JP2002146752A - 法面遮水工の施工方法および遮水工施工装置 - Google Patents

法面遮水工の施工方法および遮水工施工装置

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JP2002146752A JP2000346740A JP2000346740A JP2002146752A JP 2002146752 A JP2002146752 A JP 2002146752A JP 2000346740 A JP2000346740 A JP 2000346740A JP 2000346740 A JP2000346740 A JP 2000346740A JP 2002146752 A JP2002146752 A JP 2002146752A
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water
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spread
garter
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JP2000346740A
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Kenji Shibata
健司 柴田
Masaki Yagi
正喜 八木
Ryota Akai
亮太 赤井
Takeshi Ishikawa
健 石川
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Obayashi Corp
Obayashi Road Corp
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Obayashi Corp
Obayashi Road Corp
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/30Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions

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  • Road Paving Machines (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的狭い敷地個所で、能率的な施工を可能
にすること。 【解決手段】 装置は、遮水材を法面B上に撒き出した
後に、締固めて遮水工を形成するものであって、装置本
体10と、ガーター12とを備えている。装置本体10
は、遮水材の供給部14,供給部14から供給される遮
水材を所定の幅に押し広げる撒出し部16,撒出し部1
6で押し広げられた遮水材を所定の厚みに敷き均す敷き
均し部18,敷き均し部18で敷き均された遮水材を締
固める締固め部20とを備えているので、これを法面B
の下端側から上端側に向けてガーター12に沿って、吊
上げ移動させながら作動させると、一連の遮水工形成工
程を1回の移動により行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、法面遮水工の施
工方法および遮水工施工装置に関し、特に、アスファル
ト混合物などの遮水材の撒出し,敷き均し,締固めを単
一の装置で一連の作業として行える法面遮水工の施工方
法および遮水工施工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダムや廃棄物処分場などの法面は、貯留
水や浸出水の地盤への浸透を防止すために、アスファル
ト混合物などの遮水材を用いて、遮水工を敷設する場合
がある。この種の遮水工は、通常、アスファルト混合物
などの遮水材を法面上に所定厚みに撒き出した後に、こ
れを転圧ローラや振動により締固めて遮水工を形成して
いる。
【0003】この種の遮水工の施工装置としては、例え
ば、ダムの法面上にアスファルト混合物を所定の厚みに
形成するダムフェーシング用のアスファルトフィニッシ
ャと呼ばれる装置が知られている。
【0004】図7,8は、ダムフェーシング用のアスフ
ァルトフィニッシャを用いてダム法面1に遮水工を形成
する場合の施工状態の一例を示している。同図に示した
アスファルトフィニッシャは、ダム法面1の上端側の平
坦面2上に設置されるウインチポータ3と、このウイン
チポータ3に吊下げ支持されたフィニッシャ本体4と、
フィニッシャ本体4に吊下げ支持された一次転圧ローラ
5とを備えている。
【0005】フィニッシャ本体4は、アスファルト混合
物の供給ホッパと、混合物の撒出しおよび敷き均し部と
を有している。ウインチポータ3には、混合物の供給用
バケット6が設けられていて、バケット6からダンパ車
6aに移送した混合物を、フィニッシャ本体4の供給ホ
ッパに投入するようになっている。
【0006】また、ウインチポータ3の側方には、二次
転圧ローラ7が吊下げ支持されている。さらに、ウイン
チポータ3の側方側には、クローラークレーン8により
吊下げ支持された三次転圧ローラ9が配置されている。
【0007】遮水工は、フィニッシャ本体4からアスフ
ァルト混合物を撒出して、所定の厚みに敷き均した後
に、一次転圧ローラ5で締固め、その後、二次および三
次転圧ローラ7,9でさらに締固めて斜面1上に形成さ
れる。
【0008】しかしながら、このような従来の法面遮水
工の施工方法および施工装置には、以下に説明する技術
的な課題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、図7,8に
示した従来の法面遮水工の施工方法および施工装置で
は、法面1の上端に寸法形状が大きなウインチポータ3
を設置するので、施工対象法面の周辺に設置個所を確保
することが困難な狭い敷地個所での施工が不可能であっ
た。
【0010】また、法面1上に撒き出されたアスファル
ト混合物を複数台の転圧ローラ5,7,9で複数回に亘
って締固めるので、施工能率が余り良好とはいえなかっ
た。
【0011】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、比
較的狭い敷地個所で、能率的な施工が可能になる法面遮
水工の施工方法および遮水工施工装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、アスファルト混合物などの遮水材を法面
上に所定厚みに敷き均した後に、これを締固めて形成す
る法面遮水工の施工方法において、前記法面の下端と上
端との間を跨ぐようにして、前記法面上にガーターを渡
設し、前記遮水材の供給部,前記供給部から供給される
遮水材を所定の幅に押し広げる撒出し部,前記撒出し部
で押し広げられた遮水材を所定の厚みに敷き均す敷き均
し部,前記敷き均し部で敷き均された遮水材を締固める
締固め部とを備え、前記法面に沿って移動可能な施工装
置本体を前記ガーターに吊下げ支持し、前記施工装置本
体を前記法面の下端側から上端側に向けて吊上げ移動さ
せながら前記法面遮水工を形成するようにした。このよ
うに構成した法面遮水工の施工方法によれば、ガーター
に吊下げ支持される施工装置本体は、遮水材の供給部,
供給部から供給される遮水材を所定の幅に押し広げる撒
出し部,撒出し部で押し広げられた遮水材を所定の厚み
に敷き均す敷き均し部,敷き均し部で敷き均された遮水
材を締固める締固め部とを備えているので、これを法面
の下端側から上端側に向けて吊上げ移動させながら作動
させると、一連の遮水工形成工程を1回の移動により行
うことができる。また、本発明は、アスファルト混合物
などの遮水材を法面上に所定厚みに敷き均した後に、こ
れを締固めて法面遮水工を形成する遮水工施工装置にお
いて、前記施工装置は、前記遮水材の供給部,前記供給
部から供給される遮水材を所定の幅に押し広げる撒出し
部,前記撒出し部で押し広げられた遮水材を所定の厚み
に敷き均す敷き均し部,前記敷き均し部で敷き均された
遮水材を締固める締固め部とを備え、前記法面に沿って
移動自在に設置差される装置本体と、前記法面の下端と
上端との間を跨ぐようにして、前記法面上に渡設設置さ
れるガーターとを有し、前記施工装置本体を前記ガータ
ーに吊下げ支持し、これを前記法面の下端側から上端側
に向けて吊上げ移動させながら前記法面遮水工を形成す
るようにした。このように構成した遮水工施工装置によ
れば、遮水材の供給部,供給部から供給される遮水材を
所定の幅に押し広げる撒出し部,撒出し部で押し広げら
れた遮水材を所定の厚みに敷き均し部,敷き均し部で敷
き均された遮水材を締固める締固め部とを備え、法面に
沿って移動自在に設置される装置本体と、法面の下端と
上端との間を跨ぐようにして、法面上に渡設設置される
ガーターとを有し、施工装置本体をガーターに吊下げ支
持しているので、法面の上端側の敷地が狭い場合でも、
施工装置を設置することができる。前記ガーターは、そ
の上下端に、前記ガーターを前記法面と直交する方向に
移動させる移動走行部を設けることができる。この構成
によれば、施工装置本体を法面の下端側から上端側に向
けて吊上げ移動させながら所定幅の法面遮水工を形成し
た後に、移動走行部によりガーターを法面と直交する方
向に移動させた後に、同じ操作を繰り返すことで、任意
の面積の法面に遮水工を形成することができる。前記装
置本体の撒出し部および敷き均し部,締固め部は、その
施工幅が可変に構成することができる。この構成によれ
ば、法面の端部などで遮水工の幅調整が可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1か
ら図6は、本発明にかかる法面遮水工の施工方法および
遮水工施工装置の一実施例を示している。
【0014】同図に示した遮水工施工装置は、アスファ
ルト混合物などの遮水材Aを法面B上に撒き出した後
に、締固めて遮水工Cを形成するものであって、装置本
体10と、ガーター12とを備えている。
【0015】装置本体10は、本体フレーム13と、ア
スファルト混合物などの遮水材Aの供給部14と、撒出
し部16と、敷き均し部18と、締固め部20と、走行
部22と、支持部24とを備えている。
【0016】供給部14は、本体フレーム13の前方に
設置されたホッパ14aと、シリンダ14bとを備えて
いる。ホッパ14aは、一端下部が本体フレーム13に
ピン14cを介して、揺動自在に支持されていて、他端
下部に設けられたシンリダ14bを伸縮させることによ
り、上下方向に揺動するようになってい。
【0017】シリンダ14bは、ホッパ14a内に収容
されている遮水材Aの残量が少なくなった時に作動さ
れ、シリンダ14bを伸長させて、ホッパ14aの前端
側を上方に揺動させると、遮水材Aの払出しが容易に行
える。
【0018】なお、ホッパ14aは、その内面側にヒー
タなどの保温手段を設けておくと、遮水材Aにアスファ
ルト混合物を用いる場合には、混合物の温度低下を防ぐ
ことができる。
【0019】撒出し部16は、本体フレーム13の後方
下部に配置され、同軸上に配列された一対のスクリュー
コンベア16a,16bを備えている。各スクリューコ
ンベア16a,16bは、旋回羽が法面Bなど着底面か
ら若干上方に離間した位置にあって、その旋回駆動の障
害とならないようになっている。
【0020】この撒出し部16では、スクリューコンベ
ア16a,16bのほぼ中央部に、ホッパ14から供給
される遮水材Aを、各コンベア16a,16bの軸方向
に沿って、所定の幅になるように左右方向に押し広げ
る。
【0021】なお、本実施例の一対のスクリューコンベ
ア16a,16bは、図6に矢印で示すように、各軸方
向移動の範囲が可変に構成されていいて、一対のスクリ
ューコンベア16a,16bを軸方向に移動させて、遮
水材Aを押し広げることで、撒き出す遮水材Aの幅が変
更できるようになっている。
【0022】敷き均し部18は、撒出し部16の後方に
配置され、撒出し部16で押し広げられた遮水材Aを所
定の厚みに敷き均すものであって、一対の支持アーム1
8aと、一対の敷き均し部材18b,18cと、敷き均
し部材18b,18cの操作ハンドル18dとを備えて
いる。
【0023】一対の支持アーム18aは、本体フレーム
13の下部から後方に延設され、前後に隣接配置された
一対の敷き均し部材18b,18cの前端側が、ピン1
8eを介して揺動自在に支持されている。
【0024】操作ハンドル18dは、支持アーム18a
の後端側に螺着されていて、その先端が敷き均し部材1
8cの上面側に固設され、この構成により、各敷き均し
部材18b,18cは、法面Bなどの着底面から上方に
所定の間隔を隔てて離間支持され、この離間間隔は、操
作ハンドル18dを回動することにより任意に調整され
る。
【0025】なお、本実施例の場合、前後方向に隣接配
置された一対の敷き均し部材18b,18cは、図6に
に矢印で示すように、各軸方向移動が可能に構成されて
いて、一対の敷き均し部材18b,18cを軸方向に移
動させて、遮水材Aを敷き均すことで、敷き均す遮水材
Aの幅が可変になっている。
【0026】締固め部20は、敷き均し部18で所定厚
みに敷き均された遮水材Aを締固めて所定透水係数の遮
水工Cとするものであって、敷き均し部18の後部に配
置されている。
【0027】本実施例の締固め部20は、支持枠20a
と、一対の転動ローラ20b,20cとを備えている。
支持枠20aは、ほぼ正方形に形成された枠体であっ
て、一端側が敷き均し部18の支持アーム18aの後端
にピン20dを介して揺動自在に結合されている。
【0028】また、この支持枠20aの他端側には、本
体フレーム13上に設置されたウインチ20eに捲回さ
れたワイヤ20fが係止されている。一対の転動ローラ
20b,20cは、ほぼ同じ長さを有する同一構成のも
のであって、前後方向に隣接設置されて支持枠20aに
回転自在に支持されている。
【0029】このように構成した締固め部20では、ウ
インチ20eを作動させることにより、転動ローラ20
b,20cの着底面からの離間間隔が変化し、これによ
り遮水材Aの締固め厚みの調整が可能になっている。
【0030】また、本実施例の場合には、前後方向に隣
接配置された一対の転動ローラ20b,20cは、図6
に矢印で示すように、各軸方向移動が可能に構成されて
いいて、一対の転動ローラ20b,20cを軸方向に移
動させて、遮水材Aを締固めることで、形成する遮水工
Cの幅が可変になっている。
【0031】なお、一対の転動ローラ20b,20c
は、その自重だけで締固める場合だけでなく、例えば、
油圧ジャッキなどの付勢手段を併用することが、締固め
エネルギーを増強することも可能であり、このような付
勢手段を設けると、転動ローラ20b,20c自体の重
量が軽くても、必要な締固め力を確保することができ
る。
【0032】走行部22は、装置本体10を法面B上で
移動可能にするものであって、本実施例の場合には、無
軌道式の複帯構造のものが採用されている。支持部24
は、図4に示すように、ガーター12に嵌合され、ガー
ター12に沿って転動する複数のローラ24aと、支持
ポスト24bとを備えている。
【0033】ローラ24aは、支持フレーム13の上方
にあって、フレーム13の長手方向に所定の間隔を隔て
て4個設けられていて、回転軸部24cの両端に一対ず
つが回転自在に支持されており、回転軸部24cの両端
側は、下端が本体フレーム132固設された一対の支持
ポスト24bにより支持されている。
【0034】一方、ガーター12は、図1に示すよう
に、法面Bの下端に設けられた下平坦部B1と、上端に
設けられた上平坦部B2との間を跨ぐようにして、法面
B上に平行になるように渡設されている。
【0035】本実施例のガーター12は、両側下部に配
置された一対の下ビーム12aと、両側上部に配置され
た一対の上ビーム12bと、これらのビーム12a,1
2b間に斜交するように配置された複数のトラス材12
cとを備えていて、ガーター12の下端側は、下平坦部
B1と平行になるように略逆へ字状に屈曲形成されてい
る。
【0036】ガーター12の下端側の上部には、装置本
体10の吊上げ用ウインチ26が設置されている。この
ウインチ26のドラムに巻回されているワイヤー28
は、ガーター12の適宜位置に設置された複数のガイド
シーブ30を介在させて、ガーター12の長手軸方向に
沿って延び、装置本体10のホッパ14aの上端に結合
されている。
【0037】この構成により、ウインチ26を駆動させ
て、ワイヤー28を巻き取ると、装置本体10は、ガー
ター12の長手方向に沿って、吊上げ移動するととも
に、ワイヤー28を巻き戻すと、ガーター12の長手方
向に沿って、吊下げ移動する。
【0038】また、ガーター12の上下端には、ガータ
ー12を法面Bと直交する方向に移動させる移動走行部
32が設けられている。
【0039】本実施例の移動走行部32は、ガーター1
2の端部に垂設された脚部32aと、脚部32aの下端
側に下端側に回転自在に支持された車輪32bと、車輪
32bの駆動モータ(図示省略)などを備えている。
【0040】なお、図1には、ガーター12の上端側に
配置され、上平坦部B2上を走行する移動走行部32し
か示していないが、同じ構成の移動走行部32は、ガー
ター12の下端側にも配置されていて、下平坦部B1上
も走行するようになっている。
【0041】また、この移動走行部32は、上,下平坦
部B2,B1上にガイドレールを敷設して、このガイド
レール上を車輪32bで走行させることや、または、車
輪32bを廃止して、装置本体10と同様な副帯式の走
行構造を採用することも可能である。
【0042】以上のように構成された遮水工施工装置で
法面B上に遮水工Cを形成する際には、まず、図1に示
すように、ガーター12が施工対象法面B上に渡設され
る。このとき、装置本体10は、ウインチ26の操作に
より、下平坦面B1上に移動させられ、この場所で遮水
材Aが供給部14のホッパ14A内に投入される。
【0043】なお、この装置本体10の移動に際して
は、敷き均し部18および締固め部20は、操作ハンド
ル18dの回動操作やウインチ20eの巻き上げ駆動に
より、それぞれ移動の支障とならない位置に上方離間さ
れている。
【0044】そして、ウインチ26を駆動して、ワイヤ
28より装置本体10を吊下げ支持しつつ、これをガー
ター12の長手軸に沿うようにして、法面B上を上方移
動させながら、装置本体10の供給部14,撒出し部1
6,敷き均し部18および締固め部20を作動させる。
【0045】すなわち、供給部14のホッパ14aから
排出供給された遮水材aは、撒出し部16のスクリュー
コンベア16a,16bにより、所定の幅に押し広げら
れ、その後、敷き均し部18の敷き均し部材18b,1
8cの下方を通過することにより、所定の厚みに敷き均
され、しかる後に、締固め部20の転動ローラ20b,
20cにより締固められて、所定の遮水工Cが形成され
る。
【0046】なお、このような遮水工Cを形成する際に
は、形成しようとする遮水工Cの厚みに応じて、敷き均
し部18および締固め部20は、操作ハンドル18dの
回動操作やウインチ20eの巻き上げ駆動により、それ
ぞれ離間間隔が予め調整される。
【0047】さて、以上のように構成した施工方法によ
れば、ガーター12に吊下げ支持される施工装置本体1
0は、遮水材Aの供給部14,供給部14から供給され
る遮水材Aを所定の幅に押し広げる撒出し部16,撒出
し部16で押し広げられた遮水材Aを所定の厚みに敷き
均す敷き均し部18,敷き均し部18で敷き均された遮
水材Aを締固める締固め部20とを備えているので、こ
れを法面Bの下端側から上端側に向けて吊上げ移動させ
ながら作動させると、一連の遮水工形成工程を1回の移
動により行うことができる。
【0048】このため、従来の遮水工の施工方法のよう
に、締固めを複数回に分けて行う必要がないので、施工
能率が向上する。
【0049】この場合、ガーター12の設置角度は、法
面Bに合せて任意に設定することができるので、任意の
勾配の法面で遮水工Cを形成することができる。
【0050】また、上記構成の遮水工施工装置によれ
ば、遮水材Aの供給部14,供給部14から供給される
遮水材Aを所定の幅に押し広げる撒出し部16,撒出し
部16で押し広げられた遮水材Aを所定の厚みに敷き均
す敷き均し部18,敷き均し部18で敷き均された遮水
材Aを締固める締固め部20とを備え、法面Bに沿って
移動自在に設置される装置本体10と、法面Bの下端と
上端との間を跨ぐようにして、法面B上に渡設設置され
るガーター12とを有し、施工装置本体10をガーター
12に吊下げ支持しているので、法面Bの上端側の敷地
が狭い場合でも、施工装置を設置することができる。
【0051】また、本実施例のガーター12は、その上
下端に、ガーター12をB法面と直交する方向に移動さ
せる移動走行部32を設けているので、施工装置本体1
0を法面Bの下端側から上端側に向けて吊上げ移動させ
ながら所定幅の法面遮水工Cを形成した後に、移動走行
部32によりガーター12を法面Bと直交する方向に移
動させた後に、同じ操作を繰り返すことで、任意の面積
の法面Bに遮水工Cを形成することができる。
【0052】さらに、本実施例の施工装置では、装置本
体10の撒出し部16および敷き均し部18,締固め部
20は、その施工幅が可変に構成されているので、法面
Bの端部などで形成する遮水工Cの幅調整が可能にな
る。
【0053】なお、上記実施例で示したガーター12
は、遮水工Cを形成する法面Bの長さに合せて、その軸
方向の長さの変更が、例えば、一部の取外しないしは付
加により可能に構成することができ、このような構成を
採用すると、任意の長さの法面Bに適用することができ
る。
【0054】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かかる法面遮水工の施工方法および遮水工施工装置によ
れば、比較的狭い敷地個所で、能率的な施工が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる法面遮水工の施工方法および遮
水工施工装置の一実施例を示す装置設置状態の側面説明
図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図2の要部拡大図である。
【図6】図5の上面図である。
【図7】従来の法面遮水工の施工装置の設置状態の平面
図である。
【図8】図7の要部側面図である。
【符号の説明】
10 装置本体 12 ガーター 14 供給部 16 撒出し部 18 敷き均し部 20 締固め部 A 遮水材 B 法面 C 遮水工
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 正喜 埼玉県川越市南台1−10−4 株式会社大 林組東京機械工場内 (72)発明者 赤井 亮太 埼玉県川越市南台1−10−4 株式会社大 林組東京機械工場内 (72)発明者 石川 健 埼玉県久喜市清久町6−5 大林道路株式 会社技術センター内 Fターム(参考) 2D052 AA03 AC02 AC08 BB01 BD03 4D004 AA46 BB04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスファルト混合物などの遮水材を法面
    上に所定厚みに敷き均した後に、これを締固めて形成す
    る法面遮水工の施工方法において、 前記法面の下端と上端との間を跨ぐようにして、前記法
    面上にガーターを渡設し、 前記遮水材の供給部,前記供給部から供給される遮水材
    を所定の幅に押し広げる撒出し部,前記撒出し部で押し
    広げられた遮水材を所定の厚みに敷き均す敷き均し部,
    前記敷き均し部で敷き均された遮水材を締固める締固め
    部とを備え、前記法面に沿って移動可能な施工装置本体
    を前記ガーターに吊下げ支持し、 前記施工装置本体を前記法面の下端側から上端側に向け
    て吊上げ移動させながら前記法面遮水工を形成すること
    を特徴とする法面遮水工の施工方法。
  2. 【請求項2】 アスファルト混合物などの遮水材を法面
    上に所定厚みに敷き均した後に、これを締固めて法面遮
    水工を形成する遮水工施工装置において、 前記施工装置は、前記遮水材の供給部,前記供給部から
    供給される遮水材を所定の幅に押し広げる撒出し部,前
    記撒出し部で押し広げられた遮水材を所定の厚みに敷き
    均す敷き均し部,前記敷き均し部で敷き均された遮水材
    を締固める締固め部とを備え、前記法面に沿って移動自
    在に設置差される装置本体と、 前記法面の下端と上端との間を跨ぐようにして、前記法
    面上に渡設設置されるガーターとを有し、 前記施工装置本体を前記ガーターに吊下げ支持し、これ
    を前記法面の下端側から上端側に向けて吊上げ移動させ
    ながら前記法面遮水工を形成することを特徴とする遮水
    工施工装置。
  3. 【請求項3】 前記ガーターは、その上下端に、前記ガ
    ーターを前記法面と直交する方向に移動させる移動走行
    部を有することを特徴とする請求項1記載の遮水工施工
    装置。
  4. 【請求項4】 前記装置本体の撒出し部および敷き均し
    部,締固め部は、その施工幅が可変に構成されているこ
    とを特徴とする請求項3記載の遮水工施工装置。
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