JP2002143814A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置

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JP2002143814A
JP2002143814A JP2000345153A JP2000345153A JP2002143814A JP 2002143814 A JP2002143814 A JP 2002143814A JP 2000345153 A JP2000345153 A JP 2000345153A JP 2000345153 A JP2000345153 A JP 2000345153A JP 2002143814 A JP2002143814 A JP 2002143814A
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JP
Japan
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dewatering screen
garbage
discharge port
exhaust means
water
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Application number
JP2000345153A
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English (en)
Inventor
Naoki Akamine
直樹 赤嶺
Kyoko Tanaka
恭子 田中
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Yoshikawa Kasei Co Ltd
Original Assignee
Yoshikawa Kasei Co Ltd
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Publication date
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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排気手段を設置状況に応じて選択できるととも
に、脱水スクリーンに導入された粉砕生ゴミを排出口か
ら処理室に速やかに且つ円滑に排出して上記排気手段に
よって臭気等を排気することで、粉砕生ゴミによる臭気
が周辺に漂うことなく快適な周辺環境を確保することの
できる生ゴミ処理装置を提供する。 【解決手段】排出口33には、この排出口33から排出
された粉砕生ゴミを分解処理する処理室7が連設され、
処理室7には処理室7内の臭気及び水分を外部に排気す
る排気手段が接続され、排気手段は、排水口41を通じ
て排気する第1の排気手段8と、処理室7の外部に直接
排気する第2の排気手段との何れか一方か、もしくはそ
の両方が選択可能に構成されている。搬送スクリュー5
の上端部には脱水スクリーン3の内壁に摺接する突起部
55が形成され、排出口33の横方向の開口幅が脱水ス
クリーンの円周長の1/5〜1/15の長さになされて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭の台所等から
出された生ゴミを処理する生ゴミ処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、生ゴミ処理装置としては、例えば
特開平3−110099号公報記載のものに見られるよ
うに、台所のシンク底部に形成された投入口に投入した
生ゴミをディスポーザによって粉砕した後、この粉砕し
た粉砕生ゴミを脱水スクリーン内の下部に導入し、脱水
スクリーン内に設けられた搬送スクリューにより当該脱
水スクリーンの上方に搬送しながら脱水し、脱水スクリ
ーンの上端部に形成された排出口から外部に排出する一
方、脱水した水を排水口から排水するものが提供されて
いる。
【0003】そして、脱水されて排出口から排出される
粉砕生ゴミは、処理装置に搬入され、この処理装置内に
おいて所定の温度に保温されるとともに、添加する微生
物の働きによって分解されて減量化されるようになされ
ている。
【0004】また、処理装置には排気手段が設けられて
おり、この排気手段により処理装置内で発生する臭気等
を外部に排気するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、排気手段が予め装置に組み込まれている
ため、設置状況に係わらずその排気手段を用いなければ
ならない。このため、設置状況によっては、装置の外部
に直接排気した方が周辺の環境や施工面などから見ても
いい場合や、装置の排水口を通じて間接的に排気した方
がよい場合などがあっても、装置に組み込まれた排気手
段を利用しなければならず、設置状況に応じた最良の排
気手段を採ることができないという問題があった。
【0006】また、排気手段により処理装置内の臭気な
どは円滑に排気されるものの、脱水スクリーンの排出口
から処理装置に粉砕生ゴミが円滑に排出されないと、脱
水スクリーンに導入された粉砕生ゴミの臭気が周囲に漂
う現象が生じる。このため脱水スクリーンに導入された
粉砕生ゴミの脱水を速やかに行いながら排出口から円滑
に処理装置に順次排出していくことが、快適な周辺環境
を確保する上で必要不可欠であった。
【0007】本発明は、上記問題点及び要望に鑑みなさ
れたもので、その目的とするところは、排気手段を設置
状況に応じて選択できるとともに、脱水スクリーンに導
入された粉砕生ゴミを排出口から処理室に速やかに且つ
円滑に排出して上記排気手段によって臭気等を排気する
ことで、粉砕生ゴミによる臭気が周辺に漂うことなく快
適な周辺環境を確保することのできる生ゴミ処理装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の生
ゴミ処理装置は、周面に複数の脱水孔が形成された筒状
の脱水スクリーンが立設され、上記脱水スクリーンの下
端部には粉砕手段により粉砕された粉砕生ゴミが導入さ
れる導入口が形成されるとともに、脱水スクリーン内に
は搬送スクリューが駆動手段により回転自在に配置さ
れ、上記導入口から脱水スクリーン内に導入された粉砕
生ゴミを上記搬送スクリューを回転させることにより上
方に搬送しながら脱水して脱水スクリーンの上端部に設
けられた排出口から排出する一方、脱水した水を排水口
から排水するように構成された生ゴミ処理装置におい
て、前記排出口には、この排出口から排出された粉砕生
ゴミを分解処理する処理室が連設されるとともに、該処
理室には処理室内の臭気及び水分を外部に排気する排気
手段が接続され、この排気手段は、前記排水口を通じて
排気する第1の排気手段と、処理室の外部に直接排気す
る第2の排気手段との何れか一方か、もしくはその両方
を選択可能に構成されたものである。
【0009】請求項2に係る発明の生ゴミ処理装置は、
前記脱水スクリーンが設けられたケース内が排水口側と
脱水スクリーン側とに第1仕切板によって区画されると
ともに、該第1仕切板の下端がケース内の底部に溜まっ
た水に水没するように配置されたものである。
【0010】請求項3に係る発明の生ゴミ処理装置は、
周面に複数の脱水孔が形成された筒状の脱水スクリーン
が立設され、上記脱水スクリーンの下端部には粉砕手段
により粉砕された粉砕生ゴミが導入される導入口が形成
されるとともに、脱水スクリーン内には搬送スクリュー
が駆動手段により回転自在に配置され、上記導入口から
脱水スクリーン内に導入された粉砕生ゴミを上記搬送ス
クリューを回転させることにより上方に搬送しながら脱
水して脱水スクリーンの上端部に設けられた排出口から
排出する一方、脱水した水を排水口から排水するように
構成された生ゴミ処理装置において、前記搬送スクリュ
ーの上端部には、前記脱水スクリーンの内壁に摺接する
突起部が形成される一方、前記排出口は、脱水スクリー
ンの上端部に垂直面に沿って形成された開口であり、該
排出口の横方向の開口幅が脱水スクリーンの円周長の1
/5〜1/15の長さになされたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1は本発明の生ゴミ処理装置の概略構成
を示している。
【0013】図1において1は、家庭などの台所に設置
されたシンクであって、このシンク1の底部適所に投入
口11が設けられている。
【0014】シンク1の上縁部適所には、このシンク1
内に水を注水するための注水器12が設置されている。
【0015】前記投入口11の下方には、この投入口1
1に投入された生ゴミを細かく粉砕する粉砕手段として
のディスポーザ2が連設されており、粉砕モータ21の
駆動によりこのディスポーザ2で生ゴミを粉砕する。
【0016】ディスポーザ2は、フレキシブルパイプな
どで形成される連通路22を通じて脱水スクリーン3の
下端部に形成された導入口31に連通されており、ディ
スポーザ2で粉砕された粉砕生ゴミが前記注水器12か
ら放出される水とともに上記導入口31を通じて脱水ス
クリーン3内に導入される。
【0017】脱水スクリーン3は、筒状に形成されると
ともに、その周面に複数の脱水孔32が形成されてな
り、装置本体内に形成されたケース4内に立設された状
態で収容されている。
【0018】前記脱水スクリーン3内には、搬送スクリ
ュー5が回転自在に設けられている。搬送スクリュー5
は、軸部51とこの軸部51に螺旋状に形成されたスク
リュー部52とで構成されており、軸部51が脱水スク
リーン3の軸芯と同軸上に上下方向に配置されている。
【0019】スクリュー部52の先端は、脱水スクリー
ン3の内壁に内接もしくはこの内壁との間に僅かなクリ
アランスもって配置されている。また、脱水スクリーン
3の底部から貫通配置された軸部51の下端には、駆動
手段としての搬送モータ53が接続されており、この搬
送モータ53により搬送スクリュー5が正逆方向に回転
され、搬送スクリュー5の正回転により脱水スクリーン
3内に導入された粉砕生ゴミをスクリュー部52の上面
を通じて上方に搬送するように構成されている。
【0020】搬送モータ53の下端には、センサ54が
設けられている。センサ54は、例えばフォトセンサが
用いられており、搬送モータ53の回転軸に連結された
図示しないファンの回転数を検出することにより、搬送
スクリュー5による粉砕生ゴミの搬送速度を間接的に検
出するように構成されている。
【0021】また、前記脱水スクリーン3の上端開口
は、装置本体の上面Aで上方から押さえ付けられた形で
閉塞されており、前記導入口31と対象位置となる脱水
スクリーン3の上端部には排出口33が形成されてい
る。
【0022】排出口33は、搬送スクリュー5により上
方に搬送ながら脱水された粉砕生ゴミを外部に排出する
ための開口であり、脱水スクリーン3の上端部において
その垂直面に沿って開口されている。つまり、脱水スク
リーン3の上端開口が上述したように上面Aで閉塞され
ていることから、粉砕生ゴミは、搬送スクリュー5によ
り上方に搬送された後、その搬送方向が排出口33を通
じて強制的に水平方向に変換され、後述する搬送スクリ
ュー5の突起部55の作用と相まって排出されることに
なる。
【0023】そして、排出口33の開口は、図2に示す
ように所定の開口幅Lを有している。この開口幅Lは、
脱水スクリーン3の円周長の1/5〜1/15の長さに
設定されている。開口幅Lが脱水スクリーン3の円周長
の1/5よりも長いと、搬送スクリュー5による粉砕生
ゴミの搬送能力に対する排出口33からの排出能力が上
回り、その結果、粉砕生ゴミが排出口33からだらだら
と排出されることになり、脱水能力が低下するからであ
る。また、逆に開口幅Lが脱水スクリーン3の円周長の
1/15よりも短いと上記脱水能力は高まるものの、今
度は排出口33からの排出能力が低下して粉砕生ゴミが
脱水スクリーン3内にどんどん溜まってしまう現象が生
じ、この結果、粉砕生ゴミの排出が円滑に行われなくな
るからである。
【0024】また、排出口33の左右両側には当該排出
口33から排出される粉砕生ゴミを後述するシュート7
1に導く一対のガイド片34、34が設けられている。
【0025】一方、搬送スクリュー5の上端には、図2
に示すように平面から見て山状の突起部55が軸部51
と一体的に設けられ、この突起部55の頂部が脱水スク
リーン3の上端部の内壁を摺接するようになされてい
る。
【0026】従って、搬送スクリュー5の回転に伴い突
起部55が脱水スクリーン3の上端部の内壁を摺接しな
がら回転し、当該突起部55によって搬送スクリュー5
により上方に搬送されてくる粉砕生ゴミを適度に圧縮す
ることで、排出口33の開口幅Lの大きさと相まって粉
砕生ゴミの脱水能力を高め、しかも粉砕生ゴミを排出口
33を通じて外方に強制的に且つ円滑に排出させること
ができる。
【0027】前記ケース4には、搬送スクリュー5によ
り粉砕生ゴミを上方に搬送する際に脱水作用によって当
該粉砕生ゴミから分離された水を排水する排水口41が
形成されている。排水口41は、上記脱水により分離さ
れた水が所定の水位を越えた際に当該排水口41を通じ
て排水されるオバーフロー式のもので、排水口41に接
続された排水管42を通じて図示しない排水溝などの外
部に排水される。
【0028】ケース4内は、第1仕切板44により上記
排水口41が配置された空間部43と前記脱水スクリー
ン3側とに区画されている。つまり、この第1仕切板4
4により、ケース4内を排水口41側と脱水スクリーン
3側とに区画している。第1仕切板44の下端は、ケー
ス4内の底部に溜まった水に常時水没されており、これ
によってケース4内の空間部43は脱水スクリーン3側
と完全に密閉された状態になされている。
【0029】また、ケース4の脱水スクリーン3側の底
部には、図3及び図4に示すように第2仕切板45が設
けられている。この第2仕切板45は、図4に示すよう
に導入口31を挟んで脱水スクリーン3の左右両側に八
の字状に一対配置されており、各第2仕切板45にはそ
の下端部に通孔45aがそれぞれ形成されている。
【0030】この第2仕切板45の上端の高さは前記第
1仕切板44の下端の高さと略同じもしくは若干高くな
されている。従って、脱水スクリーン3側に溜まる水
は、その上澄みが第2仕切板45の上端を越流して第1
仕切板44側に流入するとともに、脱水スクリーン3側
の底部に溜まる沈殿物(油の固形分など)は水とともに
第2仕切板45の通孔45aを通って第1仕切板44側
に流入することになる。
【0031】さらに、前記第1仕切板44と第2仕切板
45との間である脱水スクリーン3側の空間部には、図
1に示すようにフロートスイッチ6が設けられている。
フロートスイッチ6は、ケース4内に溜まる水の水位を
検出するためのもので、揺動自在なフロート部61と、
リミットスイッチ62とを備えている。
【0032】フロート部61は、図5に示すように装置
本体の上面Aに支持された取付部材63に一端が上下に
揺動自在に支持されたロッド61aと、ロッド61aの
先端に設けられたフロート61bとからなり、フロート
61bが水面の変動に追従することでロッド61aを上
下に揺動させる。
【0033】リミットスイッチ62は、前記取付部材6
3のロッド61aの一端部よりも上方に設けられてお
り、その接触子62aがロッド61aの一端部寄りに形
成された屈折部61cに当接可能になされている。従っ
て、水位が上がってある水位に達すると、ロッド61a
が図5の二点鎖線で示すように上方に揺動してその屈折
部61cが接触子62aに当接することで、リミットス
イッチ62がオンになり水位が高くなったことを検出す
ることができる。この検出する水位は、これ以上水位が
上昇するとケース4内から外部に漏水を起こす危険な状
態となる危険水位であり、この危険水位をリミットスイ
ッチスイッチ62によって検出するようにしている。
【0034】そして、このようにリミットスイッチ62
が危険水位を検出すると、ディスポーザ2の作動を停止
させる。
【0035】さらに、前記排出口33と対峙するケース
4の側方には、脱水された粉砕生ゴミを分解処理する処
理室7が配置されており、脱水された粉砕生ゴミは排出
口33からシュート71を滑り落ちて処理室7内の底部
に投下される。
【0036】処理室7の底部には、上記投入された粉砕
生ゴミを貯留して処理する処理槽72が設けられ、この
処理槽72内には所定量の水分調整剤が予め貯留されて
いる。
【0037】処理槽72内には、攪拌部材73が設けら
れている。攪拌部材73は、処理槽72内の所定の高さ
に水平に設けられた攪拌軸74と、この攪拌軸74に外
方に向かって突出された複数本の攪拌棒75とからな
り、攪拌軸74の一端に接続された攪拌モータ73aの
駆動により攪拌部材73が回転することで、攪拌棒75
の先端部で処理槽72に投入された粉砕生ゴミと当該処
理槽72に貯留されている水分調整剤とを攪拌する。
【0038】上記水分調整剤は、粉砕生ゴミの水分を吸
収して所定の水分量に調整するために用いられるもの
で、例えば、チップ等の多孔質の木質細片、木竹炭細
片、モミガラ、セラミック粒子などが用いられる。
【0039】前記処理槽72の底部下方にはヒータ76
が配設されており、このヒータ76により処理槽72内
の粉砕生ゴミと水分調整剤とを加温することで、前記攪
拌部材73による攪拌作用と相まって粉砕生ゴミの分解
処理を促進させる。
【0040】また、前記処理槽72には、上記粉砕生ゴ
ミの分解処理によりこの処理槽72内に徐々に貯留され
る処理物が満杯になったことを検知する満杯センサ(図
示省略)が設けられている。
【0041】そして、前記処理室7には、この処理室7
内で発生した臭気や水分を排気するための第1の排気手
段8が接続されている。第1の排気手段8は、処理室7
の上部に形成された排気口81と、一端がこの排気口8
1に接続されるとともに他端が前記排水口41に面した
空間部43に連通された第1排気管82と、送風器83
とを備えてなる。
【0042】具体的には、図6及び図7に示すように、
第1排気管82は、その一端が前記送風器83を介して
排気口81に連通された装置本体の接続部84にネジ部
材82aにより着脱自在に連結されるとともに、他端が
第1継ぎ手85を介して空間部43に連通されている。
【0043】第1継ぎ手85は、両端が開口された二股
に形成されたもので、その一端部が前記第1継ぎ手85
の他端にネジ部材82bにより着脱自在に連結されると
ともに、他端部が前記空間部43に通じる排気導入口4
3aに着脱自在に連結されるように構成されている。
【0044】一方、この処理室7には、外部から空気を
導入するための図示しない給気口が設けられ、給気口に
は図示しない除埃フィルタが取外し自在に設けられてい
る。
【0045】従って、排気口81、第1排気管82を通
じて空間部43に導入される処理室7内で発生した臭気
及び水分は、当該空間部43が脱水スクリーン3側と密
閉されていることから脱水スクリーン3側に洩れること
なく排水口41からオーバフローした水と共に排水管4
2を通じて外部に排気される。
【0046】また、第1の排気手段8は、前記第1継ぎ
手85を図8に示すような第2継ぎ手91に変換するこ
とで、外部に直接排気する第2の排気手段9を構成する
こともできるようになされている。
【0047】第2継ぎ手91は、下端及び左右の三方が
開口された三股のもので、下方の開口端が前記排気導入
口43aに着脱自在に連結され、左方の開口端が前記第
1排気管82の他端にネジ部材82bにより着脱自在に
連結され、右方の開口端が外気に通じる第2排気管92
の一端にネジ部材92aによりに着脱自在に連結されて
いる。また、第1排気管82の一端は前述と同様に装置
本体の接続部84にネジ部材82aにより着脱自在に連
結されている。
【0048】従って、上記第2継ぎ手91を用い、この
第2継ぎ手91の下端開口を適宜な閉塞部材で閉塞して
おくことで、処理室7内で発生した臭気や水分を第1排
気管82、第2排気管92を通じて外部に直接排気する
ことができる。また、第2継ぎ手91の下端開口を開口
した状態で使用することによって、処理室7内で発生し
た臭気や水分を外部と排水口41とに分岐させて排気さ
せることもできる。
【0049】つまり、第1継ぎ手85と第2継ぎ手91
とを使い分けることで、排気経路を排水口41を通じて
排気する経路と、処理室7の外部に直接排気する排気経
路と、その両方から排気する経路とを、その設置状況に
応じて選択することができる。
【0050】また、 上述のように構成された処理室7
と前記ケース4とは、本実施の形態においては一体的に
設けられている。
【0051】次に、このように構成された生ゴミ処理装
置による生ゴミの処理について説明する。
【0052】家庭等から出た生ゴミは、台所のシンク1
の投入口11に水とともに投入する。投入口11に投入
された生ゴミは、ディスポーザ2により粉砕された後、
上記水とともに連通路22を通じて脱水スクリーン3の
導入口31から当該脱水スクリーン3内に導入され、搬
送スクリュー5の正回転によってこの搬送スクリュー5
のスクリュー部52の上面部を伝って上方に搬送され
る。
【0053】この際、粉砕生ゴミは、上方への搬送に従
って搬送スクリュー5の上端部に形成された突起部55
と排出口33の開口幅Lの設定により十分に脱水され、
その水が脱水孔32から脱水スクリーン3の外部に分離
されることで、排出口33から円滑にシュート71を通
じて処理室7に排出される。
【0054】これにより粉砕生ゴミを排出口33から処
理室7に速やかに且つ円滑に排出することができ、後述
する第1の排気手段8もしくは第2の排気手段9、又は
その両方によって処理室7内の臭気等を排気すること
で、粉砕生ゴミによる臭気が周辺に漂うことなく快適な
周辺環境を確保することができる。
【0055】上記脱水孔32から脱水スクリーン3の外
部に排出された水は、排水口41から排水管42を通じ
てケース4の外部に排水される。
【0056】この際、上述した脱水スクリーン3の外部
に排出された水は、第2仕切板45の作用により上澄み
が第2仕切板45の上端を越えて第1仕切板44側に流
れるとともに、底部に溜まった沈殿物が第2仕切板45
の通孔45aを通って第1仕切板44側に流れ、この第
1仕切板44の下方を通って排水口41からオーバーフ
ローした分だけが排水される。
【0057】このように第2仕切板45によりケース4
内に溜まった水の流れを調整することで、沈殿物を排水
口41側に円滑に流入させることができるとともに、上
澄みに存する油分も第2仕切板45を越流しながら排水
口41に円滑に流入させることができる。これによりケ
ース4の内壁への油分の付着堆積を極力抑制することが
でき、この油分の付着堆積による臭気の発生や衛生面で
の不具合を解消することができる。
【0058】また、ディスポーザ2から大量の粉砕生ゴ
ミと水とが脱水スクリーン3に一挙に導入され、これが
連続的に行われると、排水口41の排水能力が追いつか
ずケース4内の水位が極端に上昇して危険水位に達する
場合が生じる。
【0059】このような危険水位に達すると、フロート
61bが水位の上昇に従って上方に移動することから、
ロッド61aの屈折部61cがリミットスイッチ62に
当接してオンになり、これによってディスポーザ2の作
動を停止する。ディスポーザ2の作動を停止すると、脱
水スクリーン3には粉砕生ゴミがそれ以上導入されない
ため、粉砕生ゴミが水嵩を増すことがない。従って、デ
ィスポーザ2から水が脱水スクリーン3側に流入して
も、この水の流入よりも排水口41の排水能力が高いの
と、粉砕生ゴミも脱水スクリーン3の排出口33から排
出されることから、ケース4内に溜まった水が徐々に排
水口41を通じて外部に排水され、ケース4内の水位が
下降して通常の水位に戻る。これによりケース4内の水
位が極端に上昇しても漏水を防止できる。また、油分な
どがフロート61bについても水位の変動に伴うフロー
ト61bの移動には影響を与えず、確実に危険水位にな
ったことを検出することができ、漏水の発生を確実に防
止できるので家庭で使用する場合でも信頼性が高い。
【0060】そして、水位が下がってリミットスイッチ
62がオンからオフに戻れば、ディスポーザ2の作動が
可能な状態となり、脱水スクリーン3への粉砕生ゴミの
導入が可能になる。
【0061】また、前記処理室7に排出された脱水後の
粉砕生ゴミは、処理槽72内において攪拌部材73によ
り水分調整剤と好適に攪拌され、これによりその水分が
水分調整剤に吸収されることで水分量が調整されなが
ら、ヒータ76による加温と給気口からの処理室7内へ
の空気の供給とによって発酵を促進されて急速に腐食分
解処理される。これにより、粉砕生ゴミは処理室7の処
理槽72内で減量化される。
【0062】上述した分解処理工程において、処理室7
内で発生した臭気及び水分は、第1継ぎ手85を用いた
場合には、排気口81から第1排気管82、第1継ぎ手
85を通じてケース4内の空間部43内に導入され、排
水口41から排水管42を通じて排水とともに外部に排
気される。また、下端開口を閉塞した第2継ぎ手91を
用いた場合には、排気口81から第1排気管82、第2
継ぎ手91、第2排気管92を通じて装置本体の外部に
直接排気される。さらに、下端開口を開放した第2継ぎ
手91を用いた場合には、排気口81から第1排気管8
2、第2継ぎ手91を通じて、排水口41から排水管4
2に排気されるとともに、第2排気管92を通じて装置
本体の外部に直接排気される。
【0063】この際、水分調整剤も乾燥されて粉砕生ゴ
ミから吸収した水分も同様に外部に排気されるので、新
たに投入される粉砕生ゴミの水分をこの水分調整剤によ
り再び吸収可能な状態になる。つまり、処理槽72内に
貯留した水分調整剤を繰り返し長期的に使用することが
でき、水分調整剤の補充を頻繁に行う必要がないため、
運転コストを大幅に低減させることができる。
【0064】このような処理室7での粉砕生ゴミの分解
処理により、処理槽72内にはその処理物が徐々に貯留
され、この処理物が処理槽72内において満杯になれ
ば、満杯センサがこれを検出する。この検出があれば、
作動を停止して図示しない開閉扉を通じて処理槽72内
の処理物を処理室7の外に取り出し、処理槽72内に新
たに所定量の水分調整剤を投入した後、引き続き前述と
同様に粉砕生ゴミの分解処理を行う。
【0065】また、前述したように脱水スクリーン3内
において粉砕生ゴミと水とを分離させる際において、粉
砕生ゴミが搬送スクリュー5のスクリュー部52先端と
脱水スクリーン3の内壁との間への噛み込み等で、搬送
スクリュー5による粉砕生ゴミの搬送速度が予め設定さ
れた値よりも低下した場合には、センサ55が搬送モー
タ53の回転軸の回転数の低下を検出する。
【0066】これにより図示しない制御装置ではセンサ
55の検出結果に基づいて、搬送スクリュー5を逆回転
させ、所定回転(例えば3回転)逆回転させると再び正
回転させる。そして、正回転させた際に、センサ55が
搬送モータ53の回転軸の回転数の低下を再び検出した
場合には、上述と同様にして搬送スクリュー5を逆回転
させる。つまり、搬送モータ53の回転軸が予め設定さ
れ所定の回転数以上で正回転するまで、正回転動作と逆
回転動作とを繰り返して実行する。
【0067】このように搬送スクリュー5を駆動制御す
ることにより、搬送スクリュー5は、実際に粉砕生ゴミ
がそのスクリュー部52と脱水スクリーン3の内壁に噛
み込んだときだけ、この噛み込みを解除するための逆回
転が行われ、これにより効率よく粉砕生ゴミを上方に搬
送して脱水することができる。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の生ゴミ処理
装置によれば、排気手段を、排水口を通じて排気する第
1の排気手段と、処理室の外部に直接排気する第2の排
気手段との何れか一方か、もしくはその両方を選択可能
に構成したことで、設置状況に応じた最適な排気経路を
選択して設置することができる。
【0069】また、搬送スクリューの上端部に、脱水ス
クリーンの内壁に摺接する突起部を形成する一方、排出
口の横方向の開口幅を脱水スクリーンの円周長の1/5
〜1/15の長さにしたことで、粉砕生ゴミの脱水処理
能力を向上させることができるとともに、排出口から粉
砕生ゴミを円滑に排出することができる。これにより粉
砕生ゴミを排出口から処理室に速やかに且つ円滑に排出
することができ、第1の排気手段もしくは第2の排気手
段、又はその両方によって処理室内の臭気等を排気する
ことで、粉砕生ゴミによる臭気が周辺に漂うことなく快
適な周辺環境を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生ゴミ処理装置の全体構成を示す概略
図である。
【図2】脱水スクリーン及び搬送スクリューの上端部を
示す斜視図である。
【図3】主に第2仕切板の配置状態を示す概略の全体図
である。
【図4】主に第2仕切板の配置状態を示す平面図であ
る。
【図5】フロートスイッチを示す拡大図である。
【図6】第1の排気手段の具体的な構成を示す側面図で
ある。
【図7】同じく第1の排気手段の具体的な構成を示す平
面図である。
【図8】第2の排気手段の具体的な構成を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
2 ディスポーザ(粉砕手段) 3 脱水スクリーン 31 導入口 32 脱水孔 33 排出口 4 ケース 41 排水口 44 第1仕切板 5 搬送スクリュー 53 搬送モータ(駆動手段) 7 処理室 8 第1の排気手段 85 第1継ぎ手 9 第2の排気手段 91 第2継ぎ手 L 開口幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65F 1/00 102 B09B 3/00 ZABD C02F 11/12 Z Fターム(参考) 3E023 CA03 CA04 CA05 DA03 DA07 EA06 4D004 AA03 AC02 CA04 CA13 CA15 CA19 CA48 CB04 CB13 CB28 CB43 CC08 DA01 DA02 DA13 DA20 4D059 AA07 BA01 BE26 BJ01 BK01 BK11 4D067 CG07 DD02 DD08 DD12 GA17 GB03 4G037 AA05 EA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に複数の脱水孔が形成された筒状の
    脱水スクリーンが立設され、上記脱水スクリーンの下端
    部には粉砕手段により粉砕された粉砕生ゴミが導入され
    る導入口が形成されるとともに、脱水スクリーン内には
    搬送スクリューが駆動手段により回転自在に配置され、
    上記導入口から脱水スクリーン内に導入された粉砕生ゴ
    ミを上記搬送スクリューを回転させることにより上方に
    搬送しながら脱水して脱水スクリーンの上端部に設けら
    れた排出口から排出する一方、脱水した水を排水口から
    排水するように構成された生ゴミ処理装置において、 前記排出口には、この排出口から排出された粉砕生ゴミ
    を分解処理する処理室が連設されるとともに、該処理室
    には処理室内の臭気及び水分を外部に排気する排気手段
    が接続され、この排気手段は、前記排水口を通じて排気
    する第1の排気手段と、処理室の外部に直接排気する第
    2の排気手段との何れか一方か、もしくはその両方を選
    択可能に構成されたことを特徴とする生ゴミ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記脱水スクリーンが設けられたケース
    内が排水口側と脱水スクリーン側とに第1仕切板によっ
    て区画されるとともに、該第1仕切板の下端がケース内
    の底部に溜まった水に水没するように配置されたことを
    特徴とする請求項1記載の生ゴミ処理装置。
  3. 【請求項3】 周面に複数の脱水孔が形成された筒状の
    脱水スクリーンが立設され、上記脱水スクリーンの下端
    部には粉砕手段により粉砕された粉砕生ゴミが導入され
    る導入口が形成されるとともに、脱水スクリーン内には
    搬送スクリューが駆動手段により回転自在に配置され、
    上記導入口から脱水スクリーン内に導入された粉砕生ゴ
    ミを上記搬送スクリューを回転させることにより上方に
    搬送しながら脱水して脱水スクリーンの上端部に設けら
    れた排出口から排出する一方、脱水した水を排水口から
    排水するように構成された生ゴミ処理装置において、 前記搬送スクリューの上端部には、前記脱水スクリーン
    の内壁に摺接する突起部が形成される一方、前記排出口
    は、脱水スクリーンの上端部に垂直面に沿って形成され
    た開口であり、該排出口の横方向の開口幅が脱水スクリ
    ーンの円周長の1/5〜1/15の長さになされたこと
    を特徴とする生ゴミ処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107096630A (zh) * 2016-02-19 2017-08-29 陕西伟恒生物科技股份有限公司 一种药媒用脱酚棉籽蛋白生产线及其加工工艺
CN111842448A (zh) * 2020-07-28 2020-10-30 合肥蓝川生态科技有限公司 一种市政工程用生态环保土壤修复设备
CN114904313A (zh) * 2022-06-27 2022-08-16 甘肃盛宏建筑工程有限责任公司 建筑工地污水处理装置及处理方法
CN115783556A (zh) * 2023-01-20 2023-03-14 安徽建筑大学 一种建筑施工用垃圾运输装置

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