JP2002145572A - スプレッダ装置 - Google Patents

スプレッダ装置

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JP2002145572A
JP2002145572A JP2000339759A JP2000339759A JP2002145572A JP 2002145572 A JP2002145572 A JP 2002145572A JP 2000339759 A JP2000339759 A JP 2000339759A JP 2000339759 A JP2000339759 A JP 2000339759A JP 2002145572 A JP2002145572 A JP 2002145572A
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container
accumulator
piston rod
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Akira Matsumoto
朗 松本
Setsuyoshi Iijima
節善 飯島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手をかけずに、コンテナ等の荷を容易に吊
上げることが可能なスプレッダ装置を提供する。 【解決手段】 スプレッダ本体に、ツイストロックを回
動させるシリンダ装置18と、シリンダ装置18に作動
油を供給するアキュムレータ22と、シリンダ装置18
から排出された作動油をアキュムレータ22に送り込む
油圧源供給手段24と、シリンダ装置18を作動させて
ツイストロックを係合位置と離脱位置とに切換える切換
手段25とが設けられ、切換手段25は、コンテナが吊
上げられる際、吊り孔に挿入されたツイストロックを離
脱位置から係合位置に切換え、かつ、吊上げたコンテナ
が下ろされた際、吊り孔に挿入されたツイストロックを
係合位置から離脱位置に切換えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナ等の荷を
吊り上げる際に用いられるスプレッダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図14,図15に示すように、コ
ンテナ71をフック式のクレーン(図示せず)で吊り上
げる場合、複数本のワイヤロープ73の先端にシャック
ル74を取付けた吊り具75が使用されている。すなわ
ち、コンテナ71の上部四隅には上面と一側面とに開口
する吊り孔76が形成されている。各ワイヤロープ73
をクレーンのフック77に掛け、各シャックル74を各
吊り孔76に挿通することによって、各ワイヤロープ7
3をコンテナ71に接続する。その後、フック77を巻
き上げることによって、コンテナ71を吊り上げてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、コンテナ71を吊り上げる際、複数のシャ
ックル74を各吊り孔76に挿通して装着し、各ワイヤ
ロープ73をコンテナ71に接続する必要がある。ま
た、吊り上げたコンテナ71をトラックや地面等に下ろ
した場合、複数のシャックル74を各吊り孔76から脱
抜して、各ワイヤロープ73をコンテナ71から外す必
要がある。したがって、上記のようなシャックル74の
着け外し操作を行なうために、人手を要するといった問
題があった。
【0004】本発明は、人手をかけずに、コンテナ等の
荷を容易に吊り上げることが可能なスプレッダ装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本第1発明は、荷を吊り上げるスプレッダ装置であ
って、スプレッダ本体に、上記荷の被係合孔に対して挿
脱自在な係合体が設けられ、上記係合体は、被係合孔に
対して係合する係合位置と離脱する離脱位置とに回動自
在に構成され、上記スプレッダ本体に、上記係合体を回
動させる駆動用シリンダ装置と、この駆動用シリンダ装
置に作動流体を供給するアキュムレータと、上記駆動用
シリンダ装置から排出された作動流体を上記アキュムレ
ータに送り込む動力源供給手段と、上記駆動用シリンダ
装置を作動させて係合体を係合位置と離脱位置とに切り
換える切換手段とが設けられ、上記切換手段は、荷が吊
り上げられる際、被係合孔に挿入された係合体を離脱位
置から係合位置に切り換え、かつ、吊り上げた荷が下ろ
された際、被係合孔に挿入された係合体を係合位置から
離脱位置に切り換えるものである。
【0006】これによると、スプレッダ本体をクレーン
等で吊り上げた状態で、このスプレッダ本体を下降させ
ることによって、係合体を被係合孔に挿入する。この状
態で荷を吊り上げる際、切換手段が駆動用シリンダ装置
を作動させて係合体を離脱位置から係合位置に切り換え
る。これにより、係合体が被係合孔に係合するため、ス
プレッダ本体が荷に接続される。そして、クレーン等で
スプレッダ本体を上昇させることによって、スプレッダ
本体と共に荷が吊り上げられる。
【0007】その後、吊り上げた荷をトラックや地面等
に下ろした際、切換手段が駆動用シリンダ装置を作動さ
せて係合体を係合位置から離脱位置に切り換える。これ
により、係合体が被係合孔から離脱し、クレーン等でス
プレッダ本体を上昇させることによって、係合体が被係
合孔から上方へ脱抜し、スプレッダ本体が荷の上方へ分
離する。
【0008】上記のように、切換手段によって係合体を
自動的に係合位置と離脱位置とに切り換えているため、
従来のように人手を要することはない。また、駆動用シ
リンダ装置に供給される作動流体はアキュムレータ内に
蓄えられているため、作動流体をスプレッダ本体の外部
から駆動用シリンダ装置に供給する必要はない。
【0009】本第2発明は、動力源供給手段は、ピスト
ンロッドの出退によって作動流体をアキュムレータへ押
し出す動力源供給用シリンダ装置と、スプレッダ本体を
吊り上げる吊り具とで構成され、上記吊り具は上記動力
源供給用シリンダ装置のピストンロッドの先端部に接続
され、上記吊り具を介してスプレッダ本体を吊り上げた
際、上記動力源供給用シリンダ装置のピストンロッドが
突出し、吊り具を介してスプレッダ本体を下ろした際、
上記動力源供給用シリンダ装置のピストンロッドが付勢
具の付勢力によって退入するものである。
【0010】これによると、吊り具を介してスプレッダ
本体を吊り上げた際、動力源供給用シリンダ装置のピス
トンロッドが突出し、吊り具を介してスプレッダ本体を
トラックや地面等に下ろした際、動力源供給用シリンダ
装置のピストンロッドが付勢具の付勢力によって退入
し、このようなピストンロッドの出退によって、作動流
体が、動力源供給用シリンダ装置からアキュムレータへ
押し出され、自動的にアキュムレータに加圧状態で蓄え
られる。これにより、アキュムレータ内の作動流体が減
少しても、自動的に作動流体がアキュムレータ内へ補給
され、スプレッダ本体の外部からアキュムレータに作動
流体を補給する必要はなく、外部からの動力供給源や電
源を不要にし得る。したがって、周辺に動力供給源や電
源が存在しない場所であっても、スプレッダ装置を使用
することが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を図1〜図13に基づいて説明する。図7,図10に示
すように、1はコンテナ2(荷の一例)を吊り上げるス
プレッダ装置であり、このスプレッダ装置1は、複数本
の吊りワイヤ3a,3b,3c,3d(吊り具の一例)
を介して、クレーン(図示せず)のフック5に吊り上げ
られている。
【0012】図9,図13に示すように、上記コンテナ
2の上部四隅には、上面と一側面とに開口する吊り孔6
が形成され、このうちコンテナ2の上面に開口する方を
上部吊り孔6a(被係合孔の一例)とし、これら上部吊
り孔6aはコンテナ2の長辺方向(前後方向)に長い長
孔として形成されている。
【0013】図7〜図9に示すように、上記スプレッダ
装置1のスプレッダ本体10には、上記各上部吊り孔6
aに対して、上方から挿脱自在なツイストロック11
(係合体の一例)が設けられている。これらツイストロ
ック11は、上部吊り孔6aに対して係合する係合位置
Aと離脱する離脱位置Bとに、約90°の範囲で縦軸1
2を中心として回動自在に構成されている。スプレッダ
本体10には、各ツイストロック11を回動させる回動
装置13が設けられている。
【0014】上記回動装置13は、前後一方の左右両縦
軸12の上部に設けられたクランク14と、前後他方の
左右両縦軸12の上部に設けられたベルクランク15
と、前後で対向する上記クランク14とベルクランク1
5の第1アーム15aとの間に連結された連結杆16
と、左右両ベルクランク15の第2アーム15b間に連
結された連結杆17と、この連結杆17に接続された油
圧式の駆動用シリンダ装置18とで構成されている。こ
の駆動用シリンダ装置18のピストンロッド18aが出
退することにより、連結杆17が左右方向へ移動し、こ
れに連動して両連結杆16が前後方向へ移動し、以っ
て、各縦軸12と共にツイストロック11が回動する。
【0015】また、上記スプレッダ本体10には、図1
に示すように、上記駆動用シリンダ装置18に作動油
(作動流体の一例)を供給するアキュムレータ22と、
駆動用シリンダ装置18から排出された作動油を回収す
るタンク23と、このタンク23内の作動油を上記アキ
ュムレータ22に送り込む油圧源供給手段24(動力源
供給手段の一例)と、上記駆動用シリンダ装置18を作
動させて各ツイストロック11を係合位置Aと離脱位置
Bとに切り換える切換手段25とが設けられている。
【0016】上記油圧源供給手段24は、油圧回路28
に設けられた油圧源供給用シリンダ装置29(動力源供
給用シリンダ装置の一例)と、いずれか1本の吊りワイ
ヤ3aとで構成されている。すなわち、図2,図3に示
すように、油圧源供給用シリンダ装置29は、ピストン
ロッド29aを上向きにして、スプレッダ本体10の前
後左右四隅のいずれか一箇所に据付けられている。上記
ピストンロッド29aの先端部がスプレッダ本体10の
上方へ突出している。また、上記ピストンロッド29a
の上方は、スプレッダ本体10に設けられたカバー31
で覆われており、このカバー31内には、ピストンロッ
ド29aを退入方向(下方)へ付勢するばね32(付勢
具の一例)が設けられている。さらに、カバー31には
貫通孔33が形成され、いずれか1本のワイヤ3aが貫
通孔33から挿通されて上記ピストンロッド29aの先
端に接続されている。
【0017】また、図1に示すように、上記切換手段2
5は、油圧回路28に設けられた複数の切換弁34,3
5,36によって構成されている。上記油圧回路28の
構成を以下に説明する。
【0018】すなわち、上記アキュムレータ22の出口
側と駆動用シリンダ装置18の突出作動室37との間に
流路38が設けられ、駆動用シリンダ装置18の退入作
動室39とタンク23との間に流路40が設けられてい
る。上記切換弁34は、4ポート2位置切換弁であり、
アキュムレータ22からの作動油の供給先を上記突出作
動室37と退入作動室39とのいずれかに切り換えるも
のであり、両流路38,40の途中に設けられている。
【0019】上記切換弁35は、4ポート2位置切換弁
であり、流路38から分岐して上記切換弁34へパイロ
ット圧を作用させる流路41と、流路40に合流して上
記切換弁34へパイロット圧を作用させる流路42との
途中に設けられている。さらに、上記切換弁35は駆動
用シリンダ装置18のピストンロッド18aの出退によ
って切り換えられる。
【0020】また、上記複数の切換弁36は、4ポート
3位置切換弁であり、上記流路38,40,41,42
の途中に、直列に4台設けられている。上記各切換弁3
6は、ばね43によって図1に示すような第1切換状態
Cに切り換わるように付勢され、かつ、押し棒44が押
されることによって図4に示すような第2切換状態Dに
切り換わる。
【0021】尚、図1に示すように、上記第1切換状態
Cとは、両流路38,40がa位置および両流路41,
42がb位置へ切り換えられる状態であり、図4に示す
ように、上記第2切換状態Dとは、両流路38,40が
b位置および両流路41,42がc位置へ切り換えられ
る状態である。また、図10に示すように、これら切換
弁36の押し棒44はスプレッダ本体10から下方へ突
出しており、図11に示すように、スプレッダ本体10
がコンテナ2の上面に載置された場合、各押し棒44が
上方へ押し上げられて、各切換弁36が第1切換状態C
から第2切換状態Dに切り換わる。また、各押し棒44
がコンテナ2の上面から上方へ離間した場合、各ばね4
3の付勢力によって、各切換弁36が第2切換状態Dか
ら第1切換状態Cに切り換わる。
【0022】また、図1に示すように、上記アキュムレ
ータ22の入口側と油圧源供給用シリンダ装置29の突
出作動室47との間に流路48が設けられ、さらに、上
記タンク23から上記流路48に合流する流路49が設
けられている。また、油圧源供給用シリンダ装置29の
退入作動室50と上記流路49との間に流路51が設け
られている。尚、上記流路48,49にはチェックバル
ブ52,53が設けられている。
【0023】また、図7,図10に示すように、スプレ
ッダ本体10の前後左右の四隅のうち、上記油圧源供給
用シリンダ装置29が設けられている箇所以外の残りの
三箇所にはアイボルト55が取付けられており、残り3
本の吊りワイヤ3b,3c,3dはそれぞれ上記アイボ
ルト55に接続されている。
【0024】以下、上記構成における作用を説明する。
図7の実線で示すように、駆動用シリンダ装置18のピ
ストンロッド18aが突出することにより、連結杆17
が左右一方へ移動し、これに連動して両連結杆16が前
後一方へ移動し、これにより、各縦軸12が回動して各
ツイストロック11が係合位置Aに切り換えられる。ま
た、図7の仮想線で示すように、上記ピストンロッド1
8aが退入することにより、連結杆17が左右他方へ移
動し、これに連動して両連結杆16が前後他方へ移動
し、これにより、各縦軸12が回動して各ツイストロッ
ク11が離脱位置Bに切り換えられる。
【0025】 コンテナ2を吊り上げる場合、図10
に示すように、各吊りワイヤ3a〜3dをクレーンのフ
ック5に掛け、上記クレーンを用いてスプレッダ本体1
0を吊り上げる。この際、各ツイストロック11は離脱
位置Bに切り換えられている。そして、スプレッダ本体
10を下降させて、各ツイストロック11をコンテナ2
の各上部吊り孔6aへ上方から挿入する。
【0026】 この際、図11に示すように、スプレ
ッダ本体10がコンテナ2の上面に載置されるため、各
押し棒44がコンテナ2の上面によって上方へ押し上げ
られ、図4に示すように、各切換弁36が第1切換状態
Cから第2切換状態Dに切り換わる。これにより、アキ
ュムレータ22内の作動油が、流路38と、各切換弁3
6と、a位置に切り換えられている切換弁34とを通っ
て、駆動用シリンダ装置18の突出作動室37内へ供給
される。これと同時に、退入作動室39内の作動油が、
流路40と、a位置に切り換えられている切換弁34
と、各切換弁36とを通って、タンク23へ回収され
る。これにより、駆動用シリンダ装置18のピストンロ
ッド18aが突出して、各ツイストロック11が、自動
的に離脱位置Bから係合位置Aに切り換えられて、各上
部吊り孔6aに係合する。これにより、スプレッダ本体
10がコンテナ2に接続され、クレーンを用いてスプレ
ッダ本体10を上昇させることによって、スプレッダ本
体10と共にコンテナ2が吊り上げられる。尚、上記の
ようにピストンロッド18aが突出することによって、
切換弁35がa位置からb位置へ切り換えられる。
【0027】 上記のようにしてコンテナ2を吊り
上げた際、図12に示すように、スプレッダ本体10が
コンテナ2に対してわずかに上動して、スプレッダ本体
10とコンテナ2の上面との間に一定の隙間56が形成
される。この隙間56の発生によって、各押し棒44が
コンテナ2の上面から上方へ離間するため、図5に示す
ように、各ばね43の付勢力によって、各切換弁36が
第2切換状態Dから第1切換状態Cに切り換わる。
【0028】これにより、アキュムレータ22内の作動
油が、流路41と、b位置の切換弁35と、流路42の
一部を通って、切換弁34にパイロット圧を作用させ
る。これにより、切換弁34がa位置からb位置へ切り
換えられる。
【0029】 その後、吊り上げたコンテナ2を運搬
先の地面やトラック等に下ろした際、スプレッダ本体1
0がコンテナ2の上面に載置されるため、上記隙間56
が消滅する。これにより、図6に示すように、各押し棒
44がコンテナ2の上面によって上方へ押し上げられ、
各切換弁36が第1切換状態Cから第2切換状態Dに切
り換わる。これにより、アキュムレータ22内の作動油
が、流路38と、各切換弁36と、上記でb位置へ切
り換えられている切換弁34と、流路40の一部を通っ
て、駆動用シリンダ装置18の退入作動室39内へ供給
される。これと同時に、突出作動室37内の作動油が、
流路38の一部と、上記でb位置へ切り換えられてい
る切換弁34と、流路40と、各切換弁36とを通っ
て、タンク23へ回収される。
【0030】これにより、駆動用シリンダ装置18のピ
ストンロッド18aが退入して、各ツイストロック11
が、自動的に係合位置Aから離脱位置Bに切り換えられ
る。これにより、クレーンを用いてスプレッダ本体10
を上昇させることによって、各ツイストロック11が各
上部吊り孔6aから上方へ脱抜し、スプレッダ本体10
がコンテナ2の上方へ分離する。尚、上記のようにピス
トンロッド18aが退入することによって、切換弁35
がb位置からa位置へ切り換えられる。
【0031】 上記のようにしてコンテナ2を下ろ
し、図10に示すように、空のスプレッダ本体10のみ
を吊り上げた際、各押し棒44がコンテナ2の上面から
離間するため、各ばね43の付勢力によって、図1に示
すように、各切換弁36が第2切換状態Dから第1切換
状態Cに切り換わる。これにより、アキュムレータ22
内の作動油が、流路41と、a位置の切換弁35を通っ
て、切換弁34にパイロット圧を作用させる。このた
め、切換弁34がb位置からa位置へ切り換えられる。
【0032】 その後、別のコンテナ2を吊り上げる
場合は、上記〜を繰り返せばよい。上記のように、
各切換弁34,35,36によってツイストロック11
が自動的に係合位置Aと離脱位置Bとに切り換わるた
め、従来のように人手を要することはない。また、駆動
用シリンダ装置18に供給される作動油はスプレッダ本
体10に設けられたアキュムレータ22内に蓄えられて
いるため、作動油をスプレッダ本体10の外部から駆動
用シリンダ装置18に供給する必要はない。
【0033】また、図10,図12に示すように、各吊
りワイヤ3a〜3dを介してスプレッダ本体10をクレ
ーンで吊り上げた場合、図3に示すように、このうちの
1本の吊りワイヤ3aによって油圧源供給用シリンダ装
置29のピストンロッド29aが引き上げられて突出
し、ばね32が圧縮する。これにより、図1に示すよう
に、退入作動室50内から押し出された作動油が、流路
51と、流路49の一部と、流路48の一部を通って、
油圧源供給用シリンダ装置29の突出作動室47内に供
給される。
【0034】さらに、図11に示すように、吊り上げた
スプレッダ本体10をコンテナ2の上面や地面またはト
ラック等に載置した場合、上記各吊りワイヤ3a〜3d
に弛みが発生し、このうち、1本の吊りワイヤ3aの弛
みによって、図2に示すように、ばね32が伸長し、こ
れにより、油圧源供給用シリンダ装置29のピストンロ
ッド29aが押し下げられて退入する。これにより、図
4に示すように、突出作動室47内から押し出された作
動油が、流路48を通って、アキュムレータ22へ供給
される。この際、退入作動室50の内圧が低下するた
め、タンク23内の作動油が、流路49に吸い込まれ、
流路51を通って、上記退入作動室50内に供給され
る。このように、上記ピストンロッド29aの出退によ
って、作動油が油圧源供給用シリンダ装置29から自動
的にアキュムレータ22に蓄えられる。これにより、ア
キュムレータ22内の作動油が減少しても、自動的に作
動油がアキュムレータ22内へ補給され、スプレッダ本
体10の外部からアキュムレータ22に作動油を補給す
る必要はなく、外部からの油圧供給源や電源を不要にし
得る。したがって、周辺に油圧供給源や電源が存在しな
い場所であっても、スプレッダ装置1を使用することが
可能である。
【0035】上記実施の形態では、スプレッダ本体10
を4本の吊りワイヤ3a〜3dで吊っているが、4本以
外の複数本、例えば3本または5本以上用いてもよい。
上記実施の形態では、スプレッダ本体10に油圧源供給
用シリンダ装置29を1台設けているが、複数台設けて
もよい。
【0036】上記実施の形態では、吊り具の一例として
吊りワイヤ3a〜3dを用いたが、ロープやチェン等を
用いてもよい。上記実施の形態では、スプレッダ本体1
0にツイストロック11を4個設けているが、4個以外
の複数本、例えば6個設けてもよい。
【0037】上記実施の形態では、切換弁36を4個設
けているが、4個に限定されるものではなく、例えば1
個または4個以外の複数個設けてもよい。上記実施の形
態では、4個のツイストロック11全てを1台の駆動用
シリンダ装置18で回動させているが、2台の駆動用シ
リンダ装置18で(すなわち、2個のツイストロック1
1を1台の駆動用シリンダ装置18で)回動させてもよ
い。また、ツイストロック11と同数の駆動用シリンダ
装置18で(すなわち、1個のツイストロック11を1
台の駆動用シリンダ装置18で)回動させてもよい。
【0038】上記実施の形態では、各シリンダ装置1
8,29として油圧シリンダを用いているがエアシリン
ダを用いてもよい。また、作動流体として油を用いてい
るが空気を用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本第1発明によれば、切
換手段によって係合体を自動的に係合位置と離脱位置と
に切り換えているため、従来のように人手を要すること
はない。
【0040】また、本第2発明によれば、アキュムレー
タ内の作動流体が減少しても、自動的に作動流体がアキ
ュムレータ内へ補給され、スプレッダ本体の外部からア
キュムレータに作動流体を補給する必要はなく、外部か
らの動力供給源や電源を不要にし得る。したがって、周
辺に動力供給源や電源が存在しない場所であっても、ス
プレッダ装置を使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるスプレッダ装置の
油圧回路の図であり、空のスプレッダ装置を吊り上げた
状態を示す。
【図2】同、スプレッダ装置の油圧源供給手段の構成を
示す図であり、スプレッダ装置をコンテナ等に載置した
状態を示す。
【図3】同、スプレッダ装置の油圧源供給手段の構成を
示す図であり、スプレッダ装置を吊り上げた状態を示
す。
【図4】同、スプレッダ装置の油圧回路の図であり、ス
プレッダ装置をコンテナ上に載置した状態を示す。
【図5】同、スプレッダ装置の油圧回路の図であり、ス
プレッダ装置でコンテナを吊り上げた状態を示す。
【図6】同、スプレッダ装置の油圧回路の図であり、吊
り上げたコンテナを運搬先に下ろした状態を示す。
【図7】同、スプレッダ装置の回動装置の平面図であ
る。
【図8】同、スプレッダ装置の回動装置の正面図であ
る。
【図9】同、スプレッダ装置のツイストロックとコンテ
ナの上部吊り孔との斜視図である。
【図10】同、スプレッダ装置とコンテナの側面図であ
り、スプレッダ装置とコンテナとが分離されている状態
を示す。
【図11】同、スプレッダ装置とコンテナの側面図であ
り、スプレッダ装置をコンテナ上に載置した状態を示
す。
【図12】同、スプレッダ装置とコンテナの側面図であ
り、スプレッダ装置でコンテナを吊り上げた状態を示
す。
【図13】同、スプレッダ装置のツイストロックとコンテ
ナの平面図である。
【図14】従来、吊り具を用いてコンテナを吊り上げる場
合の斜視図である。
【図15】従来、吊り具のシャックルをコンテナの吊り孔
へ装着した斜視図である。
【符号の説明】
1 スプレッダ装置 2 コンテナ(荷) 3a 吊りワイヤ(吊り具) 6a 上部吊り孔(被係合孔) 10 スプレッダ本体 11 ツイストロック(係合体) 18 駆動用シリンダ装置 22 アキュムレータ 24 油圧源供給手段(動力源供給手段) 25 切換手段 29 油圧源供給用シリンダ装置(動力源供給用シリ
ンダ装置) 29a ピストンロッド 32 ばね(付勢具) A 係合位置 B 離脱位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷を吊り上げるスプレッダ装置であっ
    て、スプレッダ本体に、上記荷の被係合孔に対して挿脱
    自在な係合体が設けられ、上記係合体は、被係合孔に対
    して係合する係合位置と離脱する離脱位置とに回動自在
    に構成され、上記スプレッダ本体に、上記係合体を回動
    させる駆動用シリンダ装置と、この駆動用シリンダ装置
    に作動流体を供給するアキュムレータと、上記駆動用シ
    リンダ装置から排出された作動流体を上記アキュムレー
    タに送り込む動力源供給手段と、上記駆動用シリンダ装
    置を作動させて係合体を係合位置と離脱位置とに切り換
    える切換手段とが設けられ、上記切換手段は、荷が吊り
    上げられる際、被係合孔に挿入された係合体を離脱位置
    から係合位置に切り換え、かつ、吊り上げた荷が下ろさ
    れた際、被係合孔に挿入された係合体を係合位置から離
    脱位置に切り換えるように構成されていることを特徴と
    するスプレッダ装置。
  2. 【請求項2】 動力源供給手段は、ピストンロッドの出
    退によって作動流体をアキュムレータへ押し出す動力源
    供給用シリンダ装置と、スプレッダ本体を吊り上げる吊
    り具とで構成され、上記吊り具は上記動力源供給用シリ
    ンダ装置のピストンロッドの先端部に接続され、上記吊
    り具を介してスプレッダ本体を吊り上げた際、上記動力
    源供給用シリンダ装置のピストンロッドが突出し、吊り
    具を介してスプレッダ本体を下ろした際、上記動力源供
    給用シリンダ装置のピストンロッドが付勢具の付勢力に
    よって退入することを特徴とする請求項1記載のスプレ
    ッダ装置。
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