JP2002145584A - フック接地検出装置 - Google Patents
フック接地検出装置Info
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Abstract
し、フックの巻下げ等のワイヤロープが弛む操作を行う
オペレータに対して警報を発したり、クレーンの作動を
停止させることにより、未然に乱巻を防止する。 【解決手段】 クレーンのブーム10の先端部に、ワイ
ヤロープ12の端末を連結するワイヤソケット17を回
動自在に軸支し、このワイヤソケット17に回り止め用
爪18を設けると共に、フック13を吊下げた状態でワ
イヤソケット17の回り止め用爪18と当接して荷重を
検出し、フック13の接地により検出荷重が減少すると
警報またはクレーン作動の自動停止信号を出力する荷重
検出器20を設ける。
Description
が地面や荷台等の上に当接して所謂接地状態となった場
合に、ワイヤロープの乱巻きが生ずるのを防止するため
のフック接地検出装置に関するものである。
10の先端部11からワイヤロープ12でフック13を
吊下し、ブーム10を伸縮、起伏し、荷を掛けたフック
13を巻上げ、巻下げして荷役作業を行う。このような
クレーンにおいて、フック13の巻下げ、ブーム10の
倒伏、ブーム10の縮小等のフック13を下方に移動さ
せる操作によって、フック13が接地した場合に、その
ままその操作を継続すると、ワイヤロープ12は、フッ
ク13に働く重力によって与えられていた張力がなくな
るため弛んでしまい、ウインチドラム14に巻き取られ
ているワイヤロープ12の乱巻きを引き起こすおそれが
ある。
状態でフック13の巻下げ操作を行った場合には、ウイ
ンチドラム14がワイヤロープ12の弛む方向に回転し
続けるため、他の操作に比べて著しくワイヤロープ12
が弛み、乱巻きを引き起しやすい。ウインチドラム14
にワイヤロープ12の乱巻きが生じたまま、クレーン作
業を行うと、ワイヤロープ12に損傷を生じ、寿命が短
くなる。
4の乱巻きになった部分のワイヤロープ12を完全に繰
り出した後、フック13に荷を吊るか、あるいは人がフ
ック13を持って引っ張る等の手段によってワイヤロー
プ12に張力を加えながら巻上げ操作を行って、再度ウ
インチドラム14にワイヤロープ12を正しく巻き取り
直す必要がある。
うに乱巻きを生じたワイヤロープ12を修正するのは極
めて面倒で手間のかかる作業であるので、乱巻きを引き
起こさないように操作することが望ましい。本発明は、
クレーンにおける上記問題を解決するものであって、フ
ックが接地したとき、直ちに接地を検出し、フックの巻
下げ、ブームの倒伏、ブームの縮小等のワイヤロープが
弛む操作を行っているオペレータに対して警報を発した
り、クレーンの作動を停止させることにより、未然に乱
巻を防止することのできるフック接地検出装置を提供す
ることを目的とする。
のフック接地検出装置は、クレーンのブームの先端部
に、ワイヤロープの端末を連結するワイヤソケットを回
動自在に軸支し、このワイヤソケットに回り止め用爪を
設けると共に、フックを吊下げた状態でワイヤソケット
の回り止め用爪と当接して荷重を検出し、フックの接地
により検出荷重が減少すると警報信号またはクレーン作
動の自動停止信号を出力する荷重検出器を設けることに
より上記課題を解決している。
出器が、フックを吊下げた状態でフックの荷重を検出
し、フックの接地により検出荷重が減少すると警報また
はクレーン作動の自動停止信号を出力するので、オペレ
ータが警報によりフックの巻下げ、ブームの倒伏、ブー
ムの縮小等のワイヤロープが弛む操作を中止するか、ク
レーン作動を自動停止することでワイヤロープが弛まな
いようにすることができる。従って、未然に乱巻が防止
される。
接地検出装置において、荷重検出器に代えて、フックを
吊下げた状態でワイヤソケットの回り止め用爪と当接す
るストッパと、フックの接地により荷重が減少すると回
り止め用爪をストッパから離隔させるスプリングと、回
り止め用爪の離隔により切り換えられ警報信号またはク
レーン作動の自動停止信号を出力するスイッチとを設け
ている。
クの接地により荷重が減少するとスプリングが回り止め
用爪をストッパから離隔させ、これによりスイッチが切
り換えられて警報信号またはクレーン作動の自動停止信
号を出力するので、オペレータが警報によりフックの巻
下げ、ブームの倒伏、ブームの縮小等のワイヤロープが
弛む操作を中止するか、クレーン作動を自動停止するこ
とができる。従って、未然に乱巻が防止される。
あるフック接地検出装置の側面図、図2はフック接地検
出装置のフックが接地した状態を示す説明図である。フ
ック接地検出装置1が設けられているクレーンは、ブー
ム10の先端部11からワイヤロープ12でフック13
を吊下し、ブーム10を伸縮、起伏し、荷を掛けたフッ
ク13を巻上げ、巻下げして荷役作業を行う。
ソケット17が滑車用のピン16で回動自在に軸支され
ており、先端部11に設けた滑車(図示略)とフック1
3に設けた滑車15とに掛け回されたワイヤロープ12
の端末が、このワイヤソケット17に連結されている。
このワイヤソケット17には、上部に回り止め用爪18
が設けられている。
3に働く重力によってワイヤロープ12に張力が与えら
れるので、ワイヤソケット17はピン16を中心として
図上反時計方向に回動しようとする。ブーム10の先端
部11には、回り止め用フック18と当接してこのワイ
ヤソケット17の回動を阻止し、荷重を検出するよう
に、荷重検出器20が設けられている。荷重検出器20
はロードセル等の荷重センサーを備えている。
した場合、荷重検出器20の検出荷重は、フック13が
吊下された状態における荷重より小さくなる。そこで、
荷重検出器20は、検出荷重の値が所定値より小さくな
ると、フック13が接地したものと判断してクレーンに
設けられている警報器(図示略)に警報信号を出力し、
音や光等を用いた警報を発することにより、オペレータ
に注意を促す。オペレータはこの警報により、フック1
3の巻下げ、ブーム10の倒伏、ブーム10の縮小等の
フック13を下方に移動させる操作を直ちに停止する。
従って、未然に乱巻が防止される。
号とともに、荷重検出器20からクレーン作動の自動停
止信号を出力し、この信号でクレーンに装備されている
アンロード回路(図示略)を作動させ、フック13の巻
下げ、ブーム10の倒伏、ブーム10の縮小等によるフ
ック13の下方移動を自動的に停止させるように構成す
ることもできる。
クレーンを自動停止させる安全装置を装備している場合
には、荷重検出器20からクレーン作動の自動停止信号
を安全装置に出力するように構成してもよい。図3は、
本発明の他の実施の形態であるフック接地検出装置の側
面図、図4はフック接地検出装置のフックが接地した状
態を示す説明図である。
ケット17がブーム10の先端部11に滑車用のピン1
6で回動自在に軸支されており、ワイヤロープ12の端
末が、このワイヤソケット17に連結されている。この
ワイヤソケット17には、上部に回り止め用爪18が設
けられている。フック13を吊下した状態では、フック
13に働く重力によってワイヤロープ12に張力が与え
られるので、ワイヤソケット17はピン16を中心とし
て図上反時計方向に回動しようとする。
フック18と当接してこのワイヤソケット17の回動を
阻止するストッパ30が設けられている。ストッパ30
内には回り止め用爪18をストッパ30から離隔させる
方向(図上右方)に押すスプリング31が設けられてお
り、フック13の接地により荷重が減少すると回り止め
用爪18をストッパ30から離隔させるようになってい
る。
ミットスイッチ32がストッパ30の上部に設けられて
おり、フック13が吊下された状態では、そのレバー3
3が回り止め用フック18に押されてリミットスイッチ
32はonとなっている。フック13の接地により荷重が
減少すると、図4に示すように、スプリング31が回り
止め用爪18を押してストッパ30から離隔させるの
で、リミットスイッチ32のレバー33も回り止め用爪
18から離れてノーマル位置に戻り、リミットスイッチ
32がoff となる。フック接地検出装置30は、リミッ
トスイッチ32がoff になると、クレーンに設けられて
いる警報器(図示略)に警報信号を出力し、音や光等を
用いた警報を発することにより、オペレータに注意を促
す。オペレータはこの警報により、フック13の巻下
げ、ブーム10の倒伏、ブーム10の縮小等のフック1
3を下方に移動させる操作を直ちに停止する。従って、
未然に乱巻が防止される。
に、リミットスイッチ32off でクレーン作動の自動停
止信号を出力し、この信号でクレーンに装備されている
アンロード回路(図示略)を作動させ、フック13の巻
下げ、ブーム10の倒伏、ブーム10の縮小等によるフ
ック13の下方移動を自動的に停止させるように構成す
ることもできる。
クレーンを自動停止させる安全装置を装備している場合
には、リミットスイッチ32off でクレーン作動の自動
停止信号を安全装置に出力するように構成してもよい。
地検出装置は、フックが接地したとき、直ちに接地を検
出し、フックの巻下げ、ブームの倒伏、ブームの縮小等
のワイヤロープが弛む操作を行っているオペレータに対
して警報を発したり、クレーンの作動を停止させること
により、未然に乱巻を防止することができる。
置の側面図である。
状態を示す説明図である。
装置の側面図である。
状態を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 クレーンのブームの先端部に、ワイヤロ
ープの端末を連結するワイヤソケットを回動自在に軸支
し、該ワイヤソケットに回り止め用爪を設けると共に、
フックを吊下した状態でワイヤソケットの回り止め用爪
と当接して荷重を検出し、フックの接地により検出荷重
が減少すると警報信号またはクレーン作動の自動停止信
号を出力する荷重検出器を設けたことを特徴とするフッ
ク接地検出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のフック接地検出装置にお
いて、荷重検出器に代えて、フックを吊下げた状態でワ
イヤソケットの回り止め用爪と当接するストッパと、フ
ックの接地により荷重が減少すると回り止め用爪をスト
ッパから離隔させるスプリングと、回り止め用爪の離隔
により切り換えられ警報信号またはクレーン作動の自動
停止信号を出力するスイッチとを設けたことを特徴とす
るフック接地検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000342286A JP4757996B2 (ja) | 2000-11-09 | 2000-11-09 | フック接地検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000342286A JP4757996B2 (ja) | 2000-11-09 | 2000-11-09 | フック接地検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002145584A true JP2002145584A (ja) | 2002-05-22 |
JP4757996B2 JP4757996B2 (ja) | 2011-08-24 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP4757996B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017197339A (ja) * | 2016-04-27 | 2017-11-02 | 株式会社日向製錬所 | 焼鉱搬送クレーン設備におけるワイヤロープの弛み防止方法 |
CN114059793A (zh) * | 2021-12-01 | 2022-02-18 | 成都理工大学 | 一种土木工程建筑结构加固装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6298693U (ja) * | 1985-12-11 | 1987-06-23 | ||
JPS62124991U (ja) * | 1986-01-29 | 1987-08-08 | ||
JPH09278382A (ja) * | 1996-04-16 | 1997-10-28 | Aichi Corp | クレーンのワイヤ乱巻防止装置 |
-
2000
- 2000-11-09 JP JP2000342286A patent/JP4757996B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114059793B (zh) * | 2021-12-01 | 2022-11-18 | 成都理工大学 | 一种土木工程建筑结构加固装置 |
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---|---|
JP4757996B2 (ja) | 2011-08-24 |
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