンク軸11の軸心に対するバランスの調整が行われる。
このバランス調整では、アーマチャ部材23bの重心が
クランク軸11の軸心になるように調整される。
【0033】ただし前述のように、プーリ12とクラン
ク軸11とがクラッチ機構20を介して駆動連結される
際、プーリ12は、その重心が回転中心から偏倚した状
態で、具体的には、同重心がクランク軸11の軸心から
前記ベルト張力の合力F3方向にずれた状態で連結され
るようになる。このため、この状態でプーリ12が回転
するときに、こうしたプーリ12の重心のずれに起因し
てクランク軸11にぶれが生じるようになることも前述
した。
【0034】そこで、本実施の形態の装置では、上記バ
ランス調整の後、アーマチャ部材23bに上記バランス
調整穴25を形成するとともに、このバランス調整穴2
5を、プーリ12とクランク軸11との駆動連結に際
し、プーリ12の回転中心(クランク軸11の軸心)に
対して上記合力F3方向、すなわちプーリ12の重心の
偏倚方向に配置するようにしている(図1に示す位
置)。
【0035】すなわち、連結されたクランク軸11及び
プーリ12にあって、プーリ12の重心の偏倚方向にあ
たる部位が、予め設けられた上記バランス調整穴25に
よって軽量化されるようにしている。このため、連結に
伴ってプーリ12の重心が偏倚する方向の相対的な重量
が上記バランス調整穴25によって軽量化された重量分
だけ軽減され、プーリ12のクランク軸11との連結に
伴う回転中心からの重心偏倚が補償されるようになる。
そしてこのことは、プーリ12の重心偏倚に起因する上
記クランク軸11のぶれも抑制されるようになることを
意味する。
【0036】なお、クラッチ機構20を介したプーリ1
2とクランク軸11との駆動連結時、このようにバラン
ス調整穴25をクランク軸11の軸心に対してプーリ1
2の重心偏倚方向に配置させる手法としては、例えば以
下に記載する方法が考えられる。
【0037】一般に、上記クランク軸11には、内燃機
関10の構造上、回転が静止し易い複数の回転位相があ
る。すなわち、同クランク軸11を所定の回転位相(停
止回転位相CAt)にて駆動停止させた場合には、ほぼ
ある回転位相(静止回転位相CAs)にてクランク軸1
1が静止するようになる。従って、上記バランス調整穴
25を形成する部位、あるいはクランク軸11の先端に
クラッチ機構20を装着する際にこの形成したバランス
調整穴25が位置する角度についても、これをこの所定
回転位相CAsにてクランク軸11の回転が静止したと
きにおいて、同バランス調整穴25がクランク軸11の
上方となる位置、あるいは角度(図1に示される位置)
に設定する。
【0038】そして更に、内燃機関10の自動停止に際
し、先ずクラッチ機構20を通じてクランク軸11とプ
ーリ12とを非連結にし、その後クランク軸11の回転
位相が上記停止回転位相CAtとなったときに同内燃機
関10の駆動を停止させることで、クランク軸11を上
記静止回転位相CAsにて静止させるようにする。
【0039】以下、こうした内燃機関10を自動停止す
る処理の手順について、図2を参照して説明する。な
お、この処理は、前記電子制御装置60により実行され
る。同図2に示されるように、この処理においては先
ず、車両1の停止中において、内燃機関10の自動停止
条件が成立しているか否かが判断される(ステップS1
0)。この処理では、例えば、(1)アクセルペダルが
踏まれていない状態、(2)ブレーキペダルが踏み込ま
れている状態、及び(3)車両が停止している状態であ
るとの条件(1)〜(3)がすべて満足された場合に自
動停止条件が成立していると判定する。そして、自動停
止条件が成立していないと判断される場合には(ステッ
プS10:NO)、本処理が一旦終了される。
【0040】一方、自動停止条件が成立していると判断
される場合には(ステップS10:YES)、クラッチ
機構20を通じてクランク軸11とプーリ12とが非連
結にされる(ステップS11)。その後、前記クランク
角センサ19の検出結果に基づき、クランク軸11の回
転位相が上記停止回転位相CAtとなったときに、内燃
機関10の駆動を停止する処理が行われる(ステップS
12)。なお、この停止回転位相CAtは実験等により
予め求められる。この停止回転位相CAtが、内燃機関
10の回転速度により変化する場合には、これを同回転
速度に応じて可変とするようにしてもよい。この処理の
後、本処理が終了される。
【0041】クラッチ機構20の連結解除後、このよう
にしてクランク軸11が上記静止回転位相CAsで静止
されることにより、次にクラッチ機構20が連結動作す
るときには、上記バランス調整穴25も必ず上述の位置
(図1に示す位置)にくるようになる。
【0042】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、以下に記載する効果が得られるようになる。 (1)クランク軸11とプーリ12との連結に際し、同
プーリ12の回転中心からの重心偏倚を補償することが
できるようになる。従って、プーリ12の重心が回転中
心から偏倚した状態でクランク軸11に連結されること
に起因する同クランク軸11のぶれの発生を好適に抑制
することができるようになり、ひいてはドライバビリテ
ィの悪化を抑制することができるようになる。
【0043】(2)上記重心偏倚の補償をバランス調整
穴25の形成のみによって行うこととしたため、その実
現も容易である。 [第2の実施の形態]以下、本発明にかかる駆動力伝達
装置の第2の実施の形態について、図3〜図5を参照し
て説明する。
【0044】なお、本実施の形態にかかる駆動力伝達装
置において、前記内燃機関のクランク軸に連結されてい
るプーリ以外の構成は、先の図6及び図7に示した従来
の駆動力伝達装置と同一の構成である。よって以下で
は、同一の構成についての重複する説明を割愛し、異な
る部分についてのみ説明する。
【0045】図3に示されるように、本実施の形態にか
かる駆動力伝達装置にあっては、前記内燃機関10のク
ランク軸11に連結されているプーリ32にバランス調
整穴33が形成されている。また、前記内燃機関10に
あって、上記プーリ32の側方にあたる部位に、上記バ
ランス調整穴33が通過するタイミングを検出するプー
リセンサ34が取り付けられている。なお、このプーリ
センサ34の取付位置は、同プーリ32の回転中心に対
する上記バランス調整穴33の位置が、前記ベルト張力
の合力F3方向の位置、すなわちプーリ32の重心の偏
倚方向の位置となったときに、同バランス調整穴33の
通過が検出されるような位置に設定されている。このプ
ーリセンサ34は、通常「オフ」信号を出力しており、
上記バランス調整穴33の通過時のみ「オン」信号を出
力する。
【0046】通常、上記プーリ32について、自身の回
転中心に対するバランスの調整が行われる。このバラン
ス調整では、プーリ32の重心が自身の回転中心になる
ように調整される。
【0047】ただし前述のように、プーリ32とクラン
ク軸11とがクラッチ機構40を介して駆動連結される
際、プーリ32は、その重心がクランク軸11の軸心か
ら前記ベルト張力の合力F3方向にずれた状態で連結さ
れるようになり、この状態でプーリ32が回転するとき
には、こうしたプーリ32の重心のずれに起因してクラ
ンク軸11にぶれが生じるようになる。
【0048】そこで、本実施の形態の装置では、上記バ
ランス調整の後、プーリ32に上記バランス調整穴33
を形成するとともに、このバランス調整穴33を、プー
リ32とクランク軸11との駆動連結に際し、プーリ3
2の回転中心(クランク軸11の軸心)に対して上記合
力F3方向、すなわちプーリ32の重心の偏倚方向の位
置になるようにしている(図3に示す位置)。
【0049】すなわち、連結されたクランク軸11及び
プーリ32にあって、プーリ32の重心の偏倚方向にあ
たる部位が、予め設けられた上記バランス調整穴33に
よって軽量化されるようにしている。このため、連結に
伴ってプーリ32の重心が偏倚する方向の相対的な重量
が上記バランス調整穴33によって軽量化された重量分
だけ軽減され、プーリ32のクランク軸11との連結に
伴う回転中心からの重心偏倚が補償されるようになる。
そしてこのことは、プーリ32の重心偏倚に起因する上
記クランク軸11のぶれも抑制されるようになることを
意味する。
【0050】なお、クラッチ機構40を介したプーリ3
2とクランク軸11との駆動連結時、このようにバラン
ス調整穴33をクランク軸11の軸心に対してプーリ3
2の重心偏倚方向に配置させる手法としては、例えば以
下に記載する方法が考えられる。
【0051】ここでは、内燃機関10の自動始動に際
し、上記プーリセンサ34の検出結果に基づいて、クラ
ッチ機構40を介してクランク軸11とプーリ32とを
連結させるようにする。
【0052】以下、こうした内燃機関10を自動始動す
る処理の手順について、図4に示す処理手順、及び図5
に示すタイミングチャートを参照しつつ説明する。な
お、図4に示す処理は、前記電子制御装置60により実
行される。
【0053】さて、同図4に示されるように、この処理
にあっては先ず、内燃機関10の自動始動条件が成立し
たか否かが判断される(ステップS20)。この判断で
は、例えば、内燃機関10が自動停止状態にあるとの条
件下に、前記条件(1)〜(3)の内の1つでも満足さ
れなかった場合に自動始動条件が成立したと判定する。
なお、この条件(1)〜(3)は、前記自動停止条件に
て用いた各条件と同じ内容としたが、これに限らず、条
件(1)〜(3)以外の条件を設定しても良く、また条
件(1)〜(3)の内のいくつかに絞っても良い。
【0054】そして、自動始動条件が成立していると判
断される場合には(ステップS20:YES,図5中の
タイミングt1)、その後において、上記プーリセンサ
34から「オン」信号が出力されているか否かが監視さ
れる(ステップS21)。そして、「オン」信号の出力
が確認されると(ステップS21:YES,図5中のタ
イミングt2)、前記電磁コイル22が通電駆動される
(ステップS22)。すなわちこのとき、クラッチ機構
40を介して、クランク軸11とプーリ32とが駆動連
結される。
【0055】一方、自動始動条件が成立していないと判
断される場合(ステップS20:NO)、若しくは自動
始動条件が成立している場合であってもプーリセンサ3
4の出力が「オフ」信号である場合には(ステップS2
1:NO)、本処理が一旦終了される。
【0056】プーリ32とクランク軸11との連結に際
し、このようにしてバランス調整穴33がクランク軸1
1の軸心に対してプーリ32の重心偏倚方向になったタ
イミングでクラッチ機構40を連結動作させることによ
り、上記バランス調整穴33が必ず上述の位置(図3に
示す位置)にある状態で、プーリ32とクランク軸11
とが連結されるようになる。
【0057】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、以下に記載する効果が得られるようになる。 (1)クランク軸11とプーリ32との連結に際し、同
プーリ32の回転中心からの重心偏倚を補償することが
できるようになる。従って、プーリ32の重心が回転中
心から偏倚した状態でクランク軸11に連結されること
に起因する同クランク軸11のぶれの発生を好適に抑制
することができるようになり、ひいてはドライバビリテ
ィの悪化を抑制することができるようになる。
【0058】(2)上記重心偏倚の補償をバランス調整
穴33の形成のみによって行うこととしたため、その実
現も容易である。なお、上記各実施の形態は、以下のよ
うに変更して実施してもよい。
【0059】・上記第1の実施の形態では、内燃機関1
0の自動停止に際し、クランク軸11の回転位相が上記
停止回転位相CAtとなったときに同内燃機関10の駆
動を停止させることで、クランク軸11を上記静止回転
位相CAsにて静止させるようにした。これに加え、ク
ランク軸11が静止する位相を監視し、同位相が所定範
囲内に収まるまで、クランク軸11の駆動及び停止を繰
り返すようにしてもよい。こうした構成によれば、クラ
ンク軸11が静止する位相が、上記静止回転位相CAs
からずれる場合であっても、再度の内燃機関10の駆動
及び停止によって、その静止位置を好適な位置に修正す
ることができるようになる。
【0060】・上記第2の実施の形態では、プーリセン
サ34の出力が「オフ」信号から「オン」信号になった
ときに、電磁コイル22を通電駆動してクランク軸11
とプーリ32とを駆動連結するようにした。これを、内
燃機関10の回転速度に基づき推測されるプーリセンサ
34が「オン」信号を出力するタイミングや、電磁コイ
ル22,連結部43の動作遅れ等を加味した上で、電磁
コイル22を通電駆動するようにしてもよい。要は、プ
ーリ32に形成されるバランス調整穴33の位置が、同
プーリ32の重心の偏倚方向にあたる位置になったとき
に、精度よくクランク軸11とプーリ32とを駆動連結
することができればよい。
【0061】・上記各実施の形態では、クランク軸の連
結部及び同クランク軸に連結されるプーリの何れか一方
にバランス調整穴を形成するようにしたが、こうしたバ
ランス調整穴を、これら連結部及びプーリの双方に形成
するようにしてもよい。こうした構成によれば、連結に
伴ってプーリの重心が偏倚する分にあたる重量を、クラ
ンク軸及びプーリ双方に設けたバランス調整穴により軽
減することができるようになる。従って、クランク軸及
びプーリの何れか一方にバランス調整穴を形成する場合
と比較して、同バランス調整穴の形成の自由度を高める
ことができるようになる。また、その補償効果を助長す
ることができるようにもなる。
【0062】・また、バランス調整穴に代えて、クラン
ク軸の連結部や同クランク軸に連結されるプーリの肉厚
を調整するようにしてもよい。要は、何らかの軽量化構
造を呈していればよい。
【0063】・また、こうした軽量化構造に代えて、連
結部やプーリに、重りを取り付けたり、重りに相当する
肉厚部を設ける等の重量化構造を採用するようにしても
よい。この場合であっても、クラッチ機構を通じたプー
リとクランク軸との連結に際し、この重量化構造部がプ
ーリの重心偏倚方向と逆方向の位置に配置されるように
することで、上記各実施の形態と同様の効果を得ること
ができるようになる。
【0064】・更に、こうした軽量化構造部や重量化構
造部を、連結部やプーリの個々について、複数個設ける
ようにしてもよい。 ・また、これら軽量化構造部及び重量化構造部の双方が
同時に設けられる構成であってもよい。こうした構成に
よれば、プーリとクランク軸との連結に伴ってプーリの
重心が偏倚する方向の相対的な重量が、上記軽量化構造
部及び重量化構造部の双方により軽減されるようにな
る。またこの場合、軽量化構造部又は重量化構造部の何
れか一方のみを設ける場合と比較して、それら軽量化構
造部及び重量化構造部の形成の自由度を高めることがで
きるようにもなる。
【0065】・上記各実施の形態では、本発明にかかる
駆動力伝達装置を、内燃機関10と、同内燃機関10の
停止時その運転をアシストするとともに同内燃機関10
の運転時にクランク軸11の回転に基づき発電を行うモ
ータジェネレータ15とを備えた車両1に搭載するよう
にしたが、これに限らない。要は、本発明にかかる駆動
力伝達装置を、回転駆動源から出力される回転駆動力を
同駆動源にベルト等の駆動帯にて連結されるプーリ等の
回転体を介して出力軸に伝達する装置であって、これら
駆動源と出力軸との連結若しくは非連結を選択的に切り
替えるクラッチ機構を備える装置に適用すれば、回転体
の重心が回転中心から偏倚した状態で出力軸に連結され
ることに起因する同出力軸のぶれの発生を好適に抑制す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる駆動力伝達装置の第1の実施の
形態についてその要部断面構造を示す断面図。
【図2】内燃機関を自動停止する際の処理手順を示すフ
ローチャート。
【図3】本発明にかかる駆動力伝達装置の第2の実施の
形態についてその要部断面構造を示す断面図。
【図4】内燃機関を自動始動する際の処理手順を示すフ
ローチャート。
【図5】本実施の形態による内燃機関を再始動する処理
の一例を示すタイミングチャート。
【図6】従来の駆動力伝達装置についてその概略構成を
示すブロック図。
【図7】従来の駆動力伝達装置についてその要部断面構
造を示す断面図。
【図8】プーリにかかるベルト張力の合力を模式的に示
す略図。
【図9】プーリの固定位置のずれに伴うクランク軸のぶ
れを模式的に示す略図。
【符号の説明】
1…車両、10…内燃機関、11…クランク軸、12,
16,18,32…プーリ、14…ベルト、15…モー
タジェネレータ、17…エアーコンディショナー、19
…クランク角センサ、20,40,50…クラッチ機
構、21…ベアリング、22…電磁コイル、23,4
3,53…連結部、23a…ハブ部材、23b,43b
…アーマチャ部材、24…板バネ、25,33…バラン
ス調整穴、34…プーリセンサ、60…電子制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/06 F02D 29/06 L F16F 15/32 F16H 55/36 Z F16H 55/36 F16F 15/32 Z (72)発明者 志村 節 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 Fターム(参考) 3G093 AA16 BA02 BA33 CA02 CA08 DA01 DA06 DB05 DB15 EA03 EB08 EC02 FA01 FA07 FA12 3J031 BA08 CA03 3J049 AA04 BD09 BH02 CA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力軸と該出力軸にベアリングを介して同
    心配設される回転体との間に該回転体の側面からそれら
    出力軸及び回転体の連結/非連結を切り替えるクラッチ
    機構を備え、回転駆動源から適宜の駆動帯を介して前記
    回転体に付与される回転駆動力を前記クラッチ機構の連
    結動作に基づき前記出力軸に伝達する駆動力伝達装置に
    おいて、 前記出力軸及び回転体の連結時における前記回転体の回
    転中心からの重心偏倚を補償するバランサを設けたこと
    を特徴とする駆動力伝達装置。
  2. 【請求項2】前記バランサが、前記出力軸及び回転体の
    連結時に前記重心の偏倚方向を軽量化すべく前記回転体
    及び前記クラッチ機構の少なくとも一方に設けられた軽
    量化構造部である請求項1記載の駆動力伝達装置。
  3. 【請求項3】前記バランサが、前記出力軸及び回転体の
    連結時に前記重心の偏倚方向と逆方向を重量化すべく前
    記回転体及び前記クラッチ機構の少なくとも一方に設け
    られた重量化構造部である請求項1記載の駆動力伝達装
    置。
  4. 【請求項4】前記バランサが、前記出力軸及び回転体の
    連結時に前記重心の偏倚方向を軽量化すべく前記回転体
    及び前記クラッチ機構の少なくとも一方に設けられた軽
    量化構造部、及び同重心の偏倚方向と逆方向を重量化す
    べく前記回転体及び前記クラッチ機構の少なくとも一方
    に設けられた重量化構造部である請求項1記載の駆動力
    伝達装置。
  5. 【請求項5】前記出力軸が車載内燃機関のクランク軸で
    あり、前記回転駆動源が前記内燃機関の停止時その運転
    をアシストするとともに同内燃機関の運転時に前記クラ
    ンク軸の回転に基づき発電を行う車載モータジェネレー
    タである請求項1〜4のいずれかに記載の駆動力伝達装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270713A (ja) * 2008-05-10 2009-11-19 Dr Ing Hcf Porsche Ag 少なくとも1つの機械補助ユニット用の駆動デバイス
CN104154194A (zh) * 2014-08-15 2014-11-19 济南时代试金试验机有限公司 一种减速机输出轴加长装置
KR101619602B1 (ko) 2014-08-13 2016-05-10 현대자동차주식회사 더블매스플라이휠
IT202000009295A1 (it) * 2020-04-28 2021-10-28 Dayco Europe Srl Puleggia filtrante migliorata, sistema comprendente tale puleggia e relativo metodo di controllo

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