JP2002144729A - 商品ラベル - Google Patents

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JP2002144729A
JP2002144729A JP2000346397A JP2000346397A JP2002144729A JP 2002144729 A JP2002144729 A JP 2002144729A JP 2000346397 A JP2000346397 A JP 2000346397A JP 2000346397 A JP2000346397 A JP 2000346397A JP 2002144729 A JP2002144729 A JP 2002144729A
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Toshiyuki Tamura
敏行 田村
Takayuki Hiyoshi
隆之 日吉
Yuichiro Hatanaka
雄一郎 畠中
Yukihiro Takada
幸博 高田
Yoshiaki Shibata
良明 柴田
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba TEC Corp
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    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F3/00Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps
    • G09F3/02Forms or constructions
    • G09F3/0288Labels or tickets consisting of more than one part, e.g. with address of sender or other reference on separate section to main label; Multi-copy labels
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S428/913Material designed to be responsive to temperature, light, moisture

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラベル材料費が安価で済む上に、混色するこ
となく簡単な制御で2色以上の感熱記録が可能な商品ラ
ベルを提供する。 【解決手段】 強調領域2用の感熱発色層54を部分的
に形成するので、材料費が安価で済むラベル構造で必要
とする2色以上の感熱記録が可能となる。また、感熱記
録層52上の一部に減感領域53を設け、この減感領域
53に感熱発色層54を積層させているので、混色する
ことなく簡単な制御で2色以上の感熱記録が可能とな
り、結果として、簡単に強調領域2と商品内容表示領域
3とを設けることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品に付されるラ
ベルに係り、特に販促用ラベルであり、例えば販売店に
陳列された肉、さかな等の食品等に用いられる商品ラベ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、食品等の販売に使用される商品
等に貼付される商品ラベルは、販促用の情報を表示する
販促表示部と商品内容を説明する商品内容表示部からな
り、販促表示部には特価等の文字やイラストやPOP広
告が印字され、商品内容表示部には商品名、計量デー
タ、通常の価格、製造日、バーコード等が印字されてい
る。
【0003】具体的に、例えば特開2000−9889
7号公報において、販促表示部と商品内容表示部からな
り、商品内容表示部と異なる色で販促表示部を印字する
内容が記載されている。特開平11−7243号公報に
おいては、加熱温度の高低に応じて2色に発色する感熱
紙により、強調領域(強調表示部)と非強調領域(商品
内容表示部)により色を分けて印字するラベルに関して
記載されている。これらの強調表示部には、特価情報や
月間奉仕品等のメッセージ、イラスト等の印字がなされ
ることが示されている。また、特開平10−33791
1号公報においては、2色印字を実現する方法として、
感熱紙と熱転写方式の組合せにより実現する手段やその
他にもインクジェット印刷等の複数の印刷手段により印
字する方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】商品ラベルに関して、
具体的に商品を販促するための強調領域と非強調領域で
ある情報領域とを設けて、POPや特価情報等の強調し
た文字、図柄は、より商品をアピールするために情報領
域とは異なる色にする方法として、2色感熱紙やカラー
の熱転写印刷方式、複数の印刷方式を用いる方法等が提
案されているが、2色感熱紙では、各感熱層に熱エネル
ギーに高低を設ける必要があり、制御が複雑であり、高
温加熱が必要である。このため、印字速度の制限、サー
マルヘッドの寿命の低下や高温加熱の周辺部の低温部が
存在することから混色を避けることができないことが予
想される。また、熱転写方式は、複数の色を出すために
複数の転写リボンとサーマルヘッドが必要であり、コス
ト高であった。また、感熱紙にインクジェットや熱転写
方式を併用して用いる方法は、印字方式が複数必要であ
ることから高価な装置であった。
【0005】そこで、本発明は、ラベル材料費が安価で
済む上に、混色することなく簡単な制御で2色以上の感
熱記録が可能な商品ラベルを提供することを目的とす
る。
【0006】また、2色状の感熱記録に際して同じ熱エ
ネルギーの印加により印字可能とし、特別な熱制御を不
要とし、高速印字が可能となる商品ラベルを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
少なくとも2色以上を発色可能な多色ラベルを用い、強
調領域に表示する商品情報を印字する感熱発色層と他の
情報領域に表示する商品情報を印字する感熱記録層とが
異なる色で発色する商品ラベルにおいて、前記強調領域
用の前記感熱発色層が部分的に設けられている。
【0008】従って、強調領域用の感熱発色層を部分的
に形成しているので、材料費が安価で済むラベル構造で
必要とする2色以上の感熱記録が可能となり、結果とし
て、簡単に強調領域と商品内容表示領域とを設けること
が可能となる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の商
品ラベルにおいて、前記感熱発色層は、前記感熱記録層
の一部を部分的に鈍化又は無能化させた減感領域上に積
層されている。
【0010】このような材料として、感熱記録層は、電
子受容性化合物と電子供与性化合物、増感剤及び滑剤、
発色防止剤、発色安定化剤等をバインダー樹脂で塗工し
た感熱記録紙で代表される感熱層が使用可能である。ま
た、感熱記録層の一部を、例えば、有機アミン系材料で
鈍化又は無能化した減感領域を形成し、この減感領域に
感熱記録層とは発色の色が異なる感熱発色層を積層す
る。感熱発色層は感熱記録層と同じ材料等が使用可能で
ある。
【0011】従って、感熱記録層上の一部に減感領域を
設け、この減感領域に感熱発色層を積層させているの
で、混色することなく簡単な制御で2色以上の感熱記録
が可能となり、結果として、簡単に強調領域と商品内容
表示領域とを設けることが可能となる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の商
品ラベルにおいて、前記減感領域と前記感熱発色層の間
にバリア層を有する。
【0013】バリア層としては、減感領域に使用した有
機アミン系材料等の減感剤が感熱発色層への混入が防
げ、加熱時に感熱発色層への影響や感熱記録層への関与
及び自身の応変等が無い材料であればよく、例えば、U
Vアクリル系樹脂等を使用する。
【0014】従って、減感領域と感熱発色層との間にバ
リア層を設けたので、減感剤が感熱発色層に拡散するこ
とがなく、濃度低下が生じない良好な発色層を得ること
ができる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の商品ラベルにおいて、前記感熱記録層と前記感
熱発色層とは、少なくとも同じ熱エネルギーの印加によ
り発色可能である。
【0016】従って、強調領域と商品内容表示領域とに
関して、ともに高感度でかつ同一の熱エネルギー印加で
発色印字させることが可能であるために、特別な熱制御
が不要で、高速印字が可能であり、サーマルヘッドの寿
命を低下させることなく印字が可能となり、かつ、普通
の感熱紙と同じ扱いで印字が行えるので複数の印字手段
や特別な装置が不要となり、ラベル発行装置のコストを
低減させることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
に基づいて説明する。図1は本実施の形態の商品ラベル
を示し、(a)はその平面図、(b)は厚さを誇張して
示すその縦断側面図である。
【0018】この商品ラベル1は、強調表示部(強調領
域)2と商品内容表示部3から構成されている。商品内
容表示部3には、商品管理用の情報が印字され、100
g当たりの単価6、正味量表示7、品名8、加工日・消
費期限9、バーコード10、産地情報12等が印字され
ている。また、商店(スーパー)の名前11は既に印刷
されている(もっとも、ラベル発行時に印刷するように
してもよい)。また、強調表示部2はその商品の強調し
たい強調情報(POP情報4、特価5)等が印字され
る。例えば、特価価格5や場合によっては、産地直送や
強調したい産地等であればその情報も印字する。ここ
に、本実施の形態における商品ラベル1は、このような
強調表示部2と商品内容表示部3とで異なる色で発色す
るように構成されている。
【0019】そのためのラベル断面構造を図1(b)を
参照して説明する。本実施の形態の商品ラベル1では、
まず、基材50上にアンダーコート層51、感熱記録層
52が積層されている。なお、感熱記録層52は熱エネ
ルギー印加により黒色に発色する。感熱記録層52の一
部は発色機能が鈍化又は無効化された減感領域53とさ
れている。即ち、減感領域53では熱エネルギーが印加
されてもほとんど発色しない状態になっている。さら
に、この減感領域53上には感熱記録層52とは異なる
色で発色する感熱発色層54が積層され、さらに必要に
応じて保護層55が積層されている。即ち、商品内容表
示部3は感熱記録層52単独の部分が利用され黒色印字
とされ、強調表示部2は減感領域53上の感熱発色層5
4の積層部分が利用され感熱記録層52とは異なる色の
発色印字となるように構成されている。
【0020】さらに具体的に述べると、基材50上にク
レー及びバインダー樹脂からなるアンダーコート層51
を8μm塗工し、カレンダー処理する。アンダーコート
層51はダイコート法により塗工した。
【0021】<感熱記録層52> *顕色剤分散液 顕色剤:4−ヒドロキシ−4′−イソポロポキシジフェ
ニルスルフォン分散液(中京油脂社製のF−647)…
17.5重量部 増感剤:メチルステロアマイド分散液(中京油脂社製の
D−757)…16重量部 滑剤 :ステアリン酸亜鉛分散液(中京油脂社製のZ−
7−30)…4重量部 発色防止剤:パラフィンワックス分散液(中京油脂社製
のD−337)…1.75重量部 無機顔料:水酸化アルミニウム…1重量部 PVA117(10%溶液)…2.5重量部 上記配合で、ペイントシェーカーで3時間分散して分散
液を得た。
【0022】*ロイコ液 ODB−2分散液(中京油脂社製H−272)…5重量
【0023】これらのロイコ液と顕色剤液とを混合し、
乾燥重量が5g/m2になるようにダイコート法で塗工
し、感熱記録層52を得た。
【0024】<減感領域53の作製>IB−F370
(三洋化成社製)をIPAとプロピレングリコールモノ
メチルエーテルの1:1溶液で15%溶液に希釈した溶
液4重量部に、減感剤として2−メチルピペラジンを1
重量部溶解した液をフレキソ印刷で塗布量が8g/m2
になるように塗布乾燥して部分的な減感領域53を得
た。
【0025】<感熱発色層54>感熱発色層54は、感
熱記録層52の黒色以外の色、例えば赤色の発色が得ら
れるようにする。
【0026】*顕色剤分散液 顕色剤::4−ヒドロキシ−4′−イソポロポキシジフ
ェニルスルフォン分散液(中京油脂社製のF−647)
…17.5重量部 増感剤:メチルステロアマイド分散液(中京油脂社製の
D−757)…16重量部 滑剤 :ステアリン酸亜鉛分散液(中京油脂社製のZ−
7−30)…4重量部 発色防止剤:パラフィンワックス分散液(中京油脂社製
のD−337)…1.75重量部 無機顔料:水酸化アルミニウム…1重量部 PVA117(10%溶液)…2.5重量部 上記配合で、ペイントシェーカーで3時間分散して分散
液を得た。
【0027】*ロイコ液 ロイコ液はPSD−Emの分散液を用いた(中京油脂社
製のH−683)5重量部を用い、顕色剤液と混合し
て、フレキソ印刷により、減感領域53に乾燥膜厚4μ
m積層して得た。
【0028】<保護層55の形成>保護層55は、PV
A117の10%溶液10重量部に、水酸化アルミニウ
ム1重量部にガラスビーズを入れペイントシェーカーで
分散して得た分散液を乾燥膜厚2μm積層した。
【0029】さらに、カレンダー処理をして完成する。
商品ラベル1は、実際には、裏側に剥離紙及び粘着剤が
設けられ、必要な大きさにハーフカットされ完成する。
【0030】このようにして得られた商品ラベル1で
は、感熱記録層52による黒色発色の商品内容表示部3
に対して感熱発色層54は、減感領域53上に積層して
いるので、全く混色することがなく、感熱記録層52と
感熱発色層54とは同じ熱エネルギーを印加させて各々
の色で発色印字させることが可能となり、複雑な熱制御
が不要である。
【0031】ここでは、感熱記録層52に減感領域53
を形成したが、強調領域2の感熱発色層54をアンダー
コート層51上に設け、部分的に減感領域53を形成
し、黒発色する感熱記録層52を部分的に積層させても
よい。また、感熱発色層54で赤系のロイコ染料を用い
たが、例えば青系ではロイコ染料であるBLUE63
(山本化成社製)、クリスタルバイオレットラクトン
(CVL)を用いてもよい。また、その他の緑や黄色等
のロイコ染料を用いてもよい。また、顕色剤、増感剤等
もこれに限るものでなく、熱エネルギーによりロイコ染
料と結合して発色させる機能を有し、感熱発色層54を
積層する前に、感熱記録層に減感領域53を形成するこ
とができるものであればよい。
【0032】また、同様に減感領域53を形成する際に
は、例えば、サンプレンIB−F370(三洋化成社製
樹脂成分40%)の樹脂成分を15%に希釈した溶液
80重量部に、cis−2,6−ジメチルピペラジン2
0重量部を溶解させ、感熱記録層52の発色機能を無能
化又は鈍化させる作用を有する減感液を調整する。この
減感液を感熱記録層52上の予め設定した減感領域53
にフレキソ印刷で塗布量で8g/m2となるように塗工
し、60℃環境下で乾燥し、減感領域53を感熱記録層
52の一部に部分的に形成する。
【0033】図1(b)に示す例では、減感領域53上
に感熱発色層54が同じ大きさで印刷により形成されて
いるが、強調領域2を発色させる部分が少なくとも減感
領域53になっていればよく、例えば、感熱発色層54
の方が減感領域53より狭い領域に形成されていてもよ
いし、その逆でも、強調領域2として熱エネルギーが印
加される部分さえ減感領域53が形成されていればよ
い。
【0034】本発明の第二の実施の形態を図2に基づい
て説明する。前述の第一の実施の形態で示した部分と同
一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する。
【0035】本実施の形態の商品ラベル1にあっても、
基本的には、第一の実施の形態の場合と使用方法は同じ
で、何ら機能が変わらないが、本実施の形態では、減感
領域53と感熱発色層54との間にバリア層56を設け
るようにしたものである。減感領域53上に感熱発色層
54を直接形成すると、減感領域53の減感剤の熱的拡
散、湿度により感熱発色層54の発色濃度の低下が生じ
る場合がある。そこで、本実施の形態ではこの問題を解
決するためにバリア層54を介在させるようにしたもの
である。
【0036】減感領域53を形成するまでのプロセス
は、第一の実施の形態の場合と同じであるが、減感領域
53に対してSCX−70(ジョンソンポリマー社製)
の15%溶液(SCX−70:3重量部、水:2重量
部、IPA:1重量部)を用いてバリア層56を乾燥膜
厚2μmになるようにフレキソ印刷により塗工した。さ
らに、上述の感熱発色層54をバリア層56上に形成
し、保護層55を設けて商品ラベル1は完成する。
【0037】本実施の形態によれば、減感領域53と感
熱発色層54との間にバリア層56を設けたので、減感
剤が感熱発色層54に拡散することがなく、濃度低下が
生じない良好な発色層を得ることができる。
【0038】また、第一の実施の形態の場合と同様に感
熱記録層52と感熱発色層54とは同一の熱エネルギー
印加で発色するようにでき、共に高感度にすることがで
きるので、複雑な熱履歴制御で高速かつ混色の全く無い
商品ラベル1を得ることができる。また、商品ラベル1
は強調領域2と商品内容表示部3の領域との印字エネル
ギーを変えることなく印刷することができるので、ラベ
ル発行装置への負担が低減され、また、感熱記録層52
や感熱発色層54は高感度にできるので、サーマルヘッ
ドの寿命に負担がかからない。
【0039】なお、これらの実施の形態では、2色印字
の例について述べたが、感熱記録層52の一部に減感領
域53を形成し、この減感領域53上に必要によりバリ
ア層56を形成した後、その減感領域53上に各々発色
色の異なる多色の感熱発色層54を設ければ、全く混色
の無い部分的多色の商品ラベルができることは言うまで
もないことである。
【0040】また、感熱記録層52を基材50上に設け
ることについて述べたが、発色層を有する市販の感熱紙
を用い、その発色層を感熱記録層52として部分的に無
能化又は鈍化した減感領域53を形成し、必要に応じて
バリア層56を設けた後、感熱発色層54を設けるよう
にしてもよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明の商品ラベルによれ
ば、強調領域用の感熱発色層を部分的に形成するので、
材料費が安価で済むラベル構造で必要とする2色以上の
感熱記録が可能となり、結果として、簡単に強調領域と
商品内容表示領域とを設けることが可能となる。
【0042】請求項2記載の発明の商品ラベルによれ
ば、感熱記録層上の一部に減感領域を設け、この減感領
域に感熱発色層を積層させているので、混色することな
く簡単な制御で2色以上の感熱記録が可能となり、結果
として、簡単に強調領域と商品内容表示領域とを設ける
ことが可能となる。
【0043】請求項3記載の発明の商品ラベルによれ
ば、減感領域と感熱発色層との間にバリア層を設けたの
で、減感剤が感熱発色層に拡散することがなく、濃度低
下が生じない良好な発色層を得ることができる。
【0044】請求項4記載の発明の商品ラベルによれ
ば、強調領域と商品内容表示領域とに関して、ともに高
感度でかつ同一の熱エネルギー印加で発色印字させるこ
とが可能であるために、特別な熱制御が不要で、高速印
字が可能であり、サーマルヘッドの寿命を低下させるこ
となく印字が可能となり、かつ、普通の感熱紙と同じ扱
いで印字が行えるので複数の印字手段や特別な装置が不
要となり、ラベル発行装置のコストを低減させることも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の商品ラベルを示
し、(a)は平面図、(b)はその厚さを誇張して示す
縦断側面図である。
【図2】本発明の第二の実施の形態の商品ラベルについ
てその厚さを誇張して示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 商品ラベル 2 強調領域 52 感熱記録層 53 減感領域 54 感熱発色層 56 バリア層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠中 雄一郎 静岡県三島市南町6番78号 東芝テック株 式会社技術研究所内 (72)発明者 高田 幸博 東京都中央区日本橋浜町3丁目21番1号 日本橋Fタワー 東芝テック株式会社内 (72)発明者 柴田 良明 東京都中央区日本橋浜町3丁目21番1号 日本橋Fタワー 東芝テック株式会社内 Fターム(参考) 2H026 AA07 AA14 FF07 FF09 FF13 FF15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2色以上を発色可能な多色ラ
    ベルを用い、強調領域に表示する商品情報を印字する感
    熱発色層と他の情報領域に表示する商品情報を印字する
    感熱記録層とが異なる色で発色する商品ラベルにおい
    て、前記強調領域用の前記感熱発色層が部分的に設けら
    れていることを特徴とする商品ラベル。
  2. 【請求項2】 前記感熱発色層は、前記感熱記録層の一
    部を部分的に鈍化又は無能化させた減感領域上に積層さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の商品ラベル。
  3. 【請求項3】 前記減感領域と前記感熱発色層の間にバ
    リア層を有することを特徴とする請求項2記載の商品ラ
    ベル。
  4. 【請求項4】 前記感熱記録層と前記感熱発色層とは、
    少なくとも同じ熱エネルギーの印加により発色可能であ
    ることを特徴とする請求項1,2又は3記載の商品ラベ
    ル。
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